JP3820846B2 - 充電方法、二次電池ユニット及び充電器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、二次電池への充電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ、カメラ、ビデオ等、携帯用の電子機器の用途や数が爆発的に伸びている。
さらに最近では、Bluetoothと呼ばれる規格も提唱されており、10m以内というようなパーソナルエリアでの無配線通信がさらにさかんになることが予想されている。この場合、受信側と送信側(双方向での通信の場合も含めて)の機器それぞれが、電子機器として機能する。
【0003】
これらの電子機器それぞれには、駆動のための動力源が必要となる。現状、最も一般的に用いられている動力源は電池であり、近年では、特に充電による再利用が可能な二次電池の需要が伸びている。
上記のような、携帯用の電子機器の使用、特にパーソナルエリアでの通信がさかんになると、さらに二次電池に対する需要は大きくなると予想される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
携帯用途を含む、二次電池を使用した機器(以下「電池使用機器」と称することがある)や二次電池の需要、用途が増加すると、その結果として必然的に、二次電池に充電を行うための充電器の需要が増すことになる。
しかしながら、一方で、個々の電池使用機器ごと、換言すれば個々の二次電池ごとに、それぞれ異なる充電器を使用するのでは、多大なスペースが必要となるだけでなく、充電器と充電すべき二次電池とを対応させる手間もかかることになる。特に、携帯用の電池使用機器においては、外出時にはそれらを携帯してしまうために充電は時間的に限られた在宅時にまとめて行う必要があるので、この場合に、機器毎に異なる充電器を使用するのはさらに困難が伴う。
【0005】
そこで、本発明者らは、複数種類の電池使用機器に対応するような複数種類の二次電池に対して、共通の充電器を使用することを検討した。それによって、異なる種類の二次電池に対して同じ充電器を使用して充電を行うことが可能になり、充電の手間を多いに省くことが可能となる。共通の充電器は、電池使用機器あるいは二次電池の充電器との接続部分の仕様を共通化することで原理上技術的には容易である。
【0006】
しかしながら、一方で、共通の充電器を使用した場合、二次電池ごとに充電方法を変える必要が生じる。即ち、いくら接続部分の仕様を共通化しても、二次電池そのものは電池使用機器ごとに異なる特性を有しているため、満充電時の電圧、充電の速度(レート)、定電流充電と定電圧充電の切り替えの有無やタイミングの充電パターンを変えなくては、適切な充電は不可能となる。
【0007】
現在、スマートバッテリ(Smart Battery)と呼ばれる、電池内部にメモリ素子やマイクロプロセッサを搭載したものが提唱されている。このスマートバッテリを用いて、共通の充電器を使用すべく、上記仕様を共通化すれば、一応電池毎に適切な充電を行うことは可能ではある。しかしながら、スマートバッテリは、電池毎にマイクロプロセッサ等の素子が必要となるため、電池の小型・軽量化に不利であるばかりではなく、充電システム全体としてのコストが大きくなってしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点に鑑み、本発明では、以下の構成を採用する。
(1)充電パターンの異なる複数種類の二次電池に対して、共通の充電器を使用して充電を行う充電方法であって、
前記二次電池のそれぞれに、充電の際の充電パターンを同定するための充電パラメータを記憶し、且つ前記二次電池と電気的に分離したパラメータ格納部が備えられており、
前記充電器は、前記二次電池に対して、前記充電パラメータに応じて所定の充電パター
ンにより充電を行い、
充電時に、定電圧モードによる充電の所要時間を測定することにより当該二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータを求め、これを前記パラメータ格納部に記憶させることを特徴とする充電方法。
(2)充電パターンの異なる複数種類の二次電池に対して、共通の充電器を使用して充電を行う充電方法であって、
前記二次電池のそれぞれに、充電の際の充電パターンを同定するための充電パラメータを記憶したパラメータ格納部が備えられており、
前記充電器は、内部に備えられた演算機能によって、前記充電パラメータに応じて所定の充電パターンにより充電を行い、
充電時に、定電圧モードによる充電の所要時間を測定することにより当該二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータを求め、これを前記パラメータ格納部に記憶させることを特徴とする充電方法。
(3)それぞれ携帯用機器に使用される、充電パターンの異なる複数種類の二次電池に対して、共通の充電器を使用して充電を行う充電方法であって、
前記二次電池のそれぞれに、充電の際の充電パターンを同定するための充電パラメータを記憶したパラメータ格納部が備えられており、
前記充電器は、前記二次電池に対して、前記充電パラメータに応じて所定の充電パターンにより充電を行い、
充電時に、定電圧モードによる充電の所要時間を測定することにより当該二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータを求め、これを前記パラメータ格納部に記憶させることを特徴とする充電方法。
(4)前記充電パラメータは、充電パターンを示すパラメータを含む(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の充電方法。
(5)前記充電パラメータは、異なる充電パターンの二次電池ごとに与えられる種類識別パラメータを含む(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の充電方法。
(6)前記充電器は、二次電池の前記種類識別パラメータと当該種類識別パラメータに対する充電パターンとを相互に対応させて記憶する(5)に記載の充電方法。
(7)二次電池と、充電の際の充電パターンを同定するための充電パラメータを記憶し、且つ前記二次電池と電気的に分離したパラメータ格納部とを有し、
前記パラメータ格納部に、さらに二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータが記憶されてなり、
該劣化パラメータは、充電時に定電圧モードによる充電の所要時間を測定すること、所定電圧から他のより低い所定電圧までの放電時間を読み取ること、又は所定電圧から一定時間放電後の電圧値を読み取ること、のいずれかによって求められる
ことを特徴とする二次電池ユニット。
(8)二次電池と、充電の際の充電パターンを同定するための充電パラメータを記憶したパラメータ格納部とを有し、
前記パラメータ格納部に、さらに二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータが記憶されてなり、
該劣化パラメータは、充電時に定電圧モードによる充電の所要時間を測定すること、所定電圧から他のより低い所定電圧までの放電時間を読み取ること、又は所定電圧から一定 時間放電後の電圧値を読み取ること、のいずれかによって求められる
ことを特徴とする携帯機器用二次電池ユニット。
(9)前記充電パラメータは、充電パターンを示すパラメータを含む(7)又は(8)に記載の二次電池ユニット。
(10)前記充電パラメータは、異なる充電パターンの二次電池ごとに与えられる種類識別パラメータを含む(7)又は(8)に記載の二次電池ユニット。
(11)電源回路と、充電制御回路と、前記電源回路及び前記充電制御回路の駆動を制御するマイクロプロセッサとを有する二次電池用充電器において、
前記マイクロプロセッサは、
充電されるべき二次電池に備えられた充電パラメータに基づいて、前記充電制御回路に送るべき制御信号としての所定の充電パターンを生成する演算機能を有し、
充電時に、定電圧モードによる充電の所要時間を測定することにより当該二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータを求める演算機能を有することを特徴とする充電器。
(12)前記充電パラメータは、充電パターンを示すパラメータを含む(11)に記載の充電器。
(13)前記充電パラメータは、異なる充電パターンの二次電池ごとに与えられる種類識別パラメータを含む(11)に記載の充電器(14)前記マイクロプロセッサは、二次電池の前記種類識別パラメータと当該種類識別パラメータに対する充電パターンとを相互に対応させて記憶する(13)に記載の充電器。
【0009】
【発明の実施の態様】
以下、図面を用いて、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の態様における、充電器と二次電池とのそれぞれの構成をまとめて示すブロック図である。
充電器101は、電源回路102と、充電制御回路103と、マイクロプロセッサ104と、レギュレータ105とを有する。電源回路102は、一般の家庭用AC電源からの入力を整流・平滑化して直流を出力する回路である。充電制御回路103は、電源回路102の出力を基に、充電用端子106に接続されるリチウム二次電池205の充電を行う。レギュレータ105は、一般の家庭用AC電源からの入力を基にマイクロプロセッサ105へ動作電圧を供給する。
【0010】
充電器101に設けられたマイクロプロセッサ104は、RAM、ROM、タイマー、A/Dコンバータ等を備えている。マイクロプロセッサ104は、電源回路102に動作信号を出力して、電源回路102を駆動させると共に、充電制御回路103に、充電パターンを構成する制御信号を出力して充電の制御を行う。この際、マイクロプロセッサ104は、メモリ素子204からの充電パラメータ等のデータ信号DATAを入力して、充電制御に使用する。即ち、マイクロプロセッサ104には、メモリ素子204に記憶された充電パラメータに基づいて、前記充電制御回路に送るべき制御信号としての所定の充電パターンを生成する演算機能を有している。この際、必要に応じて充電制御回路103からの信号及び後述するサーミスタ203からの温度信号Tを入力して充電制御に使用してもよい。温度信号Tはサーミスタ用端子107を通じて、充電パラメータ信号DATAはデータ用端子108を通じて、それぞれマイクロプロセッサ104に入力される。マイクロプロセッサ104は、さらに、メモリ素子用電源端子109を介して後述するメモリ素子204への動作電圧Vccを供給するとともに、クロック用端子110を介してメモリ素子204へクロック信号CLKを供給し、さらに、データ用端子108を介してメモリ素子204に記憶させるべきデータ信号DATAを供給する。
【0011】
マイクロプロセッサ104には、また、充電時に、定電圧モードによる充電の所用時間をタイマーによって測定するアルゴリズムが格納されている。
二次電池ユニット201は、リチウム二次電池205と、保護回路202と、サーミスタ203と、パラメータ格納部としてのメモリ素子204とを有する。二次電池ユニット201としては、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ、カメラ、ビデオ、ヘッドホンステレオ、PDA、ゲーム機、ワイヤレスマウス、ラジオ等各種の携帯用の機器に使用されるものを挙げることができる。携帯用機器の重量は、通常10kg以下、好ましくは5kg以下、さらに好ましくは0.1kg以上であり、一方、通常0.001kg以上、好ましくは0.01kg以上、さらに好ましくは0.1kg以上である。重量が大きすぎると、携帯するのに不都合であり、小さすぎるのは現実的でない。図1においては、二次電池ユニット201を電池使用機器と一体的に示していないが、二次電池ユニットは、充電時に電池使用機器から切り離して充電に供してもよく、また、使用時と同様一体的となったまま、充電に供してもよい。従って、二次電池ユニットと電池使用機器とを一体化したままで充電に供する場合、二次電池ユニット201のリチウム二次電池205以外の構成要素は、電池使用機器における構成要素を兼ねることができる。
【0012】
リチウム二次電池205は、リチウムを起電力物質とした電池であり、例えば、コバルト酸リチウム等のリチウム遷移金属酸化物を正極活物質とした正極とコークス、グラファイト等の炭素質材料を負極活物質とした負極と、非水系電解液を有するものである。本発明においては、充電器101で使用されるリチウム二次電池は複数種存在し、それぞれ容量、レート特性、サイクル特性、耐久性等各種の特性が異なっている。リチウム二次電池205には、充電用端子206を介して充電が行われる。
【0013】
保護回路202は、過充電や過放電の際あるいは過電流の際に電池機能を停止又は低下させる回路であり、リチウム二次電池205と並列に配置される。サーミスタ203は、二次電池ユニットの温度のモニターのために用いられる。サーミスタ203から得られた温度信号Tはサーミスタ用端子207から読み出される。
【0014】
パラメータ格納部としてのメモリ素子204は、EEPROM、SRAM等のメモリであり、二次電池ユニット201に適した所定の充電パターンを同定するための充電パラメータが記憶されている。ここでは、充電パターンを示すパラメータとしての、満充電時の電圧、充電の速度(レート)、定電流充電と定電圧充電の切り替えの有無やタイミング、充電完了電流値、初期充電電流値、過放電電圧値、過充電電圧値等が記憶されている。また、メモリ素子204は、リチウム二次電池とは電気的に分離されている。即ち、メモリ素子204の動作電圧は、リチウム二次電池205から供給されず、充電器101からメモリ素子用電源端子208を介して供給される。また、メモリ素子204のクロック信号は、クロック用端子209を介してマイクロプロセッサ104から供給される。さらに、メモリ素子204は、データ用端子210を介して、メモリ内に記憶された充電パラメータ等のデータ信号をマイクロプロセッサ104に供給し、且つ後述する劣化パラメータ等のデータ信号をマイクロプロセッサ104から入力する。
【0015】
なお、二次電池ユニット201には、メモリ素子204は備えられているが、いわゆるスマートバッテリー(Smart Battery)のように、その内部にマイクロプロセッサが備えられている訳ではない。従って、メモリ素子に記録されたデータの演算処理は、全て充電器101側にて行われる。
次に、個々の二次電池に対する充電方法について説明する。
【0016】
充電器101に二次電池ユニット201が充電可能な状態に配置されると、マイクロプロセッサ104は、まず、サーミスタ203からの温度信号Tを読み出し、温度が所定の範囲内に収まっていることを確認する。所定の温度範囲内にない場合は、充電作業を行わないこととする。次に、マイクロプロセッサ204は、二次電池ユニット201のメモリ素子204から、当該二次電池ユニットの充電時の充電パターンを読み出す。読み出された充電パターンに従って、マイクロプロセッサ204は、充電制御回路103に制御信号を出力すると共に、電源回路102に動作信号を出力して充電操作を開始・継続・終了させる。通常は、まず定電圧モードで充電を行ない、次いで定電流モードで充電を行なう。この際、必要に応じて、充電操作を、充電制御回路103からの信号やサーミスタ203からの温度信号Tを参照して制御する。充電制御回路への制御信号は、メモリ素子204に記憶された充電パターンに応じたものとなっているので、二次電池ユニットの種類に応じて適切な充電が可能となる。
【0017】
マイクロプロセッサ104には、前述のように、定電圧モードによる充電の所用時間をタイマーによって測定するアルゴリズムが格納されている。一般に、上記所用時間は、電池の劣化が進行するほど長くなる。従って、上記所用時間から、その時のリチウム二次電池205の劣化の程度が分かることになる。そこで、充電時、マイクロプロセッサ104にて、上記所用時間から電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータDを演算し、これを二次電池ユニット201のメモリ素子204に記憶させる。この際、メモリ素子204に前回充電時に同様に記憶された劣化パラメータD'が存在する場合、この劣化パラメータD'を新たに更新された劣化パラメータDに書き換える。このように、マイクロプロセッサに、二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータを求める演算機能を持たせ、さらに充電時に演算して求めた電池の劣化パラメータをメモリ素子204内に記憶させておくことによって、電池使用機器において上記二次電池ユニットを使用する際、正確な残量の表示が可能となる。即ち、通常電池使用機器は電池電圧から電池容量を求めそれによって残量を表示するが、電池電圧と容量との関係(電圧/容量曲線)は、電池の劣化の程度によって変化するので、上記従来の残量表示は大きな誤差を含むか精度の低いものとならざるを得なかった。一方、前記のように劣化パラメータDをメモリ素子から読み取ることによって、電池電圧から電池容量への変換を劣化度合いによって補正することが可能となり、残量表示はより正確となる。劣化パラメータをメモリ素子204に書き込むことは、充電のアルゴリズムにわずかな修正を加えることで可能であり、新たなハードウエアの追加はほとんど必要ないため、本発明においては、特に効果が大きい。
この場合、劣化がない場合の電圧と容量との関係は、対照表あるいは関数の形で、メモリ素子204に記憶させるのが、より正確な残量表示を行なう点で好ましい。さらに好ましくは、上記関係を、電池の温度毎及び/又は、使用時のレート毎に記憶させることによって、電池使用時により適切な上記関係を参照し、さらに正確な残量表示を可能とする。
【0018】
次に、充電器への二次電池の着脱を含む全体としての充電操作について説明する。
まず、充電器101に対して、第1の二次電池ユニット201を、充電操作可能な状態に配置する(第1配置工程)。次に、前述したように、配置された二次電池ユニット201に対して、充電パラメータをメモリ素子204からマイクロプロセッサ104に読み出し(第1パラメータ読み出し工程)、且つ、読み出した前記充電パラメータに基づいて、前記第1の二次電池ユニット201に対して所定の充電パターンの充電を行う(第1充電工程)。充電終了後、配置された前記第1の二次電池を、充電器から取り外す(第1終了工程)。以上の動作によって、第1の二次電池ユニット201に対する全ての充電操作が終了する。
【0019】
充電器101は、複数種類の二次電池に共通する充電器であるので、第1の二次電池ユニットに対する全ての充電操作の終了後に続いて充電される電池は、第1の二次電池ユニットとは異なる種類の第2の二次電池ユニット(ここでは、機能としては第1の二次電池ユニットと同じなので、同じ符号201で表す)となることがある。
【0020】
第2の二次電池ユニット201が充電器101に充電操作可能な状態に配置される(第2配置工程)と、以下は、第1の二次電池ユニットの場合と同様に、充電パラメータの読み出し、充電、及び二次電池ユニットの取り外しが行われる(第2パラメータ読み出し工程、第2充電工程、及び第2終了工程)。
さらに、上記の工程が連続又は間欠的に繰り返されるが、各二次電池ユニットに対する充電は、それぞれの二次電池ユニットに付随した充電パラメータに応じて行われるので、各二次電池ユニットに対して適切な充電が可能となる。
【0021】
本発明の充電方法、二次電池ユニット及び充電器は、上述の実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
例えば、第1の態様においては、二次電池ユニット201には、充電パターンそのものと電池の劣化パラメータとを記憶するメモリ素子204としてEEPROMやSRAMが備えられているが、第2の態様として、パラメータ格納部として、メモリ素子に代えて、図2のように、シリアル番号通信回路304を用いることができる。図2において、図1と符号でしめされるものは、上記第1の態様におけるものと同様のものを示す。
【0022】
シリアル番号通信回路304は、個々の電池毎に異なるシリアル番号を形成する2値符号列と制御回路とからなり、該シリアル番号には、異なる充電パターンの二次電池毎に与えられる種類識別パラメータが含まれている。この場合、充電パターンそのものは、メモリ素子には記憶されていないが、例えば充電器101内のマイクロプロセッサ104に、予め複数の種類の充電パターンと複数の種類識別パラメータとを相互に対応させて記憶させている。従って、第1の態様の場合と同様に、マイクロプロセッサ104がシリアル番号通信回路に記憶された種類識別パラメータを含むシリアル番号を読み取ると、マイクロプロセッサ内のメモリ素子に記憶された、充電パターンと種類識別パラメータとの対応から、所定の充電パターンを読み出すことができる。
【0023】
上記第2の態様においては、二次電池ユニット201には、比較的高価なEEPROMやSRAMさえも不要となり、さらには通信用の端子も削減し得るので、さらに電池の小型化軽量化、コストダウンが可能となる。しかも、一方で、充電器側では新たなハードウエアの追加は不要である。
また、上記第1の態様においては、充電器は、DC+とGNDに相当する一組の充電端子のみを有していたが、無論、複数組有していてもよい。この場合、様々な電池を同時に充電器101にセットして充電を行なうことができる。
【0024】
