JP3821913B2 - 水平周波数検出回路 - Google Patents

水平周波数検出回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばマルチスキャンディスプレイモニターに用いて好適な水平周波数の検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
マルチスキャンディスプレイに接続される各種タイプのコンピュータ機器ではその水平同期信号、垂直同期信号それぞれの周波数が異なっていることが多く、したがって、マルチスキャンディスプレイにおいては、それに接続されるコンピュータ機器からのデータを表示するためには、それに入力されてくる各コンピュータ機器からの水平同期信号および垂直同期信号それぞれの周波数を検出するとともに、検出した水平と垂直同期信号それぞれの周波数に追従してディスプレイが例えばテレビのブラウン管であればそれの水平と垂直の偏向回路、ディスプレイが液晶であればそれの駆動回路を制御することによりディスプレイできるようにする必要がある。このようにしてマルチスキャンディスプレイにおいてはそれに入力されてくる水平同期信号および垂直同期信号それぞれの周波数を検出する必要があるが、そのうち、水平同期信号の周波数を検出する回路としては例えば特開昭63−286076号公報に記載された水平周波数検出回路が従来技術例として知られている。
【0003】
図6を参照して同公報に記載の従来技術例の水平周波数検出回路について説明すると、この水平周波数検出回路は、ディスプレイ用の垂直同期信号を入力する垂直同期信号入力手段41と、その垂直同期信号入力手段41の出力信号を入力とし、割り込み信号を出力する割り込み受付回路43と、周波数が既知である基準クロックを発生する基準クロック発生回路48と、基準クロック信号を分周する分周回路47と、ディスプレイ用の水平同期信号を入力する水平同期信号入力手段42と、その水平同期信号入力手段42の出力信号を入力とし、水平同期信号をカウントするカウンタ44と、前述した分周回路47出力、水平同期カウンタ44出力、割り込み受付回路43の出力に基づき水平同期信号の周波数(水平同期周波数)、垂直同期信号の周波数(垂直同期周波数)を算出するCPU45と、切替回路49とより構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術例では、垂直1周期の間に入力される水平同期信号の個数をカウントするとともにそのカウント値から得られた垂直1周期における水平ラインの総数と垂直周波数とから、水平同期周波数を算出する。このような算出においては入力信号源であるコンピュータ機器の中には垂直ブランキング期間内に、水平同期信号がなかったり、等価パルスが有るものもあり、こうした機器の場合などには対応できないなど、それに接続される機器に制限が生じてしまい、汎用性が低くなってしまうという課題がある。
【0005】
また、上記従来技術例では、水平周波数の精度の高い検出のためには垂直同期信号入力時の割り込みと割り込みとの間の時間を正確に検出する必要があるが、最低2回の割り込みが必要となるが、マルチスキャンディスプレイ内におけるCPUが他の仕事をしているときに割り込みの性質上必ず前記検出に対しての遅延時間が生じてしまうとともに、またこの遅延時間にもバラツキが生じやすいため水平周波数の検出精度がどうしても悪くなるという課題がある。
【0006】
そのうえ、昨今の液晶などの複雑なマルチスキャンディスプレイでは、制御対象の周波数依存性が高く、精度の高い水平周波数検出が要求されているから、上記従来技術例ではこのような要求には対応できないという課題もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、垂直同期信号入力割り込み受付後にn進カウンタと、m進カウンタを同時にカウント動作を開始させ、前記両カウンタ出力時間差Tを時間計測して、以下の式で水平周波数検出を行う。
【0008】
fH=(m−n)/T
水平周波数fHを、割り込み遅延時間に影響しないために水平周波数を精度高く検出可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の水平周波数検出回路は、周波数が既知である基準クロックをカウントする基準クロックカウンタと、水平同期信号をカウントするn進カウンタと、水平同期信号をカウントするm+n進カウンタと、水平同期信号をカウントするpm+n進カウンタと、前記n進カウンタ出力の立ち上がりで、基準クロックカウンタのカウント値をラッチする第一のラッチ回路と、前記m+n進カウンタ出力の立ち上がりで基準クロックカウンタのカウント値をラッチする第二のラッチ回路と、前記pm+n進カウンタ出力の立ち上がりで基準クロックカウンタのカウント値をラッチする第三のラッチ回路と、前記第二、第三のラッチ回路出力を前記pm+n進カウンタ出力で切り替える第一の切替回路と、前記第一のラッチ回路出力と前記第一の切替回路出力の差分をとる差分器と、前記差分器出力をp倍するp倍アンプと、前記差分器出力とp倍アンプ出力を前記pm+n進カウンタ出力で切り替える第二の切替回路と、前記水平同期信号をそれぞれカウントする3つのカウンタを同時にリセット制御しかつ第二の切替回路出力より水平周波数を算出する制御回路と備えた水平周波数検出回路であり、入力信号の総ライン数に応じてpm+n進カウンタとm+n進カウンタ出力を自動的に切り替え、またm+n進カウンタが選択されている時はp倍アンプでpm+n進カウンタに正規化されているため、入力信号の総ライン数に応じて自動的に精度の良いカウンタを選択して水平周波数検出するという作用を有する。
【0016】
参考例1
図1は参考例1における水平周波数検出回路を示しており、図1において、1は垂直同期信号が入力されると、n進とm進の各カウンタ2,3にカウント開始信号bを出力し、かつ差分器6の出力に基づいて水平周波数を算出する制御回路、2は制御回路1よりカウント開始信号bが入力されると、水平同期信号のカウントを開始しそのカウント値がnになると出力をHとするn進カウンタ、3は制御回路1よりカウント開始信号bが入力されると、水平同期信号のカウントを開始しそのカウント値がmになると出力をHとするm進カウンタ、4はn進カウンタ2の出力がHになった時の基準クロックカウンタ8の出力値を保持する第一のラッチ回路、5はm進カウンタ3の出力がHになった時の基準クロックカウンタ8の出力値を保持する第二のラッチ回路、6は第一および第二のラッチ回路4,5で保持した基準クロックカウンタ8の出力値の差分をとる差分器、7は周波数が既知である基準クロックを発生する基準クロック発生回路、8は基準クロックをカウントしカウント値を出力している基準クロックカウンタである。
【0017】
以上のように構成された参考例1の水平周波数検出回路の動作について説明する。垂直同期信号が制御回路1に入力されると、制御回路1はカウント開始信号bを出力する。カウント開始信号bがn進カウンタ2とm進カウンタ3とにそれぞれ入力されるとn進カウンタ2とm進カウンタ3はそれぞれ水平同期信号のカウントを開始する。n進カウンタ2は、カウント値がnに達すると出力をHとする。同様に、m進カウンタもカウント値がmに達すると出力をHとする。一方、基準クロック発生回路7の出力クロックを基準クロックカウンタ8でカウントしカウント値を常に出力している。第一のラッチ回路4では、n進カウンタ2の出力がHになった時の基準クロックカウンタ8のカウント値を保持し、同様に、第二のラッチ回路5ではm進カウンタの出力信号がHになった時にカウント値を保持する。この保持した2つのカウント値の差分Tを差分器6は制御回路1に出力する。この差分出力は言うまでもなく、n進カウンタとm進カウンタの出力遅延、言い換えるとm−n回の水平周期の時間である。制御回路1では、この差分器6出力が有効である次回垂直同期入力時に、以下の算出式(1)の演算を行い水平周波数fHを検出する。
【0018】
fH=(m−n)/T …(1)
以上のようにして参考例1の水平周波数検出回路においては水平周波数を検出するから、従来技術において説明したように垂直同期信号が制御回路1に入力した時に割り込み遅延が生じても、2つのカウンタ2,3が水平周波数検出のために同時にカウント開始しているから、そのような割り込み遅延は差分器6により相殺されることになり、結果として水平周波数の検出精度に影響しないものとなる。
【0019】
また、参考例1の水平周波数検出回路においてはn進カウンタ2の水平同期信号のカウント開始からn進してカウント値がnとなって出力がHとなるまで(水平ライン数としてnライン)の期間を、対応する入力信号の垂直ブランキング期間より長く設定しておけば、各種コンピュータ機器における垂直ブランキング期間内の水平同期信号が有ったり無かったりしても、また等価パルスが有ったり無かったりすることには何ら影響されることなく、水平周波数の検出が可能であることは言うまでもない。
【0020】
また、参考例1においては、2つの異なるカウント数のn進カウンタ2m進カウンタ3とからなる構成で説明したが、これらカウンタ2,3出力について、立ち上がりと立ち下がりを同一カウンタで制御できる1つのカウンタで行っても同様に実施可能である。
【0021】
参考例2
図2は参考例2に係る水平周波数検出回路の回路構成を示しており、図2において、1は垂直同期信号が入力されると、3つの水平カウンタ2,3,9にカウント開始信号bを出力し、かつ差分器6の出力に基づいて水平周波数を算出する制御回路、2は制御回路1よりカウント開始信号bが入力されると、水平同期信号のカウントを開始し、そのカウント値がnになると出力をHとするn進カウンタである。3は制御回路1よりカウント開始信号bが入力されると、水平同期信号のカウントを開始し、そのカウント値がmになると出力をHとするm進カウンタ、4はn進カウンタ2の出力がHになった時の基準クロックカウンタ8の出力値を保持する第一のラッチ回路、5はセレクタ10の出力がHになった時の基準クロックカウンタ8の出力値を保持する第二のラッチ回路、6は第一および第二のラッチ回路4,5で保持した基準クロックカウンタ8の出力値の差分をとる差分器、7は周波数が既知である基準クロックを発生する基準クロック発生回路、8は基準クロックをカウントしカウント値を出力している基準クロックカウンタ、9は制御回路1よりカウント開始信号bが入力されると水平同期信号をカウントし、そのカウント値がkになると出力をHとするk進カウンタ、10は制御回路1より出力されるセレクタ切替信号cによって、m進カウンタ3の出力と、k進カウンタ9の出力とを切り替えるセレクタである。
【0022】
以上のように構成された参考例2の水平周波数検出回路の動作について図3,図4のフローチャートを用いて説明する。制御回路1では、図3のようにflag(フラグ)Aを「0」にリセットした後は常にfHを検出結果とするループで動作している。垂直同期信号が制御回路1に入力されると、制御回路1は図4の垂直(Vsync)割り込み処理を行う。垂直同期信号が初めて入力された場合、図4のフローチャートにおいてflagAは図3の処理の中で「0」にリセットされているため、セクレタ10にm進カウンタ3出力を選択するLのセレクタ切替信号Cを出力してから、n進カウンタ2、m進カウンタ3およびk進カウンタ9それぞれにカウント開始信号bを出力する。制御回路1からカウント開始信号bが出力されると、各カウンタ2,3,9それぞれは水平同期信号のカウントを開始する。制御回路1では、その後flagAを「1」にセットし、いったん割り込み処理を終了して図3のメインループに戻る。n進カウンタ2は、カウント値がnに達すると出力をHとする。同様に、m進、k進カウンタ3,9もカウント値がそれぞれm、kに達すると出力をHとする。一方、基準クロック発生回路7の出力クロックを基準クロックカウンタ8でカウントしカウント値を常に出力している。第一のラッチ回路4では、n進カウンタ2の出力がHになった時の基準クロックカウンタ8のカウンタ値を保持する。同様に、第二のラッチ回路5ではセレクタ回路10でセレクタ切替信号Cにより選択されているm進カウンタ3の出力信号がHになった時にカウント値を保持する。この保持した2つのカウント値の差分Tを差分器6は制御回路1に出力する。この差分出力は言うまでもなく、n進カウンタとm進カウンタの出力遅延、言い換えるとm−n回の水平周期の時間である。
【0023】
制御回路1では、次の垂直同期信号入力で再度図4の垂直割り込み処理を行う。図4のフローチャートで、flagAは「1」にセットされているため、次にセレクタ切替信号Cの状態を確認する。Cの状態はm進カウンタを選択しているLの状態であるので、nとmの差分ライン数qを次式(2)で算出する。次に差分器出力Tを取り込み水平周波数fHを次式(3)で算出する。
【0024】
q=m−n …(2)
fH=q/T …(3)
ここで、算出した水平周波数fHが設定されたしきい値水平周波数に対して低い場合は、前回垂直同期入力時と同様の処理を行い終了し、メインループで水平周波数fHを確定する(k進カウンタ9はカウント値がkに達していない)。
【0025】
マルチスキャンディスプレイに接続される機器からの水平周波数が高いために、算出した水平周波数fHが高い水平周波数である場合、差分器出力Tは基準クロックカウンタ8とラッチ回路4,5との間のラッチミスで生じる誤差に対して十分な時間が得られていないため精度が悪い。このため、再度精度の高い検出を行うために、セレクタ切替信号CをHに変更してk進カウンタ9を選択し、水平同期信号を再度カウントし直す。n進カウンタ2とk進カウンタ9のそれぞれの出力の立ち上がり時に基準クロックカウンタ8のカウント値を第一、第二のラッチ回路4,5で保持し、この差分が制御回路1に入力される。つぎの垂直同期信号が入力されると制御回路1では、再々度図4の割り込み処理を行いflagAが1で、セレクタ切替信号CがHより、nとkの差分ライン数qを次式(4)で、水平周波数fHを次式(5)で算出する。
