JP3840438B2 - Ofケーブル除去装置及びその除去方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地中に埋設のケーブル管路内に残留されているOFケーブルを切削して除去するためのOFケーブル除去装置及びその除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、地中に埋設されたケーブル管路内に残留されている既設のOFケーブル(電力ケーブル)は、その一端を強く引っ張られて、ケーブル管路から引き抜かれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、OFケーブルをケーブル管路から引き抜こうとすると、OFケーブルの軟化した(樹脂製の防食層等の)被覆層が、ずれて団子状の塊になり、ケーブル管路の内面に引っ掛かって、引き抜けなくなっていた。また、ケーブル管路自体が、長い間に、段差が付いたり、曲折したりして、変形することで、OFケーブルの引抜抵抗が過大となって、OFケーブルをケーブル管路から引き抜くことが困難となっていた。そのため、OFケーブルをそのまま放置していることが多く、ケーブル管路を再利用することができなかった。
【0004】
そこで、本発明は、ケーブル管路内に残留された既設のOFケーブルを除去して、ケーブル管路を再利用することができるOFケーブル除去装置及びその除去方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係るOFケーブル除去装置は、ケーブル管路内に残留された中心に中空状の油通路を有するOFケーブルを切削して除去する装置であって、上記OFケーブルの油通路に挿通される引張用線材と、上記ケーブル管路の一端開口部側に配設されて上記線材を巻き取る巻取手段と、上記線材の一端に連繋されて上記巻取手段にて上記ケーブル管路の他端開口部から一端開口部へ引っ張られる切削体と、上記ケーブル管路の他端開口部側に配設されてシャフトを介して上記切削体を回転させる駆動手段と、上記切削体の後方位置で先端が開口すると共に上記ケーブル管路内へ上記切削体に追従して挿通される切削屑吸込管と、を備えているものである。
【0006】
また、ケーブル管路内に残留された中心に中空状の油通路を有するOFケーブルを切削して除去する装置であって、上記OFケーブルの油通路に挿通される引張用線材と、上記ケーブル管路の一端開口部側に配設されて上記線材を巻き取る巻取手段と、上記ケーブル管路内にその他端開口部側から一本ずつ継ぎ足されて挿入される複数本の継足しロッドからなるシャフトと、上記ケーブル管路の他端開口部側に配設されると共に上記シャフトの基端に着脱自在に連結されて上記シャフトを回転させる駆動手段と、上記線材の一端に連繋されると共に上記シャフトの先端に取り付けられ上記巻取手段にて上記ケーブル管路の他端開口部から一端開口部へ引っ張られると共に上記駆動手段にて回転される切削体と、上記切削体の後方位置で先端が開口すると共に上記ケーブル管路内へ上記切削体に追従して挿通される切削屑吸込管と、を備えているものである。
【0007】
また、本発明に係るOFケーブル除去方法は、ケーブル管路内に残留された中心に中空状の油通路を有するOFケーブルを切削して除去する方法であって、上記OFケーブルの油通路に引張用線材を挿通し、上記線材にて上記ケーブル管路の他端開口部側の切削体を上記ケーブル管路の一端開口部側へ引っ張りつつ誘導すると共に、上記切削体を上記ケーブル管路の他端開口部側に配設された駆動手段にて回転させて、上記切削体にて上記OFケーブルを切削し、かつ、上記切削体の後方位置で先端が開口する切削屑吸込管を、上記ケーブル管路内へ上記切削体に追従して挿通して、上記OFケーブルの切削屑を除去するものである。
【0008】
また、本発明に係る他のOFケーブル除去装置は、ケーブル管路内に残留された中心に中空状の油通路を有するOFケーブルを切削して除去する装置であって、上記OFケーブルの油通路等に挿通される引張用線材と、上記ケーブル管路の一端開口部側に配設されて上記線材を巻き取る巻取手段と、上記線材の一端に択一的に連繋されて上記巻取手段にて上記ケーブル管路の他端開口部から一端開口部へ引っ張られる小径切削体及び大径切削体と、上記ケーブル管路の他端開口部側に配設される共に上記線材の一端に連繋されている上記小径切削体・上記大径切削体をシャフトを介して回転させる駆動手段と、上記線材の一端に連繋されている上記小径切削体・上記大径切削体の後方位置で先端が開口すると共に上記ケーブル管路内へ上記小径切削体・上記大径切削体に追従して挿通される切削屑吸込管と、を備えているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
