JP3829928B2 - 熱交換器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に、給湯器などに内蔵され、燃焼ガスと熱交換し、水を加熱する熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
出願人らは、家庭用給湯器内部に納められ、給湯水を加熱する熱交換器として、複数本のチューブが積層される熱交換器を試作検討しており、図15はこの試作に係る熱交換器のチューブを構成する一対の伝熱プレート100を示す図である。各チューブ100には略U字状の流水通路101と、流水通路101の端部に通じる1組のタンク部102とが設けられている。このタンク部102は伝熱プレート100の板面から外方に膨出した形状を有しており、その内部には、給湯水の凍結時においても十分な耐圧強度を確保するためにブッシング(図示しない)が配される。なお、1組のタンク部102が上下に並ぶように熱交換器は給湯器内に設置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
熱交換器は、チューブのタンク部102同士が対向するように積層され、仮組み付けされた後、ろう付けするためにろう付け炉へと搬送される。この際、ブッシングがタンク部102内を移動すると、タンク部102と流水通路101との間を塞いでしまう可能性があった。そこで、上述した試作に係る熱交換器では、タンク部102の内壁面に打出成形によって突起103を形成し、この突起103によってブッシングを固定している。
【0004】
しかし、ブッシングの固定構造である突起103は打出成形によって形成されるので、突起103の近傍の部位における付け長さB+Cは、タンク部102の他の部位におけるろう付け長さAよりも短くなる。そのため、このような局所的にろう付け長さが短い部位から腐食が進行し、チューブの水漏れが生じる可能性があった。
【0005】
本発明は、内部に補強部材が配された複数本のチューブを積層した熱交換器において、チューブ内部において補強部材を固定しつつ、熱交換器の耐食寿命の低下を抑制することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
【0007】
請求項1の発明によれば、タンク部は流体流路よりも外側に膨出しており、前記タンク部(22、23)または前記連通口(24、25)のうち少なくとも一方は非回転形状を有しているので、搬送時などに熱交換器の向きが変わったとしても、タンク部(22、23)の壁面および連通口(24、25)によって補強部材(27、28)の移動は規制され、補強部材(27、28)を所定の位置に固定することができる。また、タンク部(22、23)の壁面を平坦な面としつつ、補強部材(27、28)を所定の位置に配することができるので、隣接するタンク部(22、23)どうしの接合面において、局所的にろう付け長さが短くなってしまう部位をなくすことができる。なお、本明細書において、非回転形状とは、円形および球形を除く形状を指すものである。
【0008】
また、請求項2の発明によれば、前記タンク部(22、23)または前記連通口(24、25)のうち少なくとも一方は直線部を有しているので、タンク部(22、23)の壁面または前記連通口(24、25)によって補強部材(27、28)のタンク部(22、23)内での移動を規制することができる。
【0009】
さらに、請求項3の発明によれば、爪部(26)によって補強部材(27、28)を確実に固定することができる。
【0010】
また、請求項4の発明によれば、タンク部(22、23)と流体通路との接続部を除いて、タンク部(22,23)は補強部材(27,28)によって閉塞されるので、タンク部(22,23)内に給湯水が滞留してしまうことを防止することができる。
【0011】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
【0013】
図1は熱交換器1の正面図、図2は熱交換器1の側面図、図3は熱交換器1の上面図である。
【0014】
熱交換器1は、給湯器に使用されて給湯水と燃焼ガスとの熱交換を行うもので、図2及び図3に示すように、チューブ2をアウタフィン3と交互に積層して構成される、所謂ドロンカップタイプの積層型熱交換器であり、全体が組みつけられた後、一体ろう付けによって製造される。
【0015】
