JP3814878B2 - ガスタービンの予混合燃焼器 - Google Patents

ガスタービンの予混合燃焼器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービンの予混合燃焼器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンの燃焼器では、均一な混合気を得るために予混合室を備えたものが知られている(特開昭60−117008号公報参照)。
【0003】
これについて説明すると、図13に示すように、ケーシング4の内周には断熱部材3を介して筒状の燃焼室2が形成されるとともに、この燃焼室2へ混合気を供給する筒状の予混合室1と、予混合室1へ図示しない熱交換器あるいは圧縮機からの加圧空気を導入する高圧空気通路16がそれぞれ形成される。
【0004】
高圧空気通路16から予混合室1へ流入した加圧空気はスワーラ15で旋回を付与された後、主燃料噴射弁10から噴射された燃料と混合される。予混合室1は筒状の燃焼室2とほぼ平行に配設されるとともに、環状流路5を介して予混合室1は燃焼室2の上流と連通する。
【0005】
環状流路5は燃焼室2の基端においてノズル外周壁面6Aを備えたバッフル板6を介して画成される。この燃焼室2の基端には内部に補助燃料噴射弁9を収装した筒状の保炎器7が燃焼室2とほぼ同軸的に配設され、端部7Aがバッフル板6に形成されたノズル外周壁面6Aへ挿通される。
【0006】
そして、この保炎器7はガイド17を介して軸方向へ変位可能にケーシング4で支持されるとともに、図示しない駆動手段によって端部7Aが燃焼室2に対し進退する方向へ駆動される。
【0007】
保炎器7の外壁とバッフル板6のノズル外周壁面6Aとの間に環状ノズル8が画成される。この環状ノズル8に面した保炎器7の端部7Aの外周にはテーパー状に広がるテーパー部70が形成されており、保炎器7の軸方向の位置に応じて環状ノズル8の断面積、すなわち、燃焼室2へ流入する混合気の流路断面積をエンジン負荷に応じて変化させ、環状流路5から燃焼室2へ吹き出す混合気の空気配分率を変化させるようになっている。
【0008】
予混合室1からの混合気は保炎器7とバッフル板6との間の環状ノズル8から燃焼室2へ導入される。環状流路5は燃焼室2の軸を中心とする渦巻き状に形成される。環状流路5を通過する混合気は保炎器7を中心として燃焼室2の内壁に沿う旋回流となり、燃焼室2内の火炎は保炎器7の端部7Aを起点とするコーン状の火炎を形成する。
【0009】
さらに希釈筒13に開口した希釈口12から流入した空気で燃焼ガス温度を下げた後、スクロール入口14を介して図示しないタービンへ流入する。
【0010】
このようなガスタービンの燃焼器として、上記の他に、ASME PAPER78−GT−155(1978年4月9日発行)に開示されたものが知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、環状ノズル8から燃焼室2へ導入される混合気の濃度が高い、温度が高い、あるいは圧力が高い等の特定の運転条件によっては、燃焼室2の火炎が上流側に伝播する逆火現象が発生する可能性がある。この逆火現象が発生すると、燃焼室2より上流側の通路部材が火炎にさらされるため、環状流路5や予混合室1を画成する部材や保炎器7およびバッフル板6にも高い耐熱性が要求される。
【0012】
旋回室5から環状ノズル8を通って燃焼室2に流入する混合気の流速は環状ノズルの外周部で小さくなるため、環状ノズル8の外周部を流れる混合気が燃焼室2の火炎が環状ノズル8の外周部を流れる混合気へと伝播する可能性がある。
【0013】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、逆火現象を防止できるガスタービンの予混合燃焼器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のガスタービンの予混合燃焼器は、
加圧空気を導入する高圧空気通路と、
高圧空気通路からの加圧空気と主燃料噴射弁から噴射される燃料とを混合する予混合室と、
