JP3838130B2 - 電源コントロール方法 - Google Patents

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  • Communication Control (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
家庭内におけるネットワーク、いわゆるホームネットワークにおいてネットワークに接続された各機器の電源コントロール方法に関し、特に電源起動パケットを使用することにより各機器の電源コントロールを管理し、サーバとしての機能を削減することなく各機器の待機電力を低減するための電源コントロール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭内におけるネットワーク、いわゆるホームネットワークにおいて、ネットワークに接続される機器は、その機器の性格からできるだけ複雑な設定作業を避けるようにしなければならない。ネットワークとしてTCP/IPプロトコルを使用した場合、ネットワーク上で必要となる設定項目は、各機器毎に設定されるIPアドレスが必要である。
【0003】
また、ネットワーク上に存在する他の機器の制御を行う際には、制御対象機器のIPアドレス情報の取得と設定が必要となる。これらのうち、制御対象機器のIPアドレスやサービス情報の取得を自動的に行うサービスディスカバリープロトコルは以前から存在していた。一方、従来から存在しているネットワーク機器は、それらのネットワーク機器を使用するために常時電源を通電している必要があった。特にネットワークサーバーは、いつアクセスがあるかわからないため、常時通電している必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ホームネットワークに使用されるネットワーク機器は、その条件の一つとして待機電力の低減が望まれており、使用していないネットワーク機器への常時通電は避けなければならなかった。
【0005】
また、ユーザーがノート型のパーソナルコンピュータやPDA等の携帯型のネットワーク機器を会社や家庭等の複数の環境で使用する場合、環境の変化に応じてネットワーク機器が変化するため、ネットワーク機器を待機状態にしておくことができず、省電力を実現することができないという課題があった。
【0006】
そこで、本発明は、ネットワーク機器の待機電力を極力抑えるためにネットワーク機器の電源がオフ状態のときにはネットワークデバイスのみ通電を行い、電源起動パケットを使用してネットワーク機器の電源コントロールを行うことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、電源がオンである状態と、電源がオフであるが電源をオンとするパケットを受信することで電源をオンにすることが可能な状態とを有し、ネットワーク上に接続されている、前記ネットワーク上の他のネットワーク機器のリストを持つネットワーク機器の電源コントロール方法であって、前記ネットワーク機器が接続されている第1のネットワークに、第2のネットワークに接続されていた新しい前記ネットワーク機器を接続しその新しいネットワーク機器の電源をオンとするステップと、前記新しいネットワーク機器が有する、前記第2のネットワークに接続されていたときのリストに含まれる前記ネットワーク機器に対して電源をオンとするパケットを送出するステップと、前記新しいネットワーク機器の有するリストに含まれるネットワーク機器が前記電源をオンとするパケットによって前記第1のネットワーク上に存在しないと認識されたときに、前記第1のネットワーク上に存在しないネットワーク機器を前記リストから削除するステップと、前記新しいネットワーク機器の有する前記リストに含まれないネットワーク機器が前記新しいネットワーク機器によって新たに認識されたときに、前記新しいネットワーク機器は、前記新たに認識されたネットワーク機器及び前記新たに認識されたネットワーク機器の有するリストに含まれるネットワーク機器を前記新しいネットワーク機器の有する前記リストに追加するステップとからなる電源コントロール方法を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係る電源コントロール方法について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る電源コントロール方法を適用したホームネットワークの要部を示すブロック図であり、図2は本発明に係る電源コントロール方法の一実施例を示すフローチャートである。
