JP3840241B2 - 電力用mosfetのゲート駆動回路及びゲート駆動方法 - Google Patents

電力用mosfetのゲート駆動回路及びゲート駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力用MOSFETのゲート駆動回路及びゲート駆動方法に関する。
CPUの電源等の用途において、電力用MOSFETのゲートを駆動する際に、スイッチング周波数の高周波化が必要不可欠である。
従来の電力用MOSFETのゲート駆動回路の一例を図18に示す。出力段のMOSFET M1のドレインに電源電圧端子Vccが接続され、ソースに接地電圧Vss端子が接続され、ゲートに、ゲート電流が過大にならないように制御するための抵抗Rgが接続されている。
一定入力電圧Vinが入力端子101、102間に印加されており、この入力端子101、102間に、スイッチ素子SW1、SW2が直列に接続され、これとそれぞれ並列に、キャパシタンス素子C、直列に接続されたダイオードD1、D2とが設けられている。スイッチ素子SW1とSW2との接続点、ダイオードD1とD2との接続点が、抵抗Rgを介してMOSFET M1のゲートに接続されている。
また、従来のゲート駆動回路を開示する文献名を以下に記載する。
A resonant pulse gate drive for high frequency applications Wiegman, H.L.N.; Applied Power Electronics Conference and Exposition, 1992. APEC '92. Conference Proceedings 1992., Seventh Annual , 23-27 Feb. 1992 Page(s): 738-743 A resonant MOSFET gate driver with complete energy recovery Yuhui Chen; Lee, F.C.; Amoroso, L.; Ho-Pu Wu; Power Electronics and Motion Control Conference, 2000. Proceedings. PIEMC 2000. The Third International , Volume:1, 2000 Page(s): 402-406 vol.1 Anovel resonant gate driver for high frequency synchronous buck converter Yao, K.; Lee, F.C.; Applied Power Electronics Conference and Exposition, 2001. APEC 2001. Sixteenth Annual IEEE , Volume: 1 , 2001 Page(s): 280 -286 vol.1 A novel resonant gate driver for high frequency synchronous buck converters Kaiwei Yao; Lee, F.C.; Power Electronics, IEEE Transactions on, Volume: 17 Issue: 2 , Mar 2002 Page(s): 180 -186 A MOS gate drive with resonant transitions Maksimovic, D.; Power Electronics Specialists Conference, 1991. PESC '91. Record., 22nd Annual IEEE , 24-27 Jun 1991 Page(s): 527 -532 Design of a high speed power MOSFET driver and its use in a half-bridge converter Leedham, R.J.; McMahon, R.A.; Power Electronics and Applications, 1993., Fifth European Conference on , 13-16 Sep. 1993. Page(s):407-412 vol..2 特開平10−52061号公報 特開平5−207731号公報 特開平11−308084号公報
図18に示されたような従来のゲート駆動回路における入力電力に対する損失を図19に示す。損失には、ゲート駆動に伴う損失と導通損失とが存在し、ゲート駆動損失は周波数に依存する。
この図19に示されたように、従来のゲート駆動回路では、高周波化に伴いゲート駆動損失が増大する。損失が増大すると、発熱量が増加するため放熱対策が必要となり、その結果装置全体が大型化することなる。
よって、従来は高周波化すると駆動損失を低減することができないという問題があった。
