JP3830355B2 - 竿掛け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船釣りをするときに船べりに釣り竿を保持する竿掛け装置に関し、特に釣り竿の保持、取外しの操作がしやすく、確実に保持できる竿掛け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の竿掛け装置は種々のものがあるが、例えば実開平6−5476号公報に示されるものがある。この船釣り用竿受は、図18(a)に示されるように、並設したコ字状クランプ1の上部に挟ませて、支持杆2と該支持杆の下り止め部とを具備し、且つ釣り竿基部の先端側を支持する竿受け部と、係止杆3と該係止杆の上り止め部とを具備し、且つ釣り竿基部の基端側を係止する元受け部とを夫々、別体に、且つ上下に回動自在に枢着したことを特徴としている。
【0003】
また、従来のこの種の別の装置として、特開平8−172993号公報に示されるものがある。この船釣り用竿受具は、図18(b)に示されるように、竿受本体4に対して竿5を保持する竿取付片6を竿受本体4に固定される取付けベース7の連結突部に所定角度に簡易に保持できるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図18(a)に示した従来の船釣り用竿受は、船が揺れたときや、大型の魚が掛かったとき、また、他人の釣り竿が誤ってぶつかったとき等、釣り竿が竿受から脱落しやすく、釣り竿自体が海中に落ちやすいという問題があった。
【0005】
また、図18(b)に示した従来の船釣り用竿受具は、釣り竿5に竿取付片6を固定するため、釣り竿の重量が増すとともに突起物が付属するため操作性が悪くなり、釣り味が大きく損なわれるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、釣り竿の保持や取外しが容易であり、釣り竿の保持が確実で脱落する可能性が低く、釣り竿自体の操作性を損ねることがなく、釣り味を大切にできる竿掛け装置を提供することである。
【0007】
また、必要に応じて釣り竿を上下に揺り動かして寄せ餌を撒いて釣果を上げることができる竿掛け装置を提供するである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る竿掛け装置は、本体と、本体の一側に設けられ釣り竿を位置決めする竿受け部と、本体の他側に設けられ釣り竿を保持する竿保持部と、を備える竿掛け装置において、竿保持部は、所定の間隔をおいて立設された4本の支柱と、4本の支柱のそれぞれ左右の前後の2本の支柱の上部に横接された2本の支持軸と、2本の支持軸のそれぞれに回転可能に支持され、相互に内方に向けて付勢されて当接可能である2個のロックレバーと、釣り竿を上方向に付勢する押圧部材と、を備え、2個のロックレバーと押圧部材とにより釣り竿を保持するものであり、前記2個のロックレバーは、当接時に、前方向に略V字型の切れ込みを形成し、前記押圧部材は、前記4本の支柱の前の2本の支柱の前方に設けられ、前記2個のロックレバーと前記押圧部材とにより釣り竿を保持し、釣り竿の先端を上方に向けて回動した時、前記略V字型の切れ込みへの前記釣り竿の当接によって前記2個のロックレバーが開放して前記釣り竿の離脱が可能となる、ことを特徴とする。
【0010】
または、2個のロックレバーは、それぞれ上部に回動可能にローラを有し、押圧部材は、4本の支柱の前の2本の支柱の前方及び後ろの2本の支柱の後方に設けられ、竿保持部は、釣り竿を保持した状態で釣り竿先端を上方に向けて回動可能である、ようにすることもできる。
【0011】
また、本体は、下部に、クランプ装置を取り付けるためのクランプ装置取付手段を備える、ことができ、押圧部材は、ゴムやバネなどの弾性部材で構成することができる。さらに、2つのロックレバーは、重力により付勢されるようにするとよく、ロックレバーは、当該ロックレバーの回転を規制するストッパーを備える、ことができる。
【0012】
上述のように構成された竿掛け装置によれば、釣り竿を2個のロックレバー間に押し当て、ロックレバー間を通過させるだけで容易に保持することができ、釣り竿は押圧部材によりロックレバー方向に付勢されるため保持は確実である。また、釣り竿を外すときは、釣り竿の先端側を上方に向けて持ち上げるだけで、あるいは、手により2個のロックレバーを下方に押すだけの操作で、極めて容易に行える。
【0013】
また、ストッパーにより2個のロックレバーの回転を規制して釣り竿を確実に保持した状態で、本体に対して竿保持部を回動させることにより、釣り竿先端を揺り動かして海中の寄せ餌入れから寄せ餌を海中に撒くことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1は本発明に係る竿掛け装置の一実施形態の斜視図を示し、図2は図1の一部の正面図を示し、図3は図1の一部の上面図を示す。図1〜図3において、竿掛け装置10は本体11と、本体11の下部に取り付けたクランプ装置30と、本体11とクランプ装置30とを連結して固定する固定ねじ34から構成され、本体11は、前方側の一側に設けられ釣り竿35を位置決めする竿受け部15と、後方側の他側に設けられ釣り竿35を保持する竿保持部20と、クランプ装置30に取り付けられ、竿受け部15と竿保持部20とを支持する台座部12と、台座部12と竿保持部20とを回動可能に連結する回転軸13と、台座部12と竿受け部15とを回動可能に連結するピン14と、を備えている。
【0016】
竿受け部15は本体11より上方に向けて2本のアーム15a、15aを突設させた略U字状をしたものであり、釣り竿35の先端部側が載置され、左右方向の移動を阻止して位置決めするように構成されている。竿受け部15の内面には釣り竿35を載置するときの緩衝と、釣り竿35の滑り止めのためのゴム等から形成されるクッション材16が貼着されている。本体11は金属ダイキャスト、プラスチック材等から構成され、プラスチック材の場合は補強のため、ガラス繊維、炭素繊維等の強化プラスチックが使用されることが望ましい。
【0017】
竿保持部20は、本体11の他側に底部が略U字状で一体的に突設された4本の柱部21a、21b、21c、21dと、この柱部21a、21b、21c、21dのそれぞれ左右の上部(柱部21aと21cの上部、21bと21dの上部)に所定の間隔を有して平行に固定された2本の支持軸22a、22bと、この2本の支持軸22a、22bのそれぞれに回転可能に支持され、相互に内方に向けて付勢されて当接可能である2個のロックレバー23、24と、柱部21a、21bの前部に設けられた押圧部材系止部26a、26bと、押圧部材系止部26a、26bによって柱部21a、21bの前部下方に系止されているゴムリングなどの押圧部材25とを備えている。
【0018】
ここで、支持軸22a、22bは柱部21a、21c、21b、21dに圧入、ねじ止め等により固定され、ロックレバー23、24の回動を可能にしている。
【0019】
ここで、押圧部材25は、図1に示したものの他、竿保持部20の略中央下部に中心孔を設け、この中心孔に上下動可能に支持された中心軸の上端に固定された圧縮バネとすることができる。この圧縮バネにより釣り竿35をロックレバー23、24の方向に付勢することができる。また、圧縮バネの上面は、中央部が低い円弧面に形成するとよい。このように構成された押圧部材(圧縮バネ)は、中心軸に螺合する蝶ねじにより上下方向のストロークが調節できる構成にすることができる。また、押圧部材(圧縮バネ)の上面(円弧面)には、釣り竿35が滑るのを防止するためのクッション材を貼着するようにするとよい。
【0020】
ロックレバー23、24は、上面は外側が高く内側が低く、すなわち外側より内側に向けて下方に傾斜した傾斜面23a、24aに形成され、その下面は外側が低く内側が高く、すなわち外側より内側に向けて上方に傾斜した傾斜面23b、24bに形成されている。そして、押圧部材25とロックレバー23、24の傾斜面23b、24bとにより、釣り竿35を中央部に安定して保持することができる。
【0021】