【0010】
図1の使用状態を兼ねた全体構成説明図と、図2の要部拡大図に示すように、本発明のOFケーブル除去装置は、ケーブル管路2内に残留された中心に中空状の油通路10を有するOFケーブル1を切削して除去する装置である。
【0011】
ケーブル管路2は、地中に埋設されており、一方のマンホールM内に一端開口部2aが開口すると共に他方のマンホールM内に他端開口部2bが開口している。
【0012】
OFケーブル(電力ケーブル)1は、中心から、順次、筒体14と、(円環状の)第1中間層11と、(円環状の)第2中間層12と、(円環状の)被覆層13と、を積層状に有している。
【0013】
筒体14は、例えば鉛管であり、その内部が、油通路10となる。第1中間層11は、複数の銅線にて形成される導体である。第2中間層12は、絶縁紙やカーボン紙等からなる。被覆層13は、樹脂製の防食層等からなる。
【0014】
なお、ケーブル管路2内に残留された(既設の)OFケーブル1は、ケーブル管路2の一端開口部2a及び他端開口部2b近傍で、両端が切断されており、油通路10には、既に、油は流失して、存在しない。
【0015】
本装置は、OFケーブル1の中空状の油通路10に挿通される引張用線材(ワイヤ)3と、ケーブル管路2の一端開口部2a側に配設されて線材3を巻き取る巻取手段4と、線材3の一端3aに連繋されて巻取手段4にてケーブル管路2の他端開口部2bから一端開口部2aへ引っ張られる切削体5と、ケーブル管路2の他端開口部2b側に配設されてシャフト6を介して切削体5を回転させる駆動手段7と、切削体5の後方位置でかつ下方位置に先端9aが開口すると共にケーブル管路2内へ切削体5に追従して挿通される切削屑吸込管9と、を備えている。
なお、切削体5の後方とは、(ケーブル管路2の長手方向への)切削体5の走行方向と反対側をいい、この場合、ケーブル管路2の他端開口部2b側をいう。
【0016】
巻取手段4は、例えば巻取ウィンチであり、(ケーブル管路2の一端開口部2a側の)一方のマンホールM内に設置されている。
駆動手段7は、シャフト6の基端6aに着脱自在に連結されるチャック部と、減速機と、モータ等からなり、(ケーブル管路2の他端開口部2b側の)他方のマンホールM内に設置されている。具体的に述べると、駆動手段7は、マンホールM内の内側面に固定されるガイドレール体20に、ケーブル管路2の他端開口部2bに接近・離間自在となるように、取り付けられている。
【0017】
シャフト6は、ケーブル管路2内にその他端開口部2b側から一本ずつ継ぎ足されて挿入される複数本の継足しロッド8からなり、隣り合う継足しロッド8,8は、自在継手(ユニバーサルジョイント)21を介して連結されている。なお、シャフト6は、切削体5に回転力のみを伝達しているため、(押圧力の伝達による)座屈の心配がなく、自在継手21の代わりに、可撓性を有する継手を用いてもよい。
【0018】
切削体5は、図3の要部拡大縦断面図に示すように、先端側から基端側へ次第に拡径した略円錐状に形成され、外周面に多数のカッタ刃を有する。具体的に述べると、切削体5は、OFケーブル1の筒体14及び第1中間層11に対応してその全てを切削する先端側半体の小径部5aと、OFケーブル1の第2中間層12及び被覆層13に対応してその全てを切削する基端側半体の大径部5bと、からなる。
【0019】
切削体5の基端は、シャフト6の先端6bに(ネジ結合にて)取り付けられ、切削体5は、シャフト6の回転に追従して回転する。
【0020】
切削体5の内部には、連結杆17が、挿入状に取り付けられており、具体的に述べると、連結杆17の先端部が、切削体5の先端から突出され、連結杆17の基端部(膨出部)が、切削体5の内部に、切削体5と相互に軸心廻りに回転自在となるように、スラスト軸受22を介して、軸心方向に抜止めされている。そして、連結杆17の先端に、線材3の一端3aが離脱自在に連繋される。また、連結杆17の先端部は、油通路10に挿入可能な寸法とする。
【0021】
上述のように構成された切削体5は、図1〜図3に示すように、巻取手段4にてケーブル管路2の他端開口部2bから一端開口部2aへ引っ張られると共に駆動手段7にて回転され、OFケーブル1を切削していく。このとき、スラスト軸受22により、切削体5には、線材3の引張力は伝達されるが、線材3には、切削体5の回転は伝達されない。
【0022】
切削屑吸込管9は、図1〜図3に示すように、ケーブル管路2の全長よりも十分に長いエア吸込用可撓チューブであり、切削屑吸込管9の基端は、他方のマンホールM内に設置されたエア吸込用の集塵ポンプ23に連結されている。切削屑吸込管9の先端側は、シャフト6の先端6b側に軸受24を介して取り付けられた円環状のガイド体18に、挿通状に取り付けられている。
【0023】
切削屑吸込管9は、シャフト6の下方(真下)に位置しており、円盤状のガイド体18は、(重量バランスと軸受24により、)シャフト6の回転に追従しない。即ち、切削屑吸込管9は、切削体5と共に回転せずに、切削体5と共にケーブル管路2の長手方向に走行する。
【0024】
非回転のガイド体18は、その外周縁部に、ケーブル管路2の軸心方向でかつケーブル管路2の内面に沿って転動する複数のローラ19を有している。なお、ガイド体18を、ローラ19を省略して、ケーブル管路2の内面に非接触状となるように構成してもよい。
【0025】
このように構成された切削屑吸込管9は、切削体5にて切削されたOFケーブル1の切削屑を直ちに吸い込んでいき、集塵ポンプ23内へ除去していく。
【0026】
次に、本装置を用いたOFケーブルの除去方法を説明する。
まず、図4(イ)に示すように、OFケーブル1の油通路10に、ケーブル管路2の全長よりも十分に長い(グラスファイバー製の)呼び込み用ロッド25を挿通し、OFケーブル1の一端開口部から突出した呼び込み用ロッド25の一端に、(コイル状の)線材3の一端3aを連繋して、図4(ロ)に示すように、呼び込み用ロッド25を、OFケーブル1の他端開口部から引き抜き、油通路10に線材3を挿通する。
【0027】
そして、図4(ハ)に示すように、ケーブル管路2の他端開口部2b側の切削体5に、線材3の一端3aを連繋すると共に、一方のマンホールM内の巻取手段4に線材3の基端側を取り付ける。
【0028】
その後、図1に示すように、線材3にて切削体5をケーブル管路2の一端開口部2a側へ───OFケーブル1の軸心方向に沿って───引っ張りつつ誘導すると共に、切削体5をケーブル管路2の他端開口部2b側に配設された駆動手段7にて───OFケーブル1の軸心廻りに───回転させて、切削体5にてOFケーブル1を切削し、かつ、切削屑吸込管9を、ケーブル管路2の他端開口部2bから一端開口部2aへ切削体5に追従して挿通して、OFケーブル1の切削屑を除去する。
【0029】
要するに、巻取手段4にて線材3を介して切削体5を引っ張ることで、切削屑吸込管9及び駆動手段7を同時に引っ張ることができる。なお、シャフト6の基端6a側に、継足しロッド8を一本ずつ継ぎ足しながら、繰り返し、駆動手段7を軸心方向に往復動させて、シャフト6をケーブル管路2の一端開口部2a側へ引っ張り、切削体5を回転しつつケーブル管路2の一端開口部2a側へ移動させる。
【0030】
次に、図5に、切削体5の他の実施の形態を示し、図3と比較すると次の構成が相違する。即ち、図5に示す切削体5は、小径部5aと大径部5bの間に小径短筒状の首部5cを介在している。言い換えると、小径部5aと大径部5bの間に逃げ周溝26を介在している。このように、逃げ周溝26を設けたことにより、小径部5aによるOFケーブル1の切削屑が、一旦、逃げ周溝26に保留されて、切削体5の移動を円滑なものとする。
【0031】
次に、図6に本装置の別の実施の形態を示し、図1の本装置と比較すると次の構成が相違する。即ち、図6に示す本装置は、図1の切削体5に代わって、図6(イ)の小径切削体15、及び、図6(ロ)の大径切削体16を備えている。この小径切削体15及び大径切削体16は、線材3の一端3aに択一的に連繋されると共にシャフト6の先端6bに択一的に取り付けられ巻取手段4にてケーブル管路2の他端開口部2bから一端開口部2aへ引っ張られると共に駆動手段7にて回転される。
【0032】
小径切削体15は、図5の切削体5の小径部5aと同様の形状であり、図7(イ)に示すように、OFケーブル1の筒体14の内径よりも小さい径を有すると共にOFケーブル1の第1中間層11の外径よりも大きい径を有している。大径切削体16は、図5の切削体5の大径部5bと同様の形状であり、図7(ハ)に示すように、OFケーブル1の第2中間層12の内径よりも小さい径を有すると共にOFケーブル1の被覆層13の外径よりも大きい径を有している。なお、小径切削体15の材質と大径切削体16の材質を相違するようにしてもよい。
【0033】
そして、この装置の作用及び使用方法を説明すると、図4に示すように、OFケーブル1の油通路10に線材3を挿通し、図7(イ)に示すように、線材3にてケーブル管路2の他端開口部2b側の小径切削体15をケーブル管路2の一端開口部2a側へ引っ張りつつ誘導すると共に、小径切削体15をシャフト6にて回転させて、小径切削体15にてOFケーブル1の中心部(即ち、筒体14及び第1中間層11等)を切削して拡径孔部27を形成する。
【0034】
そして、図7(ロ)に示すように、再度、OFケーブル1の拡径孔部27に、呼び込み用ロッド25を用いて、線材3を挿通し、図7(ハ)に示すように、線材3にてケーブル管路2の他端開口部2b側の大径切削体16をケーブル管路2の一端開口部2a側へ引っ張りつつ誘導すると共に、大径切削体16をシャフト6にて回転させて、大径切削体16にて残りのOFケーブル1を切削する。なお、切削屑吸込管9は、小径切削体15及び大径切削体16の夫々に追従して挿通される。
【0035】
このように、本装置の使用方法によれば、線材3を、OFケーブル1の油通路10及びOFケーブル1の拡径孔部27の夫々に挿通し、小径切削体15と大径切削体16を用いて、2回に分けてOFケーブル1を切削している。
【0036】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、線材3を、OFケーブル1の油通路10に、ケーブル管路2の他端開口部2bから一端開口部2aへ、挿通するようにしてもよい。また、長尺のシャフト6を用いて、駆動手段7を往復動させずに、一度の前進にて、OFケーブル1を切削するようにしてもよい。また、予め線材3が巻設された巻取手段4から、線材3を引き出して、OFケーブル1の油通路10に挿通するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0038】
(請求項1によれば、)ケーブル管路2内に残留された既設のOFケーブル1を切削除去して、ケーブル管路2を再利用することができる。また、線材3にて、切削体5をOFケーブル1の軸心に沿って(OFケーブル1に調心させて)誘導することができ、OFケーブル1の全てを確実に切削することができる。また、切削屑吸込管9にて、OFケーブル1の切削屑を直ちにケーブル管路2の外部に排出することができ、切削体5を円滑に切削前進させることができる。
【0039】
(請求項2によれば、)ケーブル管路2内に残留された既設のOFケーブル1を切削除去して、ケーブル管路2を再利用することができる。また、線材3にて、切削体5をOFケーブル1の軸心に沿って(OFケーブル1に調心させて)誘導することができ、OFケーブル1の全てを確実に切削することができる。また、切削屑吸込管9にて、OFケーブル1の切削屑を直ちにケーブル管路2の外部に排出することができ、切削体5を円滑に切削前進させることができる。さらに、マンホールM内で継足しロッド8を一本ずつ連結しながら繰り返しシャフト6を挿入することができるため、マンホールM内でOFケーブル1の切削除去作業ができる。
【0040】
(請求項3によれば、)ケーブル管路2内に残留された既設のOFケーブル1を切削除去して、ケーブル管路2を再利用することができる。また、線材3にて、切削体5をOFケーブル1の軸心に沿って(OFケーブル1に調心させて)誘導することができ、OFケーブル1の全てを確実に切削することができる。また、切削屑吸込管9にて、OFケーブル1の切削屑を直ちにケーブル管路2の外部に排出することができ、切削体5を円滑に切削前進させることができる。
【0041】
(請求項4によれば、)ケーブル管路2内に残留された既設のOFケーブル1を切削除去して、ケーブル管路2を再利用することができる。また、線材3にて、小径切削体15・大径切削体16をOFケーブル1の軸心に沿って(OFケーブル1に調心させて)誘導することができ、OFケーブル1の全てを確実に切削することができる。また、切削屑吸込管9にて、OFケーブル1の切削屑を直ちにケーブル管路2の外部に排出することができ、小径切削体15・大径切削体16を円滑に切削前進させることができる。さらに、小径切削体15の材質と大径切削体16の材質とを相違させることも可能であって、OFケーブル1の各構成部材の材質に対応して効率よく切削することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す使用状態を兼ねた全体構成説明図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】要部拡大作用説明図である。
【図4】使用方法を示す説明図である。
【図5】他の切削体を示す縦断面図である。
【図6】他の装置を示す構成説明図である。
【図7】使用方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 OFケーブル
2 ケーブル管路
2a 一端開口部
2b 他端開口部
3 引張用線材
3a 一端
4 巻取手段
5 切削体
6 シャフト
6a 基端
6b 先端
7 駆動手段
8 継足しロッド
9 切削屑吸込管
9a 先端
10 油通路
15 小径切削体
16 大径切削体
Claims (4)
- ケーブル管路(2)内に残留された中心に中空状の油通路(10)を有するOFケーブル(1)を切削して除去する装置であって、上記OFケーブル(1)の油通路(10)に挿通される引張用線材(3)と、上記ケーブル管路(2)の一端開口部(2a)側に配設されて上記線材(3)を巻き取る巻取手段(4)と、上記線材(3)の一端(3a)に連繋されて上記巻取手段(4)にて上記ケーブル管路(2)の他端開口部(2b)から一端開口部(2a)へ引っ張られる切削体(5)と、上記ケーブル管路(2)の他端開口部(2b)側に配設されてシャフト(6)を介して上記切削体(5)を回転させる駆動手段(7)と、上記切削体(5)の後方位置で先端(9a)が開口すると共に上記ケーブル管路(2)内へ上記切削体(5)に追従して挿通される切削屑吸込管(9)と、を備えているOFケーブル除去装置。
- ケーブル管路(2)内に残留された中心に中空状の油通路(10)を有するOFケーブル(1)を切削して除去する装置であって、上記OFケーブル(1)の油通路(10)に挿通される引張用線材(3)と、上記ケーブル管路(2)の一端開口部(2a)側に配設されて上記線材(3)を巻き取る巻取手段(4)と、上記ケーブル管路(2)内にその他端開口部(2b)側から一本ずつ継ぎ足されて挿入される複数本の継足しロッド(8)からなるシャフト(6)と、上記ケーブル管路(2)の他端開口部(2b)側に配設されると共に上記シャフト(6)の基端(6a)に着脱自在に連結されて上記シャフト(6)を回転させる駆動手段(7)と、上記線材(3)の一端(3a)に連繋されると共に上記シャフト(6)の先端(6b)に取り付けられ上記巻取手段(4)にて上記ケーブル管路(2)の他端開口部(2b)から一端開口部(2a)へ引っ張られると共に上記駆動手段(7)にて回転される切削体(5)と、上記切削体(5)の後方位置で先端(9a)が開口すると共に上記ケーブル管路(2)内へ上記切削体(5)に追従して挿通される切削屑吸込管(9)と、を備えているOFケーブル除去装置。
- ケーブル管路(2)内に残留された中心に中空状の油通路(10)を有するOFケーブル(1)を切削して除去する方法であって、上記OFケーブル(1)の油通路(10)に引張用線材(3)を挿通し、上記線材(3)にて上記ケーブル管路(2)の他端開口部(2b)側の切削体(5)を上記ケーブル管路(2)の一端開口部(2a)側へ引っ張りつつ誘導すると共に、上記切削体(5)を上記ケーブル管路(2)の他端開口部(2b)側に配設された駆動手段(7)にて回転させて、上記切削体(5)にて上記OFケーブル(1)を切削し、かつ、上記切削体(5)の後方位置で先端(9a)が開口する切削屑吸込管(9)を、上記ケーブル管路(2)内へ上記切削体(5)に追従して挿通して、上記OFケーブル(1)の切削屑を除去することを特徴とするOFケーブル除去方法。
- ケーブル管路(2)内に残留された中心に中空状の油通路(10)を有するOFケーブル(1)を切削して除去する装置であって、上記OFケーブル(1)の油通路(10)に挿通される引張用線材(3)と、上記ケーブル管路(2)の一端開口部(2a)側に配設されて上記線材(3)を巻き取る巻取手段(4)と、上記線材(3)の一端(3a)に択一的に連繋されて上記巻取手段(4)にて上記ケーブル管路(2)の他端開口部(2b)から一端開口部(2a)へ引っ張られる小径切削体(15)及び大径切削体(16)と、上記ケーブル管路(2)の他端開口部(2b)側に配設される共に上記線材(3)の一端(3a)に連繋されている上記小径切削体(15)・上記大径切削体(16)をシャフト(6)を介して回転させる駆動手段(7)と、上記線材(3)の一端(3a)に連繋されている上記小径切削体(15)・上記大径切削体(16)の後方位置で先端(9a)が開口すると共に上記ケーブル管路(2)内へ上記小径切削体(15)・上記大径切削体(16)に追従して挿通される切削屑吸込管(9)と、を備えているOFケーブル除去装置。
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