JP3823521B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3823521B2
JP3823521B2 JP05970098A JP5970098A JP3823521B2 JP 3823521 B2 JP3823521 B2 JP 3823521B2 JP 05970098 A JP05970098 A JP 05970098A JP 5970098 A JP5970098 A JP 5970098A JP 3823521 B2 JP3823521 B2 JP 3823521B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
mode
management mode
charge
copy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05970098A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11258954A (ja
Inventor
敏久 本杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP05970098A priority Critical patent/JP3823521B2/ja
Publication of JPH11258954A publication Critical patent/JPH11258954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3823521B2 publication Critical patent/JP3823521B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、料金投入装置を備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、料金を投入するとコピーが可能な状態となる料金投入装置(以下、「コピーベンダー」という。)を備えた複写機が、コンビニエンスストア等に数多く設置されている。
このコピーベンダーが備えられていれば、ユーザ自らのコピー操作が可能となりユーザの要望に直接応じられるので、人手の少ないコンビニエンスストア等でのコピーサービスを大きく向上させることができる。
【0003】
ところで、上記のようなコピーベンダーを備えた複写機は、複写機を管理する管理者がコピーしようとする場合やサービスマンがメンテナンスにためにコピーする場合に、いちいち料金を投入する必要があり大変不便だった。
そこで、特開平4―12369号公報には、予め登録しておいた暗証番号を入力しさえすれば、コピーベンダーに料金を投入しなくてもコピーできる技術が開示されている。
【0004】
この公報の技術によれば、一般のユーザを対象に有料でコピーサービスを行いながら、暗証番号を知っている特定のユーザに限って無料でコピーできるようにしている。これにより、料金を投入しなければコピーを行えないモード(料金管理モード)と料金の投入を必要とせずにコピーを行えるモード(非料金管理モード)とを切換えて使用できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記料金管理モードと非料金管理モードは、単に料金の投入を必要とするか否かの管理形態が切り換えられているだけであり、実行可能なコピー機能などは、全く同じであった。そのため、多様なコピー機能、例えば両面コピー機能や原稿サイズに応じて記録紙を自動選択するオート用紙機能などを望んでいる管理者やサービスマンにとっては使い勝手が良くても、そのような特殊機能を使用することがきわめて少ない一般ユーザにとっては、逆に豊富な機能が備えられているばかりにコピー操作が複雑となり、誤って不要なキーを押下してミスコピーすることが多く使い勝手の悪いものとなっていた。
【0006】
本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであって、料金管理モードと非料金管理モードの両方を合わせもつと共に、一般ユーザと管理者双方にとって使い勝手がよい画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、料金投入装置を備え、当該料金投入装置に投入された料金に応じて画像形成回数を管理する料金管理モードと、料金の投入を必要とすることなく画像形成回数を管理する非料金管理モードとを切換可能な画像形成装置であって、前記料金管理モードと非料金管理モードとを切り換える切換手段と、料金管理モードと非料金管理モードの切り換えに応じて、異なる画像形成条件を設定する設定手段とを備え、前記料金投入装置は、画像形成装置本体との接続が解除可能であると共に、前記切換手段は、前記料金管理モードと非料金管理モードのいずれかのモードの指定を受け付ける受付手段と前記料金投入装置が画像形成装置本体に接続されているか否かを検出する検出手段とを有し、前記受付手段により非料金管理モードの指定が受け付けられており、かつ前記料金投入装置が画像形成装置本体に接続されていないことが検出された場合にのみ非料金管理モードに切り換えることを特徴とする。
【0008】
また、前記料金管理モードにおいて、実行される画像形成動作毎に必要な料金が予め定められており、前記切換手段により料金管理モードに切り換えられた場合に、前記設定手段は、初期状態として最も安い料金で画像形成動作が実行できる画像形成条件を設定することを特徴とする。
また、前記画像形成装置は、複数の画像形成機能を有し、前記切換手段により料金管理モードに切り換えられた場合に、前記設定手段は、当該モードの画像形成条件として前記複数の画像形成機能のうち、少なくとも1つの機能を実行できない条件に設定することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、デジタルカラー複写機(以下、単に「複写機」という。)について説明する。
(1)複写機全体の構成
図1は、複写機1の全体の構成を示す図である。同図に示すように本複写機1は、複写機本体2にコインベンダー60を接続してなり、複写機本体2は、大きく分けて原稿画像を読み取るイメージリーダ部10と読み取った画像を記録シート上にプリントして再現するプリンタ部20とから構成されている。
【0011】
イメージリーダ部10は、原稿ガラス板(不図示)に載置された原稿の画像をスキャナ11を移動させて読み取る公知のものであって、スキャナ11に設置された露光ランプ12の照射により得られた原稿画像は、折り返しミラー13〜16、集光レンズ(不図示)を介してフルカラーCCDセンサ17に結像される。
フルカラーCCDセンサ17は、原稿の画像データをレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3種類の電気信号にAD変換し、これにより原稿のR、G、Bの画像データが得られる。
【0012】
このイメージリーダ部10で得られた各色成分毎の画像データは、制御部100において各種のデータ処理を受け、更にシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)の各再現色の画像データに変換される(以下、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各再現色をC、M、Y、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのC、M、Y、Kを添字として付加する)。
【0013】
制御部100は、これらの再現色の画像データをプリントヘッド部21に送出し、プリントヘッド部21に内蔵されたレーザーダイオードを駆動して、C,M,Y,Kのいずれかの再現色について感光体ドラム22の表面を露光する。
この感光体ドラム22は、上記の露光前にクリーナ23で感光体表面の残留トナーを除去され、さらにイレーサランプ24に照射されて除電された後、帯電チャージャ25により一様に帯電されており、このように一様に帯電した状態で上記露光を受けると、感光体ドラム22表面の感光体に静電潜像が形成されるようになっている。
【0014】
C,M,Y,Kの各色のトナー現像器26C〜26Kは、感光体ドラム22の回転に同期して、現像すべき色のトナー現像器26C〜26Kのみを駆動させて、感光体ドラム22表面上の静電潜像を現像する。
一方、転写ドラム27には、各用紙カセット41、42、43に設けられた、光電センサなどからなる用紙サイズ検出センサ411、421、431からの検出信号に基づき、制御部100により用紙カセット41、42、43のいずれかが選択されて記録紙(図示せず)が供給される。この用紙カセット41にはA4サイズ、用紙カセット42にはA3サイズ、用紙カセット43にはB4サイズの記録紙が収納されている。
【0015】
この記録紙の先端がタイミングローラ28を通過して吸着ローラ29まで到達すると、転写ドラム27上のチャッキング機構により把持されると共に、吸着用チャージャ30によって静電的に吸着されて、位置ずれが生じない状態で巻き取られ、上記感光体ドラム22に現像された像が、転写チャージャ31により上記転写ドラム27上に巻き取られた記録紙に転写される。
【0016】
上述のようなプリント工程が、フルカラーコピー時には、C,M,Y,Kの各色について繰り返し行われ、全ての色についてプリントが終了すると、分離爪32、除電チャージャ33、34を作動させて、記録紙を転写ドラム27の表面から分離する。また、当該複写機1は白黒のモノクロコピーが可能であり、白黒コピー時には、ブラック(K)色についてのみ上記プリント工程が行われる。
【0017】
記録紙に転写されたトナー像は、すぐに剥がれる不安定な状態であるので、定着装置35において加熱しながら押圧することによりトナーを記録紙表面に定着させた後、排紙トレー36上に排出する。
また、記録紙の裏面にもコピーする場合(いわゆる「両面コピー」の場合)は、切換爪51を作動させて、定着装置35から排出された記録紙を下方の用紙反転ユニット50の搬送路52に導き、反転ローラ53により一旦反転トレイ54方向に押し出してから、反転ローラ53を逆転させることにより当該記録紙の表裏を逆転させて搬送路55に送り出して、その裏面に画像を形成するようになっている。
【0018】
なお、イメージリーダ部10の前面の操作しやすい位置には、点線で示すように操作パネル18が設けられており、コピー枚数を入力するテンキーやコピー開始を指示するスタートキー、カセット41〜43を選択するためのカセットキー、拡大・縮小コピーモードを選択する拡大/縮小キー、フルカラーコピーまたは白黒コピーのいずれかのモードを選択するためのカラー選択キー、片面コピーモード、両面コピーモードまたは複数枚例えば4枚のコピーをつなぎ合わせると1枚の原稿画像となる拡大連写コピーモードなど各種のコピーモードを設定するための設定キー、上記選択されたカセットやカラーモードおよび設定キーにより設定されたモードを表示する表示部などが設けられている。