【0009】
図1に示すように、会社のネットワークに接続されたユーザー所有のネットワーク機器1は家庭に持ち帰られホームネットワークに接続される。ユーザー所有のネットワーク機器1は例えば携帯型パソコンやPDA等であり、これは会社にて社内ネットワークに接続されている。そして、そのとき社内ネットワークには第1のネットワーク機器X及び第2のネットワーク機器Yが接続されている。このようなユーザー所有のネットワーク機器1を会社から自宅へ持ち帰り、ホームネットワークに接続する。このとき、ホームネットワークには第1の家庭内ネットワーク機器A、第2の家庭内ネットワーク機器B、第3の家庭用ネットワーク機器Cが接続されている。
【0010】
次に、図2に示すフローチャートを参照して本発明に係る電源コントロール方法の概要を説明する。
【0011】
(STEP1)
ホームネットワークに対して、他のネットワーク(例えば会社のネットワーク)に接続され使用されていた新しいデバイスであるユーザー所有のネットワーク機器1を接続する。ここで、ユーザー所有のネットワーク機器1は会社のネットワークに接続していたときのリストを保持しているものとする。つまり、リストには第1の社内ネットワーク機器X及び第2の社内ネットワーク機器Yが含まれている。
【0012】
(STEP2)
次に、ホームネットワーク上に接続したユーザー所有のネットワーク機器1の電源をオンにする。
【0013】
(STEP3)
ユーザー所有のネットワーク機器1から、このユーザー所有のネットワーク機器1のリストに含まれる全てのネットワーク機器に対して電源起動パケットを送出する。
【0014】
(STEP4)
ここで、ユーザー所有のネットワーク機器1のリストに含まれるネットワーク機器がホームネットワーク上に存在し、電源起動パケットを受信した場合には、対象のネットワーク機器の電源はオンとなる。なお本実施例では、ユーザー所有のネットワーク機器1のリストに含まれる第1の社内ネットワーク機器X及び第2の社内ネットワーク機器Yはホームネットワークに存在しないため、この段階で電源がオンとなるネットワーク機器は存在しない。
【0015】
(STEP5)
上述したSTEP4にて電源がオンとなるネットワーク機器が存在した場合、そのネットワーク機器はサービス情報のアナウンスパケットを送出する。
【0016】
(STEP6)
そして、ユーザー所有のネットワーク機器1はアナウンスパケットを受信して、リストと比較し、上述したネットワーク機器を認識する。
【0017】
(STEP7)
ユーザー所有のネットワーク機器1は認識したネットワーク機器をリストに維持する。
【0018】
(STEP8)
一方、STEP3にて電源起動パケットを送出したユーザー所有のネットワーク機器1は、対象となるネットワーク機器からのアナウンスパケットを一定時間待つ。
【0019】
(STEP9)
そして、ユーザー所有のネットワーク機器1は、ホームネットワーク上に対象となるネットワーク機器(リストに含まれていたネットワーク機器)が存在しないことを認識する。
【0020】
(STEP10)
ユーザー所有のネットワーク機器1は、存在しないと認識されたネットワーク機器をリストから削除する。
【0021】
このようにして、会社から持ち帰られたユーザー所有のネットワーク機器1のリストからは第1の社内ネットワーク機器X及び第2の社内ネットワーク機器Yが削除され、次の手順によってホームネットワークに接続されたネットワーク機器が追加される。なお、本発明におけるネットワーク機器の電源の状態には次の四つがある。
・電源が完全にオフの状態
・ネットワークデバイスの電源は入っているが、電源がオフの状態(後述するマジックパケットにより電源を起動することが可能である)
・スタンバイの状態(電源オン)
・電源がオンの状態
例えば、ホームネットワークに接続されたネットワーク機器のうち、第1のネットワーク機器Aのみが電源オンであり、第2のネットワーク機器B及び第3のネットワーク機器Cはネットワークデバイスの電源がオンであり、電源がオフの状態である場合、図3に示すような動作となる。
【0022】
(1)ユーザー所有のネットワーク機器1が接続されて電源がオンとなると、HNSDPパケットを送出すると共に、ユーザー所有のネットワーク機器1のリストに含まれるネットワーク機器に対してマジックパケットを送出する。なお、HNSDPパケットは、対象のネットワーク機器のIPアドレスやサービス情報の取得を自動的に行うものである。ここでは、ユーザー所有のネットワーク機器1のリストにある第1の社内ネットワーク機器X及び第2の社内ネットワーク機器Yに対してマジックパケットが送出される。
【0023】
(2)ユーザー所有のネットワーク機器1から送出されたHNSDPパケットを電源がオンである第1の家庭内ネットワーク機器Aが受信する。第1の家庭内ネットワーク機器Aは自身のリストと比較して、ユーザー所有のネットワーク機器1が新しいデバイスであることを認識し、HNSDPパケットを送出すると共に、第1の家庭内ネットワーク機器Aのリストに含まれるネットワーク機器(第2の家庭内ネットワーク機器B及び第3の家庭内ネットワーク機器C)に対してマジックパケットを送出する。
【0024】
(3)ユーザー所有のネットワーク機器1は第1の家庭内ネットワーク機器Aから受信したHNSDPパケットと自身のリストとを比較し、第1の家庭内ネットワーク機器Aを新しいデバイスとして認識し、HNSDPパケットを送出すると共に、ユーザー所有のネットワーク機器1のリストに含まれるネットワーク機器に対してマジックパケットを送出する。
【0025】
(4)第3の家庭内ネットワーク機器Cは第1の家庭内ネットワーク機器Aから受信したマジックパケットにより、システムを起動してスタンバイ状態へと移行する。
【0026】
(5)第2の家庭内ネットワーク機器Bは第1の家庭内ネットワーク機器Aから受信したマジックパケットにより、システムを起動してスタンバイ状態へと移行する。
【0027】
(6)第3の家庭内ネットワーク機器Cはスタンバイ状態を示すHNSDPパケットを送出する。
【0028】
(7)ユーザー所有のネットワーク機器1は、第3の家庭内ネットワーク機器Cから受信したHNSDPパケットを自身のリストと比較し、第3の家庭内ネットワーク機器Cを新しいデバイスとして認識し、HNSDPパケットを送出すると共に、ユーザー所有のネットワーク機器1のリストに含まれるネットワーク機器に対してマジックパケットを送出する。
【0029】
(8)第3の家庭内ネットワーク機器Cは、ユーザー所有のネットワーク機器1から受信したHNSDPパケットを自身のリストと比較し、ユーザー所有のネットワーク機器1を新しいデバイスとして認識し、HNSDPパケットを送出すると共に、自身のリストにあるネットワーク機器に対してマジックパケットを送出する。
【0030】
(9)第2の家庭内ネットワーク機器Bはスタンバイ状態となり、スタンバイ状態を示すHNSDPパケットを送出する。
【0031】
(10)ユーザー所有のネットワーク機器1は、第2の家庭内ネットワーク機器Bから受信したHNSDPパケットを自身のリストと比較し、第2の家庭内ネットワーク機器Bを新しいデバイスとして認識し、HNSDPパケットを送出すると共に、自身のリストにあるネットワーク機器に対してマジックパケットを送出する。
【0032】
(11)第2の家庭内ネットワーク機器Bは、ユーザー所有のネットワーク機器1から受信したHNSDPパケットを自身のリストと比較し、ユーザー所有のネットワーク機器1を新しいデバイスとして認識し、HNSDPパケットを送出すると共に、自身のリストにあるネットワーク機器に対してマジックパケットを送出する。
【0033】
(12)第3の家庭内ネットワーク機器Cは、スタンバイ状態となってから一定時間を経過した後、電源オフ状態へと移行する。
【0034】
(13)第2の家庭内ネットワーク機器Bは、スタンバイ状態となってから一定時間を経過した後、電源オフ状態へと移行する。
【0035】
(14)ユーザー所有のネットワーク機器1は、マジックパケットを送出してから一定時間応答の無いネットワーク機器をリストから削除する(この場合、第1の社内ネットワーク機器X及び第2の社内ネットワーク機器Y)。
【0036】
(15)第2の家庭内ネットワーク機器Bは、電源オフ状態を示すHNSDPパケットを送出した後、システムの電源をオフとする。
【0037】
