JP3827226B2 - 旋回テーブル装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は工作機械において旋回角度の調整を必要とするユニット、たとえば内面研削盤の砥石軸、主軸、円筒研削盤の主軸、砥石軸、心押台その他の工作機械全般のテーブルとして用いられる旋回テーブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、従来の内面研削においてはワーク内面の入口側(砥石を挿入する側)より奥部の方が砥石との接触時間が短いこと等から、ワーク内面の奥部側が研削不十分となり、円筒度が悪くなることがよくある。
【0003】
このため、従来より円筒度の悪化を改善するために、内面研削時にはワークの中心軸線に対し砥石を傾ける、あるいは砥石側でなくワーク側を砥石の中心軸線に対し傾けることが実施されている。
【0004】
砥石あるいはワークを傾ける手段としては特公平5−47347号公報に記載の機構が知られている。
【0005】
この機構は図7に示すようにワークに対し砥石50を傾けるのにあたり、基点51を中心に砥石台52を一定角度旋回させるものであり、このような旋回動作の駆動源として油圧シリンダ53と偏心カム機構54が備えられている。
【0006】
すなわち、油圧シリンダ53のシリンダロッド53aが進退動作すると、偏心カム機構54が作動し、偏心カム軸55が変位するとともに、その左右方向の変位がベアリング56を介してアーム部57、57に伝達される。これによりアーム部57、57およびこれに一体の連結板58が移動し、砥石台52が基点51を中心に旋回する。
【0007】
しかしながら、従来は、上記の如く旋回動作が偏心カム機構54によるものであるため、旋回角度を数値制御により変更することはできない。また偏心カム機構54自体を設計変更すれば旋回角度の設定変更が可能であるが、これによると偏心カム機構54そのものを取り替える等の面倒な作業が強いられ、旋回角度の設定変更に関する使い勝手が悪い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上述の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、数値制御による旋回角度の設定変更が可能で使い勝手に優れ、またテーブル本体のスティクスリップを防止でき、テーブル本体とベースとの隙間への潤滑油の供給も不要な旋回テーブル装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ベース上に旋回可能に配設され、加工負荷により旋回力が旋回方向に生じるテーブル本体が、駆動源から動力伝達手段を介し動力を得て旋回軸を中心に旋回する構造の旋回テーブル装置であって、上記駆動源が、上記テーブル本体の旋回角度を調整するための数値制御の対象となるサーボモータからなり、上記テーブル本体の旋回を案内する手段として、上記ベースと上記テーブル本体との間に設けた円弧状の曲線案内を少なくとも1以上備え、上記加工負荷による旋回力が上記テーブル本体の旋回方向に生じている状態でも、上記ベースと上記テーブル本体が上記曲線案内と上記旋回軸のみで接続されることを特徴とするものである。
【0010】
本発明は、ベース上に旋回可能に配設され、加工負荷により旋回力が旋回方向に生じるテーブル本体が、駆動源から動力伝達手段を介し動力を得て旋回する構造の旋回テーブル装置であって、上記駆動源が、上記テーブル本体の旋回角度を調整するための数値制御の対象となるサーボモータからなり、上記テーブル本体の旋回を案内する手段として、上記ベースと上記テーブル本体との間に設けた円弧状の曲線案内を少なくとも1以上備え、上記加工負荷による旋回力が上記テーブル本体の旋回方向に生じている状態でも、上記ベースと上記テーブル本体が上記曲線案内のみで接続されることを特徴とするものである。
【0011】
以上の本発明では、サーボモータの動力が動力伝達手段を介しテーブル本体に伝達され、これによりテーブル本体が旋回する。この際、テーブル本体はベース上を摺動するのではなく、円弧状の曲線案内に沿って滑らかに旋回移動する。
【0012】
上記本発明において、ベースとテーブル本体が曲線案内のみで接続される構造では、上記曲線案内を2以上備え、その各曲線案内は一つの仮想旋回中心を共有する構造を採用することができる。
【0013】
上記曲線案内は、上記テーブル本体の旋回軌跡と同心円のカーブを有するクロスローラ軸受と、このクロスローラ軸受にスライド可能に係合されたクロスローラとからなる構成を採用することができる。
【0014】
上記本発明において、上記動力伝達手段としては、上記テーブル本体の旋回軌跡の接線方向に沿って設けられるとともに上記駆動源の動力により回転する、バックラッシュのないボールねじを採用することができる。この場合、サーボモータの動力がバックラッシュのないボールねじを介しテーブル本体に伝達され、これによりテーブル本体が旋回する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0016】
図1に示す旋回テーブル装置はベース1上に配設されたテーブル本体2を備えており、テーブル本体2は駆動源3から動力伝達手段4を介し動力を得て旋回軸5を中心に旋回する。
【0017】
駆動源3としてはテーブル本体2の旋回角度の数値制御を図る観点から、その数値制御の対象となるサーボモータ6が、また動力伝達手段4としてはバックラッシュがなく数値制御に好適であるとの見地より、ボールねじ7が採用されており、サーボモータ6とボールねじ7とは駆動ギア8および従動ギア9を介して連結されている。
【0018】
ボールねじ7は、テーブル本体2の旋回軌跡の接線方向に沿って設けられるとともに、先端がテーブル本体2の一側面と当接するように設置されている。またこのボールねじ7のナット部10はベース1側に固定されている。つまり、このボールねじ7はナット部10と係合しつつ前後に移動できるように構成されている。
【0019】
このようなボールねじ7の直線移動はサーボモータ6の正逆転動作によりなされる。すなわちサーボモータ6が正逆転すると、その動力が駆動ギア8および従動ギア9を通じてボールねじ7に伝達され、これによりボールねじ7が上述の通り前後に移動する。
【0020】
テーブル本体2を介してボールねじ7と対向する側には付勢手段としてコイルスプリング11が設けられており、コイルスプリング11はテーブル本体2をボールねじ7側に常時付勢するように構成されている。
【0021】
このように、テーブル本体2はボールねじ7とコイルスプリング11との間に挟まれて設置され、かつ、ボールねじ7の前進による押圧力とスプリング11の付勢力を受けるように構成されている。
【0022】
テーブル本体2は旋回時にベース1上を摺動するが、その摺動を滑らかなものとするために、テーブル本体2とベース1の隙間にはテーブル本体2の潤滑油供給路112を介し潤滑油113が供給される。
【0023】
テーブル本体2の表面側には押圧カム114、114が設けられており、この押圧カム114、114による押圧力で、テーブル本体2はベース1側に押圧固定され、ベース1とテーブル本体2との隙間が除去される。
【0024】
次に、上記の如く構成された旋回テーブル装置の動作について図1を基に説明する。
【0025】
この旋回テーブル装置にあっては、サーボモータ6が一定角度回転し、ボールねじ7がテーブル本体2側に前進すると、ボールねじ7の先端がテーブル本体2の一側面を押圧し、これによりテーブル本体2が旋回軸5を中心に旋回する。
【0026】
逆に、ボールねじ7が後退すると、コイルスプリング11の弾性復帰力によりテーブル本体2が上記とは反対方向に旋回する。
【0027】
この際、テーブル本体2の旋回角度はボールねじ7の前後移動量に比例し、またボールねじ7の前後移動量はサーボモータ6の回転角度に比例する。したがって、テーブル本体2の旋回角度の数値制御はサーボモータ6の回転角度制御を通じて簡単に実現することができる。
【0028】
なお、この旋回テーブル装置をたとえば砥石軸あるいは主軸のテーブルとして用いる場合には、その砥石軸あるいは主軸をテーブル本体2上にセットする。砥石軸をテーブル本体2上に載置固定した場合にはテーブル本体2の旋回により砥石をワークの中心軸線に対し一定の角度で傾けることができ、また主軸をテーブル本体2上に載置固定した場合はワークを砥石の中心軸線に対し一定の角度で傾けることができる。
【0029】
すなわち、図1の旋回テーブル装置はサーボモータ6とボールねじ7によりテーブル本体2の旋回動作を実行するように構成したものである。このため、テーブル本体2の旋回角度がボールねじ7の前後移動量およびサーボモータ6の回転角度に比例することから、サーボモータ6の回転角度制御を通じてテーブル本体2の旋回角度の数値制御を簡単に実行でき、この種の旋回角度の設定変更に関する使い勝手がよい。
【0030】
しかしながら、図1の旋回テーブル装置にあっては、旋回時にテーブル本体2とベース1が摺動する構造であるため、テーブル本体2が微小振動する、いわゆるスティクスリップが生じ、応答遅れが大きく、またテーブル本体2を介しボールねじ7とコイルスプリング11が対向する構造であるため、コイルスプリング11の伸縮方向にテーブル本体2が振動しやすく、振動に対する剛性が余り高くない。
【0031】
そこで、このような点に鑑み、スティクスリップの防止と振動に対する剛性向上等を図るべく、改良されたのが図2に示す旋回テーブル装置であり、以下その改良点を中心に詳細説明する。
【0032】
図2の旋回テーブル装置は板バネ12、12を有し、この板バネ12、12はボールねじ7の外周両側に設けられ、かつその一面がテーブル本体2の他端面2b側と対向するように配置されている。
【0033】
図3に示すように、板バネ12、12の一端はナット部10に接続され、板バネ12、12の他端は動力伝達アーム13を介してテーブル本体2に接続されている。
【0034】
ナット部10はベース1に固定されず、ボールねじ7に沿ってスライド可能に設けられ、サーボモータ6がベース1側に固定されている。また、ボールねじ7はサーボモータ6の回転軸に直結されている。つまり、サーボモータ6によりボールねじ7を直接回転させると、ナット部10がボールねじ7に係合しつつ直線移動するように構成されている。
【0035】
図2に示したように、ベース1とテーブル本体2との間には、図示の通り円弧状に屈曲した2つの曲線案内14、15が配設されており、これらの曲線案内14、15はテーブル本体2の旋回をガイドするために設けたものであり、一方の曲線案内14はテーブル本体2の一端面2a側に設けられ、他方の曲線案内15はテーブル本体2の他端面2b側に設けられている。
【0036】
図4に示したように、一方の曲線案内14についてはクロスローラ軸受16が採用されており、クロスローラ軸受16の外輪部160はテーブル本体2の裏面側にねじ止め固定され、同クロスローラ軸受16の内輪部161はベース1の表面側にネジ止め固定されている。
【0037】
他方の曲線案内15は曲線レール150とレール受部151とからなり、曲線レール150はテーブル本体2の旋回軌跡と同心円のカーブを有し、かつテーブル本体2の裏面側にねじで取り付けられている。また、レール受部151はベース1の表面側にねじで取り付けられ、かつ曲線レール150と同様に屈曲した係合溝151aを有し、係合溝151aには転動体151bを介して曲線レール150がスライド可能に装着されている。つまり、レール受部151は転動体151bを介して曲線レール150とスライド可能に係合する。
【0038】
したがって、上記曲線案内14、15の構造上、加工負荷による旋回力がテーブル本体2の旋回方向に生じている状態でも、ベース1とテーブル本体2はこの曲線案内14、15のみで接続される構造となっている。
【0039】
上記のような構成の2つの曲線案内14、15は図2に示す如く同心円上に位置する関係を有し、その円の中心がテーブル本体2の旋回中心Oとなる。なお旋回中心Oは現物の旋回軸でなく仮想のものである。
【0040】
本装置はテーブル本体2の旋回を2つの曲線案内14、15でガイドし、これによりテーブル本体2が実存の旋回軸でなく、仮想の旋回軸を中心に旋回するように構成したものである。このため、旋回中心に旋回軸を必要とせず、この種の旋回軸を設置するための余分なスペースが省略されることから、機器構成がコンパクトである。
【0041】
次に、上記の如く構成された旋回テーブル装置の動作について図2を基に説明する。
【0042】
この旋回テーブル装置によれば、サーボモータ6によりボールねじ7を回転させると、ナット部10がボールねじ7に係合しつつ直線移動する。
【0043】
上記の如くナット部10が直線移動すると、そのナット部10の推進力が板バネ12、12および動力伝達アーム13を通じてテーブル本体2に伝達され、これによりテーブル本体2が仮想の旋回中心Oを基準に旋回する。
【0044】
この際、テーブル本体2はベース1上を摺動するのではなく、2つの曲線案内14、15に沿って滑らかに旋回移動する。
【0045】
また、ナット部10とテーブル本体2は運動方向を異にするが、その運動方向の相違は板バネ12、12のひねりにより吸収される。
【0046】
図2のテーブル旋回装置にあっては、テーブル本体2が曲線案内14、15を介して旋回するように構成したものである。このため、旋回時にテーブル本体2とベース1が摺接せず、このような摺接による不具合、すなわちスティクスリップを防止することができ、またテーブル本体2とベース1との隙間に潤滑油を供給する必要もなく、潤滑油のリーク防止対策を省略することができる。
【0047】
また、本装置はテーブル本体2とボールねじ7のナット部10とを板バネ12、12により接続したものである。このため、板バネ12、12を介してテーブル本体2とナット部10側との一体化が図られることから、振動に対するテーブル本体2の剛性が高く、また機器構造も簡略であり安価である。
【0048】
特に、本装置では板バネ12、12は一面をテーブル本体2の端面側に対向配置したものである。このため、テーブル本体2上に設置した砥石軸からの研削負荷がテーブル本体2に加わっても、その方向の負荷により板バネ12、12が簡単に曲ることはなく、この種の負荷によるテーブル本体2の振動を抑制する効果がある。
【0049】
しかしながら、本装置にあってはテーブル本体2とボールねじ7のナット部10とを板バネ12、12により接続した構造であるため、板バネ12、12のひねり力がそのひねり量によって異なることから、数値制御に好適であるとはいえず、またひねり量も少ないことから、テーブル本体2の旋回角度が小さいものである。
【0050】
そこで、このような点に鑑み、数値制御の好適化および旋回角度の範囲拡大等を図るべく、改良されたのが図5に示す旋回テーブル装置であり、以下その改良点を中心に説明する。
【0051】
図5の旋回テーブル装置では、テーブル本体2とボールねじ7のナット部10とが板バネ12、12(図3に参照)に代えて、リニアガイド17および軸受型のベアリング18により接続されている。
【0052】
リニアガイド17およびベアリング18はナット部10とテーブル本体2の運動方向の相違を回転成分とスライド成分に分割して吸収するものであり、リニアガイド17はそのスライド移動を通じて当該スライド成分を、またベアリング18はその回転を通じて当該回転成分を吸収するように構成されている。
【0053】
すなわち、この図5の旋回テーブル装置はテーブル本体2とボールねじ7のナット部10との接続部をリニアガイド17およびベアリング18から構成し、これらによりテーブル本体2とナット部10との運動方向の相違を回転成分とスライド成分に分割して吸収するように構成したものである。このため、当該接続部が板バネの場合と異なり可動の構造であることから、テーブル本体2の大きな旋回角度にも対応でき、また高剛性であるとともに、その接続部に板バネのようなひねり力が生じることもなく、テーブル本体2の旋回角度の数値制御に好適である。
【0054】
なお、上記実施形態においては2つの曲線案内14、15を設ける構成を採用したが、図6に示したように一方の曲線案内14を省略し、1つの曲線案内15と旋回軸5とを備える構成とすることもできる。この場合、テーブル本体2は曲線案内15によりガイドされながら旋回軸5を中心に旋回する。したがって、この図6の実施形態では、加工負荷による旋回力がテーブル本体2の旋回方向に生じている状態でも、ベース1とテーブル本体2は上記のような1つの曲線案内15と旋回軸5のみで接続されることになる。
【0055】
曲線案内14、15については曲線型の静圧軸受を適用することができ、また2以上設けることも可能である。
【0056】
【発明の効果】
本発明にあっては、サーボモータの動力が動力伝達手段を介しテーブル本体に伝達され、これによりテーブル本体が旋回するように構成したものである。このため、サーボモータの回転角度制御を通じてテーブル本体の旋回角度の数値制御が可能となり、この種の旋回角度の設定変更に関する使い勝手の向上を図ることができる。
【0057】
さらに、本発明にあっては、テーブル本体が曲線案内を介して旋回するように構成したものである。このため、旋回時にテーブル本体とベースが摺接せず、この種の摺接による不具合、すなわちスティクスリップを防止することができ、またテーブル本体とベースとの隙間に潤滑油を供給する必要もなく、潤滑油のリーク防止対策を省略することもできる。
【0058】
特に、請求項3に記載の発明によると、2以上の曲線案内により、テーブル本体が実存の旋回軸でなく、各曲線案内が共有する一つの仮想旋回中心、すなわち仮想の旋回軸を中心として旋回するように構成したものである。このため、旋回中心に旋回軸を必要とせず、この種の旋回軸を設置するための余分なスペースが省略されるから、コンパクトなテーブル旋回装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】旋回テーブル装置の平面図および正面図。
【図2】本発明に係る旋回テーブル装置の平面図および正面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】本発明の他の実施形態を示す断面図。
【図6】本発明の他の実施形態を示す断面図。
【図7】従来の旋回テーブル装置の説明図。
【符号の説明】
1 ベース
2 テーブル本体
3 駆動源
4 動力伝達手段
5 旋回軸
6 サーボモータ
7 ボールねじ
8 駆動ギア
9 従動ギア
10 ナット部
11 コイルスプリング
12 板バネ
13 動力伝達アーム
14、15 曲線案内
16 クロスローラ軸受
17 リニアガイド
18 ベアリング
50 砥石
51 基点
52 砥石台
53 油圧シリンダ
53a シリンダロッド
54 偏心カム機構
55 偏心カム軸
56 ベアリング
57 アーム部
58 連結板
112 潤滑供給路
113 潤滑油
114 押圧カム
150 曲線レール
151 レール受部

Claims (5)

  1. ベース上に旋回可能に配設され、旋回力が旋回方向に生じるテーブル本体が、駆動源から動力伝達手段を介し動力を得て旋回する構造の旋回テーブル装置であって、
    上記駆動源が、上記テーブル本体の旋回角度を調整するための数値制御の対象となるサーボモータからなり、
    上記テーブル本体の旋回中心となる一つの旋回軸と、
    上記テーブル本体の旋回を案内する手段として、上記ベースと上記テーブル本体との間に設けた一つの曲線案内とを備え、
    上記動力伝達手段が、上記テーブル本体の旋回軌跡の接線方向に沿って設けられるとともに上記駆動源の動力により回転するボールねじからなり、
    上記ボールねじのナット部と上記テーブル本体側とを接続する手段が、上記テーブル本体の旋回中心軸線に平行に備えられた板バネからなり、
    上記板バネは、上記テーブル本体の端面側に位置し、かつ、その板バネ一端が直接上記ボールねじのナット部に固定され、その板バネ他端が直接上記テーブル本体側に固定されることにより、上記ボールねじのナット部と上記テーブル本体側とを接続し一体化する構造であるとともに、上記ボールねじの回転による上記ナット部の直線運動軌跡と上記テーブル本体の旋回運動軌跡の相違をひねりにより吸収すること
    を特徴とする旋回テーブル装置。
  2. ベース上に旋回可能に配設され、旋回力が旋回方向に生じるテーブル本体が、駆動源から動力伝達手段を介し動力を得て旋回する構造の旋回テーブル装置であって、
    上記駆動源が、上記テーブル本体の旋回角度を調整するための数値制御の対象となるサーボモータからなり、
    上記テーブル本体の旋回を案内する手段として、上記ベースと上記テーブル本体との間に設けられ、かつ、上記テーブル本体の旋回中心となる一つの仮想旋回中心を共有する曲線案内を少なくとも以上備え、
    上記動力伝達手段が、上記テーブル本体の旋回軌跡の接線方向に沿って設けられるとともに上記駆動源の動力により回転するボールねじからなり、
    上記ボールねじのナット部と上記テーブル本体側とを接続する手段が、上記テーブル本体の旋回中心軸線に平行に備えられた板バネからなり、
    上記板バネは、上記テーブル本体の端面側に位置し、かつ、その板バネ一端が直接上記ボールねじのナット部に固定され、その板バネ他端が直接上記テーブル本体側に固定されることにより、上記ボールねじのナット部と上記テーブル本体側とを接続し一体化する構造であるとともに、上記ボールねじの回転による上記ナット部の直線運動軌跡と上記テーブル本体の旋回運動軌跡の相違をひねりにより吸収すること
    を特徴とする旋回テーブル装置。
  3. ベース上に旋回可能に配設され、旋回力が旋回方向に生じるテーブル本体が、駆動源から動力伝達手段を介し動力を得て旋回する構造の旋回テーブル装置であって、
