JP3814053B2 - 内視鏡の湾曲装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、手元側からの遠隔操作によって屈曲自在に挿入部の先端部分に設けられた内視鏡の湾曲装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡の湾曲装置は一般に、回動自在に連結された複数の節輪の外周を伸縮性チューブで被覆して、節輪の内周面に沿って配置された操作ワイヤを手元側から牽引することにより屈曲するようになっており、各節輪は同じ直径に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、各節輪が同じ直径に形成されていることにより、節輪どうしを連結する部分では何方か一方を凹ませる絞り加工を行う必要がある等、部品加工が複雑になって製造コストが高くつく原因になっている。
【0004】
また、体腔内の気管支や胆道等は深部へいくほど細くなっているため、内視鏡の挿入部の先端が太いと挿入することができない。かといって、挿入部をあまり細くすると、挿入部の腰が弱くなって挿入性が低下したり、ひ弱になって壊れ易くなってしまう。
【0005】
また、全体が同じ径に形成された湾曲部は一般に手元側から曲がり始めるので、湾曲形状の曲率半径が大きく、その点も気管支深部等への挿入が容易でない原因になっている。
【0006】
そこで本発明は、気管支の深部等への挿入を可能とし、しかも製作が容易な内視鏡の湾曲装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の湾曲装置は、回動自在に連結された複数の節輪の外周を外装チューブで被覆して、上記節輪の内周面に沿って配置された操作ワイヤを手元側から牽引することによって屈曲するように、挿入部の先端部分に配置された内視鏡の湾曲装置において、上記複数の節輪の直径を先端側へ漸次細く形成したことを特徴とする。
【0008】
なお、上記外装チューブの外径が先端側へ漸次細く形成されていてもよい。そして、上記複数の節輪の直径が、隣り合う節輪ごとに変化してもよく、上記複数の節輪の直径が、複数個単位で変化していてもよい。また、上記操作ワイヤを案内するためのガイドリングが、上記節輪の内周面の先側端部に固着されていてもよい。
【0009】
また、上記各節輪が各々同じ回動方向に連結されていてもよく、上記各節輪が回動方向を順に90°ずらして連結されていてもよく、上記各節輪が回動方向を順に90°ずらして連結されていて、上記操作ワイヤは一対だけ設けられていてもよい。
【0010】
【発明の実態の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2は、内視鏡の挿入部の先端部分を示しており、挿入部の基端側に連結された操作部(図示せず)からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部10が可撓管1の先端部分に連結され、対物光学系等が内蔵された先端部本体2が湾曲部10の先端に連結されている。
【0011】
図1は、湾曲部10部分と先端部本体2の側面断面図である。挿入部内に全長にわたって挿通配置された処置具挿通チャンネル3の先端が先端部本体2に連結されて、先端部本体2に形成された先端開口4に真っ直ぐに通じている。
【0012】
先端部本体2に形成された観察窓6の内側には対物光学系7が配置されていて、その対物光学系7による被写体の結像位置に、イメージガイドファイババンドル8の入射端面が配置されている。
【0013】
湾曲部10の骨格は、図3に示されるように、複数の節輪11a…をリベット12で回動自在に連結して形成された湾曲管によって構成されており、節輪11a…の内周面に沿って湾曲部10の軸線方向に向けて配置された操作ワイヤ13の先端が、先端部本体2(又は最先端の節輪11a)に固着されている。
【0014】
最先端の節輪11a以外の節輪11b…の内周面には、90°ずつ位置をずらして配置された4本の操作ワイヤ13を案内するためのガイドリング14が、銀ロー付け等によって固着されている。ガイドリング14は、図4に示されるように、各節輪に180°対称に2個ずつ固着されている。
【0015】
最先端と最後端の節輪以外の節輪11b…は、図5に示されるように、円筒状体の前端に一対の舌片111が180°対称の位置に突出形成されていて、後端側には、前端側の舌片111に対して90°回転した方向に一対の舌片113が180°対称の位置に突出形成されている。そして、リベット12を通すための孔112,114が各舌片111,113に穿設されている。
【0016】
各節輪11a…は、先側へ漸次径が細くなるようにあい異なる径で形成されており、この実施の形態においては、隣り合う節輪11a…ごとに節輪11a…の厚み分だけ径が変化している。 図6に示されるように、リベット12による節輪11a…の連結部は、隣り合う節輪(例えば11cと11d)に形成された舌片113,111どうしを重ね合わせて、そこに形成されている孔114,112に皿状の頭部を有するリベット12を内側から通した後、リベット12の外端部を孔114,112から抜けないようにかしめにより潰している。
【0017】
このとき、隣り合う節輪(11cと11d)の径が節輪の厚み分だけ変化し ているので、隣り合う舌片113,111がちょうど重なり合い、舌片113,111部分を凹ませる加工等が不要である。
【0018】
なお、ガイドリング14は各節輪11bの前側の端部の内周面に、舌片111と90°位置をずらして固着されている。したがって、図6に示されるように、隣り合う節輪(11bと11c)がリベット12を中心に回動すると、前側の節輪11bの外縁部が後側の節輪11cに固着されたガイドリング14にぶつかってストッパの役割を果たす。
【0019】
図1に戻って、最後端の節輪11fは、挿入部可撓管1の前端口金に例えばはんだ付け等によって固着連結されており、可撓管1内で操作ワイヤ13を案内するコイルパイプ15の先端が、最後端の節輪11fの内周面に例えば銀ロー付けによって固着されている。
【0020】
リベット12で連結された複数の節輪11a…によって構成された湾曲管の外周面には、例えば細いステンレス鋼線材を編組して管状に形成された網状管16が被覆され、さらにその外周面には、伸縮性のあるゴムチューブなどからなる外装チューブ17が被覆されている。
【0021】
網状管16と外装チューブ17は、各々一定の厚みに形成されている。したがって、湾曲部10の外径寸法(即ち、外装チューブ17の外径寸法)は、節輪11a…の径の変化に対応して変化しており、先側へ漸次細くなっている。
【0022】
このように構成された、いわゆる4方向湾曲の湾曲部10を有する内視鏡は、4本の操作ワイヤ13を選択的に牽引操作することにより、任意の方向に任意の角度だけ屈曲させることができる。
【0023】
そして、挿入部の先端部分に位置する湾曲部10の外径が先側へ漸次細くなっているので、例えば図7に示されるように、先端部本体2を気管支の深部等へ挿入して観察することができ、挿入部可撓管1の径はある程度の太さが確保されるので、押し込み操作性や可撓管1の強度等も優れたものにすることができる。
【0024】
また、操作ワイヤ13を牽引すると湾曲部10が径の細い先端側から小さな曲率半径で曲がり始めるので、先端部本体2を気管支深部等へ容易に誘導することができる。
【0025】
図8は、本発明の第2の実施の形態の湾曲管を示しており、複数の節輪11a…の直径を2個単位で変化させたものである。即ち、この実施の形態においては、最先端の節輪11aに比べて2番目の節輪11bは節輪の厚さ分だけ径が大きく、2番目の節輪11bと3番目の節輪11cは同径、以下、順に3番目の節輪11cに比べて4番目の節輪11dは節輪の厚さ分だけ径が大きく、4番目の節輪11dと5番目の節輪11eは同径、という径変化に構成されている。
【0026】
このように構成することにより、湾曲部10の径を、極端な変化ではなく先端側へ徐々に細く構成することができる。したがって、内視鏡の使用目的等に応じて、節輪11a…の直径を複数個単位で変化させたものにするとよい。
【0027】
なおこの実施の形態の湾曲管の場合は、同径の節輪どうしの連結部の一方の節輪11c,11eの耳部115を凹ませる加工を必要とする。
【0028】
図9は、本発明の第3の実施の形態の湾曲管を示しており、、上下方向にだけ屈曲可能ないわゆる2方向湾曲管に本発明を採用して、複数の節輪11a…の直径を一個単位で先端側へ漸次細く形成したものである。各節輪11a…は全て同方向にリベット12で連結されていて、操作ワイヤ13はリベット12に対して90°ずれた180°対称の位置に一対(2本)だけ配置されている。
【0029】
図10は、本発明の第3の実施の形態の湾曲管を示しており、第1の実施の形態の4方向湾曲部10から操作ワイヤ13を一対(2本)取り除いて、一対(2本)だけ残したものである。
【0030】
このように構成すると、湾曲部10は、一対の操作ワイヤ13により2方向にしか湾曲しなくなるが、湾曲部10全体としては全方向に可撓性を有するので、立体的に屈曲する管腔臓器内等に挿入する際には湾曲部10が管腔に沿って曲がり、スムーズに挿入することができる。
【0031】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、湾曲管を構成する節輪11a…の数は複数個であれば何個でもよく、一般には5、6個から20個程度の範囲で連結される。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の節輪の直径を先端側へ漸次細く形成したことにより、内視鏡の挿入部先端の径を細くすることができ、また湾曲部が先側から小さな曲率半径で曲がるので、気管支の深部等へ容易に挿入することができ、絞り加工等をすることなく節輪どうしを連結できる構造になるので、製作が容易で製造コストも削減される。また挿入部の手元側の部分は太く形成することができるので強度的に優れ、そのことが挿入性の向上にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の湾曲部の側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の湾曲部の側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の湾曲管の側面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の湾曲管の正面断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の節輪の斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の湾曲部の部分拡大側面断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の湾曲部が採用された内視鏡の使用状態の略示図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の湾曲管の側面断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の湾曲管の側面断面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態の湾曲管の側面断面図である。
【符号の説明】
10 湾曲部
11a… 節輪
12 リベット
13 操作ワイヤ
17 外装チューブ

Claims (8)

  1. 回動自在に連結された複数の節輪の外周を外装チューブで被覆して、上記節輪の内周面に沿って配置された操作ワイヤを手元側から牽引することによって屈曲するように、挿入部の先端部分に配置された内視鏡の湾曲装置において、
    上記複数の節輪の直径を先端側へ漸次細く形成したことを特徴とする内視鏡の湾曲装置。
  2. 上記外装チューブの外径が先端側へ漸次細く形成されている請求項1記載の内視鏡の湾曲装置。
  3. 上記複数の節輪の直径が、隣り合う節輪ごとに変化している請求項1又は2記載の内視鏡の湾曲装置。
  4. 上記複数の節輪の直径が、複数個単位で変化している請求項1又は2記載の内視鏡の湾曲装置。
  5. 上記操作ワイヤを案内するためのガイドリングが、上記節輪の内周面の先側端部に固着されている請求項1、2、3又は4記載の内視鏡の湾曲装置。
  6. 上記各節輪が各々同じ回動方向に連結されている請求項1、2、3、4又は5記載の内視鏡の湾曲装置。
  7. 上記各節輪が回動方向を順に90°ずらして連結されている請求項1、2、3、4又は5記載の内視鏡の湾曲装置。
  8. 上記各節輪が回動方向を順に90°ずらして連結されていて、上記操作ワイヤは一対だけ設けられている請求項1、2、3、4又は5記載の内視鏡の湾曲装置。
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