JP3838095B2 - 暖房装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輻射熱と温風を用いた暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の暖房装置は実公昭63−11548号公報に記載されているようなものが一般的であった。この暖房装置は図12に示すように、本体下部に設けられたバ−ナ1と、前記バ−ナ1からの燃焼ガスを通過させる中空の薄型箱状熱交換器2と、この熱交換器2の両側に形成された縦長の開口3と、前記熱交換器2の少なくとも前面に塗装された遠赤外線塗料4と、前記熱交換器2に送風して熱交換し温風として本体吐出口より吐出させる対流ファン5からなり、上記熱交換器2は内部を中空にして上記バ−ナ1からの燃焼ガス6が通過するように通路7を設け、熱交換器2の各部に上記燃焼ガス6が行き渡るように通路7の一部に凹形のビ−ド8を設けて開口3から排出する構成となっていた。
【0003】
そして、バ−ナ1で発生した燃焼ガス6を熱交換器2を通過させて300℃〜500℃に加熱することにより遠赤外線塗料4で塗装された熱交換器2の前面より遠赤外線を輻射し輻射暖房を行う、また同時に対流ファン5によって取り入れられた空気熱交換器2の背面に沿って流れ、熱交換器2の開口3から排出された燃焼ガスと混合し温風となって器具より排出し温風暖房として供されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の暖房装置では、輻射熱を発生する輻射面の温度が300〜500℃と遠赤外線発生領域であることから視覚的な暖房感が少なかったり、視覚的に危険感がないため、誤って手を触れたりして火傷をする危険性があるという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、燃焼部と、前記燃焼部からの燃焼ガスが通過する複数の貫通孔を設けた採熱面を有しその採熱した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射体と、前記輻射体の背面側に設け燃焼ガスの流通路となる輻射体加熱風路を形成する輻射パネルと、前記輻射体と輻射パネルの側部片側で前記輻射体加熱風路を臨むように配設した光源と、前記輻射体と対向する輻射体加熱風路に配設され前記光源からの光を前記貫通孔を介して輻射体の前面に放射する反射板を備え、前記反射板は光源から離れるにしたがって輻射体側への傾斜を有した構成とし、光源からの光が幅方向で略均一となるように前記貫通孔を介して前面に放射し輻射体のほぼ全体を間接的に発光せしめ、輻射部およびその近傍が高温であること、あるいは高温になることの注意を喚起するようにしている。
【0006】
上記発明によれば、発光しない輻射体であっても、運転時に輻射部が高温になっている時、あるいは高温に至るまでに輻射体近傍片側に配設した光源を点灯し、反射板全体で光源からの光を効率的に反射させるため、輻射部およびその近傍が高温であること、あるいは高温になることを報知することができ、視覚的な暖房感を得ることができるとともに、触手等による不安全行為を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載した暖房装置は、燃焼部と、前記燃焼部からの燃焼ガスが通過する複数の貫通孔を設けた採熱面を有しその採熱した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射体と、前記輻射体の背面側に設け燃焼ガスの流通路となる輻射体加熱風路を形成する輻射パネルと、前記輻射体と輻射パネルの側部片側で前記輻射体加熱風路を臨むように配設した光源と、前記輻射体と対向する輻射体加熱風路に配設され前記光源からの光を前記貫通孔を介して輻射体の前面に放射する反射板を備え、前記反射板は光源から離れるにしたがって輻射体側への傾斜を有した構成とし、光源からの光が幅方向で略均一となるように前記貫通孔を介して前面に放射し輻射体のほぼ全体を間接的に発光せしめ、輻射部およびその近傍が高温であること、あるいは高温になることの注意を喚起するように構成してある。
【0008】
そして、運転時に、輻射部の高温時あるいは高温に至るまでに輻射体部近傍片側に配設した光源を点灯することによって、輻射部およびその近傍が高温であることあるいは高温になることを表示し、視覚的な暖房感を得ることができるとともに触手等による不安全行為を防止することができる。
【0009】
また、高温となる輻射体の背面には光源を配設していないので、光源の温度低下が図れるとともに、コンパクトな光源で輻射体を広範囲に、かつ間接的に光を照射することができる。
【0010】
また、請求項2に記載した暖房装置は、反射板が光源から離れるにしたがって輻射体側への傾斜を有し、しかも放物線状に形成した構成とし、反射板全体で均一に光源からの光を効率的に反射し、輻射体のほぼ全体を間接的に効率良く発光せしめ、輻射部およびその近傍が高温であることあるいは高温になることの注意を喚起するように構成してある。
【0011】
そして、運転時に、輻射部の高温時あるいは高温に至るまでに輻射体部近傍片側に配設した光源を点灯することによって、輻射部およびその近傍が高温であることあるいは高温になることを表示し、視覚的な暖房感を得ることができるとともに触手等による不安全行為を防止することができる。
【0012】
また、請求項3に記載した暖房装置は、輻射体の貫通孔をスリット状に多数形成し、輻射体内から光源の光をスリット孔を介して前面に放射する構成としてある。
【0013】
そして、輻射体にスリット孔を設け、輻射体内から光源の光をスリット孔を介して前面に放射するようにしてあるので、輻射面に黒色の遠赤塗料等を施しても光源からの光は吸収されず輻射体の表面状態に関わらず、輻射体内から光源の光を前面に直接放射でき、また輻射体自身から光源の光が放射される形となり、よりいっそう光源の点灯効果が増し、さらに輻射部およびその近傍が高温であること、あるいは高温になることを報知し、視覚的な暖房感を得ることができるとともに、触手等による不安全行為を防止することができる。
【0014】
また、請求項4に記載した暖房装置は、輻射体の裏面を例えば無塗装とし、光源の反射面とした構成としてある。
【0015】
そして、光源は輻射体と輻射パネルの側部片面に配設してあるので、光源からの光が反射板で輻射体裏面に反射し、輻射体裏面から傾斜した反射板に反射して再度輻射体側に反射の繰り返しにより、確実に反射板全体から光をスリット孔を介して前面に全体に放射でき、しかも片側の光源であっても全体のバランスが取れやすく、また、光源の光量も増やすことができ、より一層、請求項4の光源の点灯効果を増すことができる。
【0016】
また、高温となる輻射体の背面には光源を配設していないので、光源の温度低下が図れるとともに、コンパクトな光源で輻射体を広範囲に、かつ間接的に光を照射することができる。
【0017】
また、請求項5に記載した暖房装置は、反射板表面に凸凹を施した構成としてある。
【0018】
そして、表面に凸凹を施した反射板を設け、光源からの光を反射板波部に反射させ、輻射体内から光源の光を前面に放射するようにしてあるので、光源からの光が反射板の波形状の斜面で反射して輻射体内から前面に放射され、反射板の波形状の斜面で反射された光源からの光が強く、また光源から直接あるいはその他の部分での反射によって輻射体内から前面に放射された光源からの光は弱くなり、輻射体の前方へ放射される光源の光量に強弱のアクセントが波板の波に対応して規則正しくつき、使用者がより光源の光を認識しやすくなり、よりいっそう請求項1の光源の点灯効果が増すことができるようになる。
【0019】
また、請求項6に記載した暖房装置は、反射板として光の透過性を有するガラス板を配設した構成としてある。
【0020】
そして、輻射体と輻射パネル間に光の透過性を有しその表面形状が波板形状や溝切り形状等を有するガラス板を配設してあるので、光源からの光がガラス板を透過する際にガラス板の波板形状や溝切り形状に乱反射して、輻射体内からスリット孔を介して前面に放射するようになり、請求項7と同様に光量の強弱のアクセントの効果が得られ、より一層、請求項4の光源の点灯効果を増すことができる。
【0021】
また、請求項7に記載した暖房装置は、光源をLEDとした構成としてある。
【0022】
そして、光源をLEDとしてあるので、一般のフィラメント発熱型のランプに比べフィラメントを予熱せずに点灯可能なため、また、フィラメント発熱型の光源に比べ高温部が少ないために寿命時間が長く、暖房装置のごとく使用時間が長い場合に故障の頻度を少なくすることができるとともに、光源の薄型化が図れ、またその光源自身の発熱も少ないため、該機器への温度上昇も心配することなく輻射体と輻射パネルの側部に光源を配設が容易となる。
【0023】
また、請求項8に記載した暖房装置は、光源の光量を周期的に変化させる周期制御部を備えた構成としてある。
【0024】
そして、光源の光量を周期的に変化させる周期制御部を備えてあるので、輻射体内から光源の光をスリット孔を介して前面に放射する光量を変化させることによって、輻射面の明るさを変化させ、明暗の繰り返しにより視覚的に表示が明確になるために、輻射体が加熱された状態が強調され、不安全行為を防止することができる。
【0025】
また、請求項9に記載した暖房装置は、光源の光量を輻射体表面温度に応じて変化させる表面温度表示制御部を備えた構成としてある。
【0026】
そして、光源の光量を輻射体表面温度に応じて変化させる表面温度表示制御部を備えてあるので、輻射体表面温度が高い場合は光源の光量を明るく、輻射体表面温度が低い場合は光源の光量を少なくすることによって、輻射体表面温度が表示でき、一目で触手による火傷等の危険性がわかり、不安全行為を防止することができる。
【0027】
また、請求項10に記載した暖房装置は、光源の光量を暖房能力に応じて変化させる暖房能力表示制御部を備えた構成としてある。
【0028】
そして、光源の光量を暖房能力に応じて変化させる暖房能力表示制御部を備えてあるので、暖房能力が高い場合は光源の光量を明るく、暖房能力が低い場合は光源の光量を少なくすることによって、暖房能力が表示でき、一目で暖房能力が確認できるために、操作を容易にすることができる。
【0029】
また、請求項11に記載した暖房装置は、光源から発生する光に着色する着色手段を設けた構成としてある。
【0030】
そして、着色手段によって光源から発生する光に着色し、輻射体内から光源の光をスリット孔を介して前面に放射するようにしてあるので、熱源によって加熱された輻射面から得られる輻射熱によって体感的な暖房効果に加えて、光源から発生する光を暖色に着色することによって、輻射面を視覚的に暖かく表示することが可能となり、視覚的な暖房効果によってより一層の快適な暖房感を得ることができる。
【0031】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0032】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の暖房装置の断面図で、輻射暖房運転時の構成を示している。図2は要部切欠斜視図、図3は要部平面断面図、図4は制御部ブッロク図である。
【0033】
図1、図2、図3、図4において、21は燃料を燃焼させる燃焼部で、この燃焼部21で生じた燃焼排ガスを上方へ導くように配設した燃焼筒22で覆われている。
【0034】
23は発光せず熱を輻射エネルギーとして発生する輻射体で、この背面に設けた輻射パネル24との間に輻射体加熱風路25を形成し、この輻射体加熱風路25に上記の高温の燃焼排ガスを流して、その熱を輻射体23の採熱面26で採熱し、その採熱した熱を輻射エネルギーとして発生するようになっている。また、この輻射体23には多数の貫通孔27が配設してあり、この貫通孔27を介し輻射体加熱風路25からの高温の燃焼排ガスを輻射体23の両面に流し、輻射体23の両面が採熱面26となるようにしてある。
【0035】
28は複数のLEDからなる光源で、輻射体23と輻射パネル24の側部片側に配設している。
【0036】
輻射パネル24には、反射板29を設けてあり、かつ反射板29を光源28から離れるにしたがって輻射体23側への傾斜を有し、放物線状とした構成とし、光源28からの光を反射板29波部の斜面全体に反射させ、輻射体23内から光源28の光をスリット孔27を介して前面に放射するようになっている。
【0037】
30は、高温となる輻射体の表面を使用者が触れないように距離を持って設けた多くのパンチング孔を有する保護ガードである。
【0038】
31は輻射パネル24と機器筐体32の間に空気流を流し、輻射暖房運転時に機器筐体32への熱伝導を低減する輻射手段冷却風路で、その流す空気流は室内空気を空気流として供給する送風手段33より供給され、該機器の上部に配設した輻射手段冷却風路31の排出口31Aより排出されて、部屋の空気の循環流を形成するようにしてある。
【0039】
34は制御部で、操作部で設定された運転条件等に基づいて、燃焼部21や送風手段33や光源28を予め決められたシーケンスで制御するようになっている。
【0040】
上記した構成において、送風手段33からの空気流が輻射手段冷却風路31へ流れ、燃焼部21で生じた燃焼排ガスは、燃焼筒22の上方へ流れていき、その熱によるドラフトでさらに上方へ流れ、輻射体加熱風路25へ導かれるようになる。
【0041】
そして、燃焼部21で生じた高温の燃焼排ガスで輻射体23の採熱面26を加熱し、その採熱面26で採熱した熱を輻射体23より輻射エネルギーとして発生し、輻射暖房をすることができるようになる。
【0042】
また、それと同時に輻射手段冷却風路31へ流れた空気流が排出口31Aより前方上方へ温風として排出され、部屋の空気の循環流を形成するようにしてあるので、室内の空気が循環して部屋全体の空気が混ざり合い、輻射のみの暖房に比べ、部屋全体温度がほぼ均一となり暖房感が向上する。
【0043】
そして、循環流も該機器の上方に排出するようにしてあるので、該機器の上方に気流感があるだけで、該機器の前方つまり使用者の居住空間には気流感がなく、気流による不快感を使用者が感じることがなくなり暖房感が向上する。
【0044】
ここで、輻射暖房運転時には、上記輻射体23に多数のスリット孔27を設け、燃焼部21からの高温の燃焼排ガスが輻射体23の両面を流れるようにして、その輻射体23の採熱面26を両面になるようにしてあるので、輻射体23の採熱面積が倍となりその効率がほぼ倍となり、輻射体23の温度を高温とすることができるようになり、輻射体23より輻射エネルギーとして発生する量が大幅に向上する。
【0045】
そして、上記輻射体23にスリット孔27を設け、輻射体23内から光源28の光を反射板29全体で輻射体23に反射し、スリット孔27を介して前面に放射するようにしてあるので、輻射体23自身から光源28の光が放射される形となり、より光源28の点灯効果が増し、さらに輻射部およびその近傍が高温であることあるいは高温になることを表示し、視覚的な暖房感を得ることができるとともに触手等により不安全行為を防止することができる。
【0046】
詳しく説明すると、反射板29の傾斜形状効果は、輻射体23と輻射パネル24の側部片面から光源28の光を放射したときに、輻射体23内からスリット孔27を介して前面に放射される分と直進して前面に放射されない分が生じるが、後者の直進して放射されない分を反射板29の傾斜形状によって遮り、その分を反射して前面に放射することができるようになり、この傾斜形状の山部分が放物線状の方が光源28からの受光面が広くなるため多くの光源28の光を前面に放射でき、光源28に近い側と同等の左右のバランスの良い光を輻射体23内からスリット孔27を介して前面に放射でき、しかも少ない光源で光量が大幅に増大させることが出来るようになる。そして光源28が1つで構成が簡単で安価に光源の点灯効果が増すことができるようになる。
【0047】
また、高温となる輻射体23の背面に光源28を配設していないので、光源28の温度低下が図れるとともに、コンパクトな光源28で輻射体23を広範囲に光を照射することが出来るようになる。
【0048】
さらに、上記輻射パネル24に複数の波形状を有する反射板29を設け、かつ反射板29を光源28から離れるにしたがって輻射体23側への傾斜を有し、放物線状とした構成として、光源28からの光を反射板29波部の斜面に反射させ、輻射体23内から光源28の光をスリット孔27を介して前面に放射するようにしてあるので、反射板29の波形状の効果と上記傾斜形状の効果が同時に得られる。つまり、輻射体23の前方へ放射される光源28の光量に強弱のアクセントが波板の波に対応して規則正しくつき、使用者がより光源28の光を認識しやすくなるとともに、光源28からの光が反射板29の傾斜形状斜面に反射して輻射体23内からスリット孔27を介して前面に放射する量が大幅に増大させることが出来るようになり、よりいっそう光源28の点灯効果が増すことができるようになる。
【0049】
詳しく説明すると、前者の反射板29の波形状の効果は、光源28からの光が反射板29の波形状の斜面で反射して輻射体23内からスリット孔27を介して前面に放射され、反射板29の波形状の斜面で反射された光源28からの光が強く、また光源28から直接あるいはその他の部分での反射によって輻射体23内からスリット孔24を介して前面に放射された光源28からの光は弱くなり、輻射体23の前方へ放射される光源28の光量に強弱のアクセントが反射板29の波に対応して規則正しくつき、使用者がより光源28の光を明るく感じるようになり認識しやすくなる。
【0050】
さらに、光源28をLEDとしてあるので、一般のフィラメント発熱型のランプに比べフィラメントを予熱せずに点灯可能なため、また、フィラメント発熱型の光源に比べ高温部が少ないために寿命時間が長く、暖房装置のごとく使用時間が長い場合に故障の頻度を少なくすることができるとともに、光源の薄型化が図れ、またその光源自身の発熱も少ないため、該機器への温度上昇も心配することなく輻射体23と輻射パネル24の側部に光源を配設が容易となる。
【0051】
(実施例2)
図5は本発明の実施例2の暖房装置の要部切欠斜視図、図6は本発明の実施例2の暖房装置の要部平面断面図である。実施例1と同一部品は同一番号を付与して説明を省略する。
【0052】
図5、図6において、光源28は輻射体23と輻射パネル24の側部の片側に設け、その光源41の反対側に、複数の波形状を有する反射板29を設けてあり、かつ反射板29を光源28から離れるにしたがって輻射体23側への傾斜を有し、放物線状とした構成とし、光源28からの光を反射板29波部の斜面全体に反射させ、輻射体23内から光源28の光をスリット孔27を介して前面に放射するようになっている。
【0053】
輻射体23には輻射前面に黒色の遠赤塗料等を施しても裏面は光源28の光を反射しやすくなるように金属光沢面とするなどの手段を施した構成としてある。
【0054】
上記構成において、上記光源28は輻射体23と輻射パネル24の側部の片側に設け、その光源28の反対側に光源28の光を反射する反射板29を配設してあるので、その光源28の反対側に届く光源28の光を傾斜した反射板29で反射するので、上記反射板29の波形状全体と輻射体23裏面との間で乱反射しあうことにより反射板29全体で輻射体23に反射することになり、輻射体23内から光源28の光をスリット孔27を介して前面に放射する光源28のバランスが取れやすく、また、光源28の光量を増大して光源28の光を有効に使用でき、光源28が1つで構成が簡単で安価に実施例1の光源の点灯効果が増すことができるようになる。
【0055】
(実施例3)
図7は本発明の実施例4の暖房装置の要部切欠斜視図である。実施例1と同一部品は同一番号を付与して説明を省略する。
【0056】
図7において、輻射体23と輻射パネル24間に光の透過性を有しその表面形状が波板形状を有するガラス板45を配設した構成としてある。
【0057】
上記した構成において、上記輻射体23と輻射パネル24間に光の透過性を有しその表面形状が波板形状を有するガラス板45を配設してあるので、光源28からの光がガラス板45を透過する際にガラス板45の波板形状に乱反射して、輻射体23内からスリット孔27を介して前面に放射するようになり、実施例1と同様に光量の強弱のアクセントの効果が得られ、実施例1の光源の点灯効果が増すことができるようになる。
【0058】
(実施例4)
図8は本発明の実施例5の暖房装置の制御ブロック図である。実施例1と同一部品は同一番号を付与して説明を省略する。
【0059】
図8において、光源28の光量を周期的に変化させる周期制御部46を備えた構成としてある。
【0060】
上記した構成において、上記光源28の光量を周期的に変化させる周期制御部46を備えてあるので、輻射体23内から光源の光をスリット孔27を介して前面に放射する光量を変化させることによって、輻射面27の明るさを変化させ、明暗の繰り返しにより視覚的に表示が明確になるために、輻射体23が加熱された状態が強調され、不安全行為を防止でき、またその明暗周期を火炎の揺らぎのようにすることで、輻射面を視覚的に暖かく表示することが可能となり、視覚的な暖房効果によってよりいっそうの快適な暖房感を得ることができる。
【0061】
(実施例5)
図9は本発明の実施例6の暖房装置の制御ブロック図である。実施例1と同一部品は同一番号を付与して説明を省略する。
【0062】
図9において、輻射体23表面温度を計測する表面温度検知手段47と、その検知した輻射体23表面温度に応じて光源28の光量を変化させる表面温度表示制御部48を備えた構成としてある。
【0063】
上記した構成において、上記輻射体23表面温度を計測する表面温度検知手段47と、その検知した輻射体23表面温度に応じて光源28の光量を変化させる表面温度表示制御部48を備えてあるので、輻射体23表面温度が高い場合は光源の光量を明るく、輻射体23表面温度が低い場合は光源28の光量を少なくすることによって、輻射体23表面温度が表示でき、一目で触手による火傷等の危険性がわかり、不安全行為を防止することができる。
【0064】
(実施例6)
図10は本発明の実施例7の暖房装置の制御ブロック図である。実施例1と同一部品は同一番号を付与して説明を省略する。
【0065】
図10において、光源28の光量を暖房能力に応じて変化させる暖房能力表示制御部49を備えた構成としてある。
【0066】
上記した構成において、上記光源28の光量を暖房能力に応じて変化させる暖房能力表示制御部49を備えてあるので、該機器の暖房能力が高い場合は光源28の光量を明るく、暖房能力が低い場合は光源28の光量を少なくすることによって、暖房能力が表示でき、一目で暖房能力が確認できるために、操作を容易にすることができる。
【0067】
(実施例7)
図11は本発明の実施例7の暖房装置の要部切欠斜視図である。実施例1と同一部品は同一番号を付与して説明を省略する。
【0068】
図11において、光源28から発生する光を暖色のオレンジ色に着色する着色手段であるフィルター50を配設し、輻射体23内から光源28の光を暖色のオレンジ色としてスリット孔27を介して前面に放射する構成としてある。
【0069】
そして、上記の光源28から発生する光を暖色のオレンジ色に着色するフィルター50を配設し、輻射体23内から光源28の光を暖色のオレンジ色としてスリット孔27を介して前面に放射するようにしてあるので、熱源によって加熱された輻射面から得られる輻射熱によって体感的な暖房効果に加えて、光源28から発生する光を暖色に着色することによって、輻射面を視覚的に暖かく表示することが可能となり、視覚的な暖房効果によってよりいっそうの快適な暖房感を得ることができる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明によれば、運転時に、輻射部の高温時あるいは高温に至るまでに輻射体部近傍片側に配設した光源のみの点灯によって、輻射部全体およびその近傍が高温であることあるいは高温になることを表示し、視覚的な暖房感を得ることができるとともに1つ光源で構成が簡単で安価に触手等により不安全行為を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の暖房装置の断面図
【図2】同暖房装置の要部切欠斜視図
【図3】同暖房装置の要部平面断面図
【図4】同暖房装置の制御部ブッロク図
【図5】本発明の実施例2における暖房装置の要部切欠斜視図
【図6】本発明の実施例2における暖房装置の要部平面断面図
【図7】本発明の実施例3における暖房装置の要部切欠斜視図
【図8】本発明の実施例4における暖房装置の制御部ブッロク図
【図9】本発明の実施例5における暖房装置の制御部ブッロク図
【図10】本発明の実施例6における暖房装置の制御部ブッロク図
【図11】本発明の実施例7における暖房装置の要部切欠斜視図
【図12】従来の暖房装置の断面図
【符号の説明】
23 輻射体
27 スリット孔
28 光源
29 反射板
46 周期制御部
48 表面温度表示制御部
49 暖房能力表示制御部
50 フィルター(着色手段)

Claims (11)

  1. 燃焼部と、前記燃焼部からの燃焼ガスが通過する複数の貫通孔を設けた採熱面を有しその採熱した熱を輻射エネルギーとして発生する輻射体と、前記輻射体の背面側に設け燃焼ガスの流通路となる輻射体加熱風路を形成する輻射パネルと、前記輻射体と輻射パネルの側部片側で前記輻射体加熱風路を臨むように配設した光源と、前記輻射体と対向する輻射体加熱風路に配設され前記光源からの光を前記貫通孔を介して輻射体の前面に放射する反射板を備え、前記反射板は光源から離れるにしたがって輻射体側への傾斜を有した構成とし、光源からの光が幅方向で略均一となるように前記貫通孔を介して前面に放射し輻射体のほぼ全体を間接的に発光せしめ、輻射部およびその近傍が高温であること、あるいは高温になることの注意を喚起するようにした暖房装置。
  2. 反射板の傾斜を放物線状に形成し配設した請求項1記載の暖房装置。
  3. 輻射体の貫通孔をスリット状に多数形成し、輻射体内から光源の光をスリット孔を介して前面に放射する構成とした請求項1または2記載の暖房装置。
  4. 輻射体の裏面を光源の反射面とした請求項1〜3のいずれか1項記載の暖房装置。
  5. 反射板表面に凸凹を施した請求項1〜4のいずれか1項記載の暖房装置。
  6. 反射板は光の透過性を有したガラス板からなる請求項5記載の暖房装置。
  7. 光源をLEDとした請求項1〜6のいずれか1項記載の暖房装置。
  8. 光源の光量を周期的に変化させる周期制御部を備えた請求項1〜7のいずれか1項記載の暖房装置。
  9. 光源の光量をガード表面温度に応じて変化させる表面温度表示制御部を備えた請求項1〜7のいずれか1項記載の暖房装置。
  10. 光源の光量を暖房能力に応じて変化させる暖房能力表示制御部を備えた請求項1〜7のいずれか1項記載の暖房装置。
  11. 光源から発生する光に着色する着色手段を設けた請求項1〜10のいずれか1項記載の暖房装置。
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