ロックレバー23、24は、2個のロックレバー23、24が当接した位置から下方に向けて回動可能であり、最大開口幅は、支柱21a、21b及び支柱21c、21dの幅となり(即ち、ロックレバー23の傾斜面23aが、支柱21a、21cの内側部分と略同一平面状に位置し、ロックレバー24の傾斜面24aが、支柱21b、21dの内側部分と略同一平面状に位置する)、この最大開口幅までの釣り竿35が保持可能となる。そして、ロックレバー23、24は、2個のロックレバー23、24が当接した位置から上方に向けて回動不能にするストッパー23c、24cが一体的に突設されている。
【0022】
ロックレバー23、24の所定の位置には錘23d、24dが装着されており、図2の点線の矢印にて示されるように一方のロックレバー23には反時計回転方向の回転力が付与され、他方のロックレバー24には時計回転方向の回転力が付与されている。したがって、ロックレバー23、24は相互に内方(上方)に向けて付勢され、その内側部が相互に当接可能である。また、ロックレバー23、24が当接している場合、ロックレバー23、24の前方(釣り竿35の先端方向)に略V字型の切れ込み27が形成される。
【0023】
ここで、ロックレバー23、24の当接部や、ストッパー23c、24c及び竿保持部20のストッパー23c、24cの対応部に永久磁石を接着等により固着して、両ロックレバー23、24の当接時のロック力を強化し、釣り竿35の保持を強化することができる。なお、ロックレバー23、24は、ストッパー23c、24cにより、上方向への回転が阻止される。
【0024】
クランプ装置30は、コ字状のベース31と、このベース31の一方の水平辺31aに螺合され先端にクランプ片32を回転可能に支持したクランプねじ33とから構成され、クランプ片32と他方の水平辺31bとの間に、例えば釣り船の船べりを狭持するものである。クランプ装置30のベース31の中央辺には固定用の雌ねじ(図示せず)が形成され、本体11の台座部12を貫通して固定ねじ34をベース31の雌ねじ(図示せず)に螺合させることにより、本体11とクランプ装置30とを結合するものである。
【0025】
ここで、台座部12に固定ねじ34が前後に移動可能なように取付溝を設けてもよい。固定ねじ34を緩め、本体11を取付溝に沿って移動させることにより、本体11はクランプ装置30に任意の位置で固定可能であり、釣り竿35をより安定して保持することができる。なお、ベース31に雄ねじを突設し、この雄ねじに螺合される蝶ナットにより、本体11とクランプ装置30とを結合するように構成してもよい。
【0026】
本実施形態の構成は以上の通りであり、以下に動作について説明する。竿掛け装置10はクランプ装置30により釣り船の船べり(図示せず)に固定される。すなわち、クランプねじ33をゆるめてクランプ片32と他方の水平辺31bとの間に船べりを挟み、クランプねじ33を締めて船べりを狭持することにより竿掛け装置10を船べりに固定する。
【0027】
図4及び図5は、竿掛け装置10に釣り竿35を保持する動作状態を示す図である。図4に示されるように、釣り竿35の前方を竿受け部15のアーム15a、15a間に位置させ、釣り竿35を竿保持部20のロックレバー23、24の当接部に押圧する。竿受け部15からの水平線と、竿受け部15とロックレバーの押圧部とを結ぶ延長線との角度をαとすると、押圧力F1の下方向の分力F1yは、F1y=F1cosαとなり、この分力F1yによりロックレバー23、24を開く方向に、すなわちロックレバー23を時計回転方向に、ロックレバー24を反時計回転方向に回転させる。
【0028】
また、ロックレバー23、24は、上面が傾斜面23a、24aとなっているため(図5(a))、釣り竿35にて押圧するときにロックレバー23、24の中央部を押圧しやすいという効果がある。釣り竿35がロックレバー23、24の傾斜面23a、24aに力F1yで押し付けられると、ロックレバー23、24には、支持軸22a、22bを中心としたモーメントが働き、これによりロックレバー23、24は錘23d、24dに働く重力Fgに抗して相互に開き、釣り竿35はロックレバー23、24間を通過する(図5(b))。さらに釣り竿35を押圧すると、押圧部材25の上部を押し下げ、ロックレバー23、24は、錘23d、24dに働く重力Fgにより発生するモーメントにより復帰して相互に当接して閉じる(図5(c))。