チューブ2は、積層方向の一端側に配されるチューブ2A、積層方向の他端側に配されるチューブ2C、チューブ2Aとチューブ2Cとの間に配される複数のチューブ2Bよりなる。これらのチューブ2A〜Cは、略U字状の流水通路(本発明における流体通路)が形成される偏平管部21と、流水通路の上流側端部に接続される入口タンク部22と、下流水通路の流側端部に接続される出口タンク部23(いずれも図2参照)とを有する。入口タンク部22、出口タンク部23とは略矩形形状を有しており、非回転形状を有している。入口タンク部22と出口タンク部23とは同じ側に配されており、出口側タンク部23が上側、入口側タンク部22が下側に配されている。
【0016】
偏平管部21の内部には、図5、9、13に示すように、伝熱面積の増大と、チューブの耐圧強度確保のためにインナフィン5(5A、5B)が挿入される。
【0017】
インナフィン5は、図4に示すように、伝熱性に優れる金属製(例えばステンレス、アルミニウムなど)の薄板材を凹凸状に交互に折り曲げて形成され、かつ凹部と凸部が直線的に連続するのではなく、断続的に横方向にオフセットして設けられた、所謂オフセットフィンである。
【0018】
インナフィン5は、図5,9、13に示すように、チューブ2内に形成される略U字状の流水通路の折り返し部より上流側と下流側とに分割して設けられ、かつ両者間に隙間6を有して配置されている。すなわち、伝熱プレートの仕切部(後述する)の両側にそれぞれ分割されたインナフィン5A、5Bが配置され、流水通路の折り返し部には、上流側に配置されるインナフィン5Aと下流側に配置されるインナフィン5Bとの間に隙間6が確保されている(図5、9、13参照)。なお、折り返し部より上流側のインナフィン5Aと下流側のインナフィン5Bは同一形状を有している。
【0019】
チューブ2A〜Cは、図2、3に示すように、隣接するチューブ2の入口タンク部22と入口タンク部22、出口タンク部23と出口タンク部23とが当接するとともに、偏平管部21同士の間にアウタフィン3をはさみこんで積層されている。入口タンク部22に開口する第1の連通口24a、24b、出口タンク部23に開口する第2の連通口25a、25bを介して各チューブ2A〜Cの流水通路は相互に連通している。
【0020】
図3に示すように、チューブ2Aの入口タンク部22には、給湯水が流入する入口ポート7が接合されており、チューブ2Aの出口タンク部23には、給湯水が流出する出口ポート8が接合されている。入口ポート7と出口ポート8とは同じ側に配置されており、給湯水は熱交換器1内をUターンするようになっている。このような配置とすることによって、一定のスペースにおいて熱交換に寄与する有効面積を大きく確保することができる。また、チューブ2の積層方向の両側には、それぞれ補強用のプレート9が接合されている。
【0021】
続いて、本発明の要部であるチューブ2A〜2Cについて述べる。
【0022】
図5はチューブ2Aを示す図であり、チューブ2Aは図6および図7に示す2枚の伝熱プレート4(4a、4b)を組み合わせて形成される。2枚の伝熱プレート4a、4bは、伝熱性に優れる金属製(例えばステンレス、アルミニウムなど)の板材をプレス加工することによって成形される。
【0023】
第1の伝熱プレート4aには、偏平管部21、入口タンク部22、出口タンク部23を形成する外側に膨出した膨出部30が形成されている。膨出部30には、入口ポート7、出口ポート8がそれぞれ接続される略円形の第1の連通口24aおよび第2の連通口25aが開口するとともに、流水通路を略U字状に形成するための仕切部20が設けられている。第1の伝熱プレート4aの周縁部には巻き締め部41が設けられている。なお、下側に配される第1の連通口24aの下側開口縁は流水通路よりも下方に配され、上側に配される第2の連通口25aの上側開口縁は流水通路よりも上方に位置する。
【0024】
伝熱プレート4aと対向接合される第2の伝熱プレート4bは、伝熱プレート4aとほぼ同一の外縁形状を有しており、入口タンク部22および出口タンク部23をそれぞれ形成する2つの膨出部31、32、偏平管部21を形成する平板部33が形成されている。膨出部31、32には略矩形形状を有する第1の連通口24bおよび第2の連通口25bがそれぞれ形成されており、これらの連通口24b、25bの開口縁部には爪部26が形成されている。なお、下側に配される第1の連通口24bの下側開口縁は流水通路よりも下方に配され、上側に配される第2の連通口25bの上側開口縁は流水通路よりも上方に位置する。
【0025】
図5に示すように、第1の伝熱プレート4aの巻き締め部41は、第2の伝熱プレート4bの内面側から外面側へと折り返されており、第2の伝熱プレート4bの周縁を両側から挟み込むように巻き締めることによってチューブ2Aは組み付けられ、伝熱プレート4a、4bの当接面はろう付けされる。
【0026】
入口タンク部22および出口タンク部23の内部には、ブッシング27(本発明における補強部材)が挿入されている。ブッシング27は略コの字型を有しており、図5に示すように、連通口24、25の流水通路側の開口縁から流水通路までの部分を除いてタンク部22、23の内部を閉塞している。
【0027】
図9はチューブ2Bを示す図であり、チューブ2Bは図10および図11に示す2枚の伝熱プレート4(4c、4d)を組み合わせて形成される。2枚の伝熱プレート4c、4dは、伝熱性に優れる金属製(例えばステンレス、アルミニウムなど)の板材をプレス加工することによって成形される。
【0028】
第3の伝熱プレート4cは、連通口24b、25bの開口縁部に爪部が形成されておらず、この点を除いて伝熱プレート4bと同一形状を有しており、詳細な説明は省略する。
【0029】
第4の伝熱プレート4dには、入口タンク部22および出口タンク部23をそれぞれ形成する2つの膨出部31、32と、偏平管部21を形成する膨出部34とが形成されており、第1の伝熱プレート4dの周縁部には巻き締め部41が設けられている。
【0030】
膨出部31、32には、略矩形形状の第1の連通口24b、第2の連通口25bがそれぞれ開口しており、その開口縁部には爪部26が形成されている。なお、下側に配される第1の連通口24bの下側開口縁は流水通路よりも下方に配され、上側に配される第2の連通口25bの上側開口縁は流水通路よりも上方に位置する。一方、膨出部34には流水通路を略U字状に形成するための仕切部20が設けられている。
【0031】
チューブ2Aと同様に、第4の伝熱プレート4dの巻き締め部41が第3の伝熱プレート4cの周縁部を巻き締めることによってチューブ2Bは組み付けられ、伝熱プレート4c、4dの当接面はろう付けされる。
【0032】
チューブ2Bの入口タンク部22および出口タンク部23の内部には、給湯水の凍結時においても十分な耐圧強度を得るために、図12に示すように、2つのI字型のブッシング28(本発明における補強部材)が挿入される。ブッシング28は、連通口24b、25bの上側開口縁よりも上側と、連通口24b、25bの下側開口縁よりも下側にそれぞれ配されている。図9に示すように、これらのブッシング28によって、入口タンク部22および出口タンク部23のうち、連通口24b、25bの上側開口縁よりも上側の空間、および連通口24b、25bの下側開口縁よりも下方の空間が閉塞されている。なお、連通口24b、25bの開口縁に形成された爪部26によってブッシングは固定されている。
【0033】
図13はチューブ2Cを示す図であり、図14は伝熱プレート4eを示す図である。チューブ2Cは2枚の伝熱プレート4(4c、4e)を組み合わせて形成される。第5の伝熱プレート4eは、伝熱性に優れる金属製(例えばステンレス、アルミニウムなど)の板材をプレス加工することによって成形される。第5の伝熱プレート4eは、連通口が形成されていないこと以外は伝熱プレート4aと同一形状を有しており、詳細な説明は省略する。
【0034】
第5の伝熱プレート4eの巻き締め部41によって、図13に示すように第1の伝熱プレート4cの周縁部を巻き締めることによってチューブ2Cは組み付けられ、伝熱プレート4c、4eの当接面はろう付けされる。また、チューブ2Cの入口タンク部22と出口タンク部23の内部には、チューブ2Aと同様にコの字形状のブッシング27が挿入される。
【0035】
なお、連通口24の下側開口縁はチューブ2A〜2C内に形成される流水通路の最下端よりも下方に位置しており、連通口25の上側開口縁はチューブ2A〜2C内に形成される流水通路の最上端よりも上方に位置している。
【0036】
次に、熱交換器1の作動について説明する。
【0037】
給湯水は、熱交換器1の入口ポート7からチューブ2A〜2Cの入口タンク部22に流入し、偏平管部21に形成される略U字状の流水通路を通過して出口タンク部23へと流入し、出口タンク部23に流入した給湯水は出口ポート8を介して流出する。
【0038】
燃焼ガスは、図1に示すように、熱交換器1の上方から下方に向かって流れ、熱交換器1を通過する際に給湯水と熱交換し、給湯水を加熱する。このとき、燃焼ガスは、少なくとも熱交換器1の出口側で露点以下(例えば30〜50℃)まで温度低下して凝縮する。つまり、この熱交換器1は、燃焼ガスの顕熱だけでなく、燃焼ガスが凝縮する際に放出される凝縮潜熱をも吸収して給湯水を加熱することができる。
【0039】
ところで、チューブ2A〜Cを形成する伝熱プレート4a〜eは、金属製の板材をプレス加工することによって成形される。プレス加工によって連通口24、25を形成するにあたって、連通口24、25の外周縁部にはプレス成形機によって押さえられる部分が必要となる。そのため、プレス加工によって連通口24、25を形成する場合、連通口24は、入口タンク部22の下面よりも下方に位置し、連通口25は、出口タンク部23の上面よりも下方に位置する。したがって、入口タンク部22、出口タンク部23の内壁面と連通口24、25の開口縁部との間には空間が形成される。
【0040】
この空間のうち、タンク部22、23の連通口24、25の上側開口縁よりも上方の空間、およびタンク部22、23の連通口24、25の下側開口縁よりも下方の空間には、給湯水が滞留しやすい。本実施の形態では、連通口24、25の上側開口縁よりも上方の空間、およびタンク部22、23の連通口24、25の下側開口縁よりも下方の空間にブッシング27、28を配置し、閉塞することによって給湯水の滞留を防止している。
【0041】
ところで、熱交換器1は各部材を組み立てた後、ろう付けされるが、ろう付けのために熱交換器1を搬送する際に熱交換器の向きが変わると、ブッシング27、28がタンク部22、23の内部で移動してしまうと、タンク部22、23と流水通路との間を塞いでしまったり、上述した給湯水の滞留を防止できない可能性がある。しかしながら、本実施の形態では、チューブ2A、2Cでは、連通口24b、25b、タンク部22、23は略矩形形状を有しているため、搬送時に熱交換器1の向きが変わったとしても、ブッシング27が連通口24、25の周囲を回転してしまうことがない。また、チューブ2Bにおいても、連通口24b、25b、タンク部22、23は略矩形形状を有しているため、搬送時に熱交換器1の向きが変わったとしても、ブッシング28が連通口24、25の周囲を回転してしまうことがない。したがって、搬送時に熱交換器1の向きが変わったとしても、タンク部22、23と流水通路との間を塞いでしまうことがない。また、給湯水の滞留を確実に防止することもできる。
【0042】
さらに、本実施の形態によれば、ブッシング27、28は、連通口24、25の開口縁に形成された爪部26によって固定されているので、確実にタンク部22、23内部でブッシング27、28を固定することができる。
【0043】
また、本実施の形態では、隣接するタンク部22、23どうしの接合面となるタンク部22、23の外壁面を平坦な面としたままでブッシング27、28を所定の位置に保つことができるので、局所的にろう付け面積が減少してしまう部分をなくすことができる。その結果、試作例に比べてろう付け性を向上させることができ、耐食性を向上させることができる。
【0044】
特に、上述した実施の形態では、連通口24の下側開口縁はチューブ2A〜2C内に形成される流水通路の最下端よりも下方に位置し、連通口25の上側開口縁はチューブ2A〜2C内に形成される流水通路の最上端よりも上方に位置しているため、流水通路内に給湯水の滞留部が形成されたり、気泡溜まりが形成されたりすることがない。そのため、流水通路内にブッシング27、28を設けなくてもよく、部品コストを抑えることができる。また、ブッシング27、28によって、給湯水と燃焼ガスとの熱交換面積が減少してしまうことがない。
【0045】
上述した実施の形態では、チューブ2A〜2Cの連通口24、25、膨出部31、32は略矩形形状を有しており、製品搬送時などにブッシング27、28がタンク部22、23内を移動してしまうことがない。
【0046】
なお、上述した実施の形態によれば、入口タンク部22と出口タンク部23とを同じ側に配置し、流水通路を給湯水がU字状に流れる構造としたが、流水通路に折り返し部を設けず、入口タンク部22と出口タンク部23とを対角線上に配置し、直線的に給湯水が流れる構造としてもよい。
【0047】
また、上述した実施の形態では、チューブ2A〜2Cのタンク部22、23および連通口24b、25bを略矩形形状とした実施の形態について述べたが、タンク部22、23または連通口24b、25bのうちどちらか一方を非回転形状とし、他方を回転形状(円形、球形)とした構造としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る熱交換器の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る熱交換器の側面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る熱交換器の上面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるオフセットフィン(インナフィン)の斜視図である。
