JP3822274B2 - 端子台 - Google Patents

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JP3822274B2
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忠男 戸塚
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戸塚 しづ子
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信機および電子機器等に広く使用される端子台に関し、特に、被接続用配線に取り付けられた端子を固定する端子台の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の端子台は、複数の被接続用配線を一個所にまとめて対応する配線を接続するために用いられるもので、従来から種々の構造のものが提案されている。たとえば、被接続用配線の一端に取り付けられたフォーク状端子を端子台を構成する端子板にねじ込まれた固定ねじに挟み込み、固定ねじを締め付けることにより、被配線接続用配線を端子台固定する構造のもの、あるいは、たとえば、実開平4−102568号公報に示されるように、被接続用配線の一端に丸形端子を取り付け、固定ねじを端子板からはずした状態で端子板のねじ穴位置に丸形端子を配置した後固定ねじをねじ穴にねじ込んで丸形端子を端子台に固定する構造のもの等がある。後者の端子台においては、作業性を考慮して丸形端子を取り付けるために固定ねじを端子板から外したときに、固定ねじが取り付け位置から落下するのを防止する機能(脱落防止機能)を備えている。すなわち、この例の端子台においては、ねじ脱落防止機構を付設した配線接続部は、電気絶縁材料である合成樹脂材からなる端子台本体と、この端子台本体上に設けられた導電材からなる端子板と、この端子板に形成されたねじ孔上部に昇降自在に設けられたねじ脱落防止用金具と、このねじ脱落防止用金具の頂部にワッシャを介して回動自在に保持された固定ねじと、ねじ脱落防止用金具を上方に付勢するように配置された圧縮コイルばね等のばね部材等を備えた構造であった。この例では、ねじ脱落防止用金具は、上端部が端子台本体に昇降自在に保持されるとともに、下端部が端子板の下方に形成された空所内に臨んでいる。
【0003】
そして、このねじ脱落防止用金具は、空所内に配設された上述したばね部材によって、常時は上方に付勢され、かつ固定ねじが落下しない状態で上昇位置に保持されている。この状態で、ねじ部と端子板との間に、被接続用配線の接続端に取り付けられた丸形圧着端子のような丸型端子を差し込み、ついで、固定ねじのねじ孔への螺合に伴なう締付けによって、端子板と固定ねじの頭部との間に端子を挟み込んで固定することにより被接続用配線を端子台に電気的に接続する。
【0004】
また、逆に、固定ねじの螺合を解除すると、ねじ脱落防止用金具がばね部材による上方への付勢によって上方に移動し、このねじ脱落防止用金具の上方への移動によって固定ねじの頭部が端子板から離れるように上昇し、その結果、丸形端子を端子台から引き抜いて外すこともできるような構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の構造のうち、前者は、被接続用配線の端子がフォーク状端子によって構成されているため、このフォーク状端子を固定ねじで固定しても電子機器等の長年の使用によって固定ねじが緩んであるいはフォーク状端子が締め付け状態から次第に外れる方向に移動して最後には端子台から外れることがある。後者は、丸形端子を用いているため、端子台への固定後は、前者のように長年の使用によって端子台から外れることはないが、丸形端子を端子台に取り付けるときには、固定ねじを端子板から完全に外して取り付ける必要があり、前者に比べると、作業性はやや低下するという問題があった。
【0006】
本発明は上述した従来の問題を解決するためになされたものであり、従来のように固定ねじを端子板から外すことなく被接続用配線の端子を取り付けあるいは取り外しできるようにし、これによって作業性を向上させ、しかも従来よりも部品点数を少なくして低コスト化を図った端子台を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような要請に応えるために本発明による端子台は、ねじ孔を有して端子台本体に固定される第1の端子板と、この第1の端子板の上方に上下動自在に配置された第2の端子板と、この第2の端子板に設けられた遊合に挿通され前記第1の端子板の前記ねじ孔にねじ込まれる固定ねじと、この固定ねじの頂部と前記第2の端子板との間に介装され前記第2の端子板を前記第1の端子板に押し付けるばね部材とを備え、前記第1の端子板と前記第2の端子板との間に被接続用配線の端子が挿入される端子台であって、前記第1の端子板は、導電金属材によって形成され、前記ねじ孔を挟んで対称的な位置に前記端子をそれぞれ係止するための凸状係止部あるいは係止孔が設けられ、かつこれらの凸状係止部あるいは係止孔が設けられた位置のほぼ延長線上の両端にはこの第1の端子板を前記端子台本体に固定するための固定部が設けられており、前記第2の端子板は、導電金属材によって形成され、かつ前記遊合を挟んで対称的な両端近傍に、前記凸状係止部あるいは係止孔に対しねじ孔から離れる側に位置して第1の端子板を下方に押下する押さえ部が設けられており、前記第1の端子板と前記第2の端子板との間に前記端子が挿入されると、前記端子に設けられている係止穴部または凸状係止部が前記第1の端子板の凸状係止部あるいは係止孔に係合することを特徴とする。
【0008】
上述した本発明による端子台を用いれば、固定ねじを第1の端子板のねじ孔に係合させた状態で、ばね部材により第1の端子板に押圧されている第2の端子板と第1の端子板のとの間に、被接続用配線に接続された端子を挿入するように構成されているため、従来のように、被接続用配線の端子を端子台に接続するときに、固定ねじをねじ孔にねじ込む行程が不要となり、この点で作業性を改善できる。また、被接続用配線の端子を端子台に接続したときには、被接続用配線の端子に設けられた係止穴部あるいは凸状係止部が第1の端子板に形成された凸状係止部あるいは係止穴部と係合した状態で固定ねじが締め付けられているため、長年の使用によっても被接続用配線の端子が端子台から外れることもない。
【0009】
これとは逆に、被接続用配線の端子を端子台から取り外すときには、固定ねじを第1の端子板のねじ孔への螺合が解除されるように逆方向に回転することにより、第1の端子板と第2の端子板との間の端子挟持力を弱め、被接続用配線の端子の後端を第1の端子板に対し持ち上げることによって、被接続用配線を簡単に取り外すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1(a)および(b)は、本発明による端子台の一実施の形態を示し、(a)被接続用配線の端子を取り付けない状態の一ユニットを示し、(b)は複数の配線接続ユニットを併設し、かつ結合部材によって結合した状態を示す。また、図2は、図1(a)に示される端子台の一配線接続ユニットに被接続用配線の端子を接続した状態を示す。図3は、図1および図2に示される端子台を展開した状態を示す。
【0011】
これらの図において、符号10は端子台の全体構造を示しており、複数の配線接続ユニット10A,10B,・・・によって構成されている。各配線接続ユニットは、端子台の端部を除いて同じ構造であるため、配線接続ユニット10Aを代表させて説明する。
【0012】
まず、配線接続ユニット10Aは、合成樹脂のような電気絶縁材料からなる端子台本体11bと、これに組み込まれる第1および第2の金属製端子板12,13と、コイルスプリングからなるばね部材14と、ストッパ部材15の遊合孔15aと、ストッパ部材15,ばね部材14および第2の端子板13に開けられた遊合孔13aを介して第1の端子板12に設けられたねじ孔12aにねじ込まれる固定ねじ16とによって構成されている。この端子台本体11bは、隣接する配線接続ユニットとの仕切壁を構成するとともに、第1の端子板12を固定してこの上に配置される上述した各部品を位置決め固定する機能を有する。この配線接続ユニット11bは端子台10の端に位置するため、特別の端子台本体10aと対向するように配置されている。なお、17は整列配置された端子台本体11a,11b,11c・・・を貫通してナット部材18と協働して一つの端子台10に組み立てるねじ部材である。
【0013】
第1の端子板12は、導電金属材により構成され、上述したねじ孔12aが中央部に形成され、このねじ孔12aの部分にはねじ溝が形成されている。このねじ孔12aを挟んでかつこのねじ孔12aから所定距離離れた位置に凸状の係止部12b,12cが形成されている。この実施の形態では、これらの係止部12b,12cは、図1(a),図2および図3から明らかなように板材を切り起こすことにより形成され、このため、ねじ孔12aに近い側は板材から切り離されて急峻な側面を持ち、ねじ孔12aから離れた側はなめらかな湾曲面を持っている。また、ねじ孔12aの係止部12b,12cの配列方向の延長端部に下方に折り曲げられて端子台本体11bの取り付け溝11b1,11b2にはめ込まれる固定部12d,12eが設けられている。さらに、ねじ孔12aに対し係止部12b,12cの配列と直交する方向の端部は、下方に折り曲げられて端子板の曲げ強度を補強している。
【0014】
第2の端子板13は、導電金属材により構成され、その中央には、固定ねじ16が挿通自在に遊合する遊合孔13aが形成され、この遊合孔13aを挟んで対称的に第1の端子板12の方向に折り曲げられその後反対方向に立ち上がるくぼみ13bおよび13cが形成されている。この状態は、図1(a)および図2に良く示されている。このようなくぼみ13bおよび13cは、固定ねじ16が締め付けられたときに、第1と第2の端子板12および13の間に配置される被接続用配線の端子を弾力を持って挟持させるために設けられている。換言すれば、第2の端子板13は、上述したくぼみ13b、13cを形成することによって中央に形成された遊合孔13aを挟んで対称的な両端近傍に、第1の端子板12の凸状係止部12b,12cに対しねじ孔12aから離れる側に位置して第1の端子板12を下方に押下する押さえ部13d,13eが形成されることになる。
【0015】
ばね部材14は、固定ねじ16が緩められたときに第2の端子板13を下方、すなわち第1の端子板12方向に付勢する機能を持っている。また、ストッパ部材15は、固定ねじ16が緩められて上方向に移動するときに端子台本体11bおよび11aに形成されたストッパ片11b3および11a1と係合してさらに固定ねじ16が上方へ移動するのを規制する機能を有する。この場合、固定ねじ16の基部はねじ溝が設けられておらず、ねじ山よりも小径に形成されているため、ストッパ部材15の遊合孔15aはこの部分に位置されて回動自在にされている。また、ストッパ部材15の遊合孔の径を固定ねじ16のねじ山よりも大きくしても同様の動作を行わせることができる。
【0016】
また、端子台本体11bおよび11aには、右方向に突出する一対の位置決め用突起11b5および11a2が設けられており、これらの突起は、対向する端子台本体11cおよび11bの位置決め穴11c5および11b5にはめ込まれるように構成されている。また、端子台本体11bのストッパ片11b3と反対側の面にもつぎのユニットのストッパ部材の上方への移動を規制するストッパ片11b6が設けられている。
【0017】
このように構成すれば、被接続用配線に接続された端子21,22は、固定ねじ16を緩められてストッパ部材15が端子台本体11bのストッパ片11b3に係止された状態で、図1(a)の左右方向から第1の端子板12と第2の端子板13の間に水平に挿入する。この場合、第2の端子板13の端部は前述したくぼみ13b,13cの形成によって上方に丸味を持った形状となり、端子21,22の端部の端子板間への受け入れを容易にしている。そして、端子板21と22との間に挿入された端子21,22の先端は、丸味を持った係止部12b、12cの背中に沿って移動し、端子21および22に設けられた穴21aおよび22aの先端が係止部12bおよび12cの急峻な端部に達すると下方に落としこまれ、この状態で落ち着く。この状態で固定ねじ16を締め付け、第1と第2の端子板間をばね部材14と協働して強固に締め付け、これにより、端子21,22を固定する。図2はこの状態を示している。
【0018】
このような状態では、被接続用配線の端子21および22は、長年の使用によっても係止部12bおよび12cによって上述した固定状態から抜け出すことができなくなり、被接続用配線の各端子を安定的した状態で端子台10に固定することができる。
【0019】
また、被接続用配線の端子21,22を端子台10から外す場合には、固定ねじ16を締め付けと逆方向に回転させてストッパ部材15とともに上方に移動させる。そしてストッパ部材15が端子台本体11bおよび11aの係止片11b3および11a1によって係止される程度まで固定ねじ16を持ち上げる。この状態では、通常固定ねじ16の先端は第1の端子板12のねじ孔12aと係合した状態にあり、第2の端子板13はばね部材14のばね力によって弱く下方に押されている。この挟持力の弱い状態で、作業者は、被接続用配線の端子の端部を上方に持ち上げ、その状態で外方に引き出すことにより簡単に端子21,22を取り外すことができる。
【0020】
以上述べたように、この実施の形態の構成にすることによって、従来のように固定ねじを端子板から外すことなく被接続用配線の端子を取り付けあるいは取り外しできるようにし、これによって作業性を向上させることができる。しかも、この実施の形態の構成にすることによって従来よりも部品点数を少なくして低コスト化を図った端子台を提供することができる。
【0021】
図4は、本発明の他の実施の形態を示しており、上述した実施の形態との相違点は、第1の端子板12と第2の端子板13の構造が若干変更されていることである。すなわち、前述した図1ないし図3に示される実施の形態では、第1の端子板12に設けられた係止部12bおよび12cを切り越しによって形成したけれども、この実施の形態の第1の端子板12Aに形成された係止部12b1および12b2は、絞り加工によって肉厚の突起部として形成されている。また、第2の端子板13は、遊合孔13aの開けられた中央部から端部に向かうにしたがって下方に傾斜されて上下方向の弾力を持たせており、この傾斜によって、中央に形成された遊合孔13aを挟んで対称的な両端近傍に、凸状係止部21a,22aに対しねじ孔12aから離れる側に位置して第1の端子板12を下方に押下する押さえ部13d,13eが形成されている。また、この第2端子板13Aの両端部は上方に折り曲げられて、被接続用配線が接続された端子が端子板12Aと13Aとの間に容易に挿入できる構造となっている。その他の構造は、図1ないし図3に示されるものと同じである。このような構造にしても、上述した実施の形態と同じ効果を得ることができることは容易に理解されるであろう。
【0022】
図5および図6は、本発明のさらに他の実施の形態を示しており、第1および第2の端子板がV字状に形成され、端子台が狭い場所に配置された場合にも被接続用配線の端子を前述した図1ないし図3に示される実施の形態よりもさらに容易に取り付けできるようにしたものである。図5および図6において示される第1の端子板12Bは、係止部12b1および12b2の形成された部分がV字状に形成され、このため、ねじ孔12aはV字の底に位置することになる。その他の部分は、これまでの実施の形態と同様の構成である。
【0023】
また、第2の端子板13Bにおいては、図1ないし図3の実施の形態に示した第2端子板13のくぼみ13bおよび13cに対応したくぼみ13b1および13b2は、第1の端子板12BのV字形状に合わせてねじ孔13aから離れたくぼみの外壁がV字状となるように形成されている。この場合、第2端子板13Bの両端は、図1ないし図3に示される端子板13と同様に、上方に折り曲げられている。なお、折り曲げ強度を持たせるために、ねじ孔12aに近い折り曲げ部の両側端は、図6によく示されるように、さらに内方に向かって折り曲げ加工されている。
【0024】
また、図5および図6からわかるように、第2の端子板13Bに形成されるくぼみ13b1および13b2は、遊合孔13aに隣接する部分が一番深く、この遊合孔13aから端部に向かうにしたがって浅くなるような形状をしている。また、固定ねじ16は、前述した図1ないし図4の実施の形態のものよりも長く、その先端は、第1の端子板12Bのねじ孔12aに対向する端子台本体11bのくぼみ11fの底部分に開けられたねじ孔11dにねじ込まれている。この固定ねじ16の長さは、固定ねじ16の頂部とばね部材14との間に配置されたストッパ部材15が端子台本体11bに形成されたストッパ片11b3’に係止しても、なおその先端がねじ孔11dに係合している程度の長さに定められている。
【0025】
図5および図6に示されるような構造にすることにより、被接続用配線の端子21,22を挿入する端子板12Bと13Bの端部が斜め上方に向かって配置されることになり、端子台が狭い場所に収容あるいは配置された場合にも端子を容易に装着することができる。また、このような構造では、前述した実施の形態において、第1の端子板の両端に設けた固定部によって端子台本体に第1の端子板を固定するようにしたけれども、固定ねじ16に装着された端子板12,13、ばね部材14、ストッパ部材15を、端子台本体11bのねじ孔11dに先端が常時ねじ込まれた状態にある固定ねじ16によって支持しており、しかも、端子板12BのV字形状がこの上に配置される第2の端子板13B,ばね部材14および固定ねじ14のガイドとなって常に第1の端子板12Bのねじ孔12aに向かうように位置づけられており、さらにこれらの部材は、対向側面を端子台本体によって囲われているため、組立時の固定ねじの装着を容易にできる。
【0026】
上述した各実施の形態においては、第1の端子板に突起状の係止部を設けかつ被接続用配線の端子にこの係止部と係合する孔を設けたけれども、この組み合わせを逆にして第1の端子板に係止孔を設け、端子にこの係止孔と係合する突起を設けるようにしてもよいことはもちろんである。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による端子台を用いれば、固定ねじを第1の端子板のねじ孔に係合させた状態で、ばね部材により第1の端子板に押圧されている第2の端子板と第1の端子板との間に、被接続用配線に接続された端子を挿入するように構成されているため、従来のように、被接続用配線の端子を端子台に接続するときに、固定ねじをねじ孔に不安定な状態でねじ込む工程が不要となり、この点で作業性を改善できる。また、被接続用配線の端子を端子台に接続したときには、被接続用配線の端子に設けられた係止穴部あるいは凸状係止部が第1の端子板に形成された凸状係止部あるいは係止と係合した状態で固定ねじが締め付けられているため、長年の使用によっても被接続用配線の端子が端子台から外れることもない。
【0028】
これとは逆に、被接続用配線の端子を端子台から取り外すときには、固定ねじを第1の端子板のねじ孔への螺合が解除されるように逆方向に回転することにより、第1の端子板と第2の端子板との間の端子挟持力を弱め、被接続用配線の端子の後端を第1の端子板に対し持ち上げることによって、被接続用配線を簡単に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による端子台の一実施の形態を示し、(a)は要部となる配線接続ユニットの断面図、(b)は(a)に示される配線接続ユニットを整列配置した組立状態を示す側面図である。
【図2】 図1に示される端子台に被接続用配線の端子を接続した状態を示す断面図である。
【図3】 図1および図2に示される本発明の実施の形態を展開した状態を示す図である。
【図4】 本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図5】 本発明のさらに他の実施の形態を示す断面図である。
【図6】 図5の実施の形態を展開した状態を示す図である。
【符号の説明】
10…端子台、10A,10B,10C…配線接続ユニット、11a,11b…端子台本体、11a1,11b3,11b3’,11b6…ストッパ片、11a2,11b5…位置決め用突起、11b5,11c5…位置決め穴、12,12A,12B…第1の端子板、11d,12a…ねじ孔、12b,12b1,12b2,12c…係止部、12d,12e…固定部、13,13B…第2の端子板、13a…遊合孔、13b,13b1,13b2,13c…くぼみ、13d,13e…押さえ部、14…ばね部材、15ストッパ部材、16…固定ねじ、17…ねじ部材、18…ナット部材、21,22…端子。

Claims (4)

  1. ねじ孔(12a)を有して端子台本体(11a,11b・・)に固定される第1の端子板(12)と、この第1の端子板(12)の上方に上下動自在に配置された第2の端子板(13)と、この第2の端子板(13)に設けられた遊合(13a)に挿通され前記第1の端子板(12)の前記ねじ孔(12a)にねじ込まれる固定ねじ(16)と、この固定ねじ(16)の頂部と前記第2の端子板(13)との間に介装され前記第2の端子板(13)を前記第1の端子板(12)に押し付けるばね部材(14)とを備え、前記第1の端子板(12)と前記第2の端子板(13)との間に被接続用配線の端子(21,22)が挿入される端子台であって、
    前記第1の端子板(12)は、導電金属材によって形成され、前記ねじ孔(12a)を挟んで対称的な位置に前記端子(21,22)をそれぞれ係止するための凸状係止部(12b,12c)あるいは係止孔が設けられ、かつこれらの凸状係止部(12b,12c)あるいは係止孔が設けられた位置のほぼ延長線上の両端にはこの第1の端子板(12)を前記端子台本体(11a,11b・・)に固定するための固定部(12d,12e)が設けられており、
    前記第2の端子板(13)は、導電金属材によって形成され、かつ前記遊合(13a)を挟んで対称的な両端近傍に、前記凸状係止部(12b,12c)あるいは係止孔に対しねじ孔(12a)から離れる側に位置して第1の端子板(12)を下方に押下する押さえ部(13d,13e)が設けられており、
    前記第1の端子板(12)と前記第2の端子板(13)との間に前記端子(21,22)が挿入されると、前記端子(21,22)に設けられている係止穴部(21a,22a)または凸状係止部が前記第1の端子板(12)の凸状係止部(12b,12c)あるいは係止孔に係合することを特徴とする端子台。
  2. 前記第1の端子板(12)は、V字形状に形成され、V字の底には、前記ねじ孔(12a)が位置づけられており、前記第2の端子板(13)もこの第1の端子板(12)の形状に合わせて形成されていることを特徴とする請求項1記載の端子台。
  3. 前記端子台本体(11a,11b・・)は、固定ねじ(16)の頂部とばね部材(14)との間に配置されたストッパ部材(15)と係合するストッパ片(11b3)を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の端子台。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の、端子台本体(11a,11b・・)に固定される第1の端子板(12)と、この第1の端子板(12)の上方に上下動自在に配置された第2の端子板(13)と、この第2の端子板(13)に設けられた遊合孔(13a)に挿通され前記第1の端子板(12)の前記ねじ孔(12a)にねじ込まれる固定ねじ(16)と、この固定ねじ(16)の頂部と前記第2の端子板(13)との間に介装され前記第2の端子板(13)を前記第1の端子板(12)に押し付けるばね部材(14)とで複数の配線接続ユニット(10A,10B・・)を構成し、これらの配線接続ユニット(10A,10B・・)を整列配置して連結部材(17)により結合したことを特徴とする端子台。
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