【0029】
図6は、釣り竿35の保持状態を示す図である。図6において、釣り竿35の押圧をやめると、釣り竿35は押圧部材25の弾性力により上方に押圧され、釣り竿35をロックレバー23、24の下面の傾斜面23b、24bと押圧部材25とにより挟んで保持する。このとき、ロックレバー23、24の下面の傾斜面23b、24bの形状を円弧状にし、その円周の中心Rをロックレバー23、24の回転中心(支持軸22a、22bの中心)より内側(釣り竿35に近い側)に設けることで、釣り竿35がロックレバー23、24に作用する力F2の作用線の向きが回転中心(支持軸22a、22bの中心)より釣り竿35に近い内側となる。これにより、ロックレバー23には、反時計回転方向のモーメントが働き、ロックレバー24には、時計回転方向のモーメントが働く。このモーメントは、ストッパー23c、24cによって止められ、これにより、釣り竿35は、竿保持部20に確実に保持される。このように、釣り竿35は、ロックレバー23、24の下面の傾斜面23b、24bと、押圧部材25とにより挟まれて保持されるため、安定して保持することができる。このように、釣り竿35を竿受け部15に載置してロックレバー23、24間に押し当てるだけで、極めて容易に保持することができる。
【0030】
また、釣り竿35と押圧部材25との交点に対し、釣り竿35とロックレバー23、24との交点は、釣り竿の手元側に位置している。このため、釣り竿35の先端が仕掛けについているオモリや魚により下方に引かれると、竿受け部15が支点として働き、釣り竿35とロックレバー23、24との交点には上方への力が作用する。この力はロックレバー23、24の後端に作用し、その力はロックレバー23、24を閉じる方向に作用するので、釣り竿35が誤って外れることがなく保持は確実に行われる。また、釣り竿35が先端方向に引かれた場合は、釣り竿35と押圧部材25との摩擦力、およびロックレバー23、24と釣り竿35との摩擦力により充分に対抗でき、釣り竿35が竿掛け装置10から外れることはない。
【0031】
図7及び図8は、釣り竿35を竿掛け装置10の竿保持部20から取り外すときの動作状態を示す図である。釣り竿35を竿掛け装置10から外す時は、釣り竿35の先瑞側を上方に向けて持ち上げるだけで(図7)、あるいは指又は手の平で、竿支持部20の左右のロックレバー23、24の上端部分を内側に回すだけの操作で(図8)、極めて容易に行える。
【0032】
図7において、釣り竿35の先端側を上方に向けて持ち上げて行く場合、釣り竿35の後部が竿支持部20の中央(略U字溝)の後半分にある円周状の溝40に沿って下がり、釣り竿35の前部が、ロックレバー23、24の前部に位置するV字型切れ込み27に沿って上がり、釣り竿35の前部上側がV字型切れ込み27の下側の角の曲線部分に当たる(点P)。
【0033】
この時、ロックレバー23、24は点Pに於いて、釣り竿35の点Pに於ける竿の断面(円)の中心Oと接点Pを結ぶ作用線41の方向のカF3を受けるが、このカF3の作用線41が支持軸22a、22b(又は支持軸22a、22bの延長線)の下側を通過するようにV字型切れ込み27の位置と深さを設定する事で、点Pに於ける力F3は、ロックレバー23、24を開く方向のモーメントとして作用させることができる。
【0034】
このことは、以下のように、幾何学的に簡単に説明が可能である。釣り竿35を保持した状態から釣り竿35の先端側を上方に向けて持ち上げて行てゆくと(図7(a))、支持軸22a、22bの方向から見た場合の釣り竿35の垂直断面形状は、上下方向が短い楕円形42に変形してゆく(図7(c))。しかるに、点Pの位置は変わらないことから、支持軸22a、22bの方向から見ると、釣り竿35の断面(円)の中心は、点Oから点O’へと上に移動してゆく(図7(c))。
【0035】
