JP3812012B2 - 人体洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えばシャワーや温水洗浄便座等の特に人体の洗浄を行う人体洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の人体洗浄装置には図9に示すようなものがある(例えば特開平5−33377号公報)。
【0003】
図9は洗浄水の供給系を示す概略図である。図9において、1はポンプで、ポンプ1の上流側には給水配管2が接続され、下流側には空気混入部3が接続されている。空気混入部3にはコンプレッサー5が接続されており、内部にセラミックを素材とした円筒状の吸引ヘッド4が設けてある。また、空気混入部3の下流側には熱交換器6およびノズル装置7が設けてある。この構成により、給水配管から供給された洗浄水はポンプ1によって加圧され空気混入部3へと至る。空気混入部3ではコンプレッサー5から供給された空気が、吸引ヘッド4により微細化されて洗浄水中に流入する。さらに空気混入部3を経た洗浄水は熱交換器6へと至り、ここで適温にまで加熱された後、ノズル装置7より噴出される。このことにより、ノズル装置7から噴出される洗浄水は気泡を含み、やわらかな体感が得られるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、微細気泡を含んだ泡沫水によりやわらかな体感の洗浄噴流が得られるが、泡沫水による洗浄を目的としているため、当然ながら気泡の混入量は少なめに設定されている。そのため、気泡を混入することによる洗浄水量の大幅な削減効果およびそれに伴う節電効果は期待できない。加えて、熱交換器が貯湯式である場合には、貯湯部分からの放熱によるエネルギーロスが大きく膨大なランニングコストがかかる。
【0005】
また、熱交換器が通常の家庭用電源で構成可能な瞬間式である場合には、その沸き上げ能力は十分とはいえず、気泡を含まない洗浄水や少量の微細気泡を含んだ泡沫水では人体の洗浄を行うのに適した流量および適当な温度の洗浄水は得難い。つまり、寒冷地における冬期の使用において、人体洗浄に適切な温度の洗浄水が得られず、洗浄水量そのものを減少させる必要性が生じるなどの課題がある。さらに、瞬間式の熱交換器は一般的に容量およびワット密度の大きなヒータを使用するため、洗浄水量を減少させるために洗浄水中に大量の気泡を混入させて加熱すると、ヒータ表面の温度分布が不均一となるため、局所的に高温となる部分が生じ、結果としてヒータの寿命が著しく低下するという課題がある。
【0006】
さらにまた、空気の混入位置とノズル装置が離れている場合には、いくら微細な気泡を混入しても複数の気泡が一体化してしまい、洗浄水中に存在する気泡は大きなものとなってしまう。ここで、特に熱交換器のさらに上流側にて気泡を混入した場合には、洗浄水中の微細気泡は熱によっても膨張し、気泡の大径化をさらに促進することとなる。その結果、ノズル装置から噴出される洗浄水は、洗浄水と気泡の断続流となるため、洗浄体感のみならず洗浄音も不快なものとなる。
【0007】
さらに上記従来の構成では、気泡の混入位置が固定されているため、洗浄水中に存在する気泡の径は、混入する気泡の割合を変化させてもほぼ同一である。そのため、気泡の混入割合を変化させても、使用者の体感はさほど変化しない。つまり、洗浄水の流量を可変して洗浄強さを変化させることは可能であるが、体感そのものを変化させることは困難で、使用者の様々な嗜好に合わせた洗浄は実現しがたいという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、瞬間式の加熱手段が洗浄水を適温にまで加熱するとともに、洗浄ノズル内の内部流路に空気流路を設け、加熱手段により加熱された洗浄水に前記洗浄ノズルの噴出口近傍に位置する空気流路の流出口から気泡を混入することで、大量の気泡を含む洗浄噴流によって人体の洗浄を行うようにしたものであるとともに、洗浄水中に含まれる大量の気泡が細かい状態で洗浄ノズルから噴出されるように構成したものである。
【0009】
上記発明によれば、気泡混入手段が洗浄水中に強制的に気泡を混入することで、洗浄ノズルから噴出する流体の体積は概略洗浄水の体積に混入する気泡の体積を付加したものとなり、洗浄ノズルから噴出する洗浄水の噴出速度は大幅に増大する。さらに、洗浄水の噴出後、洗浄水中に含まれる気泡が膨張するため、洗浄水は適度に拡散して噴出される。そのため、洗浄水が少量であっても、洗浄水の持つ運動量および拡散範囲を人体洗浄に適切な値とすることが可能となる。この時、気泡は大量に混入されるにもかかわらず、細かい状態で洗浄水とともに噴出されるため、断続感のない非常に快適な洗浄噴流が得られる。
【0010】
つまり、少量の洗浄水でも体感および洗浄力の非常に優れた人体の洗浄が可能となる。さらには、少量の洗浄水にて人体の洗浄を行うので、熱交換器を通常の家庭用電源で構成可能な瞬間式の構成としても十分な沸き上げ能力が得られ、寒冷地条件での人体洗浄においても適切な温度の洗浄水が得られる。その結果、大幅な節水が図れるとともに、それに付随して貯湯式の熱交換器を用いた場合に比べ、大幅な省エネが図れるとともに、湯切れ等のない快適で洗浄力に優れた人体洗浄装置が実現できる。
【0011】
さらに本発明は上記課題を解決するために、単一の洗浄ノズルにおいて気泡混入位置を可変する構成とするか、もしくはそれぞれ異なる気泡混入位置を備えた複数の洗浄ノズルを設けた構成としたものである。
【0012】
上記発明によれば、洗浄ノズルから噴出される洗浄水に含まれる気泡の大きさが異なることで、体感の異なる複数の洗浄噴流を選択的に可変でき、様々な用途や使用者の嗜好に合った人体の洗浄が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、洗浄水を供給する給水路と、熱源である電気ヒータを有する瞬間式の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱された洗浄水の温度を検知する温度検知手段と、洗浄水を噴出する噴出口を備えた洗浄ノズルと、前記洗浄ノズル内に設けた内部流路と、前記内部流路内に設けて前記洗浄水に気泡を混入する流出口を有した空気流路と、前記空気流路を介して洗浄水中に強制的に気泡を混入せしめる気泡混入手段と、前記温度検知手段の信号を取り込むとともに、前記加熱手段の制御を行う制御器とを備え、前記流出口は前記洗浄ノズルの噴出口近傍に位置して、加熱手段により加熱された洗浄水に気泡を混入することを特徴としたものである。そして空気流路は流出口に気泡微細化手段を設けた。
【0014】
そして、電気ヒータを有する瞬間式の熱交換器で加熱された洗浄水に気泡混入手段が強制的に大量の気泡を混入することで、噴出される洗浄水の流速が大幅に増大するとともに、洗浄噴流は適度に拡散する。そのため、少量の洗浄水でも体感および洗浄力が非常に優れ、しかも寒冷地においても連続出湯が可能な人体洗浄装置が実現できる。さらに、気泡は洗浄ノズルの内部流路内に設けた空気流路から、前記洗浄ノズルの噴出口近傍に位置する流出口で混入されるため、複数の気泡が一体化して大径化することを抑制でき、細かいままの状態で洗浄水とともに噴出される。そのため、断続感を感じることのない非常に快適な洗浄噴流が得られる。さらには、節水および瞬間式の加熱手段を用いることによる大幅な省エネ効果を得ることができる。
【0015】
そして、大量に混入される気泡の一体化による大径化をさらに抑制でき、微細な気泡を含んだ洗浄水による、非常に体感および洗浄力の優れた快適な人体洗浄を実現することができる。
【0016】
そして空気流路は流出口に気泡微細化手段を設けたので、さらに細かな気泡を含んだ洗浄水による非常に体感および洗浄力の優れた快適な人体洗浄を実現することができる。
【0017】
また、本発明の第2の発明における人体洗浄装置は、内部流路と空気流路を洗浄ノズル内に一体成型したものである。
【0018】
そして、洗浄ノズルの構成を容易にするとともに、気泡混入時の空気の漏れ等を防止し、その信頼性を大きく向上させることができる。
【0019】
そして、大量に混入される気泡の一体化による大径化をさらに抑制でき、微細な気泡を含んだ洗浄水による、非常に体感および洗浄力の優れた快適な人体洗浄を実現することができる。
【0020】
また、本発明の第3の発明における人体洗浄装置は、空気流路は、流出口近傍において内部流路内を流れる洗浄水の通水方向と平行に設けたものである。
【0021】
そして、気泡を混入する際の無駄な圧力上昇を防止し、気泡混入手段の大型化を防止するとともに、気泡混入時の漏れ等を防止し、その信頼性を大きく向上させることができる。
【0022】
また、本発明の第の発明における人体洗浄装置は、洗浄水を供給する給水路と、熱源である電気ヒータを有する瞬間式の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱された洗浄水の温度を検知する温度検知手段と、洗浄水を噴出する噴出口を備えた洗浄ノズルと、前記洗浄ノズル内に設けた内部流路と、洗浄水中に強制的に気泡を混入せしめる気泡混入手段と、前記気泡混入手段から供給された空気と前記内部流路内を流れる洗浄水との複数の合流点を内部流路内の噴出口から異なる位置に設けて、前記合流点を選択することにより合流点の位置を可変する気泡混入位置可変手段と、前記温度検知手段の信号を取り込むとともに、前記加熱手段および気泡混入位置可変手段の制御を行う制御器とを備えたものである。
【0023】
そして、熱源を有する瞬間式の熱交換器で加熱された洗浄水に気泡混入手段が強制的に大量の気泡を混入することで、少量の洗浄水でも体感および洗浄力が非常に優れ、しかも寒冷地においても連続出湯が可能な人体洗浄装置が実現できる。さらに、内部流路内の噴出口から異なる位置に設けた合流点の位置を選択して気泡混入位置可変手段が気泡混入位置を可変することで、噴出される洗浄水中の気泡の径を変化させることが可能となる。その結果、洗浄水の拡散度合いや水粒子の大きさが変わるため、人体が感じる体感や洗浄強さおよび洗浄広さも大きく変化してくる。つまり、気泡混入位置の可変により、複数の洗浄噴流が選択的に可変でき、洗浄の用途や個人の嗜好に応じた最適な洗浄の選択が可能となる。
【0024】
また、本発明の第の発明における人体洗浄装置は、洗浄水を供給する給水路と、熱源である電気ヒータを有する瞬間式の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱された洗浄水の温度を検知する温度検知手段と、洗浄水を噴出する噴出口を備えた複数の洗浄ノズルと、前記給水路から供給された洗浄水を前記複数の洗浄ノズルへ選択的に供給する洗浄水切替手段と、前記複数の洗浄ノズルに前記噴出口から各々異なった距離をおいて設けた気泡混入部と、前記気泡混入部を介して洗浄水中に強制的に気泡を混入せしめる気泡混入手段と、前記気泡混入手段から供給された気泡を前記複数の洗浄ノズルに設けた気泡混入部に選択的に供給する空気流路切替手段と、前記温度検知手段の信号を取り込むとともに、前記加熱手段、洗浄水切替手段および空気流路切替手段の制御を行う制御器とを備えたものである。
【0025】
そして、熱源を有する瞬間式の熱交換器で加熱された洗浄水に気泡混入手段が強制的に大量の気泡を混入することで、少量の洗浄水でも体感および洗浄力が非常に優れ、しかも寒冷地においても連続出湯が可能な人体洗浄装置が実現できる。さらに、気泡混入部を複数の洗浄ノズルに噴出口から各々異なった距離をおいて設け、しかも複数の洗浄ノズルを選択的に切り替えて使用することにより、体感の異なった複数の洗浄を選択することが可能となり、結果として洗浄する部位や、性別、個人の嗜好にあった最適な洗浄を行うことができる。
【0026】
(実施例1)
以下本発明の実施例1を図を参照して説明する。
【0027】
図1は本発明の実施例1を示す人体洗浄装置の概略構成図である。洗浄水を供給する給水路8は止水電磁弁9、流量調節弁10および流量センサー11を経て、加熱手段の一部をなす熱交換器12へと接続される。ここで、図2は熱交換器12の一部断面図を表す。熱交換器12は内部に加熱流路13を備えるとともに、加熱手段の一部をなす熱源である電気ヒータ14が近接して設けてある。なお、加熱流路13の電気ヒータ14と接する面は、電気ヒータ14からの熱が効率よく加熱流路13内を流れる洗浄水へ伝達するように熱伝導に優れた材料、本実施例では銅板で形成し、さらには加熱流路13は電気ヒータ14との接触面積を拡大するため、複数の屈曲点を有する波形の形状としてある。なお本実施例においては、電気ヒータ14は熱密度に優れた板状のセラミックヒータを用いたが、シーズヒータやマイカヒータ等、様々な応用が考えられる。
【0028】
また、加熱流路13の下流側にはサーミスタ15が設けてあり、熱交換器12によって加熱された洗浄水の温度を検出する。さらにその下流側には、給水ホース16を介して先端部に噴出口17を有する洗浄ノズル18が接続されている。
【0029】
ここで、洗浄ノズル18について説明する。洗浄ノズル18には噴出口17に連通する内部流路19が設けてあり、また内部流路19内には洗浄水の通水方向と平行に空気流路20が設けてある。この空気流路20は、空気流出口21が洗浄ノズル18の噴出口17の近傍に位置するように洗浄ノズル18と一体に成型されており、その空気流入口22には接続ホース23を介して気泡混入手段としての空気ポンプ24が接続されている。なお、本実施例においては気泡混入手段は、空気の吐出流量の調節が容易でしかも安価な容積型空気ポンプとしたが、レシプロ型やターボ型のポンプやコンプレッサー、空気ファンなど様々な応用が考えられる。
【0030】
また、制御器25は流量センサー11およびサーミスタ15からそれぞれの信号を読み込み、また、止水電磁弁9、電気ヒータ14、流量調節弁10に固設したモータ26、空気ポンプ24に固設したポンプモータ27等を電気的な信号によって制御する。さらに、制御器25は洗浄スイッチ28、停止スイッチ29および流量可変スイッチ30等を備えたリモコン31と赤外線を利用して信号のやり取りを行っており、使用者からの指示はリモコン31に設けた複数の入力スイッチによってなされる。
【0031】
上記構成において、本実施例の動作について説明する。まず、使用者がリモコン31に設けた洗浄スイッチ28を押すことにより、止水電磁弁9が開成され、給水路8から洗浄水が供給される。供給された洗浄水は流量調節弁10および流量センサー11を経て、熱交換器12内の加熱流路13へと流入する。このとき、制御器25は流量センサ11からの流量信号を読みとり、熱交換器12への給水が確認された後、電気ヒータ14への給電を開始する。これは電気ヒータ14の空焚防止のための動作である。
【0032】
また制御器25は、流量センサ11からフィードバックされた流量信号により、流量調節弁10に固設されたモータ26の制御を行い、リモコン31に設けた流量可変スイッチ29にて指示された流量に見合うようその流量を調節する。電気ヒータ14への給電が開始されると、加熱流路13を流れる洗浄水は電気ヒータ14からの熱を吸収し次第に加熱される。加熱流路13を経た洗浄水は、その後サーミスタ15へ至ることでその温度が検知され、温度信号は制御器25へとフィードバックされる。制御器25はフィードバックされた値とリモコン31にて設定された設定温度を比較演算することで、電気ヒータ14への給電量を可変し、使用者にとって最適温度の洗浄水を供給する。
【0033】
ここで温度、流量ともに設定どおりとなった洗浄水は、給水ホース16を介して洗浄ノズル18へと至り、内部流路19を通過して噴出口17から人体へ向けて噴出される。その際、ポンプモータ27が空気ポンプ24を駆動することで、大量の空気が接続ホース23を介して強制的に空気流入口22へと供給される。供給された空気は空気流路20を経て、空気流出口21から気泡となって内部流路19を流れる洗浄水中に混入されるため、噴出口17からは大量の気泡を含んだ気液二相流が噴出されることとなる。そのため、洗浄水の見かけ上の体積が増加したのと同じ効果が得られ、洗浄水のみで噴出させた場合に比べて噴出する洗浄水の流速を格段に上昇させることができる。つまり、洗浄水の持つ運動量を確実に増大させることができるわけである。
【0034】
ここで図3は、洗浄水量一定で、気泡の混入比率を可変した際の空気混入比と洗浄水の持つ運動量の関係の概略を示したグラフで、横軸は空気混入比、縦軸は洗浄水の持つ運動量、そして実線がその両者の関係を表す。またグラフ中の破線は、本実施例における洗浄水流量の約2倍の流量の洗浄水のみ、もしくは泡沫水を噴出する従来の人体洗浄装置の持つ運動量の概算値を表す。このグラフからも明らかなように、使用する洗浄水の流量が約半分であっても、気泡の混入量を増大させることで、噴出される洗浄水の流速が増し、結果として運動量を洗浄水量が約2倍の従来の人体洗浄装置と同等まで上昇させることができる。さらに、噴出口17から噴出された洗浄水は気泡が破裂することにより適度に拡散するため、洗浄面積が広くなるとともに、使用者が痛感を感じることのない適度な刺激を有する洗浄噴流が実現できる。ここで空気ポンプ24は、容積型のポンプであるため、内部流路19内の圧力が高い場合でも、確実に大量の空気を混入させることが可能となる。
【0035】
しかしながら、一般的に洗浄水中に気泡を混入すると、水流路を流れるうちに複数の気泡が一体化し、大径化するとともにその数が減少してしまい、特に混入する気泡の量が多い場合には、噴出口17から噴出される洗浄噴流が洗浄水と空気の断続流となってしまう。こうなると、人体を洗浄する際の体感および洗浄音が非常に悪化してしまいかねないが、本実施例では空気流路20の空気流出口21を洗浄ノズル18の噴出口17の近傍に設けたため、ここから混入される気泡はその多くが一体化せず細かい状態で噴出口17から噴出され、結果として空気ポンプ24から大量の気泡が混入されても洗浄体感を損なうことなく、人体の洗浄を行うことができる。
【0036】
また、空気流路20は内部流路19内を流れる洗浄水の通水方向と平行に設けてあるため、洗浄水の動圧によって空気流出口21近傍の圧力が上昇することを防止でき、結果として気泡混入手段としての空気ポンプ24の能力を最低限のものとすることができるとともに空気の漏れを防止するシール部分などの信頼性の向上にもつながる。
【0037】
また、空気ポンプ24から供給される気泡は洗浄ノズル18に設けた空気流路20を介して混入されるため、大量の気泡を含んだ洗浄水が熱交換器12内の加熱流路13内に流入することはなく、電気ヒータ14の表面に温度むらが発生することを防止でき、電気ヒータ14の割れなどの可能性を低減し、信頼性の向上にもつながる。
【0038】
この実施例の構成によれば、少量の洗浄水に大量の気泡を混入することで洗浄噴流の流速を大幅に向上できるため、洗浄水流量は少量にもかかわらず、洗浄力および体感に非常に優れた人体の洗浄を行うことが可能となる。また、空気ポンプ24を用いることで、大量の気泡を確実に洗浄水中に混入させることができ、使用する洗浄水の流量は大幅に削減できる。その結果、貯湯タンクを有しない瞬間式の加熱手段によって寒冷地の低温水を加熱する場合でも、十分な沸き上げ能力が得られ、快適な洗浄が実現可能となり、結果としてランニングコストの低減化につながる。さらには、洗浄水の断続感や不快音の発生等のない快適な洗浄が行えるとともに、信頼性にも優れた洗浄装置の実現が可能となるという効果がある。
【0039】
(実施例2)
次に本発明の実施例2を図4を用いて説明する。この場合、第1の実施例と概略構成がほぼ同一で、洗浄ノズル18の構成の一部が異なるものであるため、その異なる点を中心に説明する。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有するため、説明を省略する。
【0040】
洗浄ノズル18には第1の実施例同様、噴出口17、内部流路19、空気流路20、空気流出口21、空気流入口22が設けてあるが、ここではさらに空気流出口21に多孔体で構成される気泡微細化手段32が設けてある。
【0041】
上記構成において、本実施例の動作について説明する。動作についても第1の実施例とほぼ同様であるが、空気ポンプ24から供給される空気は空気流入口22から空気流路20および空気流出口21を経て、さらに気泡微細化手段32を通過後、内部流路19内の洗浄水中に混入される。このとき、気泡微細化手段32の作用で気泡は非常に細かい状態で洗浄水中に混入される。そのため、噴出口17から噴出される洗浄水は含まれる気泡が細かいため、体感が非常にソフトであるが、大量の気泡混入により洗浄水の持つ運動量は大きく、適度な刺激感を有するものとなる。
【0042】
(実施例3)
次に本発明の実施例3を図5を用いて説明する。この場合、実施例1と概略構成がほぼ同一で、洗浄ノズル18の構成および制御器25の動作の一部が異なるものであるため、その異なる点を中心に説明する。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有するため、説明を省略する。
【0043】
洗浄ノズル18には実施例1および2同様、給水ホース16が接続してあり、給水ホース16を介して供給された適温、適流量の洗浄水は、内部流路19を経て噴出口17から噴出される構成となっている。
【0044】
洗浄ノズル18の内部流路19には気泡混入位置可変手段の一部をなす第1の空気流路33および第2の空気流路34が並列に設けてあるとともに、第1の空気流路33には空気流入口35、空気流出口36が、さらに第2の空気流路33には空気流入口37、空気流出口38が設けてある。ここで、空気流出口36と空気流出口38は噴出口17からそれぞれ異なった距離をおいて位置しており、また、空気流入口35と空気流入口37はそれぞれ接続ホース39a、39bを介して気泡混入位置可変手段の一部をなす空気流路切替弁40に接続される。ここでは、空気流出口38を空気流出口36よりも噴出口17近傍に設けてある。さらに空気流路切替弁40は空気ポンプ24に接続されており、空気ポンプ24に固設されたポンプモータ27および空気流路切替弁40は制御器25によってその動作が制御される。
【0045】
上記構成において、本実施例の動作について説明する。まず、給水ホース16から供給される洗浄水は内部流路19を経て噴出口17から噴出されるが、その際、空気ポンプ24から供給される気泡は空気流出口36もしくは空気流出口38のいずれか一方より洗浄水中に混入される。つまり、制御器25からの信号により空気流路切替弁40が空気ポンプ24から接続ホース39aもしくは接続ホース39bに至る流路を選択的に連通せしめることにより、空気ポンプ24から供給される空気が第1の空気流路33に導かれるか、第2の空気流路34に導かれるかが決定されるわけである。
【0046】
ここで空気流路切替弁40によって、空気ポンプ24と第1の空気流路33が選択的に連通された場合には、空気流出口36が噴出口17のごく近傍に設けてあるため、ここから混入される気泡は細かいまま噴出口17へと至る。そのため、噴出される洗浄水は細かい気泡を含むとともに広い範囲に拡散し、非常に柔らかい体感が得られるものとなる。
【0047】
また、空気流路切替弁40によって、空気ポンプ24と第2の空気流路34が選択的に連通された場合、空気流出口38は噴出口17から所定の距離をおいて上流側に設けてあるため、ここから混入される気泡は洗浄水中においてその一部が一体化し、多少大径化して噴出口17へと至る。そのため、空気流出口37から気泡が混入された場合と比較して、噴出される洗浄水はその拡散度合いが狭まり、体感も刺激の強いものになる。
【0048】
この実施例の構成によれば、少量の洗浄水に大量の気泡を混入することで洗浄噴流の流速を大幅に向上できるため、洗浄水流量は少量にもかかわらず、洗浄力および体感に非常に優れた人体の洗浄を行うことが可能となる。しかも、気泡を混入する位置を可変することによって洗浄水中に含まれる気泡の径を可変し、それに伴う体感の変化を利用することで単一の洗浄ノズルにもかかわらず、複数の洗浄噴流を得ることが可能となる。つまり、使用場面や使用者の嗜好に応じた洗浄噴流を選択的に切り替えることが可能となるという効果が得られる。
【0049】
なお、本実施例においては、気泡混入位置は2ヶ所の設定としたが、これを増やすことでさらに複数の体感の異なった洗浄噴流を得ることが可能であることはいうまでもないが、空気流路を可動性のパイプ形状とし、その貫入深さを無段階に可変できる構成とし、使用者の嗜好に応じて洗浄噴流を可変することも可能である。
【0050】
(実施例4)
次に本発明の実施例4を図6を用いて説明する。本実施例も、前記実施例1と概略構成がほぼ同一で、給水ホース16の下流側の構成および制御器25の動作の一部が異なるものであるため、その異なる点を中心に説明する。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有するため、説明を省略する。
【0051】
給水ホース16の下流側には洗浄水切替手段としての洗浄水切替弁41が接続されており、さらにその下流側に給水ホース42a、42bを介して第1の洗浄ノズル43aおよび第2の洗浄ノズル43bが並列に設けてある。ここで、洗浄水切替弁41は、給水ホース16から第1の洗浄ノズル43aもしくは第2の洗浄ノズル43bに至る流路を選択的に連通せしめる構成となっている。また、第1の洗浄ノズル43aには内部流路44aおよび噴出口45aが、また第2の洗浄ノズル43bには内部流路44bおよび噴出口45bが設けてあり、各々内部流路44a、44bに流れ込んだ洗浄水は噴出口45a、45bから噴出される構成となっている。なおここでは、噴出口45aは噴出口45bと比較して噴出口面積を大きく確保し、やわらかい体感が得られる形状としてある。
【0052】
また、第1の洗浄ノズル43aの内部流路44aには、空気流入口46aおよび空気流出口47aを備えた空気流路48aが設けてあり、同様に第2の洗浄ノズル43bの内部流路44bには、空気流入口46bおよび空気流出口47bを備えた空気流路48bが設けてある。空気流入口46aおよび空気流入口46bは空気流路切替手段としての空気流路切替弁49に接続ホース50a、50bを介して接続され、また、空気流路切替弁49は空気ポンプ24に接続される。なお空気流路切替弁49は、空気ポンプ24から空気流路48aもしくは空気流路48bに至る流路を選択的に連通せしめる。
【0053】
ここで、第1の洗浄ノズル43aに設けた空気流出口47aから噴出口45aに至る距離は、第2の洗浄ノズル43bに設けた空気流出口47bから噴出口45bに至る距離よりも短く設定してある。
【0054】
なお、洗浄水切替弁41、空気流路切替弁49および空気ポンプ24に固設されたポンプモータ27は制御器25によってその動作が制御される。
【0055】
上記構成において、本実施例の動作について説明する。まず、制御器25は洗浄水切替弁41に信号を送り、給水ホース16から給水ホース42aもしくは給水ホース42bに至る流路を選択的に連通せしめる。
【0056】
また同様に、空気流路切替弁48に信号を送り、先の給水ホース16と給水ホース42aが連通する場合には、空気ポンプ24と接続ホース50aを連通せしめ、給水ホース16と給水ホース42bが連通する場合には、空気ポンプ24と接続ホース50bを連通せしめるように動作する。ここで、制御器25の信号により給水ホース16と給水ホース42aが連通されると給水ホース16から供給された洗浄水は洗浄ノズル48aの内部流路44aに流入し、噴出口45aから噴出される。このとき空気ポンプ24と接続ホース50aが連通されるとともに、空気ポンプ24に固設したポンプモータ27が駆動されると、空気ポンプ24から供給された空気は空気流入口46a、空気流路48aを経て、気泡流出口47aから洗浄水中に混入される。この場合、空気流出口46aが噴出口45aのごく近傍に設けてあるため、ここから混入される気泡は細かいまま噴出口45aへと至る。そのため、噴出される洗浄水は細かい気泡を含むとともに広い範囲に拡散し、非常に柔らかい体感が得られるものとなる。
【0057】
また、同様に制御器25の信号により給水ホース16と給水ホース42bが連通されると給水ホース16から供給された洗浄水は洗浄ノズル48bの内部流路44bに流入し、噴出口45bから噴出される。このとき空気ポンプ24と接続ホース50bが連通されるとともに、空気ポンプ24に固設したポンプモータ27が駆動されると、空気ポンプ24から供給された空気は空気流入口46b、空気流路48bを経て、気泡流出口47bから洗浄水中に混入される。この場合、空気流出口47bは噴出口45bから所定の距離をおいて上流側に設けてあるため、ここから混入される気泡は洗浄水中においてその一部が一体化し、多少大径化して噴出口45bへと至る。そのため、洗浄ノズル43aに洗浄水および空気が供給されて洗浄水が噴出する場合と比較すると、噴出口45bの形状の影響と相まって、噴出される洗浄水はその拡散度合いが比較的狭く、体感も刺激の強いものになる。
【0058】
本実施例の構成によれば、噴出口形状の異なった複数の洗浄ノズルを設け、さらに気泡混入位置を各々異なったものにすることで、それぞれの洗浄ノズルから全く異なった体感の噴流を得ることが可能となる。言い換えれば、噴出口形状の異なった複数の洗浄ノズルにおいて、気泡混入位置を最適化することによって、それぞれ最適な洗浄噴流が得られる。つまり、使用場面や使用者の嗜好に応じた洗浄噴流を選択的に切り替えることが可能となるととともに、複数のノズルを用いることで洗浄部位や目的にあった洗浄が可能になるという効果が得られる。
【0059】
(実施例5) 次に本発明の実施例5を図7を用いて説明する。本実施例は、前記実施例1と概略構成がほぼ同一で、洗浄ノズル18の構成の一部が異なるものであるため、その異なる点を中心に説明する。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有するため、説明を省略する。
【0060】
洗浄ノズル18には実施例1同様、噴出口17、内部流路19が設けてあるが、ここでは空気混入部51が洗浄ノズル18の比較的上流側に設けてある。また、内部流路19の内部には噴出口17の近傍に気泡破砕手段としてのスポンジ52が設けてある。
【0061】
上記構成において、本実施例の動作について説明する。
【0062】
動作についても実施例1とほぼ同様であるが、空気ポンプ24から供給された空気は、空気混入部51から内部流路19中の洗浄水に混入される。混入された気泡は、比較的大きい状態でスポンジ52へ至り、ここで細かく破砕され、噴出口17から洗浄水と一緒に噴出される。そのため、噴出口17から噴出される洗浄水は含まれる気泡が細かいため、体感が非常にソフトであるが、大量の気泡混入により洗浄水の持つ運動量は大きく、適度な刺激感を有するものとなる。なお、ここでは多孔体としてスポンジ52を用いたが多孔板や陶器など様々な応用が考えられる。
【0063】
(実施例6)
次に本発明の実施例6を図8を用いて説明する。本実施例は、前記実施例1と概略構成がほぼ同一で、洗浄ノズル18の構成の一部が異なるものであるため、その異なる点を中心に説明する。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有するため、説明を省略する。
【0064】
洗浄ノズル18には第1の実施例同様、噴出口17、内部流路19が設けてあるが、ここでは空気混入部51が洗浄ノズル18の比較的上流側に設けてある。また、噴出口17の近傍には、内部流路19と所定のクリアランスを有して、気泡破砕手段としての回転子53が設けてある。回転子53は回転子固設板54に回動自在に設けてあるとともに、回転子固設板54は洗浄ノズル18に固設されている。また、回転子固設板54には洗浄水通過口55が設けてあり、給水ホース16から供給された洗浄水が噴出口17へ流れ込む構成となっている。さらにまた、回転子53には回転翼56が設けてあり、洗浄水が通過することで回転子53が旋回する構成となっている。
【0065】
上記構成において、本実施例の動作について説明する。動作についても第1の実施例とほぼ同様であるが、空気ポンプ24から供給された空気は、空気混入部51から内部流路19中の洗浄水に混入される。混入された気泡は、比較的大きい状態で回転子53へ至るが、ここで回転子により攪拌されることで細かく破砕され、噴出口17から洗浄水と一緒に噴出される。そのため、噴出口17から噴出される洗浄水は、含まれる気泡が細かいため、体感が非常にソフトであるが、大量の気泡混入により洗浄水の持つ運動量は大きく、適度な刺激感を有するものとなる。なお、ここでは回転子53は洗浄水はが通過することで回転する構成としたが、何らかのアクチュエータを備え、強制的に回転させることも可能である。
【0066】
なお、ここで述べた実施例1から6では、人体の中でも特に局部の洗浄を行う人体局部洗浄装置について説明を行ったが、シャワーや水栓などの一般的な人体洗浄装置に本実施例が応用できることは無論である。
【0067】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなとおり、本発明の人体洗浄装置は次のような効果を有する。
【0068】
気泡混入手段が洗浄水中に強制的に気泡を混入することで、洗浄ノズルから噴出する洗浄水の噴出速度は大幅に増大し、また洗浄水の噴出後、洗浄水中に含まれる気泡が膨張するため、洗浄水は適度に拡散して噴出される。そのため、少量の洗浄水でも体感および洗浄力の非常に優れた人体の洗浄が可能となる。また、気泡は洗浄ノズルの内部流路内に設けた空気流路の前記洗浄ノズルの噴出口近傍に位置して、気泡微細化手段を設けた流出口から混入されるため、複数の気泡が一体化して大径化することを抑制でき、細かいままの状態で洗浄水とともに噴出される。そのため、断続感を感じることのない非常に快適な洗浄噴流が得られる。そしてさらに、熱交換器を通常の家庭用電源で構成可能な瞬間式の構成とすることで、寒冷地条件での人体洗浄においても適切な温度の洗浄水を得つつも、大幅な節水および省エネが図れるとともに、連続出湯が可能な快適で洗浄力に優れた人体洗浄装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における人体洗浄装置の概略構成図
【図2】 同人体洗浄装置の熱交換器(加熱手段)を表す斜視図
【図3】 同人体洗浄装置の洗浄水量一定で気泡の混入比率を可変した際の空気混入比と洗浄水の持つ運動量の関係の概略を示すグラフ
【図4】 本発明の実施例2における人体洗浄装置の洗浄ノズルを表す断面図
【図5】 本発明の実施例3における人体洗浄装置の要部概略構成図
【図6】 本発明の実施例4における人体洗浄装置の要部概略構成図
【図7】 本発明の実施例5における人体洗浄装置の洗浄ノズルを表す断面図
【図8】 本発明の実施例6における人体洗浄装置の洗浄ノズルを表す断面図
【図9】 従来の人体洗浄装置における概略構成図
【符号の説明】
8 給水路
12 熱交換器(加熱手段)
14 電気ヒータ
15 サーミスタ(温度検知手段)
17 噴出口
18 洗浄ノズル
19 内部流路
20 空気流路
21 空気流出口(流出口)
24 空気ポンプ(気泡混入手段)
25 制御器
32 気泡微細化手段
33 第1の空気流路(気泡混入位置可変手段)
34 第2の空気流路(気泡混入位置可変手段)
40 空気流路切替弁(気泡混入位置可変手段)
41 洗浄水切替弁(洗浄水切替手段)
43a 第1の洗浄ノズル
43b 第2の洗浄ノズル
49 空気流路切替弁(空気流路切替手段)
51 気泡混入部
52 スポンジ(気泡破砕手段)
53 回転子(気泡破砕手段)

Claims (5)

  1. 洗浄水を供給する給水路と、熱源を有する瞬間式の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱された洗浄水の温度を検知する温度検知手段と、洗浄水を噴出する噴出口を備えた洗浄ノズルと、前記洗浄ノズル内に設けた内部流路と、前記内部流路内に設けて前記洗浄水に気泡を混入する流出口を有した空気流路と、前記空気流路を介して洗浄水中に強制的に気泡を混入せしめる気泡混入手段と、前記温度検知手段の信号を取り込むとともに、前記加熱手段の制御を行う制御器とを備え、前記流出口は気泡微細化手段を設けられており前記洗浄ノズルの噴出口近傍に位置して、前記加熱手段により加熱された洗浄水に気泡を混入することを特徴とした人体洗浄装置。
  2. 内部流路と空気流路を洗浄ノズル内に一体成型したことを特長とする請求項1記載の人体洗浄装置。
  3. 空気流路は、流出口近傍において内部流路内を流れる洗浄水の通水方向と平行であることを特長とする請求項1または2記載の人体洗浄装置。
  4. 洗浄水を供給する給水路と、熱源を有する瞬間式の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱された洗浄水の温度を検知する温度検知手段と、洗浄水を噴出する噴出口を備えた洗浄ノズルと、前記洗浄ノズル内に設けた内部流路と、洗浄水中に強制的に気泡を混入せしめる気泡混入手段と、前記気泡混入手段から供給された空気と前記内部流路内を流れる洗浄水との複数の合流点を内部流路内の噴出口から異なる位置に設けて、前記合流点を選択することにより合流点の位置を可変する気泡混入位置可変手段と、前記温度検知手段の信号を取り込むとともに、前記加熱手段および気泡混入位置可変手段の制御を行う制御器とを備えてなる人体洗浄装置。
  5. 洗浄水を供給する給水路と、熱源を有する瞬間式の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱された洗浄水の温度を検知する温度検知手段と、洗浄水を噴出する噴出口を備えた複数の洗浄ノズルと、前記給水路から供給された洗浄水を前記複数の洗浄ノズルへ選択的に供給する洗浄水切替手段と、前記複数の洗浄ノズルに前記噴出口から各々異なった距離をおいて設けた気泡混入部と、前記気泡混入部を介して洗浄水中に強制的に気泡を混入せしめる気泡混入手段と、前記気泡混入手段から供給された気泡を前記複数の洗浄ノズルに設けた気泡混入部に選択的に供給する空気流路切替手段と、前記温度検知手段の信号を取り込むとともに、前記加熱手段、洗浄水切替手段および空気流路切替手段の制御を行う制御器とを備えてなる人体洗浄装置。
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