JP3839451B2 - 位置検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、可動部側に固定部から電源供給、あるいは信号伝達のための配線コード類を必要としない位置検出装置(以下コードレス位置検出装置と称す)に関するものである。
回転位置検出装置には、光透過式エンコーダ、光反射式エンコーダ、回転トランス型レゾルバ、バリアブルリラクタンス型レゾルバ、歯車の凹凸を磁気抵抗素子を用いて回転位置検出を行うギア検出器等、コードレス回転位置検出装置が実用化されているが、塵埃に弱い、分解能が低い、高価である等、それぞれに問題がある。
直線位置検出装置には、例えば特許第2513683号に記載されているように、座標入力装置の一部に電磁誘導式のコードレス位置検出装置が使用されているが、リアルタイムに位置検出ができないなど、機械の位置決め装置等には不向きである。
コードレス位置検出装置としては、例えば特開2000−314604号公報に記載されているように、バリアブルリラクタンス直線型レゾルバが提案されているが、固定部側に検出長分の多数の鉄心磁極と巻線を必要とするので、量産に向かず高価である。
回転位置検出を行うタイプのものとしては、例えば特開2001−314069号公報に記載されているような、基板型レゾルバが知られている。この文献に記載されているレゾルバは、ステータsin巻線パターン(20)とステータcos巻線パターン(21)が形成されたステータ基板(1)と、前記ステータ基板(1)に対向し前記ステータ基板(1)とは間隔を設けて回転自在に配設したロータ基板(5)と、前記ロータ基板(5)に設けられたロータ巻線パターン(30)とからなる基板形レゾルバにおいて、前記ステータ基板(1)には、前記ステータsin巻線パターン(20)及びステータcos巻線パターン(21)の外周位置に輪状に形成された励磁巻線パターン(4)が配設されている構成よりなることを特徴とする基板形レゾルバである。また、前記ロータ巻線パターン(30)は、その両端がコンデンサ(C)で接続または直接短絡されていると共に、前記ロータ巻線パターン(30)から発生する起磁力がほぼsin波状となるように形成されている。
しかし、この文献に記載されているステータ基板の励磁巻線パターン(4)は、sin巻線パターン(20)及びステータcos巻線パターン(21)の外周位置に輪状に形成されているため、励磁磁界強度が低く、しかも、ロータ巻線パターン(30)は、正逆巻の一対の巻線から構成されており、ロータ巻線パターン(30)の励磁巻線パターン(4)による誘起電力が低いことから検出精度を向上させることも困難である。
さらに、特開平8−313295号公報には、直線方向の位置検出装置として、トランスミッタ巻線102と、ループ106,108からなるレシーバー巻線104とを有するトランスデューサーの読み出しヘッド100が記載されている。しかし、この文献に記載されているトランスデューサーの動作原理によれば、励磁用のトランスミッタ巻線が、検出用のレシーバー巻線の外周にループ状に形成されているので、この構成では励磁用の磁束密度が不十分であり、レシーバー巻線との磁気結合も不十分で、耐ノイズ性を向上させたり、検出精度を向上させることは困難である。しかも、金属片の渦電流を利用しているので、電磁誘導による誘起電力が小さく、この点においても、耐ノイズ性や、検出精度の面で不利である。
特許第2513683号公報 特開2000−314604号公報 特開2001−314069号公報 特開平8−313295号公報
本発明の目的は、可動部側に固定部から電源供給、あるいは信号伝達のための配線コード類を必要としない位置検出装置(以下コードレス位置検出装置と称す)であって、検出応答速度が速く、小型、薄型化が可能であり、安価で、高精度の直線位置検出、回転位置検出に有用な電磁誘導式のコードレス位置検出装置を提供することである。
すなわち上記目的は、以下の本発明の構成により達成される。
(1) 第1の平面上に、少なくとも渦巻き状に2t以上巻回されて形成された励磁コイルと、
第2の平面上に、少なくとも励磁コイルと同一方向に1ピッチ単位で正巻きと逆巻きとが交互にあらわれるように形成された一対のコイルユニットを1または2ユニット以上有する検出コイルと、
第3の平面上に、少なくとも共振用のキャパシタが並列接続されている共振コイルとを有し、
少なくとも前記第1の平面の励磁コイルと第2の平面の検出コイルとが磁気結合を有し、