予混合室からの混合気を燃焼室に導入する環状ノズルと、
環状ノズルを画成するバッフル板と、
を備えるガスタービンの予混合燃焼器において、
バッフル板に冷却媒体を循環させる冷却流路を形成し、
運転条件に応じて冷却流路に対する冷却媒体の循環を制御する冷媒循環量制御手段を備える。
【0015】
請求項2に記載のガスタービンの予混合燃焼器は、請求項1に記載の発明において、
前記バッフル板の温度を検出する温度センサを備え、
温度センサによって検出される温度に応じて冷却流路に対する冷却媒体の循環を制御する冷媒循環量制御手段を備える。
【0016】
請求項3に記載のガスタービンの予混合燃焼器は、請求項1に記載の発明において、
前記冷却流路として複数のジャケットを環状ノズルを囲むように周方向に分割し、
運転条件に応じて各ジャケットに対する冷却媒体の循環を独立して制御する冷媒循環量制御手段を備える。
【0017】
請求項4に記載のガスタービンの予混合燃焼器は、請求項3に記載の発明において、
前記温度センサを各ジャケットの近傍に配置し、
各温度センサによって検出される温度に応じて各ジャケットに対する冷却媒体の循環を独立して制御する冷媒循環量制御手段を備える。
【0018】
請求項5に記載のガスタービンの予混合燃焼器は、請求項1から4のいずれか一つに記載の発明において、
前記ガスタービンのエンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、
高圧空気通路の空気温度を検出する空気温度検出手段と、
検出されるエンジン回転速度と高圧空気通路の空気温度に応じて冷却流路に対する冷却媒体の循環量を制御する冷媒循環量制御手段を備える。
【0019】
請求項6に記載のガスタービンの予混合燃焼器は、請求項1から5のいずれか一つに記載の発明において、
前記バッフル板の温度を検出する温度センサを備え、
温度センサによって検出される温度の上昇速度を算出する温度上昇速度算出手段と、
算出される温度上昇速度が所定値を越えることを判定して冷却流路に対する冷却媒体の循環量を増大する冷媒循環量制御手段を備える。
【0020】
【作用】
請求項1に記載のガスタービンの予混合燃焼器において、高圧空気通路からの加圧空気は予混合室にて主燃料噴射弁から噴射された燃料と混合して混合気となり、この混合気は環状ノズルを通って燃焼室へ導入される。
【0021】
しかし、環状ノズルの外周部の壁面近傍に混合気の流速が比較的遅い領域が生じているため、旋回室から環状ノズルを通って燃焼室に流入する混合気の燃料濃度が高い、あるいは圧力が高い特定の運転条件において、燃焼室内の火炎が環状ノズルの外周壁面の近傍の領域を伝播して旋回室に至る逆火現象が発生する可能性がある。
【0022】
これに対処して、逆火現象が発生する可能性がある運転条件で冷却流路に冷却媒体を循環させ、ノズル外周壁面を冷却する。これにより、ノズル外周壁面の近傍に位置する境界層を流れる混合気が冷却され、環状ノズルの外周面近傍において混合気の温度が低い消炎領域(クエンチゾーン)が形成される。こうしてノズル外周壁面の近傍に位置する境界層を流れる混合気の温度上昇が抑えられることにより、燃焼室内の火炎が環状ノズルの外周壁面の近傍の領域を伝播することが抑えられ、逆火現象の発生を防止することができる。逆火現象の発生が防止されることにより、燃焼室より上流側の通路部材に熱的損傷を与えることを回避できる。
【0023】
逆火現象が発生する可能性のない運転条件で冷却流路に対する冷却媒体の循環を停止することにより、ノズル外周壁面の近傍に位置する境界層を流れる混合気が冷却されることなく、燃料の混合比を希薄化しても、燃焼室において安定した燃焼性が確保され、火炎が吹き消えることを防止できる。
【0024】
請求項2に記載のガスタービンの予混合燃焼器において、燃焼室の火炎が環状ノズルを流れる混合気へと伝播する逆火現象が発生して、バッフル板の温度が急上昇した場合、温度センサを介してこれを検知し、冷却流路に対する冷却媒体循環量を増やす構成により、ノズル外周壁面の温度を速やかに下げて、逆火から正常燃焼への復帰を容易にすることができる。
【0025】
請求項3に記載のガスタービンの予混合燃焼器において、複数のジャケットを環状ノズルを囲むように周方向に分割して形成し、ガスタービンの運転状態に応じて各ジャケットを循環する冷却媒体の流量を独立して制御する構成により、ノズル外周壁面の温度を均一に保ち、逆火現象の発生を有効に防止することができる。
【0026】
請求項4に記載のガスタービンの予混合燃焼器において、各温度センサを介してバッフル板の温度上昇する部位を検知し、各ジャケットに対する冷却媒体循環量を独立して増やすことにより、ノズル外周壁面の温度を均一になるように調節して、逆火現象の発生を有効に防止することができる。
【0027】
請求項5に記載のガスタービンの予混合燃焼器において、検出されるエンジン回転速度と高圧空気通路の空気温度に応じて冷却流路に対する冷却媒体の循環量を制御する構成により、ガスタービンの運転条件を変動させずに逆火現象の発生を有効に防止することができる。
【0028】
請求項6に記載のガスタービンの予混合燃焼器において、温度センサによって検出される温度の上昇速度が所定値を越えることを判定して冷却流路に対する冷却媒体の循環量を増大する構成により、逆火から正常燃焼へ復帰する際の不安定な燃焼状態を最小限に抑えつつ、逆火から正常燃焼への復帰を容易にする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0030】
図1において、ガスタービンは、ケーシング4の内側に断熱部材3を介して円筒状の燃焼室2と、燃焼室2へ混合気を供給する筒状の予混合室1および予混合室1へ図示しない熱交換器等からの加圧空気を導入する高圧空気通路16がそれぞれ形成される。
【0031】
燃焼室2に面した所定の位置には点火栓11が配設される。燃焼室2の下流側には複数の希釈口12を備えた希釈筒13が嵌合する。希釈口12は高圧空気通路16と連通して希釈用の加圧空気を導入する。希釈筒13は下流に結合した図示しないスクロール入口を介して図示しないタービンと連通する。
【0032】
予混合室1は上流側に配設したスワーラ15を介して高圧空気通路16と連通すると共に、内部に主燃料噴射弁10を備える。
【0033】
補助燃料噴射弁9は高負荷時に燃料を増量するもので、図示しない燃料供給手段によって選択的に駆動されるものである。
【0034】
燃焼室2の基端側には補助燃料噴射弁9を収装した筒状の保炎器7が燃焼室2とほぼ同軸的に配設される。保炎器7の燃焼室2側の端部7Aは、バッフル板6に形成された円錐面状をしたノズル外周壁面6Aへ挿通される。
【0035】
保炎器7とバッフル板6のノズル外周壁面6Aとの間には、保炎器7の軸方向の位置に応じた所定の間隙で構成された環状ノズル8が形成される。
【0036】
保炎器7はガイド17を介して軸方向へ変位可能にケーシング4で支持される。保炎器7の外壁は環状流路5を画成する隔壁30とシール18を介して摺接する。
【0037】
保炎器7は図示しない駆動手段によって軸方向へ駆動される。保炎器7は燃焼室2へ向けた軸方向への変位によって、ノズル外周壁面6Aに対して相対変位を行う。
【0038】
なお、駆動手段はエンジン負荷に応じて保炎器7を伸縮駆動するもので、低負荷時では保炎器7を最収縮位置へ駆動する一方、高負荷時では保炎器7を最伸長位置へ駆動する。
【0039】
予混合室1は環状流路5を介して燃焼室2と連通する。環状流路5は燃焼室2の軸を中心とする環状に形成され、燃焼室2に流入する混合気を旋回させるようになっている。環状流路5は燃焼室2と同軸にバッフル板6に貫通形成されたノズル外周壁面6Aを介して燃焼室2と連通する。
【0040】
環状流路5は燃焼室2の基端においてバッフル板6と隔壁30の間に画成される。環状流路5と高圧空気通路16は隔壁30によって仕切られる。
【0041】
予混合室1からの混合気は保炎器7とバッフル板6との間の環状ノズル8から燃焼室2へ導入される。環状流路5を通過する混合気は保炎器7を中心として燃焼室2の内壁に沿う旋回流となり、燃焼室2内の火炎は保炎器7の端部7Aを起点とするコーン状の火炎を形成する。
【0042】
しかしながら、環状ノズル8から燃焼室2へ導入される混合気の濃度が高い、温度が高い、あるいは圧力が高い等の特定の運転条件によっては、燃焼室2の火炎が上流側に伝播する逆火現象が発生する可能性がある。この逆火現象が発生すると、燃焼室2より上流側の通路部材が火炎にさらされるため、環状流路5や予混合室1を画成する部材や保炎器7およびバッフル板6にも高い耐熱性が要求される。
【0043】
旋回室5から環状ノズル8を通って燃焼室2に流入する混合気の流速は、ノズル外周壁面6Aからの摩擦の影響によりノズル外周壁面6Aの近傍で低くなっている。このため、燃焼室2の火炎がノズル外周壁面6Aの近傍における流速が低い領域の混合気を伝播して旋回室5に至る可能性がある。
【0044】
本発明はこれに対処して、バッフル板6に冷却媒体を循環させる冷却流路としてジャケット19が形成される。
【0045】
ジャケット19の断面積がバッフル板6の断面積に対する割合は、5〜95%の範囲に設定される。
【0046】
本実施形態では、図2にも示すように、ジャケット19は環状ノズル8の中心線O6と同軸の環状に形成される。ジャケット19の内周部は環状ノズル8の外周を画成するノズル外周壁面6Aにできるだけ近接して形成される。
【0047】
図1において、22は冷媒循環装置である。冷媒循環装置22とジャケット19は2本の配管20,21を介して連通する。冷媒循環装置22は冷却媒体を供給側配管20を介してジャケット19に圧送されるのに伴い、冷却媒体がジャケット19を周方向に循環し、ジャケット19の冷却媒体が戻り側配管21を介して冷媒循環装置22に戻されるようになっている。
【0048】
冷却媒体として、空気、水、窒素、二酸化炭素、ナトリュームのいずれかが用いられる。
【0049】
各配管20,21は、断熱部材3、ケーシング4、バッフル板6をそれぞれ貫通して配設される。各配管20,21の断面積は0.2〜80mm2の範囲に設定される。
【0050】
図1において、25は冷媒循環装置22の作動を制御するコントロールユニットである。コントロールユニット25はガスタービンのエンジン負荷が所定値以下の低負荷時にジャケット19に対する冷却媒体の循環を停止し、エンジン負荷が所定値を越える中高負荷時にジャケット19に対して冷却媒体を循環させる制御を行う。
【0051】
以上のように構成され、次に作用について説明する。
【0052】
図示しない熱交換器から圧送された加圧空気の一部は高圧空気通路16からスワーラ15を介して予混合室1へ導かれ、ここで主燃料噴射弁10から噴射された燃料と混合して混合気となり、この混合気は連通路19を経て旋回室5に導かれることにより保炎器7を中心とする旋回流となり、環状ノズル8から燃焼室2へ旋回しながら導入される。
【0053】
こうして燃焼室2へ導かれた混合気は、高負荷時では補助燃料噴射弁9から噴射される燃料とさらに混合しながら燃焼室2で燃焼し、希釈筒13に開口した希釈口12から流入した空気で燃焼ガス温度を下げた後、図示しないタービンへ流入して圧縮機および負荷を駆動する。
【0054】
例えば負荷の上昇に伴って環状ノズル8から燃焼室2へ導入される混合気の圧力が高くなるといった運転条件では、燃焼室2の火炎が上流側に伝播する逆火現象が発生する可能性がある。
【0055】
これに対処して、中高負荷時にバッフル板6に形成されたジャケット19に冷却媒体を循環させ、ノズル外周壁面6Aを冷却する。これにより、ノズル外周壁面6Aの近傍に位置する境界層を流れる混合気が冷却され、環状ノズル8において温度が低い消炎領域(クエンチゾーン)が混合気流速の低い外周領域に形成される。そのため、燃焼器2の火炎がノズル外周壁面6Aの近傍の混合気流速が遅い領域を伝って旋回室5へ至る逆火を防止できる。こうして逆火現象の発生が防止されることにより、燃焼室2より上流側の環状通路5または予混合室1等を画成する通路部材に熱的損傷を与えることを回避できる。
【0056】
低負荷時にジャケット19に対する冷却媒体の循環を停止することにより、ノズル外周壁面6Aの近傍に位置する境界層を流れる混合気が冷却されることなく、燃料の混合比を希薄化しても、燃焼室2において安定した燃焼性が確保され、火炎が吹き消えることを防止できる。
【0057】
次に、図3に示す実施形態について説明する。なお、図1との対応部分には同一符号を付す。
【0058】
バッフル板6の温度Tを検出する温度センサ24が環状ノズル8の近傍に設けられる。
【0059】
温度センサ24は、断熱部材3、ケーシング4、バッフル板6をそれぞれ貫通して配設される。
【0060】
温度センサ24と環状ノズル8を画成するノズル外周壁面6Aとの距離は、0〜5mmの範囲に設定される。
【0061】
コントロールユニット25は、温度センサ24からの検出信号を入力し、検出される温度Tが上昇するのにしたがってジャケット19に対する冷却媒体の循環量を増大させて、バッフル板6の温度を一定に保つように冷媒循環装置22の作動を制御する。
【0062】
図4のフローチャートはコントロールユニット25において実行されるジャケット19に対する冷却媒体の循環量の制御プログラムを示しており、これは一定周期毎に実行される。
【0063】
これについて説明すると、まずステップ1において温度センサ24によって検出されるバッフル板6の温度Tを読込む。
【0064】
続いてステップ2に進んで、検出された温度Tが予め設定された下限温度Kより高いかどうかを判定する。
【0065】
温度Tが下限温度K以下の低温状態と判定された場合ステップ5に進んで、ジャケット19に対する冷却媒体循環量を減らす。
【0066】
温度Tが下限温度Kより高いと判定された場合ステップ3に進んで、温度Tが予め設定された上限温度Jより低いかどうかを判定する。
【0067】
ステップ2.3にて、温度Tが上限温度J以上の高温状態と判定された場合ステップ4に進んで、ジャケット19に対する冷却媒体循環量を増やす。
【0068】
また、ステップ2,3にて、温度Tが下限温度Kより高く、上限温度Jより低い適温状態と判定された場合に、ジャケット19に対する冷却媒体循環量が所定値に保たれる。
【0069】
以上のように構成され、次に作用について説明する。
【0070】
燃焼室2の火炎が環状ノズル8を流れる混合気へと伝播する逆火現象が発生して、バッフル板6の温度が急上昇した場合、温度センサ24を介してこれを検知し、ジャケット19に対する冷却媒体循環量を増やすことにより、ノズル外周壁面6Aの温度を速やかに下げて、逆火から正常燃焼への復帰を容易にすることができる。
【0071】
次に、図5、図6に示す実施形態について説明する。なお、図1との対応部分には同一符号を付す。
【0072】
バッフル板6に冷却媒体を循環させる冷却流路として4つのジャケット19が環状ノズル8を囲むように周方向に分割して形成される。
【0073】
各冷媒循環装置22とジャケット19は2本の配管20,21を介してそれぞれ連通する。冷媒循環装置22は冷却媒体を各配管20,21を介して各ジャケット19を循環する冷却媒体の流量を独立して調節するようになっている。
【0074】
コントロールユニット25はガスタービンの運転状態に応じて各ジャケット19を循環する冷却媒体の流量を独立して制御する。これにより、ノズル外周壁面6Aの温度を均一に保ち、逆火現象の発生を有効に防止することができる。
【0075】
次に、図7、図8に示す実施形態について説明する。なお、図5との対応部分には同一符号を付す。
【0076】
バッフル板6に冷却媒体を循環させる冷却流路として4つのジャケット19が環状ノズル8を囲むように周方向に分割して形成される。
【0077】
バッフル板6の温度Tを検出する4つの温度センサ24が環状ノズル8の近傍に設けられる。各温度センサ24は、各ジャケット19の間に配置される。温度センサ24と環状ノズル8を画成するノズル外周壁面6Aとの距離は、0〜5mmの範囲に設定される。
【0078】
コントロールユニット25は、各温度センサ24からの検出信号を入力し、各ジャケット19に対する冷却媒体の循環量を独立して調節して、バッフル板6の温度を一定に保つように冷媒循環装置22の作動を制御する。
【0079】
こうして、各温度センサ24を介してバッフル板6の温度上昇する部位を検知し、各ジャケット19に対する冷却媒体循環量を独立して増やすことにより、ノズル外周壁面6Aの温度を均一に調節して、逆火現象の発生を有効に防止することができる。また、燃焼室2の火炎が環状ノズル8を流れる混合気へと伝播する逆火現象が発生した場合、逆火から正常燃焼へ復帰する際の不安定な燃焼状態を最小限に抑えつつ、逆火から正常燃焼への復帰を容易にする。
【0080】
次に、図9に示す実施形態について説明する。なお、図3との対応部分には同一符号を付す。
【0081】
バッフル板6の温度Tを検出する温度センサ24が環状ノズル8の近傍に設けられる。
【0082】
エンジン回転速度検出手段として、ガスタービンのエンジン回転数Nを検出する回転数センサ31が設けられる。
【0083】
空気温度検出手段として、高圧空気通路16を流れる空気温度Trを検出する空気温度センサ32が設けられる。
【0084】
コントロールユニット25は、温度センサ24、回転数センサ31、空気温度センサ32からの検出信号をそれぞれ入力し、これらの運転条件に応じてバッフル板6の温度を一定に保つように冷媒循環装置22の作動を制御する。
【0085】
図10のフローチャートはコントロールユニット25において実行されるジャケット19に対する冷却媒体の循環量の制御プログラムを示しており、これは一定周期毎に実行される。
【0086】
これについて説明すると、まずステップ11において回転数センサ31によって検出されるエンジン回転数Nを読込む。
【0087】
続いてステップ12に進んで、空気温度センサ32によって検出される空気温度Trを読込む。
【0088】
続いてステップ13に進んで、検出されたエンジン回転数Nと空気温度Trに応じて、図11に示すマップに基づき、バッフル板6の推定温度Tbを検索して求める。
【0089】
続いてステップ14に進んで、温度センサ24によって検出されるバッフル板6の温度Tを読込む。
【0090】
続いてステップ15に進んで、推定温度Tbと検出温度Tの差が所定値の10より小さいかどうかを判定する。
【0091】
推定温度Tbと検出温度Tの差が所定値の10以上の低温状態と判定された場合、ステップ17に進んで、ジャケット19に対する冷却媒体循環量を減らす。
【0092】
推定温度Tbと検出温度Tの差が所定値の10より小さいと判定された場合、ステップ16に進んで、検出温度Tが推定温度Tbより低いかどうかを判定する。
【0093】
ステップ16にて、検出温度Tが推定温度Tb以上の高温状態と判定された場合ステップ18に進んで、ジャケット19に対する冷却媒体循環量を増やす。
【0094】
また、ステップ15,16にて、推定温度Tbと検出温度Tの差が所定値の10より小さく、かつ検出温度Tが推定温度Tbより低い適温状態と判定された場合に、ジャケット19に対する冷却媒体循環量が所定値に保たれる。
【0095】
以上のように構成され、次に作用について説明する。
【0096】
燃焼室2の火炎が環状ノズル8を流れる混合気へと伝播する逆火現象が発生して、バッフル板6の温度が急上昇した場合、温度センサ24を介してこれを検知し、ジャケット19に対する冷却媒体循環量を増やすことにより、ノズル外周壁面6Aの温度を速やかに下げて、逆火から正常燃焼への復帰を容易にすることができる。
【0097】
図12に示すフローチャートは、他の実施形態としてコントロールユニット25において実行されるジャケット19に対する冷却媒体の循環量の制御プログラムを示しており、これは一定周期毎に実行される。
【0098】
これについて説明すると、まずステップ21において温度センサ24によって検出されるバッフル板6の温度Tを読込む。
【0099】
続いてステップ22に進んで、検出された温度Tの上昇速度dT/dtを演算する。
【0100】
続いてステップ23に進んで、算出された上昇速度dT/dtが予め設定された上限値(dT/dt)kより低いかどうかを判定する。
【0101】
ここで上昇速度dT/dtが上限値(dT/dt)kより低いと判定された場合、ジャケット19に対する冷却媒体循環量が所定値に保たれる。
【0102】
一方、上昇速度dT/dtが上限値(dT/dt)k以上と判定された場合、ステップ24に進んで、回転数センサ31によって検出されるエンジン回転数Nを読込む。
【0103】
続いてステップ25に進んで、空気温度センサ32によって検出される空気温度Trを読込む。
【0104】
続いてステップ26に進んで、検出されたエンジン回転数Nと空気温度Trに応じて、図11に示すマップに基づき、バッフル板6の推定温度Tbを検索して求める。
【0105】
続いてステップ27に進んで、温度センサ24によって検出されるバッフル板6の温度Tを読込む。
【0106】
続いてステップ28に進んで、推定温度Tbと検出温度Tの差が所定値の10より大きいかどうかを判定する。
【0107】
ここで、推定温度Tbと検出温度Tの差が所定値の10以上と判定された場合、ステップ29に進んで、ジャケット19に対する冷却媒体循環量を最大に増やす。
【0108】
一方、推定温度Tbと検出温度Tの差が所定値の10より大きいと判定された場合、ステップ30に進んで、推定温度Tbと検出温度Tの差が所定値の50より小さいかどうかを判定する。
【0109】
推定温度Tbと検出温度Tの差が所定値の50以上と判定された場合、ステップ31に進んでジャケット19に対する冷却媒体循環量を減らす。
【0110】
推定温度Tbと検出温度Tの差が所定値の10より大きく、かつ50より小さいと判定された場合、ジャケット19に対する冷却媒体循環量が所定値に保たれる。
【0111】
以上のように構成され、次に作用について説明する。
【0112】
燃焼室2の火炎が環状ノズル8を流れる混合気へと伝播する逆火現象が発生して、バッフル板6の温度が急上昇した場合、検出された温度Tの上昇速度dT/dtが予め設定された上限値(dT/dt)kを越え、かつ推定温度Tbと検出温度Tの差が所定値の10以上に上昇したことが判定されると、ジャケット19に対する冷却媒体循環量を最大に増やすことにより、ノズル外周壁面6Aの温度を速やかに下げて、逆火から正常燃焼への復帰を容易にすることができる。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載のガスタービンの予混合燃焼器によれば、逆火現象が発生する可能性がある運転条件で冷却流路に冷却媒体を循環させ、ノズル外周壁面を冷却する構成により、ノズル外周壁面の近傍に位置する境界層を流れる混合気が冷却され、燃焼室の火炎が上流側に逆流することを防止する。こうして逆火現象が防止されることにより、燃焼室より上流側の通路部材に熱的損傷を与えることを回避できる。
【0114】
請求項2に記載のガスタービンの予混合燃焼器によれば、燃焼室の火炎が環状ノズルを流れる混合気へと伝播する逆火現象が発生して、バッフル板の温度が急上昇した場合、温度センサを介してこれを検知し、冷却流路に対する冷却媒体循環量を増やす構成のため、ノズル外周壁面6Aの温度を速やかに下げて、逆火から正常燃焼への復帰を容易にすることができる。
【0115】
請求項3に記載のガスタービンの予混合燃焼器によれば、複数のジャケットを環状ノズルを囲むように周方向に分割して形成し、ガスタービンの運転状態に応じて各ジャケットを循環する冷却媒体の流量を独立して制御する構成のため、ノズル外周壁面の温度を均一に保ち、逆火現象の発生を有効に防止することができる。
【0116】
請求項4に記載のガスタービンの予混合燃焼器によれば、各温度センサを介してバッフル板の温度上昇する部位を検知し、各ジャケットに対する冷却媒体循環量を独立して増やすことにより、ノズル外周壁面の温度を均一になるように調節して、逆火現象の発生を有効に防止することができる。
【0117】
請求項5に記載のガスタービンの予混合燃焼器によれば、検出されるエンジン回転速度と高圧空気通路の空気温度に応じて冷却流路に対する冷却媒体の循環量を制御する構成のため、逆火から正常燃焼へ復帰する際の不安定な燃焼状態を最小限に抑えつつ、逆火から正常燃焼への復帰を容易にする。
【0118】
請求項6に記載のガスタービンの予混合燃焼器によれば、温度センサによって検出される温度の上昇速度が所定値を越えることを判定して冷却流路に対する冷却媒体の循環量を増大する構成のため、逆火から正常燃焼へ復帰する際の不安定な燃焼状態を最小限に抑えつつ、逆火から正常燃焼への復帰を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すガスタービンの断面図。
【図2】同じくジャケット等の断面図。
【図3】他の実施形態を示すガスタービンの断面図。
【図4】同じく制御内容を示すフローチャート。
【図5】さら他の実施形態を示すガスタービンの断面図。
【図6】同じくジャケット等の断面図。
【図7】さら他の実施形態を示すガスタービンの断面図。
【図8】同じくジャケット等の断面図。
【図9】さら他の実施形態を示すガスタービンの断面図。
【図10】同じく制御内容を示すフローチャート。
【図11】同じく制御に用いられるマップ。
【図12】さら他の実施形態における制御内容を示すフローチャート。
【図13】従来例を示す燃焼器の断面図。
【符号の説明】
1 予混合室
2 燃焼室
5 環状流路
6 バッフル板
6Aノズル外周壁面
7 保炎器
8 環状ノズル
10 主燃料噴射弁
16 高圧空気通路
19 ジャケット
20 供給側配管
21 戻り側配管
22 冷媒循環装置
24 温度センサ
25 コントロールユニット
31 回転数センサ
32 空気温度センサ

Claims (6)

  1. 加圧空気を導入する高圧空気通路と、
    高圧空気通路からの加圧空気と主燃料噴射弁から噴射される燃料とを混合する予混合室と、
    予混合室からの混合気を燃焼室に導入する環状ノズルと、
    環状ノズルを画成するバッフル板と、
    を備えるガスタービンの予混合燃焼器において、
    バッフル板に冷却媒体を循環させる冷却流路を形成し、
    運転条件に応じて冷却流路に対する冷却媒体の循環を制御する冷媒循環量制御手段を備えたことを特徴とするガスタービンの予混合燃焼器。
  2. 前記バッフル板の温度を検出する温度センサを備え、
    温度センサによって検出される温度に応じて冷却流路に対する冷却媒体の循環を制御する冷媒循環量制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のガスタービンの予混合燃焼器。
  3. 前記冷却流路として複数のジャケットを環状ノズルを囲むように周方向に分割し、
    運転条件に応じて各ジャケットに対する冷却媒体の循環を独立して制御する冷媒循環量制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のガスタービンの予混合燃焼器。
  4. 前記温度センサをバッフル板の各ジャケットの近傍に配置し、
    各温度センサによって検出される温度に応じて各ジャケットに対する冷却媒体の循環を独立して制御する冷媒循環量制御手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のガスタービンの予混合燃焼器。
  5. 前記ガスタービンのエンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、
    高圧空気通路の空気温度を検出する空気温度検出手段と、
    検出されるエンジン回転速度と高圧空気通路の空気温度に応じて冷却流路に対する冷却媒体の循環量を制御する冷媒循環量制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のガスタービンの予混合燃焼器。
  6. 前記バッフル板の温度を検出する温度センサを備え、
    温度センサによって検出される温度の上昇速度を算出する温度上昇速度算出手段と、
    算出される温度上昇速度が所定値を越えることを判定して冷却流路に対する冷却媒体の循環量を増大する冷媒循環量制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のガスタービンの予混合燃焼器。
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