JP3832715B2 - 連続紙印刷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続紙に画像を形成する連続紙印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ここでは、従来技術として、連続紙を用いた電子写真印刷装置を例としてあげる。
【0003】
図2に従来装置の搬送プラーの概略を示す。
【0004】
搬送プラーは図2(b)に示す通り、円筒の形状を成したローラ31と、凸型の形状を成すローラ32を1対としシャフト33に1対を成したロ−ラが複数挿入され、シャフト33はステッピングモ−タ34より回転動作を受けている。ロ−ラ32はシャフト33に取り付けられているのでシャフト33の回転と同速で回転する。
【0005】
図2(a)に示す通り、ロ−ラ31はロ−ラ32に挿入しているのでロ−ラ32と接触する面から回転作用を受けながらロ−ラ31は回転動作をし、用紙1に張力を与えている。
【0006】
図3に従来装置の搬送プラーの動作シーケンスを示す。
【0007】
上位装置より用紙搬送開始指示が送信されると搬送プラー2を用紙搬送方向とは逆方向に回転させ用紙1に張力を与えた後にトラクタ10の用紙搬送動作が開始し、上位装置より用紙搬送終了指示が送信されると用紙を所定量搬送し、次の印字の書き出し位置を合わせるために印刷中の用紙搬送方向と逆方向にトラクタ10を所定量動作後に停止させ、搬送プラー2を停止する動作シーケンスとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、搬送プラーを構成し用紙に張力を与える複数のローラは、各々形状が厳密には同一ではく、又回転速度も同速ではないので搬送プラーが回転中に各々のローラが用紙に与える張力に変動が生じていた。用紙のほぼ両端部に与える張力が左右不均一の場合、トラクタが用紙搬送中、用紙が蛇行し、用紙の両端部に設けてある送り穴がトラクタの両端部に設けたピンから外れ、連続印刷が停止するなどの課題があった。特に用紙幅の広い用紙を搬送中、搬送プラーを構成する複数のローラと接触する員数は、用紙幅の広い用紙のほうが用紙幅の狭い用紙よりも多いので発生頻度が多かった。又用紙の蛇行によってトラクタのピンから外れない場合であっても僅かな用紙の蛇行により用紙に転写されるトナー像が崩れた文字ぶれと言う印刷品質に影響を及ぼす課題もある。
【0009】
本発明では、部品を変更及び追加することなく用紙送り制御方式を工夫するだけで用紙幅の広い連続用紙にて上記課題を解決することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、連続紙に画像を形成する画像形成手段と、連続紙を搬送するトラクタと、該トラクタに対し用紙搬送方向上流側に配置された搬送プラーとを備えた連続紙印刷装置において、前記トラクタに装着された連続紙の用紙幅を認知する用紙幅認知手段と、前記用紙幅認知手段が、前記トラクタに装着された連続紙が所定の用紙幅よりも広い用紙幅を有すると認識したときは、前記トラクタによる用紙搬送開始前に前記搬送プラーを用紙搬送方向とは逆方向に回転させ、前記トラクタによる用紙搬送開始に伴い前記搬送プラーの回転を停止させる制御を実行し、前記用紙幅認知手段が、前記トラクタに装着された連続紙が所定の用紙幅以下の用紙幅を有すると認識したときは、前記トラクタによる用紙搬送開始前に前記搬送プラーを用紙搬送方向とは逆方向に回転させるとともに、前記トラクタによる用紙搬送開始後も前記搬送プラーの回転を継続させる制御を実行する制御手段とを備えたことにより達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図1を用いて説明する。なお、構成において従来技術と同一のものは、図2〜3の番号を用いている。
【0012】
電子写真装置の概略構成を図4に示し印刷動作の原理を説明する。
【0013】
用紙1は、長尺状に連続した連続紙であり両縁部には用紙搬送方向に沿って所定間隔で送り穴(図示せず)が形成されており、送り穴は主としてトラクタ10による搬送のために用いられている。又、トラクタ10の両端側には、用紙を搬送させるためにピン20が複数設けられておりピン20の間隔は送り穴の所定間隔と一致している。
【0014】
ホッパ17に用紙1を設置し、トラクタ10のピン20と連続紙1の送り穴が合うよう用紙の先端をトラクタ9に装着させる。図示しない用紙送りスイッチを押下することによりモータ16が回転し搬送プラー2が用紙搬送方向とは逆向きに回転動作し、モータ15が回転するとトラクタ10が動作し用紙を搬送する。用紙1の先端は、トラクタ10、バッファ11を通過する。加熱ロール12と加圧ロール13は開放状態であり、用紙1の先端は加熱ロール12と加圧ロール13の間を通過し定着プラー14に搬送されスウィングフィン15の揺動動作を受けながら順次スタッカ19へ排出する。印字書き出し位置が正常となるよう本装置は用紙1の搬送制御を終了し印刷動作の待機状態となる。
【0015】
以上の一連の動作が用紙装填動作であり以下に本装置のトナー像を記録形成するプロセス及び印刷動作の概略を説明する。
【0016】
図示しない上位装置(主にコンピュータ装置)からネットワークなどを含む接続手段(図示せず)を通して印刷開始信号が送信されると、用紙搬送方向に回転している感光ドラム5は、帯電器8より所定電位に均一に帯電され、上位装置から送信される印字情報を露光装置9にて照射ビームを放射させ、照射ビームを受けた感光ドラム5には静電潜像が形成され、現像機3にて負に帯電した黒トナーが反転現像される。現像領域に達した静電潜像にはトナーが供給され静電潜像はトナー像として可視化される。感光ドラム5表面に形成されたトナー像は転写器4と対向する位置に運ばれる。トラクタ10によって搬送される用紙1は、転写器4の前を一定速度で走行し、リトラクタ6により感光ドラム5へ押し付けられている。転写器4の前に運ばれたトナー像は転写器4によって転写領域にて用紙1に転写される。また、用紙1が感光ドラム5に巻き付くことを防ぐこと及び用紙1が蛇行せずにトナー像を用紙1に転写させるために搬送プラー2は、用紙搬送方向とは逆方向に回転し用紙1に張力を与えている。転写領域で転写されずに感光ドラム5の表面に残留したトナーは、クリーナ7によって感光ドラム5の表面より除去される。
【0017】
一方、印刷動作中は、加熱ロール12と加圧ロール13が閉じた圧接状態である。トナー像を転写された用紙1は、トラクタ10とバッファ11を通り加熱ロール12と加圧ロール13が圧接した加圧点より、加熱加圧作用を受けながら挟持搬送され、転写されたトナー像は用紙1に定着される。定着された用紙1は、定着プラー14に搬送されスタッカ19へ順次排出される。又上位装置より印刷停止信号が送信されると、本装置は印刷終了動作へ移行し印刷待機状態となる。
【0018】
図1は本発明の一実施例である用紙搬送時の制御方式のタイムチャートを示している。タイムチャート上の1は有効(信号有り)、0は無効を示す。用紙搬送方向と同方向の場合は正の極性、逆方向は負の極性とする。
【0019】
用紙幅がA(inch)よりも広い用紙幅であるB(inch)の用紙(以下用紙Bとする。)をトラクタ10に装着させる。この時、用紙幅を認知する手段(例えば用紙幅を検出する手段やオペレータからの用紙幅データ入力など)により用紙幅がA(inch)より広い用紙幅であることを本装置は認識する。自動装填終了後、上位装置より印刷開始指示を受け、用紙Bであった場合、用紙搬送前の状態では搬送プラー2を用紙搬送方向とは逆回転させ、トラクタ10が用紙Bを搬送する時搬送プラー2を停止させる。用紙搬送中、搬送プラーは用紙1から回転作用を受けながら用紙搬送方向に回転する。この状態では、用紙1はトラクタ10の送り力と搬送プラー2の抵抗力を受けているので用紙のたるみは発生せず又搬送プラー2の回転変動による用紙1の蛇行がないので転写されるトナー像は崩れることなく搬送され定着するので印刷品質を維持できる。
【0020】
以上の制御を図1の制御装置37にプログラムとして格納して搬送プラー2の切換えを行っている。制御装置37には制御方法プログラムを格納した記憶素子(HDD、ROM等)が設けられ、電子回路を用いてステッピングモータ16(図2では34)を制御している。
【0021】
本実施例では、用紙幅10インチ以上は、搬送プラーを停止し、10インチ未満では、搬送プラーを用紙搬送方向とは逆方向に回転を継続する。モールド製のローラ31,32のバラツキ等を本発明でカバーすることで、簡単な構成で高精度の搬送技術を得ることができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、用紙に与える張力が不均一の場合でも用紙幅の広い連続用紙を搬送中、用紙が蛇行することなく安定した連続印刷が保証できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙送り制御方式のタイムチャートである。
【図2】従来の搬送プラーの概略構成図である。
【図3】従来の用紙送り制御方式のタイムチャートである。
【図4】従来の電子写真印刷装置の概略構成図である。
Claims (1)
- 連続紙に画像を形成する画像形成手段と、連続紙を搬送するトラクタと、該トラクタに対し用紙搬送方向上流側に配置された搬送プラーとを備えた連続紙印刷装置において、
前記トラクタに装着された連続紙の用紙幅を認知する用紙幅認知手段と、
前記用紙幅認知手段が、前記トラクタに装着された連続紙が所定の用紙幅よりも広い用紙幅を有すると認識したときは、前記トラクタによる用紙搬送開始前に前記搬送プラーを用紙搬送方向とは逆方向に回転させ、前記トラクタによる用紙搬送開始に伴い前記搬送プラーの回転を停止させる制御を実行し、前記用紙幅認知手段が、前記トラクタに装着された連続紙が所定の用紙幅以下の用紙幅を有すると認識したときは、前記トラクタによる用紙搬送開始前に前記搬送プラーを用紙搬送方向とは逆方向に回転させるとともに、前記トラクタによる用紙搬送開始後も前記搬送プラーの回転を継続させる制御を実行する制御手段と
を備えたことを特徴とする連続紙印刷装置。
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JP2000320385A JP3832715B2 (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 連続紙印刷装置 |
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