JP3823260B2 - コンパクト容器 - Google Patents

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釜屋化学工業株式会社
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、化粧料が充填された中皿を交換自在としたコンパクト容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、ファンデーションやアイシャドウなどの化粧料を充填した化粧皿や化粧枠を交換自在に装填したコンパクト容器は種々提案されているが、コンパクト容器の開放された上面から直接化粧皿を嵌脱できる交換操作の極めて容易なものとして、実開昭64ー50709号公報に開示されたコンパクト容器が知られている。
【0003】
この従来のコンパクト容器は、図8に示すように化粧料52を収納した中皿53を容器51に嵌合し、この容器51の両側壁54に指掛用の切欠部55を設けるとともに、両側壁54と交差する一側壁に、ヒンジ部56を介して蓋体57を開閉自在に接続して構成されている。
【0004】
そして、中皿53を容器51から取り出すときは、指掛用の切欠部55から中皿53を直接手指で挟み持って容器51の上面から引き抜くものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のコンパクト容器は、中皿53を取り外す面倒な手順や複雑な機構を有しておらず、構造が単純なうえに容器51の開放された上面から中皿53を簡単に交換できる取り扱い操作の容易な構造ではあるが、指掛用の切欠部55が側面に露出してしまうため見映えの点で不満があり、従って、交換用の中皿53のカートリッジケースや使い捨てのコンパクト容器のような安価ものには利用されるが、中皿53を複数回に亘って交換して使用する高価でデザインを重視したコンパクト容器には利用されなかった。
【0006】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、コンパクト容器の見映えを低下させることなく、開放されたコンパクト容器の上面から交換用の化粧料を簡単に交換できる取り扱い易いコンパクト容器にすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係わるコンパクト容器は、化粧用具収納凹所と化粧料収納凹所とに区画形成された有底皿状の中枠を嵌脱可能に収納した容器本体と、前記容器本体の上面を被覆する蓋体との各後端部を蝶着してなるとともに、前記化粧用具収納凹所内には前記中枠の底板から起立して前記底板に設けられた二条のスリットに挟まれて形成された連結板の先端部にプル部材が形成されているコンパクト容器において、前記連結板は前記中枠の側壁から底板に一体に延びて形成され、前記側壁に沿う部分の外側に容器本体への係合突起が設けられていること特徴としている。
【0008】
また、請求項2に係わるコンパクト容器は、請求項1に記載のコンパクト容器に係わり、前記スリットが前記底板の裏側に薄肉破断溝をもって形成されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
前記請求項1に係わるコンパクト容器においては、底板からプル部材が起立形成された化粧用具収納凹所と化粧料収納凹所とに区画形成された中枠を容器本体内に嵌脱可能に収納した構成とされ、プル部材を引き上げることにより容器本体から中枠を一操作で取り外せる。また、収納された化粧用具は起立形成されたプル部材に底板から遊離して摘み易く戴置され状態に置かれるとともに、プル部材は連結板の先端部に形設され、プル部材を引き上げると連結板に加わるけん引力は連結板の基端のある中枠の側方に集中し、容器本体から中枠を容易に引き抜け、連結板は側壁から底壁に延びて形成され、前記側壁に沿う部分の外側に容器本体への係合突起を設けた構成とされているので、プル部材を引き上げることにより容器本体と中枠との係合が簡単に解除される。
【0010】
前記請求項2に係わるコンパクト容器においては、上記の作用に加え、連結板を形成する薄肉破断溝からなるスリットは底板の裏側にに形成されて化粧用具収納凹所には現れず、スリット内に化粧料の粉や埃が溜まらない。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1乃至図5は、本発明に係わるコンパクト容器の第一実施例を示すもので、中枠3が嵌脱可能に装着された収納凹所1aを有する扁平な有底の箱体からなる容器本体1と、この容器本体1の後壁1b外側面に縦回動自在に蝶番ピン4によって蝶着され前記収納凹所1aの上面を覆う蓋体2と、前記容器本体1の前壁1cに設けられた凹所1d内に前後方向に摺動可能に装着され前記蓋体2のフック2aと容器本体のフック1eとの係合を解除する押し釦5とを主たる部材として構成されている。
【0013】
前記中枠3は、前記容器本体1の収納凹所1aに嵌合する有底皿状の矩形に形成され、その周壁6の上端は容器本体1の周壁上面に重なるフランジ7に形成されているとともに、中壁8により前後に仕切られて前方に化粧用具収納凹所9と後方に化粧料収納凹所10とが区画形成されている。
【0014】
前記化粧料収納凹所10は、化粧料(図示せず)を直接充填して中皿として使用するものであるが、別途に化粧料を充填した中皿(図示せず)を装填して使用してもよいことはいう迄もない。
【0015】
また、前記化粧用具収納凹所9には、側壁6aからL字状に屈曲して底板11に亘って平行して上下に壁を切り抜いた二条のスリット12に挟まれて連結板13が形成され、この連結板13の先端部に一体に立設された起立片14の上端にはリング状のプル部材15が底板11に水平に形設されている。
【0016】
また、前記連結板13の基端部13aになっている側壁6aと、この側壁6aと対向する側壁6aの各々外側には一対の係合突起16,16が設けられ、前記容器本体1の周壁内側に対向して穿設された係合溝17,17と係合して中枠3と容器本体1との係合部を構成している。
【0017】
以上のように構成された本実施例のコンパクト容器においては、図4に示すように化粧用具収納凹所9に収納された化粧用具18は起立形成されたプル部材15の上に戴置されて底板11から遊離した状態にあり、従って化粧用具18を容易に摘むことができる。
【0018】
また、化粧料を使用しきって、新しい化粧料が充填された中枠3と交換するときは、図5に示すように、プル部材5を摘んで引き上げると連結板13に加わるけん引力は連結板13の基端のある中枠3の側方に集中し、連結板13の基端部13aは撓んで基端部13の外側の係合突起16は容器本体1の係合溝17から引き抜かれ、先ず連結板13の基端側の容器本体1と中枠3との係合が解除される。
【0019】
従って、容器本体1の収納凹所1aから中枠3の引き抜きが極めて容易となり、プル部材15を引き上げるだけの単純な一操作で中枠3を取り外すことができる。
【0020】
そして、新しい化粧料の充填された中枠3は容器本体1の開放面から収納凹所1aに押し込めば、容器本体1と中枠3とは簡単確実に係合するので交換操作が容易なばかりでなく、使用して化粧料で汚れた化粧用具収納凹所9も新しくなるので衛生的である。
【0021】
図6は、本発明のコンパクト容器の第二実施例の要部を示すものであり、この実施例は、基本的には上記第一実施例のコンパクト容器と同様であるので、共通する部分については同一符合を付してその説明を省略する。
【0022】
図6(A)は、化粧用具収納凹所9の底板11を上面から見たものであり、図6(B)は、図6(A)に示す矢視A断面を拡大して見たものである。
【0023】
図に示すように、本実施例のコンパクト容器は、連結板13を構成する二条のスリット12,12が、底板11の裏側に断面V字状の薄肉破断溝19,19に形成されていることを特徴としており、他の構成は第一実施例と同一であるのでその説明は省略する。
【0024】
そして、プル部材15を引き上げるとV字状の薄肉破断溝19,19が破断して第一実施例と同様の形の連結板13となり、従って、第一実施例と同様に容器本体1の収納凹所1aから中枠3の引き抜きが極めて容易となり、プル部材15を引き上げる単純な一操作で中枠3を取り外すことができる。
【0025】
また、本実施例においては、スリット12はV字状の薄肉破断溝19として底板11の裏側に形成されているので化粧用具収納凹所9には現れず、従って、化粧料の粉や埃がスリット12内に溜ることがなく開蓋時の見映えもよい。
【0026】
また、上記第一、第二実施例におけるコンパクト容器のプル部材15はリング状に形成されているが、プル部材15の形状は上記リング状に限るものではない。例えば、第三実施例として図7に示したものは、連結板13の先端に一体に連接された起立片14を弾性的に斜めに起立させ、起立片14の先端部に形設したプル部材15の上面を開放して受け座状に構成し化粧用具18を支持し易いようにたものである。
【0027】
この第三実施例によれば、コンパクト容器の蓋体2を開くと、化粧用具18は起立片14の弾性復帰により中枠3の上端面より上方に押し出される構成としてあり、化粧用具18の取出しが更にやり易くなる。
【0028】
【発明の効果】
本発明に係るコンパクト容器によれば、容器本体の開口された上面から中枠を引き抜ける取り扱いの簡単な構造であるうえに、プル部材を摘んで引き上げると連結板に加わるけん引力は連結板の基端のある中枠の側方に集中するので引き抜き易く、更に、連結板の外側の係合突起は容器本体の係合溝から引き抜かれて容器本体と中枠との係合が解除される構成としたので、収納凹所から中枠の引き抜きが極めて容易であり、プル部材を引き上げるという単純な一操作で容易に中枠を取り外すことができる。
【0029】
また、化粧用具は底壁から起立して形成されたプル部材の上に戴置されて底板から遊離した状態にあり、従って利用者は化粧用具を容易に摘み出すことができる。
【0030】
更に、連結板を形成するスリットを底板の裏側にV字状の薄肉破断溝に形成すると化粧用具収納凹所にスリットが現れず、従ってスリット内に化粧料の粉や埃が溜ることがなく見映えもよくなる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンパクト容器の第一実施例を示す分解斜視図。
【図2】 同実施例のコンパクト容器の中枠を装着した容器本体の平面図。
【図3】 同実施例のコンパクト容器の図2に示すBーB矢視部の断面図。
【図4】 同実施例のコンパクト容器の図2に示すAーA矢視断部の面図。
【図5】 同実施例のコンパクト容器の使用状態を示す図2のAーA矢視断面図。
【図6】 本発明のコンパクト容器の第二実施例の要部の説明図。
【図7】 本発明のコンパクト容器の第三実施例の要部の説明図。
【図8】 従来例の斜視図。
【符号の説明】
1 容器本体,2 蓋体,3 中枠,9 化粧用具収納凹所,10 化粧料収
納凹所,11 底板,15 プル部材

Claims (2)

  1. 化粧用具収納凹所と化粧料収納凹所とに区画形成された有底皿状の中枠を嵌脱可能に収納した容器本体と、前記容器本体の上面を被覆する蓋体との各後端部を蝶着してなるとともに、前記化粧用具収納凹所内には前記中枠の底板から起立して前記底板に設けられた二条のスリットに挟まれて形成された連結板の先端部にプル部材が形成されているコンパクト容器において、前記連結板は前記中枠の側壁から底板に一体に延びて形成され、前記側壁に沿う部分の外側に容器本体への係合突起が設けられていること特徴とするコンパクト容器。
  2. 前記スリットが前記底板の裏側に薄肉破断溝をもって形成されていることを特徴とする請求項1記載のコンパクト容器。
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