JP3838493B2 - 情報記録装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、書込可能なディスクの複数の記録領域に情報データを記録手段によって互いに異なる記録条件にて記録する情報記録装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、情報データの書込が可能な光ディスクとして、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等が知られている。更に、このような光ディスクに対して一般ユーザが任意の情報データを記録することができる光ディスクレコーダ等の情報記録装置が既に製品化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる情報記録装置によって記録可能な光ディスクにデータを記録すると、様々な記録特性を有する記録済みの光ディスクが作成されることになる。これは情報記録装置の記録性能の違いや光ディスク自体の特性誤差があるためである。一方、光ディスクを再生するDVDプレーヤの如きディスクプレーヤにおいては様々な記録特性を有する記録済みの光ディスクを再生することができる必要がある。よって、ディスクプレーヤのメーカではディスクプレーヤの再生性能を評価するための標準となるテストディスクが求められている。
【0004】
テストディスクを作成する際には複数の記録領域に情報データをDVDライタ等の記録手段によって互いに異なる記録条件にて記録する必要があるので、記録手段の記録制御が難しいという問題点が存在する。
そこで、本発明の目的は、複数の記録領域に情報データを記録手段によって互いに異なる記録条件にて適切に記録することができる情報記録装置及び方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報記録装置は、書込可能なディスクの複数の記録領域に情報データを記録手段によって互いに異なる記録条件にて記録する情報記録装置であって、ディスクに記録させるべき情報データを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された情報データをバッファメモリに転送して保存させ、バッファメモリに保存された情報データを順次読み出し、記録手段によってディスクに対してその読み出した情報データを記録させる情報記録制御手段と、バッファメモリについてバッファアンダーランを検出した後、若しくはバッファアンダーランが発生するだけの時間経過を検出した場合に記録手段の記録条件を切り換える記録条件切換手段と、を備えたことを特徴としている。
【0006】
本発明の情報記録方法は、書込可能なディスクの複数の記録領域に情報データを記録手段によって互いに異なる記録条件にて記録する情報記録方法であって、記憶手段に予め記憶された情報データをバッファメモリに転送して保存させ、バッファメモリに保存された情報データを順次読み出し、記録手段によってディスクに対してその読み出した情報データを記録させ、バッファメモリについてバッファアンダーランを検出した後、若しくはバッファアンダーランが発生するだけの時間経過を検出した場合に記録手段の記録条件を切り換えることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1はDVD−RやDVD−RW等の光ディスクに情報データを記録することができる記録装置を示している。この記録装置は、記録機能だけでなく再生機能も有し、図1に示すように、ピックアップ1、アナログ処理回路2、DVDデコーダ3、LPPデコーダ4、LDドライバ5、ストラテジ生成回路6、DVDエンコーダ7、バッファメモリ8、CPU9、SCSI−IF回路10及びシステムコントローラ11を備えている。システムコントローラ11以外の部分はDVDライタとして構成されていいる。
【0008】
ピックアップ1は図2に示すようにレーザビームを発する半導体レーザ素子21及び4分割光検出器(図3の符号22)を有し、スピンドルモータ12によって回転駆動される光ディスク13に半導体レーザ素子21から発射されたレーザビームを照射し、照射したレーザビームの反射ビームを4分割光検出器22に導く。半導体レーザ素子21から発射されたレーザビームの一部は光ディスク13への途中においてフロントモニタ23に供給される。
【0009】
4分割光検出器22は、図3に示すように、光ディスク13の情報記録トラックの接線に沿った方向と、記録トラックの接線に直交する方向とによって4分割された受光面22a〜22dを有する光電変換素子からなる。その光電変換素子は、情報読取スポットによる光ディスク13からの反射光を4つの受光面22a〜22d各々によって受光し、夫々を個別に電気信号に変換したものを受光信号Ra〜Rdとしてアナログ処理回路2に出力する。
【0010】
アナログ処理回路2は、加算器31〜33及びプリピット検出回路34を有している。加算器31は受光信号Ra,Rdを加算し、加算器32は受光信号Rb,Rcを加算する。すなわち、加算器31は4分割光検出器22の受光面22a及び22dによって各々受光されて得られた受光信号Ra及びRd同士を加算して加算受光信号Ra+dを出力する。また、加算器32は4分割光検出器22の受光面22b及び22c各々によって受光されて得られた受光信号Rb及びRc同士を加算して加算受光信号Rb+cを出力する。
【0011】
加算器33は加算器31,32の各出力信号Ra+d,Rb+cを加算する。加算器33の出力信号は読取信号、すなわちRF信号であり、DVDデコーダ3に供給される。DVDデコーダ3はRF信号をディジタル化した後、それに対して伸張処理を施すことにより復調して再生信号を出力する。
プリピット検出回路34は、加算器31,32の各出力信号Ra+d,Rb+cの差を算出して図4に示すようにラジアルプッシュプル信号PPを生成し、ラジアルプッシュプル信号PPを閾値THによって2値化することにより、光ディスク13のランドトラック上に形成されているランドプリピット(LPP)をプリピット検出信号PPDとして検出し、それをLPPデコーダ4に供給する。LPPデコーダ4はプリピット検出信号PPDに応じてピックアップ1による光ディスク13上のレーザビーム照射位置のアドレスをデータとして共通バス14に出力する。
【0012】
バス14には、DVDデコーダ3、LPPデコーダ4、DVDエンコーダ7、CPU9及びSCSI−IF回路10が接続されている。
SCSI−IF回路10はシステムコントローラ11とバス14とを接続するためのSCSIインターフェースである。システムコントローラ11は、例えば、パーソナルコンピュータからなり、光ディスク13にテストデータとして記録されるべき情報データであるイメージデータをファイル形式にて内部のハードディスク(図示せず)に読み出し自在に保存している。システムコントローラ11は、光ディスク13へのデータの記録時には記録開始命令をSCSI−IF回路10及びバス14を介してCPU9に供給すると共にハードディスクからイメージデータを読み出してSCSI−IF回路10、バス14及びDVDエンコーダ7を介してバッファメモリ8に転送して保存させる。
【0013】
DVDエンコーダ7はデータ記録時にはバッファメモリ8から保存データを順次読み出してエンコードを行い、記録データを作成してストラテジ生成回路6に供給する。ストラテジ生成回路6は記録データの各ビットに従ったマークを光ディスク13に形成するために記録データの符号変換を行ってライトパルス及びイレーズパルスを生成する。符号変換は後述するが、記録データの“1”又は“0”のビットランに対応した変換である。光ディスク13がDVD−RWの場合にはライトパルス及びイレーズパルスを生成するが、DVD−Rの場合にはライトパルスのみを生成する。ストラテジ生成回路6による生成パルスはLDドライバ5に供給される。
【0014】
LDドライバ5は、半導体レーザ素子21に記録電流、バイアス電流、消去電流及び再生電流を選択的に供給する回路である。LDドライバ5は、図2に示すように、インターフェース41、D/A変換器42〜44、電流源45〜47、スイッチ48〜50、バッファアンプ51、サンプルホールド回路52、APC(オートパワーコントローラ)53及びV/I変換器54を備えている。
【0015】
インターフェース回路41はCPU9から出力されるディジタルデータであるパワーレベル情報をD/A変換器42〜44に選択的に供給する。D/A変換器42〜44各々は供給されたディジタルデータをアナログ値に変換して対応する電流源45〜47に供給する。電流源45〜47はアナログ値で指定されるレベルの電流を出力可能にされている。電流源45はバイアス電流出力用であり、電流源45の出力にはスイッチ48が接続されている。スイッチ48は切換スイッチであり、電流源45の出力とV/I変換器54の出力とのいずれか一方を選択的に半導体レーザ素子21のアノードに接続させる。スイッチ48によって電流源45の出力が選択された時には電流源45の出力電流であるバイアス電流が半導体レーザ素子21に供給され、V/I変換器54の出力が選択された時にはV/I変換器54の出力電流である再生電流が半導体レーザ素子21に供給される。電流源46は消去電流出力用であり、電流源46の出力にはスイッチ49が接続されている。スイッチ49はオンオフスイッチであり、オン時に電流源46の出力を半導体レーザ素子21のアノードに接続させ、消去電流を半導体レーザ素子21に中継供給する。電流源47は記録電流出力用であり、電流源47の出力にはスイッチ50が接続されている。スイッチ50はオンオフスイッチであり、オン時に電流源47の出力を半導体レーザ素子21のアノードに接続させ、記録電流を半導体レーザ素子21に中継供給する。なお、半導体レーザ素子21のカソードは接地されている。
【0016】
フロントモニタ23は上記したように半導体レーザ素子21から発射されたレーザビームの一部を受光し、その受光強度に応じたレベルの電気信号であるフロントモニタ信号を発生する。フロントモニタ23の出力にはバッファアンプ51を介してサンプルホールド回路52が接続されている。サンプルホールド回路52は、バッファアンプ51で増幅されたフロントモニタ信号を所定のタイミングでサンプルして保持する。サンプルホールド回路52の保持信号はAPC53に供給される。APC53はサンプルホールド回路52によって保持されたフロントモニタ信号のレベルが基準レベルになるように電圧信号をV/I変換器54に対して生成する。V/I変換器54はAPC53から供給される電圧信号に対応した再生電流を出力する。
【0017】
光ディスク13についてデータを書き込み又は読み出すためにトラッキングサーボ、フォーカスサーボ、キャリッジサーボ、チルトサーボ等のサーボ回路15が情報記録装置には備えられている。ピックアップ1によるディスク13上の書込位置はCPU9からの指令に応じてサーボ回路15によって調整される。
光ディスク13は図5に示すように、ディスク内周から外周に向けてPCA(Power Calibration Area)、RMA(Recording Management Area)、リードインエリア、データエリア、リードアウトエリアからなるデータ構造を有している。PCA及びRMAはR情報エリアと呼ばれ、PCAはレーザビームの記録パワーを決定するときの試し書きを行うエリアであり、RMAは記録に関する管理情報RMDを書き込むエリアである。
【0018】
次に、かかる構成の情報記録装置において、光ディスク13にテストデータを記録する場合の動作について説明する。
先ず、図6に示すように、システムコントローラ11は記録条件を設定する(ステップS1)。記録条件は光ディスク13のデータエリアを複数の記録領域(記録領域1、記録領域2、……、記録領域MAe)に分けてその複数の記録領域毎に割り当てられる。光ディスク13がDVD−Rである場合には、図7に示すように複数の記録領域を定めるアドレス、アドレスに対応した経過時間、記録パワー及びバイアスパワーが記録条件として設定される。複数の記録領域各々の記録パワーとバイアスパワーと比率は同一である。光ディスク13がDVD−RWである場合には、図8に示すように複数の記録領域を定めるアドレス、アドレスに対応した経過時間、記録パワー、消去パワー及びバイアスパワーが記録条件として設定される。複数の記録領域各々の記録パワーと消去パワーと比率は同一である。光ディスク13がDVD−RWである場合には、図8の場合にはバイアスパワーは全ての記録領域で同一であるが、図9に示すように、複数の記録領域各々で異なるバイアスパワーを定めても良い。図9の場合には複数の記録領域各々の記録パワーと消去パワーとバイアスパワーと比率は同一である。ジッタ及びPIエラーは記録パワー及びバイアスパワー、DVD−RWである場合に更に消去パワーに応じて変化する値である。
【0019】
記録条件は、キーボードからのユーザの操作入力に応じて設定されるか、予め定められた記録条件についてのデータをユーザの操作入力による選択によって設定される。また、記録条件は複数の記録領域各々で異なる。
記録条件が設定された後、記録開始の操作が上記のキーボード或いはマウスによって行われると(ステップS2)、システムコントローラ11は記録動作を開始する(ステップS3)。
【0020】
記録動作では、図10に示すように、記録領域MAを1とし(ステップS21)、記録領域MAの記録条件をSCSI−IF回路10及びバス14を介してCPU9に指示する(ステップS22)。記録領域MAは上記の複数の記憶領域のうちのアドレス設定順の1つの領域である。