前記第3の平面は第1の平面および第2の平面と空間を介して離間し、かつ検出領域となる検出コイルの形成領域において特定方向に自由に移動可能で、かつその移動位置により励磁コイルおよび/または検出コイルと共振コイルとが磁気結合可能であり、
この共振コイルの位置に応じて検出コイルから位置検出電圧を得る位置検出装置。
(2) 前記第1の平面の励磁コイルと第2の平面の検出コイルは一方向に延びるように形成され、前記第3の平面はこの形成領域を摺動するように移動する上記(1)の位置検出装置。
(3) 前記第1の平面の励磁コイルと第2の平面の検出コイルは回転対称に形成され、前記第3の平面はこの形成領域を回動するように移動する上記(1)の位置検出装置。
(4) 前記励磁コイルと、検出コイルとは、非連続状の渦巻きコイルが直列状に接続されて形成されている上記(1)〜(3)のいずれかの位置検出装置。
(5) 前記共振コイルの共振用キャパシタ部分が短絡されている上記(1)〜(4)のいずれかの位置検出装置。
(6) 前記第1の平面と第2の平面とは積層基板により構成されている上記(1)〜(5)のいずれかの位置検出装置。
本発明によれば、鉄心や巻線類がないプリント板とコンデンサだけで電気磁気回路が構成できるので、安価で、小型、薄型のコードレス位置検出装置が実現できる。また、励磁コイルと検出コイルとがそれぞれ複数のループを形成し、かつ強固に磁気結合しており、簡単な構成で高出力のコードレス位置検出装置が実現できる。また、検出ループ内に外来ノイズを相殺する仕組みが備わっているので、ノイズに強いコードレス位置検出装置が実現できる。
本発明の位置検出装置は、第1の平面上に、少なくとも渦巻き状に2t以上巻回されて形成された励磁コイルと、第2の平面上に、少なくとも励磁コイルと同一方向に1ピッチ単位で正巻きと逆巻きとが交互にあらわれるように形成された一対のコイルユニットを1または2ユニット以上有する検出コイルと、第3の平面上に、少なくとも共振用のキャパシタが並列接続されている共振コイルとを有し、少なくとも前記第1の平面の励磁コイルと第2の平面の検出コイルとが磁気結合を有し、前記第3の平面は第1の平面および第2の平面と空間を介して離間し、かつ検出領域となる検出コイルの形成領域において特定方向に自由に移動可能で、かつその移動位置により励磁コイルおよび/または検出コイルと共振コイルとが磁気結合可能であり、この共振コイルの位置に応じて検出コイルから位置検出電圧を得るものである。
ここで、第1の平面、第2の平面、第3の平面は、幾何学上で定義するような平面である必要はなく、それぞれの平面に形成される導体パターンを収容可能な一定の厚みを有し、必要により表裏により構成される板状の構造体を含む。より具体的には、電子回路が形成可能な、樹脂製の板状体であり、プリプレグ、プリント基板等に用いられている材料が好ましい。また、回路パターンは銅箔、アルミニウム箔等の金属箔をパターン形成することで容易に構成することができる。第1の平面、第2の平面、第3の平面は、通常、面直方向にこの順序で配置されており、第1の平面と第2の平面とは、積層されていることもあるが、第3の平面はこれらの平面から空間を空けて離間している。
励磁コイルは、共振コイルにより検出コイルから起電力が生じるための磁界を形成する。励磁コイルは、例えば2t(ターン)以上巻回された渦巻き状のコイルにて形成されている。この励磁コイルは、位置検出装置の計測領域に沿って形成・配置されている。形成されるループは直線状に延びる領域を計測する場合には長く延びた四角い渦巻き状に形成され、回転位置を検出する場合には回転領域に則した形状に形成される。また、測定領域をカバーし、検出コイルに十分な励磁磁界を与えられる大きさとループ数に形成される。このため、励磁コイルが直線状に延びる場合には、両端の折り返し位置での磁束の不均衡の影響を検出コイルに与えない程度の長さ分以上、検出コイルより長く形成される。励磁コイルは、前記のように平面を形成するプリント基板等の表裏面に形成することができる。
検出コイルは、励磁コイルからの磁界と、共振コイルにより生じた磁界とのバランスから所定の検出信号を生じる。この検出信号は、通常交流電圧として出力される。検出コイルは、例えば各2t(ターン)以上巻回された正巻と逆巻のコイルを直列に接続して形成され、コイルの形成方向に正巻きと逆巻き、あるいは正相と逆相が交互に生じるようになっている。この励磁コイルは、位置検出装置の計測領域に沿って形成・配置されている。形成されるループは少なくとも1つのループに相当する1ピッチ単位で正巻きと逆巻きとが交互にあらわれるように形成され、1組の正逆ループを最小単位として、測定領域をカバーしうるループの数だけ形成される。検出コイルと励磁コイルとは、通常固定され、励磁コイルと検出コイルの位置関係も固定されている。検出コイルも、前記のように平面を形成するプリント基板等の表裏面に形成することができる。また、複数の構成層が積層されたプリント基板に励磁コイルと検出コイルを形成してもよい。