さらに、上記第1の態様においては、電池の種類としてリチウム二次電池が例示されていたが、ニッケル水素電池等各種の二次電池が使用可能である。むしろ、本発明においては、同じ電気化学反応に基づく複数種の二次電池のみならず、リチウムイオン電池とニッケル水素電池のような異なる電気化学反応に基づく二次電池を使用しても、全く問題なく充電が可能である。
【0025】
さらにまた、上記第1の態様においては、劣化パラメータの求め方として、定電圧モードでの充電時間を読み取る方法を挙げたが、その他、例えば、所定電圧から他のより低い所定電圧までの放電時間を読み取る方法や、所定電圧から一定時間放電後の電圧値を読み取る方法を挙げることができる。
【0026】
【発明の効果】
請求項1、2、3、7、8及び11に記載の発明によれば、充電パターンの異なる複数種類の二次電池に対して共通の充電器を使用して、且つ、二次電池のそれぞれに、充電の際の充電パターンを同定するための充電パラメータが記憶されているので、それぞれの二次電池に対して適切な充電が可能となる。特に、請求項1及び7に記載の発明においては、前記充電パラメータは、二次電池と電気的に分離したパラメータ格納部に備えられているので、二次電池の電力を消費することがない。また、請求項2及び11に記載の発明においては、充電パラメータを実際の充電に適用するに当たり、充電器に備えられた演算機能を利用するので、二次電池側では充電パラメータのみが必要となり、二次電池の小型化、軽量化が可能となる。さらに、請求項3及び8に記載の発明によれば、充電される二次電池が携帯用機器に使用されるので、複数種類の二次電池に対して共通の充電器を使用する必要性が特に高く、従って、本発明の効果が特に顕著である。
【0027】
請求項4、9及び12に記載の発明によれば、充電パラメータは、充電パターンを示すパラメータを含むので、それをそのまま読み出して演算すれば、容易に適切な充電を行うことができる。
請求項5及び6、請求項10、並びに請求項13及び14に記載の発明によれば、充電パラメータは、異なる充電パターンの二次電池ごとに与えられる種類識別パラメータを含むので、充電器側で種類識別パラメータと充電パラメータとを対応させて記憶しておけば、容易に適切な充電を行うことができる。また、種類識別パラメータの記憶や通信は、極めて簡素な装置で可能であるので、電池の小型化・軽量化や、端子数の削減等コストダウンにもなる。
【0028】
本願発明によれば、充電時に、当該二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータを求め、これを前記パラメータ格納部に記憶させるので、劣化の程度を把握して二次電池使用時により精度の高い残量表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の態様における、充電器と二次電池とのそれぞれの構成をまとめて示すブロック図である。
【図2】 本発明の第2の態様における、充電器と二次電池とのそれぞれの構成をまとめて示すブロック図である。
【符号の説明】
101 充電器
102 電源回路
103 充電制御回路
104 マイクロプロセッサ
201 二次電池ユニット
202 保護回路
203 サーミスタ
204 メモリ素子
205 リチウム二次電池
304 シリアル番号通信回路
Claims (14)
- 充電パターンの異なる複数種類の二次電池に対して、共通の充電器を使用して充電を行う充電方法であって、
前記二次電池のそれぞれに、充電の際の充電パターンを同定するための充電パラメータを記憶し、且つ前記二次電池と電気的に分離したパラメータ格納部が備えられており、
前記充電器は、前記二次電池に対して、前記充電パラメータに応じて所定の充電パターンにより充電を行い、
充電時に、定電圧モードによる充電の所要時間を測定することにより当該二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータを求め、これを前記パラメータ格納部に記憶させることを特徴とする充電方法。 - 充電パターンの異なる複数種類の二次電池に対して、共通の充電器を使用して充電を行う充電方法であって、
前記二次電池のそれぞれに、充電の際の充電パターンを同定するための充電パラメータを記憶したパラメータ格納部が備えられており、
前記充電器は、内部に備えられた演算機能によって、前記充電パラメータに応じて所定の充電パターンにより充電を行い、
充電時に、定電圧モードによる充電の所要時間を測定することにより当該二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータを求め、これを前記パラメータ格納部に記憶させることを特徴とする充電方法。 - それぞれ携帯用機器に使用される、充電パターンの異なる複数種類の二次電池に対して、共通の充電器を使用して充電を行う充電方法であって、
前記二次電池のそれぞれに、充電の際の充電パターンを同定するための充電パラメータを記憶したパラメータ格納部が備えられており、
前記充電器は、前記二次電池に対して、前記充電パラメータに応じて所定の充電パターンにより充電を行い、
充電時に、定電圧モードによる充電の所要時間を測定することにより当該二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータを求め、これを前記パラメータ格納部に記憶させることを特徴とする充電方法。 - 前記充電パラメータは、充電パターンを示すパラメータを含む請求項1乃至3のいずれか1つに記載の充電方法。
- 前記充電パラメータは、異なる充電パターンの二次電池ごとに与えられる種類識別パラメータを含む請求項1乃至3のいずれか1つに記載の充電方法。
- 前記充電器は、二次電池の前記種類識別パラメータと当該種類識別パラメータに対する充電パターンとを相互に対応させて記憶する請求項5に記載の充電方法。
- 二次電池と、充電の際の充電パターンを同定するための充電パラメータを記憶し、且つ前記二次電池と電気的に分離したパラメータ格納部とを有し、
前記パラメータ格納部に、さらに二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータが記憶されてなり、
該劣化パラメータは、充電時に定電圧モードによる充電の所要時間を測定すること、所定電圧から他のより低い所定電圧までの放電時間を読み取ること、又は所定電圧から一定時間放電後の電圧値を読み取ること、のいずれかによって求められる
ことを特徴とする二次電池ユニット。 - 二次電池と、充電の際の充電パターンを同定するための充電パラメータを記憶したパラメータ格納部とを有し、
前記パラメータ格納部に、さらに二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータが記憶されてなり、
該劣化パラメータは、充電時に定電圧モードによる充電の所要時間を測定すること、所定電圧から他のより低い所定電圧までの放電時間を読み取ること、又は所定電圧から一定時間放電後の電圧値を読み取ること、のいずれかによって求められる
ことを特徴とする携帯機器用二次電池ユニット。 - 前記充電パラメータは、充電パターンを示すパラメータを含む請求項7又は8に記載の二次電池ユニット。
- 前記充電パラメータは、異なる充電パターンの二次電池ごとに与えられる種類識別パラメータを含む請求項7又は8に記載の二次電池ユニット。
- 電源回路と、充電制御回路と、前記電源回路及び前記充電制御回路の駆動を制御するマイクロプロセッサとを有する二次電池用充電器において、
前記マイクロプロセッサは、
充電されるべき二次電池に備えられた充電パラメータに基づいて、前記充電制御回路に送るべき制御信号としての所定の充電パターンを生成する演算機能を有し、
充電時に、定電圧モードによる充電の所要時間を測定することにより当該二次電池の劣化の度合いを示す劣化パラメータを求める演算機能を有することを特徴とする充電器。 - 前記充電パラメータは、充電パターンを示すパラメータを含む請求項11に記載の充電器。
- 前記充電パラメータは、異なる充電パターンの二次電池ごとに与えられる種類識別パラメータを含む請求項11に記載の充電器
- 前記マイクロプロセッサは、二次電池の前記種類識別パラメータと当該種類識別パラメータに対する充電パターンとを相互に対応させて記憶する請求項13に記載の充電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000176576A JP3820846B2 (ja) | 2000-06-13 | 2000-06-13 | 充電方法、二次電池ユニット及び充電器 |
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