JP3819831B2 - 海底布設用長尺体の繰り出し方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として海底(水底)に布設する電力、通信ケーブルおよび送水管等を海底に布設するために長尺体を海底に繰り出す長尺体の繰り出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電力、通信等の各種ケーブルや送水管、オイルパイプ等の各種パイプ類を海底、水底に布設するケーブル布設台船は公知である。ケーブル布設台船は、所望の面積のほぼ平坦な上面を有した喫水が浅い構造であり、台船の上面にはケーブル或いはパイプ類をコイル状に巻回して収容するケーブル収容装置と、該ケーブルを海中に繰り出すケーブル繰出装置が配設されている。
【0003】
ケーブル布設台船は、例えば通信ケーブル等をある陸揚げ地点から次の陸揚げ地点までを次々にネットワーク状に接続する布設工事をおこなう場合においては、時として、陸揚げ地点間で布設するケーブルの仕様が異なる場合がある。このような場合には布設台船上に長尺体をコイル取りしたパンまたはコンテナと呼ばれる容器に長尺体をコイル状に巻いて収容し、この長尺体をコイル状に巻いた容器から繰り出して布設作業をおこなうことが知られている。(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
このような場合には、ケーブル布設作業の能率を上げるために予め布設する順番にケーブル仕様とその使用長を割り出し、それらのケーブルを順に一つの大きな容器にコイル取りしケーブルを連続して取り出せる状態に巻いておく。そして、図3に示したようにコイル取りされたケーブルパン(13)は布設台船(1)上に設置されてあるテーブル(12)の上に搭載される。そして、このケーブルパン(13)からケーブル(53)を繰り出して布設作業をおこなっていた。
【0005】
【特許文献1】
特開昭57−137788号公報(第1−3頁、第1−2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のケーブルを予め布設する順番に複数本のケーブルを一つの容器にコイル取りし連続して取り出して使用していたために、例えば、ケーブルの陸揚げ地点での潮流が激しい場合においては、潮流が穏やかになるまで待ってから作業を再開せねばならず、その間の作業は中止されてしまう。また、ケーブルの陸揚げ地点に、海苔網、かき養殖筏、岩石等の障害物がある場合には、それらの障害物等が撤去されるまで、その布設工事を延期する必要がある。つまり、前述したように、ケーブルパンは布設する順番にコイル取りしてあるために、この様な問題の発生時にコイルの下方に巻いてあるケーブルを先に引き出して使用するとかができない状況にあった。従って、ケーブル布設のためにはその陸揚げ地点の周囲環境状況にかかわらず、いつでも布設可能にすることが望まれていた。
【0007】
そこで、本発明の目的は、必要に応じて仕様の異なる複数のケーブルを収容したパンの中から使用目的に応じたケーブルの仕様を自由に選択ができ、繰出装置に繰り出すことができるケーブル布設方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するためにこの発明が採った手段は、台船上面に設置され自由自在に回転する円形状のターンテーブルと、ケーブルを収容した複数のケーブルパンとを含み、該ターンテーブル上にケーブルを収容した複数のケーブルパンを載置し、ターンテーブルを回転させて任意のケーブルパンを選択して艦装櫓の取り出し口まで移動させ、該選択したケーブルパンからケーブルを艦装櫓を介してケーブル繰出装置に送出してケーブルを繰り出し、布設するようにしたことを特徴とする。
【0009】
そして、コイルはケーブルパンに収容されたケーブル輸送時の荷姿状態のまま前記ターンテーブル上に載置するようにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の好ましい実施の形態を、以下に詳細に説明する。この海底布設用長尺体の繰り出し方法は、その構成を台船上面に設置され自由自在に回転する円形状のターンテーブルと、ケーブルを収容した複数のケーブルパンとを含み、該ターンテーブル上にケーブルを収容した複数のケーブルパンを載置し、ターンテーブルを回転させて任意のケーブルパンを選択して艦装櫓の取り出し口まで移動させ、該選択したケーブルパンからケーブルを艦装櫓を介してケーブル繰出装置に送出してケーブルを繰り出し、布設するようにしている。
【0011】
また、前記コイルはケーブルパンに収容されたケーブル輸送時の荷姿状態であり、該荷姿状態のまま前記ターンテーブル上に載置するようにしている。
【0012】
【実施例】
以下、発明の一実施例について、図面を参照して説明すると、図1は本発明に係るケーブルの繰り出し装置を台船上面から見た図であり、図2は図1の状態を側面から見た図である。そして、図3は従来のケーブルの繰り出し装置を台船上面から見た図である。
【0013】
図1において、(52)は台船(1)上の略中心の位置に配置した比較的大きなターンテーブルであり、この台船(1)はコンピュータにて制御されたDGPS(Differential Global Positioning System)等の人工衛星利用測位システムを採用した操船支援装置が備えられており、その操船支援装置によって常に台船(1)はその位置が精度高く観測できるシステムになっている。また、この台船(1)はその両舷側に所定の間隔をおいて少なくとも二個、全部で四個配置され、台船(1)を定置に安定に維持させるためのスラスタ(20)が設置されていて、このスラスタ(20)は操船支援装置からの情報に基づいて制御されるようになっている。
【0014】
そして、この発明の一実施例では台船(1)上面に設置され自由自在に回転する円形状のターンテーブル(52)の上に、周囲を柵で囲んでケーブルパンを支える柵(31')および(32')が形成されており、ケーブルパン(31)は柵(31')に、また、ケーブルパン(32)は柵(32')に収容される。そして、これらのケーブルパンは、例えばケーブルパン(31)にはA地点からB地点まで布設する仕様のケーブルが巻いてあり、またケーブルパン(32)にはB地点からC地点まで布設する仕様のケーブルが巻いてある。
【0015】
このように布設する条件下にあって、図1に示した状態はケーブルをA地点からB地点に布設するケーブルとしてケーブルパン(31)から繰り出されているが、ケーブルの陸揚げ地点の環境状態が前述したように、直ちに布設することができない状況下においては、この地点での陸揚げは後回しにして、次の作業地点であるB地点へ移動してこのB地点からC地点へケーブルを布設する作業を行うことができる。
【0016】
これらの作業状態を詳細に説明すると、まず、台船(1)がタグボートによって目的地点であるA地点の作業現場に到着すると、その作業のために台船(1)は定置に係留させるべくスラスタ(20)を制御しその場所に定置させる。そして、台船(1)が定置に係留すると台船(1)上に組まれている艦装櫓(38)にケーブルパン(31)からコイルの終端末をその艦装櫓(38)に形成されている図示しない案内路および船尾からこれらの繰り出し装置を介して海中へケーブルが繰り出され布設が行われることになる。
【0017】
しかし、種々の事情によって、この地点でのケーブルの陸揚げが困難と判断された場合においては、直ちに次の陸揚げ地点であるB地点へ移動する。この時このB地点で使用する仕様のケーブルはケーブルパン(32)に巻いてあるので、ターンテーブル(52)を回転させて艦装櫓(38)の下方向までケーブルパン(32)を移動させて固定する。そして、次にケーブルパン(32)からケーブル(35)の終端末を引き出し艦装櫓(38)および図示しないケーブル案内路等のケーブル繰り出し装置を介して船尾からケーブルの繰り出しを行うことができる。
【0018】
同様にケーブルを陸揚げ布設する地点が多くまたそのケーブル仕様が異なればその分のケーブルパンを事前にターンテーブル(52)の上面に設置しておけば良く、従来行っていたコイル取りを行うために容器に巻き直す必要がなく、例えばコイルをケーブルパンに収容されたケーブル輸送時の荷姿状態のままターンテーブル(52)の上面に設置することでその取付が完了するので、更に能率を向上させることができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明の海底布設用長尺体の繰り出し方法によれば、その構成を台船上面に設置され自由自在に回転する円形状のターンテーブルと、ケーブルを収容した複数のケーブルパンとを含み、該ターンテーブル上にケーブルを収容した複数のケーブルパンを載置し、ターンテーブルを回転させて任意のケーブルパンを選択して艦装櫓の取り出し口まで移動させ、該選択したケーブルパンからケーブルを艦装櫓を介してケーブル繰出装置に送出してケーブルを繰り出し、布設するようにしたため、例えば陸揚げ地点の周囲環境状況が悪く作業の中断をよぎなくされた場合には、直ちに次の陸揚げ場所へ移動してその場所に布設する仕様通りのケーブルを引き出して布設することができるという効果を得ることができる。
【0020】
また、前記コイルはケーブルパンに収容されたケーブル輸送時の荷姿状態であり、該荷姿状態のまま前記ターンテーブル上に載置するようにしたため、コイル取りをする手間が省け大幅に作業能率を向上させるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブルの繰り出し装置を台船上面から見た図である。
【図2】図1の状態を側面から見た図である。
【図3】従来のケーブルの繰り出し装置を台船上面から見た図である。
【符号の説明】
(1) 台船
(20) スラスタ
(31) ケーブルパン
(32) ケーブルパン
(35) ケーブル
(38) 艦装櫓

Claims (2)

  1. 台船上面に設置され自由自在に回転する円形状のターンテーブルと、ケーブルを収容した複数のケーブルパンとを含み、該ターンテーブル上にケーブルを収容した複数のケーブルパンを載置し、ターンテーブルを回転させて任意のケーブルパンを選択して艦装櫓の取り出し口まで移動させ、該選択したケーブルパンからケーブルを艦装櫓を介してケーブル繰出装置に送出してケーブルを繰り出し、布設するようにしたことを特徴とする海底布設用長尺体の繰り出し方法。
  2. 前記コイルはケーブルパンに収容されたケーブル輸送時の荷姿状態であり、該荷姿状態のまま前記ターンテーブル上に載置するようにしたことを特徴とする請求項1記載の海底布設用長尺体の繰り出し方法。
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