MOSFETのゲートはキャパシタ構造を有する。よって、原理的にMOSFETのゲート構造だけでは損失を発生しない。損失は、ゲートを駆動する回路における、ゲート抵抗Rg並びに回路内の寄生抵抗により生じる。その値は、f×C×V である。ただし、Cはゲート抵抗とする。
そこで、ゲート抵抗Rgや配線抵抗で消費してきたエネルギを回生することができれば、高周波化ではより損失を防ぐ上で有効ではあるが、従来は十分に行うことができなかった。
また、MOSFET M1のゲート電流は、ゲート電圧Vg/ゲート抵抗Rgによってその最大値が決定され、状況に応じて所望の値に変化させることができないという問題があった。ここで、ゲート電流が徐々に増加することで、ゲート電圧が遷移する時間、いわゆるミラー時間が長くなり、駆動されるMOSFETのスイッチング損失が大きくなっていた。
さらに、従来は抵抗Rgを介してMOSFET M1のゲートに電流を供給するため、ゲート電圧が低インピーダンスで固定されなかった。この結果、ハイサイドのスイッチ素子SW1、あるいはローサイドのスイッチ素子SW2が交互にターンオンする際においてゲート電圧が変動し、誤動作するおそれがあるという問題があった。これと関連し、EMIの影響も受けやすいという問題もあった。
本発明は上記事情に鑑み、高周波化に伴いゲート駆動損失を低減すると共に、ゲート電流を所望の値に変化することができ、また誤動作を防止することが可能な電力用MOSFETのゲート駆動回路及び駆動方法を提供することを目的とする。
本発明の電力用MOSFETのゲート駆動回路は、
第1の電源端子と接地端子との間に直列に接続された第1のキャパシタンス素子と、
前記第1の電源端子と第1のノードとの間に直列に接続された第1のスイッチと、
前記第1のノードと前記接地端子との間に直列に接続された第2のスイッチと、
前記第1のスイッチと並列に、前記第1の電源端子にカソード、前記第1のノードにアノードが接続された第1のダイオードと、
前記第2のスイッチと並列に、前記第1のノードにカソード、前記接地端子にアノードが接続された第2のダイオードと、
前記第1のノードと第2のノードとの間に直列に接続されたインダクタンス素子と、
前記第1の電源端子と前記第2のノードとの間に直列に接続された第3のスイッチと、
前記第2のノードと前記接地端子との間に直列に接続された第4のスイッチと、
前記第3のスイッチと並列に、前記第1の電源端子にカソード、前記第1のノードにアノードが接続された第3のダイオードと、
前記第4のスイッチと並列に、前記第2のノードにカソード、前記接地端子にアノードが接続された第4のダイオードと、
前記第1、第2、第3及び第4のスイッチのそれぞれのオン/オフ動作を制御するスイッチング制御回路とを備え、
第2の電源端子と接地端子との間にドレイン、ソースがそれぞれ接続され、前記第2のノードにゲートが接続される電力用MOSFETを駆動するために、
前記スイッチング制御回路は、
前記電力用MOSFETをオンさせる際に、前記第1のスイッチと前記第4のスイッチとが同時にオンする期間が存在するようにスイッチング制御を行い、
前記電力用MOSFETをオフさせる際に、前記第2のスイッチと前記第3のスイッチとが同時にオンする期間が存在するようにスイッチング制御を行うことを特徴とする。
あるいは、本発明の電力用MOSFETのゲート駆動回路は、
前記スイッチング制御回路が、前記電力用MOSFETをオンさせる際に、
前記第4のスイッチをオンした後、前記第4のスイッチのオン状態を維持しつつ前記第1のスイッチをオンして、前記インダクタンス素子に第1の電流を流して第1の極性のエネルギを蓄積し、
前記第1の電流が第1の所定値に到達した時点で前記第4のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積された前記第1の極性のエネルギにより前記電力用MOSFETのゲート電圧を上昇させ、
前記第3のスイッチをオンした後、前記第1のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積した前記第1の極性のエネルギを回生し、
前記スイッチング制御回路が、前記電力用MOSFETをオフさせる際に、
前記第3のスイッチのオン状態を維持しつつ前記第2のスイッチをオンして、前記インダクタンス素子に前記第1の電流と向きが異なる第2の電流を流して第2の極性のエネルギを蓄積し、
前記第2の電流が第2の所定値に到達した時点で前記第3のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積された前記第2の極性のエネルギにより前記電力用MOSFETのゲート電圧を下降させ、
前記第4のスイッチをオンした後、前記第1のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積した前記第2の極性のエネルギを回生することを特徴とする。
本発明の電力用MOSFETのゲート駆動方法は、
前記スイッチング制御回路が、前記電力用MOSFETをオンさせる際に、
