JP3833972B2 - ワイヤハーネスの組立システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組立板上に所定の配形状に沿って設けた複数の支持具によって電線束を支持し、前記電線束を溶接装置によって所望個所で溶接してワイヤハーネスに組み立てるワイヤハーネスの組立システムに関する。
【0002】
従来、ワイヤハーネスの組立ラインにおいては、組立板上に所定の配形状に沿って設けた複数の支持具によって予め組み立てておいた複数のサブハーネスを支持し、所望個所でサブハーネスを溶接してワイヤハーネスに組み立てている。このとき、溶接装置は、組立ラインに沿った組立板の移動を邪魔しない位置に設置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したワイヤハーネスの組立ラインでは、複数の組立板がコンベアによって所定経路に沿って微速で搬送され、作業者が溶接装置の溶接ヘッドを移動させながら設計に基づいて予め定められたサブハーネスの位置で上記溶接作業を行っている。
【0004】
このため、作業者は、微速ではあるが溶接ヘッドをコンベアに沿って略同じ速度で移動させないと、溶接ヘッドの位置が溶接個所とずれて、溶接作業がし難くなるという問題があった。特に、溶接個所が集中して複数ある場合、溶接装置を溶接個所が集中した位置に保持し続ける必要があった。従って、作業者は、コンベアの移動に合わせて溶接ヘッドを動かしながら溶接作業をしなければならず、非常に困難な作業を強いられ、組立に多大な時間と労力がかかってワイヤハーネスの組立性が悪いという問題があった。
【0005】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、溶接装置を搬送手段と連動させて動かしながら溶接作業を行い、組立性を向上させることが可能なワイヤハーネスの組立システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるワイヤハーネスの組立システムは、所定の配形状に沿って設けた複数の支持具によって電線束を支持した複数の組立板を、水平面に対して傾斜した所定の経路に沿って搬送する搬送手段と、前記電線束を所望個所で溶接する溶接装置とを備えたワイヤハーネスの組立システムにおいて、前記搬送手段に対して並行に配置される案内手段と、前記案内手段に移動自在に取り付けられ、縦方向受け部材と吊持手段とを有する本体と、前記縦方向受け部材と係合する縦方向係合具を有すると共に、先端に前記溶接装置を支持し、前記吊持手段に吊持されて前記本体から前記組立板の搬送方向に対して直交する縦方向に出し入れされる繰出部材とを有し、前記組立板の搬送方向に案内されると共に、前記溶接装置を前記組立板に沿って前記組立板の搬送方向に対して直交する縦方向に移動自在に支持する支持部材とを備え、前記組立板は、着脱自在な受け部材を有し、前記支持部材は、前記受け部材と係合する係合具を有し、前記搬送手段による複数の組立板の搬送の際に、溶接対象の前記電線束を支持した前記組立板の受け部材と前記支持部材の係合具とを係合させ、前記溶接装置を前記組立板の動きと連動させることを特徴とする。
【0007】
請求項1の発明によれば、受け部材と係合具とが係合すると、溶接装置が組立板の動きと連動して動き、電線束を所望個所で溶接する際、作業者は組立板の移動に合わせて溶接装置を動かしながら溶接作業をする必要がなくなる。また、縦方向係合具と縦方向受け部材との係合を解除して繰出部材を支持部材の本体から出し入れする操作が、吊持手段によって補助される。
【0010】
また、請求項の発明にかかるワイヤハーネスの組立システムは、上記の発明において、前記溶接装置は、前記係合具と前記縦方向係合具とを個々に操作すると共に、前記繰出部材の出し入れを操作する操作手段が設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項の発明によれば、溶接装置に設けた操作手段によって、受け部材と係合具との係合を解除し、溶接装置と組立板との連動を断ったり、支持部材における本体と繰出部材との係合を解除し、繰出部材を前記組立板の搬送方向に対して直交する縦方向の所望位置に出し入れすることで、組立板の動きと連動した溶接装置を搬送方向に直交する縦方向の所望位置に配置し、電線束を所望の位置で溶接することができるようになる。
【0012】
また、請求項の発明にかかるワイヤハーネスの組立システムは、上記の発明において、前記組立板は、搬送方向に沿って前記受け部材を複数有することを特徴とする。