従って、釣り竿35を保持した状憩では、釣り竿35の断面(円)の中心点Oと点Pを結ぶ左右2本の作用線41は、ロックレバー23、24の下側円周の中心Qを通り、支持軸22a、22bより釣り竿35に近い側を通過していたが(図7(b))、釣り竿35が傾き中心が上方向へ移動すると共に、左右2本の作用腺41の作る角度が大きくなり、左右の支持軸22a、22bを跨いで、釣り竿35から遠い側に移動する(図7(c))。この時点で、点Pに於ける力F3は、ロックレバー23、24を開ける方向のモーメントとして作用する(図7(c))。
【0036】
なお、上述でロックレバー23、24の下側を円周(又は、円周に近い楕円周)と設定した理由は、釣り竿35の先端側を上方に向けて持ち上げて行く時、釣り竿35がロックレバー23、24の下側の角が作る曲線部(下側が円周の場合、角部は楕円周となる)をスムーズに移動でき、しかもロックレバー23、24の形状を最小にする為である。
【0037】
また、ロックレバー23、24の下側を平面として、V字型切れ込み27の下側の角部を直線としても、下側の角の直線が釣り竿35の円周から受けるカの作用線の方向が、支持軸22a、22bの下側になるように設定すれぱ、同じ効果を得る事ができる。または、直線によるV字型切れ込み27の代わりに、楕円や放物線等の2次曲糠の一部を使っても、上述の作用線41の方向さえ支持軸22a、22bの下側になるように設定すれぱ、同じ効果を得ることができる。
【0038】
これにより、釣り竿35はロックレバー23、24間を通過し、釣り竿35を極めて容易にフリーの状態に取り外すことができる。しかも釣り竿35には上述した従来技術のような固定部材が装着されず、釣り竿35の操作を容易に行うことができる。
【0039】
また、図8に示したように、釣り竿35を竿掛け装置10から外す時は、指又は手の平で、竿支持部20の左右のロックレバー23、24の上端部分を内側に回すだけの操作で極めて容易に行うことができる。
【0040】
これにより、図18(a)に示したような従来の竿掛け装置では、一度、竿先が上がる状態にしないと釣り竿を竿掛け装置から外すことができなかったが、本発明の竿かけ装置10では、指又は手の平で、左右のロックレバー23、24の上側部分を内側に挟むように回すと、竿先が上に動くことなく竿支持部20から外れ、外れた釣り竿35は、むしろ竿先を下げる方向に動きながら、操作を行った手中に入ってくるので、餌に食い付いた魚に違和感を与えることがない。
【0041】
図9は、ロックレバー23、24の下側一部に凹状ガイドと凸状突起を設けた図である。図9において、ロックレバー23、24の下側一部には、凹状ガイド42が設けられ、竿保持部20に、凹状ガイド42に嵌合して摺動する凸状突起43が設けられている。これにより、釣り竿35が通過できる幅以上にロックレバー23、24が回転しないようになる。
【0042】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
【0043】
図10は他の実施形態の竿掛け装置の斜視図を示し、図11は、その正面図を示し、図12は、その側面図を示す。図10〜図12に示した竿掛け装置100と上述した図1〜図9に示した竿掛け装置10との相違点は、竿支持部50のロックレバー53、54の形状と、後方の支柱21c、21dに押上部材系止部56c、56d及び押上部材55が設けられた点である。その他の構成部については、同様の構成となる。以下、上述した竿掛け装置10との相違点について説明する。
【0044】
ロックレバー53、54は、上面は外側が高く内側が低く、すなわち外側より内側に向けて下方に円弧状に傾斜した円周部53a、54aに形成され、その下面は外側が低く内側が高く、すなわち外側より内側に向けて上方に傾斜した円弧状の傾斜面53b、54bに形成されている。そして、押圧部材25、55とロックレバー53、54の傾斜面53b、54bとにより、釣り竿35を中央部に安定して保持することができる。
【0045】
ロックレバー53、54は、2個のロックレバー53、54が当接した位置から下方に向けて回動可能であり、最大開口幅は、支柱21a、21b及び支柱21c、21dの幅となり(即ち、ロックレバー53の当接部が、支柱21a、21cの内側部分と略同一平面状に位置し、ロックレバー54の当接部が、支柱21b、21dの内側部分と略同一平面状に位置する)、この最大開口幅までの釣り竿35が保持可能となる。そして、ロックレバー53、54は、2個のロックレバー53、54が当接した位置から上方に向けて回動不能にするストッパー53c、54cが一体的に突設されている。
【0046】
ロックレバー53、54は、上部にローラ部53d、54dが設けられ、このローラ部53d、54dは、ローラ軸53e、54eによって左右方向に回動可能となっている。
【0047】
ロックレバー53、54は、ロックレバー53、54の所定の位置に重心Gがくるような形状となっており、図11の点線の矢印にて示されるように一方のロックレバー53には反時計回転方向の回転力が付与され、他方のロックレバー54には時計回転方向の回転力が付与されている。したがって、ロックレバー53、54は相互に内方(上方)に向けて付勢され、その内側部が相互に当接可能である。
【0048】
ここで、ロックレバー53、54の当接部や、ストッパー53c、54c及び竿保持部20のストッパー53c、54cの対応部に永久磁石を接着等により固着して、両ロックレバー53、54の当接時のロック力を強化し、釣り竿35の保持を強化することができる。なお、ロックレバー53、54は、ストッパー53c、54cにより、上方向への回転が阻止される。
【0049】
図13は、竿掛け装置100に釣り竿35を保持する動作状態を示す図である。図13に示されるように、ロックレバー53、54は、上面が円周部53a、54aとなっているため(図13(a))、釣り竿35にて押圧するときにロックレバー53、54の中央部を押圧しやすいという効果がある。釣り竿35が竿保持部50のロックレバー53、54の上側の円周部53a、54aに押し付けられると、左右のロックレバー53、54には、支持軸22a、22bを中心としたモーメントが働き、重力Fgに抗して相互に開き、釣り竿35はロックレバー23、24間を通過する(図13(b))。さらに釣り竿35を押圧すると、竿支持部50の前後の支柱21a、21b、21c、21dに設けられた前後の押圧部材25の上部を押し下げて、さらに下方部に入り込む。ロックレバー53、54は、重心Gに働く重力Fgにより発生するモーメントにより復帰して相互に当接して閉じる(図13(c))。
【0050】
図14は、釣り竿35の保持状態を示す図である。図14において、釣り竿35の押圧をやめると、釣り竿35は前後の押圧部材25の弾性力により上方に押圧され、釣り竿35をロックレバー53、54の下面の傾斜面53b、54bと押圧部材25とにより挟んで保持する。このとき、ロックレバー53、54の下面の傾斜面53b、54bの形状を円弧状にし、その円周の中心Rをロックレバー53、54の回転中心(支持軸22a、22bの中心)より内側(釣り竿35に近い側)に設けることで、釣り竿35がロックレバー53、54に作用する力F2の作用線の向きが回転中心(支持軸22a、22bの中心)より釣り竿35に近い内側となる。これにより、ロックレバー53には、反時計回転方向のモーメントが働き、ロックレバー54には、時計回転方向のモーメントが働く。このモーメントは、ストッパー53c、54cによって止められ、これにより、釣り竿35は、竿保持部50に確実に保持される。このように、釣り竿35は、ロックレバー53、54の下面の傾斜面53b、54bと、前後2つの押圧部材25とにより挟まれて保持されるため、安定して保持することができる。このように、釣り竿35を竿受け部15に載置してロックレバー53、54間に押し当てるだけで、極めて容易に保持することができる。
【0051】
竿保持部50は、回転軸13で台座部12に系止され、この回転軸13を中心として前後に回動可能になっている。このため、釣り竿35を保持した状態の竿保持部50は、釣り竿35を保持したまま前後に回動して、竿掛け装置100に釣り竿35をセットしたままで釣り竿35のシャクリ(釣り竿35先端部の上下)操作が可能となる。
【0052】
図15は、釣り竿35のシャクリ操作を示す図である。図15に示したように、竿受け部50は、船94に取り付けられた本体100に対して回動させることができる。すなわち、竿受け部50に釣り竿35を保持させた状態で釣り竿を上下させることができる。このようにして、海中に投入した寄せ餌入れ95を揺り動かすことができ、寄せ餌96を海中に撒くことができる。そして、寄せ餌96に魚が集まってきて釣り果を高めることができる。また、付け餌97を躍らせて魚を誘い、釣果を向上させることができる。
【0053】
図16は、釣り竿35を竿掛け装置100の竿保持部50から取り外すときの動作状態を示す図である。釣り竿35を竿掛け装置100から外す時は、手の平で、竿支持部50の左右のロックレバー53、54の上端部分を押すだけの操作で、極めて容易に行える。
【0054】
即ち、竿支持部50の左右のロックレバー53、54の上端部分を指又は手の平で押すと、ロックレバー53、54の上端部分に設けられているローラ部53d、54dが、手の平が作る凹面の中央部分に向かって転がるように押され(図16(a))、左右のロックレバー53、54が開く方向のモーメントが働いて、釣り竿35が竿保持部50から外れる(図16(b))。
【0055】
竿保持部50から外れた釣り竿35は、押された状態で左右のロックレバー53、54の円周部53a、54aが作る円筒状の空間に移動する。ここで、押す力を解除する(手の平を離す)と、左右のロックレバー53、54が開き、釣り竿35は、完全に竿掛け装置100から離脱する(図16(b))。
【0056】
これにより、図18(b)に示したような従来の竿掛け装置では、竿5に竿取付片6を固定するため、操作性が悪く釣り味が大きく損なわれていたが、本発明の竿かけ装置100では、手の平で、左右のロックレバー53、54の上側部分を押すと、釣り竿35が竿支持部50から外れ、外れた釣り竿35には何も突起物が付属しないため、快適な釣りを楽しむことができる。
【0057】
図17は、ロックレバー53、54の下側一部に凹状ガイドと凸状突起を設けた図である。図17において、ロックレバー53、54の下側一部には、凹状ガイド42が設けられ、竿保持部50に、凹状ガイド42に嵌合して摺動する凸状突起43が設けられている。これにより、釣り竿35が通過できる幅以上にロックレバー53、54が回転しないようになるため、ロックレバー53、54が回りすぎて操作性が悪くなるのを防ぐことができる。
【0058】
この実施形態においては、上述した実施形態と同様に釣り竿35を極めて容易に保持できるとともに取り外しも極めて容易に行うことができ、保持は確実であるという効果のほかに釣り竿35を必要に応じて回動させ寄せ餌96を海中に撒くことができるという効果を奏する。
【0059】
なお、ロックレバーを付勢する構成として、ゴム及び重力の例を示したが、バネや永久磁石を使用することができ、これらを単独に用いてもよく、任意の2つを共用してもよく、また3つを共用するように構成してもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の竿掛け装置によれば、2つのロックレバー間に釣り竿を押し込むだけの容易な操作で釣り竿を保持することができ、釣り竿を取り外すときも極めて容易に行え、釣り竿の保持が確実である。
【0061】
また、釣り竿に固定部材が固定されないため、突起物が付属せず、重量を軽くでき、釣り竿の操作性を損ねることがない。
【0062】
また、竿保持部を本体に対して回動可能に構成すれば、釣り竿は竿保持部に確実に保持された状態で上下に揺り動かすことができ、海中の寄せ餌入れを上下動して寄せ餌を海中に撒くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る竿掛け装置の実施形態の斜視図である。
【図2】図1の竿保持部の正面図である。
【図3】図1の竿保持部の上面図である。
【図4】釣り竿を保持するときの動作状態説明図である。
【図5】釣り竿を保持するときの動作状態説明図である。
【図6】釣り竿を保持しているときの状態説明図である。
【図7】釣り竿を取り外すときの動作状態説明図である。
【図8】釣り竿を取り外すときの動作状態説明図である。
【図9】竿保持部の他の実施形態を示す図である。
【図10】本発明に係る竿掛け装置の実施形態の斜視図である。
【図11】竿保持部の実施形態の正面図である。
【図12】竿保持部の実施形態の右側面図である。
【図13】釣り竿を保持するときの動作状態説明図である。
【図14】釣り竿を保持しているときの状態説明図である。
【図15】釣り竿を取り外すときの動作状態説明図である。
【図16】釣り竿を取り外すときの動作状態説明図である。
【図17】竿保持部の他の実施形態を示す図である。
【図18】(a)は従来技術を示す概略斜視図、(b)は他の従来技術を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 コ字状クランプ
2 支持杆
3 係止杆
5、35 釣り竿
6 竿取付片
10、100 竿掛け装置
11、111 本体
12 台座部
13 回転軸
14 ピン
15 竿受け部
15a、15b アーム
16 クッション材
20、50 竿保持部
21a、21b、21c、21d 柱部
22a、22b 支持軸
23、24、53、54 ロックレバー
23a、24a、23b、24b、53b、54b 傾斜面
23c、24c、53c、54c ストッパー
23d、24d 錘
25、55 押圧部材
26a、26b、56c、56d 押圧部材系止部
27 V字切れ込み
30 クランプ装置
31 ベース
31a、31b 水平辺
32 クランプ片
33 クランプねじ
34 固定ねじ
40 溝
41 作用線
42 凹状ガイド
43 凸状突起
53a、54a 円周部
53d、54d ローラ部
53e、54e ローラ軸
94 船
95 寄せ餌入れ
96 寄せ餌
97 付け餌

Claims (6)

  1. 本体と、前記本体の一側に設けられ釣り竿を位置決めする竿受け部と、前記本体の他側に設けられ釣り竿を保持する竿保持部と、を備える竿掛け装置において、
    前記竿保持部は、
    所定の間隔をおいて立設された4本の支柱と、
    前記4本の支柱のそれぞれ左右の前後の2本の支柱の上部に横接された2本の支持軸と、
    前記2本の支持軸のそれぞれに回転可能に支持され、相互に内方に向けて付勢されて当接可能である2個のロックレバーと、
    釣り竿を上方向に付勢する押圧部材と、
    を備え、
    前記2個のロックレバーと前記押圧部材とにより釣り竿を保持するものであり、
    前記2個のロックレバーは、当接時に、前方向に略V字型の切れ込みを形成し、
    前記押圧部材は、前記4本の支柱の前の2本の支柱の前方に設けられ、
    前記2個のロックレバーと前記押圧部材とにより釣り竿を保持し、釣り竿の先端を上方に向けて回動した時、前記略V字型の切れ込みへの前記釣り竿の当接によって前記2個のロックレバーが開放して前記釣り竿の離脱が可能となる、
    ことを特徴とする竿掛け装置。
  2. 前記2個のロックレバーは、それぞれ上部に回動可能にローラを有し、
    前記押圧部材は、前記4本の支柱の前の2本の支柱の前方及び後ろの2本の支柱の後方に設けられ、
    前記竿保持部は、釣り竿を保持した状態で釣り竿先端を上方に向けて回動可能であることを特徴とする請求項1記載の竿掛け装置。
  3. 前記本体は、下部に、クランプ装置を取り付けるためのクランプ装置取付手段を備える、ことを特徴とする請求項1又は2記載の竿掛け装置。
  4. 前記押圧部材は、ゴムやバネなどの弾性部材で構成されることを特徴とする請求項1乃至記載の竿掛け装置。
  5. 前記2つのロックレバーは、重力により付勢されることを特徴とする請求項1乃至記載の竿掛け装置。
  6. 前記ロックレバーは、当該ロックレバーの回転を規制するストッパーを備える、ことを特徴とする請求項1乃至記載の竿掛け装置。
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