前記第4のスイッチをオンした後、前記第4のスイッチのオン状態を維持しつつ前記第1のスイッチをオンして、前記インダクタンス素子に第1の電流を流して第1の極性のエネルギを蓄積し、
前記第1の電流が第1の所定値に到達した時点で前記第4のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積された前記第1の極性のエネルギにより前記電力用MOSFETのゲート電圧を上昇させ、
前記第3のスイッチをオンした後、前記第1のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積した前記第1の極性のエネルギを回生し、
前記スイッチング制御回路は、前記電力用MOSFETをオフさせる際に、
前記第3のスイッチのオン状態を維持しつつ前記第2のスイッチをオンして、前記インダクタンス素子に前記第1の電流と向きが異なる第2の電流を流して第2の極性のエネルギを蓄積し、
前記第2の電流が第2の所定値に到達した時点で前記第3のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積された前記第2の極性のエネルギにより前記電力用MOSFETのゲート電圧を下降させ、
前記第4のスイッチをオンした後、前記第1のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積した前記第2の極性のエネルギを回生することを特徴とする。
本発明の電力用MOSFETのゲート駆動回路及びゲート駆動方法によれば、第1〜第4のスイッチ、第1〜第4のダイオードでブリッジを構成し、第1、第2のスイッチの接続点と第3、第4のスイッチの接続点との間にインダクタンス素子L1を接続し、スイッチング制御回路により、電力用MOSFETをオンさせる際に、第4のスイッチをオンしたまま第2のスイッチをオンしてインダクタンス素子に電流を流してエネルギを蓄積し、電流が所定値に到達すると第4のスイッチをオフして蓄積したエネルギでMOSFETのゲート電圧を上昇させ、第4のスイッチをオンした後第1のスイッチをオフして蓄積したエネルギを回生することにより、駆動損失を低減するとともに、ゲート電流を所望の値に設定することを可能にして誤動作を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(1)実施の形態1
本発明の実施の形態1による電力用MOSFETのゲート駆動回路、ゲート駆動方法について説明する。
図1に、本実施の形態1による電力用MOSFET及びそのゲート駆動回路の構成を示す。
このゲート駆動回路は、例えばMOSFET、あるいはバイポーラトランジスタから成る4つのスイッチ素子SW1〜SW4と、4つのショットキーバリアダイオードSBD1〜SBD4と、インダクタンス素子L1とで構成されたブリッジ回路を含んでいる。これらの素子の一部又は全てをIC(integuted circuit)上に形成してもよい。
入力端子1、2の間に一定電圧Vinが入力されており、この入力端子1、2の間にキャパシタンス素子C1が接続されている。
また入力端子1、2の間に、スイッチ素子SW1、SW2が直列に接続され、このスイッチ素子SW1、SW2と並列に、入力端子1、2の間にスイッチ素子SW3、SW4が直列に接続されている。
ここで、スイッチ素子SW1、SW2の接続点には、ショットキーバリアダイオードSBD1のアノード、ショットキーバリアダイオードSBD2のカソード、インダクタンス素子L1の一端が接続されている。
また、スイッチ素子SW3、SW4の接続点には、ショットキーバリアダイオードSBD3のアノード、ショットキーバリアダイオードSBD4のカソード、インダクタンス素子L1の他端が接続されている。
ショットキーバリアダイオードSBD1、SBD3のカソードは入力端子1に、ショットキーバリアダイオードSBD2、SBD4のアノードは入力端子2にそれぞれ接続されている。
スイッチ素子SW3、SW4の接続点は、抵抗を介すことなく電力用MOSFET M1のゲートに接続されている。MOSFET M1のドレインは電源電圧Vcc端子に、ソースは接地電圧Vss端子にそれぞれ接続されている。
スイッチング制御回路SWCは、PWM(Pulse Width Modulation)信号を与えられて、スイッチ素子SW1〜SW4のオン/オフ動作を制御するためのスイッチング制御信号SSW1〜SSW4を生成する。
このような構成を有する本実施の形態1によるゲート駆動回路の駆動タイミングについて、図2のタイムチャートを用いて説明する。
(1)MOSFET M1をオンさせる場合
1)先ず、スイッチ素子SW4をオンする。
2)スイッチ素子SW4をオンした状態のままで、時点t1でスイッチ素子SW1をオンする。
これにより、図3に示された矢印方向にインダクタンス素子L1に電流iが流れて、エネルギ(=LI/2)が蓄積される。