システムコントローラ11は記録されるべき情報データとしてイメージデータをハードディスクから読み出してSCSI−IF回路10、バス14及びDVDエンコーダ7を介してバッファメモリ8に転送する(ステップS23)。このバッファメモリ8へのイメージデータの転送はブロック単位で行われ、バッファメモリ8は転送されてきたイメージデータを保持する。バッファメモリ8のデータ保持量はDVDエンコーダ7によるバッファメモリ8からのイメージデータの読み出しによって減少するが、このステップS23の実行によってシステムコントローラ11からのイメージデータが適宜転送され、それは1つの記録領域へのデータ書き込みが終了するまで継続される。
【0021】
システムコントローラ11はステップS23の実行後、書込指令をSCSI−IF回路10及びバス14を介してCPU9に供給する(ステップS24)。
CPU9は書込指令に応じてDVDライタの動作を開始させる。すなわち、LPPデコーダ4からバス14を介して得られる光ディスク13上のピックアップ1の書込位置のアドレス情報に応じてピックアップ1の書込位置をデータエリアの記録領域MAに移動させる。そして、その記録領域MAに対応した記録パワー、消去パワー及びバイアスパワー各々のパワーレベル情報をLDドライバ5に出力する。これは、光ディスク13が書き換え可能型の光ディスクである場合を示しているが、光ディスク13が追記型の光ディスクである場合には記録領域MAに対応した記録パワー及びバイアスパワー各々のパワーレベル情報をLDドライバ5に出力し、消去パワーは0mWを示すことになる。LDドライバ5ではパワーレベル情報に応じて電流源45の出力バイアス電流値、電流源46の出力消去電流値及び電流源47の出力記録電流値が定まる。切換スイッチ48が電流源45側に切り換えられ、電流源45からバイアス電流が半導体レーザ素子21に流れる。
【0022】
また、CPU9はDVDエンコーダ7に対してイメージデータの読み込みを指令する。バッファメモリ8に保持されたイメージデータがDVDエンコーダ7によって順次読み出され、更に、エンコーディングされ、記録データとしてストラテジ生成回路6に供給される。ストラテジ生成回路6は記録データを符号変換してイレーズパルス及びライトパルスを生成する。イレーズパルスに応じてスイッチ49がオンとなり、電流源46から消去電流がバイアス電流に加算されて半導体レーザ素子21に流れる。ライトパルスに応じてスイッチ50がオンとなり、電流源47から記録電流がバイアス電流に加算されて半導体レーザ素子21に流れる。これによって半導体レーザ素子21から記録用のレーザビームが発射され、光ディスク13へのデータ書込が行われる。
【0023】
システムコントローラ11はLPPデコーダ4からバス14及びSCSI−IF回路10を介して得られる光ディスク13上のピックアップ1の書込位置のアドレス情報を読み取り(ステップS25)、そのアドレス情報が記録領域MAの最終アドレスを示しているか否かを判別する(ステップS26)。読み取ったアドレス情報が記録領域MAの最終アドレスを示していない場合には、ステップS23に戻ってそれ以降の動作を繰り返す。読み取ったアドレス情報が記録領域MAの最終アドレスを示している場合には、バッファアンダーランを引き起こすだけの時間待ちを行う(ステップS27)。バッファアンダーランとはバッファメモリ8に保持されたイメージデータが全てDVDエンコーダ7によって読み出されてデータ書込が行われてしまい、バッファメモリ8には保持データが無くなった状態である。バッファアンダーランを引き起こすだけの待ち時間は、ステップS26において読み取ったアドレス情報が記録領域MAの最終アドレスを示していることが判別されているので、例えば、最終アドレス分のデータ書込に相当する時間である。この時間だけ次のステップS28の実行が遅延されるので、現在の記録領域MAの最終アドレスまでをそれに対応した記録条件でイメージデータを確実に書き終えることができる。すなわち、現在の記録領域MAの最終アドレス内で記録条件が切り替わってしまうことが回避される。
【0024】
ステップS27の実行後、システムコントローラ11は記録領域MAが最終の記録領域MAeであるか否かを判別する(ステップS28)。MA≠MAeであるならば、MAに1を加算して次の記録領域MAを求め(ステップS29)、ステップS22に進み、そのステップS22以降の動作を繰り返す。MA=MAeであるならば、複数の記録領域へのイメージデータの書き込みが終了したことになる。
【0025】
光ディスク13が追記型ディスクのDVD−Rである場合には、記録データが例えば、図11(a)に示すように8T(Tは単位ビット長)を含む場合には8Tのマークを作成するために、図11(b)に示すように記録データがストラテジ生成回路6によってライトパルス列に変換される。ライトパルスが生成されていない時には電流源45からバイアス電流が半導体レーザ素子21に流れる。そのバイアス電流によって半導体レーザ素子21が発するレーザビームのパワー、すなわちバイアスパワーは図11(c)に示すようにゼロレベルよりPbだけ高いパワーレベルである。ライトパルスが生成されている時には電流源47から記録電流がバイアス電流に加算されて半導体レーザ素子21に流れる。その記録電流とバイアス電流との合計電流によって半導体レーザ素子21が発するレーザビームのパワー、すなわち記録パワーは図11(c)に示すようにゼロレベルよりPo(Po>Pb)だけ高いパワーレベルである。
【0026】
光ディスク13が書き換え可能型のディスクのDVD−RWである場合には、記録データが例えば、図12(a)に示すように8T(Tは単位ビット長)を含む場合には記録データがストラテジ生成回路6によって図12(b)に示す如きイレーズパルスと、図12(c)に示す如きライトパルス列とに変換される。イレーズパルスはライトパルス列が生成される直前に生成される。イレーズパルス及びライトパルスのいずれもが生成されていない時には電流源45からバイアス電流が半導体レーザ素子21に流れる。そのバイアス電流によって半導体レーザ素子21が発するレーザビームのパワー、すなわちバイアスパワーは図12(d)に示すようにゼロレベルよりPbだけ高いパワーレベルである。イレーズパルスだけが生成されている時には電流源46から消去電流がバイアス電流に加算されて半導体レーザ素子21に流れる。その消去電流とバイアス電流との合計電流によって半導体レーザ素子21が発するレーザビームのパワー、すなわち消去パワーは図12(d)に示すようにゼロレベルよりPe(Pe>Pb)だけ高いパワーレベルである。ライトパルスが生成されている時には電流源47から記録電流がバイアス電流に加算されて半導体レーザ素子21に流れる。その記録電流とバイアス電流との合計電流によって半導体レーザ素子21が発するレーザビームのパワー、すなわち記録パワーは図12(d)に示すようにゼロレベルよりPo(Po>Pe)だけ高いパワーレベルである。
【0027】
複数の記録領域への書き込みが全て終了した場合には、システムコントローラ11は、SCSI−IF回路10及びバス14を介してCPU9に対して光ディスク13上のピックアップ1の現在の書込位置に対応した最適の記録パワー、消去パワー及びバイアスパワー各々のパワーレベル変更を指示する(ステップS4)。CPU9はその変更指示に従って最適パワーレベル情報をLDドライバ5に出力する。最適の記録パワー、消去パワー及びバイアスパワーは光ディスク13の半径位置によって予め定められている。LDドライバ5ではパワーレベル情報に応じて電流源45の出力バイアス電流値、電流源46の出力消去電流値及び電流源47の出力記録電流値が定まる。
【0028】
システムコントローラ11は、SCSI−IF回路10及びバス14を介してCPU9に対して光ディスク13のリードアウトエリアへのリードアウト情報の書き込みを指示する(ステップS5)。CPU9は、ピックアップ1の書込位置を光ディスク13のリードアウトエリアに移動させ、リードアウト情報の書き込みをDVDエンコーダ7に指令する。DVDエンコーダ7はリードアウト情報に対応した記録データをストラテジ生成回路6に供給し、ストラテジ生成回路6は記録データを符号変換してイレーズパルス及びライトパルスを生成するので、光ディスク13のリードアウトエリアにリードアウト情報が書き込まれる。
【0029】
システムコントローラ11は、リードアウト情報の書き込み終了後、SCSI−IF回路10及びバス14を介してCPU9に対して光ディスク13の最内周位置に対応した最適の記録パワー、消去パワー及びバイアスパワー各々のパワーレベル変更を指示する(ステップS6)。CPU9はその変更指示に従って最適パワーレベル情報をLDドライバ5に出力する。そして、システムコントローラ11は、SCSI−IF回路10及びバス14を介してCPU9に対して光ディスク13のRMAへの記録管理情報RMDの書き込みを指示する(ステップS7)。CPU9は、ピックアップ1の書込位置を光ディスク13のRMAに移動させ、ディスクの記録管理情報の書き込みをDVDエンコーダ7に指令する。DVDエンコーダ7は記録管理情報に対応した記録データをストラテジ生成回路6に供給し、ストラテジ生成回路6は記録データを符号変換してイレーズパルス及びライトパルスを生成するので、光ディスク13のRMAに記録管理情報RMDが書き込まれる。
【0030】
システムコントローラ11は、記録管理情報RMDの書き込み終了後、SCSI−IF回路10及びバス14を介してCPU9に対して光ディスク13のリードインエリアへのリードイン情報(ファイナライズ情報)の書き込みを指示する(ステップS8)。CPU9は、ピックアップ1の書込位置を光ディスク13のリードインエリアに移動させ、光ディスク12のリードイン情報の書き込みをDVDエンコーダ7に指令する。DVDエンコーダ7はリードイン情報に対応した記録データをストラテジ生成回路6に供給し、ストラテジ生成回路6は記録データを符号変換してイレーズパルス及びライトパルスを生成するので、光ディスク13のリードインエリアにリードイン情報が書き込まれる。
【0031】
記録管理情報RMD及びリードイン情報の書き込みがファイナライズ処理である。記録管理情報RMDのデータとしてはドライブメーカID、シリアル番号、モデル番号、ストラテジコード、記録パワー、タイムスタンプ等のデータがある。また、リードイン情報のデータとしては、ディスク情報、メーカ情報、ライトストラテジ情報等のデータがある。
【0032】
システムコントローラ11は、リードイン情報の書き込み終了後、DVDライタの動作の停止をCPU9に対して指令する(ステップS9)。以上の動作によって光ディスク13にはテストディスクとしての記録が行われたことになる。
データエリアにおける複数の記録領域へのデータ記録後、ピックアップ1の現在の書込位置に対応した最適の記録パワー、消去パワー及びバイアスパワーに戻すことにより、光ディスク13は再生不能なテストディスクになることが防止される。
【0033】
なお、ステップS4及びS6各々のパワーレベル変更指示に対してはステップS22の場合と同様に、CPU9は光ディスク13が追記型の光ディスクである場合には1の記録領域に対応した記録パワー及びバイアスパワー各々の最適パワーレベル情報をLDドライバ5に出力し、消去パワーは0mWを示すことになる。
【0034】
図13は本発明の他の実施例として情報記録装置を示している。図13の情報記録装置においては、DVDエンコーダ7にバッファメモリ8についてのバッファアンダーランを検出する検出部7aが備えられている。その他の構成は図1に示した情報記録装置と同一である。
図13の構成の情報記録装置においては、図6のステップS3の記録動作が図14に行われる。すなわち、ステップS26において読み取ったアドレス情報が記録領域MAの最終アドレスを示していると判別した場合には、システムコントローラ11はバッファアンダーラン検出部7aの検出状態をDVDエンコーダ7、バス14、そしてSCSI−IF回路10を介して読み取り、バッファアンダーランが検出されたか否かを判別する(ステップS27a)。バッファアンダーランが検出された場合にはステップS28に進む。その他の記録動作は図10に示した記録動作と同様である。
【0035】
図13及び図14に示した実施例においても、ステップS27aによってバッファアンダーランが検出されるまでの時間だけ次のステップS28の実行が遅延されるので、現在の記録領域MAの最終アドレスまでをそれに対応した記録条件でイメージデータを確実に書き終えることができる。
また、DVDライタはデータ書込中においては膨大なデータの処理やレーザパワー関係の温度補償等の複雑な処理を行うため、記録パワー等の記録条件の切り換えを受け付けない場合が起こり得る。しかしながら、上記した各実施例においては、ステップS27のバッファアンダーランを引き起こすだけの時間待ちを行うことにより、或いはステップS27aでバッファアンダーランの検出を行うことにより、データバッファ8に転送したイメージデータ等の情報データを全て書き終えてから記録条件の切り換えが行われる。よって、DVDライタはデータ書込中における処理負荷を減少させることができ、記録条件の切り換えの指令を確実に受け付けることができる。
【0036】
また、上記した各実施例においては、記録条件として複数の記録領域毎のレーザビームの記録パワー及びバイアスパワー又は記録パワー、消去パワー及びバイアスパワーが設定されているが、本発明はこれに限定されない。記録条件としてCPU9からの指令に応じてストラテジ生成回路6から出力されるライトパルスのパルス幅を用いて良い。また、光ディスク13の記録面のレーザビームの照射位置における法線とレーサビームの光軸方向とのなすチルト角を用いても良い。更に、フォーカスサーボ回路のオフセット値或いはトラッキングサーボ回路のオフセット値を用いて記録条件を設定することもできる。
【0037】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、複数の記録領域に情報データを記録手段によって互いに異なる記録条件にて適切に記録することができる。特に、各記録領域において最終アドレスまでそれに対応した記録条件で情報データが確実に記録される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報記録装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の装置中のLDドライバの構成を示すブロック図である。