【0019】
また、本複写機1は、原稿サイズを検出する原稿サイズ検出センサ(不図示)をイメージリーダ部10に配し、これにより検出された原稿サイズと同一サイズのカセットを自動的に選択するオート用紙モードおよび読み取った原稿画像から当該原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判断し、その判断結果に基づいてフルカラーコピーと白黒コピーのいずれかのモードを自動設定するカラーセレクトモードを備えている(以下、上記拡大・縮小コピーモードや両面コピーモードなどの種々のコピーモードおよびオート用紙モードやカラーセレクトモードなどの、画像形成する際に行われる様々な種類の機能のことを総称して「画像形成機能」という。)。
【0020】
コピーベンダー60はコネクタ61を介して、複写機本体2の制御部100と接続され、制御部100とコピーベンダー60間で通信が行われる。コピーベンダー60は、公知のものであって、料金投入口62から硬貨を投入すると表示部65に投入金額を表示すると共に、料金投入信号を制御部100に対して送信する。制御部100は、その信号を受信すると投入された料金に応じてコピー可能な回数(または枚数)を管理し、コピーが終了する毎にコピー終了信号とそのコピーに費やした料金に関する情報(費用情報)をコピーベンダー60に送信する。当該費用情報の生成は、制御部100のROM104内に予め格納された、記録紙サイズ別にカラーコピーと白黒コピーにかかる料金を対応させた料金テーブルに基づいて行われる。
【0021】
コピーベンダー60は、コピー終了信号および費用情報を受信すると、最初に投入された金額から費用情報に基づいてコピーした分の料金を差し引いた残金を表示部65に表示する。残金が足らなくなったり、返却ボタン63が押下され残金が返却口64に返却されると、コピーベンダー60は、コピー禁止信号を制御部100に送信する。制御部100は、コピー禁止信号を受信すると操作パネル18の表示部に「コピーベンダーに料金を投入して下さい」という旨の表示を行い、コピーを禁止する。
【0022】
なお、コネクタ61を複写機本体2から取り外して接続を解除し、後述する管理設定モードで非料金管理モードを設定することにより、料金を必要とせずにコピー動作を行うようにすることも可能である。
(2)制御部100の構成
次に、図2を参照して上記制御部100の構成を説明する。
【0023】
同図に示すように、制御部100は、CPU101、入力ポート102、出力ポート103、ROM104、RAM105、およびEEPROM106とから構成される。
入力ポート102は、操作パネル18上の各種キー入力やイメージリーダ部10とプリンタ部20内の各種制御用センサの検出信号、およびコピーベンダー60からの料金投入信号やコピー禁止信号を受信し、CPU101へ送信する。
【0024】
ROM104には、イメージリーダ部10におけるスキャン動作やプリンタ部20における画像形成動作および上記画像形成機能に関する制御プログラムや料金管理モードと非料金管理モードに関する制御プログラム、および上記費用情報を生成する際の料金テーブルなどが格納されている。
RAM105は、各種の制御変数および操作パネル18から設定されたコピー枚数やコピーモードなどを一時記憶する。
【0025】
CPU101は、入力ポート102を介して上記各信号を受ける一方、ROM104から必要なプログラムを読み出して、出力ポート103を介してイメージリーダ部10、プリンタ部20の動作をタイミングを取りながら統一的に制御して円滑な複写動作を実行させる。さらに、出力ポート103を介してコピー終了信号および費用情報をコピーベンダー60に送信する。
【0026】
EEPROM106は、後述する管理設定モードにおいて設定された情報を示すフラグを格納する。
この管理設定モードは、管理者やサービスマンなどの特定の者のみが操作可能なサービスマンモードの一つであって、料金管理モードと非料金管理モードのうちのいずれかのモードを設定することができ、管理者などはコピーベンダー60が接続された際に料金管理モードを設定し、コピーベンダー60が取り外された際(接続が解除された際)に非料金管理モードを設定する。
【0027】
CPU101は、管理設定モードで設定されたモードを示すフラグをEEPROM106に設定すると共に、設定されたモードに基づいて当該複写機1におけるコピー動作を制御する。
料金管理モードで制御されると、コピーベンダー60に投入された料金に応じてコピーが可能となり、非料金管理モードで制御されると料金の投入を必要とせずにコピーを行うことができる。
【0028】
この管理設定モードの設定処理については後述する。
なお、EEPROM106は、その他の不揮発性メモリ、例えば、電池バックアップされたSRAMなどで構成されてもよい。
図3は、制御部100による複写機1全体の制御動作のメインルーチンを示すフローチャートである。
【0029】
複写機1に電源が投入されると、まず制御部100内のRAM105やEEPROM106などを後述するように初期設定し、内部タイマをセットして計時を開始する(ステップS1、S2)。
管理者やサービスマンが予め決められた暗証コードを入力することにより、あるいは複写機本体2内部に設けられたスイッチを操作することにより、管理設定モードが指定されれば(ステップS3で「Yes」)、操作パネル18上の表示部に管理設定モードである旨を表示し、後述する管理設定モードの設定処理が実行されると(ステップS4)、ステップS5へ移る。
【0030】
一方、管理者などにより上記暗証コードが入力されなければ(ステップS3で「No」)、ステップS5へ移る。
次に、操作者が操作パネル18上でカセットサイズやコピーモードなどを変更してスタートキーを押下すると、イメージリーダ部10、プリンタ部20各部の制御がなされてコピー動作が実行され(ステップS5)、内部タイマの終了を待って(ステップS6)、ステップS2にリターンして上記動作を繰り返す。これにより複写機1全体の制御が時間管理されるようになっている。
【0031】
図4は、上記ステップS1の初期設定のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、CPU101は、管理設定モードが料金管理モードに設定されているか否かをEEPROM106内の上記フラグの設定内容を読み出すことにより判断する(ステップS10)。
【0032】
CPU101は、管理設定モードが料金管理モードに設定されていると判断した場合(ステップS10で「Yes」)、当該複写機1が料金管理モードで制御されることを操作パネル18上の表示部に表示させると共にコピーベンダー60から料金投入信号を受信しなければコピー動作を禁止するようにし、料金管理モード用の初期状態に設定する(ステップS14)。
【0033】
料金管理モード用の初期状態として、コピー1枚当たりの単価が最も安いコピーモード、例えばカセット段ではA4サイズのカセット41が、各コピーモードでは白黒コピーモード、片面コピーモードが設定される。このように設定させるのは、ユーザが料金を投入した直後に誤ってスタートキーを押してコピーするといった誤操作によってミスコピーをしても、ユーザにとって損金が少なくてすむようにするためである。単価が最も安いコピーモードは、上記ROM104内の料金テーブルに基づいて予め設定される。
【0034】
なお、この初期状態は、電源投入後などに操作パネル18上に設定される状態に過ぎないので、ユーザはキー操作を行うことにより他のカセットやコピーモードなどを選択することができる。
次に、CPU101は、料金管理モードで使用できる画像形成機能を設定し(ステップS15)、リターンする。
【0035】
ここでは、コピー操作の不慣れな一般ユーザのために、画像形成機能のうちオート用紙モードとカラーセレクトモードを行えないようにしている。これらのモードが機能していると、例えばB4サイズの原稿をA3サイズの記録紙にコピーしたい場合であっても、原稿がセットされるとB4サイズのカセット43が自動的に選択されてしまい、ユーザがこれを変更し忘れてスタートキーを押すと、B4サイズの記録紙にコピーがなされてしまう。コピー動作が正常に行われても、ユーザにしてみればこれはミスコピーと同じことになる。このことは、カラー原稿を白黒コピーしたい場合であっても同様で、カラーセレクトモードが機能していれば、カラー原稿に合わせてカラーコピーモードが設定されるので、カラー選択キーで白黒コピーに変更しなければ、カラーコピーが行われることになる。
【0036】
従って、これらのモードを機能させないようにしておけば、ユーザ自らがカセットキーやカラー選択キーでコピーしたいサイズのカセットやカラーモードを選択することになるので、上記のようなミスコピーが減少する。なお、画像形成機能のうち機能させないモードについては、予め選択されROM104内に格納される。
【0037】
一方、管理設定モードが非料金管理モードに設定されていると判断した場合は(ステップS10で「No」)、コピーベンダー60が複写機本体2に接続されているか否かを検出する(ステップS11)。コピーベンダー60が複写機本体2に接続されているか否かは、コネクタ61が当該複写機本体2に接続されているか否かで判断できる。例えば、コネクタ61のピンの一部を短絡させておき、このピンに対応する端子間が短絡されていることを検出すればコピーベンダー60が接続され、短絡されていなければ接続されていないと判断すればよい。
【0038】
コピーベンダー60が接続されていることを検出した場合は(ステップS11で「Yes」)、管理設定モードを料金管理モードに設定変更し(ステップS12)、さらにこの内容を示すフラグをEEPROM106に設定し(ステップS13)、上述のステップS14、S15を実行してリターンする。
このように制御することにより、コピーベンダー60を接続した後、管理設定モードを料金管理モードに設定し忘れたとしても、コネクタ61が複写機本体2に接続されていることを検出して料金管理モードに変更されるので、誤ったモードで制御されることがなくなる。
【0039】
さらに、例えばコピーベンダー60が接続されているにもかかわらず、無料でコピーを行うために非料金管理モードを設定しようとしても、強制的に料金管理モードに変更されるので、不正コピーされることもない。
一方、コピーベンダー60が接続されていない場合は(ステップS11で「No」)、管理設定モードが非料金管理モードであることを示すフラグをEEPROM106に設定する(ステップS16)。
【0040】
この際、CPU101は、複写機1が非料金管理モードで制御されることを操作パネル18上に表示すると共に、料金の投入を必要とせずにコピー動作を可能とし、さらに非料金管理モード用の初期状態を設定する(ステップS17)。