(16)第3の家庭内ネットワーク機器Cは、電源オフ状態を示すHNSDPパケットを送出した後、システムの電源をオフとする。
【0038】
次に、上述したように、ユーザー所有のネットワーク機器1がホームネットワークに接続されて、第1のネットワーク機器A、第2のネットワーク機器B、第3のネットワーク機器Cをリストに含んだ状態で、例えば別の部屋にユーザー所有のネットワーク機器1を移動させて、再接続を行った場合の動作の流れについて図4を用いて説明する。なお、本実施例では、第1のネットワーク機器A、第2のネットワーク機器B、第3のネットワーク機器Cの電源はオフであり、電源がオフの状態である(マジックパケットによって起動可能な状態)。
【0039】
(1)ユーザー所有のネットワーク機器1をホームネットワークに再接続して電源をオンとすることにより、HNSDPパケットを送出すると共に、自身のリストにあるネットワーク機器に対してマジックパケットを送出する。
【0040】
(2)第1の家庭内ネットワーク機器Aは、ユーザー所有のネットワーク機器1から受信したマジックパケットにより、システムを起動してスタンバイ状態へと移行する。
【0041】
(3)第2の家庭内ネットワーク機器Bは、ユーザー所有のネットワーク機器1から受信したマジックパケットにより、システムを起動してスタンバイ状態へと移行する。
【0042】
(4)第3の家庭内ネットワーク機器Cは、ユーザー所有のネットワーク機器1から受信したマジックパケットにより、システムを起動してスタンバイ状態へと移行する。
【0043】
(5)第2の家庭内ネットワーク機器Bは、スタンバイ状態となり、スタンバイ状態を示すHNSDPパケットを送出する。
【0044】
(6)第2の家庭内ネットワーク機器Bは、スタンバイ状態となってから一定時間経過した後、電源オフ状態へと移行する。
【0045】
(7)第1の家庭内ネットワーク機器Aは、スタンバイ状態となり、スタンバイ状態を示すHNSDPパケットを送出する。
【0046】
(8)第1の家庭内ネットワーク機器Aは、スタンバイ状態となってから一定時間経過した後、電源オフ状態へと移行する。
【0047】
(9)第3の家庭内ネットワーク機器Cは、スタンバイ状態となり、スタンバイ状態を示すHNSDPパケットを送出する。
【0048】
(10)第3の家庭内ネットワーク機器Cは、スタンバイ状態となってから一定時間経過した後、電源オフ状態へと移行する。
【0049】
(11)第1の家庭内ネットワーク機器Aは、電源オフ状態を示すHNSDPパケットを送出した後、システムの電源をオフとする。
【0050】
(12)第2の家庭内ネットワーク機器Bは、電源オフ状態を示すHNSDPパケットを送出した後、システムの電源をオフとする。
【0051】
(13)第3の家庭内ネットワーク機器Cは、電源オフ状態を示すHNSDPパケットを送出した後、システムの電源をオフとする。
【0052】
(14)ユーザーからユーザー所有のネットワーク機器1により第2の家庭内ネットワーク機器Bの電源をオンにする操作が行われた場合、ユーザー所有のネットワーク機器1から第2の家庭内ネットワーク機器Bに対して電源オンのためのマジックパケットが送出される。
【0053】
(15)第2の家庭内ネットワーク機器Bは、ユーザー所有のネットワーク機器1から受信したマジックパケットにより電源オンの状態へと移行する。
【0054】
(16)第2の家庭内ネットワーク機器Bは、電源オンの状態となり、HNSDPパケットと自身のリストにあるネットワーク機器に対してマジックパケットを送出する。
【0055】
1−1
次に、本発明に係る電源コントロール方法について更に詳しく説明する。家庭内におけるネットワーク機器は、その機器の性質上、できるだけ複雑な設定作業を避けるようにしなければならない。TCP/IPプロトコルを用いたネットワーク上で必要となる設定項目としては、各ネットワーク機器毎にIPアドレスの設定が必要であり、またネットワーク上の他の機器の制御を行う際には、制御対象となるネットワーク機器のIPアドレス情報の取得と設定が必要となる。これらのうち、Home Network Service Discovery Protocol(HNSDP)である。
【0056】
1−1−1.パケットサイズ
なお、本実施例におけるプロトコルは基本的に家庭内におけるネットワーク接続のためのプロトコルであり、Ethernet(登録商標)、802.11無線LANで使用されることを想定しており、また、UDPを使用するため、できるだけフラグメントを避ける必要性から、パケットサイズとしては1472byteを上限としている。
【0057】
1−1−2.マルチキャストパケット
また、IPアドレスが不明のネットワーク機器にもサービス情報を提供するために、本実施例におけるプロトコルではマルチキャストパケットを使用してパケットの送信を行っている。ただし、例外として既知となっているネットワーク機器に対して、サービスのリクエストを行うときに限り、マルチキャストだけではなく、ユニキャストによる通信も可能とする。
【0058】
1−1−3.アナウンス
更に、家庭用のネットワーク機器では推奨されていない使い方をされる場合も考えられる。例えば、電源をオンにしたままEtherケーブルの抜き差しを行ったり、電源をオフにせずにいきなり電源プラグを抜いたり等、通常の使用では起こらないようなことが起きてしまう場合がある。この場合、ネットワークから切断或いはネットワークに接続されたネットワーク機器は、切断又は接続されたという情報を送ることができず、新たにネットワーク機器の検索を行うまでそのネットワーク機器の状況は不明のままとなってしまう。これを回避するには一定期間毎に接続状態の確認を行えば良いが、そのための手法としては二つの方法が考えられる。一つは、ある一定の間隔で全てのネットワーク機器に対してサービス情報のパケットをアナウンスする方法であり、もう一つは、ある一定間隔で全てのネットワーク機器に対してリクエストを行う方法である。なお、本実施例におけるプロトコルでは、一定間隔でアナウンスする手法を採用した。これは、リクエストする方法であるとリクエストのパケットに対して戻りのパケットがあるため、一定期間毎にアナウンスする方法に比べて、パケットの行き来が倍になるためである。
【0059】
1−1−4.パケット送出回数
また、本実施例におけるプロトコルでは、マルチキャストによるグループへの一斉アナウンスを行うため、UDPによるパケットを使用している。UDPパケットはTCPによるパケット通信と異なり、パケットの伝達信頼性が低いものとなっており、パケットの喪失が起こる可能性がある。それゆえ、パケットの伝達信頼性を上げるため、複数回のパケット送出を行っている。
【0060】
1−1−5.パケット内容
更に、パケットのフォーマットとしては、ASCIIコードを使用している。基本的なヘッダー構造は、最大256文字の一行で表され、
「ヘッダー」+「:」+「内容」+「CRLF」
としている。また、ヘッダーの順序については、「拡張ヘッダー」を除いて問わないものとする。また、パケットの先頭行には、以下に示すプロトコル名を表記する。
「HNSDP」+「CRLF」
そして、ヘッダーの種類とその内容を図5に示す。CMDはコマンドヘッダーを示し、送出されるパケットの動作を示すものである。また、VERはバージョン情報ヘッダーであり、HNSDPのバージョンを示すものである。更に、IPはIPアドレスヘッダーを示し、パケット送出機器のIPアドレスを示すものである。PTはポート番号ヘッダーであり、パケット送出機器のサービスを参照するための入り口であるポート番号を示している。
【0061】
MACはMACアドレスヘッダーであり、パケット送出機器におけるMACアドレスを示すものである。また、UDはユーザー設定機器名ヘッダーであり、パケット送出機器のユーザー設定による機器名、例えば「VTR1」や「3F Video」や「Living room TV」にような、ユーザーが自由に設定できる機器名を示している。
【0062】
DTは機器種類ヘッダーであり、パケット送出機器の種類、例えばVCR、TV、STBのような実装者の区分する種類を示している。また、MNは機種名ヘッダーであり、パケット送出機器の機種名(型番)を示している。更に、SNはシリアルナンバーヘッダーであり、パケット送出機器のシリアルナンバーを示している。
【0063】
STはサービスタイプヘッダーであり、パケット送出機器におけるサービスの種類を示している。また、DSは状態ヘッダーであり、パケット機器の状態を示すものである。更に、PIはパケット送出間隔ヘッダーであり、パケット送出機器におけるパケット送出の間隔を示している。また、PWRはマジックパケット対応状況ヘッダーであり、パケット送出機器においてマジックパケットが使用可能かどうかを示す。更に、EXTは拡張ヘッダーであり実装者によってヘッダー拡張するために使用するものである。
【0064】
1−1−6.リスト
また、本実施例におけるリストとは、ネットワーク上に接続された各機器から送出されたアナウンスパケットの内容(IPアドレス、MACアドレス、機種名等々)の一覧を保存したものであり、電源オフ時でも内容を保持するものとする。このリストは、後に示すNPCMにおいても使用される。
【0065】
1−1−7.動作規則
次に、本実施例における動作規制について説明する。まず、パケット送出のタイミングであるが、アナウンスパケット(コマンドヘッダー(CMD)にannounceが記述されているパケット)の送出は以下の状況のときに送出されなければならない。
1.状態移行時(電源オン、電源オフ、スタンバイ状態)
2.他のネットワーク機器の状態移行検出時
3.リクエストパケット(コマンドヘッダー(CMD)にrequestが記述されているパケット)受信時
4.アプリケーションによる要求時(例えば、ブラウズ時等)
5.前回のパケット送出からパケット送出間隔ヘッダーで設定されている時間以内
6.リストに無い新しいネットワーク機器を発見したとき
また、パケットを受信したときの処理は、コマンドヘッダー(CMD)の内容により異なる。以下にそれぞれのコマンド受信時の動作について示す。
1.リクエストパケット受信時
リクエストパケット(CMD:request)を受信した場合は、すぐにアナウンスパケット(CMD:announce)を送出しなければならない。
2.アナウンスパケット受信時
アナウンスパケット(CMD:announce)を受信した場合、MACアドレスヘッダーとシリアルナンバーヘッダーをもとにリスト上のネットワーク機器と照合し、既存の機器のときには情報の更新(IPアドレス、ポート番号等)のみを行う。また、照合の結果、新しいネットワーク機器が発見されたときにはパケット送出タイミングで示したように、パケットを送出してそのときにリストに新しいネットワーク機器を追加する。
【0066】
次に、リストの操作について説明する。リストの操作は前述したパケット受信時の処理以外に、以下のような状況においても発生する。
1.パケット送出間隔以外の反応
リスト上のネットワーク機器が、電源オン又はスタンバイ状態にある場合に、パケット送出間隔ヘッダーで示された時間以内にパケットの受信が認められなかったときには、(パケット送出間隔×複数回 時間)待った後リスト上より削除する。
【0067】
その他の運用上の仕様として以下の条件が必要である。
1.電源オフ状態に移行する際には、電源オフ状態を示すパケット(ST:paweroff)を送出後に電源オフ状態に移行する。
2.リストは電源オフ時でも保持される必要がある。
3.新しいネットワーク機器をネットワーク上で認識させるためには、ネットワーク上で既接続となっているネットワーク機器のうち、最低限1台の電源をオンとする必要がある。
【0068】
1−2
従来のネットワーク機器は、使用するためには常時電源を通電しているものしか存在していなかった。特にサーバーは、いつアクセスがあるかわからないため、常時通電している必要がある。しかし、家庭用機器は条件の一つとして待機電力の低減が求められており、使用していないにもかかわらず常時通電している状態は避けなければならない。そこで、待機電力を極力抑えるため電源オフ状態のときには、ネットワークデバイスのみ通電を行い、マジックパケットを使用してHNSDPの機能を拡張する機構がNetwork Power Control
Mechanism(NPCM)である。
【0069】
1−2−1.マジックパケット
次に、マジックパケットについて説明する。マジックパケットはAMD社が開発した技術であり、自分のネットワークデバイスのMACアドレスと一致したパケットを受信したときに、システムの電源をオンにすることができる機能を持っている。この機能はネットワークデバイスのみの通電で動作することができるため、CPUやその他の周辺部品の電源をオフにすることができ、待機電力を極力抑えることが可能となる。NPCMでは、ブロードキャストのUDPパケット上にマジックパケットを乗せネットワーク機器の電源の投入制御を行っている。
【0070】
1−2−2.動作規則
NPCMはHNSDPと共に動作し、HNSDPのリストを使用して機能を実現している。以下にNPCMの動作規制を示す。
・マジックパケット送出タイミング
マジックパケットの送出は、以下の状況のときに、保持しているリストで管理されているネットワーク機器に対して、送出されなければならない。
1.電源オン状態へ移行時
2.リストにない新しいネットワーク機器を発見したとき
3.アプリケーションによる要求時
・リストの操作
リストの操作は前述したHNSDPプロトコルの処理以外に、以下のような状況においても発生する。
1.マジックパケット送出による反応
リスト上のネットワーク機器に対してマジックパケットを送出後、電源オフ状態のネットワーク機器により一定時間以内に反応のない場合は、リスト上より削除する。
【0071】
このように、本発明に係る電源コントロール方法によれば、ユーザーが所有するネットワーク機器を異なるネットワーク環境に移して使用する場合等において、リストに存在しているがネットワークには存在していないネットワーク機器についてはリストから削除し、リストに存在していないがネットワークには存在するネットワーク機器についてはリストに加えると共に、ネットワーク機器の電源をオン状態又はスタンバイ状態へと移行させることが容易に可能になるものである。
【0072】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明に係る電源コントロール方法によれば、ネットワーク機器を異なるネットワークに接続したり、再接続した場合でも、ネットワークに接続されたネットワーク機器を速やかに認識することができ、しかもネットワーク機器の電源をオフとしたままでも接続が可能であるから、ネットワークに接続されたネットワーク機器を省電力の待機状態としたままで新しい機器を追加することができ、消費電力を極力抑えることが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源コントロール方法に使用されるネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る電源コントロール方法の一実施例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る電源コントロール方法におけるMNCMの動作の一例を示す図である。
【図4】本発明に係る電源コントロール方法におけるMNCMの動作の一例を示す図である。
【図5】本発明に係る電源コントロール方法に使用されるパケットのヘッダーを示す図である。
【符号の説明】
1 ユーザー所有のネットワーク機器
A 第1の家庭内ネットワーク機器
B 第2の家庭内ネットワーク機器
C 第3の家庭内ネットワーク機器
X 第1の社内ネットワーク機器
Y 第2の社内ネットワーク機器

Claims (1)

  1. 電源がオンである状態と、電源がオフであるが電源をオンとするパケットを受信することで電源をオンにすることが可能な状態とを有し、ネットワーク上に接続されている、前記ネットワーク上の他のネットワーク機器のリストを持つネットワーク機器の電源コントロール方法であって、
    前記ネットワーク機器が接続されている第1のネットワークに、第2のネットワークに接続されていた新しい前記ネットワーク機器を接続しその新しいネットワーク機器の電源をオンとするステップと、
    前記新しいネットワーク機器が有する、前記第2のネットワークに接続されていたときのリストに含まれる前記ネットワーク機器に対して電源をオンとするパケットを送出するステップと、
    前記新しいネットワーク機器の有するリストに含まれるネットワーク機器が前記電源をオンとするパケットによって前記第1のネットワーク上に存在しないと認識されたときに、前記第1のネットワーク上に存在しないネットワーク機器を前記リストから削除するステップと、
    前記新しいネットワーク機器の有する前記リストに含まれないネットワーク機器が前記新しいネットワーク機器によって新たに認識されたときに、前記新しいネットワーク機器は、前記新たに認識されたネットワーク機器及び前記新たに認識されたネットワーク機器の有するリストに含まれるネットワーク機器を前記新しいネットワーク機器の有する前記リストに追加するステップと、
    からなる電源コントロール方法。
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