JP3829965B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも転写材の接する表面部分の体積抵抗率が中抵抗である材料により形成され、かつ転写材が転写部を通過するように、該転写材を担持搬送する転写ベルトを有し、該転写ベルトに印加された電圧の作用によって、像担持体表面に形成されたトナー像を、前記転写部において、転写材の表面に転写し、転写材に転写されたトナー像を定着装置によって定着する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子複写機、各種プリンタ、ファクシミリ、或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される上記形式の画像形成装置においては、転写材は転写ベルトを離れた後、定着装置へ送られる。転写ベルトを離れ、定着装置へ向かう転写材の表面には、主として電気的な結合力で付着したトナー像が担持されている。その際、転写材は帯電した状態で転写ベルトを離れるので、その転写材を除電しないと、定着装置までの搬送経路中で、転写材上のトナー像が乱され、画像ちりなどの異常画像が発生するおそれがある。
【0003】
かかる観点から、転写ベルトの転写材搬送方向下流側に、接地された導電性のガイド板を設け、転写ベルトから離れた転写材をそのガイド板によって案内しつつ、当該転写材の除電を行う画像形成装置が提案されている(例えば、特開平7−271200号公報)。ところが、この構成によると転写材をガイド板に接触させてその除電を行うので、転写材がガイド板に着地したとき、急激に除電が行われ、これによって転写材上のトナー像が乱され、異常画像が発生するおそれがある。特に、高温高湿環境下で、転写材の裏面にトナー像を形成する両面プリント時に、裏面に未定着トナー像を担持した転写材がガイド板上を通るとき、そのトナー像の乱れが発生しやすい。これは、高温高湿環境にて、ガイド板表面の電気抵抗が下がるのに対して、転写材が一度定着装置を通過することによって、その転写材の抵抗が上がり、転写材が帯電しやすくなっているためである。
【0004】
また、転写材をガイド板などの除電部材に接触させてその除電を行うと、除電部材と転写材との接触むらや、両者の接触による摩擦抵抗に基因した異常画像が発生しやすくなる。
【0005】
上述した不具合を回避するには、転写ベルトから離れた転写材を、その転写材に接触しない接地された除電部材によって緩やかに除電することが望ましい。ところが、転写材には紙厚の大なるものから小なるものまでがあり、その腰の強さが一定していないため、転写ベルトを離れた転写材の状態が大きくばらつく。このため、除電部材と転写材の間の距離を一定に保つことが難しく、転写材を全体的に均一に除電することが困難となり、これによって転写材上のトナー像が乱されるおそれがある。かかる不具合を除去するには、除電部材に対して、転写バイアスと逆極性の高電圧を印加することも考えられる。このようにすれば、除電部材と転写材との距離が多少ばらついても、転写材を均一に除電することが可能となる。ところが、除電部材に電圧を印加するには、高圧電源や、リーク防止手段を必要とし、画像形成装置の構成が複雑化すると共に、そのコストが上昇する欠点を免れない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した新規な認識に基づきなされたものであって、その目的とするところは、転写ベルトを離れた転写材を、常に安定した状態で従来よりも均一に、かつ緩やかに除電して、異常画像の発生を抑えることができると共に、コストの上昇と構造の複雑化を抑えた冒頭に記載した形式の画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置において、前記転写ベルト通過後の転写材を支持する第1のガイドと、転写材の搬送方向に関し、前記第1のガイドよりも下流側に配置されて第1のガイド通過後の転写材を支持する第2のガイドとを、前記転写ベルトと定着装置との間に設けると共に、前記第1のガイドと第2のガイドの間を通る転写材の裏面より、非接触除電を行う、電気的に接地された除電部材を設け、前記転写材が接する第1のガイドの表面部分の体積抵抗率を10Ωcm以上に設定し、前記第1のガイドと第2のガイドとの間の除電空間を残した状態で、当該第1のガイドと第2のガイドを連結する連結部を設け、該連結部が、転写材搬送方向に対して傾斜して延びていることを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
【0008】
また、上記請求項1に記載の画像形成装置において、1枚の転写材が第1のガイドと第2のガイドにより支持された状態で、その転写材が前記連結部に接触しないように、当該連結部を形成すると有利である(請求項2)。
【0009】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置において、前記転写ベルト通過後の転写材を支持する第1のガイドと、転写材の搬送方向に関し、前記第1のガイドよりも下流側に配置されて第1のガイド通過後の転写材を支持する第2のガイドとを、前記転写ベルトと定着装置との間に設けると共に、前記第1のガイドと第2のガイドの間を通る転写材の裏面より、非接触除電を行う、電気的に接地された除電部材を設け、前記転写材が接する第1のガイドの表面部分の体積抵抗率を10Ωcm以上に設定し、前記第1のガイドの転写材搬送方向下流側部分が下側に向けて曲げられていることを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項3)。
【0010】
また、上記請求項3に記載の画像形成装置において、前記第1のガイドが、ガイド基材と、該ガイド基材の上面に固定されたシート材とを有し、該シート材が、ガイド基材の転写材搬送方向最下流部よりも、さらに転写材搬送方向下流側に突出していると有利である(請求項4)。
【0011】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置において、前記転写ベルト通過後の転写材を支持する第1のガイドと、転写材の搬送方向に関し、前記第1のガイドよりも下流側に配置されて第1のガイド通過後の転写材を支持する第2のガイドとを、前記転写ベルトと定着装置との間に設けると共に、前記第1のガイドと第2のガイドの間を通る転写材の裏面より、非接触除電を行う、電気的に接地された除電部材を設け、前記転写材が接する第1のガイドの表面部分の体積抵抗率を10Ωcm以上に設定し、前記第1のガイドが、ガイド基材と、該ガイド基材の上面に固定されたシート材とを有し、該シート材が、ガイド基材の転写材搬送方向最下流部よりも、さらに転写材搬送方向下流側に突出していることを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項5)。
【0012】
また、上記請求項4又は5に記載の画像形成装置において、前記第1のガイドの転写材案内面における転写材搬送方向最下流部の接線方向の平面と、第2のガイドの転写材案内面における転写材搬送方向最上流部の接線方向の平面とに挟まれる空間内に、前記除電部材が位置するように、当該除電部材の取付姿勢を設定すると有利である(請求項6)。
【0013】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置において、前記転写ベルト通過後の転写材を支持する第1のガイドと、転写材の搬送方向に関し、前記第1のガイドよりも下流側に配置されて第1のガイド通過後の転写材を支持する第2のガイドとを、前記転写ベルトと定着装置との間に設けると共に、前記第1のガイドと第2のガイドの間を通る転写材の裏面より、非接触除電を行う、電気的に接地された除電部材を設け、前記転写材が接する第1のガイドの表面部分の体積抵抗率を10Ωcm以上に設定し、前記第1のガイドの転写材案内面における転写材搬送方向最下流部の接線方向の平面と、第2のガイドの転写材案内面における転写材搬送方向最上流部の接線方向の平面とに挟まれる空間内に、前記除電部材が位置するように、当該除電部材の取付姿勢を設定したことを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項7)。
【0014】
また、上記請求項7に記載の画像形成装置において、前記第1のガイドの転写材搬送方向下流側部分が下側に向けて曲げられていると有利である(請求項8)。
【0015】
さらに、上記請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置において、前記除電部材が、転写材搬送方向に対して横方向に延びる除電ブラシより成ると有利である。
また、上記請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置において、前記除電部材が、転写材搬送方向に対して横方向に延びる除電針より成ると有利である(請求項10)。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明が適用される画像形成装置の一例をその正面側から示した概略断面図であり、ここに示した画像形成装置は、原稿画像を読み取り、その原稿画像に基づいて電子写真方式による画像形成を行う複写機の機能と、プリンタの機能を有しているが、さらにファクシミリとしての機能を追加することもできる。ここで先ず、後述する本発明に直接関連した各具体例に共通する構成と作用を図1に基づいて明らかにする。
【0018】
図1において、画像形成装置本体1の上部に固設されたコンタクトガラス2上に図示していない原稿が載置され、この原稿は、図1の右方へ移動する光源3によって照明され、その反射光像は、光源3と共に右方に移動する第1ミラー4にて反射し、次いで、光源3の1/2の速さで右方に移動する第2及び第3ミラー5,6で反射した後、読み取り装置7に入射する。読み取り装置7は、原稿からの反射光像を読み取るための例えばCCDより成る図示していないイメージセンサと、このセンサに光像を結像する同じく図示していない結像レンズを有している。
【0019】
画像形成装置本体1に対して回転可能に支持された像担持体の一例であるドラム状の感光体14は、図1における時計方向に回転駆動され、このとき、その感光体14の表面は、帯電装置15によって所定の極性に均一に帯電され、その帯電面には、露光装置8から出射する光変調されたレーザ光Lを照射され、これによって感光体14上に静電潜像が形成される。複数のプーリに巻き掛けられて回転駆動される無端ベルト状の感光体より成る像担持体などを用いることもできる。
【0020】
図1に示した露光装置8は、図示していないレーザ光源から出射するレーザ光を反射する回転多面鏡9、fθレンズなどからなる走査結像用のレンズ系10、レンズ系10を通ったレーザ光を反射するミラー11,12,13を有し、そのレーザ光Lが感光体14上に結像される。レーザ光は、読み取り装置7で読み取られた画像信号に対応して光変調されており、かかるレーザ光Lを照射された感光体14の表面には、原稿画像に対応する静電潜像が形成される。
【0021】
上述した静電潜像は、これが現像装置16を通るとき、トナー像として可視像化される。図1に示した現像装置16は、現像剤Dを収容した現像剤ケース18と、その内部で回転可能に支持された現像ローラ17を有し、回転駆動される現像ローラ17の周面に現像剤が担持されて搬送され、かかる搬送現像剤によって感光体14に形成された静電潜像がトナー像として可視像化される。本例の現像装置16では、現像剤Dとしては、トナーとキャリアを有する粉体状の二成分系現像剤が用いられているが、キャリアを含まない一成分系現像剤を用いることもできる。また現像剤ケース18にはトナー補給容器18Aが付設され、ここにトナーTが収容され、現像剤ケース18内の現像剤Dのトナー濃度が低下したとき、トナー補給ローラ19が回転して、トナー補給容器18A内のトナーTが現像剤ケース18内の現像剤中に補給される。
【0022】
一方、複数の給紙カセット20,20A,20Bのいずれかのカセットから、転写紙、又は樹脂シートなどから成る転写材Pが矢印A方向に給送され、その転写材Pが、レジストローラ対21によって、感光体14上のトナー像に整合するタイミングで、感光体14と転写ベルト22との間の転写部Sに給送される。
【0023】
無端状の転写ベルト22は、駆動ローラ23と従動ローラ24とに巻き掛けられて矢印B方向に駆動され、転写部(転写位置)Sにおいて感光体14の表面に当接している。レジストローラ対21によって送り出された転写材Pは、この転写ベルト22に担持されて搬送されつつ、転写ベルト22と感光体14の間の転写部Sを通過する。このとき、転写ベルト22の裏面側に配置されたバイアスローラ25には、感光体14上のトナー像のトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加され、これによって転写ベルト22に所定極性のバイアス電圧が印加され、その作用によって感光体14表面に形成されたトナー像が転写部Sにおいて転写材Pの表面に静電転写される。転写ベルト22の少なくとも転写材Pが接する表面部分は、その体積抵抗率が中抵抗(例えば10乃至1012Ωcm)である材料により構成されている。
【0024】
トナー像を転写された転写材Pは、引き続き転写ベルト22に担持されて矢印B方向に搬送され、転写ベルト22を離れた後、定着装置30の定着ローラ30Aと、これに対をなした加圧ローラ30Bの間を通り、このとき熱と圧力の作用でトナー像が転写材P上に定着される。次いで、この転写材Pは、排紙ローラ対31によってコピー紙として排紙トレイ32上に排出される。
【0025】
トナー像転写後の感光体表面には、転写材Pに転写されなかった転写残トナーが付着しており、かかる転写残トナーは、担持体用クリーニング装置33によって除去され、感光体表面が清掃される。清掃後の感光体表面はランプより成る除電装置37により除電作用を受けて初期化され、引き続き前述の動作が実行され、次の転写紙上にトナー像が転写される。
【0026】
担持体用クリーニング装置33は、クリーニングブレード34より成るクリーニング部材と、クリーニングケース35と、そのクリーニングケース35の底部に配置されたトナー排出部材36とを有している。クリーニングブレード34は、ゴムなどの弾性材より成り、感光体14の軸方向における画像領域、すなわち転写残トナーが付着する領域の全体に亘って感光体14に対して平行に延び、その基端部はクリーニングケース35に固定され、これと反対側の先端エッジ部が感光体14の表面に圧接し、その表面に付着した転写残トナーを掻き取り除去する。
【0027】
前述の転写ベルト22を巻き掛けた駆動ローラ23と従動ローラ24とバイアスローラ25は、ケース27に回転自在に支持されている。転写ベルト22の表面にも、感光体14上の多少の地汚れトナーが移行して付着しており、これを放置すると、そのトナーが、転写ベルト22に送り込まれた転写材Pの裏面に付着し、その転写紙をトナーで汚すことになるため、転写ベルト22の表面に付着したトナーは、ベルト用クリーニング装置26によって除去される。このベルト用クリーニング装置26は、転写ベルト22の表面に圧接したクリーニングブレード28より成るクリーニング部材と、前述のケース27の一部によって構成されたクリーニングケース26Aと、その底部に配置されたトナー排出部材29とを有している。クリーニングブレード28は、ゴムなどの弾性材より成り、転写ベルト22上のトナーが付着する領域の全体に亘って転写ベルト22に対して平行に延び、その基端部はクリーニングケース26Aに固定され、これと反対側の先端エッジ部が転写ベルト22の表面に圧接し、その表面に付着したトナーを掻き取り除去する。
【0028】
ベルト用クリーニング装置26と担持体用クリーニング装置33のクリーニングブレード28,34の代りに、ファーブラシやクリーニングローラなどのクリーニング部材を用いることもできる。
【0029】
以上のように、本例の画像形成装置は、少なくとも転写材Pの接する表面部分の体積抵抗率が中抵抗である材料により形成され、かつ転写材が転写部Sを通過するように、該転写材Pを担持搬送する転写ベルト22を有し、その転写ベルトに印加された電圧の作用によって、感光体14より成る像担持体の表面に形成されたトナー像を、上記転写部Sにおいて、転写材Pの表面に静電的に転写し、転写材Pに転写されたトナー像を定着装置30によって定着するように構成されている。
【0030】
ここで、感光体14の表面からトナー像を転写された転写材Pは、トナー像を担持した表面を上に向け、転写ベルト22上に担持されてそのまま搬送され、駆動ローラ23に巻き掛けられた転写ベルト部分の位置で曲率分離により転写ベルト22から分離され、トナー像を担持した表面を上に向けたまま定着装置30に送り込まれる。その際、転写材Pは帯電した状態で転写ベルト22の表面から離れる。転写材P上のトナー像は、定着装置30で定着されるまでは、主として電気的な結合力のみで転写材Pの表面に付着している。従って、転写材Pに対して電気的な乱れが生じると、転写材P上のトナー像が乱れ、トナーちりなどの異常画像が発生する。転写材Pの帯電はその要因となる。具体的には、転写材Pを急激に除電したり、転写材が搬送ガイドなどに摺接することによる摩擦帯電などが挙げられる。従って、転写ベルト22から分離された転写材Pに対して、緩やかに除電を行う必要がある。
【0031】
そこで、本例の第1の具体例においては、図2に拡大して示すように、転写材Pの搬送方向に関して、転写ベルト22よりも下流側の位置に第1のガイド40が配置され、その第1のガイドよりもさらに下流側の位置に第2のガイド41が配置されていて、第1のガイド40と第2のガイド41の間の空間に除電部材42が配置されている。第1及び第2のガイド40,41並びに除電部材42は、定着装置30よりも転写材搬送方向上流側に位置している。図2の例では、第1と第2のガイド40,41は、それぞれ支持部材43,44に固定支持され、除電部材42も支持部材44に固定支持されている。また図2に示した除電部材42は除電ブラシより成るが、除電針より成る除電部材を用いることもできる。除電部材は除電ブラシであっても、また除電針であってもよく、これは後述する各具体例においても同様である。
【0032】
除電部材42を構成する除電ブラシは導電性のブラシより成り、かかる除電部材42が転写材Pの全幅に亘って延び、その除電部材42が電気的に接地されている。また、図3に示すように、除電部材42の先端は、第1のガイド40の転写材搬送方向最下流部40Aと、第2のガイド41の転写材搬送方向最上流部41Aとを結ぶ直線Cよりも、1乃至2mmの距離Eだけ、転写材の搬送経路から遠ざかるように配置されている。
【0033】
転写ベルト22を離れた転写材Pが接する第1のガイド40の表面部分の体積抵抗率は中抵抗以上、すなわち10Ωcm以上に設定されている。これに対し、第2のガイド41は、導電性であっても、絶縁性であっても、また中抵抗体であってもよく、図示した例では、亜鉛処理鋼板にトナーが付着し難いテフロン系の樹脂をコーティングした板材によって第2のガイド41が構成されている。
【0034】
転写ベルト22から離れた転写材Pは、先ず第1のガイド40の表面、すなわちその上面に導かれ、その後、第2のガイド41の上面を通過し、定着ローラ30Aと加圧ローラ30Bの間に送り込まれる。転写材Pが第1のガイド40上を通るとき、その第1のガイド40の表面は、上述のように中抵抗以上の電気特性を有しているので、ここでは、転写材Pはほとんど除電されない。かかる転写材Pが第1のガイド40と第2のガイド41の間を通るとき、除電部材42によって、放電による除電作用を受ける。すなわち、転写材Pは、トナー像の形成された表面と反対の裏面より、除電部材42による非接触除電を受けるのである。このように、転写材Pが第1のガイド40を通るとき、その転写材Pに対して積極的な除電を行わず、かかる転写材Pが除電部材42を通るとき、当該転写材Pが非接触除電されるので、転写材Pが急激に除電されることはない。このため、転写材P上の未定着トナー像の乱れ(トナーちり)が発生する不具合を防止でき、高品質な画像を得ることができる。また転写材を除電部材に接触させて、転写材を除電すると、その接触むらなどに基因して異常画像が発生しやすくなるが、非接触除電を採用した図1に示した構成によっては、このような不具合も発生しない。
【0035】
さらに、転写材Pは、第1のガイド40と第2のガイド41の両ガイドに支持されながら除電作用を受けるので、転写材Pを安定状態で搬送しつつ、除電部材42と転写材Pとの距離を常に一定に保つことができる。これにより転写材Pを安定状態で均一に除電することができ、異常画像の発生を阻止できる。除電部材42を接地させて、転写材Pを非接触除電する場合、その除電部材42と転写材Pとの距離を小さくする必要があり、同時にその精度も要求されるが、転写材Pを第1及び第2のガイド40,41に支持しながら転写材Pを除電することにより、上記要求を確実に満たすことができるのである。
【0036】
また、除電部材42は、単に接地されているだけで、これに電圧は印加されていないため、高圧電源やリーク防止手段を設ける必要はなく、画像形成装置の構成を簡素化でき、そのコストを低減できる。
【0037】
第1のガイド40が、転写材Pとの接触によって摩擦帯電し、ここに多量の電荷が蓄積されると、これによる電界の作用によって、転写材P上のトナー像に乱れが発生するおそれがあるので、第1のガイド40を静電容量の低い中抵抗以上の部材により構成することが望ましい。
【0038】
図4は、除電部材42が除電針から成る場合の第1の具体例の改変例を示している。除電針は、図5に示すように、先端の尖った多数の針より成り、その各針の間隔Hは、例えば2mm、その高さIは例えば3mm、根元部の半径Jは、例えば0.5mm、厚さは例えば0.1mmである。かかる除電針は、例えばステンレス鋼などの導電性材料により構成されている。
【0039】
図4に示した他の構成は、図2に示した構成と実質的に変りはなく、除電針より成る除電部材の先端が、第1のガイド40の最下流部と第2のガイド41の最上流部を結ぶ直線よりも1乃至2mm程、転写材の搬送経路から遠ざかっていることも、また除電部材42がアースされていることも変りはない。図4においては、第1のガイド40がケース27の上端面に固定支持されているが、これは、図2に示した構成との本質的な相違ではない。
【0040】
以上のように、第1の具体例の画像形成装置は、転写ベルト通過後の転写材Pを支持する第1のガイド40と、転写材Pの搬送方向に関し、第1のガイド40よりも下流側に配置されて第1のガイド通過後の転写材Pを支持する第2のガイド41とが、転写ベルト22と定着装置30との間に設けられ、さらに第1のガイド40と第2のガイド41の間を通る転写材Pの裏面より、非接触除電を行う、電気的に接地された除電部材42が設けられていて、転写材Pが接する第1のガイド40の表面部分の体積抵抗率が10Ωcm以上に設定されている。
【0041】
ところで、図2乃至図4に示した第1及び第2のガイド40,41は、転写材搬送方向に互いに間隔をあけて位置しているので、転写材Pを第1のガイド40から第2のガイド41へ受け渡して搬送できるように、図3に明示する如く、第1のガイド40の最下流部40Aの高さを第2のガイド41の最上流部41Aの高さよりも高くしている。ところが、このように構成すると、第1のガイド40の最下流部40Aの角部に、搬送される転写材Pが強く接触し、その摩擦帯電によって第1のガイド40に電荷が蓄積されると、その電界の作用で、転写材P上のトナー像が乱されるおそれがある。また、転写ベルト22のクリーニングが完全でない場合、わずかではあるが、転写材Pの裏面にトナーが付着し、かかる転写材Pが第1のガイド40を通過するが、このとき転写材Pと第1のガイド40の最下流部40Aが強く接触すると、ここで転写材裏面に付着したトナーが掻き落され、そのトナーが転写材の先端又は後端に再付着し、転写材Pのコバ面をトナーで汚すおそれがある。
【0042】
そこで、図6及び図7に示す第2具体例では、前述の第1の具体例の画像形成装置において、第1のガイド40と第2のガイド41との間の空間、すなわち転写材Pの除電の行われる除電空間S1を残した状態で、第1のガイド40と第2のガイド41を連結する連結部45が設けられ、第1のガイド40と第2のガイド41が一体化されている。図7の例では7つの連結部45が設けられ、これらの間に除電空間S1が区画されている。他の構成は、実質的に第1の具体例と変りはない。図6及び図7に示した例では、除電部材として除電ブラシを用いているが、除電針より成る除電部材を用いてもよい。これは図10及び図11に示す例においても同様である。
【0043】
上述のように連結部45を設ければ、第1及び第2のガイド40,41の上面を連続した面一状態にしても、転写材Pを支障なく搬送できる。すなわち、転写材Pの先端は、図8に矢印で示すように、連結部45に案内されながら、第1のガイド40から第2のガイド41に移行できるので、図3に示したように、第1及び第2のガイド40,41に大きな段差を設ける必要はない。これにより、転写材Pが第1のガイド40の最下流部に強く摩擦接触することはなくなり、前述の不具合の発生を阻止することができる。
【0044】
また第1のガイド40と第2のガイド41の段差を小さくすると、除電部材42と転写材Pの位置関係を安定化させることができ、より安定した転写材の除電が可能となる。
【0045】
連結部45の表面の体積抵抗率も、第1のガイド40と同様に、10Ωcm以上にすることが好ましい。
【0046】
ところで、上述のように連結部45を設けると、その連結部45によって、除電部材42による転写材Pの除電作用が妨げられるおそれがある。そこで、図6及び図7に示した例では、図9に明示するように、前述の第2の具体例の構成に加えて、1枚の転写材Pが第1のガイド40と第2のガイド41により同時に支持された状態で、その転写材Pが連結部45に接触しないように、その連結部45が形成されている。連結部45の高さが、その近傍の第1及び第2のガイド40,41の転写材案内面の高さよりも低く設定されているのである。これが第3の具体例であり、この構成により転写材Pの除電時に、連結部45と転写材Pの間の空隙に放電がまわり込むことができ、連結部45によって除電機能が低下する不具合が阻止される。
【0047】
また、図10及び図11に示すように、連結部45を転写材の搬送方向Bに対して傾斜させると、図12に矢印Fで示すように、転写材Pのいずれの点も、必ず、第1のガイド40と第2のガイド41との間の除電空間S1を通過することになるため、連結部45によって除電機能が低下するおそれはない。これが第4の具体例である。この場合には、第1のガイド40、連結部45及び第2のガイド41の上記転写材案内面を、図10及び図11に示すように面一状態にしても除電機能が低下することはない。このように転写材案内面を全体に亘って平坦にすることにより、転写材を円滑に搬送することが可能である。勿論、図10及び図11に示した連結部45を、図6及び図7に示した連結部45と同様に、第1及び第2のガイド40,41の転写材案内面よりも下方に下げることもできる。
【0048】
上述のように、第4の具体例は、前述の第2又は第3の具体例の構成において、連結部45が、転写材Pの搬送方向に対して傾斜して延びている点を特徴とする。
【0049】
図13は第5の具体例を示しており、この例においては、除電部材42が図5に示した除電針より成り、その全体が横に寝た状態に配置され、その尖った先端が第1のガイド40と第2のガイド41との間の除電空間に向けた姿勢に配置されている。かかる除電部材42がケース27の端面上に固定され、その除電部材42の上にスペーサ46が固定配置され、さらにその上に第1のガイド40が固定配置されている。その際、第1のガイド40の転写材搬送方向下流側部分が、下側に向けて、すなわち転写材から遠ざかる方向に曲げられている。他の構成は、前述の第1の具体例と実質的に変りはない。
【0050】
上述のように第1のガイド40を曲げると、この曲げられた部分と、転写材Pとの接触が円滑に行われ、第1のガイド40の最下流部と転写材Pとの接触が強くなりすぎることによる前述の不具合を阻止できる。しかも第1及び第2のガイド40,41で支持された転写材Pの搬送挙動を安定化させ、その結果、除電部材42と転写材Pとの位置関係を安定化させ、より確実に転写材Pを均一に除電することができる。
【0051】
このように第5の具体例は、前述の第1の具体例の構成において、第1のガイド40の転写材搬送方向下流側部分が下流に向けて曲げられていることを特徴とする。
【0052】
また、図14及び図15は、第6の具体例を示しており、この例においては、ケース27の上端面にベース47が固定され、その上に除電針より成る除電部材42が固定され、さらにその上に第1のガイド40のガイド基材48が固定され、またそのガイド基材48の上に体積抵抗率が10Ωcm以上の弾性を有するシート材49、例えばマイラー(商品名)などの樹脂シートが貼り付け固定されている。第1のガイド40がガイド基材48と、シート材49によって構成されているのである。その際、図13の例と同様に、第1のガイド40は、転写材搬送方向下流側部分が下側に向けて曲げられ、これによって図13に関連して先に説明した作用効果を奏することができる。
【0053】
また、シート材49は、ガイド基材48の転写材搬送方向最下流部よりも、さらに下流側に突出している。かかる構成により、シート材49の突出長さ、その硬さ、厚さなどを適宜選択することによって、そのシート材49を柔軟なガイドとすることができ、これによって当該シート材49と転写材Pとの接触をより一層和らげることができ、第1のガイド40と転写材Pとの強い接触に基因する異常画像の発生を効果的に防止することができる。
【0054】
またシート材49の下側に空間ができ、第1のガイド40と第2のガイド41の間に配置される除電部材42の配置上の余裕度を高めることができる。すなわち、図16に示すように、シート材49を突出させないと、シート材49の先端から除電部材42までの、ガイド基材48の端面に沿う距離Kが短かくなるため、転写材Pの電荷がこの距離に相当する経路を通して除電部材42に流れ、接触除電が行われる可能性が高まる。これに対し、図15に示すように、シート材49をガイド基材48よりも突出させると、そのシート材49の先端から、ガイド基材48の端面に沿う除電部材42までの距離Kが長くなるため、この経路を通して、転写材Pから除電部材42に直に電荷が移動する可能性をなくすことができ、確実に非接触除電を行うことができる。
【0055】
以上のように、第6の具体例は、前述の第1又は第5の具体例の構成において、第1のガイド40が、ガイド基材48と、該ガイド基材48の上面に固定されたシート材49とを有し、該シート材49が、ガイド基材48の転写材搬送方向最下流部よりも、さらに転写材搬送方向下流側に突出していることを特徴としている。
【0056】
図17及び図18は第7の具体例を示し、この例においては、第1のガイド40の下側にスペーサ50を介して除電針より成る除電部材42が配置され、ケース27の上端面にその除電部材42が固定されている。ここで、第7の具体例の特徴とするところは、図18に明示するように、前述の第1、第5又は第6の具体例の構成に加えて、第1のガイド40の転写材案内面における転写材搬送方向最下流部40Aの接線方向の平面L1と、第2のガイド41の転写材案内面における転写材搬送方向最上流部41Aの接線方向の平面L2とに挟まれる空間内に、除電部材42が位置するように、当該除電部材42の取付姿勢を設定した点にある。
【0057】
図4に示した姿勢で除電部材42を配置した場合と、図18に示した姿勢で除電部材を配置した場合との異常画像の発生の有無を比較したテストを行ったが、その際、より異常画像が発生しやすくなるように、通常よりも多くのトナーが転写材Pに乗るように現像条件を設定し、同時にトナーちりの発生しやすい0.2mm程度の白黒ライン(白0.2mm、黒0.2mmの交互ライン)の画像で比較した。その結果、除電部材を図4に示したように転写材に対してほぼ垂直に配置した場合よりも、図18に示したように除電部材42を配置した場合の方がトナーちりの発生が少なく、良好な画像が得られた。但し、転写材に乗るトナーの量を通常の状態に戻すと、図4に示した除電部材42を用いた場合も、異常画像の発生は見られなかった。
【0058】
上記結果から、図17及び図18に示した第7の具体例の構成を採用すると、転写材の除電効果をより高め、各種の転写材、各種の外部の温湿度条件などに対し、余裕をもって、高品質な画像が得られることを理解できる。第7の具体例は、図13乃至図16に示した例にも採用されている。
【0059】
先に説明したように、上述のいずれの具体例においても、除電ブラシより成る除電部材又は除電針より成る除電部材を用いることができるが、除電部材が、転写材搬送方向に対して横方向に延びる除電ブラシより成るときは、除電部材が軟質であるため、これを画像形成装置本体に取付けるときや、そのメンテナンス時に、除電部材の取扱いが容易となる。逆に、除電部材が、転写材搬送方向に対して横方向に延びる除電針より成るときは、除電ブラシを用いた場合よりも、異常放電による異常画像の発生をより確実に低減できる利点が得られる。
【0060】
本発明は、図1に示した形式以外の各種画像形成装置にも適用でき、例えば、像担持体が、感光体からトナー像を一次転写される中間転写体より成る画像形成装置にも支障なく本発明を適用できる。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、転写ベルトから分離直後の転写材を積極的に除電せず、その転写材を、第1及び第2のガイドの間で、除電部材により、非接触除電するので、接触除電にみられる欠点を除去できる。しかも、転写材を第1のガイドと第2のガイドに支持した状態で除電するので、転写材と除電部材との距離が常にほぼ一定に維持でき、安定した除電を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の全体構成を示す断面図である。
【図2】除電部材により転写材を除電する構成を明らかにする拡大図である。
【図3】図2の拡大説明図である。
【図4】他の例を示す、図2と同様の図である。
【図5】除電針の拡大図である。
【図6】さらに他の例を示す、図2と同様の図である。
【図7】図6に示した連結部を明らかにする斜視図である。
【図8】図7に示した連結部の作用を説明する断面図である。
【図9】図7に示した連結部の詳細を示す断面図である。
【図10】さらに他の例を示す、図2と同様の図である。
【図11】図10に示した連結部の作用を説明する断面図である。
【図12】図11に示した連結部の作用を説明する図である。
【図13】さらに他の例を示す、図2と同様の図である。
【図14】さらに他の例を示す、図2と同様の図である。
【図15】図14の部分拡大図である。
【図16】シート材を突出させたときの不具合を説明する図である。
【図17】さらに他の例を示す、図2と同様の図である。
【図18】図17の部分拡大図である。
【符号の説明】
22 転写ベルト
30 定着装置
40 第1のガイド
40A 最下流部
41 第2のガイド
41A 最上流部
42 除電部材
45 連結部
48 ガイド基材
49 シート材
L1 平面
L2 平面
P 転写材
S 転写部
S1 除電空間

Claims (10)

  1. 少なくとも転写材の接する表面部分の体積抵抗率が中抵抗である材料により形成され、かつ転写材が転写部を通過するように、該転写材を担持搬送する転写ベルトを有し、該転写ベルトに印加された電圧の作用によって、像担持体表面に形成されたトナー像を、前記転写部において、転写材の表面に転写し、転写材に転写されたトナー像を定着装置によって定着する画像形成装置において、
    前記転写ベルト通過後の転写材を支持する第1のガイドと、転写材の搬送方向に関し、前記第1のガイドよりも下流側に配置されて第1のガイド通過後の転写材を支持する第2のガイドとを、前記転写ベルトと定着装置との間に設けると共に、前記第1のガイドと第2のガイドの間を通る転写材の裏面より、非接触除電を行う、電気的に接地された除電部材を設け、前記転写材が接する第1のガイドの表面部分の体積抵抗率を10Ωcm以上に設定し、前記第1のガイドと第2のガイドとの間の除電空間を残した状態で、当該第1のガイドと第2のガイドを連結する連結部を設け、該連結部が、転写材搬送方向に対して傾斜して延びていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 1枚の転写材が第1のガイドと第2のガイドにより支持された状態で、その転写材が前記連結部に接触しないように、当該連結部を形成した請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 少なくとも転写材の接する表面部分の体積抵抗率が中抵抗である材料により形成され、かつ転写材が転写部を通過するように、該転写材を担持搬送する転写ベルトを有し、該転写ベルトに印加された電圧の作用によって、像担持体表面に形成されたトナー像を、前記転写部において、転写材の表面に転写し、転写材に転写されたトナー像を定着装置によって定着する画像形成装置において、
    前記転写ベルト通過後の転写材を支持する第1のガイドと、転写材の搬送方向に関し、前記第1のガイドよりも下流側に配置されて第1のガイド通過後の転写材を支持する第2のガイドとを、前記転写ベルトと定着装置との間に設けると共に、前記第1のガイドと第2のガイドの間を通る転写材の裏面より、非接触除電を行う、電気的に接地された除電部材を設け、前記転写材が接する第1のガイドの表面部分の体積抵抗率を10Ωcm以上に設定し、前記第1のガイドの転写材搬送方向下流側部分が下側に向けて曲げられていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記第1のガイドが、ガイド基材と、該ガイド基材の上面に固定されたシート材とを有し、該シート材が、ガイド基材の転写材搬送方向最下流部よりも、さらに転写材搬送方向下流側に突出している請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 少なくとも転写材の接する表面部分の体積抵抗率が中抵抗である材料により形成され、かつ転写材が転写部を通過するように、該転写材を担持搬送する転写ベルトを有し、該転写ベルトに印加された電圧の作用によって、像担持体表面に形成されたトナー像を、前記転写部において、転写材の表面に転写し、転写材に転写されたトナー像を定着装置によって定着する画像形成装置において、
    前記転写ベルト通過後の転写材を支持する第1のガイドと、転写材の搬送方向に関し、前記第1のガイドよりも下流側に配置されて第1のガイド通過後の転写材を支持する第2のガイドとを、前記転写ベルトと定着装置との間に設けると共に、前記第1のガイドと第2のガイドの間を通る転写材の裏面より、非接触除電を行う、電気的に接地された除電部材を設け、前記転写材が接する第1のガイドの表面部分の体積抵抗率を10Ωcm以上に設定し、前記第1のガイドが、ガイド基材と、該ガイド基材の上面に固定されたシート材とを有し、該シート材が、ガイド基材の転写材搬送方向最下流部よりも、さらに転写材搬送方向下流側に突出していることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記第1のガイドの転写材案内面における転写材搬送方向最下流部の接線方向の平面と、第2のガイドの転写材案内面における転写材搬送方向最上流部の接線方向の平面とに挟まれる空間内に、前記除電部材が位置するように、当該除電部材の取付姿勢を設定した請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 少なくとも転写材の接する表面部分の体積抵抗率が中抵抗である材料により形成され、かつ転写材が転写部を通過するように、該転写材を担持搬送する転写ベルトを有し、該転写ベルトに印加された電圧の作用によって、像担持体表面に形成されたトナー像を、前記転写部において、転写材の表面に転写し、転写材に転写されたトナー像を定着装置によって定着する画像形成装置において、
    前記転写ベルト通過後の転写材を支持する第1のガイドと、転写材の搬送方向に関し、前記第1のガイドよりも下流側に配置されて第1のガイド通過後の転写材を支持する第2のガイドとを、前記転写ベルトと定着装置との間に設けると共に、前記第1のガイドと第2のガイドの間を通る転写材の裏面より、非接触除電を行う、電気的に接地された除電部材を設け、前記転写材が接する第1のガイドの表面部分の体積抵抗率を10Ωcm以上に設定し、前記第1のガイドの転写材案内面における転写材搬送方向最下流部の接線方向の平面と、第2のガイドの転写材案内面における転写材搬送方向最上流部の接線方向の平面とに挟まれる空間内に、前記除電部材が位置するように、当該除電部材の取付姿勢を設定したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記第1のガイドの転写材搬送方向下流側部分が下側に向けて曲げられている請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記除電部材が、転写材搬送方向に対して横方向に延びる除電ブラシより成る請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記除電部材が、転写材搬送方向に対して横方向に延びる除電針より成る請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置。
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