JP3809938B2 - 自動車のシートベルト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、両側のルーフサイドレール間を横断するクロス部材に設けられたリトラクタからベルト先端部のタングが座席へ向けて引き出されるようになった自動車のシートベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の特に2ボックスカーのシートベルトでは、図3に示すように、リトラクタ10は、ルーフトリム3でカバーされてルーフ1を補強するクロスメンバ2に設けられるが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、リトラクタ10が座席9から離れる場合、ベルト先端のタング16或は3点式用のスライドタング16Aを引き出しにくくなり、その対策として座席9に近い位置にクロスメンバを別途に追加してリトラクタを取付けることも考えられるが、コスト的に不利となる。別の問題として、さらに格納状態でタングが垂れ下がると、見栄えが悪く、また後方視界が妨害されるために、巻取り後に格納用ポケット等で天井面の内側に保持させる手間を要する。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みて、クロスメンバが座席から離れていてもタング位置を座席近くに設定でき、しかもリトラクタをタングと共にルーフトリム内に格納可能な冒頭に述べた類の自動車のシートベルトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、両側のルーフサイドレール間を横断するクロスメンバに設けられたリトラクタからベルト先端部のタングが座席へ向けて引き出されるようになった自動車のシートベルトにおいて、ルーフ(1)及びクロスメンバ(14)をカバーするルーフトリム(3)におけるリトラクタ(10)から座席(9)側へ向かう領域に開口部(19)を形成すると共に、この開口部を開閉する蓋(15)のリトラクタ側の基端部をルーフトリム(3)にヒンジ結合させ、リトラクタ(10)へ巻取られるタング(16)をリトラクタ(10)から座席(9)側へ離間させて蓋(15)の裏側に隠す位置で拘束するストッパ(18)が、蓋(15)の裏側に設けられ、タング(16)の金属部(16a)を吸着して蓋(15)を閉鎖位置に保持する磁石(17)を開口部(19)の内側に配置すると共に、この配置位置が、ストッパ(18)で拘束されてリトラクタ(10)の巻取り力により上方へ回動させられたタング(16)を磁石(17)に吸着させ得るように、金属部(16a)の回動経路に設定さていることを特徴とする。
【0006】
タング(16)はストッパ(18)により座席(9)から引き出し易い位置に設定され得る。不使用時には、蓋(15)が、リトラクタ(10)の巻取り力によりタング(16)を磁石(17)に吸着させ得る位置まで上方へ回動させられ、さらに吸着により自動的に閉鎖させられる。蓋を簡単に構成するには、請求項2により、蓋が、ルーフトリムと一体に形成されたインテグラルヒンジ部でヒンジ結合される。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1及び図2を基に本発明の実施の形態の一例による2ボックスの自動車の3点式シートベルトを説明する。両側のルーフサイドレール間を横断する骨材である下方へ開放したコの字形のクロスメンバ14及びルーフ1をカバーするルーフトリム3におけるクロスメンバ14から座席9の僅かに後方の上方までの領域には、ベルト13よりも僅かに幅広の開口部19が形成されている。
【0008】
開口部19の内側には、その座席9側の周辺に先端部が接合され、基端部がクロスメンバ14のフランジ部にクリップ12で取付けられた合成樹脂製のカバー11が設けられている。この開口部19の内部を隠すカバー11には、クロスメンバ14に収納されるようにリトラクタ10が載置され、また途中にベルト13の出口11aが形成されている。さらに、カバー11の先端部には、ベルト13の先端に取付けられてバックルにロックされるタング16の金属部16aを吸着する磁石17が取付けられている。ベルト13には、スライドタング16Aも挿通されている。
【0009】
開口部19は、基端部がルーフトリム3と一体にインテグラルヒンジ部15aを介して形成された蓋15で開閉される。蓋15の裏側には、ベルト13を挿通させ、かつリトラクタ10へ巻取られるタング16を拘束するゲート状のストッパ18が設けられている。このストッパ18の位置は、タング16を蓋15の裏側に隠し、かつインテグラルヒンジ部15aを支点とする金属部16aの回動経路が磁石17に達するように設定されている。蓋15の先端部には、その開放の際に指を掛ける切欠15bが形成されている。
【0010】
使用に際しては蓋15をその切欠15bに指を掛けて下方へ開放し、タング16もしくはスライドタング16Aを握って座席9へ引き出して、その着座部の一方のバックルにタング16をロックさせ、着座部を横断した他方のバックルにスライドタング16Aをロックさせて3点式シートベルトとして使用する。先端部にタング16、16Aが拘束されている蓋15は、リトラクタ10から座席9側へ向かう開口部19を閉鎖していることにより、位置的に接近して座席9から容易に開放及び引出し操作ができる。
【0011】
使用後にタング16、16Aをバックルから外すとリトラクタ10により自動的に巻取られてストッパ18で拘束され、リトラクタ10の斜め上方への巻取り力及びインテグラルヒンジ部15aの復元力により蓋15には上方への回動力が生じる。したがって、蓋15は閉鎖方向に水平位置近辺ヘ向けて回動して磁石17で金属部16aが吸着され、自動的に開口部19を閉鎖する。
【0012】
尚、前述の実施の形態において、構成部品が増加するのを甘受するならば、ヒンジ結合用のインテグラルヒンジ部15aに代えて通常のヒンジを設けたり、蓋の閉鎖力を補強するばねを追加することも考えられる。本発明は、斜め式等3点式以外のシートベルトにも適用可能である。
【0013】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、開口部を開閉する蓋の裏側のストッパ位置をリトラクタから離間させて設定することにより、離れた座席からのベルト装着時の操作が容易になる。引き出したタングを巻取らせる際に、蓋が磁石との協働により自動的に閉鎖位置に回動する。リトラクタ及びタングがルーフトリム内に格納され、蓋でカバーされることにより見栄えが向上する。請求項2の発明によれば、開口部を開閉する蓋が、簡単に見栄え良く構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による自動車のシートベルトの断面図である。
【図2】 同シートベルトのタング部分の斜視図である。
【図3】 従来のリトラクタの取付け状態を説明する概略側面図である。
【符号の説明】
1 ルーフ
3 ルーフトリム
9 座席
10 リトラクタ
13 ベルト
14 クロスメンバ
15 蓋
15a インテグラルヒンジ部
16 タング
16a タングの金属部
17 磁石
18 ストッパ
19 開口部

Claims (2)

  1. 両側のルーフサイドレール間を横断するクロスメンバに設けられたリトラクタからベルト先端部のタングが座席へ向けて引き出されるようになった自動車のシートベルトにおいて、
    ルーフ及びクロスメンバをカバーするルーフトリムにおけるリトラクタから座席側へ向かう領域に開口部を形成すると共に、この開口部を開閉する蓋の前記リトラクタ側の基端部を前記ルーフトリムにヒンジ結合させ、
    前記リトラクタへ巻取られるタングを前記リトラクタから座席側へ離間させて前記蓋の裏側に隠す位置で拘束するストッパが、前記蓋の裏側に設けられ、
    前記タングの金属部を吸着して前記蓋を閉鎖位置に保持する磁石を前記開口部の内側に配置すると共に、この配置位置が、前記ストッパで拘束されてリトラクタの巻取り力により上方へ回動させられた前記タングを前記磁石に吸着させ得るように、前記金属部の回動経路に設定さていることを特徴とする自動車のシートベルト。
  2. 蓋が、ルーフトリムと一体に形成されたインテグラルヒンジ部でヒンジ結合されていることを特徴とする請求項1記載の自動車のシートベルト。
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