JP3824163B2 - 記録制御装置および記録制御方法、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

記録制御装置および記録制御方法、プログラム、並びに記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録制御装置および記録制御方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、例えば、記録媒体の利便性を向上させることができるようにした記録制御装置および記録制御方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、音声データおよび画像データは、例えば、光ディスクなどの記録媒体上に形成される物理的記録再生単位としての1つのセクタ内に混在して記録される。しかしながら、従来の記録方法では、音声データおよび画像データがセクタ内の空いた領域に離散的に配置されるため、例えば、所定の音声データを再生する場合、同じセクタ内に配置されている他の画像データが無駄に読み出される分、高速に再生することが困難である。
【0003】
そこで、例えば、光ディスクの記録領域を同心円状に分割して得られる各領域に、音声データと画像データそれぞれを、ある程度連続して記録することにより、高速に再生することができる。
【0004】
また、音声データと画像データについてのメタデータも同時に記録することにより、所望のデータを容易に特定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各領域に記録されたメタデータに基づいて、所望のデータの検索を行う場合、先頭から順次読み出す方式では、検索時間が遅くなる課題があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、高速再生や高速検索を行うことができるようにする等の、記録媒体の利便性を向上させることができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の記録制御装置は、第1のデータ系列から、第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第1のデータ量のデータを抽出する第1のデータ抽出手段と、第2のデータ系列から、第1の再生時間とは異なる第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第2のデータ量のデータを抽出する第2のデータ抽出手段と、第1のデータ系列についての第1のデータ量ごとのデータと、第2のデータ系列についての第2のデータ量ごとのデータとを、それぞれのデータが周期的に配置されるように、記録媒体に記録する記録制御を行う第1の記録制御手段と、第3のデータ系列が、第1のデータ系列および第2のデータ系列とは無作為に配置されるように、記録媒体に記録する記録制御を行う第2の記録制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
前記第1のデータ量は、記録媒体の物理的単位領域の整数倍のデータ量であり、かつ第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に近いデータ量であり、第2のデータ量は、記録媒体の物理的単位領域の整数倍のデータ量であり、かつ第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に近いデータ量であるようにすることができる。
【0009】
前記物理的単位領域は、記録媒体について、データの読み書きを行うことができる最小の領域、またはECC処理が施されるECCブロックが記録される領域であるようにすることができる。
【0010】
前記第1の記録制御手段は、第1のデータ系列についての第1のデータ量ごとのデータと、第2のデータ系列についての第2のデータ量ごとのデータとを、それぞれのデータの境界と、記録媒体の物理的単位領域の境界とが一致するように、記録媒体に記録させるようにすることができる。
【0011】
前記物理的単位領域は、記録媒体について、データの読み書きを行うことができる最小の領域、またはECC処理が施されるECCブロックが記録される領域であるようにすることができる。
【0012】
前記第1のデータ系列は、画像またはその画像に付随する音声のデータ系列であり、第2のデータ系列は、画像またはその画像に付随する音声についてのリアルタイム性が要求されるメタデータのデータ系列であり、第3のデータ系列は、画像またはその画像に付随する音声についてのリアルタイム性が要求されないメタデータのデータ系列であるようにすることができる。
【0013】
本発明の記録制御方法は、第1のデータ系列から、第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第1のデータ量のデータを抽出する第1のデータ抽出ステップと、第2のデータ系列から、第1の再生時間とは異なる第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第2のデータ量のデータを抽出する第2のデータ抽出ステップと、第1のデータ系列についての第1のデータ量ごとのデータと、第2のデータ系列についての第2のデータ量ごとのデータとを、それぞれのデータが周期的に配置されるように、記録媒体に記録する記録制御を行う第1の記録制御ステップと、第3のデータ系列が、第1のデータ系列および第2のデータ系列とは無作為に配置されるように、記録媒体に記録する記録制御を行う第2の記録制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
本発明のプログラムは、第1のデータ系列から、第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第1のデータ量のデータを抽出する第1のデータ抽出ステップと、第2のデータ系列から、第1の再生時間とは異なる第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第2のデータ量のデータを抽出する第2のデータ抽出ステップと、第1のデータ系列についての第1のデータ量ごとのデータと、第2のデータ系列についての第2のデータ量ごとのデータとを、それぞれのデータが周期的に配置されるように、記録媒体に記録する記録制御を行う第1の記録制御ステップと、第3のデータ系列が、第1のデータ系列および第2のデータ系列とは無作為に配置されるように、記録媒体に記録する記録制御を行う第2の記録制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0015】
本発明の記録媒体は、第1のデータ系列から抽出された、第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第1のデータ量ごとのデータと、第2のデータ系列から抽出された、第1の再生時間とは異なる第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第2のデータ量ごとのデータとを、それぞれのデータが周期的に配置されるように記録し、第3のデータ系列を、第1のデータ系列および第2のデータ系列とは無作為に配置されるように記録していることを特徴とする。
【0016】
本発明においては、第1のデータ系列から、第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第1のデータ量のデータが抽出されるとともに、第2のデータ系列から、第1の再生時間とは異なる第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第2のデータ量のデータが抽出される。そして、第1のデータ系列についての第1のデータ量ごとのデータと、第2のデータ系列についての第2のデータ量ごとのデータとが、それぞれのデータが周期的に配置されるように、記録媒体に記録される。さらに、第3のデータ系列が、第1のデータ系列および第2のデータ系列とは無作為に配置されるように、記録媒体に記録される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0018】
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
【0019】
請求項1に記載の記録制御装置(例えば、図1のディスク装置10)は、第1のデータ系列から、第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第1のデータ量のデータを抽出する第1のデータ抽出手段(例えば、図4のステップS25または図7のステップS45の処理を実行する図1の制御部20)と、第2のデータ系列から、第1の再生時間とは異なる第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第2のデータ量のデータを抽出する第2のデータ抽出手段(例えば、図9のステップS65または図11のステップS85の処理を実行する図1の制御部20)と、第1のデータ系列についての第1のデータ量ごとのデータと、第2のデータ系列についての第2のデータ量ごとのデータとを、それぞれのデータが周期的に配置されるように、記録媒体に記録する記録制御を行う第1の記録制御手段(例えば、図4のステップS26、図7のステップS46、図9のステップS66、または図11のステップS86の処理を実行する図1の制御部20)と、第3のデータ系列が、第1のデータ系列および第2のデータ系列とは無作為に配置されるように、記録媒体に記録する記録制御を行う第2の記録制御手段(例えば、図3のステップS12の処理を実行する図1の制御部20)とを備えることを特徴とする。
【0020】
請求項2に記載の記録制御装置の第1のデータ量は、記録媒体の物理的単位領域の整数倍のデータ量であり、かつ第1の再生時間分(例えば、図5に示される1×Tsaまたは図8に示される1×Tsv)の再生に必要なデータ量に近いデータ量(例えば、図5に示されるAN1分の音声データ、または、図8に示されるVN1分の画像データ)であり、第2のデータ量は、記録媒体の物理的単位領域の整数倍のデータ量であり、かつ第2の再生時間分(例えば、図10に示される1×Tslまたは図12に示される1×Tsm)の再生に必要なデータ量に近いデータ量(例えば、図8に示されるLN1分のローレゾデータ、または、図12に示されるMN1分のフレームメタデータ)であることを特徴とする。
【0021】
請求項3に記載の記録制御装置の物理的単位領域は、記録媒体(例えば、図6の光ディスク11)について、データの読み書きを行うことができる最小の領域(例えば、図6に示されるようなセクタ)、またはECC処理が施されるECCブロックが記録される領域であることを特徴とする。
【0022】
請求項4に記載の記録制御装置の第1の記録制御手段は、第1のデータ系列についての第1のデータ量ごとのデータと、第2のデータ系列についての第2のデータ量ごとのデータとを、それぞれのデータの境界と、記録媒体の物理的単位領域の境界とが一致するように(例えば、図6に示されるように音声年輪データおよび画像年輪データの境界と、光ディスク11のセクタの境界とが一致するように)、記録媒体に記録させることを特徴とする。
【0023】
請求項5に記載の記録制御装置の物理的単位領域は、記録媒体(例えば、図6の光ディスク11)について、データの読み書きを行うことができる最小の領域(例えば、図6に示されるようなセクタ)、またはECC処理が施されるECCブロックが記録される領域であることを特徴とする。
【0024】
請求項6に記載の記録制御装置の第1のデータ系列は、画像またはその画像に付随する音声のデータ系列(例えば、図13に示されるような音声年輪データまたは画像年輪データ)であり、第2のデータ系列は、画像またはその画像に付随する音声についてのリアルタイム性が要求されるメタデータのデータ系列(例えば、図13に示されるようなフレームメタ年輪データ)であり、第3のデータ系列は、画像またはその画像に付随する音声についてのリアルタイム性が要求されないメタデータのデータ系列(例えば、図13に示されるようなクリップメタ年輪データ)であることを特徴とする。
【0025】
請求項7に記載の記録制御方法は、第1のデータ系列から、第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第1のデータ量のデータを抽出する第1のデータ抽出ステップ(例えば、図4のステップS25または図7のステップS45)と、第2のデータ系列から、第1の再生時間とは異なる第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第2のデータ量のデータを抽出する第2のデータ抽出ステップ(例えば、図9のステップS65または図11のステップS85)と、第1のデータ系列についての第1のデータ量ごとのデータと、第2のデータ系列についての第2のデータ量ごとのデータとを、それぞれのデータが周期的に配置されるように、記録媒体に記録する記録制御を行う第1の記録制御ステップ(例えば、図4のステップS26、図7のステップS46、図9のステップS66、または図11のステップS86)と、第3のデータ系列が、第1のデータ系列および第2のデータ系列とは無作為に配置されるように、記録媒体に記録する記録制御を行う第2の記録制御ステップ(例えば、図3のステップS12)とを含むことを特徴とする。
【0026】
請求項8に記載のプログラムは、第1のデータ系列から、第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第1のデータ量のデータを抽出する第1のデータ抽出ステップ(例えば、図4のステップS25または図7のステップS45)と、第2のデータ系列から、第1の再生時間とは異なる第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第2のデータ量のデータを抽出する第2のデータ抽出ステップ(例えば、図9のステップS65または図11のステップS85)と、第1のデータ系列についての第1のデータ量ごとのデータと、第2のデータ系列についての第2のデータ量ごとのデータとを、それぞれのデータが周期的に配置されるように、記録媒体に記録する記録制御を行う第1の記録制御ステップ(例えば、図4のステップS26、図7のステップS46、図9のステップS66、または図11のステップS86)と、第3のデータ系列が、第1のデータ系列および第2のデータ系列とは無作為に配置されるように、記録媒体に記録する記録制御を行う第2の記録制御ステップ(例えば、図3のステップS12)とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0027】