非料金管理モード用の初期状態は、管理者などがよく使用するものが予め選択されROM104に格納される。例えば、カセット段ではメンテナンスをする上で最もよく使用するA3サイズの記録紙が収納されているカセット42が、各コピーモードではメンテナンスでのテストコピーが最適なフルカラーコピーモード、片面コピーモードがそれぞれ設定される。
【0041】
さらに、非料金管理モードで使用できる画像形成機能を設定し(ステップS18)、リターンする。。
ここでは、主にメンテナンスを行うサービスマンのために、全てのモードを機能させる。
このように、料金管理モードと非料金管理モードとで、初期状態で設定される内容および画像形成機能のうち実行できる機能を異なるように設定することにより、料金管理モードを利用する一般ユーザと非料金管理モードを利用する管理者やサービスマンの両者にとってコピーする際に行うべき操作が少なくてすむようになり、使い勝手がよくなる。さらに、料金管理モードでは、初期状態で最も安価なコピーモードが設定されるので、ユーザが料金を投入した直後に誤ってスタートキーを押してコピーするといった誤操作によるミスコピーが生じてもユーザにとっては損金が少なくてすむ。また、画像形成機能のうち、一般ユーザが特に操作を誤り易いオート用紙モードとカラーセレクトモードを実行できないようにしているので、誤操作することが少なくなりミスコピーが減少する。
【0042】
図5は、上記ステップS4の管理設定モードの設定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
上述したように、管理者やサービスマンが予め決められた暗証コードを入力することなどにより管理設定モードが指定されれば、操作パネル18上の表示部に管理設定モードである旨が表示される。さらに、表示部には現在の設定内容が表示され、キー操作により料金管理モードもしくは非料金管理モードのいずれかのモードを設定できるようになっている。
【0043】
管理者などにより料金管理モードが設定された場合には(ステップS40で「Yes」)、料金管理モードであることを示すフラグをEEPROM106に設定する(ステップS41)。
そして、当該複写機1が料金管理モードで制御されることを操作パネル18上の表示部に表示させると共にコピーベンダー60から料金投入信号を受信しなければコピー動作を禁止するようにし、料金管理モード用の初期状態と料金管理モードで使用できる画像形成機能とを設定し(ステップS42、S43)、リターンする。当該ステップS42およびS43で設定される初期状態と画像形成機能は、上記ステップS14およびS15で設定される初期状態と画像形成機能と同一である。
【0044】
一方、非料金管理モードが設定された場合は(ステップS40で「No」)、コピーベンダー60が複写機本体2に接続されているか否かを検出する(ステップS44)。
コピーベンダー60が接続されていることを検出した場合は(ステップS44で「Yes」)、管理設定モードを料金管理モードに設定変更し(ステップS45)、さらにこの内容を示すフラグをEEPROM106に設定した後(ステップS41)、上述のステップS42、S43を実行してリターンする。
【0045】
この制御により、例えばコピーベンダー60が接続されているにもかかわらず、無料でコピーを行うために非料金管理モードを設定しようとしても、強制的に料金管理モードに変更されるので、不正コピーされるおそれがなくなる。
一方、コピーベンダー60が接続されていないことを検出した場合は(ステップS44で「No」)、管理設定モードが非料金管理モードであることを示すフラグをEEPROM106に設定する(ステップS46)。
【0046】
そして、CPU101は、複写機1が非料金管理モードで制御されることを操作パネル18上に表示すると共に、料金の投入を必要とせずにコピー動作を可能とし、さらに非料金管理モード用の初期状態と非料金管理モードで使用できる画像形成機能とを設定し(ステップS47、S48)、リターンする。当該ステップS47およびS48で設定される初期状態と画像形成機能は、上記ステップS17およびS18で設定される初期状態と画像形成機能と同一である。
(3)変形例
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されないのは言うまでもなく、以下のような変形例を考えることができる。
【0047】
(3−1)上記実施の形態では、管理設定モードが非料金管理モードに設定され、かつコネクタ61が接続されていない場合にのみ、非料金管理モードを設定するようにしているが、例えばコネクタ61の接続状態を検出するだけの簡易な方法で料金管理モードと非料金管理モードのいずれかを設定するようにしてもよい。このようにすれば、操作パネル18上でモードを指定する手間が省ける。
【0048】
(3―2)上記の料金管理モードにおいては、オート用紙モードとカラーセレクトモードを機能させないようにしているが、他のモード、例えば拡大連写モードのみを機能させないようにしてもよい。
(3−3)上記実施の形態においては、料金管理モード用の初期状態として、コピー1枚当たりの単価が最も安いコピーモードに設定するようにしたが、例えば、当該複写機1を利用する一般ユーザにとって最も使用頻度が高いと考えられるコピーモードに設定するようにしてもよい。このようにすれば、コピーする際に行うべき操作が少なくてすむようになり、これによりユーザの誤操作も少なくなるのでミスコピーも減少する。
【0049】
(3−4)上記実施の形態では、コピーベンダー60が複写機本体2に接続されているか否かの判断を、コネクタ61の接続状態を検出することにより行っているが、例えばコピーベンダー60と複写機本体2とを接続している信号線にスイッチ(開閉器)を設け、このスイッチがONされると信号線が接続され、OFFされると断線した状態になるようにし、このON/OFF状態を検出できるように構成することにより、コピーベンダー60が接続されているか否かを判断するようにしてもよい。
【0050】
(3−5)上記実施の形態では、コピーベンダー60はコネクタ61によって複写機本体2と接続される構成になっているが、例えばコピーベンダー60が複写機本体2に内蔵されるような構成であってもよい。
(3−6)上記実施の形態における初期設定(ステップS1)は、電源ON時に行われるようになっているが、複写機1に電源が投入されている最中にコネクタ61の接続状態が変化したときに行うようにしてもよい。このようにすれば、何時コネクタ61が抜き差しされても、料金管理モードと非料金管理モードの切換が的確に行われ、上記した不正コピーの防止が図れる。
【0051】
(3−7)上記実施の形態では、フルカラーの複写機について説明したが、本発明は、フルカラー複写機に限らず、モノカラー複写機やレーザプリンタなどを含む電子写真式の画像形成装置一般に適用可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、設定手段により料金管理モードと非料金管理モードの切り換えに応じて、異なる画像形成条件が設定されるようにしたので、料金管理モードを利用する一般ユーザと非料金管理モードを利用する管理者やサービスマンの双方にとって、画像形成する際に行うべき操作が少なくてすむようになり使い勝手が良くなる。そして、非料金管理モードへの切り換えを、非料金管理モードの指定が受け付けられており、かつ料金投入装置が画像形成装置本体に接続されていないことが検出された場合にのみ行うようにしたので、たとえ非料金管理モードを指定することにより無料で画像形成を実行しようとしても、料金投入装置が画像形成装置本体に接続されている限り非料金管理モードに切り換えられず、不正に画像形成が行われることを防止できる。
【0053】
また、料金管理モードに切り換えられた場合に、前記設定手段により初期状態で最も安い料金で画像形成動作が実行できるように設定されるので、一般ユーザの誤操作によるミスコピーが生じても、ユーザにとっては損金が少なくてすむ。また、本発明に係る画像形成装置は複数の画像形成機能を有しており、切換手段により料金管理モードに切り換えられた場合に、前記設定手段により前記画像形成機能のうち、一般ユーザにとって操作を誤り易い画像形成機能が、少なくとも1つは実行できないように設定されるので、誤操作することが少なくなりミスコピーが減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタルカラー複写機の全体の構成を示す図である。
【図2】上記複写機本体内の制御部のブロック図である。
【図3】上記制御部における制御動作のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートにおける初期設定(ステップS1)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図5】図3のフローチャートにおける管理設定モードの設定処理(ステップS4)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 複写機
2 複写機本体
10 イメージリーダ部
18 操作パネル
20 プリンタ部
60 コピーベンダー
61 コネクタ
62 料金投入口
63 返却ボタン
64 返却口
65 表示部
100 制御部
101 CPU
102 入力ポート
103 出力ポート
104 ROM
105 RAM
106 EEPROM

Claims (3)

  1. 料金投入装置を備え、当該料金投入装置に投入された料金に応じて画像形成回数を管理する料金管理モードと、料金の投入を必要とすることなく画像形成回数を管理する非料金管理モードとを切換可能な画像形成装置であって、
    前記料金管理モードと非料金管理モードとを切り換える切換手段と、
    料金管理モードと非料金管理モードの切り換えに応じて、異なる画像形成条件を設定する設定手段とを備え
    前記料金投入装置は、画像形成装置本体との接続が解除可能であると共に、
    前記切換手段は、前記料金管理モードと非料金管理モードのいずれかのモードの指定を受け付ける受付手段と前記料金投入装置が画像形成装置本体に接続されているか否かを検出する検出手段とを有し、
    前記受付手段により非料金管理モードの指定が受け付けられており、かつ前記料金投入装置が画像形成装置本体に接続されていないことが検出された場合にのみ非料金管理モードに切り換えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記料金管理モードにおいて、実行される画像形成動作毎に必要な料金が予め定められており、前記切換手段により料金管理モードに切り換えられた場合に、前記設定手段は、初期状態として最も安い料金で画像形成動作が実行できる画像形成条件を設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、複数の画像形成機能を有し、
    前記切換手段により料金管理モードに切り換えられた場合に、前記設定手段は、当該モードの画像形成条件として前記複数の画像形成機能のうち、少なくとも1つの機能を実行できない条件に設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP05970098A 1998-03-11 1998-03-11 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3823521B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05970098A JP3823521B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05970098A JP3823521B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11258954A JPH11258954A (ja) 1999-09-24
JP3823521B2 true JP3823521B2 (ja) 2006-09-20

Family

ID=13120761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05970098A Expired - Fee Related JP3823521B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3823521B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5098312B2 (ja) * 2006-12-05 2012-12-12 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP2009070247A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法および画像処理装置
JP5379617B2 (ja) 2009-09-10 2013-12-25 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP6800672B2 (ja) 2016-09-20 2020-12-16 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11258954A (ja) 1999-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7417770B2 (en) Image forming device with priority mode to force automatic switching to monochromatic mode over color mode
JP3440897B2 (ja) 画像判定装置および画像形成装置
US20030081232A1 (en) Image forming apparatus
US8861026B2 (en) Image forming apparatus
JP4018568B2 (ja) 画像形成装置、用紙設定制御方法
JP2001016435A (ja) 画像形成装置
JP3823521B2 (ja) 画像形成装置
JPH1184963A (ja) 料金処理装置の付設できる複写装置
JPH0563904A (ja) 画像読取装置
JP2004195927A (ja) 印刷装置および印刷装置の制御方法およびプログラムおよび記録媒体
JP4103446B2 (ja) 画像形成装置
JP2006243346A (ja) 画像形成装置
WO1999015937A1 (fr) Appareil de formation d'images
JP6769765B2 (ja) 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
JP3234257B2 (ja) 画像形成装置
JP2019184812A (ja) 画像形成装置及び出力モード設定プログラム
JPH1039703A (ja) 画像形成装置
JP2023062927A (ja) 画像形成装置、報知方法、およびプログラム
JP3773682B2 (ja) コピーサービス課金システム
JP2003319107A (ja) 画像形成装置
JP2000168209A (ja) 画像形成装置、その制御方法および記憶媒体
JPH0588428A (ja) 多色複写装置
JPH11125949A (ja) フルカラー複写機
JPH05336323A (ja) 画像形成装置
KR19990014972A (ko) 용지 배출 방향 선택 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050614

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090707

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130707

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees