JP3815472B2 - プロジェクタ及びプロジェクタにおける表示影抑制方法 - Google Patents

プロジェクタ及びプロジェクタにおける表示影抑制方法 Download PDF

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Description

本発明は、プロジェクタ及びプロジェクタにおける表示影抑制方法に関する。
図23は、従来のプロジェクタの光学系を示す図である。図23に示されるように、このプロジェクタ90は、白色光を射出する光源5と、この光源5からの射出光を三原色の色光に分離する色分離光学系7と、この色分離光学系7によって分離された各色光を変調して画像を形成する液晶パネルなどからなる変調装置9R,9G,9Bと、これら変調装置9R,9G,9Bによる画像を合成する色合成光学系11と、この色合成光学系11によって合成された画像をスクリーンSC上などの投写面に投写画像として投写表示する投写光学系2とを備えている。
このようなプロジェクタ90において、光源からの照明光が変調装置9R,9G,9Bの画像形成領域を正確に照明できないと、投写面上に投写された画像(投写画像)の明るさが低下したり、投写画像の縁にいわゆる影(表示影)が発生したりする。図24は、従来の変調装置における画像形成領域と照明領域を示す正面図である。図24において、符号Aは画像形成領域を、またBは照明領域をそれぞれ示す。
図24からも明らかなように、光の利用効率を高めて明るい画像を得るためには、照明領域Bをできるだけ画像形成領域Aに合致させて、画像形成領域の周囲に形成されるマージン(画像形成領域の端縁から照明領域の端縁までの寸法)を極力小さい寸法に設定することが好ましい。しかしながら、このマージンが小さすぎると、画像形成領域から照明領域が外れ易くなり、投写画像の端縁において表示影が発生することがある。このため、図24に示されるように、変調装置101におけるマージンMは、0.5mm〜1.0mmに設定されている。
特開平10−115799号公報(図15)
しかしながら、前記したプロジェクタにおいては、変調装置等の各光学要素の位置決め精度や各光学要素の光学特性(各種ミラーの平面度、レンズ位置)等の誤差に起因して、変調装置面における照明領域が変調装置の画像形成領域より小さくなってしまったり、変調装置面における照明領域が変調装置の画像形成領域からずれてしまったりする。このため、画像形成領域端縁部において色光の照度が低下して、投写画像における表示影が発生するという問題があった。
そして、このことは、プロジェクタの小型化及びそれに伴うの変調装置の小型化に伴って、顕著になってきた。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、画像形成領域端縁部において色光の照度が低下しても、投写画像における表示影の発生を抑制することができるプロジェクタ及びプロジェクタにおける表示影抑制方法を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するためになされた本発明のプロジェクタは、光源と、前記光源からの光を複数の色光に分離する色分離光学系と、前記色分離光学系により分離された複数の色光をそれぞれ変調して画像形成を行うための複数の変調装置と、前記複数の変調装置により形成されたそれぞれの画像を合成して投写面に投写画像として投写表示するプロジェクタにおいて、前記複数の変調装置のそれぞれの光入射側に、前記変調装置の画像形成領域端縁部に発生する表示影に対応した領域における色光を減らす減光手段を備えたことを特徴とする。
本発明のプロジェクタは、変調装置の画像形成領域端縁部に発生する表示影に対応した領域における色光が減光手段によって減らされるため、各色光の照度を略同一の照度として照度バランスを確保することができ、投写画像における表示影の発生を防止することができる。
本発明のプロジェクタにおいて、前記減光手段は、前記変調装置の画像形成領域における少なくとも上下左右4端縁のいずれかの端縁に位置する減光フィルタもしくはシャッタを有するものであることが好ましい。
このように構成することにより、前記減光フィルタもしくはシャッタによって画像形成領域の上下左右端縁を照明する色光が必要に応じて減らされるため、変調装置の画像形成領域端縁部の色光を機械的に減らすことができる。
また、このとき、この減光フィルタもしくはシャッタを前記変調装置の画像形成領域の面内方向に移動自在に調整する調整機構を設けることにより、
また、このとき、この減光フィルタもしくはシャッタを前記変調装置の画像形成領域の面内方向に移動自在に調整する調整機構を設けることにより、変調装置の画像形成領域端縁部における照度の調整を容易に行うことが可能となる。
さらにまた、本発明のプロジェクタにおいては、光源と、前記光源からの光を複数の色光に分離する色分離光学系と、前記色分離光学系により分離された複数の色光をそれぞれ変調して画像形成を行うための複数の変調装置と、前記複数の変調装置により形成されたそれぞれの画像を合成して投写面に投写画像として投写表示するプロジェクタにおいて、前記変調装置の画像形成領域端縁部に発生する表示影に対応した領域における色光を減らす減光手段を備え、前記減光手段は、前記変調装置の画素を駆動するドライバ及びこのドライバを制御するコントローラによって構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、変調装置の画像形成領域端縁部の画素の輝度がドライバ及びコントローラによって調整される。これにより、変調装置の画像形成領域端縁部の色光を減らすこと及び照度の調整を電気的に容易に行うことができる。
本発明に係るプロジェクタにおける表示影抑制方法は、光源からの光を複数の色光に分離して変調装置上に画像を形成し、これら画像を合成して投写面上に投写表示するプロジェクタにおける表示影抑制方法であって、前記変調装置の画像形成領域端縁部に発生する表示影に対応した領域における色光を減らすことを特徴とする。
このため、本発明に係るプロジェクタにおける表示影の抑制方法によれば、変調装置の画像形成領域端縁部に発生する表示影に対応した領域における色光を減らすことにより、各色光の照度を略同一の照度として照度バランスを確保することができ、投写画像における表示影の発生を効果的に防止することができる。
本発明に係るプロジェクタにおける表示影の抑制方法において、前記照度の調整は、前記変調装置の画像形成領域における少なくとも上下左右4端縁のいずれかの端縁に位置する減光フィルタもしくはシャッタを移動させることによって色光を減らすことによって行うのが好ましい。
このような方法とすることにより、減光フィルタもしくはシャッタによって画像形成領域の上下左右端縁を照明する色光を必要に応じて減らすことにより照度調整が行われる。これにより、変調装置の画像形成領域端縁における照度の調整を機械的に行うことが可能となる。
本発明に係るプロジェクタにおける表示影の抑制方法において、前記照度の調整は、前記変調装置の画像形成領域端縁部における画素の輝度を減ずる信号を与えることによって行うのが好ましい。
このような方法とすることにより、電気的な手段を用いて照度の調整が行われる。このため、変調装置の画像形成領域における照度の調整を電気的に容易に行うことができる。
以下、本発明が適用されたプロジェクタ及びプロジェクタにおける表示影抑制方法につき、図に示す実施の形態に基づいて説明する。なお、以下の説明では、光学系を構成する一連の光学要素によって形成される仮想的な軸(光軸OC)をZ軸とする。+Z軸方向を光の進行方向とする。また、Z軸に直交し、かつ、互いに直交する2軸をX軸、Y軸とする。さらに、上、下、左、右とは、それぞれ、+Y軸方向、−Y軸方向、−X軸方向、+X軸方向をいうものとする。
[実施形態1]
先ず、プロジェクタにつき、図1〜図5を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタの外観を示す斜視図である。図2は、同じく本発明の実施形態1に係るプロジェクタにおける光学系の概略構成を説明するために示す平面図である。図3は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタの要部を示す側面図である。図4は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタの変調装置を光源側から見た状態を示す正面図である。図5は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタにおける変調装置の駆動動作を説明するために示す回路図であり、(a)は変調装置9R,9Bの駆動動作を説明するために示す回路図であり、(b)は変調装置9Gの駆動動作を説明するために示す回路図である。
図1において、符号1で示すプロジェクタは、装置前方に突出する投写レンズ2を有する光学系4(図2に図示)を備えている。この光学系4は、投写レンズ2を除き、外装ケース3に内蔵されている。外装ケース3は、アッパーケース3A及びロアーケース3Bとフロントケース3Cとからなる角形状の箱体によって形成されている。
光学系4は、図2に示されるように、投写レンズ2に加え、光源装置5とインテグレータ光学系6と色分離光学系7と導光系8と変調装置9R,9G,9Bと減光手段10と色合成光学系11とを備えている。
光源装置5は、光源ランプ5A及びリフレクタ5Bとを有している。光源ランプ5Aには例えば高圧水銀ランプが用いられている。リフレクタ5Bには放物面鏡が用いられている。これにより、光源ランプ5Aから射出された放射光がリフレクタ5Bによって一方向に反射され、光軸OCに略平行な光となってインテグレータ光学系6に入射される。
光源ランプ5Aとしては、メタルハライドランプやハロゲンランプ等の他の光源ランプを用いてもよい。
また、リフレクタ5Bとしては、楕円面鏡や球面鏡を用いるようにしてもよい。この場合、光源ランプ5Aから射出される光がインテグレータ光学系6に効率よく入射するように、光源5とインテグレータ光学系6との間にレンズ等を配置することが好ましい。
インテグレータ光学系6は、第1レンズアレイ6Aと第2レンズアレイ6Bと反射ミラー6Cと重畳レンズ6Dとを有している。
第1レンズアレイ6Aは、XY平面上で矩形状の外形を有する複数の小レンズ6aをマトリックス状に配列して形成されている。そして、光源装置5からの光を複数の部分光束に分割するとともに各部分光束を集光させる機能を有している。
第2レンズアレイ6Bは、第1レンズアレイ6Aの小レンズ6aに対応するように配列された複数の小レンズ6bを備えている。第2レンズアレイ6Bは、第1のレンズアレイ6Aから射出された各部分光束の中心軸をシステム光軸に平行に揃える機能を有している。