    上記駆動源が、上記テーブル本体の旋回角度を調整するための数値制御の対象となるサーボモータからなり、
    上記テーブル本体の旋回中心となる一つの旋回軸と、
    上記テーブル本体の旋回を案内する手段として、上記ベースと上記テーブル本体との間に設けた一つの曲線案内とを備え、
    上記動力伝達手段が、上記テーブル本体の旋回軌跡の接線方向に沿って設けられるとともに上記駆動源の動力により回転するボールねじからなり、
    上記ボールねじのナット部と上記テーブル本体側とを接続する手段が、
    上記テーブル本体の端面側に配置されたリニアガイドと、上記テーブル本体の旋回中心軸線と平行に設置されたベアリングとからなり、
    上記ベアリングと上記リニアガイドとが上下に並び、そのベアリングの中心軸線上に上記リニアガイドの中心があり、
    上記ベアリングは、その外輪が上記ボールねじのナット部に固定され、
    上記ベアリングの内輪に嵌っている軸を介して、該ベアリングの内輪と上記リニアガイドのレールとが固定され、
    上記リニアガイドのレールにスライド可能に嵌合する該リニアガイドのスライドブロックは、上記テーブル本体側の伝達アームに固定されてなり、
    上記テーブル本体が旋回動作するとき、上記テーブル本体の旋回中心軸線から上記ボールねじのナット部までの直線距離を、上記リニアガイドのスライドブロックがスライドして変化させ、
    上記リニアガイドのスライドブロックおよび同リニアガイドのレールが、上記ベアリング内輪の回転により、上記テーブル本体と同時に同じ旋回角度で動作するように保たれ、
    上記リニアガイドとベアリングが、上記ボールねじのナット部と上記テーブル本体の運動方向の相違をスライド成分と回転成分に分割して吸収すること
    を特徴とする旋回テーブル装置。
  4. ベース上に旋回可能に配設され、旋回力が旋回方向に生じるテーブル本体が、駆動源から動力伝達手段を介し動力を得て旋回する構造の旋回テーブル装置であって、
    上記駆動源が、上記テーブル本体の旋回角度を調整するための数値制御の対象となるサーボモータからなり、
    上記テーブル本体の旋回を案内する手段として、上記ベースと上記テーブル本体との間に設けられ、かつ、上記テーブル本体の旋回中心となる一つの仮想旋回中心を共有する曲線案内を少なくとも以上備え、
    上記動力伝達手段が、上記テーブル本体の旋回軌跡の接線方向に沿って設けられるとともに上記駆動源の動力により回転するボールねじからなり、
    上記ボールねじのナット部と上記テーブル本体側とを接続する手段が、
    上記テーブル本体の端面側に配置されたリニアガイドと、上記テーブル本体の旋回中心軸線と平行に設置されたベアリングとからなり、
    上記ベアリングと上記リニアガイドとが上下に並び、そのベアリングの中心軸線上に上記リニアガイドの中心があり、
    上記ベアリングは、その外輪が上記ボールねじのナット部に固定され、
    上記ベアリングの内輪に嵌っている軸を介して、該ベアリングの内輪と上記リニアガイドのレールとが固定され、
    上記リニアガイドのレールにスライド可能に嵌合する該リニアガイドのスライドブロックは、上記テーブル本体側の伝達アームに固定されてなり、
    上記テーブル本体が旋回動作するとき、上記テーブル本体の旋回中心軸線から上記ボールねじのナット部までの直線距離を、上記リニアガイドのスライドブロックがスライドして変化させ、
    上記リニアガイドのスライドブロックおよび同リニアガイドのレールが、上記ベアリング内輪の回転により、上記テーブル本体と同時に同じ旋回角度で動作するように保たれ、
    上記リニアガイドとベアリングが、上記ボールねじのナット部と上記テーブル本体の運動方向の相違をスライド成分と回転成分に分割して吸収すること
    を特徴とする旋回テーブル装置。
  5. 上記曲線案内が、上記テーブル本体の旋回軌跡と同心円のカーブを有するクロスローラ軸受と、このクロスローラ軸受にスライド可能に係合されたクロスローラとからなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の旋回テーブル装置。
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