JP3835237B2 - ヘッドドラム装置および磁気記録再生装置 - Google Patents

ヘッドドラム装置および磁気記録再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3835237B2
JP3835237B2 JP2001311911A JP2001311911A JP3835237B2 JP 3835237 B2 JP3835237 B2 JP 3835237B2 JP 2001311911 A JP2001311911 A JP 2001311911A JP 2001311911 A JP2001311911 A JP 2001311911A JP 3835237 B2 JP3835237 B2 JP 3835237B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
magnetic
substrate
mol
magnetic tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001311911A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003123215A (ja
Inventor
裕 早田
芳美 高橋
行 佐藤
精二 尾上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001311911A priority Critical patent/JP3835237B2/ja
Priority to US10/267,275 priority patent/US7009819B2/en
Publication of JP2003123215A publication Critical patent/JP2003123215A/ja
Priority to US11/117,207 priority patent/US6985336B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3835237B2 publication Critical patent/JP3835237B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/10Structure or manufacture of housings or shields for heads
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/40Protective measures on heads, e.g. against excessive temperature 
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
    • G11B5/3903Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープに対して信号の書き込みおよび読み取りを行うヘッドドラム装置およびこれを具備する磁気記録再生装置に関し、特に、再生用磁気ヘッドとしてMRヘッドを使用したヘリカルスキャン方式のヘッドドラム装置およびこれを具備する磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気テープを用いてデータの記録および再生を行う磁気記録再生装置においては、取り扱う情報量の増大にともなってさらなる記録密度の向上が望まれており、信号の読み取り用の磁気ヘッドとして、従来のインダクティブヘッドに代わりMR(Magneto Resistive:磁気抵抗効果型)ヘッドを採用することが必要不可欠となっている。MRヘッドは、MR素子により磁気抵抗効果を利用して磁気記録媒体に記録された信号を読み取る磁気ヘッドであり、信号の検出感度が高く、大きな再生出力を得られるため、磁気テープ上の記録トラック幅を容易に縮小できるとともに線方向の記録密度が高められ、高密度の記録および再生を行うことが可能となる。
【0003】
このMRヘッドは、一般的に、インダクティブ型ヘッドと比較して静電気や熱に弱いという性質を有している。ここで、図4は、MRヘッドにおけるESD(Electrostatic Discharge)破壊電圧の測定結果を示すグラフである。図4(a)はAMR(Anisotropic Magneto Resistive)ヘッド、(b)はGMR(Giant Magneto Resistive)ヘッドについての測定結果をそれぞれ示す。
【0004】
図4に示す測定値では、ESD破壊電圧の測定においてHBM(Human Body Model)を用いており、100pFのコンデンサに電荷を蓄積し、1.5kΩの抵抗値をもって放電させたときの、デバイスに加わる電圧と抵抗との関係を示している。これによるとESD破壊電圧は、AMRヘッドの場合は230〜240V程度、またGMRヘッドの場合は30〜40V程度となっている。
【0005】
一方、通常の環境下における絶縁物体(プラスチック、ナイロン、ビニール等)の帯電電圧は、摩擦や接触、誘導等により容易に数kV以上に達する。例えば、磁気テープを巻き取り、収納する従来のカセットケースは、高抵抗の合成樹脂材料で形成されることが多い。このようなカセットケースは、使用者による取り扱いの過程で、例えば人工繊維の梱包材等との摩擦や磁気記録再生装置へのローディングの際の部品との摩擦等により、容易に静電気が帯電する。
【0006】