なお、第1レンズアレイ6Aの小レンズ6aのXY平面上における形状は、照明領域(変調装置9R,9G,9Bの画像形成領域)の平面形状と相似形をなしている。実施形態1では、スクリーンSCのXY平面上でX方向に長い横長(矩形状)の画像を投写することを想定しているため、変調装置9R,9G,9Bの画像形成領域も横長であり、よって、小レンズ6aのXY平面上における形状も横長である。なお、本実施形態では、第1レンズアレイ6Aと第2レンズアレイ6Bが同じ形状となっているが、小レンズ6bの形状は、小レンズ6aと異なっていても良く、また、照明領域と相似形でなくても良い。重畳レンズ6Dは、第2レンズアレイ6Bから射出された光、すなわち第1レンズアレイ6Aによって分割された各部分光束を、所定の被照明領域(変調装置9R,9G,9B)に重畳させる機能を有している。本実施形態のプロジェクタでは、このようなインテグレータ光学系6を採用することによって、変調装置9R,9G,9Bの画像形成領域を面内の照度分布がほぼ均一な光によって照明することができる。
反射ミラー6Cは、レンズアレイ6A,6B間に配置されている。そして、レンズアレイ6Aからの射出光を反射してレンズアレイ6Bに向かって(装置前方)に進行させるように構成されている。光源装置5とレンズアレイ6A,6Bとが直線配置される場合、つまり、図2のX軸方向に沿って配置される場合には、この反射ミラー6Cは不要である。
色分離光学系7は、青緑反射ダイクロイックミラー7Aと緑反射ダイクロイックミラー7Bと反射ミラー7Cとを有している。これにより、インテグレータ光学系6からの光Wが赤緑青の各色光R,G,Bに分離される。
青緑ダイクロイックミラー7Aは、青色光Bと緑色光Gとを直角に反射して緑反射ダイクロイックミラー7Bに向かって進行させ、また赤色光Rを通過させて反射ミラー7Cに向かって進行させるように構成されている。
緑反射ダイクロイックミラー7Bは、緑色光Gを直角に反射して射出部7gから色合成光学系11に向かって射出させ、また青色光Bを通過させて射出部7bから導光系8に向かって射出させるように構成されている。
反射ミラー7Cは、赤色光Rを直角に反射して射出部7rから色合成光学系11に向かって射出するように構成されている。
色分離光学系7における緑色光Gの射出部7g及び赤色光Rの射出部7rの射出側(変調装置側)には、それぞれフィールドレンズ12,13が配置されている。これにより、各射出部7g,7rから射出した各色光G,Rが各集光レンズ12,13に入射して平行化される。
導光系8は、入射側レンズ8Aと入射側反射ミラー8Bと中間レンズ8Cと射出側反射ミラー8Dとフィールドレンズ8Eとを有している。そして、色分離光学系7における射出部7bから射出した青色光Bを各光学要素8A〜8Eにおいて通過させ又は反射して、導光系8における青色光Bの射出部8aから色合成光学系11に向かって射出するように構成されている。これにより、光路の長さが最大である青色光Bの光量損失が抑制される。なお、青色光に代えて赤色光や緑色光が導光系に導かれる構成の場合もある。
変調装置9R,9G,9Bは、例えば透過型の三つの液晶装置からなり、RGBの各色光に対応させて色合成手段11の入射側に配置されている。そして、色分離光学系7(青色光の場合は導光系8)から射出した各色光を変調し、各色光に対応した画像情報を付加するように構成されている。すなわち、変調装置9R,9G,9Bは、図5に示すようなドライバ14によって画像情報に応じたスイッチング制御が行われる。これにより、各変調装置9R,9G,9Bを通過する各色光が変調される。なお、変調装置9R,9G,9Bが透過型の液晶装置によって構成される場合、その前後に一対の偏光板を設ける必要があるが、ここでは図示を省略している。偏光板は、透過型の液晶装置と一体的に設けても良いが、離して設けても良い。
ドライバ14は、図5に示されるように、ソースドライバ14A及びゲートドライバ14Bからなっており、変調装置9R,9G,9Bの各画素を駆動する機能を有している。これらのソースドライバ14A及びゲートドライバ14Bはコントローラ15によって制御される。そして、ドライバ14においては、ゲートドライバ14Bによって表示位置の画素が決定され、この決定した画素にソースドライバ14Aによって画像データが書き込まれ、その結果、画像信号源16からの画像信号が各画素に供給されるようになっている。
減光手段10は、スクリーンSC上の投写画像に形成された表示影に対応した領域を照明する色光を減らすように構成されている。図3は、減光手段10を各変調装置9R,9G,9Bの右側から見た状態を示す側面図、図4は、減光手段10を光入射側から見た状態を示す正面図である。これらの図に示されるように、減光手段10は、各変調装置9R,9G,9Bの画像形成領域Aにおける左右及び上下端縁付近の光源側に位置する減光フィルタ10A〜10Dによって構成されている。また、減光フィルタ10A〜10Dは、画像形成領域Aの面内方向(左右及び上下方向)に調整機構17によって移動自在に調整されるように構成されている。これにより、画像形成領域Aの各端縁における照度の調整を機械的に行うことができる。
なお、実施形態1においては、減光手段10として、色光を減らす減光フィルタ10A〜10Dを用いているが、減光フィルタ10A〜10Dの代わりに色光を遮断するシャッタを用いてもよい。また、減光フィルタ10A〜10Dのうち、一部のみをこのようなシャッタに置き換えてもよい。
調整機構17は、第1調整機構17A及び第2調整機構17Bを有している。
そして、減光フィルタ10A,10Bを第1調整機構17Aによって左右方向に、また減光フィルタ10C,10Dを第2調整機構17Bによって上下方向にそれぞれ移動調整するように構成されている。
第1調整機構17Aは、減光フィルタ10A,10Bを左右方向に案内する四角枠状の第1ガイド17a1及びこの第1ガイド17a1に沿って減光フィルタ10A,10Bに移動調整力を付与するねじ17a2からなり、各変調装置9R,9G,9Bの光源側に配置されている。
第2調整機構17Bは、減光フィルタ10C,10Dを上下方向に案内する四角枠状の第2ガイド17b1及びこの第2ガイド17b1に沿って減光フィルタ10C,10Dに移動調整力を付与するねじ17b2からなり、第1調整機構17Aと変調装置9R,9G,9Bとの間に配置されている。第2ガイド17b1及び第1ガイド17a1の開口サイズ(縦横寸法)は、画像形成領域Aの平面縦横寸法より大きい寸法に設定されている。
なお、実施形態1においては、第2調整機構17Bが第1調整機構17Aの変調装置側(投写レンズ側)に配置されているが、第1調整機構17Aの光源側に第2調整機構17Bを配置してもよい。
また、減光フィルタ10A〜10Dの移動力調整部材としてねじ17a2,17b2を用いているが、マイクロメータを用いてもよい。この場合、減光フィルタ10A〜10Dの移動調整がより正確なピッチで行われる。
色合成光学系11は、4つのプリズムの界面に沿って、2種類の色光選択膜が略X字状に配置されたクロスダイクロイックプリズムからなり、各変調装置9R,9G,9Bの射出側に配置されている。そして、各変調装置9R,9G,9Bによって変調された各色光を入射させて合成し得るように構成されている。
投写レンズ2は、色合成光学系11の射出側に配置されている。そして、色合成光学系11によって合成された画像をスクリーンSC上に投写画像として表示するように構成されている。
以上の構成により、実施形態1に係るプロジェクタは、光源装置5からの射出光をインテグレータ光学系6及び色分離光学系7によって赤青緑の各色光として取り出し、これら各色光を変調装置9R,9G,9Bに導いてカラー画像信号に応じて変調した後、各色光を色合成光学系11によって合成し、投写レンズ2によって投写画像としてスクリーンSC上に拡大表示する。
次に、実施形態1におけるプロジェクタの表示影抑制方法につき、図6〜図14を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタの照度調整方法を実施する場合に測定された各色光の照度とスクリーン中心部からの距離との関係を示す図である。図7乃至図14は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタの照度調整方法(1)〜(6)を説明するために示す正面図である。
本照度調整方法は、次の(1)〜(6)に示されるように、変調装置9R,9G,9Bの画像形成領域A端縁上であって、スクリーンSC上の投写画像に形成される表示影に対応した領域を照明する色光を減光フィルタ10A〜10Dで減らすことにより実施される。
(1)スクリーンSC上における投写画像の左端縁が黄色付いて視認される場合
この場合、図7(a)に示されるように、変調装置9Bの照明領域BBがその画像形成領域ABに対して右側にずれ、画像形成領域ABの左端縁における青色光Bの照度が変調装置9Gの画像形成領域AG右端縁における緑色光Gの照度や変調装置9Rの画像形成領域ARの左端縁における赤色光Rの照度より低下している。
このことは、スクリーンSC(60インチ)上に黄色(Ye)影をもつ画像が投写された状態において、画像形成領域AR〜ABの各色光の照度(照度変化率)を測定すると、図6(縦軸を照度変化率とし、横軸をスクリーン中心から左側への距離とする)に示すような測定結果が得られることから理解される。
このような照明領域BBのずれを修正するには、図7(b)に示されるように、画像形成領域AGの右端縁における緑色光Gの照度と画像形成領域ABの左端縁における青色光Bの照度との比が一定値となるまで、変調装置9Gの光入射側に配置された減光フィルタ10Bを左方向に移動させるとともに、画像形成領域ARの左端縁における赤色光Rの照度と画像形成領域ABの左端縁における青色光Bの照度との比が一定値となるまで、変調装置9Rの光入射側に配置された減光フィルタ10Aを右方向に移動させて位置調整する。
つまり、減光フィルタ10Bが画像形成領域AGにおける右端縁に配置され、減光フィルタ10Aが画像形成領域ARにおける左端縁に配置されることで、赤色光R及び緑色光Gを減らして画像形成領域AG,ARの照度を調整することができる。
(2)スクリーンSC上における投写画像の左端縁が青色付いて視認される場合
この場合、図8(a)に示されるように、変調装置9Gの照明領域BGがその画像形成領域AGに対して左側にずれ、画像形成領域AG上の右端縁における緑色光Gの照度が変調装置9Bの画像形成領域ABの左端縁における青色光Bの照度より低下している。また、変調装置9Rの照明領域BRがその画像形成領域ABに対して右側にずれ、画像形成領域AR上の左端縁における赤色光Rの照度が変調装置9Bの画像形成領域ABの左縁縁における青色光Bの照度より低下している。
このような照明領域BG,BRのずれを修正するには、図8(b)に示されるように、画像形成領域AG,ARのそれぞれ右端縁、左端縁における緑色光G,赤色光Rの照度と画像形成領域ABの左端縁における青色光Bの照度との比が一定値となるまで変調装置9Bの光入射側に配置された減光フィルタ10Aを右方向に移動させて位置調整する。
つまり、減光フィルタ10Aが画像形成領域ABにおける左端縁に配置されることにより、青色光Bを減らして画像形成領域ABの照度を調整することができる。
(3)スクリーンSC上における投写画像の下端縁が黄色付いて視認される場合
この場合、図9(a)に示されるように、変調装置9Bの照明領域BBがその画像形成領域ABに対して下側にずれ、画像形成領域AB上の上端縁における青色光Bの照度が変調装置9G,9Rの画像形成領域AG,ARの上端縁における緑色光G,赤色光Rの照度より低下している。
このような照明領域BBのずれを修正するには、図9(b)に示されるように、画像形成領域AG,ARの上端縁における緑色光G,赤色光Rの照度と画像形成領域ABの上端縁における青色光Bの照度の比が一定値となるまで変調装置9G,9Rの光入射側に配置された減光フィルタ10Cを下方向に移動させて位置調整する。
つまり、減光フィルタ10Cが画像形成領域AG,ARにおける上端縁に配置されることにより、赤色光R及び緑色光Gを減らして画像形成領域AG,ARの照度を調整することができる。
(4)スクリーンSC上における投写画像の下端縁が青色付いて視認される場合
この場合、図10(a)に示されるように、変調装置9G,9Rの照明領域BG,BRがその画像形成領域AG,ARに対して下側にずれ、画像形成領域AG,ARの上端縁における緑色光G,赤色光Rの照度が変調装置9Bの画像形成領域ABの上端縁における青色光Bの照度より低下している。
このような照明領域BG,BRのずれを修正するためには、図10(b)に示されるように、画像形成領域AG,ARの上端縁における緑色光G,赤色光Rの照度と画像形成領域ABの上端縁における青色光Bの照度との比が一定値となるまで変調装置9Bの光入射側に配置された減光フィルタ10Cを下方向に移動させて位置調整する。
つまり、減光フィルタ10Cが画像形成領域ABにおける上端縁の光源側に配置されることにより、青色光Bを減らして画像形成領域ABの照度を調整することができる。
(5)スクリーンSC上における投写画像の各端縁(上下端縁及び左右端縁)が黄色付いて視認される場合
この場合、図11(a)及び図12(a)に示されるように、変調装置9Bの照明領域BBがその画像形成領域AB内に包含され、画像形成領域ABの上下及び左右端縁における青色光Bの照度が変調装置9G,9Rの画像形成領域AG,ARの上下及び左右端縁における緑色光G,赤色光Rの照度より低下している。
このような照明領域BBの画像形成領域AB内への包含による不具合を解消する(照度を調整する)には、図11(b)及び図12(b)に示されるように、画像形成領域AG,ARの左右及び上下端縁における緑色光G,赤色光Rの照度と画像形成領域ABの上下及び左右端縁における青色光Bの照度との比が一定値となるまで変調装置9G,9Rの光入射側に配置された減光フィルタ10A〜10Dを下、上、及び、右、左方向に移動させて位置調整する。
つまり、減光フィルタ10A〜10Dが画像形成領域AG,ARにおける左右及び上下端縁に配置されることにより、赤色光R及び緑色光Gを減らして画像形成領域AG,ARの照度を調整することができる。
(6)スクリーンSC上における投写画像の各端縁(上下端縁及び左右端縁)が青色付いて視認される場合
この場合、図13(a)及び図14(a)に示されるように、変調装置9G,9Rの照明領域BG,BRがその画像形成領域AG,AR内に包含され、画像形成領域AG,ARの左右及び上下端縁における緑色光G,赤色光Rの照度が変調装置9Rの画像形成領域ABの上下及び左右端縁における青色光Bの照度より低下している。
このような照明領域BG,BRの画像形成領域AG,AR内への包含による不具合を解消する(照度を調整する)には、図13(b)及び図14(b)に示されるように、画像形成領域AG,ARの各端縁における緑色光G,赤色光Rの照度と画像形成領域ABの各端縁における青色光Bの照度との比が一定値となるまで変調装置9Bの光入射側に配置された減光フィルタ10A〜10Dを下、上、及び、右、左方向に移動させて位置調整する。
つまり、減光フィルタ10A〜10Dが画像形成領域ABにおける左右及び上下端縁に配置されることにより、青色光Bを減らして画像形成領域ABの照度を調整することができる。
以上述べたとおり、実施形態1においては、変調装置9R,9G,9Bの画像形成領域AG〜AR端縁部の表示影に対応する色光が減光フィルタ10A〜10Dによって減らされるため、各色光の照度を略同一の照度として照度バランスを確保することができ、投写画像における表示影の発生を防止することができる。
なお、実施形態1においては、照度調整時に画像形成領域端縁の照度比を一定値に予め設定して減光フィルタを移動調整する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、画像形成領域端縁の照度比が互いに等しくなるまで、あるいは画像形成領域端縁の照度の加算値が最大となるまで減光フィルタを移動調整してもよい。この場合、画像形成領域の照度比を予め一定値に設定しておく必要がないため、光量の多い光源から光量の少ない光源に変更した場合にも対応することができる。
[実施形態2]
また、上記実施形態1においては、減光手段が減光フィルタ10A〜10Dよって構成される場合について説明したが、変調装置9R,9G,9Bの画素を駆動するドライバ14及びこのドライバ14を制御するコントローラ15によって構成されるものでもよい。実施形態2は、このように、減光手段を実施形態1の減光フィルタ10A〜10Dの代わりにドライバ14やコントローラ15によって構成する場合について説明する。それ以外の部分は、実施形態1と同様に構成することが可能である。
このような減光手段(ドライバ14及びコントローラ15)を用いるプロジェクタの照度調整方法につき、図15乃至図22を用いて説明する。図10(a)〜(f)乃至図12(a)〜(f)は、本発明の実施形態2に係るプロジェクタの照度調整方法(1)〜(6)を説明するために示す正面図である。
本照度調整方法は、次の(1)〜(6)に示されるように、変調装置9R,9G,9Bの画像形成領域端縁部における画素の輝度を減ずる信号を与えることにより実施される。
(1)スクリーンSC上における投写画像の左端縁が黄色付いて視認される場合
この場合、図15(a)に示されるように、変調装置9Bの照明領域BBがその画像形成領域ABに対して右側にずれ、画像形成領域ABの左端縁における青色光Bの照度が変調装置9Gの画像形成領域AG右端縁における緑色光Gの照度や変調装置9Rの画像形成領域ARの左端縁における赤色光Rの照度より低下している。
このような照明領域BBのずれを修正するためには、図15(b)に示すように、画像形成領域AGの右端縁における緑色光Gの照度と画像形成領域ABの左端縁における青色光Bの照度との比が一定値となるまで、画像形成領域AG,ARのそれぞれ右端縁、左端縁に対応する画素に印加するドライバ14(ソースドライバ14A)からの駆動電圧をコントローラ15によって調整する。これにより、赤色光R及び緑色光Gを減らして画像形成領域AG,ARのそれぞれ左端縁、右端縁の照度を調整することができる。
(2)スクリーンSC上における投写画像の左端縁が青色付いて視認される場合
この場合、図16(a)に示されるように、変調装置9Gの照明領域BGがその画像形成領域AGに対して左側にずれ、画像形成領域AG上の右端縁における緑色光Gの照度が変調装置9Bの画像形成領域ABの左端縁における青色光Bの照度より低下している。また、変調装置9Rの照明領域BRがその画像形成領域ABに対して右側にずれ、画像形成領域AR上の左端縁における赤色光Rの照度が変調装置9Bの画像形成領域ABの左縁縁における青色光Bの照度より低下している。
このような照明領域BG,BRのずれを修正するためには、図16(b)に示すように、画像形成領域AG,ARのそれぞれ右端縁、左端縁における緑色光G,赤色光Rの照度と画像形成領域ABの左端縁における青色光Bの照度との比が一定値となるまで、画像形成領域ABの左端縁に対応する画素に印加するドライバ14(ソースドライバ14A)からの駆動電圧をコントローラ15によって調整する。これにより、青色光Bを減らして画像形成領域ABの左端縁の照度を調整することができる。
(3)スクリーンSC上における投写画像の下端縁が黄色付いて視認される場合
この場合、図17(a)に示されるように、変調装置9Bの照明領域BBがその画像形成領域ABに対して下側にずれ、画像形成領域AB上の上端縁における青色光Bの照度が変調装置9G,9Rの画像形成領域AG,ARの上端縁における緑色光G,赤色光Rの照度より低下している。
このような照明領域BBのずれを修正するためには、図17(b)に示すように、画像形成領域AG,ARの上端縁における緑色光G,赤色光Rの照度と画像形成領域ABの上端縁における青色光Bの照度との比が一定値となるまで、画像形成領域AG,ARの上端縁に対応する画素に印加するドライバ14(ソースドライブ14A)からの駆動電圧をコントローラ15によって調整する。これにより、赤色光R及び緑色光Gを減らして画像形成領域AG,ARの上端縁の照度を調整することができる。
(4)スクリーンSC上における投写画像の下端縁が青色付いて視認される場合
この場合、図18(a)に示されるように、変調装置9G,9Rの照明領域BG,BRがその画像形成領域AG,ARに対して下側にずれ、画像形成領域AG,ARの上端縁における緑色光G,赤色光Rの照度が変調装置9Bの画像形成領域ABの上端縁における青色光Bの照度より低下している。
このような照明領域BG,BRのずれを修正するためには、図18(b)に示すように、画像形成領域AG,ARの上端縁における緑色光G,赤色光Rの照度と画像形成領域ABの上端縁における青色光Bの照度との比が一定値となるまで、画像形成領域ABの上端縁に対応する画素に印加するドライバ14(ソースドライバ14A)からの駆動電圧をコントローラ15によって調整する。これにより、青色光Bを減らして画像形成領域ABの上端縁の照度を調整することができる。
(5)スクリーンSC上における投写画像の各端縁(上下端縁及び左右端縁)が黄色付いて視認される場合
この場合、図19(a)及び図20(a)に示されるように、変調装置9Bの照明領域BBがその画像形成領域AB内に包含され、画像形成領域ABの上下及び左右端縁における青色光Bの照度が変調装置9G,9Rの画像形成領域AG,ARの上下及び左右端縁における緑色光G,赤色光Rの照度より低下している。
このような照明領域BBの画像形成領域AB内への包含による不具合を解消する(照度を調整する)には、図19(b)、図20(b)に示すように、画像形成領域AG,ARの左右及び上下端縁における緑色光G,赤色光Rの照度と画像形成領域ABの左右及び上下端縁における青色光Bの照度との比が一定値となるまで、画像形成領域AG,ARの左右及び上下端縁に対応する画素に印加するドライバ14(ソースドライバ14A)からの駆動電圧をコントローラ15によって調整する。これにより、赤色光R及び緑色光Gを減らして画像形成領域AG,AR端縁の照度を調整することができる。
(6)スクリーンSC上における投写画像の上下及び左右端縁が青色付いて視認される場合
この場合、図21(a)及び図22(a)に示されるように、変調装置9G,9Rの照明領域BG,BRがその画像形成領域AG,AR内に包含され、画像形成領域AG,ARの左右及び上下端縁における緑色光G,赤色光Rの照度が変調装置9Rの画像形成領域ABの上下及び左右端縁における青色光Bの照度より低下している。
このような照明領域BG,BRの画像形成領域AG,AR内への包含による不具合を解消する(照度を調整する)には、図21(b)、図22(b)に示すように、画像形成領域AG,ARの左右及び上下端縁における緑色光G,赤色光Rの照度と画像形成領域ABの左右及び上下端縁における青色光Bの照度との比が一定値となるまで、画像形成領域ABの左右及び上下端縁に対応する画素に印加するドライバ14(ソースドライバ14A)からの駆動電圧をコントローラ15によって調整する。これにより、青色光Bを減らして画像形成領域AB端縁の照度を調整することができる。
以上述べたように、実施形態2においては、変調装置9R,9G,9Bの画像形成領域AR,AG,AB端縁部に発生する表示影に対応した領域における色光がドライバ14及びコントローラ15によって減らされるため、各色光の照度を略同一の照度として照度バランスを確保することができ、投写画像における表示影の発生を防止することができる。
なお、実施形態2においては、照度調整時に画像形成領域端縁の照度比を一定値に予め設定して画素の駆動電圧を調整する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、画像形成領域端縁の照度比が互いに等しくなるまで、あるいは画像形成領域端縁の照度の加算値が最大となるまで画素の駆動電圧を調整してもよい。この場合、画像形成領域の照度比を予め一定値に設定しておく必要がないため、光量の多い光源から光量の少ない光源に変更した場合にも対応することができる。
また、実施形態2においては、スクリーンの観察面側から画像を投写する前面プロジェクタに適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、スクリーンの観察面とは反対側から画像を投写する背面プロジェクタにも実施形態と同様に適用可能である。
実施形態1に係るプロジェクタの外観を示す斜視図。 実施形態1に係るプロジェクタの光学系を説明する平面図。 実施形態1に係る減光手段10を各変調装置9R,9G,9Bの左側から見た状態を示す側面図。 実施形態1に係る減光手段10を光入射側から見た状態を示す正面図。 変調装置の駆動動作を説明する回路図である。 各色光の照度とスクリーン中心部からの距離との関係を示す図。 実施形態1に係る照度調整方法(1)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態1に係る照度調整方法(2)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態1に係る照度調整方法(3)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態1に係る照度調整方法(4)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態1に係る照度調整方法(5)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態1に係る照度調整方法(5)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態1に係る照度調整方法(6)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態1に係る照度調整方法(6)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態2に係る照度調整方法(1)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態2に係る照度調整方法(2)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態2に係る照度調整方法(3)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態2に係る照度調整方法(4)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態2に係る照度調整方法(5)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態2に係る照度調整方法(5)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態2に係る照度調整方法(6)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 実施形態2に係る照度調整方法(6)を説明する図。(a)は調整前、(b)は調整後の状態を示す。 従来のプロジェクタの光学系を説明する平面図。 従来の画像形成領域と照明領域を示す正面図。
符号の説明
1 プロジェクタ、2 投写レンズ、3 外装ケース、3A アッパーケース、3B ロアーケース、3C フロントケース、4 光学系、5 光源装置、5A 光源ランプ、5B リフレクタ、6 インテグレータ光学系、6A 第1レンズアレイ、6B 第2レンズアレイ、6a 小レンズ、6b 小レンズ、7 色分離光学系、7A 青緑反射ダイクロイックミラー、7B 緑反射ダイクロイックミラー、7C 反射ミラー、7r、7g、7b 射出部、8 導光系、8A 入射側レンズ、8B 入射側反射ミラー、8C 中間レンズ、8D 射出側反射ミラー、8E フィールドレンズ、9R,9G,9B 変調装置(液晶変調装置)、10 減光手段、10A〜10D 減光フィルタ、11 色合成光学系、12,13 フィールドレンズ、14 ドライバ、14A ソースドライバ,14B ゲートドライバ、15 コントローラ、16 画像信号源、17 調整機構、17A 第1調整機構、17B 第2調整機構、17a1 第1ガイド、17a2 ねじ、17b1 第2ガイド、17b2 ねじ、A,AR,AG,AB 画像形成領域、B,BR,BG,BB 照明領域、OC 光軸、SC スクリーン、R 赤色光、G 緑色光、B 青色光

Claims (4)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を複数の色光に分離する色分離光学系と、
    前記色分離光学系により分離された複数の色光をそれぞれ変調して画像形成を行うための複数の変調装置と、
    前記複数の変調装置により形成されたそれぞれの画像を合成して投写面に投写画像として投写表示するプロジェクタにおいて、
    前記複数の変調装置のそれぞれの光入射側に、前記変調装置の画像形成領域端縁部に発生する表示影に対応した領域における色光を減らす減光手段を備え、
    前記減光手段は、前記変調装置の画像形成領域における少なくとも上下左右4端縁のいずれかの端縁付近の光入射側に位置する減光フィルタもしくはシャッタと、前記減光フィルタもしくはシャッタを前記変調装置の画像形成領域の面内方向に移動自在に調整する調整機構とを有し、
    前記調整機構は前記表示影に対応した領域の画像形成領域端縁における前記複数の色光の照度が略同一となるように前記減光フィルタもしくはシャッタを調整することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 光源と、
    前記光源からの光を複数の色光に分離する色分離光学系と、
    前記色分離光学系により分離された複数の色光をそれぞれ変調して画像形成を行うための複数の変調装置と、
    前記複数の変調装置により形成されたそれぞれの画像を合成して投写面に投写画像として投写表示するプロジェクタにおいて、
    前記変調装置の画像形成領域端縁部に発生する表示影に対応した領域における色光を減らす減光手段を備え、
    前記減光手段は、前記変調装置の画素を駆動するドライバ及びこのドライバを制御するコントローラによって構成されており、
    前記コントローラは、前記表示影に対応した領域の画像形成領域端縁における前記複数の色光の照度が略同一となるように前記ドライバを制御することを特徴とするプロジェクタ。
  3. 光源からの光を複数の色光に分離して変調装置上に画像を形成し、これら画像を合成して投写面上に投写表示するプロジェクタにおける表示影抑制方法であって、
    前記変調装置の画像形成領域端縁部に発生する表示影に対応した領域における色光を減らし、
    前記照度の調整は、前記変調装置の画像形成領域における少なくとも上下左右4端縁のいずれかの端縁付近の光入射側に位置するフィルタを、前記表示影に対応した領域の画像形成領域端縁における前記複数の色光の照度が略同一となるように移動させることによって行うことを特徴とするプロジェクタにおける表示影抑制方法。
  4. 光源からの光を複数の色光に分離して変調装置上に画像を形成し、これら画像を合成して投写面上に投写表示するプロジェクタにおける表示影抑制方法であって、
    前記変調装置の画像形成領域端縁部に発生する表示影に対応した領域における色光を減らし、
    前記照度の調整は、前記変調装置の画像形成領域端縁部における画素の輝度を減ずる信号を、前記表示影に対応した領域の画像形成領域端縁における前記複数の色光の照度が略同一となるように与えることによって行うことを特徴とするプロジェクタにおける表示影抑制方法。

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