【図3】アナログ処理回路の構成を示すブロック図である。
【図4】プリピット検出回路によるLPP成分の検出を示す波形図である。
【図5】光ディスクの記録面の各エリアを示す図である。
【図6】図1の装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】DVD−Rの場合の記録条件とその目標値とを示す図である。
【図8】DVD−RWの場合の記録条件とその目標値とを示す図である。
【図9】DVD−RWの場合の記録条件とその目標値とを示す図である。
【図10】図6のフローチャートのうちの記録動作を具体的に示すフローチャートである。
【図11】DVD−Rの場合の記録データに対応したライトパルス波形及び各パワー変化を示す図である。
【図12】DVD−RWの場合の記録データに対応したライトパルス波形及び各パワー変化を示す図である。
【図13】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図14】図13の装置の場合の記録動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ピックアップ
2 アナログ処理回路
3 DVDデコーダ
4 LPPデコーダ
5 LDドライバ
6 ストラテジ生成回路
7 DVDエンコーダ
8 バッファメモリ
9 CPU
10 SCSI−IF回路
11 システムコントローラ
13 光ディスク

Claims (5)

  1. 書込可能なディスクの複数の記録領域に情報データを記録手段によって互いに異なる記録条件にて記録する情報記録装置であって、
    前記ディスクに記録させるべき前記情報データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記情報データをバッファメモリに転送して保存させ、前記バッファメモリに保存された前記情報データを順次読み出し、前記記録手段によって前記ディスクに対してその読み出した前記情報データを記録させる情報記録制御手段と、
    前記バッファメモリについてバッファアンダーランを検出した後、若しくはバッファアンダーランが発生するだけの時間経過を検出した場合に前記記録手段の記録条件を切り換える記録条件切換手段と、を備えたことを特徴とする情報記録装置。
  2. 前記記録手段の記録条件は、前記ディスクが追記型光ディスクである場合には、前記複数の記録領域毎のレーザビームの記録パワー及びバイアスパワーによって設定され、前記ディスクが書き換え可能型光ディスクである場合には、前記複数の記録領域毎の前記レーザビームの記録パワー、消去パワー及びバイアスパワーによって設定されることを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
  3. 前記記録条件切換手段は、前記複数の記録領域のうちのいずれか1の記録領域の最終アドレスを検出してから前記バッファアンダーランを引き起こすだけの時間経過を検出した場合に前記記録手段の記録条件を切り換えることを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
  4. 前記記録条件切換手段は、前記バッファアンダーランを検出する検出手段を有し、前記複数の記録領域のうちのいずれか1の記録領域の最終アドレスの検出後の前記検出手段による前記バッファアンダーランの検出に応じて前記記録手段の記録条件を切り換えることを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
  5. 書込可能なディスクの複数の記録領域に情報データを記録手段によって互いに異なる記録条件にて記録する情報記録方法であって、
    記憶手段に予め記憶された前記情報データをバッファメモリに転送して保存させ、前記バッファメモリに保存された前記情報データを順次読み出し、前記記録手段によって前記ディスクに対してその読み出した前記情報データを記録させ、
    前記バッファメモリについてバッファアンダーランを検出した後、若しくはバッファアンダーランが発生するだけの時間経過を検出した場合に前記記録手段の記録条件を切り換えることを特徴とする情報記録方法。
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