JP3834110B2 - 電子写真装置用定着装置の制御方法 - Google Patents

電子写真装置用定着装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3834110B2
JP3834110B2 JP26880796A JP26880796A JP3834110B2 JP 3834110 B2 JP3834110 B2 JP 3834110B2 JP 26880796 A JP26880796 A JP 26880796A JP 26880796 A JP26880796 A JP 26880796A JP 3834110 B2 JP3834110 B2 JP 3834110B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
temperature
roller
fixing belt
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26880796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10115996A (ja
Inventor
泰英 濱田
裕一郎 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kogyo Corp
Original Assignee
Nitto Kogyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kogyo Corp filed Critical Nitto Kogyo Corp
Priority to JP26880796A priority Critical patent/JP3834110B2/ja
Publication of JPH10115996A publication Critical patent/JPH10115996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3834110B2 publication Critical patent/JP3834110B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等において、記録媒体上の未定着トナーを溶融圧着し、記録媒体に定着させるために使用する電子写真装置用定着装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時の電子写真装置用定着装置においては、図4に示すように、定着ローラR1と加熱兼テンションローラR3(以下、単に「加熱ローラ」と略称する。)間に定着ベルトBを張設し、この定着ベルトBを介して下方より押圧する加圧ローラR2を設けたベルト定着方式と、記録媒体Dの予熱とを組み合わせた技術が開発されている。これによって、予熱によりニップ部の温度を低く設定でき、熱容量の小さい定着ベルトBを用いることで、ニップ部通過時に定着ベルトBの温度を急速に冷却させ、ニップ部出口での定着ベルトBと分離するトナーの凝集力を高めることで、定着ベルトBとトナーとの離型性を高めて、オイルレス或いは微量のオイルしか塗布しない場合でも、オフセットのない鮮明な定着画像が得られる。この装置は、加熱ローラ方式では解決できなかった離型性とオイルの塗布の問題を解決した定着装置として知られている。
【0003】
この従来の定着装置10の構成を以下に簡単に説明する。定着装置10は、定着ローラR1と、加圧ローラR2と、加熱ローラR3を備え、定着ローラR1と加熱ローラR3間に定着ベルトBが張設されている。
【0004】
定着ベルトBの上部にはオイル塗布ローラR4が設けられる。また、定着ベルトBの下部には隙間をあけて記録媒体支持体としてのガイド板Gが設けられ、定着ベルトBの下部とガイド板Gの間に記録媒体の加熱通路Pを形成している。
【0005】
定着ベルトBは、加熱ローラR3が加圧レバーUにより定着ローラR1と隔離する方向に加圧されることで所望の張力を得るとともに、定着ローラR1で駆動することによりスリップや緩みのない安定した回転をすることができる。
【0006】
加熱ローラR3の内部には、加熱源として加熱ヒータHが備えられる。また、加熱兼テンションローラR3の芯金面の温度測定のためにサーミスタSを設けている。
【0007】
上記構成を有する従来の電子写真装置用定着装置10では、サーミスタS及び図示しないコントローラによって、加熱ローラR3の芯金面の温度が設定温度となるように加熱ヒータHの放熱量を制御している。
【0008】
上記のような加熱ヒータHの制御方法によると、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度は、定着ベルトの回転時間に応じて変化し、通紙時において一定ではないため、回転時間が短い場合には定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が低く、この温度を上昇させるため、加熱ローラR3の設定温度を高くして、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が定着可能領域に入るように制御する必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、フルカラーの連続コピー時等においては、定着ベルトBの回転時間が長くなるため、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が上昇し、すなわちニップ部出口の温度が上昇し、図5に示すような温度特性となる。
【0010】
同図において、横軸は定着ベルトBの回転時間を、縦軸は各ローラ上の定着ベルトBの温度を示す。まず、加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度が設定温度T2になるように加熱ヒータHの放熱量を制御した場合の温度特性について説明する。この場合、同図の上方における実線で示した波線W1が加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度を示す。一方、その下方の特性曲線C1が定着ローラR1上の定着ベルトBの温度の変化を示す。
【0011】
待機時間を経て、定着ベルトBの回転時間が長くなるに従い、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が上昇する。そして、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が定着上限温度T1を超えると、オフセット、または、薄紙のジャムが発生する可能性が大きくなる。なお、同図の破線で示す定着下限温度T1’より定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が低くなると、低温オフセット、またはトナーの未定着の領域が生ずる等の問題が生ずる。従って、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度は、定着上限温度T1と定着下限温度T1’との間にある場合が正常状態である。
【0012】
表1に示すように、定着ベルトBの線速が大きくなると、さらに上記傾向が大きくなる。表1は、定着ベルトBの線速を変化させて、定着ベルトBの所定の空転時間経過後の加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度及び定着ローラR1上の定着ベルトBの温度を測定するとともに、ジャムまたはオフセットが発生するか否かについて調べた試験の結果を示す。同表中のジャム・オフセット発生の欄の○印がジャムまたはオフセットが発生しなかった場合、×印がジャムまたはオフセットが発生した場合を示す。
【0013】
【表1】
Figure 0003834110
【0014】
試験にあたっては、ポリイミド100μ+シリコーンゴム100μの定着ベルトと、シリコーンスポンジ30HS(t=4)の定着ローラと、シリコーンスポンジ40HS(t=4)の加圧ローラを使用し、加熱ローラの設定温度を150℃として、圧力14.6kg/片で、45kg紙(52.3g/m2紙)で先端余白なし、全ベタの紙を使用した。
【0015】
この表より明らかなように、定着ベルトBの線速が、80mm/secから120mm/secに大きくなると、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度がより早く上昇して、定着上限温度T1より定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が高くなり、オフセット、または、薄紙のジャムが発生する可能性が大きくなる。
【0016】
この対策として、図5に示すように、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が最高の時に定着上限温度T1以下となるように、加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度を設定温度T2’にすると(この場合の特性を破線W2及びC2で示す。)、オフセット、薄紙のジャムの発生は防止することができるが、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が定着下限温度T1’に達するまでにより長い時間が必要となり、コピー速度がTsからTs’に低下するという問題がある。
【0017】
そこで、本発明は上記従来の電子写真装置用定着装置の制御方法における問題点に鑑みてなされたものであって、オフセット及び薄紙のジャムが発生することがなく、定着性にも問題がなく、コピー速度が低下することのない電子写真装置用定着装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、定着ローラと、加熱ヒータを備えた加熱ローラとの間に無端状の定着ベルトを張設し、該定着ベルトを介して下方より押圧する加圧ローラを設けて該定着ベルトと該加圧ローラ間にニップ部を構成し、該加熱ローラと該ニップ部間における該定着ベルトの下方において記録媒体支持体を設けて該定着ベルトとの間に加熱通路を形成した電子写真装置用定着装置の制御方法であって、前記定着ローラ上のベルト温度または前記定着ローラの表面温度が第1の設定温度未満の場合には、前記加熱ローラ上のベルト温度または前記加熱ローラの表面温度が第2の設定温度になるように前記加熱ヒータの放熱量を制御し、前記定着ローラ上のベルト温度または前記定着ローラの表面温度が前記第1の設定温度以上の場合には、前記定着ローラ上のベルト温度または前記定着ローラの表面温度が該第1の設定温度になるように前記加熱ヒータの放熱量を制御することを特徴とする。
【0019】
請求項2記載の発明は、さらに、前記定着ロール及び前記加圧ロールのそれぞれを外部から加熱するもう一つの加熱ヒータを有する電子写真装置用定着装置の制御方法であって、該加熱ヒータの放熱量を、前記加熱ローラに設けた前記加熱ヒータと同一の方法によって制御することを特徴とする。
【0020】
請求項3記載の発明は、さらに、前記定着ロール及び前記加圧ロールのそれぞれに加熱ヒータを有する電子写真装置用定着装置の制御方法であって、該加熱ヒータの放熱量を、前記加熱ローラに設けた前記加熱ヒータと同一の方法によって制御することを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、定着ローラ上の定着ベルトの温度または定着ローラの表面温度が第1の設定温度未満の場合には、加熱ローラ上の定着ベルトの温度または加熱ローラの表面温度が第2の設定温度になるように加熱ヒータの放熱量を制御し、前記定着ローラ上の定着ベルトの温度または定着ローラの表面温度が前記第1の設定温度以上の場合には、該定着ローラ上の定着ベルトの温度または定着ローラの表面温度が該第1の設定温度になるように前記加熱ヒータの放熱量を制御するようにしたため、オフセット及び薄紙のジャムが発生することがなく、定着性にも問題がなく、コピー速度が低下することもない。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる電子写真装置用定着装置の制御方法の実施の形態の具体例を図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明にかかる電子写真装置用定着装置1の基本構成は、図1に示すように、上記従来の電子写真装置用定着装置10と同様であって、図4と同一の構成要素については同一の参照番号を付して詳細説明を省略する。
【0023】
本発明にかかる定着装置1は、定着ローラR1と、加圧ローラR2と、加熱ローラR3と、定着ローラR1と加熱ローラR3間に帳設された定着ベルトB等で構成される。
【0024】
定着ベルトBの上部にはオイル塗布ローラR4が設けられ、下部にはガイド板Gが設けられ、定着ベルトBの下部とガイド板Gの間に記録媒体の加熱通路Pが形成される。定着ローラR1上の定着ベルトBの表面には、温度測定のため、第1のサーミスタ2が設けられ、この第1のサーミスタ2は第1のコントローラ3を介してリレー4と接続されている。
【0025】
加熱ローラR3の内部には、加熱源として加熱ヒータHが備えられる。また、加熱ローラR3上の定着ベルトBの表面には、温度測定のため、第2のサーミスタ5が設けられ、この第2のサーミスタ5は第2のコントローラ6を介してリレー4に接続されている。
【0026】
次に、上記電子写真装置用定着装置1の制御方法について説明する。
上記定着ローラR1及び加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度の設定値を、それぞれT1、T2とし、基本的に、両ローラR1、R3上の定着ベルトBの温度がこれらの設定値T1、T2となるように加熱ヒータHの放熱量が制御される。
【0027】
通常待機状態においては、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度は、設定温度T1以下にあり、加熱ローラR3上の定着ベルトBの第2のサーミスタ5及び第2のコントローラ6によって、この加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度が設定温度T2になるように加熱ヒータHの放熱量が制御される。
【0028】
定着ベルトBが回転すると、定着ローラR1と加圧ローラR2は、定着ベルトBの熱伝達により温められ、両ローラR1、R2上の定着ベルトBの温度が上昇する。そして、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度がT1に達すると、リレー4が切り替わり、第1のサーミスタ2及び第1のコントローラ3によって定着ローラR1上の定着ベルトBの温度がT1となるように加熱ヒータHの放熱量が制御される。なお、定着ベルトBの回転が停止した直後等においても、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が設定温度T1以上の場合には、同様に、第1のサーミスタ2及び第1のコントローラ3によって定着ローラR1上の定着ベルトBの温度がT1となるように加熱ヒータHの放熱量が制御される。
【0029】
定着ベルトBが停止した後は、徐々に定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が低下して設定温度T1未満になる。すると、再びリレー4が切り替わり、第2のサーミスタ5及び第2のコントローラ6によって加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度がT2となるように加熱ヒータHの放熱量が制御される。
【0030】
次に、上記本発明にかかる電子写真装置用定着装置の制御方法によって制御した場合の温度特性を図2に示す。図5の場合と同様に、横軸は定着ベルトの回転時間を、縦軸は各ローラ上の定着ベルトBの温度を示す。図2の上方における実線で示した波線Wが加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度を示し、その下方の特性曲線Cが定着ローラR1上の定着ベルトBの温度の変化を示す。
【0031】
待機時間から、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が上昇して設定温度T1に達するまでは、従来と同様に、加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度が設定温度T2になるように制御されている。定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が設定温度T1に達すると、リレー4が切り替わり、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が設定温度T1になるように加熱ヒータHの放熱量が制御されるため、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が設定温度(定着上限温度)T1より上昇することはなく、オフセット及び薄紙のジャムが発生することはない。なお、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が設定温度T1になるように加熱ヒータHの放熱量を制御してからは、加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度が徐々に低下するが、加圧ローラR2の表面の温度曲線(C’)及び予熱部(ガイド板G及び雰囲気)の温度(曲線C”)が上昇して、加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度低下分を補うため、装置の定着性に問題はない。
【0032】
次に、表2及び図3を参照して、上記従来の制御方法と本発明にかかる制御方法とを比較した実験例を示す。表2は、従来の制御と本発明の制御において、定着ベルトBの一定の空転時間経過後の加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度及び定着ローラR1上の定着ベルトBの温度を測定するとともに、ジャム、オフセットの発生及び定着性を調査した試験の結果を示す。同表中のジャムまたはオフセット発生の欄には、10回試験を行ってジャムまたはオフセットの発生した回数が記載されている。また、定着性の良否の欄には○印が記載され、定着性に問題がなかったことを示している。
【0033】
【表2】
Figure 0003834110
【0034】
試験にあたっては、ポリイミド100μ+シリコーンゴム100μの定着ベルトと、シリコーンスポンジ30HS(t=4)の定着ローラと、シリコーンスポンジ40HS(t=4)の加圧ローラを使用し、線速80mm/sec、圧力14.6kg/片で、定着ローラの設定温度T1を135℃〜140℃とし、加熱ローラの設定温度T2を155℃〜160℃として、45kg紙(52.3g/m2紙)で先端余白なし、全ベタの紙をジャムの有無を確認するために使用し、55kg紙(64g/m2紙)先端余白有り、全ベタの紙をオフセット及び定着性の確認のために使用した。
【0035】
表2に示すように、従来の制御によると、Bが回転してから徐々に定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が上昇し、定着ベルトBの回転開始後40秒を超えると、定着上限温度の140℃を超えてしまうため、定着性には問題ないものの、オフセット及び薄紙のジャムの発生率が徐々に上昇し、定着ベルトBの回転開始後300秒後には、ほとんどの薄紙にジャムが発生し、50%の紙にオフセットが発生する。
【0036】
一方、本発明の制御によると、表2及び図3に示すような結果となる。
図3において、実線で示した波線Wが加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度であり、その下方の特性曲線Cが定着ローラR1上の定着ベルトBの温度の変化を示す。
【0037】
待機時間から、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が上昇して設定温度135℃に達するまでは、従来と同様に、加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度が設定温度155℃〜160℃になるように加熱ヒータHの放熱量が制御されている。定着ベルトBの回転後40秒経過した時に、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が設定温度135℃に達し、リレー4が切り替わり、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が設定温度135℃〜140℃になるように加熱ヒータHの放熱量が制御されるため、以後、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が定着上限温度140℃より上昇することはない。従って、オフセット及び薄紙のジャムが発生することはない。
【0038】
なお、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が設定温度135℃〜140℃になるように加熱ヒータHの放熱量を制御してからは、加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度が徐々に低下し、144℃〜150℃の間を推移するが、曲線C’で示す加圧ローラR2の表面の温度及び曲線C”で示す予熱部(ガイド板G及び雰囲気)の温度が上昇して、加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度低下分を補うため、装置の定着性に問題はない。
【0039】
なお、上記実施例は、加熱ヒータHを加熱ローラR3に設けた場合を示しているが、この加熱ローラR3に備えた加熱ヒータHに加えて、前記定着ロール及び前記加圧ロールのそれぞれを外部から加熱するもう一つの加熱ヒータを有する電子写真装置用定着装置の場合、または、前記定着ロール及び前記加圧ロールのそれぞれに加熱ヒータを有する電子写真装置用定着装置の場合にも、追加した加熱ヒータの放熱量を、前記加熱ローラに設けた前記加熱ヒータと同一の方法によって制御することも可能である。
【0040】
また、上記実施例においては、各ローラ上のベルトの温度を測定して、加熱ヒータの制御に使用しているが、各ローラ表面の温度を測定して、加熱ヒータの制御に使用することも可能である。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、オフセット及び薄紙のジャムが発生することがなく、定着性にも問題がなく、コピー速度が低下することもない電子写真装置用定着装置の制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電子写真装置用定着装置の構成を示す概略図である。
【図2】本発明にかかる電子写真装置用定着装置の制御方法を適用した場合の各ロール上の定着ベルトの温度特性を示す図である。
【図3】本発明にかかる電子写真装置用定着装置の制御方法を使用した実験例を示す図である。
【図4】従来の電子写真装置用定着装置の構成を示す概略図である。
【図5】従来の電子写真装置用定着装置の制御方法を適用した場合の各ロール上の定着ベルトの温度特性を示す図である。
【符号の説明】
1 電子写真装置用定着装置
2 第1のサーミスタ
3 第1のコントローラ
4 リレー
5 第2のサーミスタ
6 第2のコントローラ
B 定着ベルト
D 記録媒体
G ガイド板
P 加熱通路
1 定着ローラ
2 加圧ローラ
3 加熱兼テンションローラ
4 オイル塗布ローラ
U 定着ベルトのテンション用加圧レバー

Claims (3)

  1. 定着ローラと、加熱ヒータを備えた加熱ローラとの間に無端状の定着ベルトを張設し、該定着ベルトを介して下方より押圧する加圧ローラを設けて該定着ベルトと該加圧ローラ間にニップ部を構成し、該加熱ローラと該ニップ部間における該定着ベルトの下方において記録媒体支持体を設けて該定着ベルトとの間に加熱通路を形成した電子写真装置用定着装置の制御方法であって、前記定着ローラ上のベルト温度または前記定着ローラの表面温度が第1の設定温度未満の場合には、前記加熱ローラ上のベルト温度または前記加熱ローラの表面温度が第2の設定温度になるように前記加熱ヒータの放熱量を制御し、
    前記定着ローラ上のベルト温度または前記定着ローラの表面温度が前記第1の設定温度以上の場合には、前記定着ローラ上のベルト温度または前記定着ローラの表面温度が該第1の設定温度になるように前記加熱ヒータの放熱量を制御することを特徴とする電子写真装置用定着装置の制御方法。
  2. さらに、前記定着ロール及び前記加圧ロールのそれぞれを外部から加熱するもう一つの加熱ヒータを有する電子写真装置用定着装置の制御方法であって、
    該加熱ヒータの放熱量を、前記加熱ローラに設けた前記加熱ヒータと同一の方法によって制御することを特徴とする請求項1記載の電子写真装置用定着装置の制御方法。
  3. さらに、前記定着ロール及び前記加圧ロールのそれぞれに加熱ヒータを有する電子写真装置用定着装置の制御方法であって、
    該加熱ヒータの放熱量を、前記加熱ローラに設けた前記加熱ヒータと同一の方法によって制御することを特徴とする請求項1記載の電子写真装置用定着装置の制御方法。
JP26880796A 1996-10-09 1996-10-09 電子写真装置用定着装置の制御方法 Expired - Fee Related JP3834110B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26880796A JP3834110B2 (ja) 1996-10-09 1996-10-09 電子写真装置用定着装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26880796A JP3834110B2 (ja) 1996-10-09 1996-10-09 電子写真装置用定着装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10115996A JPH10115996A (ja) 1998-05-06
JP3834110B2 true JP3834110B2 (ja) 2006-10-18

Family

ID=17463542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26880796A Expired - Fee Related JP3834110B2 (ja) 1996-10-09 1996-10-09 電子写真装置用定着装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3834110B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2262852A1 (en) * 1998-06-01 1999-12-01 Nitto Kogyo Co., Ltd. Toner image fixing apparatus capable of keeping constant fixing roller temperature

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10115996A (ja) 1998-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6501935B2 (en) Belt-type fixing apparatus having a fixing roller provided with a soft foam layer
JP3450623B2 (ja) 画像形成装置
US5250998A (en) Fixing apparatus having two nip regions
JP5446063B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US6580883B2 (en) Image heating apparatus
JP4658712B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
WO1998014837A1 (en) Belt type fixing device
JP6889519B2 (ja) 画像形成装置
JPH06318001A (ja) 電子写真装置用定着装置
JP4677304B2 (ja) 画像加熱装置
JPH11224024A (ja) 定着装置
JP3780081B2 (ja) 画像形成装置
JP2007108464A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP3834110B2 (ja) 電子写真装置用定着装置の制御方法
JPH07261584A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2006330556A (ja) 画像形成装置
JPH10268681A (ja) 定着装置
JP2005056596A (ja) 加熱装置
JP2008275753A (ja) 加熱定着装置
JP2895844B2 (ja) 湿式複写機の定着装置
JP3158893B2 (ja) 定着装置
JP4819238B2 (ja) 画像形成装置
JP4863726B2 (ja) 定着装置、画像形成装置
JP2002139956A (ja) 定着装置
JP2008275754A (ja) 加熱定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees