JP3825796B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿スキャナやデジタルカメラなどの画像読取り装置の画像信号およびパソコンやワ−プロなどの情報処理装置が生成した画像情報を、表示装置用あるいはプリンタ用の、つまり顕像出力用の画像デ−タに処理する画像処理装置に関する。この装置は例えば、情報処理装置への情報出力機能がある原稿画像スキャナ,加えて情報処理装置の情報を出力する機能があるデジタル複写機,加えてファクシミリ機能がある複写機、つまりは多機能機、に組込まれる。
【0002】
【従来の技術】
この種のデジタル複写機における、画像読み取り信号の、スキャナの読取特性に対応した補正処理,メモリへの画像蓄積,画像編集処理,プリンタの出力特性に対応した記録濃度デ−タへの変換と補正処理,複数機能の並行動作等が、特開平8−274986号公報に提示されている。これら各種の画像処理を1つの画像処理構成で実行できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像処理装置(画像デ−タ処理装置)の周りの、周辺ユニットの接続性の容易性,周辺ユニットの同時動作等の容易性が提供されていないのに加え、システムの有効活用という点で最適な制御構成が構築されていない。具体的には、複数のI/Oデバイスを接続した際に問題が発生する。つまり従来システムでは、接続するデバイスが複数ある場合、接続されたデバイスの数だけ画像バスを用意するか、または1組の画像バスを共有して使うことになる。画像信号は、デバイスが動作開始すると転送を中断することができない場合が多いため、この点をあわせて考慮すると、画像バスの構成および画像データの転送方法は、多機能システム全体の性能を左右するほど重要である。
【0004】
メモリを持たない入力デバイスからの画像信号およびメモリを持たない出力デバィスへの画像信号は、基本的に画像転送が開始されたら途中で転送を中断させることはできない(画像データの転送条件)。よって、複数のユニット(例えば原稿スキャナとプリンタ)を同時に動作させる場合に、両者が同じ速度で動作する場合においては画像は連続的に流すことができるため、メモリ等の速度緩衝部を必要としない。逆に言えば動作速度が異なる場合にはメモリ等の速度緩衝部が必要となる。これはメモリが必要となるので不利と思われるが、入,出力デバイスが互いに相手のことを考えずに独立に動作可能であることを考えると、逆に大きなメリットである。
【0005】
このようなメモリを介在したシステムにおいては、メモリとデバイス間でのデータ転送が課題となる。入,出力デバイスの動作速度が異なる場合、画像データの転送条件を考慮すると、単純に考えて各々の画像バスが必要となってしまう。この場合単純に回路規模が大きくなるためハードウェアで実現する際にコスト面で問題となる。
【0006】
画像バスの数を低減し共用することを考えた場合、画像信号はデバイスが動作開始すると転送を中断することはできない場合が多いため、バスの使い方をかなり工夫しなければならないという制御上の新たな問題が発生する。
【0007】
また、入,出力デバイスの動作速度が異なった場合、全デバイスが適合するデータ転送を行う場合には、最も遅い速度に準じてしまうため、システム全体の動作が遅くなるという問題がある。
【0008】
本発明は、画像バスの本数を増やすことなく複数のデバイスとメモリとのデータ転送を容易に制御することを第1の目的とし、1組の画像バスで容易にデータ転送を可能とすることを第2の目的とし、これをシステムの実効速度を落とすことなく実現することを第3の目的とし、転送デ−タ形式を簡潔にして複数デバイス間転送の汎用性を高くすることを第4の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)画像処理システム全体を制御するための制御信号を送信するシステム制御手段(6)と、
画像処理プロセスを制御するプロセス制御手段(1)と、
前記プロセス制御手段と接続され、デジタル画像データに対して画像信号処理を行う画像信号処理手段(IPP)と、
前記システム制御手段と接続され、メモリ(MEM)へのアクセスを管理するメモリ管理手段(IMAC)と、
前記画像信号処理手段と前記メモリ管理手段との間で送受信される画像データ及び前記システム制御手段と前記プロセス制御手段との間で送受信される画像データあるいは制御信号を伝送するための一組の画像バス(Pb)と、
当該一組の画像バスの使用権を管理する画像バス管理手段(CDIC)と、
を有する画像処理装置において、
前記画像信号処理手段 (IPP) は、前記画像バス管理手段 (CDIC) を介して前記一組の画像バス (Pb) と接続され、
前記画像バス管理手段 (CDIC) は、前記一組の画像バス(Pb)を介して前記メモリ管理手段(IMAC)と接続され、前記画像信号処理手段(IPP)と前記一組の画像バス(Pb)との間の画像データの伝送、ならびに前記システム制御手段(6)と前記プロセス制御手段(1)との間の画像データの転送、及び制御信号の伝送の際の前記一組の画像バス (Pb) の使用権を管理する、
ことを特徴とする画像処理装置。なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号を、参考までに付記した。
【0010】
これによれば、画像信号処理手段(IPP)と画像バス(Pb)とのインターフェイスを、画像バス管理手段(CDID)が管理すると共に、メモリ管理手段(IMAC)がメモリ(MEM)へのアクセスを管理し、両者(CDID,IMAC)が1本の画像バス(Pb)で結ばれているので、画像バスの本数を増やすことなく、画像信号処理手段(IPP) メモリ(MEM)とのデータ転送を容易に制御できる。システム制御手段 (6) と前記プロセス制御手段 (1) との間の画像データの転送、及び制御信号の通信も画像バス管理手段 (CDIC) で管理できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(2)前記画像バス管理手段(CDID)とメモリ管理手段(IMAC)とで転送されるデータは、複数デバイスとのデータ転送に適した予め定められた転送データ形式である。これにより、容易に1本の画像バスでのデータ転送を可能とする。
【0012】
(3)前記画像バス管理手段とメモリ管理手段との転送データ形式、複数デバイス間の速度差によって変化させる。これにより、システムの実行速度を落とすことなく容易に1本の画像バスでのデータ転送を可能とする。
【0013】
(4)前記画像バス管理手段(CDID)とメモリ管理手段(IMAC)との間のデ−タ転送は、連続して転送される画像データを任意のデータ長の転送データに分割し、該分割された転送データに分割元データの属性情報等を加えた転送データ形式で行う。これにより、拡張性が富むと共に容易に1本の画像バスでのデータ転送を可能とする。
【0014】
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0015】
【実施例】
−第1実施例−
図1に、本発明の第1実施例の、複合機能があるデジタル複写機の構成を示す。原稿を光学的に読み取る原稿スキャナSCRは、読み取りユニット4にて、原稿に対するランプ照射の反射光をミラー及びレンズにより受光素子に集光する。受光素子(本実施例ではCCD)は、センサー・ボード・ユニットSBU(以下単にSBUと称す)にあり、CCDに於いて電気信号に変換された画像信号は、SBU上でディジタル信号すなわち読取った画像デ−タに変換された後、SBUから、圧縮/伸張及びデータインターフェース制御部CDIC(以下単にCDICと称す)に出力される。
【0016】
すなわちSBUから出力される画像デ−タは、CDICに入力される。機能デバイス及びデータバス間における画像データの伝送は、CDICが全て制御する。すなわちCDICは、画像データに関し、SBU,パラレルバスPb,画像信号処理装置IPP(以下単にIPPと称す)間のデータ転送、ならびに、図1に示すデジタル複写機全体制御を司るシステムコントローラ6と、プロセスコントローラ1間の、画像データ転送およびその他の制御に関する通信を行う。システムコントローラ6とプロセスコントローラ1は、パラレルバスPb,CDIC及びシリアルバスSbを介して相互に通信を行う。CDICは、その内部に於いてパラレルバスPbとシリアルバスSbとのデータインターフェースのためのデータフォーマット変換を行う。
【0017】
SBUからの読取り画像デ−タは、CDICを経由してIPPに転送され、IPPが、光学系及びディジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化:スキャナ特性による読取り画像デ−タの歪)を補正し、再度CDICへ出力する。CDICは、該画像デ−タを複機能コントロ−ラMFCに転送してメモリMEMに書込む。又は、IPPの、プリンタ出力のための処理系に戻す。
【0018】
すなわち、CDICには、読取り画像デ−タをメモリMEMに蓄積して再利用するジョブと、メモリMEMに蓄積しないでビデオ・データ制御VDC(以下、単にVDCと称す)に出力してレ−ザプリンタPRRで作像出力するジョブとがある。メモリMEMに蓄積する例としては、1枚の原稿を複数枚複写する場合、読み取りユニット4を1回だけ動作させ、読取り画像デ−タをメモリMEMに蓄積し、蓄積データを複数回読み出す使い方がある。メモリMEMを使わない例としては、1枚の原稿を1枚だけ複写する場合、読取り画像デ−タをそのままプリンタ出力用に処理すれば良いので、メモリMEMへの書込みを行う必要はない。
【0019】
まず、メモリMEMを使わない場合、IPPからCDICへ転送された画像データは、再度CDICからIPPへ戻される。IPPに於いてCCDによる輝度データを面積階調に変換するための画質処理(図2の15)を行う。画質処理後の画像データはIPPからVDCに転送する。面積階調に変化された信号に対し、ドット配置に関する後処理及びドットを再現するためのパルス制御をVDCで行い、レ−ザプリンタPRRの作像ユニット5に於いて転写紙上に再生画像を形成する。
【0020】
メモリMEMに蓄積し、それからの読み出し時に付加的な処理、例えば画像方向の回転,画像の合成等を行う場合は、IPPからCDICへ転送されたデータは、CDICからパラレルバスPbを経由して画像メモリアクセス制御IMAC(以下単にIMACと称す)に送られる。ここではシステムコントローラ6の制御に基づき画像データとメモリモジュ−ルMEM(以下単にMEMと称す)のアクセス制御,外部パソコンPC(以下単にPCと称す)のプリント用データの展開(文字コ−ド/キャラクタビット変換),メモリ有効活用のための画像データの圧縮/伸張を行う。IMACへ送られたデータは、データ圧縮後MEMへ蓄積し、蓄積データを必要に応じて読み出す。読み出しデータは伸張し、本来の画像データに戻しIMACからパラレルバスPb経由でCDICへ戻される。
【0021】
CDICからIPPへの転送後は、IPPでの画質処理及びVDCでのパルス制御を行い、作像ユニット5に於いて転写紙上に顕像(トナ−像)を形成する。
【0022】
画像データの流れに於いて、パラレルバスPb及びCDICでのバス制御により、デジタル複写機の複合機能を実現する。複機能の1つであるFAX送信機能は、スキャナSCRの読取り画像データをIPPにて画像処理を実施し、CDIC及びパラレルバスPbを経由してFAX制御ユニットFCU(以下単にFCUと称す)へ転送する。FCUにて公衆回線通信網PN(以下単にPNと称す)へのデータ変換を行い、PNへFAXデータとして送信する。FAX受信は、PNからの回線データをFCUにて画像データへ変換し、パラレルバスPb及びCDICを経由してIPPへ転送される。この場合特別な画質処理は行わず、VDCにおいてドット再配置及びパルス制御を行い、作像ユニット5に於いて転写紙上に顕像を形成する。
【0023】
複数ジョブ、例えばコピー機能,FAX送受信機能およびプリンタ出力機能、が並行に動作する状況に於いて、読み取りユニット4、作像ユニット5及びパラレルバスPb使用権のジョブへの割り振りを、システムコントローラ6およびプロセスコントロラ1にて制御する。
【0024】
プロセスコントローラ1は、画像データの流れを制御し、システムコントローラはシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理する。このデジタル複機能複写機の機能選択は、操作ボ−ドOPBにて選択入力し、コピー機能,FAX機能等の処理内容を設定する。
【0025】
図2に、IPPの画像処理機能の概要を示す。読取り画像デ−タは、SBUからCDICを介してIPPの入力I/F(インタ−フェイス)11からスキャナ画像処理12へ伝達される。読取りによる画像情報の劣化の補正を主目的にして、スキャナ画像処理12は、シェーディング補正,スキャナγ補正およびMTF補正等を行う。補正処理ではないが、拡大/縮小の変倍処理も行う。読取り画像データの補正処理終了後、出力I/F13を介してCDICへ画像データを転送する。転写紙への出力は、CDICからの画像データを入力I/F14より受け、画質処理15に於いて面積階調処理を行う。画質処理後のデータは出力I/F16を介してVDCへ出力される。面積階調処理は、濃度変換,ディザ処理,誤差拡散処理等が有り、階調情報の面積近似を主な処理とする。
【0026】
一旦スキャナ画像処理12を施した画像データをメモリMEMに蓄積しておけば、画質処理15で施す処理を変える事によって種々の再生画像を確認することができる。例えば再生画像の濃度を振ってみたり、ディザマトリクスの線数を変更してみたりする事で、再生画像の雰囲気を変更できる。この時処理を変更する度に画像をスキャナSCRで読み込み直す必要はなく、MEMから格納画像を読み出せば同一データに対し、何度でも異なる処理を実施できる。
【0027】
図3に、CDICの機能構成の概要を示す。画像データ入出力制御21は、SBUからの読取り画像データを入力し、IPPに対してデータを出力する。画像データ入力制御22には、IPPで、スキャナ画像処理12でスキャナ画像補正された画像データが入力される。入力データは、パラレルバスPbでの転送効率を高めるためにデータ圧縮部23に於いて、データ圧縮を行う。圧縮した画像デ−タは、パラレルデータI/F25を介してパラレルバスPbへ送出される。パラレルデータバスPbからパラレルデータI/F25を介して入力される画像データは、バス転送のために圧縮されており、データ伸張部26で伸張される。伸張された画像データは、画像データ出力制御27によってIPPへ転送される。CDICは、パラレルデータとシリアルデータの変換機能を併せ持つ。システムコントローラ6は、パラレルバスPbにデータを転送し、プロセスコントローラ1は、シリアルバスSbにデータを転送する。2つのコントローラ6,1の通信のために、デ−タ変換部24およびシリアルデ−タI/F29で、パラレル/シリアルデータ変換を行う。シリアルデータI/F28は、IPP用であり、IPPともシリアルデ−タ転送する。
【0028】
図4に、VDCの機能構成の概要を示す。VDCは、IPPから入力される画像データに対し作像ユニット5の特性に応じて、追加の処理を行う。エッジ平滑処理によるドットの再配置処理,ドット形成のための画像信号のパルス制御を行い、画像データは作像ユニット5を対象として出力される。画像データの変換とは別に、パラレルデータとシリアルデータのフォーマット変換機能33〜35を併せ持ち、VDC単体でもシステムコントローラ6とプロセスコントローラ1の通信に対応できる。
【0029】
図5に、IMACの機能構成の概略を示す。パラレルデータI/F41に於いて、パラレルバスPbに対する画像データの入,出力を管理し、MEMへの画像データの格納/読み出しと、主に外部のPCから入力されるコードデータの画像データへの展開を制御する。PCから入力されたコードデータは、ラインバッファ42に格納する。すなわち、ローカル領域でのデータの格納を行い、ラインバッファ42に格納したコードデータは、システムコントローラI/F44を介して入力されたシステムコントローラ6からの展開処理命令に基づき、ビデオ制御43に於いて画像データに展開する。展開された画像データもしくはパラレルデータI/F41を介してパラレルバスPbから入力された画像データは、MEMに格納される。この場合、データ変換部45に於いて格納対象となる画像データを選択し、データ圧縮部46においてメモリ使用効率を上げるためにデータ圧縮を行い、メモリアクセス制御部47にてMEMのアドレスを管理しながらMEMに画像データを格納する。MEMに格納された画像データの読み出しは、メモリアクセス制御部47にて読み出し先アドレスを制御し、読み出された画像データをデータ伸張部48にて伸張する。伸張された画像データをパラレルバスPbへ転送する場合、パラレルデータI/F41を介してデータ転送を行う。
【0030】
図6にFCUの機能構成の概要を示す。FAX送受信部FCUは、画像データを通信形式に変換して外部回線PNに送信し、又、外部回線PNからのデータを画像データに戻して外部I/F部51及びパラレルバスPbを介して作像ユニット5において記録出力する。FAX送受信部FCUは、FAX画像処理52,画像メモリ53,メモリ制御部55,ファクシミリ制御部54,画像圧縮伸張56,モデム57及び網制御装置58からなる。この内、FAX画像処理52に関し、受信画像に対する二値スムージング処理は、VDCのエッジ平滑処理31において行う。又画像メモリ53に関しても、出力バッファ機能に関してはIMAC及びMEMでその機能の一部をおぎなう。
【0031】
この様に構成されたFAX送受信部FCUでは、画像情報の伝送を開始するとき、ファクシミリ制御部54がメモリ制御部55に指令し、画像メモリ53から蓄積している画像情報を順次読み出させる。読み出された画像情報は、FAX画像処理52によって元の信号に復元されるとともに、密度変換処理及び変倍処理がなされ、ファクシミリ制御部54に加えられる。ファクシミリ制御部54に加えられた画像信号は、画像圧縮伸張部56によって符号圧縮され、モデム57によって変調された後、網制御装置58を介して宛先へと送出される。そして、送信が完了した画像情報は、画像メモリ53から削除される。
【0032】
受信時には、受信画像は一旦画像メモリ53に蓄積され、その時に受信画像を記録出力可能であれば、1枚分の画像の受信を完了した時点で記録出力される。又、複写動作時に発呼されて受信を開始したときは、画像メモリ53の使用率が所定値、例えば80%に達するまでは画像メモリ53に蓄積し、画像メモリ53の使用率が80%に達した場合には、その時に実行している書き込み動作を強制的に中断し、受信画像を画像メモリ53から読み出し記録出力させる。このとき画像メモリ53から読み出した受信画像は画像メモリ53から削除し、画像メモリ53の使用率が所定値、例えば10%まで低下した時点で中断していた書き込み動作を再開させ、その書き込み動作を全て終了した時点で、残りの受信画像を記録出力させている。又、書き込み動作を中断した後に、再開できるように中断時に於ける書き込み動作のための各種パラメータを内部的に退避させ、再開時に、パラメータを内部的に復帰させる。
【0033】
以上の例において、画像バス管理手段であるCDICとメモリ管理手段であるIMACは、1組の画像バスであるパラレルバスPbで接続されている。各独立した、画像読みとり手段であるSBU、書き込み手段であるVDCおよび画像信号処理手段であるIPPは直接画像バスPbに接続せずに画像バス管理手段CDICに接続するため、事実上、画像バスPbの使用管理は、画像バス管理手段CDICとメモリ管理手段IMACによってのみ行われる。よってバスPbの調停や転送の制御が容易であり、かつ効率的である。
【0034】
次に、画像データの転送形式の実施態様を示す。その第1態様では、図7の(a)および(b)に示すデ−タフレ−ムで転送する。データAは読取りデータを、データBは画像処理データを、データCは書き込みデータを示す。なお、データBは双方向の転送があるが、データAおよびデータCは片方向で、かつ相反する方向である。図7の(a)および(b)の例は、入,出力デバイス側からメモリへ(CDICからIMACへ)の転送では、ABABABAB・・・の順で、逆にメモリから入出力デバイス側へ(IMACからCDICへ)の転送では、BCBCBCBC・・・の順でデータが並べられ、各々のデータ(A,B,C)の長さは予め定められており、また全体のデータ列の長さも定められている。なお、データの並びは便宜上、2つのものを1:1に並べてあるが、これはメモリ管理手段IMACと画像バス管理手段CDICとで任意に決定して構わない。また、2つと限らずそれ以上のデータでも構わない。このようにデータ形式を予め定めておけば、受け取ったデータから正確に各々のデータに復元することが可能である。
【0035】
画像データの転送形式の第2態様を図7の(c)に示す。これは、第1態様を改良してデ−タ転送をさらに効率化したもので、データ列を形成する際に転送データの速度差を考慮して各データの比率を変化させることが特徴である。図7の(c)は、画像信号処理手段IPPへの転送速度が書き込み手段(VDC,5)への転送速度の2倍の速度が要求された場合の例で、この場合は転送データ形式は、BBCBBCBBCBBC・・・とする。このようにすれば1つのデータ列からBはCに比べて2倍のデータ量を復元できるので、結果的にはBはCの2倍の速度で転送が可能になる。
【0036】
画像データの転送形式の第3態様を図7の(d)に示す。これは第1および第2態様とは異なり、予め画像バス管理手段CDICとメモリ管理手段IMACとで厳密にデータの転送形式を規定せず、大きさや属性はデータ列の先頭に予め定められた情報Hを付加することで行う。本例では、該付加情報Hにはデータの種類typeおよび大きさsizeが記されている。この第3態様によれば転送データ量を任意にしても受け手側で問題なくデータの識別が可能になる。
【0037】
−第2実施例−
図8に本発明の第2実施例を示す。これは、PCとインタ−フェ−スできる単体スキャナであり、システム構成に於いて第1実施例の複合機能のデジタル複写機と大きく異なる点は、作像ユニット5が無い事、すなわちプリンタ機能がないことである。作像ユニット5が不要なのでVDCも装着されない。
【0038】
スキャナSCRに於いて読み込まれた画像は、SBUに於いて画像デ−タに変えられて、CDICを介してIPPに転送された後、単体スキャナで要求される画像処理を行う。IPPは、スキャナ画像処理と階調処理を合せて実施し、CDICへ出力する。読取り画像の劣化補正がメインになるが、PCの出力画面としての表示装置に適する表示出力用の階調処理を行う。転写紙を対象とした印刷出力用の画質処理とは異なる処理が多い。この際IPPをプログラマブルな演算処理装置で構成する事で、印刷出力用の画質処理、表示出力用の階調処理に関し、必要な処理手順のみを設定すればよく、画質処理の手順と階調処理の手順を常に両方持ち合わせる必要はないという構成も可能である。
【0039】
階調処理後の画像データはCDICへ転送され、パラレルバスPbを経由してIMACに送られる。バッファメモリとしてMEMを使用し、PCに付属するドライバに対し画像データを転送する事で、スキャナ機能を実現する。複機能のデジタル複写の場合と同様に、システムコントローラ6とプロセスコントローラ1により画像データ及びシステムのリソース管理を行う。IMAC/CDIC間の画像データの転送形式は、上述の第1態様,第2態様又は第3態様で行なう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す画像信号処理装置IPPの機能構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示す圧縮/伸張及びデ−タインタ−フェ−ス制御部CDICの機能構成を示すブロック図である。
【図4】 図1に示すビデオ・デ−タ制御VDCの機能構成を示すブロック図である。
【図5】 図1に示す画像メモリアクセス制御IMACの機能構成を示すブロック図である。
【図6】 図1に示すFAX送受信部FCUの機能構成を示すブロック図である。
【図7】 図1に示すCDICとIMACのとの間の画像デ−タ転送のフレ−ム構成を示す平面図であり、(a)および(b)は第1態様のものを、(c)は第2態様のものを、(d)は第3態様のものを示す。
【図8】 本発明の第2実施例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
IPP:画像信号処理装置
CDIC:圧縮/伸張及びデ−タインタ−フェ−ス制御部
VDC:ビデオ・デ−タ制御
IMAC:画像メモリアクセス制御
FCU:FAX送受信部
SBU:センサ−・ボ−ド・ユニット
PN:公衆回線

Claims (4)

  1. 画像処理システム全体を制御するための制御信号を送信するシステム制御手段と、
    画像処理プロセスを制御するプロセス制御手段と、
    前記プロセス制御手段と接続され、デジタル画像データに対して画像信号処理を行う画像信号処理手段と、
    前記システム制御手段と接続され、メモリへのアクセスを管理するメモリ管理手段と、
    前記画像信号処理手段と前記メモリ管理手段との間で送受信される画像データ及び前記システム制御手段と前記プロセス制御手段との間で送受信される画像データあるいは制御信号を伝送するための一組の画像バスと、
    当該一組の画像バスの使用権を管理する画像バス管理手段と、
    を有する画像処理装置において、
    前記画像信号処理手段は、前記画像バス管理手段を介して前記一組の画像バスと接続され、
    前記画像バス管理手段は、前記一組の画像バスを介して前記メモリ管理手段と接続され、前記画像信号処理手段と前記一組の画像バスとの間の画像データの伝送、ならびに前記システム制御手段と前記プロセス制御手段との間の画像データの転送、及び制御信号の伝送の際の前記一組の画像バスの使用権を管理する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像バス管理手段とメモリ管理手段とで転送されるデータは、複数デバイスとのデータ転送に適した予め定められた転送データ形式であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像バス管理手段とメモリ管理手段との転送データ形式、複数デバイス間の速度差によって変化させることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記画像バス管理手段とメモリ管理手段との間のデータ転送は、連続して転送される画像データを任意のデータ長の転送データに分割し、該分割された転送データに分割データの属性情報等を加えた転送データ形式で行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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