【0013】
請求項の発明によれば、溶接装置を組立板の2次元の面内において所望の位置に配置し、広範囲に亘る溶接作業が可能となる。
【0014】
また、請求項の発明にかかるワイヤハーネスの組立システムは、上記の発明において、前記支持部材は、前記繰出部材が出し入れされる方向に沿って前記縦方向受け部材を複数有することを特徴とする。
【0015】
請求項の発明によれば、溶接装置を支持部材から縦方向に引き出せる位置を複数個所にしている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明にかかるワイヤハーネスの組立システムに関する好適な実施の形態を説明する。
【0017】
図1は、ワイヤハーネスの組立システム(以下、単に「組立システム」という)1の構成を示す斜視図である。組立システム1は、コンベア2、一組のガイドレール3、支持部材4及び溶接装置10を備えている。
【0018】
コンベア2は、後述する複数の組立板15を、水平面に対して傾斜した所定の経路に沿って矢印X(図1参照)で示す方向へ搬送するもので、ベルトコンベア,チェーンコンベアあるいはローラコンベア等によって実現される。
【0019】
一組のガイドレール3は、コンベア2の上方近傍に並行に配置され、支持部材4の矢印Xで示す方向への移動を案内する。
【0020】
支持部材4は、図1に示すように、一組のガイドレール3に移動自在に取り付けられ、ガイドレール3に沿って第一の方向へ移動する。支持部材4は、溶接装置10を組立板15に沿って矢印Xと直交する矢印Yで示す方向に移動自在に支持している。支持部材4は、本体5、繰出部材6及びスプリングバランサ7を備えている。
【0021】
本体5は、図示しないスライダを介して一組のガイドレール3に取り付けられる樋状の部材で、ガイドレール3に沿って矢印Xと平行する左右方向にスライドする。本体5は、側壁5aの前部に後述する係合具8が、側壁5bの上部に複数の受け部材12が、それぞれ設けられている。
【0022】
繰出部材6は、支持部材4に設けた受け部材12と係合する係合具9が上面に設けられると共に、先端に溶接装置10を支持している。繰出部材6は、組立システム1を使用しない場合、本体5に押し込み、最上部の受け部材12の凹部12aに係合具9の係合ロッド(図示せず)を係合させてストッパをかけておく。そして、組立システム1を使用するとき、繰出部材6は、凹部12aと係合ロッドの係合を解除し、図1に示すように、本体5との間に配置したスライダ6aに沿って矢印Yで示す第二の方向に引き出される。
【0023】
スプリングバランサ7は、繰出部材6を吊持する吊持手段であり、後述する操作手段11による繰出部材6の繰り出し時における重量を軽減する。スプリングバランサ7は、図1に示すように、本体5に設けられ、ケース7aの一方にハンガー7bが設けられ、他方には釣下げフック7cが設けられている。ケース7aは、内部に図示しない巻上げワイヤや、巻上げワイヤを巻き上げ方向に付勢する渦巻きスプリング等が収納されている。ハンガー7bは、ワイヤ7dを介してスプリングバランサ7を作業場の天井や梁等に吊持する。釣下げフック7cは、繰出部材6との間を釣下げワイヤ7eで連結され、繰出部材6を吊持している。従って、前記のような機能を有していれば、吊持手段は、スプリングバランサ7に代えてエアバランサを使用してもよい。
【0024】
係合具8は、側壁5aの後述する組立板15に設けられる受け部材17と対応する位置に設置されている。係合具8は、図2に示すように、本体8a、蓋8e、係合ロッド8f、シャフト8gを有している。本体8aは、係合ロッド8fを収納する凹部8bと、挿通孔8c,8dを有している。挿通孔8cには係合ロッド8fが、挿通孔8dにはシャフト8gが、それぞれ挿通されている。蓋8eは、本体8aに被着される。係合ロッド8fは、下端外周がテーパ面Ftに加工され、上端でシャフト8gと連結されている。係合ロッド8fは、凹部8b上部との間に配置した押しばね8hによって先端が本体8aから突出する方向に付勢されている。シャフト8gは、本体8aの挿通孔8dから延出している。なお、係合具9も、係合具8と同様に構成されている。
【0025】
溶接装置10は、超音波振動子,溶接ヘッド(ホーン)及びアンビル等を有する超音波溶接機で、図1に示すように、電力等を供給するケーブル10aが上方から接続され、左右両側にはそれぞれ操作手段11が設けられている。但し、後述する複数のサブハーネス20を互いに溶接することができれば、組立システム1は、超音波溶接機以外の溶接機を使用してもよいことは言うまでもない。
【0026】
各操作手段11は、係合具8,9を個々に操作すると共に、繰出部材6を本体5から出し入れする操作を行う。操作手段11は、図3に示すように、操作ハンドル11aとレバー11bを有し、レバー11bにはリンクワイヤ11cの一端が連結されている。このとき、溶接装置10の左側に設けた操作手段11は、リンクワイヤ11cの他端が係合具9のシャフト9gと、溶接装置10の右側に設けた操作手段11は、リンクワイヤ11cの他端が係合具8のシャフト8gと、それぞれ連結されている。
【0027】
組立板15は、図1に示すように、所定の配形状に沿って設けた複数の支持具16によって複数のサブハーネス20を支持し、受け部材17が支柱18を介して適宜の位置に設けられている。支柱18は、下部に形成したねじ部を組立板15に形成した挿通孔に挿通し、図示しないナットで組立板15を挟み込んで組立板15に取り付けられる。受け部材17は、図2に示すように、凹部17aの両側に係合ロッド8fのテーパ面Ftに対応した傾斜角度に設定された傾斜部17b,17cが形成されている。受け部材17は、組立板15の搬送方向において、複数のサブハーネス20が交差し、溶接個所が集中している位置(図1の点P)に設けると溶接作業が容易になって好ましい。但し、複数の支持具16や複数のサブハーネス20等のレイアウトとの関係で邪魔にならない位置に設けることは言うまでもない。
【0028】
複数のサブハーネス20は、設計に基づいて予め定められた位置で互いに溶接され、所要個所にプロテクタ,樹脂チューブ,クリップ,コネクタ等の部品類を取り付けてワイヤハーネスに組み立てられる。
【0029】
以上のように構成される組立システム1においては、複数の支持具16によって所定の配形状に沿って複数のサブハーネス20を支持した複数の組立板15が、コンベア2によって矢印X方向に所定の速度で順次搬送されながら、作業者によって所要個所にプロテクタ等の部品類が取り付けられる。
【0030】
コンベア2による組立板15の搬送により、組立板15に設けた受け部材17が支持部材4の係合具8に接近してくると、先ず、図5(a)に示すように、係合ロッド8fのテーパ面Ftが傾斜部17bに当接する。
【0031】
この状態から組立板15が更に移動すると、傾斜部17bの傾斜角度がテーパ面Ftに対応しているので、テーパ面Ftが傾斜部17bに沿って滑りながら、係合ロッド8fが押しばね8hのばね力に抗して本体8a内に押し込まれてゆく。
【0032】
そして、テーパ面Ftが傾斜部17bを乗り越えると、図5(b)に示すように、係合ロッド8fが凹部17aに自動的に係合する。これにより、支持部材4が、溶接装置10と共に組立板15と連動して一組のガイドレール3に沿って動き出す。
【0033】
このため、係合ロッド8fが凹部17aに係合している間は、溶接装置10と組立板15とは同じ速度で移動する。しかも、上記のように、溶接装置10は、組立板15の搬送方向において、複数のサブハーネス20が交差し、溶接個所が集中している位置(図1の点P)に存在している。
【0034】
そして、溶接装置10の左側に設けた操作手段11により係合具9と受け部材12との係合を解除し、両方の操作ハンドル11aを持って操作すると、スプリングバランサ7に支えられた繰出部材6を本体5から小さな力で出し入れすることができる。このため、作業者は、溶接装置10のX方向における位置を溶接個所が集中している図1の点Pの位置に簡単に位置決めして溶接作業をすることができる。
【0035】
但し、溶接装置10は、組立板15におけるX方向における位置が係合具8と受け部材17とが係合した位置に保持される。このため、スプリングバランサ7に支えられた繰出部材6を操作することによって、作業者は、溶接装置10をY方向の任意の位置に簡単に調整することができる。
【0036】
そして、複数のサブハーネス20の溶接が済んだら、両方の操作ハンドル11aを持って繰出部材6を本体5に押し込み、係合具9と受け部材12とを係合させた後、溶接装置10の右側に設けた操作手段11のレバー11bを引く。すると、レバー11bの動きがリンクワイヤ11cからシャフト8gを介して係合ロッド8fに伝達される。これにより、図5(c)に示すように、係合具8は、係合ロッド8fが押しばね8hのばね力に抗して本体8a内に引き込まれる。
【0037】
これにより、係合ロッド8fと凹部17aとの係合が解除され、係合具8、従って支持部材4及び溶接装置10の一組のガイドレール3に沿った動きが停止する。即ち、溶接装置10と組立板15との連動が停止し、複数の組立板15だけがコンベア2に沿って矢印X方向へと搬送されてゆく。従って、係合具8の動きが停止しているので、図5(d)に示すように、受け部材17が組立板15と共に移動して係合具8から離れてゆく。この状態で、支持部材4をガイドレール3に沿って元の位置に戻す。そして、前述と同様にして引き続いて搬送されてくる組立板15の受け部材17を係合具8とを係合させ、複数のサブハーネス20の溶接作業を順次行ってゆく。
【0038】
上述のように、組立システム1は、係合具8を受け部材17と係合させることで、溶接装置10をコンベア2と連動させて動かすことができる。しかも、溶接装置10とコンベア2との連動の解除は、操作手段11のレバー11bを操作することによって簡単に行うことができる。
【0039】
ここで、組立システム1は、受け部材17をX方向に沿った複数箇所に設けることにより、溶接装置10をX,Y方向に沿った2次元の面内で所望の位置に配置することができる。即ち、上述のように、受け部材17を溶接個所が集中している図1の点Pの位置に対応するX方向に沿った組立板15の略中央の1箇所に設けた場合、作業者は、図4に示すように、溶接装置10の可動範囲であるラインY1に沿った任意の位置に複数の受け部材12を利用して溶接装置10を配置することができる。これに対して、受け部材17をX方向に沿った複数箇所、例えば、更に2箇所追加すると、作業者は、組立板15に対して溶接装置10を図4に示すラインY2,Y3に沿った任意の位置にも配置することができることになる。この結果、組立システム1においては、溶接装置10を組立板15に対して2次元的に配置して溶接作業を広範囲に行うことが可能となる。
【0040】
ここで、組立板15に設ける受け部材は、図6に示す受け部材19のように、凹部19aの一方に係合ロッド8fのテーパ面Ftが当接する傾斜部19bのみを形成し、他方の傾斜部がない形状としてもよい。このような形状にすると、受け部材19は、加工が容易になるため、より安価に製造することができる。
【0041】
また、係合具8は、図7に示す係合具25のように、下半体27でリンクワイヤ11cに連結された係合ロッド25aを保持すると共に、上半体26と係合ロッド25aとの間に押しばね25bを配置し、上半体26と下半体27との間に押しばね28を介在させる構成としてもよい。このとき、押しばね28は、組立板15の搬送方向、即ち、図1の矢印X方向に沿って配置することが好ましい。
【0042】
このように構成される係合具25は、コンベア2によって搬送される組立板15が長手方向に沿って揺れたときに、ばね28によってこの揺れが緩衝され、係合ロッド25aと受け部材17との係合が外れ難くなり、組立システム1の信頼性を向上させる。
【0043】
このとき、組立板15は、長手方向に直交する幅方向の長さが長手方向に比べると短いため、幅方向における揺れ幅が小さいので、幅方向の揺れの影響は無視してよい。
【0044】
なお、上記実施の形態においては、受け部材17を組立板15に、係合具8を支持部材4に、それぞれ設けた。しかし、係合具8と受け部材17は、互いに係合して溶接装置10をコンベア2、従って組立板15と連動させて動かすことができれば、互いに逆に設けてもよい。即ち、受け部材17を支持部材4側の、係合具8を組立板15側の、それぞれ対応する位置に設けてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、組立板と支持部材は、それぞれ対応する位置に、互いに係合する受け部材と係合具を設けたので、溶接装置が組立板の動きと連動し、電線束の溶接位置に対する溶接装置の位置決めが容易になって溶接作業が非常に楽になり、組立に要する時間と労力が省けることからワイヤハーネスの組立性が向上するという効果を奏する。また、ワイヤハーネスの組立システムは、縦方向係合具と縦方向受け部材との係合を解除すれば、繰出部材を支持部材の本体から出し入れする操作が、吊持手段によって補助され、繰出部材を本体から出し入れする操作を小さな力で行うことができるようになるので、ワイヤハーネスの組立作業が一層容易になるという効果を奏する。
【0047】
更に、請求項の発明によれば、溶接装置に設けた操作手段によって、受け部材と係合具との係合を解除し、溶接装置と組立板との連動を断ったり、支持部材における本体と繰出部材との係合を解除し、繰出部材を前記組立板の搬送方向に対して直交する縦方向の所望位置に出し入れすることで、組立板の動きと連動した溶接装置を搬送方向に対して直交する縦方向の所望位置に配置し、電線束を所望の位置で溶接することができるという効果を奏する。
【0048】
また、請求項の発明によれば、溶接装置を組立板の2次元の面内において所望の位置に配置できるので、広範囲に亘る溶接作業をすることができるという効果を奏する。
【0049】
また、請求項の発明によれば、溶接装置を支持部材から縦方向に引き出せる位置が複数個所となり、溶接装置の位置決めがより容易になって溶接作業が一層楽になり、組立に要する時間と労力を更に省くことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤハーネスの組立システムに係る一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の組立システムにおける係合具の構造を受け部材との位置関係を含めて示す正面図である。
【図3】溶接装置に設けられる操作手段の側面図である。
【図4】受け部材を組立板に複数設けると、溶接装置を組立板に対して2次元的に配置できることを説明する組立板の平面図である。
【図5】係合具が受け部材に当接し、係止された後、解除されてゆく過程を示す正面図である。
【図6】受け部材の他の例を示す正面図である。
【図7】係合具の他の例を示す断面正面図である。
【符号の説明】
1 ワイヤハーネスの組立システム
2 コンベア
3 ガイドレール
4 支持部材
5 本体
5a,5b 側壁
6 繰出部材
6a スライダ
7 スプリングバランサ
7a ケース
7b ハンガー
7c 釣下げフック
7d,7e ワイヤ
8 係合具
8a 本体
8b 凹部
8c,8d 挿通孔
8e 蓋
8f 係合ロッド
8g シャフト
8h 押しばね
9 係合具
9g シャフト
10 溶接装置
10a ケーブル
11 操作手段
11a 操作ハンドル
11b レバー
11c リンクワイヤ
12 受け部材
15 組立板
16 支持具
17 受け部材
17a 凹部
17b,17c 傾斜部
18 支柱
19 受け部材
19a 凹部
19b 傾斜部
20 サブハーネス
25 係合具
25a 係合ロッド
25b 押しばね
26 上半体
27 下半体
28 押しばね
Ft テーパ面

Claims (4)

  1. 所定の配形状に沿って設けた複数の支持具によって電線束を支持した複数の組立板を、水平面に対して傾斜した所定の経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記電線束を所望個所で溶接する溶接装置とを備えたワイヤハーネスの組立システムにおいて、
    前記搬送手段に対して並行に配置される案内手段と、
    前記案内手段に移動自在に取り付けられ、縦方向受け部材と吊持手段とを有する本体と、前記縦方向受け部材と係合する縦方向係合具を有すると共に、先端に前記溶接装置を支持し、前記吊持手段に吊持されて前記本体から前記組立板の搬送方向に対して直交する縦方向に出し入れされる繰出部材とを有し、前記組立板の搬送方向に案内されると共に、前記溶接装置を前記組立板に沿って前記組立板の搬送方向に対して直交する縦方向に移動自在に支持する支持部材とを備え、
    前記組立板は、着脱自在な受け部材を有し、
    前記支持部材は、前記受け部材と係合する係合具を有し、
    前記搬送手段による複数の組立板の搬送の際に、溶接対象の前記電線束を支持した前記組立板の受け部材と前記支持部材の係合具とを係合させ、前記溶接装置を前記組立板の動きと連動させることを特徴とするワイヤハーネスの組立システム。
  2. 前記溶接装置は、前記係合具と前記縦方向係合具とを個々に操作すると共に、前記繰出部材の出し入れを操作する操作手段が設けられていることを特徴とする請求項に記載のワイヤハーネスの組立システム。
  3. 前記組立板は、搬送方向に沿って前記受け部材を複数有することを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤハーネスの組立システム。
  4. 前記支持部材は、前記繰出部材が出し入れされる方向に沿って前記縦方向受け部材を複数有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のワイヤハーネスの組立システム。
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