請求項9に記載の記録媒体(例えば、図13の光ディスク)は、第1のデータ系列から抽出された、第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第1のデータ量ごとのデータ(例えば、図13に示される音声年輪データまたは画像年輪データ)と、第2のデータ系列から抽出された、第1の再生時間とは異なる第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第2のデータ量ごとのデータ(例えば、図13に示されるローレゾ年輪データまたはフレームメタ年輪データ)とを、それぞれのデータが周期的に配置されるように記録し、第3のデータ系列(例えば、図13に示されるようなクリップメタ年輪データ)を、第1のデータ系列および第2のデータ系列とは無作為に配置されるように記録していることを特徴とする。
【0028】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0029】
図1は、本発明を適用した、ディスク記録再生装置(ディスク装置)10の一実施の形態の構成例を示している。
【0030】
スピンドルモータ12は、サーボ制御部15からのスピンドルモータ駆動信号に基づいて、光ディスク11をCLV(Constant Linear Velocity)またはCAV(Constant Angular Velocity)で回転駆動する。
【0031】
ピックアップ部13は、信号処理部16から供給される記録信号に基づきレーザ光の出力を制御して、光ディスク11に記録信号を記録する。ピックアップ部13はまた、光ディスク11にレーザ光を集光して照射するとともに、光ディスク11からの反射光を光電変換して電流信号を生成し、RF(Radio Frequency)アンプ14に供給する。なお、レーザ光の照射位置は、サーボ制御部15からピックアップ部13に供給されるサーボ信号により所定の位置に制御される。
【0032】
RFアンプ14は、ピックアップ部13からの電流信号に基づいて、フォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号、並びに再生信号を生成し、トラッキング誤差信号およびフォーカス誤差信号をサーボ制御部15に供給し、再生信号を信号処理部16に供給する。
【0033】
サーボ制御部15は、フォーカスサーボ動作やトラッキングサーボ動作の制御を行う。具体的には、サーボ制御部15は、RFアンプ14からのフォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号に基づいてフォーカスサーボ信号とトラッキングサーボ信号をそれぞれ生成し、ピックアップ部13のアクチュエータ(図示せず)に供給する。またサーボ制御部15は、スピンドルモータ12を駆動するスピンドルモータ駆動信号を生成して、光ディスク11を所定の回転速度で回転させるスピンドルサーボ動作の制御を行う。
【0034】
さらにサーボ制御部15は、ピックアップ部13を光ディスク11の径方向に移動させてレーザ光の照射位置を変えるスレッド制御を行う。なお、光ディスク11の信号読み出し位置の設定は、制御部20によって行われ、設定された読み出し位置から信号を読み出すことができるようにピックアップ部13の位置が制御される。
【0035】
信号処理部16は、メモリコントローラ17から入力される記録データを変調して記録信号を生成し、ピックアップ部13に供給する。信号処理部16はまた、RFアンプ14からの再生信号を復調して再生データを生成し、メモリコントローラ17に供給する。
【0036】
メモリコントローラ17は、データ変換部19からの記録データを、後述するように、適宜、メモリ18に記憶するとともに、それを読み出し、信号処理部16に供給する。メモリコントローラ17はまた、信号処理部16からの再生データを、適宜、メモリ18に記憶するとともに、それを読み出し、データ変換部19に供給する。
【0037】
データ変換部19は、信号入出力装置31から供給される、ビデオカメラ(図示せず)で撮影された撮影画像と音声の信号や、記録媒体(図示せず)から再生された信号を、必要に応じて、例えば、MPEG (Moving Picture Experts Group)、JPEG (Joint Photographic Experts Group)等の方式に基づいて圧縮して記録データを生成し、メモリコントローラ17に供給する。
【0038】
なお、ビデオカメラで得られる信号には、被写体の撮像を行うことにより得られる画像信号とその画像信号に付随する音声信号の他、その画像信号に関する情報としてのメタデータも含まれており、生成される記録データには、このメタデータも含まれる。
【0039】
ここで、メタデータとしては、画像信号に対して、フレームごと等に付されるKLV(Key Length Value)メタデータ、ビデオカメラによる撮像が行われた位置を表すGPS(Global Positioning System)の情報、その撮像が行われた日時(年、月、日、時、分、秒)、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)メタデータ、撮像が行われたビデオカメラの設定/制御情報のカメラメタデータなどがある。なお、KLVメタデータとは、参照データに設定されるタイムコードとしてのLTC(Longitudinal Time Code)、LTCの特徴を決めるUB(User Bit)、ワールドワイドで唯一のIDとしてのUMID(Unique Material Identifier)などである。ARIBメタデータとは、ARIBで標準化され、SDI(Serial Digital Interface)等の標準の通信インタフェースに重畳されるメタデータである。また、カメラメタデータとは、例えば、IRIS(アイリス)制御値や、ホワイトバランス/ブラックバランスのモード、レンズのズームやフォーカスなどに関するレンズ情報などである。
【0040】
ところで、メタデータのうち、必須部分に相当するものとしては、例えば、KLVのデータ構造からなるLTC/UB,UMID、および、その他のKLVメタデータ(例えば、画像または音声の特徴を示す電子マークデータであるエッセンスマーク)などが挙げられ、選択部分に相当するものとしては、例えば、ARIBメタデータやカメラメタデータ、およびGPSデータなどが挙げられる。
【0041】
本実施の形態では、その詳細は後述するが、各フレームに関するメタデータをフレームメタデータというものとし、クリップに関するメタデータをクリップメタデータというものとする。フレームメタデータは、光ディスク11上において、画像信号や音声信号が記録されるタイミングで周期的に記録され、クリップメタデータは、無作為(ランダム)に記録される。ここで、フレームとは、GOP(Group Of Picture)を構成する1ピクチャ(画像)のことであり、クリップとは、撮像装置による1回の記録開始から記録終了に至るまでの所定の範囲の素材データとしてのAVデータ(例えば、GOP単位で構成される、一連のビデオデータ)のことである。
【0042】
フレームメタデータは、例えば、XML(eXtensible Markup Language)方式のファイルをバイナリ変換したBIM(Binary Format for Metadata)ベースの所定の言語などにより記述され、ディスク装置10による光ディスク11に対する記録および再生を単純な処理で行えるようにするため(CPU処理負荷低減のため)、必須部分と選択部分を合わせて1ファイルにする。付言すれば、フレームメタデータは、画像信号および音声信号と同期して周期的に出力され、リアルタイム性(実時間性)が要求されるメタデータであって、データ量の少ないBIM形式が用いられる。また、フレームメタデータは、ファイル管理の複雑さやマウント/アンマウント時間の観点から、さらには、ARIBメタデータの場合におけるようにフレームインターリーブで出力する必要があることから、1つのフレームにつき1つのファイルとされる。なお、選択部分のカメラメタデータなどは、パーソナルコンピュータ等で容易に読み取ることができるようにするため、テキスト表記であることが望ましい。
【0043】
このフレームメタデータは、光ディスク11上において、フレーム毎に素材データ(AVデータ)の近傍に配置されて記録されることにより、それらの読み出し時のシークの発生を極力抑え、高速再生を実現することができる。
【0044】
クリップメタデータは、例えば、XMLベースの所定の言語などにより記述され、ディスク装置10による光ディスク11に対する記録および再生を単純な処理で行えるようにするため(CPU処理負荷低減のため)、LTC/UMID、GPSデータ、その他のメタデータ(例えば、先頭タイムコード、不連続点タイムコード情報(先頭からのフレーム数をセットで持つ情報)、先頭のExtended UMIDのソースパック(記録日時、記録場所、ユーザ情報等)、不連続点のExtended UMIDのソースパックなど)を合わせて1ファイルにする。付言すれば、クリップメタデータは、クリップおよび編集結果の属性とされ、リアルタイム性が要求されないメタデータであって、XML形式が用いられる。またクリップメタデータは、LTC/UMIDは変化点の数が変わり、GPSデータは時間によりデータ量が変わるが、それらのデータ量が変わっても問題ないようにすることから、1つのクリップにつき1つのファイルとされる。なお、GPSデータやその他のメタデータなどは、パーソナルコンピュータ等で容易に読み取ることができるようにするため、テキスト表記であることが望ましい。
【0045】
このクリップメタデータは、光ディスク11上において、フレーム毎に記録されるフレームメタデータとは異なり、クリップ単位で記録されることにより、その読み出し時間を短縮し、タイムコード、記録日時、記録場所、またはユーザ情報などによる特定フレームの高速検索を実現することができる。なお、このクリップメタデータは、光ディスク11上において、素材データの内周側、素材データの外周側、もしくは特定領域にまとめて記録してもよいし、複数の特定領域に分割して記録してもよい。
【0046】
図1の説明に戻る。データ変換部19はまた、メモリコントローラ17から供給される再生データを、必要に応じて伸張し、所定のフォーマットの出力信号に変換して、信号入出力装置31に供給する。
【0047】
制御部20は、操作部21からの操作信号などに基づき、サーボ制御部15、信号処理部16、メモリコントローラ17、およびデータ変換部19を制御し、記録再生処理を実行させる。
【0048】
操作部21は、例えば、ユーザによって操作され、その操作に対応する操作信号を、制御部20に供給する。
【0049】
以上のように構成されるディスク記録再生装置10では、ユーザが操作部21を操作することにより、データの記録を指令すると、信号入出力装置31から供給されるデータが、データ変換部19、メモリコントローラ17、信号処理部16、およびピックアップ部13を介して、光ディスク11に供給されて記録される。
【0050】
この光ディスク11は、例えば、大容量(例えば数百ギガバイト)のデータを記録可能な大容量・次世代光ディスクなどで構成される。しかし、光ディスク11は、かかる例に限定されず、例えば、DVD-R(Digital Versatile Disc-Recordable),DVD-ROM(Read Only Memory),DVD-RAM(Random Access Memory),CD-R(Compact Disc-Recordable)、またはCD-ROM等の各種の光ディスクであってもよい。
【0051】
また、ユーザが操作部21を操作することにより、データの再生を指令すると、光ディスク11から、ピックアップ部13、RFアンプ14、信号処理部16、メモリコントローラ17、およびデータ変換部19を介して、データが読み出されて再生され、信号入出力装置31に供給される。
【0052】
図2は、図1のデータ変換装置19の構成例を示している。
【0053】
光ディスク11へのデータの記録時には、信号入出力装置31から記録すべき信号が、デマルチプレクサ41に供給される。デマルチプレクサ41は、信号入出力装置31から供給される信号から、関連する複数のデータ系列、即ち、例えば、動画の(例えばベースバンドの)画像信号と、その画像信号に付随する(例えばベースバンドの)音声信号とを分離し、データ量検出部42に供給するとともに、その画像信号についてのフレームメタデータもさらに分離し、データ量検出部42に供給する。デマルチプレクサ41はまた、信号入出力装置31から供給される、編集結果などのクリップメタデータをデータ量検出部42に供給する。
【0054】
データ量検出部42は、デマルチプレクサ41から供給される画像信号、音声信号、フレームメタデータを、そのまま、画像信号変換部43、音声信号変換部44、フレームメタデータ処理部45にそれぞれ供給するとともに、その画像信号と音声信号のデータ量を検出し、メモリコントローラ17に供給する。即ち、データ量検出部42は、デマルチプレクサ41から供給される画像信号、音声信号、フレームメタデータそれぞれについて、例えば、所定の再生時間分のデータ量を検出し、メモリコントローラ17に供給する。
【0055】
また、データ量検出部42は、デマルチプレクサ41から供給される画像信号、さらには、必要に応じて音声信号を、ローレゾデータ生成部46に供給する。さらに、データ量検出部42は、デマルチプレクサ41から供給されるクリップメタデータを、クリップメタデータ処理部47に供給する。
【0056】
画像信号変換部43は、データ量検出部42から供給される画像信号を、例えば、すべてのフレームをI(Intra)ピクチャとしてMPEGエンコードし、その結果得られる画像データのデータ系列を、メモリコントローラ17に供給する。また、音声信号変換部43は、データ量検出部42から供給される音声信号を、例えばMPEGエンコードし、その結果得られる音声データのデータ系列を、メモリコントローラ17に供給する。
【0057】
そして、メモリコントローラ17に供給された画像データと音声データは、上述したようにして、光ディスク11に供給されて記録される。
【0058】
フレームメタデータ処理部45は、データ量検出部42を介して供給されるフレームメタデータの各構成要素(タイムコードや撮像が行われた日時など)を、必要に応じて配置し直し、その結果得られるフレームメタデータのデータ系列を、メモリコントローラ17に供給する。
【0059】
ローレゾデータ生成部46は、そこに供給されるデータのデータ量を少なくしたデータであるローレゾデータのデータ系列を生成し、メモリコントローラ17に供給する。
【0060】
即ち、ローレゾデータ生成部46は、データ量検出部42を介して供給される画像信号の各フレームの画素数を間引く等することによって、画素数の少ないフレームの画像信号である少画像信号を生成する。さらに、ローレゾデータ生成部46は、その少画像信号を、例えば、MPEG4方式でエンコードし、そのエンコード結果を、ローレゾデータとして出力する。
【0061】
なお、ローレゾデータ生成部46では、データ量検出部42を介して供給される音声信号、あるいは、その音声信号のサンプルを間引く等することによってデータ量を少なくした音声信号を、ローレゾデータに含めて(例えば、フレーム単位等で、少画像信号に多重化した形で)出力するようにすることが可能である。以下では、ローレゾデータには、音声信号が含まれるものとする。
【0062】
ここで、画像信号変換部43が出力する画像データのデータ系列および音声信号変換部44が出力する音声データと、ローレゾデータ生成部46が出力するローレゾデータのデータ系列とは、同一内容の画像および音声のデータ系列であるが、画像信号変換部43が出力する画像データおよび音声信号変換部44が出力する音声データは、いわば本来的に、ユーザに提供されるべきものであり、このことから、画像信号変換部43が出力する画像データおよび音声信号変換部44が出力する音声データを、以下、適宜、本線データという。
【0063】
ローレゾデータは、上述したように、本線データと同一内容の画像および音声のデータではあるが、そのデータ量が少ない。従って、ある再生時間の再生を行うとした場合、ローレゾデータは、本線データに比較して、光ディスク11から短時間で読み出すことができる。
【0064】
なお、本線データのデータレートとしては、例えば、25Mbps(Mega bit per second)程度を採用することができる。この場合、ローレゾデータのデータレートとしては、例えば、3Mbps程度を採用することができる。さらに、この場合、フレームメタデータのデータレートとして、例えば、2Mbps程度を採用することとすると、光ディスク11に記録するデータ全体のデータレートは、30(=25+3+2)Mbps程度となる。従って、光ディスク11(をドライブするディスク記録再生装置10)としては、例えば、35Mbpsなどの記録レートを有する、十分実用範囲内のものを採用することが可能である。
【0065】
クリップメタデータ処理部47は、データ量検出部42を介して供給されるクリップメタデータの各構成要素(不連続点タイムコードなど)を、必要に応じて配置し直し、その結果得られるクリップメタデータのデータ系列を、メモリコントローラ17に供給する。
【0066】
以上のように、データ変換部19では、本線データ(画像データおよび音声データ)のデータ系列の他、フレームメタデータ、ローレゾデータ、およびクリップメタデータのデータ系列も、メモリコントローラ17に供給される。そして、メモリコントローラ17に供給された本線データ、フレームメタデータ、ローレゾデータ、およびクリップメタデータは、光ディスク11に供給されて記録される。
【0067】
この光ディスク11には、木の年輪を形成するかのように、本線データ、フレームメタデータ、ローレゾデータ、およびクリップメタデータが記録される。このことから、光ディスク11に記録されるデータのひとまとまりを、音声「年輪」データ、画像「年輪」データ、ローレゾ「年輪」データ、フレームメタ「年輪」データ、クリップメタ「年輪」データと呼んでいる。なお、以下、適宜、木の年輪を形成するかのように、光ディスク11に記録される、あるデータ系列の中のデータのまとまりを、年輪データという。
【0068】
一方、光ディスク11からのデータの再生時においては、光ディスク11から、必要に応じて、本線データ(画像データおよび音声データ)、フレームメタデータ、ローレゾデータ、またはクリップメタデータが読み出される。そして、本線データを構成する画像データと音声データは、メモリコントローラ17から画像データ変換部48と音声データ変換部49にそれぞれ供給される。
【0069】
画像データ変換部48は、メモリコントローラ17から供給される画像データのデータ系列を、例えばMPEGデコードし、その結果得られる画像信号を、マルチプレクサ53に供給する。また、音声データ変換部49は、メモリコントローラ17から供給される音声データのデータ系列を、例えばMPEGデコードし、その結果得られる音声信号を、マルチプレクサ53に供給する。
【0070】
また、フレームメタデータ、ローレゾデータ、およびクリップメタデータは、フレームメタデータ処理部50、ローレゾデータ処理部51、クリップメタデータ処理部52にそれぞれ供給される。フレームフレームメタデータ処理部50は、そこに供給されるフレームメタデータの各構成要素の配置位置を必要に応じて変更し、マルチプレクサ53に供給する。ローレゾデータ処理部51は、そこに供給されるローレゾデータをデータ量の少ない画像信号と音声信号にデコードし、デマルチプレクサ53に供給する。クリップメタデータ処理部52は、そこに供給されるクリップメタデータの各構成要素の配置位置を必要に応じて変更し、マルチプレクサ53に供給する。
【0071】
マルチプレクサ53は、画像データ変換部48から供給される画像信号、音声データ変換部49から供給される音声信号、フレームメタデータ処理部50から供給されるフレームメタデータ、ローレゾデータ処理部51から供給されるデータ量の少ない画像信号および音声信号、クリップメタデータ処理部52から供給されるクリップメタデータを、信号入出力装置31に供給する。なお、マルチプレクサ53では、画像データ変換部48から供給される画像信号、音声データ変換部49から供給される音声信号、フレームメタデータ処理部50から供給されるフレームメタデータ、ローレゾデータ処理部51から供給されるデータ量の少ない画像信号および音声信号を多重化して出力するようにすることも、それぞれの信号(データ)を、独立に、並列して出力するようにすることも可能である。
【0072】
次に、図3のフローチャートを参照して、データ変換部19が図2に示したように構成される場合の、制御部20が行う記録処理について説明する。
【0073】
操作部21が操作されることによって、記録処理開始を指令する旨の操作信号が、操作部21から制御部20に供給されると、制御部20は、記録処理を開始する。
【0074】
即ち、制御部20は、まず最初に、ステップS1において、音声年輪サイズTsa、画像年輪サイズTsv、ローレゾ年輪サイズTsl、およびフレームメタ年輪サイズTsmを設定する。
【0075】
ここで、音声年輪サイズTsaは、光ディスク11にひとまとめで配置して記録する音声データAのデータ量を決定する変数で、例えば、音声信号の再生時間によって表される。同様に、画像年輪サイズTsvは、光ディスク11にひとまとめで配置して記録する画像データVのデータ量を決定する変数で、例えば、画像信号の再生時間によって表される。ローレゾ年輪サイズTslは、光ディスク11にひとまとめで配置して記録するローレゾデータのデータ量を決定する変数で、例えば、そのローレゾデータの元となった画像信号(または音声信号)の再生時間によって表される。フレームメタ年輪サイズTsは、光ディスク11にひとまとめで配置して記録するフレームメタデータのデータ量を決定する変数で、例えば、そのフレームメタデータによって各種の情報(例えば、画像の撮像が行われた日時など)が説明される画像信号(または音声信号)の再生時間によって表される。
【0076】
なお、音声年輪サイズTsa、画像年輪サイズTsv、ローレゾ年輪サイズTsl、フレームメタ年輪サイズTsmを、例えば、ビット数やバイト数などのデータ量そのものによって表すのではなく、再生時間によって、いわば間接的に表すようにしたのは、次のような理由による。
【0077】
即ち、図3の記録処理によれば、後述するように、光ディスク11には、音声データAの系列から抽出された音声年輪サイズTsaに基づくデータ量ごとの音声データのまとまりである音声年輪データ、画像データVの系列から抽出された画像年輪サイズTsvに基づくデータ量ごとの画像データのまとまりである画像年輪データ、ローレゾデータのデータ系列から抽出されたローレゾ年輪サイズTslに基づくデータ量ごとのローレゾデータのまとまりであるローレゾ年輪データ、フレームメタデータのデータ系列から抽出されたフレームメタ年輪サイズTsmに基づくデータ量ごとのフレームメタデータのまとまりであるフレームメタ年輪データが周期的に配置されて記録される。
【0078】
このように、光ディスク11に、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、フレームメタ年輪データが周期的に配置されて記録される場合、画像と音声の再生を考えると、その再生は、画像信号とその画像信号に付随する音声信号とが揃わないと行うことができない。かかる再生の観点からは、ある再生時間帯の音声年輪データと、その再生時間帯の画像年輪データとは、光ディスク11上の近い位置、即ち、例えば、隣接する位置に記録すべきである。また、ローレゾ年輪データとメタ年輪データは、それぞれ、音声年輪データや画像年輪データのデータ量を少なくしたもの、音声年輪データや画像年輪データに関する情報を表すものであるから、ある再生時間帯の音声年輪データおよび画像年輪データと、その再生時間帯のローレゾ年輪データとメタ年輪データとは、やはり、光ディスク11上の近い位置に記録すべきである。
【0079】
しかしながら、同一の再生時間分の音声データAと画像データVのデータ量を比較した場合、それらのデータ量は、一般に大きく異なる。即ち、ある再生時間分の音声データAのデータ量は、その再生時間分の画像データVのデータ量に比較してかなり少ない。さらに、音声データAや画像データVのデータレートが、固定ではなく、可変となっているケースもある。
【0080】
また、同一の再生時間分の音声データAや画像データVのデータレートと、ローレゾデータやフレームメタデータのデータレートとを比較した場合、音声データAや画像データVのデータレートに比較して、ローレゾデータやフレームメタデータのデータレートは小である。
【0081】
従って、音声年輪サイズTsa、画像年輪サイズTsv、ローレゾ年輪サイズTsl、フレームメタ年輪サイズTsmを、データ量で表し、そのデータ量ごとの音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、フレームメタ年輪データを、音声データA、画像データV、ローレゾデータ、フレームメタデータの系列それぞれから順次抽出すると、各再生時間帯の画像年輪データに対して、再生時刻が徐々に進んだ(先の)再生時間帯の音声年輪データ、ローレゾデータ、フレームメタデータが得られるようになり、その結果、同一の再生時間帯に再生されるべき音声データ、画像データ、ローレゾデータ、およびフレームメタデータを、光ディスク11上の近い位置に配置することが困難となる。
【0082】
そこで、音声年輪サイズTsa、画像年輪サイズTsv、ローレゾ年輪サイズTsl、フレームメタ年輪サイズTsmを、再生時間で表し、その再生時間分のデータ量ごとの音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、フレームメタ年輪データを、音声データA、画像データV、ローレゾデータ、フレームメタデータの系列それぞれから順次抽出した場合には、同じような再生時間帯の音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、フレームメタ年輪データをセットで得ることができ、その結果、同一の再生時間帯に再生されるべき音声データ、画像データ、ローレゾデータ、およびフレームメタデータを、光ディスク11上の近い位置に配置することができる。
【0083】
なお、ステップS1で設定する音声年輪サイズTsa、画像年輪サイズTsv、ローレゾ年輪サイズTsl、およびフレームメタ年輪サイズTsmの値は、あらかじめ定められた固定の値でも良いし、可変の値でも良い。音声年輪サイズTsaや、画像年輪サイズTsv、ローレゾ年輪サイズTsl、フレームメタ年輪サイズTsmの値を可変とする場合には、その可変の値は、例えば、操作部21を操作することによって入力するようにすることができる。
【0084】
ステップS1の処理後は、ステップS2に進み、制御部20は、データ変換部19を制御して、信号入出力装置31からディスク記録再生装置10に供給される音声信号と画像信号を圧縮符号化して、音声データAの系列と画像データVの系列とする音声信号変換処理と画像信号変換処理をそれぞれ開始させるとともに、メモリコントローラ17を制御して、データ変換部19で得られた音声データAと画像データVをメモリ18に供給して記憶させる音声データ記憶処理と画像データ記憶処理をそれぞれ開始させる。
【0085】
また、ステップS2では、制御部20は、データ変換部19を制御して、信号入出力装置31からディスク記録再生装置10に供給されるフレームメタデータの系列を処理するフレームメタデータ処理と、信号入出力装置31からディスク記録再生装置10に供給される音声信号と画像信号からローレゾデータの系列を生成するローレゾデータ生成処理とを開始させるとともに、メモリコントローラ17を制御して、データ変換部19で得られたフレームメタデータとローレゾデータをメモリ18に供給して記憶させるフレームメタデータ記憶処理とローレゾデータ記憶処理をそれぞれ開始させる。
【0086】
さらに、ステップS2では、制御部20は、データ変換部19を制御して、信号入出力装置31からディスク記録再生装置10に供給されるクリップメタデータの系列を処理するクリップメタデータ処理を開始させるとともに、メモリコントローラ17を制御して、データ変換部19で得られたクリップメタデータをメモリ18に供給して記憶させるクリップメタデータ記憶処理を開始させる。
【0087】
そして、ステップS3,S4に順次進み、制御部20は、ステップS3において、音声データAを光ディスク11に記録させる制御タスクである音声データ記録タスクを開始するとともに、ステップS4において、画像データVを光ディスク11に記録させる制御タスクである画像データ記録タスクを開始し、ステップS5,S6に順次進む。制御部20は、ステップS5において、ローレゾデータを光ディスク11に記録させる制御タスクであるローレゾデータ記録タスクを開始するとともに、ステップS6において、フレームメタデータを光ディスク11に記録させる制御タスクであるフレームメタデータ記録タスクを開始し、ステップS7に進む。なお、ステップS3における音声データ記録タスク、ステップS4における画像データ記録タスク、ステップS5におけるローレゾデータ記録タスク、およびステップS6におけるフレームメタデータ記録タスクの詳細については、後述する。
【0088】
ステップS7では、制御部20は、操作部21から、データの記録の終了を指令する操作信号が供給されたかどうかを判定し、供給されていないと判定した場合、ステップS8に進み、制御部20は、すべての記録タスクが終了したかどうかを判定する。ステップS8おいて、すべての記録タスクが終了していないと判定された場合、ステップS7に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0089】
また、ステップS8において、すべての記録タスクが終了したと判定された場合、即ち、ステップS3で開始された音声データ記録タスク、ステップS4で開始された画像データ記録タスク、ステップS5で開始されたローレゾデータ記録タスク、およびステップS6で開始されたフレームメタデータ記録タスクのすべてが終了している場合、ステップS11に進む。
【0090】
一方、ステップS7において、データの記録の終了を指令する操作信号が供給されたと判定された場合、即ち、例えば、ユーザが、データの記録を終了するように、操作部21を操作した場合、ステップS9に進み、制御部20は、ステップS2で開始させた音声信号変換処理、画像信号変換処理、フレームメタデータ処理、およびローレゾデータ生成処理、並びに音声データ記憶処理、画像データ記憶処理、フレームメタデータ記憶処理、およびローレゾデータ記憶処理を終了させ、ステップS10に進む。
【0091】
ステップS10では、ステップS8における場合と同様に、すべての記録タスクが終了したかどうかを判定し、すべての記録タスクが終了したと判定されるまで、待機する。
【0092】
そして、ステップS10において、すべての記録タスクが終了したと判定された場合、即ち、ステップS3で開始された音声データ記録タスク、ステップS4で開始された画像データ記録タスク、ステップS5で開始されたローレゾデータ記録タスク、およびステップS6で開始されたフレームメタデータ記録タスクのすべてが終了した場合、ステップS11に進む。
【0093】
ステップS11では、制御部20は、ステップS2で開始させたクリップメタデータ処理およびクリップメタデータ記憶処理を終了させる。ステップS12では、制御部20は、メモリコントローラ17を制御して、メモリ18に記憶されているクリップメタデータを抽出させ、抽出されたクリップメタデータをクリップメタ年輪データとして、メモリコントローラ17から信号処理部16に供給させる。これにより、クリップメタ年輪データが、光ディスク11に記録される。その後、記録処理は終了される。
【0094】
次に、図4のフローチャートを参照して、図3のステップS3で開始される音声データ記録タスクについて説明する。
【0095】
音声データ記録タスクが開始されると、まず最初に、ステップS21において、制御部20は、後で行われるステップS27の処理で、1ずつインクリメントされる変数Naを、例えば1に初期化し、ステップS22に進む。
【0096】
ステップS22では、制御部20は、Tsa×Naが、Tsv×Nv以下であるかどうかを判定し、さらに、Tsa×Naが、Tsl×Nl以下で、かつTsm×Nm以下であるかどうかを判定する。
【0097】
ここで、Tsaは、音声年輪サイズであり、音声信号の、ある再生時間を表す。変数Naは、後述するように、音声年輪サイズTsaに基づくデータ量の音声データ(音声年輪データ)が光ディスク11に記録されるごとに、1ずつインクリメントされていく。Tsvは、画像年輪サイズであり、変数Nvは、後述するように、画像データ記録タスクにおいて、画像年輪サイズTsvに基づくデータ量の画像データ(画像年輪データ)が光ディスク11に記録されるごとに、1ずつインクリメントされていく。従って、Tsa×Naは、音声データを、音声年輪サイズTsa単位で記録していった場合に、これから光ディスク11に記録しようとしている音声年輪データの最後の再生時刻に相当し、Tsv×Nvは、画像データを、画像年輪サイズTsv単位で記録していった場合に、これから光ディスク11に記録しようとしている画像年輪データの最後の再生時刻に相当する。
【0098】
また、Tslは、ローレゾ年輪サイズであり、変数Nlは、後述するように、ローレゾデータ記録タスクにおいて、ローレゾ年輪サイズTseに基づくデータ量のローレゾデータ(ローレゾ年輪データ)が光ディスク11に記録されるごとに、1ずつインクリメントされていく。Tsmは、フレームメタ年輪サイズであり、変数Nmは、後述するように、フレームメタデータ記録タスクにおいて、フレームメタ年輪サイズTsmに基づくデータ量のフレームメタデータ(フレームメタ年輪データ)が光ディスク11に記録されるごとに、1ずつインクリメントされていく。従って、Tsl×Nlは、ローレゾデータを、ローレゾ年輪サイズTse単位で記録していった場合に、これから光ディスク11に記録しようとしているローレゾ年輪データの最後の再生時刻に相当し、Tsm×Nmは、フレームメタデータを、フレームメタ年輪サイズTsm単位で記録していった場合に、これから光ディスク11に記録しようとしているフレームメタ年輪データの最後の再生時刻に相当する。
【0099】
いま、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびフレームメタ年輪データを、同じような再生時間帯のものが、光ディスク11上の近い位置に記録されるように、周期的に配置するものとする。さらに、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびフレームメタ年輪データについては、その再生時刻が早いものほど、光ディスク11の前の位置(光ディスク11に対するデータの読み書き順で、先の位置)に配置され、さらに、同じような再生時間帯の音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびフレームメタ年輪データについては、例えば、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、フレームメタ年輪データの順番で、光ディスク11のより前の位置に配置されるものとする。
【0100】
この場合、これから記録しようとする音声年輪データを、注目音声年輪データというものとすると、注目音声年輪データは、再生時刻Tsa×Na以前の最近の(再生時刻Tsa×Naに最も近い)再生時間帯の音声年輪データとなるが、この注目音声年輪データは、再生時刻Tsa×Na以前の最近の再生時間帯の画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびフレームメタ年輪データが記録される直前、つまり、再生時刻Tsa×Na以前の2番目に新しい再生時間帯の画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびフレームメタ年輪データが記録された直後に記録する必要がある。
【0101】
ところで、これから記録される画像年輪データは、Tsv×Nv以前の最近の再生時間帯の画像年輪データである。また、これから記録されるローレゾ年輪データは、Tsl×Nl以前の最近の再生時間帯のローレゾ年輪データであり、これから記録されるフレームメタ年輪データは、Tsm×Nm以前の最近の再生時間帯のフレームメタ年輪データである。同じような再生時間帯の年輪データについては、上述したように、音声年輪データが、光ディスク11のより前の位置に配置されるから、注目音声年輪データの記録は、音声年輪データの再生時刻Tsa×Naが、画像年輪データの再生時刻Tsv×Nv以下となっており、さらに、ローレゾ年輪データの再生時刻Tsl×Nl以下であり、かつ、フレームメタ年輪データの再生時刻Tsm×Nm以下となっているタイミングで行う必要がある。
【0102】
そこで、ステップS22では、音声年輪データの再生時刻Tsa×Naが、画像年輪データの再生時刻Tsv×Nv以下であり、さらに、ローレゾ年輪データの再生時刻Tsl×Nl以下であり、かつ、フレームメタ年輪データの再生時刻Tsm×Nm以下であるかどうかが判定され、これにより、現在のタイミングが、注目音声年輪データの記録を行うべきタイミングであるかどうかが判定される。
【0103】
ステップS22において、音声年輪データの再生時刻Tsa×Naが、画像年輪データの再生時刻Tsv×Nv、ローレゾ年輪データの再生時刻Tsl×Nl、またはフレームメタ年輪データの再生時刻Tsm×Nmのうちのいずれか以下(以前)でないと判定された場合、即ち、現在のタイミングが、注目音声年輪データの記録を行うべきタイミングでない場合、ステップS22に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0104】
また、ステップS22において、音声年輪データの再生時刻Tsa×Naが、画像年輪データの再生時刻Tsv×Nv、ローレゾ年輪データの再生時刻Tsl×Nl、およびフレームメタ年輪データの再生時刻Tsm×Nmのすべての時刻以下であると判定された場合、即ち、現在のタイミングが、注目音声年輪データの記録を行うべきタイミングである場合、ステップS23に進み、制御部20は、データ変換部19からメモリコントローラ17を介して、メモリ18に、音声データAが供給されているか否かを判定し、供給されていると判定した場合、ステップS24に進む。
【0105】
ステップS24では、制御部20は、メモリ18に、通算して、音声年輪サイズTsa×Na分の再生に必要な音声信号の音声データAが記憶されたか否かを判定し、まだ、その分の音声データAがメモリ18に記憶されていないと判定された場合、ステップS22に戻り、それ以降の処理が繰り返される。また、ステップS24において、再生時間Tsa×Naに対応する分の音声データAがメモリ18に記憶されたと判定された場合、処理はステップS25に進む。
【0106】
なお、データ変換部19のデータ量検出部42は、通算して、再生時間Tsa×Na分の再生に必要な音声信号を検出したとき、その旨を、メモリコントローラ17に通知する。メモリコントローラ17は、その通知に基づいて、通算して、再生時間Tsa×Na分の再生に必要な音声データAをメモリ18に記憶させたか否かの判定を行い、その判定結果を制御部20に通知する。すなわち制御部20は、メモリコントローラ17からのその判定結果に基づいて、ステップS24における判定を行う。なお、本実施の形態では、音声信号を圧縮符号化することによって得られる音声データがメモリ18に記憶されることとしているが、音声信号は、圧縮符号化せずに、そのまま、音声データとして、メモリ18に記憶させることも可能である。
【0107】
ここで、図5は、メモリ18に記憶される音声データAの通算のデータ量(通算データ量)Laと時間(再生時間)との関係を示している。なお、図5中右側の上下方向を示す小さな矢印(水平方向の点線の間隔を示す矢印)は、セクタのデータ量Suを表している。また、図5における点線Lvは、後述する図8において実線で示してある、メモリ18に記憶される画像データVの通算のデータ量(通算データ量)Lvを示しており、点線Llは、後述する図10において実線で示してある、メモリ18に記憶されるローレゾデータの通算データ量Llを示しており、点線Lmは、後述する図12において実線で示してある、メモリ18に記憶されるフレームメタデータの通算データ量Lmを示している。さらに、図5では、音声データAの通算データ量Laが直線となっており、従って、音声データAのデータレートが、固定であるものとしてある。但し、音声データAは、可変のデータレートのものとすることが可能である。
【0108】
図5において、例えば、Na=1のときの時間Tsa×Na(=1)分の再生に必要な音声データAのデータ量は、AN1'である。従って、Na=1のときのステップS24では、通算データ量がAN1'の音声データAが、メモリ18に記憶されたとき、再生時間Tsa×Naに対応する分の音声データAがメモリ18に記憶されたと判定され、ステップS25に進む。
【0109】
ステップS25では、制御部20は、メモリコントローラ17を制御して、メモリ18に記憶されている音声データAから、光ディスク11上に形成される物理的記録再生単位(物理的単位領域)としての、例えば1つのセクタのデータ量Suの整数倍(n倍)のデータ量であって、メモリ18から読み出すことのできる最大のデータ量の音声データAを、時間的に先に入力された方から読み出させることにより抽出し、ステップS26に進む。なお、このセクタの整数倍のデータ量であって、メモリ18から読み出すことのできる最大のデータ量の音声データAとして、メモリ18から読み出される音声年輪データが、上述した、再生時刻Tsa×Na以前の最近の音声年輪データである。
【0110】
ここで、上述の図5において時刻が1×Tsaのとき、メモリ18には、少なくともデータ量AN1'の音声データAが記憶されている。データ量AN1'は、1つのセクタのデータ量より大であるが、2つのセクタのデータ量より小であるため、ステップS25では、1つのセクタのデータ量SuであるAN1分の音声データAが、メモリ18から、注目音声年輪データとして読み出されることにより抽出される。
【0111】
なお、ステップS25において読み出されなかった音声データ、即ち、図5の時刻が1×Tsaのときにおいては、1つのセクタのデータ量Suに満たないデータ量Aα1の音声データAは、そのままメモリ18に残される。
【0112】
図4に戻り、ステップS26では、制御部20が、ステップS25で得られた、セクタの整数倍のデータ量の注目音声年輪データを、メモリコントローラ17から信号処理部16に供給させ、これにより、そのセクタの整数倍のデータ量の注目音声年輪データが、その整数倍の数のセクタに記録されるように記録制御を行う。
【0113】
ここで、図5の時刻が1×Tsaのときには、1つのセクタのデータ量Suの音声データAが、注目音声年輪データとして、メモリコントローラ17から信号処理部16に供給される。そして、この1つのセクタのデータ量Suの注目音声年輪データは、ピックアップ部13に供給され、図6に示すように、光ディスク11の1つのセクタであるセクタ#1に、音声年輪データの境界と、光ディスク11のセクタ#1の境界とが一致するように記録される。
【0114】
なお、ここでは、説明を簡単にするために、光ディスク11には、物理的に連続した、十分大きな空き領域が存在するものとする。また、光ディスク11に対するデータの読み書きが、例えば、その内周から外周方向に行われるものとすると、データの記録は、メモリコントローラ17から信号処理部16に供給されるデータの順番で、空き領域の内周側から外周側に連続して行われていくものとする。
【0115】
ステップS26において、上述のように、注目音声年輪データの記録制御が行われた後は、ステップS27に進み、制御部20は、変数Naを1だけインクリメントし、ステップS22に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0116】
すなわち、図5の実施の形態では、時刻tが、Tsa,2×Tsa,3×Tsa,4×Tsaのタイミングにおいて、それぞれ、1セクタ、2セクタ、1セクタ、2セクタ分の音声データが、音声年輪データ#1,#2,#3,#4として抽出され、光ディスク11の境界と一致するように記録される
【0117】
一方、ステップS23において、音声データAがメモリ18に供給されていないと判定された場合、即ち、データ変換部19からメモリコントローラ17への音声データAの供給が停止した場合、ステップS28に進み、制御部20は、メモリコントローラ17を制御することにより、メモリ18にいま残っている音声データAのすべてを読み出し、そのデータ量がセクタの整数倍の最小のデータ量となるように、音声データAに、パディング用のパディング(PADDING)データを付加する。これにより、メモリ18から読み出された音声データAは、セクタの整数倍のデータ量の音声年輪データとされる。さらに、制御部20は、その音声年輪データを、メモリコントローラ17から信号処理部16に供給させ、これにより、そのセクタの整数倍のデータ量の音声年輪データが、その整数倍の数のセクタに記録されるように記録制御を行う。
【0118】
その後、ステップS29に進み、制御部20は、変数Naに、無限大に相当する値(非常に大きな値)をセットして、音声データ記録タスクを終了する。
【0119】
なお、上述の場合には、光ディスク11の物理的単位領域を、セクタとしたが、光ディスク11の物理的単位領域としては、その他、例えば、ECC(Error Correction Code:誤り訂正符号)処理が施される単位のデータが記録されるECCブロックとすることが可能である。また、光ディスク11の物理的単位領域は、その他、例えば、複数の固定数のセクタや、複数の固定数のECCブロックとすることが可能である。
【0120】
ここで、ECC処理は、例えば、信号処理部16で、ECCブロック単位で施される。また、セクタは、1以上の個数のECCブロックで構成することができる。あるいは、ECCブロックは、1以上の個数のECCブロックで構成することができる。
【0121】
以下では、1つのセクタを、光ディスク11の物理的単位領域として説明を行う。なお、1つのECCブロックが1つのセクタから構成されるものとすれば、物理的単位領域を、セクタとしても、また、ECCブロックとしても、光ディスク11へのデータの記録結果は同一になる。
【0122】
これにより、光ディスク11の物理的単位領域としての、例えば、セクタの整数倍のデータ量の音声年輪データが、その整数倍の数のセクタに、音声年輪データの境界と、光ディスク11のセクタの境界とが一致するように、周期的に記録される。
【0123】
次に、図7のフローチャートを参照して、図3のステップS4で開始される画像データ記録タスクについて説明する。
【0124】
画像データ記録タスクが開始されると、まず最初に、ステップS41において、制御部20は、後で行われるステップS47の処理で、1ずつインクリメントされる変数Nvを、例えば1に初期化し、ステップS42に進む。
【0125】
ステップS42では、制御部20は、Tsv×Nvが、Tsa×Na未満であり、さらに、Tsv×Nvが、Tsl×Nl以下で、かつTsm×Nm以下であるかどうかを判定する。
【0126】
ここで、音声データ記録タスクで説明したように、Tsa×Naは、音声データを、音声年輪サイズTsa単位で記録していった場合に、これから光ディスク11に記録しようとしている音声年輪データの最後の再生時刻に相当し、Tsv×Nvは、画像データを、画像年輪サイズTsv単位で記録していった場合に、これから光ディスク11に記録しようとしている画像年輪データの最後の再生時刻に相当し、Tsm×Nmは、フレームメタデータを、フレームメタ年輪サイズTsm単位で記録していった場合に、これから光ディスク11に記録しようとしているフレームメタ年輪データの最後の再生時刻に相当する。
【0127】
いま、上述したように、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびフレームメタ年輪データを、同じような再生時間帯のものが、光ディスク11上の近い位置に記録されるように、周期的に配置し、さらに、同じような再生時間帯の音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびフレームメタ年輪データについては、例えば、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、フレームメタ年輪データの順番で、光ディスク11のより前の位置に配置されるものとする。
【0128】
この場合、これから記録しようとする画像年輪データを、注目画像年輪データというものとすると、注目画像年輪データは、再生時刻Tsv×Nv以前の最近の(再生時刻Tsv×Nvに最も近い)再生時間帯の画像年輪データとなるが、この注目画像年輪データは、再生時刻Tsv×Nv以前の最近の再生時間帯の音声年輪データが記録された直後で、かつ、ローレゾ年輪データ、およびフレームメタ年輪データが記録される直前、つまり、再生時刻Tsv×Nv以前の2番目に新しい再生時間帯のローレゾ年輪データ、およびフレームメタ年輪データが記録された直後に記録する必要がある。
【0129】
そこで、ステップS42では、画像年輪データの再生時刻Tsv×Nvが、音声年輪データの再生時刻Tsa×Na未満となっており、さらに、ローレゾ年輪データの再生時刻Tsl×Nl以下、かつ、フレームメタ年輪データの再生時刻Tsm×Nm以下であるかどうかが判定され、これにより、現在のタイミングが、注目画像年輪データの記録を行うべきタイミングであるかどうかが判定される。
【0130】
ステップS42において、画像年輪データの再生時刻Tsv×Nvが、音声年輪データの再生時刻Tsa×Na未満、ローレゾ年輪データの再生時刻Tsl×Nl以下、またはフレームメタ年輪データの再生時刻Tsm×Nm以下のうちのいずれかではないと判定された場合、即ち、現在のタイミングが、注目画像年輪データの記録を行うべきタイミングでない場合、ステップS42に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0131】
また、ステップS42において、画像年輪データの再生時刻Tsv×Nvが、音声年輪データの再生時刻Tsa×Na未満であり、さらに、ローレゾ年輪データの再生時刻Tsl×Nl以下であり、かつ、フレームメタ年輪データの再生時刻Tsm×Nm以下であると判定された場合、即ち、現在のタイミングが、注目画像年輪データの記録を行うべきタイミングである場合、ステップS43に進み、制御部20は、データ変換部19からメモリコントローラ17を介して、メモリ18に、画像データVが供給されているか否かを判定し、供給されていると判定した場合、ステップS44に進む。
【0132】
ステップS44では、制御部20は、メモリ18に、通算して、画像年輪サイズTsv×Nv分の再生に必要な画像信号の画像データVが記憶されたか否かを判定し、まだ、その分の画像データVがメモリ18に記憶されていないと判定された場合、ステップS42に戻り、それ以降の処理が繰り返される。また、ステップS44において、再生時間Tsv×Nvに対応する分の画像データVがメモリ18に記憶されたと判定された場合、処理はステップS45に進む。
【0133】
なお、データ変換部19のデータ量検出部42は、通算して、再生時間Tsv×Nv分の再生に必要な画像信号を検出したとき、その旨を、メモリコントローラ17に通知する。メモリコントローラ17は、その通知に基づいて、通算して、再生時間Tsv×Nv分の再生に必要な画像データVをメモリ18に記憶させたか否かの判定を行い、その判定結果を制御部20に通知する。すなわち制御部20は、メモリコントローラ17からのその判定結果に基づいて、ステップS44における判定処理を行う。なお、本実施の形態では、画像信号を圧縮符号化することによって得られる画像データがメモリ18に記憶されることとしているが、画像信号は、圧縮符号化せずに、そのまま、画像データとして、メモリ18に記憶させることも可能である。
【0134】
ここで、図8は、メモリ18に記憶される画像データVの通算のデータ量(通算データ量)Laと時間(再生時間)との関係を示している。なお、図8中右側の上下方向を示す小さな矢印(水平方向の点線の間隔を示す矢印)は、図5における場合と同様に、セクタのデータ量Suを表している。また、図8における点線Laは、上述の図5において実線で示した、メモリ18に記憶される音声データAの通算データ量Laであり、点線Llは、後述する図10において実線で示してある、メモリ18に記憶されるローレゾデータの通算データ量Llを示しており、点線Lmは、後述する図12において実線で示してある、メモリ18に記憶されるフレームメタデータの通算データ量Lmを示している。
【0135】
図8において、例えば、Nv=1のときの時間Tsv×Nv(=1)分の再生に必要な画像データVのデータ量は、VN1'である。従って、Nv=1のときのステップS44では、通算データ量がVN1'の画像データVが、メモリ18に記憶されたとき、再生時間Tsv×Nvに対応する分の画像データVがメモリ18に記憶されたと判定され、ステップS45に進む。
【0136】
ステップS45では、制御部20は、メモリコントローラ17を制御して、メモリ18に記憶されている画像データVから、光ディスク11上に形成される物理的記録再生単位(物理的単位領域)としての、例えば1つのセクタのデータ量Suの整数倍(n倍)のデータ量であって、メモリ18から読み出すことのできる最大のデータ量の画像データVを、時間的に先に入力された方から読み出させることにより抽出し、ステップS46に進む。なお、このセクタの整数倍のデータ量であって、メモリ18から読み出すことのできる最大のデータ量の画像データVとして、メモリ18から読み出される画像年輪データが、上述した、再生時刻Tsv×Nv以前の最近の画像年輪データである。
【0137】
ここで、上述の図8において時刻が1×Tsvのとき、メモリ18には、少なくともデータ量VN1'の画像データVが記憶されている。データ量VN1'は、4つのセクタのデータ量より大であるが、5つのセクタのデータ量より小であるため、ステップS45では、4つのセクタのデータ量SuであるVN1分の画像データVが、メモリ18から、注目画像年輪データとして読み出されることにより抽出される。
【0138】
なお、ステップS45において読み出されなかった画像データ、即ち、図8の時刻が1×Tsvのときにおいては、1つのセクタのデータ量Suに満たないデータ量Vα1の画像データVは、そのままメモリ18に残される。
【0139】
図7に戻り、ステップS46では、制御部20が、ステップS45で得られた、セクタの整数倍のデータ量の注目画像年輪データを、メモリコントローラ17から信号処理部16に供給させ、これにより、そのセクタの整数倍のデータ量の注目画像年輪データが、その整数倍の数のセクタに記録されるように記録制御を行う。
【0140】
ここで、図8の時刻が1×Tsvのときには、4つのセクタのデータ量Suの画像データVが、注目画像年輪データとして、メモリコントローラ17から信号処理部16に供給される。そして、この4つのセクタのデータ量Suの注目画像年輪データは、ピックアップ部13に供給され、上述した図6に示すように、光ディスク11の4つのセクタであるセクタ#2,#3,#4,#5に、画像年輪データの境界と、光ディスク11のセクタ#2乃至#5の領域の境界(セクタ#2の先頭側の境界およびセクタ#5の終わり側の境界)とが一致するように記録される。
【0141】
即ち、いま、説明を簡単にするため、音声年輪サイズTsaと画像年輪サイズTsvとが等しいものとすると、図4の音声データ記録タスクと、図7の画像データ記録タスクの開始後、Na=Na=1のときに、図6に示したように、セクタ#1に、再生時刻Tsa×Na以前の最近の音声年輪データが記録される。セクタ#1に音声年輪データが記録されることにより、図4の音声データ記録タスクのステップS27では、変数Naが1だけインクリメントされ、Na=2とされる。このとき、変数Nvは、まだ1のままであり、従って、再生時刻Tsa×Naは、再生時刻Tsa×Na未満となる。その結果、図7の画像データ記録タスクでは、ステップS46において、再生時刻Tsv×Nv以前の最近の画像年輪データが、セクタ#2乃至#5に記録される。
【0142】
即ち、ここでは、上述したように、光ディスク11において、データの記録が、メモリコントローラ17から信号処理部16に供給されるデータの順番で、空き領域の内周側から外周側に連続して行われていくものとしているため、再生時刻Tsv×Nv以前の最近の画像年輪データである4セクタ分の画像年輪データは、直前に、音声年輪データが記録されたセクタ#1の直後のセクタ#2から開始され、これにより、図6に示したように、セクタ#2乃至#5に記録される。
【0143】
以上から、Na=Na=1の場合に得られる音声年輪データと画像年輪データ、即ち、再生時刻Tsa×Na以前の最近の音声年輪データと、その再生時刻Tsa×Naに等しい再生時刻Tsv×Nv以前の最近の画像年輪データ、つまりは、同じような再生時間帯の音声年輪データと画像年輪データは、光ディスク11の隣接する位置に配置されて記録される。
【0144】
ステップS46において、上述のように、注目画像年輪データの記録制御が行われた後は、ステップS47に進み、制御部20は、変数Nvを1だけインクリメントし、ステップS42に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0145】
即ち、図8の実施の形態では、時刻tが、Tsv,2×Tsv,3×Tsv,4×Tsvのタイミングにおいて、それぞれ、4セクタ、2セクタ、5セクタ、2セクタ分の画像データが、画像年輪データ#1,#2,#3,#4として抽出され、光ディスク11の境界と一致するように記録される
【0146】
一方、ステップS43において、画像データVがメモリ18に供給されていないと判定された場合、即ち、データ変換部19からメモリコントローラ17への画像データVの供給が停止した場合、ステップS48に進み、制御部20は、メモリコントローラ17を制御することにより、メモリ18にいま残っている画像データVのすべてを読み出し、そのデータ量がセクタの整数倍の最小のデータ量となるように、画像データVに、パディング用のパディングデータを付加する。これにより、メモリ18から読み出された画像データVは、セクタの整数倍のデータ量の画像年輪データとされる。さらに、制御部20は、その画像年輪データを、メモリコントローラ17から信号処理部16に供給させ、これにより、そのセクタの整数倍のデータ量の画像年輪データが、その整数倍の数のセクタに記録されるように記録制御を行う。
【0147】
その後、ステップS49に進み、制御部20は、変数Nvに、無限大に相当する値をセットして、画像データ記録タスクを終了する。
【0148】
これにより、光ディスク11の物理的単位領域としての、例えば、セクタの整数倍のデータ量の画像年輪データが、その整数倍の数のセクタに、画像年輪データの境界と、光ディスク11のセクタの境界とが一致するように、周期的に記録される。
【0149】
次に、図9のフローチャートを参照して、図3のステップS5で開始されるローレゾデータ記録タスクについて説明する。
【0150】
ローレゾデータ記録タスクが開始されると、まず最初に、ステップS61において、制御部20は、後で行われるステップS67の処理で、1ずつインクリメントされる変数Nlを、例えば1に初期化し、ステップS62に進む。
【0151】
ステップS62では、制御部20は、Tsl×Nlが、Tsa×Na未満であり、さらに、Tsl×Nlが、Tsv×Nv未満で、かつTsm×Nm以下であるかどうかを判定する。
【0152】
この場合、これから記録しようとするローレゾ年輪データを、注目ローレゾ年輪データというものとすると、注目ローレゾ年輪データは、再生時刻Tsl×Nl以前の最近の再生時間帯のローレゾ年輪データとなるが、この注目ローレゾ年輪データは、再生時刻Tsl×Nl以前の最近の再生時間帯の音声年輪データ、および画像年輪データが記録された直後で、かつ、フレームメタ年輪データが記録される直前、つまり、再生時刻Tsl×Nl以前の2番目に新しい再生時間帯のフレームメタ年輪データが記録された直後に記録する必要がある。
【0153】
そこで、ステップS62では、ローレゾ年輪データの再生時刻Tsl×Nlが、音声年輪データの再生時刻Tsa×Na未満、かつ、画像年輪データの再生時刻Tsv×Nv未満、さらに、フレームメタ年輪データの再生時刻Tsm×Nm以下であるかどうかが判定され、これにより、現在のタイミングが、注目ローレゾ年輪データの記録を行うべきタイミングであるかどうかが判定される。
【0154】
ステップS62において、ローレゾ年輪データの再生時刻Tsl×Nlが、音声年輪データの再生時刻Tsa×Na未満、画像年輪データの再生時刻Tsv×Nv未満、またはフレームメタ年輪データの再生時刻Tsm×Nm以下のうちのいずれかではないと判定された場合、即ち、現在のタイミングが、注目ローレゾ年輪データの記録を行うべきタイミングでない場合、ステップS62に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0155】
また、ステップS62において、ローレゾ年輪データの再生時刻Tsl×Nlが、音声年輪データの再生時刻Tsa×Na未満であり、さらに、画像年輪データの再生時刻Tsv×Nv未満であり、かつ、フレームメタ年輪データの再生時刻Tsm×Nm以下であると判定された場合、即ち、現在のタイミングが、注目ローレゾ年輪データの記録を行うべきタイミングである場合、ステップS63に進み、制御部20は、データ変換部19からメモリコントローラ17を介して、メモリ18に、ローレゾデータが供給されているか否かを判定し、供給されていると判定した場合、ステップS64に進む。
【0156】
ステップS64では、制御部20は、メモリ18に、通算して、ローレゾ年輪サイズTsl×Nl分の再生に必要なローレゾデータが記憶されたか否かを判定し、まだ、その分のローレゾデータがメモリ18に記憶されていないと判定された場合、ステップS62に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。また、ステップS64において、再生時間Tsl×Nlに対応する分のローレゾデータがメモリ18に記憶されたと判定された場合、処理はステップS65に進む。
【0157】
なお、データ変換部19のデータ量検出部42は、通算して、再生時間Tsl×Nl分の再生に必要な画像信号および音声信号を検出したとき、その旨を、メモリコントローラ17に通知する。メモリコントローラ17は、その通知に基づいて、通算して、再生時間Tsl×Nl分の再生に必要なローレゾデータをメモリ18に記憶させたか否かの判定を行い、その判定結果を制御部20に通知する。すなわち制御部20は、メモリコントローラ17からのその判定結果に基づいて、ステップS64における判定処理を行う。なお、本実施の形態では、画像信号等のデータ量を少なくした画像信号等を圧縮符号したものを、ローレゾデータとするようにしたが、その他、画像信号等のデータ量を少なくした画像信号等を、そのまま、ローレゾデータとするようにすることも可能である。
【0158】
ここで、図10は、メモリ18に記憶されるローレゾデータの通算のデータ量(通算データ量)Llと時間(再生時間)との関係を示している。なお、図10中右側の上下方向を示す小さな矢印(水平方向の点線の間隔を示す矢印)は、図5および図8における場合と同様に、セクタのデータ量Suを表している。また、図10における点線Laは、上述の図5において実線で示した、メモリ18に記憶される音声データAの通算データ量Laであり、点線Lvは、上述の図8において実線で示した、メモリ18に記憶される画像データVの通算データ量Lvであり、点線Lmは、後述する図12において実線で示してある、メモリ18に記憶されるフレームメタデータの通算データ量Lmを示している。
【0159】
図10において、例えば、Nl=1のときの時間Tsl×Nl(=1)分の再生に必要なローレゾデータのデータ量は、LN1'である。従って、Nl=1のときのステップS64では、通算データ量がLN1'のローレゾデータが、メモリ18に記憶されたとき、再生時間Tsl×Nlに対応する分のローレゾデータがメモリ18に記憶されたと判定され、ステップS65に進む。
【0160】
ステップS65では、制御部20は、メモリコントローラ17を制御して、メモリ18に記憶されているローレゾデータから、光ディスク11上に形成される物理的記録再生単位(物理的単位領域)としての、例えば1つのセクタのデータ量Suの整数倍(n倍)のデータ量であって、メモリ18から読み出すことのできる最大のデータ量のローレゾデータを、時間的に先に入力された方から読み出させることにより抽出し、ステップS66に進む。なお、このセクタの整数倍のデータ量であって、メモリ18から読み出すことのできる最大のデータ量のローレゾデータとして、メモリ18から読み出されるローレゾ年輪データが、上述した、再生時刻Tsl×Nl以前の最近のローレゾ年輪データである。
【0161】
ここで、上述の図10において時刻が1×Tslのとき、メモリ18には、少なくともデータ量LN1'のローレゾデータが記憶されている。データ量LN1'は、1つのセクタのデータ量より大であるが、2つのセクタのデータ量より小であるため、ステップS65では、1つのセクタのデータ量SuであるLN1分のローレゾデータが、メモリ18から、注目ローレゾ年輪データとして読み出されることにより抽出される。
【0162】
なお、ステップS65において読み出されなかったローレゾデータ、即ち、図10の時刻が1×Tslのときにおいては、1つのセクタのデータ量Suに満たないデータ量Lα1のローレゾデータは、そのままメモリ18に残される。
【0163】
図9に戻り、ステップS66では、制御部20が、ステップS65で得られた、セクタの整数倍のデータ量の注目ローレゾ年輪データを、メモリコントローラ17から信号処理部16に供給させ、これにより、そのセクタの整数倍のデータ量の注目ローレゾ年輪データが、その整数倍の数のセクタに記録されるように記録制御を行う。これにより、セクタの整数倍のデータ量のローレゾ年輪データが、その整数倍の数のセクタに、ローレゾ年輪データの境界と、光ディスク11のセクタの境界とが一致するように周期的に記録される。またローレゾ年輪データは、同じような再生時間帯の音声年輪データと画像年輪データに隣接する位置に配置されて記録される。
【0164】
その後、ステップS67に進み、制御部20は、変数Nlを1だけインクリメントし、ステップS62に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0165】
即ち、図10の実施の形態では、時刻tが、Tsl,2×Tslのタイミングにおいて、それぞれ、1セクタ、3セクタ分のローレゾデータが、ローレゾ年輪データ#1,#2として抽出され、光ディスク11の境界と一致するように記録される。
【0166】
一方、ステップS63において、ローレゾデータがメモリ18に供給されていないと判定された場合、即ち、データ変換部19からメモリコントローラ17へのローレゾデータの供給が停止した場合、ステップS68に進み、制御部20は、メモリコントローラ17を制御することにより、メモリ18にいま残っているローレゾデータのすべてを読み出し、セクタの整数倍の最小のデータ量となるように、ローレゾデータに、パディング用のパディングデータを付加する。これにより、メモリ18から読み出されたローレゾデータは、セクタの整数倍のデータ量のローレゾ年輪データとされる。さらに、制御部20は、そのローレゾ年輪データを、メモリコントローラ17から信号処理部16に供給させ、これにより、そのセクタの整数倍のデータ量のローレゾ年輪データが、その整数倍の数のセクタに記録されるように記録制御を行う。
【0167】
その後、ステップS69に進み、制御部20は、変数Nlに、無限大に相当する値をセットして、ローレゾデータ記録タスクを終了する。
【0168】
これにより、光ディスク11の物理的単位領域としての、例えば、セクタの整数倍のデータ量のローレゾ年輪データが、その整数倍の数のセクタに、ローレゾ年輪データの境界と、光ディスク11のセクタの境界とが一致するように、周期的に記録される。
【0169】
次に、図11のフローチャートを参照して、図3のステップS6で開始されるフレームメタデータ記録タスクについて説明する。
【0170】
フレームメタデータ記録タスクが開始されると、まず最初に、ステップS81において、制御部20は、後で行われるステップS87の処理で、1ずつインクリメントされる変数Nmを、例えば1に初期化し、ステップS82に進む。
【0171】
ステップS82では、制御部20は、Tsm×Nmが、Tsa×Na未満であり、さらに、Tsm×Nmが、Tsv×Nv未満で、かつTsl×Nl未満であるかどうかを判定する。
【0172】
この場合、これから記録しようとするフレームメタ年輪データを、注目フレームメタ年輪データというものとすると、注目フレームメタ年輪データは、再生時刻Tsm×Nm以前の最近の再生時間帯のフレームメタ年輪データとなるが、この注目フレームメタ年輪データは、再生時刻Tsm×Nm以前の最近の再生時間帯の音声年輪データ、画像年輪データ、およびローレゾ年輪データが記録された直後に記録する必要がある。
【0173】
そこで、ステップS82では、フレームメタ年輪データの再生時刻Tsm×Nmが、音声年輪データの再生時刻Tsa×Na未満、画像年輪データの再生時刻Tsv×Nv未満、かつ、ローレゾ年輪データの再生時刻Tsl×Nl未満であるかどうかが判定され、これにより、現在のタイミングが、注目フレームメタ年輪データの記録を行うべきタイミングであるかどうかが判定される。
【0174】
ステップS82において、フレームメタ年輪データの再生時刻Tsm×Nmが、音声年輪データの再生時刻Tsa×Na未満、画像年輪データの再生時刻Tsv×Nv未満、またはローレゾ年輪データの再生時刻Tsl×Nl未満のうちのいずれかではないと判定された場合、即ち、現在のタイミングが、注目フレームメタ年輪データの記録を行うべきタイミングでない場合、ステップS82に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0175】
また、ステップS82において、フレームメタ年輪データの再生時刻Tsm×Nmが、音声年輪データの再生時刻Tsa×Na未満であり、さらに、画像年輪データの再生時刻Tsv×Nv未満であり、かつ、ローレゾ年輪データの再生時刻Tsl×Nl未満であると判定された場合、即ち、現在のタイミングが、注目フレームメタ年輪データの記録を行うべきタイミングである場合、ステップS83に進み、制御部20は、データ変換部19からメモリコントローラ17を介して、メモリ18に、フレームメタデータが供給されているか否かを判定し、供給されていると判定した場合、ステップS84に進む。
【0176】
ステップS84では、制御部20は、メモリ18に、通算して、フレームメタ年輪サイズTsm×Nm分の再生に必要なフレームメタデータが記憶されたか否かを判定し、まだ、その分のフレームメタデータがメモリ18に記憶されていないと判定された場合、ステップS82に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。また、ステップS84において、再生時間Tsm×Nmに対応する分のフレームメタデータがメモリ18に記憶されたと判定された場合、ステップS85に進む。
【0177】
なお、データ変換部19のデータ量検出部42は、通算して、再生時間Tsm×Nm分の再生に必要な画像信号および音声信号を検出したとき、その旨を、メモリコントローラ17に通知する。メモリコントローラ17は、その通知に基づいて、通算して、再生時間Tsm×Nm分の再生に必要なフレームメタデータをメモリ18に記憶させたか否かの判定を行い、その判定結果を制御部20に通知する。すなわち制御部20は、メモリコントローラ17からのその判定結果に基づいて、ステップS84における判定処理を行う。
【0178】
ここで、図12は、メモリ18に記憶されるフレームメタデータの通算のデータ量(通算データ量)Lmと時間(再生時間)との関係を示している。なお、図12中右側の上下方向を示す小さな矢印(水平方向の点線の間隔を示す矢印)は、図5、図8、および図10における場合と同様に、セクタのデータ量Suを表している。また、図12における点線Laは、上述の図5において実線で示した、メモリ18に記憶される音声データAの通算データ量Laであり、点線Lvは、上述の図8において実線で示した、メモリ18に記憶される画像データVの通算データ量Lvであり、点線Llは、上述の図10において実線で示した、メモリ18に記憶されるローレゾデータの通算データ量Llである。
【0179】
図12において、例えば、Nm=1のときの時間Tsm×Nm(=1)分の再生に必要なフレームメタデータのデータ量は、MN1'である。従って、Nm=1のときのステップS84では、通算データ量がMN1'のフレームメタデータが、メモリ18に記憶されたとき、再生時間Tsm×Nmに対応する分のフレームメタデータがメモリ18に記憶されたと判定され、ステップS85に進む。
【0180】
ステップS85では、制御部20は、メモリコントローラ17を制御して、メモリ18に記憶されているフレームメタデータから、光ディスク11上に形成される物理的記録再生単位(物理的単位領域)としての、例えば1つのセクタのデータ量Suの整数倍(n倍)のデータ量であって、メモリ18から読み出すことのできる最大のデータ量のフレームメタデータを、時間的に先に入力された方から読み出させることにより抽出し、ステップS86に進む。なお、このセクタの整数倍のデータ量であって、メモリ18から読み出すことのできる最大のデータ量のフレームメタデータとして、メモリ18から読み出されるフレームメタ年輪データが、上述した、再生時刻Tsm×Nm以前の最近のフレームメタ年輪データである。
【0181】
ここで、上述の図12において時刻が1×Tsmのとき、メモリ18には、少なくともデータ量MN1'のフレームメタデータが記憶されている。データ量MN1'は、1つのセクタのデータ量より大であるが、2つのセクタのデータ量より小であるため、ステップS85では、1つのセクタのデータ量SuであるMN1分のフレームメタデータが、メモリ18から、注目フレームメタ年輪データとして読み出されることにより抽出される。
【0182】
なお、ステップS85において読み出されなかったフレームメタデータ、即ち、図12の時刻が1×Tsmのときにおいては、1つのセクタのデータ量Suに満たないデータ量Mα1のフレームメタデータは、そのままメモリ18に残される。
【0183】
図11に戻り、ステップS86では、制御部20が、ステップS85で得られた、セクタの整数倍のデータ量の注目フレームメタ年輪データを、メモリコントローラ17から信号処理部16に供給させ、これにより、そのセクタの整数倍のデータ量の注目フレームメタ年輪データが、その整数倍の数のセクタに記録されるように記録制御を行う。これにより、セクタの整数倍のデータ量のフレームメタ年輪データが、その整数倍の数のセクタに、フレームメタ年輪データの境界と、光ディスク11のセクタの境界とが一致するように周期的に記録される。またフレームメタ年輪データは、同じような再生時間帯の音声年輪データ、画像年輪データ、およびローレゾ年輪データに隣接する位置に配置されて記録される。
【0184】
その後、ステップS87に進み、制御部20は、変数Nmを1だけインクリメントし、ステップS82に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0185】
即ち、図12の実施の形態では、時刻tが、Tsm,2×Tsmのタイミングにおいて、いずれも、1セクタ分のフレームメタデータが、フレームメタ年輪データ#1,#2として抽出され、光ディスク11の境界と一致するように記録される。
【0186】
一方、ステップS83において、フレームメタデータがメモリ18に供給されていないと判定された場合、即ち、データ変換部19からメモリコントローラ17へのフレームメタデータの供給が停止した場合、ステップS88に進み、制御部20は、メモリコントローラ17を制御することにより、メモリ18にいま残っているフレームメタデータのすべてを読み出し、セクタの整数倍の最小のデータ量となるように、フレームメタデータに、パディング用のパディングデータを付加する。これにより、メモリ18から読み出させたフレームメタデータは、セクタの整数倍のデータ量のフレームメタ年輪データとされる。さらに、制御部20は、そのフレームメタ年輪データを、メモリコントローラ17から信号処理部16に供給させ、これにより、そのセクタの整数倍のデータ量のフレームメタ年輪データが、その整数倍の数のセクタに記録されるように記録制御を行う。
【0187】
その後、ステップS89に進み、制御部20は、変数Nmに、無限大に相当する値をセットして、メタデータ記録タスクを終了する。
【0188】
これにより、光ディスク11の物理的単位領域としての、例えば、セクタの整数倍のデータ量のフレームメタ年輪データが、その整数倍の数のセクタに、フレームメタ年輪データの境界と、光ディスク11のセクタの境界とが一致するように、周期的に記録される。
【0189】
以上の図3の記録処理によって、同じような再生時間帯の音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびフレームメタ年輪データ同士が、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、フレームメタ年輪データの順の優先順位で、光ディスク11に周期的に配置されるように記録される。そして、これらのデータが周期的に記録された後、クリップメタ年輪データが、これらのデータとは無作為に配置されるように記録される。なお、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびフレームメタ年輪データを光ディスク11に記録するときの優先順位は、上述した、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、フレームメタ年輪データの順に限定されるものではない。
【0190】
いま、図5に示した音声年輪サイズTsa、図8に示した画像年輪サイズTsv、図10に示したローレゾ年輪サイズTsl、および図12に示したフレームメタ年輪サイズTsmについて、例えば、画像年輪サイズTsvが、音声年輪サイズTsaと等しく、ローレゾ年輪サイズTslおよびフレームメタ年輪サイズTsmが、音声年輪サイズTsaの2倍に等しいという関係があるとすると(2×Tsa=2×Tsv=Tsl=Tsm)、図4の音声データ記録タスク、図7の画像データ記録タスク、図9のローレゾデータ記録タスク、および図11のフレームメタデータ記録タスクによれば、図5の音声年輪データ#1乃至#4、図8の画像年輪データ#1乃至#4、図10のローレゾ年輪データ#1および#2、図12のフレームメタ年輪データ#1および#2は、図13に示すように、光ディスク11に周期的に記録され、クリップメタ年輪データは、無作為に(いまの場合、周期的に記録されている音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、フレームメタ年輪データより外周側に)配置されるように記録される。なお、図13では、音声データ、フレームメタデータ、およびクリップメタデータの記録部分を、影を付して示してあり、画像データ、およびローレゾデータの記録部分を、特に模様を付さずに示してある。
【0191】
図13の例では、光ディスク11の内周側から外周側に向かって、音声年輪データ#1、画像年輪データ#1、音声年輪データ#2、画像年輪データ#2、ローレゾ年輪データ#1、フレームメタ年輪データ#1、音声年輪データ#3、画像年輪データ#3、音声年輪データ#4、画像年輪データ#4、ローレゾ年輪データ#2、フレームメタ年輪データ#2,・・・の順番で周期的に記録される。そして、全ての音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、フレームメタ年輪データが記録された後、クリップメタ年輪データが無作為に配置されるように記録される。
【0192】
以上のように、同じような再生時間帯の音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、フレームメタ年輪データが、光ディスク11上の近い位置に記録されるので、光ディスク11から、同一の再生時刻の音声データ、画像データ、ローレゾデータ、フレームメタデータを、迅速に読み出して再生することが可能となる。
【0193】
なお、画像年輪サイズTsvと音声年輪サイズTsaと等しくし、ローレゾ年輪サイズTslおよびフレームメタ年輪サイズTsmを、音声年輪サイズTsaの2倍とするようにしたが、音声年輪サイズTsa、画像年輪サイズTsv、ローレゾ年輪サイズTsl、フレームメタ年輪サイズTsmそれぞれ同士の関係は、これに限定されるものではなく、例えば、すべて同一の時間とすることもできるし、すべて異なる時間とすることなども可能である。
【0194】
また、音声年輪サイズTsa、画像年輪サイズTsv、ローレゾ年輪サイズTsl、およびフレームメタ年輪サイズTsmは、例えば、光ディスク11の用途や使用目的にあわせて設定することが可能である。
【0195】
即ち、ローレゾ年輪サイズTslや、フレームメタ年輪サイズTsmは、例えば、音声年輪サイズTsaおよび画像年輪サイズTsvよりも大とすることが可能である。例えば、フレームメタ年輪サイズTsを、音声年輪サイズTsaおよび画像年輪サイズTsvよりも大とした場合(例えば、音声年輪サイズTsaおよび画像年輪サイズTsvが2秒であるのに対して、フレームメタ年輪サイズTsmを20秒とした場合)には、光ディスク11からフレームメタデータだけを短時間で読み出すことができる。従って、例えば、そのフレームメタデータに含まれるタイムコードなどを用いて、本線データである画像信号の特定のフレームの検索などを、高速で行うことが可能となる。以上のように、フレームメタ年輪サイズTsmを大とすることにより、フレームメタデータだけなどの特定のデータ系列の読み出しに要する時間(さらには、書き込みに要する時間も)を短縮することができる。
【0196】
同様にして、ローレゾ年輪サイズTslを、音声年輪サイズTsaおよび画像年輪サイズTsvよりも大とした場合(例えば、音声年輪サイズTsaおよび画像年輪サイズTsvが2秒であるのに対して、ローレゾ年輪サイズTslを10秒とした場合)には、例えば、ローレゾデータによるシャトル再生速度や、コンピュータなどの外部の装置へのローレゾデータの転送速度を向上させることができる。
【0197】
従って、フレームの検索の高速性が要求される場合には、フレームメタ年輪サイズTsを大とすることにより、また、ローレゾデータのシャトル再生や外部への転送を高速で行うことが要求される場合には、ローレゾ年輪サイズTslを大にすることにより、その要求に応えた利便性の高い光ディスク11を提供することが可能となる。
【0198】
また以上においては、一連の記録タスク(図4の音声データ記録タスク、図7の画像データ記録タスク、図9のローレゾデータ記録タスク、および図11のフレームメタデータ記録タスク)の終了後、クリップメタデータの記録を行うようにしたが、これに限らず、例えば、次の記録処理(図3)の開始が指令された時、光ディスク11のイジェクト時、または、所定の時間経過後など、その記録のタイミングは、特に問わない。
【0199】
次に、図14は、ディスク記録再生装置10によって、光ディスク11に対するデータの読み書きが行われる様子を示している。なお、図14では、光ディスク11に対して、音声データ、画像データ、ローレゾデータ、フレームメタデータ、およびクリップメタデータの5つのデータ系列の読み書きが行われるものとしてある。
【0200】
光ディスク11にデータが書き込まれる場合には、光ディスク11に十分な大きさの連続した空き領域が存在し、その空き領域に、欠陥(ディフェクト)がないとすれば、音声データ、画像データ、ローレゾデータ、フレームメタデータのデータ系列それぞれから抽出された音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、フレームメタ年輪データは、図14Aに示すように、光ディスク11上の空き領域に、いわば一筆書きをするように書き込まれる。なお、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびフレームメタ年輪データは、いずれも、光ディスク11のセクタの整数倍のデータ量を有し、さらに、そのデータの境界と、セクタの境界とが一致するように記録される。そして、最後のフレームメタ年輪データの書き込みが終了されると、クリップメタデータのデータ系列から抽出されたクリップメタ年輪データが書き込まれる。
【0201】
一方、光ディスク11から、ある特定のデータ系列を読み出す場合には、図14Bに示すように、そのデータ系列のデータの記録位置にシークし、そのデータを読み出すことが繰り返される。なお、図14Bでは、フレームメタデータだけの読み出しが行われる様子を示してある。
【0202】
上述したように、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびメタ年輪データは、いずれも、光ディスク11のセクタの整数倍のデータ量を有し、さらに、そのデータの境界と、セクタの境界とが一致するように記録されているので、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、またはフレームメタ年輪データのうちのいずれかの特定のデータだけが必要な場合、他のデータの読み出しを行うことなく、その特定のデータだけを読み出すことができる。
【0203】
また、本実施の形態では、光ディスク11上において、フレームメタデータを素材データとともに周期的に記録するようにしたので、それらの読み出し時のシークの発生を抑え、高速再生することができる。また、不連続点タイムコードなどの構成要素を含むクリップメタデータを、例えば、光ディスク11の外周側などにまとめて記録するようにしたので、その読み出し時間を短縮し、特定フレームを高速に検索することができる。
【0204】
なお、以上においては、図15Aに示すように、光ディスク11に対して、クリップメタ年輪データを外周側にまとめて記録する場合について説明したが、これに限らず、図15Bに示すように、内周側にまとめて記録したり、図15Cに示すように、特定領域にまとめて記録したり、あるいは、図15Dに示すように、複数の特定領域に分割して記録することも可能である。さらに、クリップメタデータを特定のフレームメタ年輪データに含ませるようにしてしてもよい。
【0205】
本発明は、光ディスクに限らず、例えば、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気ディスク、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、デジタルVTRフォーマットのビデオテープ等の磁気テープ、各種のRAM,ROM、半導体メモリ等のノンリニアアクセスが可能な記録媒体に広く適用することが可能である。
【0206】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実現させることもできるが、ソフトウエアにより実現させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実現する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムがコンピュータにインストールされ、そのプログラムがコンピュータで実行されることより、上述したディスク記録再生装置10が機能的に実現される。
【0207】
図16は、上述のようなディスク記録再生装置10として機能するコンピュータ101の一実施の形態の構成を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)111にはバス115を介して入出力インタフェース116が接続されており、CPU111は、入出力インタフェース116を介して、ユーザから、キーボード、マウスなどよりなる入力部118から指令が入力されると、例えば、ROM112、ハードディスク114、またはドライブ120に装着される磁気ディスク131、光ディスク132、光磁気ディスク133、若しくは半導体メモリ134などの記録媒体に格納されているプログラムを、RAM113にロードして実行する。これにより、上述した各種の処理が行われる。さらに、CPU111は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース116を介して、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなる出力部117に必要に応じて出力する。なお、プログラムは、ハードディスク114やROM112に予め記憶しておき、コンピュータ101と一体的にユーザに提供したり、磁気ディスク131、光ディスク132、光磁気ディスク133,半導体メモリ134等のパッケージメディアとして提供したり、衛星、ネットワーク等から通信部119を介してハードディスク114に提供することができる。
【0208】
なお、本明細書において、プログラムを記述するステップは、上述したフローチャートに記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0209】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、記録媒体の利便性を向上させることが可能となる。特に、高速再生や高速検索を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスク記録再生装置の構成例を示すブロック図である
【図2】データ変換部の構成例を示すブロック図である。
【図3】制御部による記録処理を説明するフローチャートである。
【図4】音声データ記録タスクを説明するフローチャートである。
【図5】メモリに記憶されるデータの通算データ量を示す図である。
【図6】光ディスクにおける音声データおよび画像データの記録状態を表す図である。
【図7】画像データ記録タスクを説明するフローチャートである。
【図8】メモリに記憶されるデータの通算データ量を示す図である。
【図9】ローレゾデータ記録タスクを説明するフローチャートである。
【図10】メモリに記憶されるデータの通算データ量を示す図である。
【図11】フレームメタデータ記録タスクを説明するフローチャートである。
【図12】メモリに記憶されるデータの通算データ量を示す図である。
【図13】メモリに記憶されるデータの通算データ量を示す図である。
【図14】光ディスクに対してデータが読み書きされる様子を示す図である。
【図15】光ディスクにおけるクリップメタデータの記録状態を表す図である。
【図16】パーソナルコンピュータ101の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 光ディスク, 12 スピンドルモータ, 13 ピックアップ部, 14 RFアンプ, 15 サーボ制御部, 16 信号処理部, 17 メモリコントローラ, 18 メモリ, 19 データ変換部, 20 制御部, 21 操作部, 31 信号入出力装置, 41 デマルチプレクサ, 42 データ量検出部, 43 画像信号変換部, 44 音声信号変換部, 45 フレームメタデータ処理部, 46 ローレゾデータ生成部, 47 クリップメタデータ処理部, 48 画像データ変換部, 49 音声データ変換部, 50 フレームメタデータ処理部, 51 ローレゾデータ処理部, 52 クリップメタデータ処理部, 53 マルチプレクサ

Claims (9)

  1. 第1、第2、および第3のデータ系列を、記録媒体に記録する制御を行う記録制御装置において、
    前記第1のデータ系列から、第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第1のデータ量のデータを抽出する第1のデータ抽出手段と、
    前記第2のデータ系列から、前記第1の再生時間とは異なる第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第2のデータ量のデータを抽出する第2のデータ抽出手段と、
    前記第1のデータ系列についての前記第1のデータ量ごとのデータと、前記第2のデータ系列についての前記第2のデータ量ごとのデータとを、それぞれのデータが周期的に配置されるように、前記記録媒体に記録する記録制御を行う第1の記録制御手段と、
    前記第3のデータ系列が、前記第1のデータ系列および前記第2のデータ系列とは無作為に配置されるように、前記記録媒体に記録する記録制御を行う第2の記録制御手段と
    を備えることを特徴とする記録制御装置。
  2. 前記第1のデータ量は、前記記録媒体の物理的単位領域の整数倍のデータ量であり、かつ前記第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に近いデータ量であり、
    前記第2のデータ量は、前記記録媒体の物理的単位領域の整数倍のデータ量であり、かつ前記第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に近いデータ量である
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  3. 前記物理的単位領域は、前記記録媒体について、データの読み書きを行うことができる最小の領域、またはECC(Error Correction Code:誤り訂正符号)処理が施されるECCブロックが記録される領域である
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録制御装置。
  4. 前記第1の記録制御手段は、前記第1のデータ系列についての前記第1のデータ量ごとのデータと、前記第2のデータ系列についての前記第2のデータ量ごとのデータとを、それぞれのデータの境界と、前記記録媒体の物理的単位領域の境界とが一致するように、前記記録媒体に記録させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  5. 前記物理的単位領域は、前記記録媒体について、データの読み書きを行うことができる最小の領域、またはECC(Error Correction Code:誤り訂正符号)処理が施されるECCブロックが記録される領域である
    ことを特徴とする請求項4に記載の記録制御装置。
  6. 前記第1のデータ系列は、画像またはその画像に付随する音声のデータ系列であり、
    前記第2のデータ系列は、前記画像またはその画像に付随する音声についてのリアルタイム性が要求されるメタデータのデータ系列であり、
    前記第3のデータ系列は、前記画像またはその画像に付随する音声についてのリアルタイム性が要求されないメタデータのデータ系列である
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  7. 第1、第2、および第3のデータ系列を、記録媒体に記録する制御を行う記録制御装置の記録制御方法において、
    前記第1のデータ系列から、第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第1のデータ量のデータを抽出する第1のデータ抽出ステップと、
    前記第2のデータ系列から、第1の再生時間とは異なる第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第2のデータ量のデータを抽出する第2のデータ抽出ステップと、
    前記第1のデータ系列についての前記第1のデータ量ごとのデータと、前記第2のデータ系列についての前記第2のデータ量ごとのデータとを、それぞれのデータが周期的に配置されるように、前記記録媒体に記録する記録制御を行う第1の記録制御ステップと、
    前記第3のデータ系列が、前記第1のデータ系列および前記第2のデータ系列とは無作為に配置されるように、前記記録媒体に記録する記録制御を行う第2の記録制御ステップと
    を含むことを特徴とする記録制御方法。
  8. 第1、第2、および第3のデータ系列を、記録媒体に記録する制御を行う記録制御処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    前記第1のデータ系列から、第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第1のデータ量のデータを抽出する第1のデータ抽出ステップと、
    前記第2のデータ系列から、第1の再生時間とは異なる第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第2のデータ量のデータを抽出する第2のデータ抽出ステップと、
    前記第1のデータ系列についての前記第1のデータ量ごとのデータと、前記第2のデータ系列についての前記第2のデータ量ごとのデータとを、それぞれのデータが周期的に配置されるように、前記記録媒体に記録する記録制御を行う第1の記録制御ステップと、
    前記第3のデータ系列が、前記第1のデータ系列および前記第2のデータ系列とは、無作為に配置されるように、前記記録媒体に記録する記録制御を行う第2の記録制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 第1、第2、および第3のデータ系列が記録されている記録媒体において、
    前記第1のデータ系列から抽出された、第1の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第1のデータ量ごとのデータと、
    前記第2のデータ系列から抽出された、第1の再生時間とは異なる第2の再生時間分の再生に必要なデータ量に基づくデータ量である第2のデータ量ごとのデータと
    を、それぞれのデータが周期的に配置されるように記録し、
    前記第3のデータ系列を、前記第1のデータ系列および前記第2のデータ系列とは無作為に配置されるように記録している
    ことを特徴とする記録媒体。
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