3)インダクタンス素子L1の電流が、ゲート電流、即ちMOSFET M1のゲートとソース間に流すべき所望の値に到達した時点t2において、スイッチ素子SW4をオフする。このときの、スイッチ素子SW1がオン(時点t1)してからスイッチ素子SW4がオフ(時点t2)するまでの期間は、Ig*L/Vinにより決定される。ここで、Igはゲート電極に流し込む電流値とする。
4)インダクタンスL1に流れていた電流iが、図4に示されたように、MOSFET M1のゲートに流れてゲート電圧VGSが上昇していく。このときの上昇速度は、図18に示された従来の回路より速くなる。即ち、ミラー時間が短縮される。
5)時点t3において、ゲート電圧VGSが入力電圧Vinに達すると、図5に示されたようにスイッチ素子SW3に並列に接続されているショットキーバリアダイオードSBD3に電流iが転流する。MOSFET M1のゲートには、時点t2からt3までの間、電流Igが流れてゲート容量に蓄積され、ゲート電圧VGSが上昇することになる。
6)ショットキーバリアダイオードSBD3に転流している期間中の時点t4において、スイッチ素子SW3をオンする。図6に示された状態になり、ゲート電圧VGSが、入力電圧Vinと同レベルに低インピーダンスで固定される。
7)スイッチ素子SW3をオンした直後の時点t5において、即ち転流が始まった直後において、スイッチ素子SW1をオフする。
8)時点t5から時点t6までの間、図7に示された状態になり、この間インダクタンスL1に蓄積されていたエネルギが、インダクタンスL1の電流ILが無くなるまで回生される。
MOSFET M2をオフさせる場合は、上述したオンさせる手順におけるスイッチ素子SW1をスイッチ素子SW2に、スイッチ素子SW4をスイッチ素子SW3に読み替えることで、同様に制御することができる。
(2)MOSFET M1をオフさせる場合
1)時点t7において、既にスイッチ素子SW3がオン状態にある。
2)このスイッチ素子SW3をオンした状態のままで、時点t7でスイッチ素子SW2をオンする。
これにより、図8に示された矢印方向にインダクタンス素子L1に負の電流iが流れて、負のエネルギ(=−LI/2)が蓄積されていく。
3)インダクタンス素子L1の電流が、ゲート電流、即ちMOSFET M1のゲートとソース間に流していた所望の値に到達した時点t8において、スイッチ素子SW3をオフする。
4)インダクタンスL1に流れていた負の電流iにより、図9に示されたように、MOSFET M1のゲートにおけるキャパシタ構造に蓄積されていた電荷が引き抜かれて、ゲート電圧VGSが下降していく。
5)時点t9において、ゲート電圧VGSが接地電圧Vssにまで降下すると、図10に示されたようにスイッチ素子SW4に並列に接続されているショットキーバリアダイオードSBD4に電流iが転流する。
6)ショットキーバリアダイオードSBD4に転流している期間中の時点t10において、スイッチ素子SW4をオンする。図11に示された状態になり、ゲート電圧VGSが、接地電圧Vssと同レベルに低インピーダンスで固定される。
7)スイッチ素子SW4をオンした直後の時点t11において、スイッチ素子SW1をオフする。
8)時点t11から時点t12までの間、図12に示された状態になり、この間インダクタンスL1に蓄積されていた負のエネルギが、インダクタンスL1の電流ILが無くなるまで回生される。
以降、時点t12〜t17におけるMOSFET M1をオンさせる過程では、上記t1〜t6と同様に動作させ、時点t18〜t11におけるMOSFET M1をオフさせる過程では、上記t7〜t11と同様に動作させる。
本実施の形態1によれば、上述したようにMOSFET M1のオン/オフのそれぞれにおいて、一旦インダクタンス素子L1に電流を流して正/負のエネルギを蓄積し、この電流が一定値に到達すると、このインダクタンス素子L1に流れていた正/負の電流をMOSFET M1のゲートに供給してキャパシタ構造を有するゲート電圧を上昇/下降させ、ゲート電圧が入力電圧/接地電圧に到達するとショットキーバリアダイオードSBD3/SBD4に転流させ、この転流させている間にスイッチ素子SW4/SW3をオンしてゲート電圧を入力電圧/接地電圧に低インピーダンスで固定させ、インダクタンス素子L1に蓄積していたエネルギを無くなるまで回生させる。
このようにインダクタンス素子L1に蓄積されたエネルギを回生することにより、ゲート駆動損失を大幅に減少させることができる。
さらに、インダクタンス素子L1に予め電流を流した後、スイッチSW4、スイッチSW3をオフすることで、ミラー時間が短縮されてMOSFET M1のスイッチング損失を低減することができる。
MOSFET M1がオフあるいはオン状態において、MOSFET M1のゲート電極が抵抗やインダクタンス素子を介すことなく、スイッチ素子SW3あるいはスイッチ素子SW4によって入力電圧Vinの正電位側あるいは負電位側に固定される。これにより、ゲート電圧がノイズの影響を受けにくく、またMOSFET M1のドレイン電圧の変動によりゲート電圧が変化しにくく誤動作を防止することができる。
また、従来は上述したようにゲート抵抗により決定されるゲート電流Igの値を変えることができなかったが、本実施の形態1によれば以下のように可能である。
先ず、MOSFET M1のスイッチング時間より、このゲートを駆動する時間の方が短いと、スイッチング損失を低減させることができる。即ち、MOSFET M1のゲートに寄生する容量の電荷を充電又は放電する時間が、MOSFET M1のスイッチング時間より短い、あるいはMOSFET M1がスイッチングを始める時期よりも早い段階でゲート容量の電荷を充電又は放電すると、スイッチング損失を低減することができる。例えば、1/10程度にすることで、MOSFET M1のスイッチング損失を大幅に低減することが可能である。
MOSFETのゲート構造に蓄積される電荷Qossは、
Qoss=Qds+Qdg (1)
となる。
ここで、Qdsはドレイン・ソース間の寄生容量に蓄積される電荷、Qdgはドレイン・ゲート間に蓄積される電荷(但し、0Vから、オフ状態においてドレインに印加される電圧までの電荷)とする。
MOSFET M1のスイッチング時間は、
tsw=Qoss/Id (2)
となる。
ここで、IdはMOSFET M1がオン状態にあるときのドレイン電流とする。
MOSFETを駆動する際の実際のゲート駆動時間tdriveは、ドレイン電流Idを流している時のゲート電圧Vg(Id)から閾値電圧Vthまでの範囲をスイングする時間によって決定される。
ここで、ドレインIdは、
Id=gm(Vg(Id)−Vth) (3)
となる。
よって、ゲート駆動時間tdriveは、
tdrive= Id/gm/(dVg/dt)
= Id/gm*Cg/Ig (4)
となる。
ここで、Cgはゲート容量、Igはゲート電流、gmはトランジスタのコンダクタンスとする。
先の条件、即ちMOSFET M1のゲート駆動時間がスイッチング時間の1/10以下であるという条件を考慮すると、
tdrive<0.1*tsw (5)
となり、これにより
Id/gm*Cg/Ig<0.1*Qoss/Id (6)
Ig>Id*Cg/(gm*Qoss*0.1) (7)
となる。
この(7)式に基づき、ゲート電流Igを所望の値に設定することが可能である。
ここで、Qoss=Qds+Qdgとしているが、ダイオードが並列に接続している場合は、Qossにダイオードの接合容量に蓄積される電荷を含めてもよい。
また、MOSFET M1と並列にキャパシタンス素子を接続する場合は、Qossにこのキャパシタンス素子に蓄積される電荷を含めてもよい。
さらに、MOSFET M1のドレインに接続されている図示されていない各種電子部品の寄生容量、実装により存在する寄生容量に蓄積されるQossに含めてもよい。
ところで、デットタイム等の制御を正確に行うには、各素子毎の閾値やトランジスタのコンダクタンスgmのばらつき、寄生容量の影響を避けるため、ゲート電圧Vg自体をより急峻に変化させる必要があり、その際の条件は以下の通りである。
上述したゲート駆動時間tdriveに関する(6)式において、Cg/Igを、ゲートが完全に遷移する時間Qg/Igで置き換えると、
Qg/Ig<0.1*Qoss/Id (8)
となる。
ここで、Qgはゲート容量によりゲートに蓄積される電荷とする。
その結果、ゲート電流Igは、
Ig>Id*Qg/(Qoss *0.1) (9)
となる。
尚、各スイッチ素子SW1〜SW4をMOSFETで構成した場合、これらにそれぞれ並列に接続されているダイオードSBD1〜SBD4は、MOSFETが内蔵するダイオードとしてもよい。しかし、これらをショットキーバリアダイオードで構成することで、スイッチング損失をより低減させることができる。
また、本実施の形態1において、インダクタンス素子L1に蓄積されたエネルギを回生する期間、即ちスイッチ素子SW2及びSW3を同時にオンさせる期間において、スイッチ素子SW1〜SW4を構成するMOSFETに電流を逆流させる、いわゆる同期整流モードにすることができる。
(2)実施の形態2
本発明の実施の形態2によるゲート駆動回路について述べる。本実施の形態2は、上記実施の形態1と同様の回路構成を有するが、駆動する信号の波形が図13に示されるように実施の形態1における波形と異なる。
MOSFET M1をオンさせる過程では、スイッチ素子SW4及びSW1を共にオンさせ、インダクタンス素子L1にエネルギを蓄積させる。
インダクタンス素子L1の電流が、MOSFET M1のゲート、ソース間に流すべき所望の値に到達した時点t2で、スイッチ素子M4及びM1を共にオフさせる。
インダクタンス素子L1に流れていた電流iがMOSFET M1のゲートに流れ込んでゲート電圧VGSが上昇する。
時点t3において、ゲート電圧VGSが入力電圧Vinに到達すると、ショットキーバリアダイオードSBD3に電流iが転流する。
時点t4においてスイッチ素子SW2及びSW3を共にオンさせる。MOSFET M1のゲート電圧VGSが入力電圧Vinと同レベルに固定される。時点t5においてスイッチ素子SW2及びSW3を共にオフさせる。これにより、MOSFET M1のゲート電圧VGSが降下していき、時点t6において接地電圧Vssレベルに到達する。
MOSFET M1をオフさせる過程は、上述のオンさせる手順におけるスイッチ素子S1をスイッチ素子SW2に、スイッチ素子SW4をスイッチ素子SW3に読み替えることで、同様に制御することができる。
本実施の形態2は、上記実施の形態1と比較して制御機構を簡素化したものに相当する。制御機構が簡易なため、スイッチング周波数が高い場合にも適用し易いという利点がある。
(3)実施の形態3
本発明の実施の形態3によるゲート駆動回路の構成を図14に示す。
本実施の形態3は、上記実施の形態1におけるショットキーバリアダイオードSBD3とSBD4との接続点と接地電圧Vss端子との間にパルストランスTを設けて絶縁型としたものに相当する。
このパルストランスTを設けたことにより、MOSFET M1のゲートにはトランスを介してゲート電流Igが供給され、ゲートキャパシタンスに電荷が蓄積されてゲート電圧が上昇し、また蓄積された電荷が放電されて下降することになる。
本実施の形態3によっても上記実施の形態1と同様に、ゲート駆動損失を低減すると共にゲート電流を所望の値に変化させ、また誤動作を防止することが可能である。
さらに、ゲート駆動回路と駆動すべきMOSFETとの間の絶縁を同時に行うことができるので、いわゆるハイサイドMOSFETの駆動に適しており部品点数を減少させることができる。尚、本実施の形態3によれば上記実施の形態1のように電流のパルス幅が短いため、パルストランスTを小型化することができる。
尚、駆動手順は上記実施の形態1と同様であり説明を省略する。
(4)実施の形態4
本発明の実施の形態4によるゲート駆動回路の構成を図15に示す。
本実施の形態4は、上記実施の形態1に対してMOSFET M1のゲートと接地電圧Vss端子との間にキャパシタンス素子C2を接続したものに相当する。
このようなキャパシタンス素子C2を付加したことにより、MOSFET M1のゲートに電荷が蓄積される容量としてこのキャパシタンス素子C2の容量分が加算されることになる。この結果、キャパシタンス素子C2を付加しない場合よりも相対的にゲート容量のばらつきがもつ影響を低減させることができる。
従来のゲート駆動回路においてこのようなキャパシタンス素子を付加させるとことは、損失が増えるため行われなかった。しかし本実施の形態3では、このキャパシタンス素子に蓄積されたエネルギもゲート容量に蓄積されたエネルギと同様に回生される。
従って本実施の形態4によれば、このようなキャパシタンス素子C2を付加しても損失を増加させることがない。
尚、キャパシタンス素子C2は、例えばスイッチ素子SW1〜SW4を構成するMOSFETのチップ上に酸化膜を用いて形成してもよい。
(5)実施の形態5
本発明の実施の形態5によるゲート駆動回路の構成を図16に示す。
本実施の形態5では、上記実施の形態1におけるショットキーバリアダイオードSBD3とSBD4との接続点とMOSFET M1のゲートとの間に、抵抗Rgを付加している。
MOSFET M1のゲート電圧は、ゲート電極に接続された駆動配線に寄生するインダクタンスの影響で振動することがある。このような場合に、抵抗Rgを挿入することで、ゲート電圧が安定し、寄生インダクタンスによるゲート電圧の変動を防止することができる。
(6)実施の形態6
本発明の実施の形態6によるゲート駆動回路の構成を図17に示す。
本実施の形態6は、上記実施の形態1によるゲート駆動回路を用いて、二対のMOSFET M1及びM2を駆動する構成を備えている。高周波電源回路等では、2対のMOSFET M1及びM2をソース接地の形態で用いることが多く、そのような場合に本実施の形態6は有効である。
上述した実施の形態はいずれも一例であって、本発明を限定するものではなく、本発明の技術的範囲内において変形することが可能である。
本発明の実施の形態1によるゲート駆動回路の構成を示した回路図。 同ゲート駆動回路における各信号の動作波形を示したタイムチャート。 同ゲート駆動回路における電力用MOSFETをオンさせるときの回路動作を示した説明図。 同ゲート駆動回路における電力用MOSFETをオンさせるときの回路動作を示した説明図。 同ゲート駆動回路における電力用MOSFETをオンさせるときの回路動作を示した説明図。 同ゲート駆動回路における電力用MOSFETをオンさせるときの回路動作を示した説明図。 同ゲート駆動回路における電力用MOSFETをオンさせるときの回路動作を示した説明図。 同ゲート駆動回路における電力用MOSFETをオフさせるときの回路動作を示した説明図。 同ゲート駆動回路における電力用MOSFETをオフさせるときの回路動作を示した説明図。 同ゲート駆動回路における電力用MOSFETをオフさせるときの回路動作を示した説明図。 同ゲート駆動回路における電力用MOSFETをオフさせるときの回路動作を示した説明図。 同ゲート駆動回路における電力用MOSFETをオフさせるときの回路動作を示した説明図。 本発明の実施の形態2として、上記実施の形態1における各信号の他の動作波形を示したタイムチャート。 本発明の実施の形態3によるゲート駆動回路の構成を示した回路図。 本発明の実施の形態4によるゲート駆動回路の構成を示した回路図。 本発明の実施の形態5によるゲート駆動回路の構成を示した回路図。 本発明の実施の形態6によるゲート駆動回路の構成を示した回路図。 従来のゲート駆動回路の構成を示した回路図。 従来のゲート駆動回路におけるゲート駆動損失と周波数との関係を示したグラフ。
符号の説明
M1 電力用MOSFET
GC1 ゲート駆動回路
1、2 入力端子
C1、C2 キャパシタンス素子
SW1〜SW4 スイッチ素子
SBD1〜SBD4 ショットキーバリアダイオード
L1 インダクタンス素子
SWC スイッチング制御回路
T トランス
Rg ゲート抵抗

Claims (5)

  1. 第1の電源端子と接地端子との間に直列に接続された第1のキャパシタンス素子と、
    前記第1の電源端子と第1のノードとの間に直列に接続された第1のスイッチと、
    前記第1のノードと前記接地端子との間に直列に接続された第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチと並列に、前記第1の電源端子にカソード、前記第1のノードにアノードが接続された第1のダイオードと、
    前記第2のスイッチと並列に、前記第1のノードにカソード、前記接地端子にアノードが接続された第2のダイオードと、
    前記第1のノードと第2のノードとの間に直列に接続されたインダクタンス素子と、
    前記第1の電源端子と前記第2のノードとの間に直列に接続された第3のスイッチと、
    前記第2のノードと前記接地端子との間に直列に接続された第4のスイッチと、
    前記第3のスイッチと並列に、前記第1の電源端子にカソード、前記第1のノードにアノードが接続された第3のダイオードと、
    前記第4のスイッチと並列に、前記第2のノードにカソード、前記接地端子にアノードが接続された第4のダイオードと、
    前記第1、第2、第3及び第4のスイッチのそれぞれのオン/オフ動作を制御するスイッチング制御回路とを備え、
    第2の電源端子と接地端子との間にドレイン、ソースがそれぞれ接続され、前記第2のノードにゲートが接続される電力用MOSFETを駆動するために、
    前記スイッチング制御回路は、
    前記電力用MOSFETをオンさせる際に、前記第1のスイッチと前記第4のスイッチとが同時にオンする期間が存在するようにスイッチング制御を行い、
    前記電力用MOSFETをオフさせる際に、前記第2のスイッチと前記第3のスイッチとが同時にオンする期間が存在するようにスイッチング制御を行うことを特徴とする電力用MOSFETのゲート駆動回路。
  2. 第1の電源端子と接地端子との間に直列に接続された第1のキャパシタンス素子と、
    前記第1の電源端子と第1のノードとの間に直列に接続された第1のスイッチと、
    前記第1のノードと前記接地端子との間に直列に接続された第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチと並列に、前記第1の電源端子にカソード、前記第1のノードにアノードが接続された第1のダイオードと、
    前記第2のスイッチと並列に、前記第1のノードにカソード、前記接地端子にアノードが接続された第2のダイオードと、
    前記第1のノードと第2のノードとの間に直列に接続されたインダクタンス素子と、
    前記第1の電源端子と前記第2のノードとの間に直列に接続された第3のスイッチと、
    前記第2のノードと前記接地端子との間に直列に接続された第4のスイッチと、
    前記第3のスイッチと並列に、前記第1の電源端子にカソード、前記第1のノードにアノードが接続された第3のダイオードと、
    前記第4のスイッチと並列に、前記第2のノードにカソード、前記接地端子にアノードが接続された第4のダイオードと、
    前記第1、第2、第3及び第4のスイッチのそれぞれのオン/オフ動作を制御するスイッチング制御回路とを備え、
    第2の電源端子と接地端子との間にドレイン、ソースがそれぞれ接続され、前記第2のノードにゲートが接続される電力用MOSFETを駆動するために、
    前記スイッチング制御回路は、前記電力用MOSFETをオンさせる際に、
    前記第4のスイッチをオンした後、前記第4のスイッチのオン状態を維持しつつ前記第1のスイッチをオンして、前記インダクタンス素子に第1の電流を流して第1の極性のエネルギを蓄積し、
    前記第1の電流が第1の所定値に到達した時点で前記第4のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積された前記第1の極性のエネルギにより前記電力用MOSFETのゲート電圧を上昇させ、
    前記第3のスイッチをオンした後、前記第1のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積した前記第1の極性のエネルギを回生し、
    前記スイッチング制御回路は、前記電力用MOSFETをオフさせる際に、
    前記第3のスイッチのオン状態を維持しつつ前記第2のスイッチをオンして、前記インダクタンス素子に前記第1の電流と向きが異なる第2の電流を流して第2の極性のエネルギを蓄積し、
    前記第2の電流が第2の所定値に到達した時点で前記第3のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積された前記第2の極性のエネルギにより前記電力用MOSFETのゲート電圧を下降させ、
    前記第4のスイッチをオンした後、前記第1のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積した前記第2の極性のエネルギを回生することを特徴とする電力用MOSFETのゲート駆動回路。
  3. 前記スイッチが、MOSFETであることを特徴とする請求項1又は2記載の電力用MOSFETのゲート駆動回路。
  4. 前記ダイオードが、ショットキーバリアダイオードであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電力用MOSFETのゲート駆動回路。
  5. 第1の電源端子と接地端子との間に直列に接続された第1のキャパシタンス素子と、
    前記第1の電源端子と第1のノードとの間に直列に接続された第1のスイッチと、
    前記第1のノードと前記接地端子との間に直列に接続された第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチと並列に、前記第1の電源端子にカソード、前記第1のノードにアノードが接続された第1のダイオードと、
    前記第2のスイッチと並列に、前記第1のノードにカソード、前記接地端子にアノードが接続された第2のダイオードと、
    前記第1のノードと第2のノードとの間に直列に接続されたインダクタンス素子と、
    前記第1の電源端子と前記第2のノードとの間に直列に接続された第3のスイッチと、
    前記第2のノードと前記接地端子との間に直列に接続された第4のスイッチと、
    前記第3のスイッチと並列に、前記第1の電源端子にカソード、前記第1のノードにアノードが接続された第3のダイオードと、
    前記第4のスイッチと並列に、前記第2のノードにカソード、前記接地端子にアノードが接続された第4のダイオードと、
    前記第1、第2、第3及び第4のスイッチのそれぞれのオン/オフ動作を制御するスイッチング制御回路とを備えるゲート駆動回路を用いて、第2の電源端子と接地端子との間にドレイン、ソースがそれぞれ接続され、前記第2のノードにゲートが接続される電力用MOSFETを駆動するために、
    前記スイッチング制御回路が、前記電力用MOSFETをオンさせる際に、
    前記第4のスイッチをオンした後、前記第4のスイッチのオン状態を維持しつつ前記第1のスイッチをオンして、前記インダクタンス素子に第1の電流を流して第1の極性のエネルギを蓄積し、
    前記第1の電流が第1の所定値に到達した時点で前記第4のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積された前記第1の極性のエネルギにより前記電力用MOSFETのゲート電圧を上昇させ、
    前記第3のスイッチをオンした後、前記第1のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積した前記第1の極性のエネルギを回生し、
    前記スイッチング制御回路は、前記電力用MOSFETをオフさせる際に、
    前記第3のスイッチのオン状態を維持しつつ前記第2のスイッチをオンして、前記インダクタンス素子に前記第1の電流と向きが異なる第2の電流を流して第2の極性のエネルギを蓄積し、
    前記第2の電流が第2の所定値に到達した時点で前記第3のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積された前記第2の極性のエネルギにより前記電力用MOSFETのゲート電圧を下降させ、
    前記第4のスイッチをオンした後、前記第1のスイッチをオフし、前記インダクタンス素子に蓄積した前記第2の極性のエネルギを回生することを特徴とする電力用MOSFETのゲート駆動方法。
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