【図5】本実施の形態に係る第1チューブを示す図であり、図(a)は第1チューブの正面図であり、図(b)は第1チューブの側面図であり、図(c)は第1チューブの上面図である。
【図6】本実施の形態に係る第1の伝熱プレートを示す図であり、図(a)は第1の伝熱プレートの正面図であり、図(b)は第1の伝熱プレートの側面図であり、図(c)は第1の伝熱プレートの上面図である。
【図7】本実施の形態に係る第2の伝熱プレートを示す図であり、図(a)は第2の伝熱プレートの正面図であり、図(b)は第2の伝熱プレートの側面図であり、図(c)は第2の伝熱プレートの上面図である。
【図8】本実施の形態に係る、チューブ2Aおよび2Cの内部に配されるブッシングを示す図であり、図(a)はブッシングの正面図であり、図(b)はブッシングの側面図である。
【図9】本実施の形態に係る第2チューブを示す図であり、図(a)は第2チューブの正面図であり、図(b)は第2チューブの側面図であり、図(c)は第2チューブの上面図である。
【図10】本実施の形態に係る第3の伝熱プレートを示す図であり、図(a)は第3の伝熱プレートの正面図であり、図(b)は第3の伝熱プレートの側面図であり、図(c)は第3の伝熱プレートの上面図である。
【図11】本実施の形態に係る第4の伝熱プレートを示す図であり、図(a)は第4の伝熱プレートの正面図であり、図(b)は第4の伝熱プレートの側面図であり、図(c)は第4の伝熱プレートの上面図である。
【図12】本実施の形態に係るチューブ2Bの内部に配されるブッシングを示す図であり、図(a)はブッシングの正面図であり、図(b)はブッシングの側面図である。
【図13】本実施の形態に係る第3チューブを示す図であり、図(a)は第3チューブの正面図であり、図(b)は第3チューブの側面図であり、図(c)は第3チューブの上面図である。
【図14】本実施の形態に係る第5の伝熱プレートを示す図であり、図(a)は第5の伝熱プレートの正面図であり、図(b)は第5の伝熱プレートの側面図であり、図(c)は第5の伝熱プレートの上面図である。
【図15】従来技術における伝熱プレートを示す図である。
【符号の説明】
1…熱交換器、
2…チューブ、
3…アウタフィン(フィン)、
4…伝熱プレート、
22…入口タンク部、
23…出口タンク部、
24…第1の連通口、
25…第2の連通口、
27…ブッシング(補強部材)、
28…ブッシング(補強部材)。
Claims (4)
- 内部に形成された流体通路と、この流体通路に接続され、前記流体流路よりも外側に膨出したタンク部とを有し、互いの周縁部にて接合された2枚のプレートからなり、積層された複数本のチューブと、
各チューブの間に配され、熱伝達性能を向上させるフィンとを有し、
前記チューブ内の流体通路を流れる内部流体と前記チューブの外側を流れる外部流体との間で熱交換を行う熱交換器であって、
隣接するチューブのタンク部どうしがろう接合され、
隣接する前記チューブどうしを連通させる連通口が前記タンク部に形成されており、
前記連通口の開口縁と前記タンク部の内壁面との間には、前記連通口の前記流体通路側の開口縁と前記流体通路とを連通させる形状を有する補強部材が配されており、
前記タンク部の内壁面または前記連通口のうち少なくとも一方は非回転形状を有していることを特徴とする熱交換器。 - 前記タンク部または前記連通口のうち少なくとも一方は直線部を有していることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
- 前記連通口の開口縁部には、前記補強部材を固定する爪部が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の熱交換器。
- 前記補強部材は略U字形状を有し、開口した部位が前記流体通路側となるよう前記タンク部内に前記補強部材が配されることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1つに記載の熱交換器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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