共振コイルは、励磁コイルからの磁界を受け、内部に起電力を生じると共に、並列接続されている共振用のキャパシタにより共振し、この共振電流あるいは電力自体から生じた磁界を生じる。なお、共振用のキャパシタは省略することができる。この共振コイルは、例えば渦巻きコイルに共振用のキャパシタを並列接続して構成することができる。共振コイルは正巻ループあるいは逆巻ループいずれかの単独ループを基本単位としており、通常はこの基本単位のみで構成されるが、必要によりさらにループを追加することも可能である。
さらに、第1の平面と第2の平面と第3の平面とを回転体に対応した形状とし、これらの励磁コイル、検出コイル、共振コイルを回転対称に形成してもよい。このような形状とすることで、回転体の回転位置を検出することができる。
[第1の態様]
次に図を参照しつつ、本発明の位置検出装置をより具体的に説明する。図1は、本発明の位置検出装置の基本構造(第1の態様ともいう)を示す平面図である。
図において、第1の平面1には、励磁コイルとなる励磁ループパターン4が形成されている。この、励磁ループパターン4は、基体11の表面上に形成され、この例では横長の四角い渦巻きパターンとなっている。具体的には、幅(縦)方向はs1、s2、s3の幅で折り返し、長手(横)方向は縦向きの励磁電流が、後述する検出ループに与える影響が無視できる長さp3以上(s1以上)で折り返す長方形の渦巻き状のループパターンから形成されている。この例の励磁ループパターン4は、3回の折り返しループになっているが、励磁電源とコイルパターンの電流容量によっては、1回、あるいは数10回の折り返しループで構成してもよい。なお、図において実線は基材表面側のパターンを表し、破線は裏面側のパターンを表し、両者はスルーホールやビアホール等の基材を貫通する導体で接続される(以下において同じ)。
前記励磁ループパターン4には、ノードn1,n2を介して、励磁電源7が接続され、所定の周波数と電圧の交流電流が供給される。励磁電源の周波数としては、特に規制されるものではないが、100K〜1000KHzが好ましく、励磁電流は10〜100mA程度が好ましい。
第2の平面2には、検出コイルとなる検出ループパターン5が形成されている。この検出ループパターン5は、基体12の表面上に形成され、同一形状のコイルパターンc1、c2、・・・cn-1、cnからなる。このコイルパターンc1、c2、・・・cn-1、cnを1ピッチ1pで長手(横)方向に並べて配置され、さらに点線で示すパターンにより隣り合う1組のコイルの一方c2,cnの巻方向が、他のコイルc1,cn-1の巻方向に対して逆向きになるように直列に接続され、この直列回路が検出端n3,n4に接続されている。c1、c2、・・・cn-1、cnの形状は幅方向はs1、s2の幅で折り返し、長手方向はp1、p2で折り返す渦巻き状である。
また、この例の検出ループパターンは同一形状の通常偶数となるn個のコイルパターンからなっているが、検出長に応じて偶数個のコイルパターンで構成してもよい。
第1の平面1と第2の平面2は、通常固定され、第1の平面1に対する第2の平面2の位置関係も固定されている。第1の平面1,第2の平面2は、それぞれ別個に基体を用意して形成することも可能であるが、一体とすることもできる。一体とする場合には、第1の平面1と第2の平面2とを積層ないし積み重ねればよいが、これらの平面に形成されている励磁ループパターン4と検出ループパターン5との短絡を防ぐために、間に絶縁層を設けることが必要である。この絶縁層は、空気であってもよいが、第1の平面1,第2の平面2を構成する基体と同一材料を用いて積層体とするとよい。
具体的には、図2に示すように、第1の平面1を構成する第1の基板11と、第2の平面2を構成する第2の基板12との間に、これらの基板11,12と同一材料の絶縁用の基板24を設けて積層基板とする。ここで、第1の基板11には励磁ループパターン4を形成する導体層14が上下に配置され、さらに第2の基板12には検出ループパターン5を形成する導体層15が上下に配置されている。そして、絶縁用基板24により、これらの導体層14,15の短絡が防止される。基板の積層化は、例えば熱圧着など、公知の手法により容易に行うことができる。
第3の平面3には、共振コイルとなる共振ループパターン6が形成されている。この共振ループパターン6も、検出ループパターン5と同様に、実線で示される大きさP1 、幅(縦)方向はs1、s2の幅で折り返し、長手方向はp1、p2で折り返す渦巻き状に形成されている。また、共振ループパターン6の両端は、共振用キャパシタC1と接続されている。
共振用キャパシタの容量としては、励磁周波数や共振コイルのインダクタンスにより異なるが、例えば0.01〜0.1μF程度が好ましい。
第3の平面3は、第1の平面1、第2の平面2のいずれか、あるいはいずれとも、これらの積層方向に空間を隔てて離間して配置されている。そして、測定領域、つまり、励磁コイル、あるいは検出コイルの形成領域で自由に、これらの平面に対して平行に摺動または移動できるようになっている。具体的には、例えば図2に示すように、第1の平面と第2の平面を有する積層体9の、積層方向に離間した位置に、基板13の上下に導体層16を有する第3の平面3が配置される。なお、摺動、または移動するための機構はこの明細書では省略するが、この種の分野における公知の手法により容易に達成することができる。
次に、この図示例の位置検出装置の動作について説明する。
まず、第3の平面3がないか、あるいは測定領域外に存在すると仮定する。いま、励磁電源7から励磁ループ4に励磁電流iが実線矢印の方向に流れると、検出ループパターン5に図の実線矢印の方向に起電力が発生するが、ループc1とループc2、ループcn-1とループcnの起電力が互いに相殺しあい、検出端であるノードn3,n4間には交流誘起検出電圧(以下検出電圧と称す)は発生しない。励磁電流iが点線の如く逆方向に流れても、同様にループc1とループc2、ループcn-1とループcnの起電力が相殺されるので、同様にノードn3,n4間には検出電圧は発生しない。
なお、このようような検出ループの相殺作用は、外来コモンノイズに対しても同様に作用するので、極めてノイズに強い位置検出装置が実現できる。
次に、図1および図2の断面図に示すように第3の平面3が励磁ループパターン4の始端側にあって、第1および第2の平面1,2と間隔を設けて配置され、共振ループパターン6のループエリアCrが、励磁ループパターン4のループエリアと重複している(p3より内側にある)とする。
このとき、図1に示すように、励磁ループパターン4に励磁電流iが実線矢印方向に流れると、第3の平面3の共振ループパターン6のループエリアCrに励磁ループパターン4のループエリアの磁束が鎖交して、実線矢印方向に起電力が発生する。一方、励磁電流iが点線矢印方向に流れると、ループエリアCrの磁束の向きが逆になり、同様に電磁誘導動作により共振ループパターン6に点線矢印方向の起電力が発生する。
そして、交流が印加される励磁電流の方向は周期的に変化するので、共振ループパターン6にも交流電流が流れ、これが共振用キャパシタCにより共振する。共振用キャパシタCに適当な定数のコンデンサを選び、対向間隔を狭くして共振ループパターン6と励磁ループパターン4の幅s1の位置を合わせて磁気結合を強くすると、大きな共振電流が流れる。共振ループパターン6は検出ループパターンとも磁気結合しているので、検出ループパターン5に検出電圧が誘起される。
図1および図2に示すような第3の平面3の原点og位置では、共振ループパターン6のループエリアCrは、検出ループパターン5のループエリアC1とだけに磁気結合しているので、誘起される電圧はそのまま相殺されずにノードn3,n4に検出電圧として出力される。励磁電源と同じ位相の検出電圧を正相、180°異なる位相の検出電圧を逆相検出電圧とすると、図3に示すように、現在の第3の平面3の位置で正相の最大検出電圧が誘起されノードn3,n4に出力される。
次いで、第3の平面3が図面上で右方向に、幅s1方向はそのままで、同じ間隔を保って平行移動すると、移動に従い共振ループパターン6のループエリアCrはループエリアC1とも、ループエリアC2とも磁気結合する。このため、検出ループパターンを電磁誘導する磁束が減少して、検出電圧も減少する。
さらに、第3の平面3が原点ogから1/2Pの位置まで右に移動すると、共振ループパターン6のループエリアCrはループエリアC1、C2と等しく磁気結合するので、ループエリアC1およびC2における起電力が相殺され、検出電圧は零になる。
第3の平面3がさらに右に移動すると、移動に従い共振ループパターン6のループエリアCrはループエリアC1よりもループエリアC2との磁気結合が大きくなり、逆相の検出電圧が誘起され、右移動に従って大きくなってゆく。
第3の平面3が原点ogから1P移動した位置では、ループエリアCrはループエリアC2とのみ磁気結合するので、逆相の最大検出電圧が出力される。
このようにして、第3の平面3が、第1の平面1および第2の平面2と所定の間隔を設け、対向して平行移動すると、図3に示すように、第3の平面の移動量に対応して、周期2Pで正弦波状に変化する検出電圧が出力される。つまり、励磁ループパターン4により直接は検出ループパターン5を交流励磁することはできないが、共振ループパターン6を介して間接的に検出ループパターン4を交流励磁することができる。なお、第3の平面3に巻き方向が同じ共振ループを複数個2pのピッチで横に並べることにより、検出電圧の振幅を大きくすることができる。
また、共振用キャパシタCの両端を短絡すると、共振電流の代わりに渦電流が流れるので、第3の平面3である可動プリント板の移動に対応して、共振電流の場合と同様に検出ループパターン5のループエリアC1〜Cnの磁束が変化し、図3等と同様の正弦波状に変化する検出電圧が出力される。さらに、共振ループパターン6のループエリアCrと同じような形状の金属導体板をピッチPでループエリアのコイルの代わりに形成配置すると、この金属導体板に渦電流が流れ、同様に正弦波状に変化する検出電圧が出力される。
以上のように、この基本動作ループにより、固定部から可動部への配線コード類が無くても可動部の直線移動に対応して正弦波状に変化する電圧を検出することができることがわかる。
[第2の態様]
次に、本発明の第2の態様について説明する。図4は、本発明の第2の態様を示す平面図である。この態様では、励磁ループパターン4を基体11の表裏に2重に形成し、さらに検出ループパターン5を、A相検出ループパターン4aとB相検出ループパターン4bの2系統用意して、AB相検出型としたものである。その他の構成要素は図1に示す第1の態様と同様であり、同一構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図に示すように、第1の平面1の励磁ループパターン4は、基体11上に幅(縦)方向、s1、s2,s3の幅で折り返し、長手(横)方向は、縦向きの電流が後述する検出ループパターン5a,5bに与える影響が無視できる長さp3以上(s1以上)で折り返す長方形で渦巻き状のループパターンであり、実線で表されるループが表面に点線で表されるループが裏面に形成配置されている。この励磁ループパターン4は、ノードn1,n2を介して励磁電源7に接続されている。
また、A相用第2の平面2aの基体12a上には、A相検出ループパターン5aが形成配置され、検出端であるノードn3a,n4aに接続されている。A相検出ループパターン5aは、図に示すように同一形状のコイルパターンCa1、Ca2、・・・Can-1、Canからなり、これがピッチpで配置され、この各コイルパターンCa1、Ca2、・・・Can-1、Canを点線で示すパターンにより隣接する1組のうち一方のCa1,Canの巻方向が他方のCa1、Can-1の巻方向に対して逆向きなるように直列に接続され、ノードn3a,n4aに接続されている。コイルパターンCa1、Ca2、・・・Can-1、Canの形状は幅方向はs1、s2で折り返し、長手方向はp1、p2で折り返す渦巻き状の形状である。
同様に、B相用第2の平面2bの基体12b上には、B相検出ループパターン5bが形成配置され、検出端であるノードn3b,n4bに接続されている。B相検出ループパターン5bは、図に示すように同一形状のコイルパターンCb1、Cb2、・・・Cbn-1、Cbnからなり、A相検出ループパターン5aの形状と同一で、図のようにA相検出ループパターン5aに対して右に1/2pシフトして形成配置されている。
第3の平面3には、共振コイルとなる共振ループパターン6が形成されている。この共振ループパターン6も、検出ループパターン5と同様に、実線で示される大きさP1 、幅(縦)方向はs1、s2の幅で折り返し、長手方向はp1、p2で折り返す渦巻き状に形成されている。また、共振ループパターン6の両端は、共振用キャパシタCと接続されている。第3の平面3は、第1の平面1,A相B相用第2の平面2a,2bと間隔を設けて対向し、この例では図面左右方向に平行移動できるように配置されている。
第1の平面1、A相B相用第2の平面2a,2bおよび第3の平面は、第1の態様と同様に、積層基板を用いて構成することができる。具体的には、図5に示すように、第1の平面1を構成する第1の基板11と、A相用第2の平面2aを構成するA相用第2の基板12aと、B相用第2の平面2bを構成するB相用第2の基板12bとの間に、第1の態様と同様に、これらの基板11,12a,12bと同一材料の絶縁用の基板24を設けて積層基板とする。それぞれの基板11,12a,12bには導体層14,15が上下に配置され、絶縁用基板24により、これらの導体層14,15の短絡が防止される。なお、積層体等の厚みは、図をわかりやすくするために実際より大きく表現されている。
次に、この図示例の位置検出装置の動作について説明する。
まず、第3の平面3がないか、あるいは測定領域外に存在すると仮定する。いま、励磁電源7から励磁ループ4に励磁電流が流れても、図1で説明した第1の態様の動作原理と同様の動作をするので、A相検出ループパターン5aおよびB相検出ループパターン5bの検出端ノード3a,4aおよびノード3b,4bには検出電圧は発生しない。
次に、第3の平面3がA相用第2の平面2aおよびB相用第2の平面2bと間隔を設けて配置され、励磁電源7が起動していると、図1の第1の態様と同様の動作をする。図4に示す第3の平面3の原点og位置では、共振ループパターン6のループエリアCrは、A相用第2の平面2のA相検出ループパターン5aに対しては、ループエリアCa1およびループエリアCa2と等しく磁気結合しているので、起電力が相殺され、ノードn3a,n4aには検出電圧は現れない。
一方、B相検出ループパターン5bに対しては、ループエリアCb1とだけ磁気結合しているので、ノードn3b,n4bには励磁電源7と同じ正相の最大検出電圧がB相検出電圧として出力される。
次に、第3の平面が図面の右方向に、幅s1方向の位置を合わせて、同じ間隔を保って平行移動すると、図1の第1の態様と同様の動作をするので、移動に従い、図6の点線で示す2pの周期の正弦波状の検出電圧がA相検出端であるノードn3a,n4aにA相検出電圧として出力される。一方B相検出端であるノードn3b,n4bには実線で示すように、A相検出電圧に対して1/2pの位相差のある2pの周期の正弦波状の検出電圧がB相検出電圧として出力される。
A相検出電圧を正弦波検出電圧とすれば、B相検出電圧は余弦波検出電圧である。コイルパターンの形状を変えることにより、移動位置に対する磁気結合の変化をより正弦波に近づけることができるので、精度の高い正弦波,余弦波電圧の検出が実現可能となり、この第2の態様により、コードレス直線位置検出装置として、安価で高精度のプリント板型のコードレス直線型レゾルバを実用に供することができることがわかる。
[第3の態様]
次に、本発明の第3の態様について説明する。図7,8,9は、本発明の第3の態様を示す平面図である。図7は、第1の平面1およびA相用第2の平面2aを示す平面図であり、図8はB相用第2の平面2bおよび第3の平面3を示す平面図、図9はこれらが組み合わされた状態を示す概略断面図である。この態様では、回転位置検出装置に応用した例を示している。
すなわち、すなわち、第1の平面と第2の平面と第3の平面を回転体に対応した形状、例えば円板型とし、これらの励磁コイル、検出コイル、共振コイルを回転中心を基準に回転対称に形成している。このような構成とすることで、第3の平面が第1の平面と第2の平面に対して、回転自在に回動可能となり、可動部である第3の平面の回転移動に対応して、電気角度90°位相差があるA相、及びB相の2信号を検出して、回転位置を検出することができる。その他の構成要素は図1に示す第1の態様と同様であり、同一構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
第1の平面1の導体励磁ループパターン4は、図に示すように、円盤状で中央に回転軸を装着するための円形の孔部10を有する基体11上に形成され、r1〜r6の多重円のコイルが、途中で折り返して巻き方向が変わるコイルループからなる。また、図の実線のループが基材11の表面側に、点線のループが裏面側に形成配置され、励磁電源7にノードn1,n2を介して接続されている。
この多重円の励磁ループパターン4は図1の第1の態様の長方形で渦巻き状の励磁ループパターン4を円形に形成配置したものと等価である。また、以下のA、B相検出ループパターン5a,5bおよび共振ループパターン6も、基本的には第1の態様の矩形のループパターンを励磁ループと同様に円形に形成配置したものであるので、動作も図1の動作原理と同様に動作する。
また、図11に示すような円弧の渦巻き状コイルパターン2個からなるパターンも図7の励磁ループパターン4と等価であり、図7の励磁ループパターン4の代わりに使用することができる。
A相用第2の平面2aには、円盤状で中央に回転軸を装着するための円形の孔部10を有する基体12aに、A相検出ループパターン5aが形成配置され、検出端であるノードn3a,n4aに接続されている。A相検出ループパターン5aは、図に示すようにピッチ1pで回転対称に配置された同一形状の円弧コイルパターンC11aとC12aからなっている。このコイルパターンC11a,C12aを点線で示すパターンによりコイルパターンC12aの巻方向がコイルパターンC11aの巻方向に対して逆向きになるように直列に接続され、検出端となるノードn3a,n4aに接続されている。このコイルパターンC11a,C12aの形状は、円弧の半径は励磁ループパターン4の多重円の半径r1〜r6と同一寸法で、角度θ1〜θ3で折り返す渦巻き状の形状である。
一方、図8に示すB相用第2の平面2bには、円盤状で中央に回転軸を装着するための円形の孔部10を有する基体12bに、B相検出ループパターン5bが形成配置され、検出端であるノードn3b,n4bに接続されている。B相検出ループパターン5bは図に示すように、A相検出ループパターン5aを1/2p(90°)右回転した円弧コイルパターンC11bとC12bとからなっている。
図8に示す第3の平面3は、図7,8に示す第1の平面1および第2の平面2と間隔を開けて対向して、開口部10を有する円板状に形成され、円板のセンターを中心に時計方向または反時計方向に自由に回転できるように形成・配置されている。
第3の平面3には、円盤状で中央に回転軸を装着するための円形の孔部10を有する基体13上に、共振ループパターン6が形成・配置されている。共振ループパターン6は、丁度A相またはB相検出ループパターン5a,5bの半円分、つまり正巻または逆巻のコイル部分のいずれかに相当する(この例では正巻)円弧コイルパターンであり、コイルの両端には共振用キャパシタCが接続されている。
第1の平面1と第2の平面2a,2bは、通常固定され、第1の平面1に対する第2の平面2a,2bの位置関係も固定されている。第1の平面1,第2の平面2a,2bは、それぞれ別個に基体を用意して形成することも可能であるが、一体とすることもできる。一体とする場合には、第1の平面1と第2の平面2とを積層ないし積み重ねればよいが、これらの平面に形成されている励磁ループパターン4と検出ループパターン5との短絡を防ぐために、間に絶縁層を設けることが必要である。この絶縁層は、空気であってもよいが、第1の平面1,第2の平面2を構成する基体と同一材料を用いて積層体とするとよい。
具体的には、図9に示すように、第1の平面1を構成する第1の基板11と、第2の平面2a,2bを構成する第2の基板12a,12bとの間に、これらの基板11,12a,12bと同一材料の絶縁用の基板24を設けて積層基板とする。ここで、第1の基板11には励磁ループパターン4を形成する導体層14が上下に配置され、さらに第2の基板12a,12bには検出ループパターン5を形成する導体層15が上下に配置されている。そして、絶縁用基板24により、これらの導体層14,15の短絡が防止される。なお、積層体9等の厚みは、図をわかりやすくするために実際より大きく表現されている。基板の積層化は、例えば熱圧着など、公知の手法により容易に行うことができる。
次に、この回転位置検出装置の動作について説明する。いま、仮に第3の平面3がなく、第1の平面1および第2の平面2a,2bだけの場合には励磁電源7が起動しても、A相検出ループ5aおよびB相検出ループ5bは、図1に示す第1の態様で説明した基本動作原理と同様の動作をするので、検出端n3a,n4aと検出端n3b,n4bには検出電圧は発生しない。
ここで、図7,8,9に示すように、第3の平面3が、第1の平面1および第2の平面2a,2bと間隔を設けて配置され、励磁電源7が起動していると、図示例の原点位置ogでは、共振ループ6のループエリアはそれぞれ励磁ループ4のループエリアと、そしてA相検出ループ5aのループエリアC11aとだけ磁気結合している。このため、A相検出ループ5aには検出電流が流れ、図10の実線で示すように励磁電源7と同じ正相の最大検出電圧がA相検出電圧として検出端n3a,n4aに出力される。
一方、共振ループパターン6はB相検出ループパターンのループエリアC11bとループエリアC12bに等しく磁気結合しているので、互いに起電力が相殺され、B相検出ループパターン5bの検出端ノードn3b,n4bの検出電圧は零となる。
次に、第3の平面3が、センターを中心に、同じ間隔を保ちながら図面に向かって時計方向に回転すると、図1に示す第1の態様と同様の基本動作原理に基づいて動作をするので、回転に従い、図10の実線で示す周期2Pの正弦波状の検出電圧がA相検出ループパターン5aの検出端n3a,n4aにA相検出電圧として出力されていく。
一方、B相検出ループパターン5bの検出端n3b,n4bには点線で示すように、A相検出電圧に対して1/2pの位相差のある2pの周期の正弦波状の検出電圧がB相検出電圧として出力される。A相検出電圧を正弦波の検出電圧とすれば、B相検出電圧は余弦波の検出電圧である。コイルパターンの形状(θ1〜θ3の角度等)を変えることにより、回転位置に対する磁気結合の変化をより正弦波に近づけることができるので、精度の高い正弦波,余弦波電圧の検出が実現可能であり、この実施例2により、コードレス回転位置検出装置として、安価で高精度のプリント板型のコードレスレゾルバを実用に供することができることがわかる。
この態様は機械角度360°の回転に対して1周期の正弦波、余弦波の検出電圧が出力される1極のレゾルバの例を示したが、正巻きと逆巻きコイルを1対として、A相及びB相検出ループそれぞれにn対のコイルを形成配置することにより、n極のレゾルバが実現できる。また、上記のn極のレゾルバに於いて1対のコイルからなるC相検出ループを付加配置することにより、1回転信号の検出が出来るn極のレゾルバが実現できる。
本発明の位置検出装置は、リニアエンコーダ等の直線位置検出装置や、ロータリーエンコーダ、レゾルバ等の回転位置検出装置に好適に適用することができる。
本発明の位置検出装置の第1の態様を示す平面図である。 本発明の位置検出装置の第1の態様を示す概略断面図である。 本発明の位置検出装置の第1の態様の検出電圧を示す波形図である。 本発明の位置検出装置の第2の態様を示す平面図である。 本発明の位置検出装置の第2の態様を示す概略断面図である。 本発明の位置検出装置の第2の態様の検出電圧を示す波形図である。 本発明の位置検出装置の第3の態様を示す平面図である。 本発明の位置検出装置の第3の態様を示す平面図である。 本発明の位置検出装置の第2の態様を示す概略断面図である。 本発明の位置検出装置の第3の態様の検出電圧を示す波形図である。 本発明の位置検出装置の第3の態様における他の励磁ループパターンの構成を示す平面図である。
符号の説明
1 第1の平面
2 第2の平面
3 第3の平面
4 励磁ループパターン
5 検出ループパターン
6 共振ループパターン

Claims (6)

  1. 第1の平面上に、少なくとも渦巻き状に2t以上巻回されて形成された励磁コイルと、
    第2の平面上に、少なくとも励磁コイルと同一方向に1ピッチ単位で正巻きと逆巻きとが交互にあらわれるように形成された一対のコイルユニットを1または2ユニット以上有する検出コイルと、
    第3の平面上に、少なくとも共振用のキャパシタが並列接続されている共振コイルとを有し、
    少なくとも前記第1の平面の励磁コイルと第2の平面の検出コイルとが磁気結合を有し、
    前記第3の平面は第1の平面および第2の平面と空間を介して離間し、かつ検出領域となる検出コイルの形成領域において特定方向に自由に移動可能で、かつその移動位置により励磁コイルおよび/または検出コイルと共振コイルとが磁気結合可能であり、
    この共振コイルの位置に応じて検出コイルから位置検出電圧を得る位置検出装置。
  2. 前記第1の平面の励磁コイルと第2の平面の検出コイルは一方向に延びるように形成され、前記第3の平面はこの形成領域を摺動するように移動する請求項1の位置検出装置。
  3. 前記第1の平面の励磁コイルと第2の平面の検出コイルは回転対称に形成され、前記第3の平面はこの形成領域を回動するように移動する請求項1の位置検出装置。
  4. 前記励磁コイルと、検出コイルとは、非連続状の渦巻きコイルが直列状に接続されて形成されている請求項1〜3のいずれかの位置検出装置。
  5. 前記共振コイルの共振用キャパシタ部分が短絡されている請求項1〜4のいずれかの位置検出装置。
  6. 前記第1の平面と第2の平面とは積層基板により構成されている請求項1〜5のいずれかの位置検出装置。
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