JP3806330B2 - 自動利得制御装置および自動利得制御方法 - Google Patents

自動利得制御装置および自動利得制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動利得制御装置および自動利得制御方法に関し、特にCDMA/TDD方式において用いられる自動利得制御装置および自動利得制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動利得制御装置においては、アンテナで受信したアナログ信号(ベースバンド信号)を精度の良いディジタル信号に変換するため、A/D変換されるベースバンド信号の振幅を最適に制御するAGC(Auto Gain Control)回路が搭載されているものがある。また、上り回線および下り回線で同一の周波数を使用するCDMA/TDD方式においては、基地局装置は、移動局装置とシステムタイミングの同期を獲得するための同期用チャネルを送信しており、移動局装置は、同期用チャネルのディジタル信号をサーチすることにより、基地局装置とのシステムタイミング同期を獲得できるようになっている。
【0003】
以下、AGC回路を搭載した従来の自動利得制御装置を有する移動局装置について説明する。
【0004】
図9は、従来の自動利得制御装置を有する移動局装置の構成を示すブロック図である。
【0005】
アンテナ600で受信した信号は、無線部610に入力され、可変利得増幅器615により利得の増幅が行われるとともに、所定の処理が行われて移動局装置内で処理可能な周波数帯のベースバンド信号に変換される。ここで、無線部610の可変利得増幅器615は、可変利得増幅器制御信号により受信信号を増幅することが可能である構成となっている。無線部610から出力されたベースバンド信号はA/D変換部620に入力される。
【0006】
A/D変換部620は、ベースバンド信号をアナログ信号からディジタル信号に変換し、電力算出部630とタイミング同期部660に出力する。電力算出部630は、A/D変換部620から出力されたディジタル信号について、一定区間の受信電力を測定し、信号の電力値をAGCゲイン算出部640に出力する。
【0007】
AGCゲイン算出部640は、信号の電力値と、A/D変換部620に入力されるベースバンド信号の振幅が最適値(A/D変換の精度が良い振幅値)である場合の電力を示す目標値とを比較し、可変利得増幅器615においてベースバンド信号の振幅が最適値に近づくようにAGCゲイン値を算出する。AGCゲイン制御部650は、AGCゲイン算出部640によって算出されたAGCゲイン値を可変利得増幅器制御信号に変換し、可変利得増幅器615に設定することにより利得を制御する。また、タイミング同期部660は、A/D変換部620から出力されたディジタル信号中の同期用チャネルをサーチすることにより、基地局装置のシステムタイミングと同期を獲得する。
【0008】
このように従来の自動利得制御装置は、閉ループ制御を行うことにより、A/D変換部620への入力前でベースバンド信号の振幅は最適値に収束し、受信信号を精度の良いディジタル信号に変換することができ、この自動利得制御装置を有する移動局装置は、精度良くシステムタイミング同期を獲得することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の自動利得制御装置においては、例えばCDMA/TDD方式のように、上り回線(移動局装置から基地局装置方向の通信)と下り回線(基地局装置から移動局装置方向の通信)が同一の周波数を使用している場合、自移動局装置の近隣に通話中の他移動局装置があると、初期同期開始時のAGC動作がうまく機能せず、初期同期獲得ができなくなるという問題がある。
【0010】
これは、上り回線と下り回線で同一周波数を使用しているため、他移動局装置が基地局装置と通信を行っている上り回線の通信チャネル信号が、自移動局装置によって受信されてしまうことに起因する。すなわち、自移動局装置がAGCゲイン値を算出する際に、他移動局装置の上り回線の通信チャネルと、下り回線の同期用チャネルとの受信電力の合計の値から誤ったAGCゲイン値を算出するため、移動局装置で受信すべき同期用チャネルの振幅が最適な値とならず、同期獲得に失敗する。
【0011】
次に、上記の問題について図面を用いて具体的に説明する。
【0012】
図10は、基地局装置と移動局装置からなるCDMA/TDD方式の移動体通信システムの概念図である。
【0013】
上り回線および下り回線で同一の周波数を使用するシステムにおいて、基地局装置700は、移動局装置720および移動局装置730と通信中である。以下では、通信を行っているチャネルを通信チャネルという。セル境界線740は、移動局装置が基地局装置700と通信可能な範囲を示している。移動局装置720および移動局装置730は、セル境界線740近辺に位置している。また、送信電力制御を行って基地局装置700へ通信チャネルを送信しているため、送信電力は非常に大きい。
【0014】
このような状況において、移動局装置710が電源投入時等により新規に初期同期を開始した場合、移動局装置710は、システムタイミング同期獲得前であるため、基地局装置700のシステムタイミングは未知であり、移動局装置720および移動局装置730の通信チャネルと、基地局装置700から送信されている同期用チャネルとを区別することができない。このため、初期同期開始の際に、移動局装置710は、基地局装置700から同期獲得用に送信されている同期用チャネルを受信すると同時に、移動局装置720および他移動局装置730が通信に使用している通信チャネルも受信することになる。
【0015】
したがって、移動局装置710は、ある一定の信号区間で受信電力を算出すると、基地局装置700から送信された同期用チャネルと受信する必要の無い移動局装置720および移動局装置730の通信チャネルとの合計値からがAGCゲイン値を算出することになる。このため、移動局装置720および移動局装置730の通信チャネルの受信電力が同期用チャネルより非常に大きい場合、移動局装置720および移動局装置730の通信チャネルをベースにAGCゲイン値が算出されることになり、同期用チャネルの振幅は小さいままで増幅されない状況となる。同期用チャネルの振幅が小さいと、A/D変換部620の出力ディジタル信号ビット精度が劣化し、タイミング同期部660で同期獲得できない状況となる。
【0016】
図11は、同期用チャネル信号の振幅が増幅されない状態を示す説明図である。
【0017】
図11に示すように、CDMA/TDD方式におけるフレームは、同期用チャネル(下り回線)800,820、移動局装置720の通信チャネル(上り回線)810、および移動局装置730の通信チャネル(上り回線)830を有する構成を採ることがある。また、上り回線と下り回線が同一周波数を使用しており、移動局装置710のアンテナ端には両回線の信号が受信される。
【0018】
このようなフレームフォーマットの信号を移動局装置710が受信した場合、AGCゲイン値は受信された信号の一定区間の受信電力から算出される値であるため、通信チャネル810,830に同期用チャネル800,820を足し合わせた受信信号の電力を基にAGCゲイン値が算出される。また、移動局装置720の通信チャネル810および移動局装置730の通信チャネル830の受信電力は同期用チャネル800,820と比較して非常に大きいため、AGCゲイン値は通信チャネル810の信号および通信チャネル830の信号が電力目標値に近づくように算出される。そのため、通信チャネル810のAGC後の振幅850および通信チャネル830のAGC後の振幅870は、最適な振幅に近い値に収束するが、同期用チャネル800,820の信号の振幅840,860は小さいまま増幅されず、初期同期を獲得することができない。
【0019】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、CDMA/TDD方式において、自移動局装置の近隣に通話中の他移動局装置がある場合でも初期同期を獲得することができる自動利得制御装置および自動利得制御方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動利得制御装置は、CDMA/TDD方式において用いられる自動利得制御装置であって、受信信号と既知の同期コードとの相関演算を行って所定時間の信号区間ごとの遅延プロファイルを作成する相関演算部と、遅延プロファイルを構成する相関値が所定レベル以上である時間の長さに基づいて各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定する判定部と、同期コードが含まれないと判定された信号区間を除外した受信信号の電力から利得を算出する算出部と、を有する構成を採る。
【0021】
この構成によれば、受信信号と既知の同期コードとの相関演算を行って所定時間の信号区間ごとの遅延プロファイルを作成し、作成された遅延プロファイルに基づいて同期コードが含まれないと判定された信号区間を除外した受信信号の電力から利得を算出するため、利得を制御して、同期コードを含む同期用チャネル信号の振幅を最適にすることができ、自移動局装置の近隣に通話中の他移動局装置がある場合でも初期同期を獲得することができる。
【0022】
本発明の自動利得制御装置は、CDMA/TDD方式において用いられる自動利得制御装置であって、受信信号と既知の同期コードとの相関演算を行って所定時間の信号区間ごとの遅延プロファイルを作成する相関演算部と、作成された遅延プロファイルに基づいて受信信号の電力を算出する電力算出部と、遅延プロファイルを構成する相関値が所定レベル以上である時間の長さに基づいて各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定する判定部と、同期コードが含まれないと判定された信号区間の信号電力を前記電力算出部によって算出された電力から除外して利得を算出する利得算出部と、を有する構成を採る。
【0023】
この構成によれば、受信信号と既知の同期コードとの相関演算を行って所定時間の信号区間ごとの遅延プロファイルを作成し、作成された遅延プロファイルに基づいて受信信号の電力を算出し、同期コードが含まれないと判定された信号区間の信号電力を除外した受信信号の電力から利得を算出するため、利得を制御して、同期コードを含む同期用チャネル信号の振幅を最適にすることができ、自移動局装置の近隣に通話中の他移動局装置がある場合でも初期同期を獲得することができる。
【0024】
本発明の自動利得制御装置は、CDMA/TDD方式において用いられる自動利得制御装置であって、受信信号と既知の同期コードとの相関演算を行って所定時間の信号区間ごとの遅延プロファイルを作成する相関演算部と、遅延プロファイルを構成する相関値が所定レベル以上である時間の長さに基づいて各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定する判定部と、同期コードが含まれないと判定された信号区間を除外して受信信号の電力を算出する電力算出部と、算出された電力から利得を算出する利得算出部と、を有する構成を採る。
【0025】
この構成によれば、受信信号と既知の同期コードとの相関演算を行って所定時間の信号区間ごとの遅延プロファイルを作成し、作成された遅延プロファイルに基づいて同期コードが含まれないと判定された信号区間を除外して受信信号の電力を算出し、算出された電力から利得を算出するため、利得を制御して、同期コードを含む同期用チャネル信号の振幅を最適にすることができ、自移動局装置の近隣に通話中の他移動局装置がある場合でも初期同期を獲得することができる。また、電力算出の処理を軽減することができる。
【0028】
本発明の自動利得制御装置は、遅延プロファイルを構成する相関値であって、複数フレーム間において互いに対応するタイミングにおけるものの平均値を算出する平均値算出部をさらに有し、前記判定部は、前記平均値算出部によって算出された平均値が所定レベル以上である時間の長さに基づいて各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定する構成を採る。
【0029】
この構成によれば、複数フレーム間において互いに対応するタイミングにおける相関値の平均値を算出し、算出された平均値が所定レベル以上である時間の長さに基づいて各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定するため、同期コードを含まない信号区間をより正確に抽出して除外して、同期コードを含む同期用チャネル信号の振幅を最適にすることができ、自移動局装置の近隣に通話中の他移動局装置がある場合でも初期同期を獲得することができる。
【0030】
本発明の自動利得制御装置は、前記相関演算部は、複数の同期コードに対応する複数の遅延プロファイルを作成し、前記判定部は、作成された複数の遅延プロファイルを比較して各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定する構成を採る。
【0031】
この構成によれば、複数の同期コードに対応する複数の遅延プロファイルを作成し、作成された複数の遅延プロファイルを比較して各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定するため、TD−SCDMA方式のように同期用チャネルに複数の同期コードが多重されており、自移動局装置の近隣に通話中の他移動局装置がある場合でも、初期同期を獲得することができる。
【0032】
本発明の自動利得制御装置は、同期コードを用いてフレームタイミング同期を獲得するタイミング同期部を有する構成を採る。
【0033】
この構成によれば、同期コードを用いてフレームタイミング同期を獲得するため、正確な同期を獲得することができる。
【0034】
本発明の無線受信装置は、上記のいずれかに記載の自動利得制御装置を有する構成を採る。
【0035】
この構成によれば、上記のいずれかに記載の自動利得制御装置と同様の作用効果を無線受信装置において実現することができる。
【0036】
本発明の移動局装置は、上記のいずれかに記載の自動利得制御装置を有する構成を採る。
【0037】
この構成によれば、上記のいずれかに記載の自動利得制御装置と同様の作用効果を移動局装置において実現することができる。
【0038】
本発明の自動利得制御方法は、CDMA/TDD方式において用いられる自動利得制御方法であって、受信信号と既知の同期コードとの相関演算を行って所定時間の信号区間ごとの遅延プロファイルを作成するステップと、遅延プロファイルを構成する相関値が所定レベル以上である時間の長さに基づいて各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定するステップと、同期コードが含まれないと判定した信号区間を除外した受信信号の電力から利得を算出するステップと、を有するようにした。
【0039】
この方法によれば、受信信号と既知の同期コードとの相関演算を行ってスロットごとの遅延プロファイルを作成し、作成された遅延プロファイルに基づいて同期コードが含まれないと判定されたスロットを除外した受信信号の電力から利得を算出するため、利得を制御して、同期コードを含む同期用チャネル信号の振幅を最適にすることができ、自移動局装置の近隣に通話中の他移動局装置がある場合でも初期同期を獲得することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、CDMA/TDD方式において、閉ループ制御による通常のAGCを行うAGC回路に付加して、受信信号に含まれる同期コードに関して相関演算を行い、作成された遅延プロファイルにおいて同期コードの自己相関ピークと電力の大きい不要な信号成分とを区別し、電力の大きい不要な信号成分が除外された信号の受信電力に基づいて利得を算出することである。
【0041】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0042】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る自動利得制御装置の構成を示すブロック図である。
【0043】
アンテナ100で受信した無線周波数信号は、AGC回路200によって自動的に利得制御され、タイミング同期部300は利得制御された信号の同期チャネルをサーチすることにより基地局装置とシステムタイミングの同期を獲得する。
【0044】
ここで、AGC回路200について説明する。
【0045】
アンテナ100で受信した無線周波数信号は、無線部210に入力され、可変利得増幅器215により利得の増幅が行われるとともに、所定の処理が行われてベースバンド信号に変換される。A/D変換部220は、ベースバンド信号をアナログ信号からディジタル信号に変換し、相関演算部230およびタイミング同期部300に出力する。相関演算部230は、入力されたディジタル信号に対して、同期用チャネルで使用される同期コードについて相関演算開始タイミングをずらしながら相関演算を行い、その相関演算結果から各タイミングにおける受信電力(相関値)を示す遅延プロファイルを作成する。電力算出部240は、AGCゲイン値を算出するために、遅延プロファイルの受信電力(相関値)から受信信号の受信電力を算出し、AGCゲイン算出部260にその結果を出力する。判定部250は、相関演算部230によって作成された遅延プロファイルの受信電力(相関値)に対して閾値判定を行う。ここで、閾値判定に用いられる閾値は、例えば移動局装置がセル境界に位置しているときに受信できる最低限度のレベル付近に設定される。さらに、判定部250は、閾値を超えた受信電力(相関値)が、一定時間以上連続して存在する場合、その部分は同期用チャネル以外であると判定し、AGCゲイン算出部260にその結果を通知する。
【0046】
AGCゲイン算出部260は、判定部250の通知を受け、電力算出部240から入力された受信電力について、信号の電力値の中で同期用チャネル以外であると判定された部分を除いた電力値と、A/D変換部220に入力されるベースバンド信号の振幅が最適値である場合の電力を示す目標値とを比較し、同期用チャネルの信号の電力値が目標値に近づくようにAGCゲイン値を算出する。AGCゲイン制御部270は、AGCゲイン算出部260によって算出されたAGCゲイン値を可変利得増幅器制御信号に変換し、可変利得増幅器215に設定することにより利得を制御する。
【0047】
次いで、上記構成を有する自動利得制御装置の判定部250の動作について、図2に示すフロー図を用いて説明する。
【0048】
まず、相関演算部230によって同期コードを用いた相関演算が行われ遅延プロファイルが作成される(ST1000)。作成された遅延プロファイルは電力算出部240を経て判定部250に入力され、遅延プロファイルにおける受信電力(相関値)に閾値以上のものがあるか否かが判定される(ST1100)。
【0049】
ここで、閾値以上のものが無かった場合、測定区間の信号すべてに対して電力計算が行われ、AGCゲイン値が算出される(ST1600)。一方、閾値以上のものがあった場合、測定区間で閾値を超えている時間が一定の割合を超えているか否かが判定される(ST1200)。判定の結果、閾値を超えている時間が一定の割合を超えていない場合は、測定区間の信号すべてに対して電力計算が行われ、AGCゲイン値が算出される(ST1600)。また、閾値を超えている時間が一定の割合を超えている場合は、その区間は同期用チャネルではないと判断され(ST1300)、同期用チャネルではないと判断された区間を除いてAGCゲイン値が算出される(ST1400)。そして、算出されたAGCゲイン値はAGC制御部270へ出力される(ST1500)。
【0050】
次に、本実施の形態の自動利得制御装置の動作について、図3および図4を用いて具体的に説明する。
【0051】
図3は、本実施の形態の自動利得制御装置において受信された信号のフレームフォーマットおよび相関演算部230によって作成された遅延プロファイルの一例を示す図である。
【0052】
図3において、同期用チャネル(下り回線)400,420は、基地局装置から送信され、セル内の移動局装置に共通の信号である。また、通信チャネル(上り回線)410,430は、自移動局装置の近隣にある他移動局装置から基地局装置に向けて非常に大きい電力で送信される信号である。
【0053】
このような場合において、相関演算部230によって同期コードについて相関演算が行われることにより作成された同期用チャネル400,420の遅延プロファイル440,460には、きれいな自己相関ピークが現れている。一方、他移動局装置の通信チャネル410の遅延プロファイル450および他移動局装置の通信チャネル430の遅延プロファイル470には、同期コードと相関が取れていないため自己相関ピークが現れておらず、また受信電力(相関値)が大きいため、閾値を超えた値が連続して出力されている。
【0054】
そこで判定部250は、通信チャネル410,430を、遅延プロファイルの閾値判定とそれを超えた時間長より、同期用チャネル以外であると判定する。そして、AGCゲイン算出部260は、通信チャネル410、430以外の信号の電力値と、A/D変換部220に入力されるベースバンド信号の振幅が最適値である場合の電力を示す目標値とを比較し、AGCゲイン値を算出する。
【0055】
図4は、本実施の形態の自動利得制御装置において受信された信号のフレームフォーマットおよび可変利得増幅器215によって増幅された信号の振幅の一例を示す図である。
【0056】
図4において、フレームフォーマットは図3と同様の構成としている。通信チャネル410,430の電力は計算に入れずにAGCゲイン値を算出しているため、同期用チャネル400,420の振幅500,520は最適な振幅値となり、より良い精度でA/D変換することができ、そのため同期獲得確率が向上する。他移動局装置の通信チャネル410の振幅510および他移動局の通信チャネル430の振幅530は、A/D変換部220で変換可能な上限を超えており、これらの通信チャネルの信号に対してA/D変換を行うとA/D変換の精度が保たれないため、タイミング同期部300では、同期用チャネル400,420の信号のみが使用される。
【0057】
このように、本実施の形態の自動利得制御装置によれば、受信信号の遅延プロファイルを作成し、自己相関ピークと不要な信号成分とを区別することにより、基地局装置から送信された同期チャネルの信号と他移動局装置から基地局装置に向けて送信された上り回線の通信チャネルの信号とを区別し、上り回線の通信チャネルの信号を除外した信号の電力値からAGCゲイン値を算出するため、CDMA/TDD方式において、自移動局装置の近隣に通話中の他移動局装置がある場合でも初期同期を獲得することができる。
【0058】
なお、本実施の形態においては、遅延プロファイルに対して閾値判定を行い、閾値を超えた値が一定時間以上連続して存在する部分を同期用チャネル以外であると判定したが、一定の測定時間の中で閾値を超えた遅延プロファイルが所定の割合を超えた場合、その部分を同期用チャネル以外であると判定しても良い。
【0059】
また、遅延プロファイルを作成する際に、受信信号に対してかけたAGCゲイン値で遅延プロファイルの大きさを補正することにより、より高精度の判定が可能となる。
【0060】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の特徴は、遅延プロファイルを用いてチャネルの種別を判定する際に、所定の数のフレームに関して、それぞれのフレームにおける同じタイミングの相関値の平均値を算出する点である。
【0061】
図5は、本発明の実施の形態2に係る自動利得制御装置の構成を示すブロック図である。同図において、図1に示す自動利得制御装置と同じ部分については同じ番号を付し、その説明を省略する。
【0062】
平均値算出部245は、相関演算部230によって作成された遅延プロファイルの相関値について、所定のフレーム数にわたる平均値を算出する。判定部250aは、瞬時の値ではなく、平均値算出部245の出力結果である遅延プロファイルの平均値から、チャネルの種別を判定する。
【0063】
このように、本実施の形態の自動利得制御装置によれば、単一のフレームでなく複数のフレームにおける相関値の平均をとるため、ピーク出現の有無がより明確になり、基地局装置から送信された同期チャネルの信号と他移動局装置から基地局装置に向けて送信された上り回線の通信チャネルの信号とをより高い精度で区別することができる。
【0064】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の特徴は、チャネルの種別を判定した結果をA/D変換後の信号の電力を算出する際に用いる点である。
【0065】
図6は、本発明の実施の形態3に係る自動利得制御装置の構成を示すブロック図である。同図において、図1に示す自動利得制御装置と同じ部分については同じ番号を付し、その説明を省略する。
【0066】
判定部250bは、相関演算部230によって作成された遅延プロファイルを用いてチャネルの種別の判定を行い、その結果を電力算出部240aに出力する。電力算出部240aは、A/D変換部220によってA/D変換された後のディジタル信号のうち、同期用チャネルの信号に対してのみ電力計算を行う。AGCゲイン算出部260aは、電力算出部240aによって算出された電力からAGCゲイン値を算出する。
【0067】
このように、本実施の形態の自動利得制御装置によれば、同期用チャネルの信号に対してのみ電力計算を行うため、電力計算の処理量を軽減することができる。
【0068】
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の特徴は、複数の同期コードが同期用チャネルに多重されている場合、各同期コードについて相関演算を行って遅延プロファイルを作成し、すべての同期コードについて相関値のピークが現れなければ、その部分を除外してAGCゲイン値を算出する点である。
【0069】
図7は、本発明の実施の形態4に係る自動利得制御装置の構成を示すブロック図である。同図において、図1に示す自動利得制御装置と同じ部分については同じ番号を付し、その説明を省略する。
【0070】
相関演算部230−1〜nは、A/D変換部220から出力されたディジタル信号の同期用チャネルに多重されているn個の同期コードに関して、それぞれ相関演算を行って遅延プロファイルを作成する。判定部250cは、相関演算部230−1〜nによって作成された同期コードごとの遅延プロファイルに対してそれぞれ閾値判定を行い、すべての同期コードの遅延プロファイルにおいて自己相関ピークが現れていない部分を同期用チャネル以外であると判定する。
【0071】
次いで、本実施の形態の判定部250cの動作を図8を用いて説明する。
【0072】
例えばTD−SCDMA方式のように、同期用チャネルに同期コード1〜nが多重されている場合、相関演算部230−1〜nは、対応する同期コード1〜nについてそれぞれ相関演算を行って遅延プロファイルを作成する。そして、判定部250cは、各同期コードに対応する遅延プロファイルにおいて閾値判定を行い、自己相関ピークを検出する。ここで、区間L2においては、図8中斜線で示すように、同期コード1の自己相関ピークが現れ、区間LZ-1においては、図8中ハッチングで示すように、いずれの同期コードについても自己相関ピークが現れず、相関値が一定時間以上連続して高かったものとする。そこで、判定部250cは、受信信号において同期コードが多重されている周期(すなわち基地局装置が同期用チャネルを送信する周期)Zのうち、すべての同期コードの相関値が一定時間以上高い区間LZ-1を同期用チャネル以外と判定する。また、判定部250cは、区間L2のように1つでも同期コードの自己相関ピークが現れていれば、その区間は同期用チャネルであると判定する。
【0073】
以後、実施の形態1と同様に、判定部250cの結果に基づいてAGCゲイン値が算出され、可変利得増幅器215の制御が行われて同期用チャネルの信号は最適な振幅となり、タイミング同期部300によって、基地局装置とシステムタイミングの同期が獲得される。
【0074】
このように、本実施の形態の自動利得制御装置によれば、TD−SCDMA方式のように同期用チャネルに複数の同期コードが多重されており、自移動局装置の近隣に通話中の他移動局装置がある場合でも、初期同期を獲得することができる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、他移動局装置が基地局装置との通信に使用している通信チャネルと、基地局装置から送信されている同期用チャネルを区別するために、自動利得制御装置に同期コードの相関演算をし、チャネルの種別を判定することで、AGCの誤動作を防止し、自移動局装置の近隣に通話中の他移動局装置がある場合でも初期同期を獲得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る自動利得制御装置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係る自動利得制御装置の動作を示すフロー図
【図3】実施の形態1に係る自動利得制御装置の動作の具体例を示す説明図
【図4】実施の形態1に係る自動利得制御装置の効果を示す説明図
【図5】本発明の実施の形態2に係る自動利得制御装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る自動利得制御装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4に係る自動利得制御装置の構成を示すブロック図
【図8】実施の形態4に係る自動利得制御装置の動作の具体例を示す説明図
【図9】従来の自動利得制御装置を有する移動局装置の構成を示すブロック図
【図10】基地局装置と移動局装置からなるCDMA/TDD方式の移動体通信システムの概念図
【図11】同期用チャネル信号の振幅が増幅されない状態を示す説明図
【符号の説明】
200,200a,200b,200c AGC回路
230,230−1〜n 相関演算部
240,240a 電力算出部
245 平均値算出部
250,250a,250b,250c 判定部
260,260a AGCゲイン算出部
300 タイミング同期部

Claims (9)

  1. CDMA/TDD方式において用いられる自動利得制御装置であって、
    受信信号と既知の同期コードとの相関演算を行って所定時間の信号区間ごとの遅延プロファイルを作成する相関演算部と、
    遅延プロファイルを構成する相関値が所定レベル以上である時間の長さに基づいて各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定する判定部と、
    同期コードが含まれないと判定された信号区間を除外した受信信号の電力から利得を算出する算出部と、
    を有することを特徴とする自動利得制御装置。
  2. CDMA/TDD方式において用いられる自動利得制御装置であって、
    受信信号と既知の同期コードとの相関演算を行って所定時間の信号区間ごとの遅延プロファイルを作成する相関演算部と、
    作成された遅延プロファイルに基づいて受信信号の電力を算出する電力算出部と、
    遅延プロファイルを構成する相関値が所定レベル以上である時間の長さに基づいて各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定する判定部と、
    同期コードが含まれないと判定された信号区間の信号電力を前記電力算出部によって算出された電力から除外して利得を算出する利得算出部と、
    を有することを特徴とする自動利得制御装置。
  3. CDMA/TDD方式において用いられる自動利得制御装置であって、
    受信信号と既知の同期コードとの相関演算を行って所定時間の信号区間ごとの遅延プロファイルを作成する相関演算部と、
    遅延プロファイルを構成する相関値が所定レベル以上である時間の長さに基づいて各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定する判定部と、
    同期コードが含まれないと判定された信号区間を除外して受信信号の電力を算出する電力算出部と、
    算出された電力から利得を算出する利得算出部と、
    を有することを特徴とする自動利得制御装置。
  4. 遅延プロファイルを構成する相関値であって、複数フレーム間において互いに対応するタイミングにおけるものの平均値を算出する平均値算出部をさらに有し、
    前記判定部は、前記平均値算出部によって算出された平均値が所定レベル以上である時間の長さに基づいて各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の自動利得制御装置。
  5. 前記相関演算部は、複数の同期コードに対応する複数の遅延プロファイルを作成し、前記判定部は、作成された複数の遅延プロファイルを比較して各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の自動利得制御装置。
  6. 同期コードを用いてフレームタイミング同期を獲得するタイミング同期部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の自動利得制御装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の自動利得制御装置を有することを特徴とする無線受信装置。
  8. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の自動利得制御装置を有することを特徴とする移動局装置。
  9. CDMA/TDD方式において用いられる自動利得制御方法であって、
    受信信号と既知の同期コードとの相関演算を行って所定時間の信号区間ごとの遅延プロファイルを作成するステップと、
    遅延プロファイルを構成する相関値が所定レベル以上である時間の長さに基づいて各信号区間に同期コードが含まれるか否かを判定するステップと、
    同期コードが含まれないと判定した信号区間を除外した受信信号の電力から利得を算出するステップと、
    を有することを特徴とする自動利得制御方法。
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