【0026】
q=k−n …(4)
fH=q/T …(5)
ここで、k進カウンタ9のkは、周波数が高くても差分器出力Tが精度に影響しない様多く設定されているため高い水平周波数が入力されても精度の高い水平周波数の検出が可能となる。
【0027】
このように、一度周波数検出をm進カウンタ3を用いて行い、精度が悪くなる高い水平周波数の場合にmより十分大きいk進カウンタ9を用いて再度水平周波数検出を行うことで、入力水平周波数の高低に関わらず精度有る水平周波数検出が可能となる。
【0028】
また、参考例2においては、上述の参考例1と同様に垂直同期信号の割り込み遅延が生じても、カウンタ2,3、9は同時にカウント開始しており、差分器6によりその割り込み遅延は相殺されることになるため、水平周波数の検出の精度に影響しない。
【0029】
以上の説明では、第三の水平カウンタと第二の水平カウンタを切り替えたが、直接第二のカウンタのカウント数を、制御回路によってmからkに切替ても良いことはいうまでもない。
【0030】
実施の形態
図5は本発明の実施の形態における水平周波数検出回路を示しており、図5において、1は垂直同期信号が入力されると、3つの水平カウンタ2,14,15にカウント開始信号bを出力し、かつセレクタ12の出力に基づいて水平周波数を算出する制御回路、2は制御回路1よりカウント開始信号bが入力されると、水平同期信号のカウントを開始し、そのカウント値がnになると出力をHとするn進カウンタ、14は制御回路1よりカウント開始信号bが入力されると、水平同期信号のカウントを開始し、そのカウント値がm+nになると出力をHとするm+n進カウンタ、15は制御回路1によりカウント開始信号bが入力されると、水平同期信号のカウントを開始し、そのカウント値がpm+nになると出力をHとするpm+n進カウンタである。7は周波数が既知である基準クロックを発生する基準クロック発生回路、8は基準クロックをカウントしカウント値を出力している基準クロックカウンタ、4はn進カウンタ2の出力がHになった時の基準クロックカウンタ8の出力値を保持する第一のラッチ回路、5はm+n進カウンタ14の出力がHになった時の基準クロックカウンタ8の出力値を保持する第二のラッチ回路、11はpm+n進カウンタ15の出力がHになった時の基準クロックカウンタ8の出力値を保持する第三のラッチ回路、10は、pm+n進カウンタ15の出力に基づいて、第二、第三のラッチ回路5,11の出力を切り替えるセレクタである。6は、第一のラッチ回路4と、第二もしくは第三のラッチ回路5、11で保持した基準クロックカウンタ8の出力値の差分をとる差分器、13は、差分器6の出力をp倍するp倍アンプ、12は、pm+n進カウンタ15の出力に基づいて、差分器6と出力p倍アンプ13出力を切り替えるセレクタ回路である。
【0031】
以上のように構成された本実施の形態の水平周波数検出回路の動作について説明する。垂直同期信号が制御回路1に入力されると、制御回路1はカウント開始信号bを出力する。カウント開始信号bがn進、m+n、pm+n進カウンタ2,14,15に入力されるとn進、m+n、pm+n進カウンタ2,14,15は水平同期信号をカウントし始める。n進カウンタ2は、カウント値がnに達すると出力をHとする。同様に、m+n、pm+n進カウンタ14,15もm+n、pm+nに達すると出力をHとする。一方、基準クロック発生回路7の出力クロックを基準クロックカウンタ8でカウントしカウント値を常に出力している。第一のラッチ回路4では、n進カウンタ2の出力がHになった時の基準クロックカウンタ8のカウンタ値k1を保持し、同様に、第二、第三のラッチ回路5、11ではm+n進カウンタ14、pm+n進カウンタ15の出力信号がそれぞれHになった時にカウント値k2,k3を保持する。
【0032】
ここで、入力信号の総ライン数Rが、pm+nより少ない場合について説明する。総ライン数Rがpm+nより少ないため、pm+n進カウンタ15の出力はカウント値が次の垂直同期信号入力までにpm+nに達しないためLを出力し続ける。このため、差分器6の入力は、n進カウンタ2によるラッチ出力k1と、m+n進カウンタ14によるラッチ出力k2となる。前記差分器6入力の差分出力T1は、pm+n進カウンタ15出力がLの為p倍アンプ13をとおり、制御回路1に入力される。
【0033】
T1=k2−k1 …(6)
T=p×T1 …(7)
制御回路1では、垂直同期信号が入力されると前記Tを取り込み以下の様に水平周波数を算出する。
【0034】
fH=p×m/T=p×m/(p×T1)=m/T1 …(8)
次に、入力信号の総ライン数Rが、pm+nより多い場合について説明する。総ライン数Rがpm+nより多いため、制御回路1で計測時間Tを取り込む垂直同期入力時は、pm+n進カウンタ15の出力はHを出力している。このため、差分器6の入力は、n進カウンタ2によるラッチ出力k1と、pm+n進カウンタ15によるラッチ出力k3となる。前記差分器6入力の差分出力T2は、pm+n進カウンタ15出力がHの為、そのまま制御回路1に入力される。
【0035】
T2=k3−k1 …(9)
T=T2 …(10)
制御回路1では、垂直同期信号が入力されると前記Tを取り込み以下の様に水平周波数を算出する。
【0036】
fH=p×m/T=p×m/T2 …(11)
ここで、T1とT2の関係は、
Figure 0003821913
の関係があり、制御回路1での算出は総ライン数に関わらずに水平周波数を検出することができる。入力信号の総ライン数がpm+nより少ない場合に比べて多い場合は、Tの時間が短くなることで、基準クロックカウンタ8とラッチ回路4,5,11との間のラッチミスで生じる誤差が大きく影響し、検出精度が低下するが、これをpm+n進カウンタ15で周波数検出することで精度をp倍向上させている。このようにして、自動的にカウンタを切替、入力信号の総ライン数に関わらず検出精度の高い周波数検出を行っている。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、n進カウンタとm進カウンタとを同時にカウント動作を開始させるため、1度の垂直割り込みで検出を行い、この1回の割り込みについても前記両カウンタ出力の差を時間計測するために、その割り込み遅延時間の影響を受けなくなり、結果として精度高く水平周波数の検出が可能となるうえ、それに接続される機器に制限がなくなり、汎用性がきわめて高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1による水平周波数検出回路の構成図
【図2】参考例2による水平周波数検出回路の構成図
【図3】参考例2におけるメインフローチャート
【図4】参考例2におけるVsync割り込みフローチャート
【図5】本発明の実施の形態による水平周波数検出回路の構成図
【図6】従来の技術例の同期周波数検出回路の構成図
【符号の説明】
1 制御回路
2 n進カウンタ
3 m進カウンタ
4 第一のラッチ回路
5 第二のラッチ回路
6 差分器
7 基準クロック発生回路
8 基準クロックカウンタ
9 k進カウンタ
10、12 切替回路
11 第三のラッチ回路
13 p倍アンプ
14 m+n進カウンタ
15 pm+n進カウンタ
41 垂直同期周波数信号入力手段
42 水平同期周波数信号入力手段
43 割り込み受付回路
44 カウンタ
45 CPU
46 出力回路
47 分周器
48 基準クロック発生回路
49 切替回路

Claims (1)

  1. 周波数が既知である基準クロックをカウントする基準クロックカウンタと、
    水平同期信号をそれぞれカウントするn進カウンタ、m+n進カウンタおよびpm+n進カウンタと、
    前記n進カウンタ出力の立ち上がりで、前記基準クロックカウンタのカウント値をラッチする第一のラッチ回路と、
    前記m+n進カウンタ出力の立ち上がりで基準クロックカウンタのカウント値をラッチする第二のラッチ回路と、
    前記pm+n進カウンタ出力の立ち上がりで基準クロックカウンタのカウント値をラッチする第三のラッチ回路と、
    前記第二、第三のラッチ回路出力を前記pm+n進カウンタ出力で切り替える第一の切替回路と、
    前記第一のラッチ回路出力と前記第一の切替回路出力の差分をとる差分器と、
    前記差分器出力をp倍するp倍アンプと、
    前記差分器出力とp倍アンプ出力を前記pm+n進カウンタ出力で切り替える第二の切替回路と、
    前記水平同期信号をそれぞれカウントする3つのカウンタを同時にリセット制御しかつ第二の切替回路出力より水平周波数を算出する制御回路と、
    を具備したことを特徴とする水平周波数検出回路。
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