カセットケースに用いられる合成樹脂材料の帯電電圧は、例えば、表面抵抗が約1016Ω/sqであるABS樹脂の場合は1.5kV〜2kV以上で、半減時間は3分以上である。この帯電電圧の値はMRヘッドの耐電圧をはるかに超えており、しかも半減時間が長いため、一度発生した帯電はなかなか減衰しない。このため、静電気が帯電したカセットケースの磁気テープがMRヘッドに接触すると、MRヘッドに大量の電流が流れて静電破壊が生じる危険性がある。
【0007】
そこで、従来のMRヘッドでは、MR素子の両側に磁気シールド膜や絶縁膜をはさんで配置されたヘッド基板および保護基板として、例えば電気抵抗率が約2×10-3ΩcmのAl23−TiC等の導電性の材質を使用し、ヘッド基板および保護基板が接地電位となるように磁気ヘッドをドラム装置に対して電気的に接触させていた。これにより、静電気が帯電した磁気テープがMRヘッドに接触した場合に、電荷がMR素子に流れずにヘッド基板および保護基板に流れ込んで放電される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のようにヘッド基板および保護基板を導電性とした場合には、外部からの帯電物質の接近、接触等によってMR素子に高電圧が印加され、各基板との間に静電気放電が発生した際に、各基板の電気抵抗が低いために放電電流がひじょうに大きくなる。従って、この放電電流がMR素子に流れると、静電気破壊を起こしてしまう。
【0009】
ここで、図5は、従来のMRヘッドにおける放電の様子を模式的に示す図である。
図5では、MRヘッド50の磁気テープに対する摺動面側の構造例を示している。このMRヘッド50は、導電性を有するヘッド基板50aおよび保護基板50bの間に、MR素子50cと、軟磁性材料によってなる一対のシールド膜50dおよび50eが配設された構造をなす。ヘッド基板50aおよび保護基板50bと、各シールド膜50dおよび50eとの間には、絶縁膜50fおよび50gが形成され、また、シールド膜50dおよび50eの間に、絶縁膜50hおよび50iを介してMR素子50cが形成されて、再生用の磁気ヘッド部をなす。また、MR素子50cは、導線等により図示しない電源端子に接続され、この電源端子から電源が供給されることにより、磁気テープの記録データを読み取る。
【0010】
このMRヘッド50は、図示しないベースメタル上に固定され、このベースメタルが図示しない回転ドラムに固定されることで、回転ドラム上に搭載される。ベースメタルは導電性の金属によってなり、ヘッド基板50aおよび保護基板50bは例えば導電性ペースト等によってベースメタルと電気的に接続している。また、ベースメタルは回転ドラム上に例えば金属製の止めネジ等により固定され、この回転ドラムが装置内のグランドと接続されることにより、ヘッド基板50aおよび保護基板50bは接地電位とされる。従って、例えば静電気が帯電した磁気テープが接触または接近した場合には、ヘッド基板50aおよび保護基板50bを通じて電荷が放電される。
【0011】
このMRヘッド50では、例えば製造ラインにおいて、摩擦された人口繊維等の帯電物が、電源端子に接触したり、あるいは接近する場合がある。このような場合、帯電物から電源端子への電荷移動が発生し、MR素子50cの電圧が上昇する。このとき、磁気テープの摺動面におけるMR素子50cから、例えばシールド膜50d、さらにヘッド基板50aに対して電界の集中が起こり、電界強度が高まる。磁気テープの摺動面では、絶縁膜50f〜50iが薄いため、これらに絶縁破壊が生じ、MR素子50cからシールド膜50dを通ってヘッド基板50aに対し、放電電流が流れる。
【0012】
このとき、ヘッド基板50aの電気抵抗が低いため、MR素子50cからヘッド基板50aに対して過大な電流が流れてしまう。これにより、MR素子50c、シールド膜50dおよびヘッド基板50aの放電箇所には、放電痕51a、51b、51cおよび51dが生成されてしまう。
【0013】
また、MRヘッド50における磁気テープの摺動面に帯電物が接触あるいは接近した場合にも、ヘッド基板50aや保護基板50bに対する放電が起こる際に絶縁破壊が生じてしまう。ここで、図6は、従来のMRヘッド50に対する放電実験時における電流波形を示すグラフである。
【0014】
図6では、従来のMRヘッド50における磁気テープの摺動面に対して、電圧を印加したプローブを接近させて放電させた場合に流れる電流について示している。印加した直流電圧は最大3kVである。このグラフでわかるように、放電時の電流の絶対値は1A以上に達することがあり、MR素子50cには溶断等が容易に発生し、またシールド膜50dおよび50eやヘッド基板50a、保護基板50bにも放電電流によって破壊されてしまう。
【0015】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、磁気テープ再生用のMRヘッドに静電気による帯電物が接触あるいは接近した際に、MRヘッドにおける静電気破壊の発生を防止することが可能なヘッドドラム装置を提供することを目的とする。
【0016】
また、本発明の他の目的は、磁気テープ再生用のMRヘッドに静電気による帯電物が接触あるいは接近した際に、MRヘッドにおける静電気破壊の発生を防止することが可能な磁気記録再生装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、磁気テープに対して信号の書き込みまたは読み取りを行うヘッドドラム装置において、導電性を有して接地電位とされ、外周面に前記磁気テープがヘリカル状に巻き付けられる回転ドラムと、前記回転ドラムの内部に固定されて前記回転ドラムと電気的に接続されたベースメタルと、前記磁気テープと接触して記録信号を読み取る磁気抵抗効果型素子であるヘッド素子が、一対の磁気シールド膜の間に第1および第2の絶縁膜を介して配設されてなるヘッド素子部が、前記ベースメタルと電気的に接続されたヘッド基板および保護基板の間に、第3および第4の絶縁膜を介して配設された構造をなし、前記ベースメタルに固定された磁気ヘッド部と、を有し、前記ヘッド基板および前記保護基板の一方または双方は、電気抵抗率が10 2 Ωcm〜10 7 Ωcmで、キュリー温度が−10℃未満であるNiZnフェライトまたはMnZnフェライトにより形成されることを特徴とするヘッドドラム装置が提供される。
【0018】
このようなヘッドドラム装置では、ヘッド基板および保護基板の一方または双方を電気抵抗率が102Ωcm〜10 7 Ωcmであってキュリー温度が−10℃未満であるNiZnフェライトまたはMnZnフェライトにより形成し、これらをベースメタルと電気的に接続して、ベースメタルおよび回転ドラムを介して接地電位としたことにより、磁気ヘッド部に対して静電気による帯電物が接触または接近して静電気放電が生じた場合に、ヘッド素子部に流れる放電電流を抑制することができ、ヘッド素子部等の磁気ヘッド部における静電破壊を防止することが可能となる。
【0019】
また、本発明では、磁気テープを用いて信号の記録および再生を行う磁気記録再生装置において、導電性を有して接地電位とされ、外周面に前記磁気テープがヘリカル状に巻き付けられる回転ドラムと、前記回転ドラムの内部に固定されて前記回転ドラムと電気的に接続されたベースメタルと、前記磁気テープと接触して記録信号を読み取る磁気抵抗効果型素子であるヘッド素子が、一対の磁気シールド膜の間に第1および第2の絶縁膜を介して配設されてなるヘッド素子部が、前記ベースメタルと電気的に接続されたヘッド基板および保護基板の間に、第3および第4の絶縁膜を介して配設された構造をなし、前記ベースメタルに固定された磁気ヘッド部と、を有し、前記ヘッド基板および前記保護基板の一方または双方が、電気抵抗率が10 2 Ωcm〜10 7 Ωcmで、キュリー温度が−10℃未満であるNiZnフェライトまたはMnZnフェライトにより形成されたヘッドドラム装置を具備することを特徴とする磁気記録再生装置が提供される。
【0020】
このような磁気記録再生装置では、ヘッド基板および保護基板の一方または双方を電気抵抗率が102Ωcm〜10 7 Ωcmであってキュリー温度が−10℃未満であるNiZnフェライトまたはMnZnフェライトにより形成し、これらをベースメタルと電気的に接続して、ベースメタルおよび回転ドラムを介して接地電位としたことにより、磁気ヘッド部に対して静電気による帯電物が接触または接近して静電気放電が生じた場合に、ヘッド素子部に流れる放電電流を抑制することができ、ヘッド素子部等の磁気ヘッド部における静電破壊を防止することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図2は、本発明のヘッドドラム装置の構成例を示す斜視図である。
【0022】
図2に示すヘッドドラム装置1は、ヘリカルスキャン方式により磁気テープ2に対するデータの書き込みおよび読み出しを行う装置であり、例えば、ビデオ信号や音声信号の記録再生を行うVTR(ビデオテープレコーダ)やVTR付きビデオカメラ、あるいはコンピュータ装置用のデータ記憶装置等の磁気記録再生装置に搭載される。
【0023】
このヘッドドラム装置1は、全体として平滑な外周面を有する円筒形をなし、上部の回転ドラム11と、回転ドラム11の回転軸と同軸上に固定された固定ドラム12によって構成される。固定ドラム12の外周面には磁気テープ2の走行を案内するリード12aが設けられ、これにより磁気テープ2はヘッドドラム装置1の外周面にヘリカル状に巻き付いて走行する。一方、回転ドラム11には磁気テープ2の記録信号を検出するための再生用磁気ヘッド13と、信号を書き込むための図示しない記録用磁気ヘッドが設けられている。
【0024】
再生用磁気ヘッド13は、ヘッド素子として磁気抵抗効果型(MR)素子を用いたMRヘッドである。この再生用磁気ヘッド13は、回転ドラム11の外周面上よりわずかに外側に突き出た状態で設けられて磁気テープ2に接触し、回転ドラム11の回転により磁気テープ2上を斜めに走査して、記録信号に応じたMR素子の抵抗値の変化を検出することにより、磁気テープ2の記録信号を読み取る。また、記録用磁気ヘッドは、例えば磁気ギャップを有する磁気コアにコイルが巻回されてなる、いわゆるインダクティブ型の磁気ヘッド装置である。なお、再生用磁気ヘッド13および記録用磁気ヘッドは、通常、回転ドラム11に複数取り付けられているが、図2ではこの図示を省略している。
【0025】
このようなヘッドドラム装置1が搭載された磁気記録再生装置では、磁気テープ2が収納されたカセットケースが挿入され、データの記録または再生を開始するための入力が行われると、ヘッドドラム装置1の回転ドラム11が回転されるとともに、ピンチローラや複数のテープガイドが移動されて磁気テープ2がヘッドドラム装置1に巻き付けられ、キャプスタンや巻き取りリールが回転されることにより、磁気テープ2が走行する。これにより、記録信号の書き込みまたは読み取りが開始される。
【0026】
次に、図1は、再生用磁気ヘッド13の構成例を示す平面図である。また、図3は、再生用磁気ヘッド13の構成例を示す側面図である。なお、図1は、図2中に示すA矢視、すなわちヘッドドラム装置1の下方向より見た、再生用磁気ヘッド13の取り付け部分の様子を抽出して示しており、図3は、図1中に示すB矢視による再生用磁気ヘッド13の様子を示している。以下、この図1および図3を用いて、再生用磁気ヘッド13の構成例について説明する。
【0027】
再生用磁気ヘッド13は、抵抗導電性を有するヘッド基板13aおよび保護基板13bの間に、MR素子13cと、軟磁性材料によってなる一対のシールド膜13dおよび13eが配設された構造をなす。ヘッド基板13aおよび保護基板13bと、各シールド膜13dおよび13eとの間には、絶縁膜13fおよび13gが形成され、また、シールド膜13dおよび13eの間に、絶縁膜13hおよび13iを介してMR素子13cが形成されて、磁気テープ2に対する感磁部をなす。
【0028】
この再生用磁気ヘッド13においては、シールド膜13dおよび13eが一対の磁気シールド部材を構成し、これら一対の磁気シールド部材間のシールドギャップ内にMR素子13cが配設された構造とされていることにより、周波数特性および分解能の向上が図られている。シールド膜13dおよび13eは例えばパーマロイのメッキ膜によってなり、また絶縁膜13f〜13iは例えばAi23によってなり、これらがヘッド基板13a上に薄膜形成され、保護基板13bが接合されることにより、再生用磁気ヘッド13が形成される。また、この再生用磁気ヘッド13においては、回転ドラム11の外周面より外方(図1中の下方向)を臨む端面が研磨され、この端面が磁気テープ2の摺動面とされている。
【0029】
また、この再生用磁気ヘッド13は、導線14aおよび14b等により端子15aおよび15bと接続され、これにより再生用磁気ヘッド13へ電源の供給がなされる。さらに、再生用磁気ヘッド13は、図3に示すように、導電性を有するベースメタル16に、例えばエキポシ系等の接着剤17によって固着され、このベースメタル16は回転ドラム11に、導体によってなる止めネジ18によって固定されている。
【0030】
ベースメタル16は例えば真鍮等によってなり、導電性の止めネジ18により固定されることで、回転ドラム11と電気的に接続される。また、ヘッド基板13aおよび保護基板13bは、接着剤17による接着とは別に、例えば導電性ペースト19等によりベースメタル16と電気的に接続される。この導電性ペースト19としては、例えば銀ペーストが用いられる。さらに回転ドラム11は、アルミ等により形成されて導電性を有し、例えばスプリング等が接続されて、このスプリングが磁気記録再生装置のグランドとなっている例えばシャシー等に接触することにより、接地電位とされている。従って、ヘッド基板13aおよび保護基板13bは、導電性ペースト19、ベースメタル16および止めネジ18を介して回転ドラム11に電気的に接続され、接地電位となっている。
【0031】
なお、図1および図3では、構造をわかりやすく示すためにMR素子13cを大きく示しているが、実際には、MR素子13cはヘッド基板13aや保護基板13bと比較して非常に微細である。
【0032】
ところで、磁気テープ2が巻き取られて収納されるカセットケースは、通常は高抵抗の合成樹脂材料によって形成されている。このようなカセットケースは、使用者による取り扱いの過程で、例えば人工繊維の梱包材や手袋用で摩擦される、あるいは磁気記録再生装置へのローディングの際に部品と摩擦される等により、容易に静電気が帯電する。従って、静電気に帯電した磁気テープ2が再生用磁気ヘッド13に接触または接近することがある。
【0033】
上記のヘッドドラム装置1では、再生用磁気ヘッド13におけるヘッド基板13aおよび保護基板13bの電気抵抗率を1010Ωcm以下とすることにより、ヘッド基板13aおよび保護基板13bに対する静電気を帯電を防止するとともに、これらを接地電位とすることにより、磁気テープ2と再生用磁気ヘッド13との接触時に、MR素子13cを通らない電荷の流れを設けている。
【0034】
しかし、この場合でも、接触または接近した磁気テープ2からMR素子13cへの放電を完全に防ぐことはできない。また、ヘッド基板13aおよび保護基板13bの電気抵抗率が低過ぎると、磁気テープ2やMR素子13cからヘッド基板13aあるいは保護基板13bに対して過大な放電電流が発生するため、この放電電流によるMR素子13cやシールド膜13dおよび13e、ヘッド基板13a、保護基板13bにおける溶断や、絶縁膜13f、13g、13hおよび13iにおける絶縁破壊が発生してしまう。
【0035】
また、例えばヘッドドラム装置1の製造ラインにおいて、摩擦された人口繊維等の帯電物が、端子15aおよび15bや導線14aおよび14bに接触あるいは接近する場合がある。このような場合、帯電物からの電荷移動が発生して、MR素子13cの電圧が上昇し、絶縁膜13f〜13iのいずれかまたは複数において絶縁破壊が生じて、放電電流が流れる。このとき、ヘッド基板13aや保護基板13bの電気抵抗が低過ぎると、MR素子13cからヘッド基板13aや保護基板13bに対して過大な電流が流れ、放電箇所が破壊されて放電痕が生成されてしまう。
【0036】
このように、放電時の過大な放電電流による再生用磁気ヘッド13における破壊を防止するためには、放電電流の大きさを抑制することが必要となる。このため、本発明のヘッドドラム装置1では、ヘッド基板13aおよび保護基板13bについて、抵抗導電性材料を使用することで、静電気の帯電防止とともに過大な放電電流の発生を防止する。具体的には、電気抵抗率が102Ωcm〜1010Ωcmの材料を使用する。
【0037】
例えば、端子15aおよび15bに帯電物質が接触または接近した場合、磁気テープ2の摺動面におけるMR素子13cから、例えばシールド膜13dやヘッド基板13aに対して電界の集中が起こり、高電圧が発生する。ヘッド基板13aとして抵抗導電性材料を使用した場合では、このときのMR素子13cからシールド膜13d、およびヘッド基板13aに対して発生する放電電流は、数mA〜数十mAとなり、これらの放電箇所における溶断や、絶縁膜13fおよび13hにおける絶縁破壊は発生しない。
【0038】
次に、ヘッド基板13aおよび保護基板13bとして使用可能な抵抗導電性材料について、具体的に説明する。
本発明で使用可能な抵抗導電性材料としては、まず、α−Fe23(α−ヘマタイト)を挙げることができる。このα−Fe23は、一般に電気抵抗率が105Ωcm〜107Ωcmである。例えば、実際にヘッド基板13aに適用した場合の実測値では、電気抵抗率は7.7×105Ωcmあるいは7.7×106Ωcmであった。また、このα−Fe23は、ヘッドドラム装置1の通常使用温度である−10℃〜60℃の範囲において非磁性となる。
【0039】
次に、より好ましい抵抗導電性材料として、磁気テープ2に対する摩耗特性に優れたフェライト材料を挙げることができる。具体的には、NiZnフェライト、あるいはMnZnフェライト等が挙げられる。これらのフェライト材料は、通常、磁性材料として使用されることが多いが、本発明ではMR素子13cの磁気特性に影響を与えないようにするために、そのキュリー温度が通常使用温度の下限である−10℃以下である必要がある。
【0040】
このような性質となる上記フェライト材料の組成領域は、以下のようになる。NiZnフェライトの場合は、Fe23が45mol%〜55mol%、ZnOが38mol%〜50mol%、その残りがNiOとなる組成とする。ただし、この場合はNiOは必ず含まれる必要がある。また、MnZnフェライトの場合は、Fe23が48mol%〜55mol%、ZnOが31mol%〜50mol%、その残りがMnOとなる組成とする。ただし、この場合もMnOは必ず含まれる必要がある。
【0041】
ここで、作製されたMnZnフェライトに対する実測値を挙げる。ここでは、Fe23が48mol%、ZnOが40mol%、MnOが12mol%の組成比を有するMnZnフェライトを、還元雰囲気中および通常酸素雰囲気中の双方における加圧・熱処理により作製した。これらのMnZnフェライトでは、双方ともキュリー温度は−20℃以下、比透磁率μは20℃の場合で1.5となった。また、電気抵抗率は、還元雰囲気中での処理の場合、103Ωcmとなり、通常雰囲気中の処理の場合、107Ωcmとなった。
【0042】
以上のような抵抗導電性材料をヘッド基板13aおよび保護基板13bの材料として使用し、これらを接地電位とすることにより、静電気による帯電物が再生用磁気ヘッド13や接触あるいは接近した場合に、各基板が静電気に帯電することが防止されるとともに、帯電物からの静電気放電によって発生される放電電流を、安全な大きさに低減しながら放電させることができる。従って、MR素子13cやシールド膜13dおよび13e、ヘッド基板13a、保護基板13b等に対する静電気破壊の発生を防止することができる。
【0043】
また、ヘッドドラム装置1の製造ラインにおいて、再生用磁気ヘッド13の近傍に帯電物が存在した場合の静電気破壊の機会が低減され、歩留まりが向上する。また、再生用磁気ヘッド13と磁気テープ2との接触時に発生する静電気が小さくなり、磁気テープ2との摩擦によるMR素子13cの静電気破壊の発生が防止される。例えば、磁気テープ2の表面に、静電気の発生しやすい高抵抗の磁性膜を使用した場合においても、MR素子13cの静電気破壊の機会が低減される。
【0044】
なお、上記の再生用磁気ヘッド13では、ヘッド基板13aと保護基板13bの双方に抵抗導電性材料を使用したが、このいずれかについてのみ抵抗導電性材料によって形成してもよい。
【0045】
また、上記のヘッドドラム装置1は、磁気記録再生装置のみならず、磁気テープの再生のみを行うことが可能な磁気再生装置に適用することも可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のヘッドドラム装置では、ヘッド基板および保護基板の一方または双方を電気抵抗率が102Ωcm〜10 7 Ωcmであってキュリー温度が−10℃未満であるNiZnフェライトまたはMnZnフェライトにより形成し、これらをベースメタルと電気的に接続して、ベースメタルおよび回転ドラムを介して接地電位としたことにより、磁気ヘッド部に対して静電気による帯電物が接触または接近して静電気放電が生じた場合に、ヘッド素子部に流れる放電電流を抑制することができ、ヘッド素子部等の磁気ヘッド部における静電破壊を防止することが可能となる。
【0047】
また、本発明の磁気記録再生装置では、ヘッド基板および保護基板の一方または双方を電気抵抗率が102Ωcm〜10 7 Ωcmであってキュリー温度が−10℃未満であるNiZnフェライトまたはMnZnフェライトにより形成し、これらをベースメタルと電気的に接続して、ベースメタルおよび回転ドラムを介して接地電位としたことにより、磁気ヘッド部に対して静電気による帯電物が接触または接近して静電気放電が生じた場合に、ヘッド素子部に流れる放電電流を抑制することができ、ヘッド素子部等の磁気ヘッド部における静電破壊を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】再生用磁気ヘッドの構成例を示す平面図である。
【図2】本発明のヘッドドラム装置の構成例を示す斜視図である。
【図3】再生用磁気ヘッドの構成例を示す側面図である。
【図4】MRヘッドにおけるESD破壊電圧の測定結果を示すグラフである。
【図5】従来のMRヘッドにおける放電の様子を模式的に示す図である。
【図6】従来のMRヘッドに対する放電実験時における電流波形を示すグラフである。
【符号の説明】
1……ヘッドドラム装置、2……磁気テープ、11……回転ドラム、12……固定ドラム、13……再生用磁気ヘッド、13a……ヘッド基板、13b……保護基板、13c……MR素子、13d、13e……シールド膜、13f、13g、13h、13i……絶縁膜、14a、14b……導線、15a、15b……端子、16……ベースメタル、17……接着剤、18……止めネジ、19……導電性ペースト

Claims (4)

  1. 磁気テープに対して信号の書き込みまたは読み取りを行うヘッドドラム装置において、
    導電性を有して接地電位とされ、外周面に前記磁気テープがヘリカル状に巻き付けられる回転ドラムと、
    前記回転ドラムの内部に固定されて前記回転ドラムと電気的に接続されたベースメタルと、
    前記磁気テープと接触して記録信号を読み取る磁気抵抗効果型素子であるヘッド素子が、一対の磁気シールド膜の間に第1および第2の絶縁膜を介して配設されてなるヘッド素子部が、前記ベースメタルと電気的に接続されたヘッド基板および保護基板の間に、第3および第4の絶縁膜を介して配設された構造をなし、前記ベースメタルに固定された磁気ヘッド部と、
    を有し、
    前記ヘッド基板および前記保護基板の一方または双方は、電気抵抗率が10 2 Ωcm〜10 7 Ωcmで、キュリー温度が−10℃未満であるNiZnフェライトまたはMnZnフェライトにより形成されることを特徴とするヘッドドラム装置。
  2. 前記NiZnフェライトは、45mol%〜55mol%のFe 2 3 と、38mol%〜50mol%のZnOと、その残りの0mol%を上回るNiOにより構成されることを特徴とする請求項1記載のヘッドドラム装置
  3. 前記MnZnフェライトは、48mol%〜55mol%のFe 2 3 と、31mol%〜50mol%のZnOと、その残りの0mol%を上回るMnOにより構成されることを特徴とする請求項1記載のヘッドドラム装置。
  4. 磁気テープを用いて信号の記録および再生を行う磁気記録再生装置において、
    導電性を有して接地電位とされ、外周面に前記磁気テープがヘリカル状に巻き付けられる回転ドラムと、
    前記回転ドラムの内部に固定されて前記回転ドラムと電気的に接続されたベースメタルと、
    前記磁気テープと接触して記録信号を読み取る磁気抵抗効果型素子であるヘッド素子が、一対の磁気シールド膜の間に第1および第2の絶縁膜を介して配設されてなるヘッド素子部が、前記ベースメタルと電気的に接続されたヘッド基板および保護基板の間に、第3および第4の絶縁膜を介して配設された構造をなし、前記ベースメタルに固定された磁気ヘッド部と、
    を有し、前記ヘッド基板および前記保護基板の一方または双方が、電気抵抗率が10 2 Ωcm〜10 7 Ωcmで、キュリー温度が−10℃未満であるNiZnフェライトまたはMnZnフェライトにより形成されたヘッドドラム装置を具備することを特徴とする磁気記録再生装置。
JP2001311911A 2001-10-09 2001-10-09 ヘッドドラム装置および磁気記録再生装置 Expired - Fee Related JP3835237B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001311911A JP3835237B2 (ja) 2001-10-09 2001-10-09 ヘッドドラム装置および磁気記録再生装置
US10/267,275 US7009819B2 (en) 2001-10-09 2002-10-09 Magnetic reproducing head having a structure to inhibit electrostatic discharge damage to a recording tape
US11/117,207 US6985336B2 (en) 2001-10-09 2005-04-28 Magnetic reproducing head having a structure to inhibit electrostatic discharge to a recording tape

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001311911A JP3835237B2 (ja) 2001-10-09 2001-10-09 ヘッドドラム装置および磁気記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003123215A JP2003123215A (ja) 2003-04-25
JP3835237B2 true JP3835237B2 (ja) 2006-10-18

Family

ID=19130653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001311911A Expired - Fee Related JP3835237B2 (ja) 2001-10-09 2001-10-09 ヘッドドラム装置および磁気記録再生装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7009819B2 (ja)
JP (1) JP3835237B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6879471B2 (en) * 2003-06-17 2005-04-12 Seagate Technology Llc Recording head design for identifying reader-to-permanent magnet isolation failure
US7161772B2 (en) * 2003-11-19 2007-01-09 International Business Machines Corporation Removable ESD protection device using diodes
JP2005267666A (ja) 2004-03-16 2005-09-29 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気抵抗効果型ヘッド
US7436630B1 (en) * 2004-09-24 2008-10-14 Storage Technology Corporation System and method for reducing micro-discharge events in a data storage device
US8089722B2 (en) * 2007-01-15 2012-01-03 International Business Machines Corporation In situ radio frequency shield for a magnetic linear recording media head
US8270124B2 (en) * 2008-09-24 2012-09-18 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetic head having reduced cost electrostatic discharge shunt
US11039529B2 (en) * 2018-02-14 2021-06-15 Ricoh Company, Ltd. Cover plates that attenuate electrostatic discharge at printheads

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6069806A (ja) * 1983-09-26 1985-04-20 Sharp Corp 薄膜磁気ヘッド
JP2510968B2 (ja) * 1983-12-27 1996-06-26 キヤノン 株式会社 薄膜磁気ヘツドの製造方法
EP0194650B1 (en) * 1985-03-13 1991-10-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic head
JPS62245511A (ja) * 1986-04-18 1987-10-26 Hitachi Ltd 磁気抵抗効果形磁気ヘツド及びその製造方法
JPH0386905A (ja) * 1989-07-24 1991-04-11 Nec Corp 磁気ヘッドおよび磁気ヘッドの製造方法
EP0477941B1 (en) * 1990-09-28 1996-03-06 Sony Corporation Magneto-resistance effect type magnetic head
JPH05225515A (ja) * 1992-02-10 1993-09-03 Victor Co Of Japan Ltd 磁気ヘッド
US5375022A (en) * 1993-08-06 1994-12-20 International Business Machines Corporation Magnetic disk drive with electrical shorting protection
JP2741837B2 (ja) * 1993-08-06 1998-04-22 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション 薄膜磁気抵抗ヘッド
US5465186A (en) * 1994-01-26 1995-11-07 International Business Machines Corporation Shorted magnetoresistive head leads for electrical overstress and electrostatic discharge protection during manufacture of a magnetic storage system
US5761009A (en) * 1995-06-07 1998-06-02 International Business Machines Corporation Having parastic shield for electrostatic discharge protection
JP3635504B2 (ja) * 1995-08-31 2005-04-06 富士通株式会社 磁気抵抗効果ヘッドとその製造方法及び磁気記録装置
JP3576361B2 (ja) * 1997-09-18 2004-10-13 富士通株式会社 磁気抵抗効果型ヘッド及び磁気記録再生装置
JP3843596B2 (ja) * 1998-04-08 2006-11-08 ソニー株式会社 磁気抵抗効果型磁気ヘッド
JP2000057524A (ja) * 1998-08-10 2000-02-25 Fujitsu Ltd 磁気ヘッドの製造方法
US6097570A (en) * 1998-09-16 2000-08-01 Storage Technology Corporation Multi-element read/write tape head with low feedthrough
US6246553B1 (en) * 1998-12-02 2001-06-12 International Business Machines Corporation Shielded magnetoresistive head with charge clamp
US6583971B1 (en) * 1999-03-09 2003-06-24 Sae Magnetics (Hk) Ltd. Elimination of electric-pop noise in MR/GMR device
JP2000306221A (ja) * 1999-04-22 2000-11-02 Nec Corp 磁気抵抗効果ヘッドおよびその製造方法
JP2001023123A (ja) * 1999-07-09 2001-01-26 Sony Corp 磁気ヘッド及び磁気テープ装置
US6415500B1 (en) * 2000-01-13 2002-07-09 Headway Technologies, Inc. Method to prevent electrostatic discharge for MR/GMR wafer fabrication
JP2002100009A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Mitsumi Electric Co Ltd 磁気抵抗効果型磁気ヘッド
US6704174B2 (en) * 2000-12-15 2004-03-09 Sony Corporation Magnetic recording and playback device with ESD protection
US6879471B2 (en) * 2003-06-17 2005-04-12 Seagate Technology Llc Recording head design for identifying reader-to-permanent magnet isolation failure

Also Published As

Publication number Publication date
US7009819B2 (en) 2006-03-07
JP2003123215A (ja) 2003-04-25
US20030112563A1 (en) 2003-06-19
US20050190506A1 (en) 2005-09-01
US6985336B2 (en) 2006-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7486476B2 (en) Magnetic data system having a shield biasing circuit with resistor coupled between the shield and substrate
US6160688A (en) Magneto-resistive composite head and a magnetic disk device, having grounded magnetic shielding layers
US6985336B2 (en) Magnetic reproducing head having a structure to inhibit electrostatic discharge to a recording tape
US20070133130A1 (en) Substrate biasing for MR devices
JP2002531909A (ja) 電荷クランプを有する遮蔽磁気抵抗ヘッド
KR20040083093A (ko) 자기 테이프 카트리지 및 자기 테이프 카트리지의 기록재생 장치
US7715141B2 (en) Shield biasing for MR devices
US6704174B2 (en) Magnetic recording and playback device with ESD protection
US6671137B2 (en) Magnetoresistive head including earth members
JP4306439B2 (ja) 磁気ヘッドおよび磁気記録再生装置
JP2004192672A (ja) 磁気ヘッドアッセンブリ
US5122916A (en) Electromagnetic head having interference compensation circuitry
JP2002183917A (ja) ヘッドドラム装置および磁気記録再生装置
US6229662B1 (en) Magnetic recording/reproducing apparatus and magnetic tape
JPH08339514A (ja) 磁気記録再生装置
Soda et al. A resistive ferrite substrate for the GMR head in a digital tape system
JPH06168413A (ja) 複合型磁気ヘッド
JP2005259242A (ja) ヘッドドラム装置および磁気記録再生装置
JP2002197744A (ja) 磁気記録再生装置
JP2002197748A (ja) 磁気記録再生装置
Ikeyama et al. A study of the electrostatic potential on MR heads using metal powder tapes
JP2002183932A (ja) 磁気記録媒体
JP2007115381A (ja) 磁気ヘッド及び磁気テープ装置
JPH0554340A (ja) 複合型磁気ヘツド
JPH03104009A (ja) 薄膜磁気ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060717

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees