JP3805110B2 - 範囲の指定装置とその方法およびそのための記録媒体 - Google Patents

範囲の指定装置とその方法およびそのための記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は範囲の指定装置とその方法およびそのための記録媒体に関し、文字(キャラクタ)データや画像(イメージ)データ、特に、スキャナ等により読取ったイメージデータを文字認識する際、そのイメージデータを画面上に表示し、画面上に表示されたイメージデータの表示範囲内で文字認識する範囲を指定する文字認識処理における範囲の指定装置とその方法およびそのための記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
所与のイメージデータを画面上に表示し、画面上に表示したイメージデータの表示範囲内で所望の範囲を指定する範囲の指定装置には、例えば、印刷物をスキャナ等により読取って得られたイメージデータを画面上に表示し、画面上に表示したイメージデータの表示範囲内に4点を設定し、この4点を頂点とする四角形で囲まれる部分を所望の文字認識する範囲に指定するものがある。このような従来技術による文字認識処理における範囲の指定装置の一例を以下に説明する。
【0003】
図5は従来技術による範囲の指定装置の初期表示画面を示す図であり、図6は従来技術による範囲の指定装置の拡大表示画面を示す図である。図5、6に示す範囲の指定装置は、スキャナ等により読取ったイメージデータを文字認識する機能を有する。イメージデータを文字認識する前に、文字認識する範囲の指定が必要である。例えば、新聞等をスキャナで読取った場合、同じ見出しの記事が複数箇所に点在していることが多いので、このような場合、図5、6に示す範囲の指定装置は、その記事のイメージデータを文字認識する前に、文字認識するイメージデータの範囲を複数箇所指定することが必要である。
【0004】
図5には、文字情報が主なデータであるA4サイズの原稿をスキャナ等により読取って得られたイメージデータが全体を1で示す画面の左上側のイメージ表示領域2に表示されている。画面1の下段には、範囲指定を終了するための「終わる」ボタンと例えば図6に示す拡大表示画面から図5に示す初期表示画面に画面を切替えるための「ひとつ前に戻る」ボタンとを表示したボタンフィールド3および次の操作コマンドを促すコメントを表示するコマンドフィールド4が設けられている。画面1の右上側には、スキャナ等により読取ったイメージデータを文字認識する処理やその前処理としての範囲指定を実行中であることを示すメッセージ「タッチOCR」を表示する領域5、イメージ表示領域2に表示されるイメージデータの表示範囲内に、複数の範囲、この例では6つの範囲を設定するときに、設定順に選択するボタン「範囲1選択」、…、「範囲6選択」を表示する領域6、範囲指定する際に使用する3つのボタン「範囲削除」、「範囲変更」および「範囲決定」を表示する領域7ならびに図5に示す初期表示画面を図6に示す拡大表示画面に切替えるためのボタン「拡大表示」またはその逆の図6に示す拡大表示画面を図5に示す初期表示画面に切替えるためのボタン「イメージを元の大きさに戻す」を表示する領域8がそれぞれ設けられている。
【0005】
次に、図5、6に示す範囲の指定装置により範囲指定する操作を説明する。この装置の画面はタッチパネルになっており、画面上をタッチして離すことによりボタン操作ができ、また以下に説明する範囲指定するためのアンカをタッチしたまま画面上の所望の位置まで移動した後離すことによりアンカ位置を移動させることができる。図5に示す初期画面では、イメージ表示領域2にスキャナにより読取られたイメージデータが表示され、ボタン「範囲1選択」、…、「範囲6選択」は「範囲1選択」に選択されている。また、イメージ表示領域2には、範囲を指定するためのアンカと称する黒塗りの四角形のマークA1、A2、A3およびA4の4点が表示されている。範囲指定は、このアンカA1〜A4の何れか1つをタッチしたまま移動して所望の位置で離し、「範囲決定」ボタンをタッチして行う。「範囲決定」ボタンをタッチするとアンカA1〜A4は表示画面から消失する。「範囲削除」ボタンは、一度範囲指定を終了した後、すなわち「範囲決定」ボタンをタッチした後、その決定を取り消すためのボタンである。「範囲1選択」の範囲指定が終了した後に「範囲削除」ボタンをタッチすると、初期画面に戻る。
【0006】
また、一度決定した範囲指定を変更するときは、「範囲変更」ボタンをタッチする。すると、再びアンカA1〜A4がイメージ表示領域2に現れるので、上述のようにアンカA1〜A4をタッチにより再び移動して指定する範囲を変更した後、「範囲決定」ボタンを再びタッチして変更した範囲を新たな範囲とする範囲の指定が終了する。
【0007】
上記範囲の指定装置により範囲指定を行う際、図5のイメージ表示領域2に示されるイメージデータの表示は、文字が潰れて操作者にとって読みに難いものとなっており、範囲指定は困難である。それゆえ、図6に示すように所望のアンカA3の周辺を拡大表示し、図6のイメージ表示領域2で再びアンカA3をタッチして移動し、範囲指定を行っている。
【0008】
また、図6に示す拡大表示画面は、図5に示す領域6と領域7に代えてイメージ表示領域2に表示するアンカA1〜A4周辺をどのアンカA1〜A4周辺に切替えて表示するかを決定するための画面を表示する領域9が設けられている。領域9に左上隅、右上隅、右下隅および左下隅と表示された各区画にA1’〜A4’で表示されるボタンをタッチすることにより、各ボタンに対応するアンカA1〜A4周辺をイメージ表示領域2に拡大して表示することが決定される。
【0009】
また、図6に示すボタンフィールド3には、「範囲決定」のボタンが表示されている。図6に示すイメージ表示領域2に拡大して表示されるアンカA1、A2、A3またはA4をタッチにより移動して指定する範囲を決定した後、この「範囲決定」のボタンをタッチすることにより範囲指定は終了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図5、6に示す範囲の指定装置では、範囲指定を行って、範囲を決定するときに、1つのアンカのみを拡大して表示し、他の3つのアンカを同時に同一画面上に表示しない。したがって、範囲指定が所望の範囲に正しく設定できたか否かを確認するためには、イメージ表示領域2に4つのアンカA1〜A4周辺の画面を1つづつ切替えて表示する必要があり、操作性が悪く操作に時間を要するという問題がある。
【0011】
それゆえ、本発明は上記問題を解決し、操作性がよく操作時間を節約することのできる範囲の指定装置とその方法およびそのための記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決する本発明による範囲の指定装置は、所与のデータを画面上に表示する表示手段を備え、前記画面上に表示された前記データ内で所望の範囲を指定する範囲の指定装置において、前記データを表示する前記画面上の第1表示領域の中に四角形をなす2つの頂点を設定することにより前記所望の範囲を指定する指定手段と、前記指定手段により指定された前記所望の範囲を示す前記四角形の4つの頂点の周辺を前記画面上の第1表示領域とは異なる第2表示領域に表示する頂点表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
上記構成により、前記四角形の頂点の内、前記指定手段により設定した少なくとも2つの頂点の内、選択した1つの頂点の周辺毎に画面切替えして別々に表示せずに、前記頂点表示手段により指定された前記所望の範囲を示す前記四角形の4つの頂点の周辺を前記画面上の前記第1表示領域とは異なる前記第2表示領域に同時に表示するので、指定した範囲の確認を確実にでき、範囲の指定の操作性が向上する。
【0014】
本発明による範囲の指定装置において、前記表示手段は前記データを所定の倍率に拡大または縮少して表示する。
本発明による範囲の指定装置において、前記指定手段は、前記2つの頂点を対角線上にもつ四角形を前記所望の範囲に指定する。
本発明による範囲の指定装置において、前記指定手段は、前記四角形の1辺をなす2つの頂点を定め、該頂点を結ぶ線分に対向する線分を他の1辺とする四角形を前記所望の範囲に指定する。
【0015】
本発明による範囲の指定装置において、前記データはイメージデータであり、前記所望の範囲は、前記イメージデータを文字認識する認識範囲である。
本発明による範囲の指定装置において、前記頂点表示手段は、前記第2表示領域における前記頂点の内の何れか1つの第1頂点の移動に応じて、前記頂点の内、前記第1頂点に隣接する頂点を連動させて前記2つの頂点の周辺を表示する。
【0016】
本発明による範囲の指定装置において、前記頂点表示手段は、前記第2表示領域における前記頂点の選択に応じて、その選択された前記頂点の周辺を前記第1表示領域内に表示する。この表示は拡大表示してもよい。
上記問題を解決する本発明による範囲の指定方法は、所与のデータを画面上に表示し前記画面上に表示された前記データ内で所望の範囲を指定する範囲の指定方法において、前記データを表示する前記画面上の第1表示領域の中に四角形をなす2つの頂点を設定し、設定した前記2点により前記所望の範囲を指定する第1ステップと、前記所望の範囲を示す前記四角形の4つの頂点の周辺を前記画面上の第1表示領域とは異なる第2表示領域に表示する第2ステップと、を備えたことを特徴とする。
【0017】
上記構成により、前記四角形の頂点の内、前記第1ステップにおいて設定した少なくとも2つの頂点の内、選択した1つの頂点の周辺毎に画面切替えして別々に表示せずに、前記第2ステップにおいて、前記所望の範囲を示す前記四角形の4つの頂点の周辺を前記画面上の第1表示領域とは異なる前記第2表示領域に同時に表示するので、指定した範囲の確認を確実にでき、範囲の指定の操作性が向上する。
【0018】
本発明の範囲の指定方法において、前記第1表示領域に表示された前記データを所定の倍率に拡大または縮少して前記第2表示領域に表示するステップを有する。
本発明による範囲の指定方法において、前記第1ステップは、前記2つの頂点を対角線上にもつ四角形を前記所望の範囲に指定する。
【0019】
本発明による範囲の指定方法において、前記第1ステップは、前記四角形の1辺をなす2つの頂点を定め、該頂点を結ぶ線分に対向する線分を他の1辺とする四角形を前記所望の範囲に指定する。
本発明による範囲の指定方法において、前記データはイメージデータであり、前記所望の範囲は、前記イメージデータの文字認識する認識範囲である。
本発明による範囲の指定方法において、前記第2ステップは、前記第2表示領域における前記頂点の内の何れか1つの第1頂点の移動に応じて、前記頂点の内、前記第1頂点に隣接する頂点を連動させて前記2つの頂点の周辺を表示する。
【0020】
本発明による範囲の指定方法において、前記第2ステップは、前記第2表示領域における前記頂点の選択に応じて、その選択された前記頂点の周辺を前記第1表示領域内に表示する。この表示は拡大表示してもよい。
上記問題を解決する本発明による範囲の指定装置で用いられるコンピュータ読取り可能な記録媒体は、所与のデータを画面上に表示する表示手段を備え、前記画面上に表示された前記データ内で所望の範囲を指定する範囲の指定装置で用いられる記録媒体において、コンピュータを、前記データを表示する前記画面上の第1表示領域の中に四角形をなす2つの頂点を設定することにより前記範囲を指定する指定手段と、前記指定手段により指定された前記所望の範囲を示す前記四角形4つの頂点の周辺を前記画面上の第1表示領域とは異なる第2表示領域に表示する頂点表示手段と、して機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明による範囲の指定装置のブロック構成図である。図1に示す範囲の指定装置は、スキャナ等により読取られたイメージデータを文字認識する際、そのイメージデータを画面上に表示し、画面上に表示されたイメージデータの表示範囲内で文字認識する範囲を指定する文字認識処理を行う機能を有する。図1に示すように、本装置はCPU30を有するコンピュータシステムであり、CPU30は、バスライン31を介して、システム全体を制御するプログラムや本発明による範囲指定を実行するためのプログラム等を格納したROM32、システムに必要なデータや入出力データ等を一時格納するRAM33およびI/Oインターフェース34に接続されている。I/Oインターフェース34には、イメージデータ等を画面表示するCRT35、プリンタ36、文字情報や画像情報を読取るスキャナ37、キーボード38、CRT35の画面上に配置されタッチした画面の位置データを検出するタッチパネル39、フロッピディスクドライブ40および通信網を介して外部のコンピュータに接続するモデム41がそれぞれのケーブルを介して接続されている。
【0022】
図1を用いて本発明の記録媒体に記録されたプログラムの処理について以下簡単に説明する。本発明の範囲の指定装置は、図1全体で示す計算機システムにより構成される。本計算機システムには、フロッピーディスクのような可搬型の記録媒体(図示せず)の読取装置、すなわちフロッピディスクドライブ40が設けられている。フロッピディスクドライブ40の代わりにCD−ROMの読取装置を設けてもよい。所定の操作によりフロッピーディスク等の可搬型の記録媒体に記録された本発明による指定手段と頂点表示手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを、その読取装置を介して読取り、RAM33にローディングする。もちろん、オペレータが計算機システムのRAM33にキーボード38等の入力手段を介して直接上記プログラムを書き込んだ後に、そのプログラムをRAM33に格納してもよい。あるいは、他のクライアントの計算機システム(図示せず)等に設置された記録媒体としての例えばRAM(図示せず)に格納された上記プログラムを、ネットワーク(通信回線)、モデム41を介して本計算機システムのRAM33にローディングする。その後、RAM33に格納されたプログラムは、計算機システムのCPU30の処理により必要に応じて実行される。また、プログラムは予めROMに記録され、そのプログラムをROM32から読出してCPU30により実行されるものでもよい。
【0023】
次に、本発明による範囲指定について以下に説明する。
図2は本発明による範囲の指定装置の表示画面の第1具体例を示す図であり、図3は本発明による範囲の指定装置の表示画面の第2具体例を示す図である。図2、3に示す範囲の指定装置は、スキャナ37で読取ったイメージデータを文字認識する機能を有する。スキャナ37で読取った原稿のイメージデータを文字認識する前に、文字認識するイメージデータの範囲を少なくとも1箇所指定する範囲の指定が要求される。
【0024】
図2には、文字情報が主なデータであるA4サイズの原稿をスキャナ37で読取って得られたイメージデータが全体を11で示す画面の左上側のイメージ表示領域(第1表示領域)12に表示されている。画面11の下段には、ボタンフィールド13とコマンドフィールド14が設けられている。ボタンフィールド13には、範囲指定を終了するための「終わる」ボタンと例えば図3に示すようなひとつ前の表示画面に画面を切替えるための「ひとつ前に戻る」ボタンと後述する「範囲追加」ボタンと「認識開始」ボタンとが表示されており、これらのボタンはタッチパネルによりタッチで操作でき、またはキーボードによりカーソル移動とエンターキーで操作できる。コマンドフィールド14には、次の操作コマンドを促すコメントが表示される。
【0025】
画面1の右上側には、範囲指定の実行中であることを示すメッセージ「範囲指定:赤枠」または範囲確認の実行中であることを示すメッセージ「範囲確認:緑枠」を表示する領域15、イメージ表示領域12に表示されるイメージデータの表示範囲内に、複数の範囲を指定するときに、指定順に表示される赤枠や緑枠を表示する領域16、範囲指定する際に使用する3つの操作ボタン「範囲削除」、「範囲変更」および「範囲決定」を表示する領域17、イメージ表示領域12に表示されるアンカA1〜A4の各周辺4つの区域をそれぞれ同一倍率で表示するプレビュー表示領域(第2表示領域)19ならびにスキャナで読取って得られたイメージデータをイメージ表示領域12に表示する際の倍率を切替え容易に視覚的に示した切替ボタン18−1、18−2、18−3を表示する領域18がそれぞれ設けられている。切替ボタン18−1は、スキャナで読取った原稿の文字サイズを原稿全体がイメージ表示領域12に表示されるように上記倍率を選択するボタンであり、切替ボタン18−2はスキャナで読取った原稿の文字サイズを同一サイズでイメージ表示領域12に表示するよう上記倍率を選択するボタンであり、切替ボタン18−3はスキャナで読取った原稿の文字サイズを2倍に拡大してイメージ表示領域12に表示するよう上記倍率を選択するボタンである。
【0026】
次に、図2、3に示す範囲の指定装置により範囲指定する操作を説明する。
この装置の画面はタッチパネルになっており、画面上をタッチして離すことによりボタン操作ができ、また以下に説明する範囲指定に用いられるアンカをタッチしたまま画面上の所望の位置まで移動した後そのタッチを解除することによりアンカ位置を移動させることができる。また、アンカの移動はキーボードにより、カーソル移動キーとエンターキーの操作によっても可能である。
【0027】
図2に示す画面では、イメージ表示領域12内にスキャナにより読取られたイメージデータが表示され、領域16には範囲指定の完了を示す赤枠16−1と範囲指定が実行中である、すなわち範囲の確認中を示す緑枠16−2が表示されている。また、イメージ表示領域12には、範囲を指定するためのアンカと称する黒塗りの正方形のマークA1、A2、A3およびA4の4点が表示されている。プレビュー表示領域19には、イメージ表示領域12におけるアンカA1〜A4の各周辺4つの区域が表示される。プレビュー表示領域19において、アンカA1’〜A4’は、それぞれイメージ表示領域12におけるアンカA1〜A4に対応する。範囲指定は、このアンカA1〜A4の何れか1つをタッチしたまま移動して所望の位置で離し、「範囲決定」ボタンをタッチして行う。「範囲決定」ボタンをタッチするとアンカA1〜A4およびアンカA1’〜A4’は表示画面から消失する。「範囲削除」ボタンは、一度範囲指定を終了した後、すなわち「範囲決定」ボタンをタッチした後、その決定を取り消すために使用するボタンである。範囲指定が終了した後に「範囲削除」ボタンをタッチすると、1つ前の画面に戻る。
【0028】
また、一度決定した範囲指定を変更するときは、「範囲変更」ボタンをタッチする。すると、再びアンカA1〜A4がイメージ表示領域12に現れ、アンカA1’〜A4’がプレビュー表示領域19に現れるので、上述のようにアンカA1〜A4をタッチにより再び移動して指定する範囲を変更した後、「範囲決定」ボタンを再びタッチして変更した範囲を新たな範囲とする範囲の指定を終了する。
【0029】
上記範囲の指定装置により範囲指定を行う際、図2のイメージ表示領域12に示されるイメージデータの表示は、文字が潰れて操作者にとって読みに難いものとなっており、イメージ表示領域12に示される表示だけでは範囲指定は困難であるが、イメージ表示領域12のアンカA1〜A4の各周辺4つの区域をユーザが視認可能な状態でプレビュー表示領域19に同時に表示し、このプレビュー表示領域19を観ながらイメージ表示領域12におけるアンカA1〜A4の何れか1つをタッチして移動しそのタッチを解除することにより、簡単に範囲指定を行うことができる。
【0030】
また、本装置は、図3に示すプレビュー表示領域19に表示するアンカA1’〜A4’周辺の内、何れか1つのアンカA1’〜A4’の周辺をイメージ表示領域12内に拡大して表示することもできる。これは、図3のプレビュー表示領域19に示される4分割された何れかの区域をタッチすることによりタッチした区域に対応するアンカA1〜A4の内何れか1つの周辺をイメージ表示領域12に拡大して表示する(図示せず)ものである。
【0031】
次に、アンカの連動について図2を用いて説明する。イメージ表示領域12に表示するアンカA1〜A4は、画面11のX−Y直交座標系の位置データ(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)および(x4,y4)をそれぞれ有する。これらアンカA1〜A4は、互いに隣接するアンカ同志間で連動するようになっており、かつ指定する範囲を決定するアンカA1〜A4で囲まれる枠は、各辺がX軸またはY軸に並行な四角形である。したがって、上記アンカの位置データは、(x1,y1)、(x2,y1)、(x2,y2)および(x1,y2)と表される。例えば、アンカA3がX軸およびY軸方向に移動してその位置データが(x12,y12)に変化すると、これと連動してアンカA3に隣接するアンカA2の位置データは(x12,y1)に変化し、同アンカA4の位置データは(x1,y12)に変化する。
【0032】
本装置は、このようにアンカの連動が行われるように設けられているので、四角形の対角線上の頂点が2つ定まれば、範囲を指定することができる。
本装置はまた、四角形の1つの辺、すなわち上辺、下辺、右辺または左辺をなす2つ頂点を定め、上辺の下側、下辺の上側、右辺の左側または左辺の右側を他の1辺とする四角形の領域を範囲に指定することもできる。
【0033】
次に、図3に示すボタンフィールド13に表示される「範囲追加」と「認識開始」のボタンについて説明する。「範囲追加」のボタンは、上述した操作により指定する範囲を決定した後、指定する範囲を追加したいときにタッチするボタンであり、タッチすることによりもう1つの範囲指定を開始することができる。「認識開始」ボタンは、「範囲追加」と範囲指定の操作を繰り返し、必要な範囲が全て指定された後にタッチするボタンであり、タッチすることにより指定範囲毎に指定された範囲の文字認識が開始される。文字認識されたイメージデータは指定範囲毎にファイルで保存される。
【0034】
図4は本発明に係る範囲の指定装置の操作手順を示すフローチャートである。先ず、ステップ401では、文字認識する原稿をスキャナで読取りイメージデータを作成する。ステップ402では、スキャナで読取ったイメージデータを領域18に表示される表示サイズ切替ボタンで選択された倍率にしたがってイメージ表示領域12に表示する。ステップ403では、イメージ表示領域12のアンカA1〜A4の位置データを読取る。ステップ404では、ステップ403で読取ったアンカA1〜A4の位置データに基づきプレビュー表示領域19に同一倍率で表示するアンカA1〜A4周辺のイメージデータの範囲を計算し、計算した範囲のイメージデータをRAMに格納する。
【0035】
ステップ405では、ステップ404でRAMに格納したイメージデータをプレビュー表示領域19に表示する。ステップ406では、図2、図3を用いて説明したように、スキャナで読取ったイメージデータのイメージ表示領域12内における文字認識する範囲の指定に応じて、指定された範囲のイメージデータをRAMに一時格納する。ステップ407では、RAMに格納されたイメージデータを文字認識し、文字認識した文字データをRAMに格納する。
【0036】
以上説明した本発明による範囲の指定装置の実施形態では、文字認識する範囲を指定する場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、文字情報や画像情報の範囲を指定するために利用できる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、範囲を指定する四角形の頂点の内、頂点表示手段により、4つの頂点の周辺を画面上に同時に表示するので、指定した範囲の確認を確実にでき、範囲の指定の操作性を向上でき、操作時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による範囲の指定装置のブロック構成図である。
【図2】本発明による範囲の指定装置の表示画面の第1具体例を示す図である。
【図3】本発明による範囲の指定装置の表示画面の第2具体例を示す図である。
【図4】本発明に係る範囲の指定装置の操作手順を示すフローチャートである。
【図5】従来技術による範囲の指定装置の初期表示画面を示す図である。
【図6】従来技術による範囲の指定装置の拡大表示画面を示す図である。
【符号の説明】
11…画面
12…イメージ表示領域
19…プレビュー表示領域
30…CPU
32…ROM
33…RAM
34…I/Oインターフェース
35…CRT
37…スキャナ
38…キーボード
39…タッチパネル
40…フロッピディスクドライブ

Claims (17)

  1. 所与のデータを画面上に表示する表示手段を備え、前記画面上に表示されたデータ内で所望の範囲を指定する範囲の指定装置において、
    前記データを表示する前記画面上の第1表示領域の中に四角形をなす2つの頂点を設定することにより前記所望の範囲を指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された前記所望の範囲を示す前記四角形の4つの頂点の周辺を前記画面上の第1表示領域とは異なる第2表示領域に表示する頂点表示手段と、
    を備えたことを特徴とする範囲の指定装置。
  2. 前記表示手段は、前記データを所定の倍率に拡大または縮少して表示する請求項1に記載の範囲の指定装置。
  3. 前記指定手段は、前記2つの頂点を対角線上にもつ四角形を前記所望の範囲に指定する請求項1または2に記載の範囲の指定装置。
  4. 前記指定手段は、前記四角形の1辺をなす2つの頂点を定め、該頂点を結ぶ線分に対向する線分を他の1辺とする四角形を前記所望の範囲に指定する請求項1または2に記載の範囲の指定装置。
  5. 前記データはイメージデータであり、前記所望の範囲は、前記イメージデータを文字認識する認識範囲である請求項1乃至4の何れか1項に記載の範囲の指定装置。
  6. 前記頂点表示手段は、前記第2表示領域における前記頂点の内の何れか1つの第1頂点の移動に応じて、前記頂点の内、前記第1頂点に隣接する頂点を連動させて前記2つの頂点の周辺を表示する請求項1乃至5の何れか1項に記載の範囲の指定装置。
  7. 前記頂点表示手段は、前記第2表示領域における前記頂点の選択に応じて、その選択された前記頂点の周辺を前記第1表示領域内に表示する請求項1乃至6の何れか1項に記載の範囲の指定装置。
  8. 前記頂点表示手段は、前記選択された前記頂点の周辺を前記第1表示領域内に拡大して表示する請求項7に記載の範囲の指定装置。
  9. 所与のデータを画面上に表示し前記画面上に表示された前記データ内で所望の範囲を指定する範囲の指定方法において、
    前記データを表示する前記画面上の第1表示領域の中に四角形をなす2つの頂点を設定し、設定した前記2点により前記所望の範囲を指定する第1ステップと、
    前記所望の範囲を示す前記四角形の4つの頂点の周辺を前記画面上の第1表示領域とは異なる第2表示領域に表示する第2ステップと、を備えたことを特徴とする範囲の指定方法。
  10. 前記第1表示領域に表示された前記データを所定の倍率に拡大または縮少して前記第2表示領域に表示するステップを有する請求項9に記載の範囲の指定方法。
  11. 前記第1ステップは、前記2つの頂点を対角線上にもつ四角形を前記所望の範囲に指定する請求項9または10に記載の範囲の指定方法。
  12. 前記第1ステップは、前記四角形の1辺をなす2つの頂点を定め、該頂点を結ぶ線分に対向する線分を他の1辺とする四角形を前記所望の範囲に指定する請求項9または10に記載の範囲の指定方法。
  13. 前記データはイメージデータであり、前記所望の範囲は、前記イメージデータの文字認識する認識範囲である請求項9乃至12の何れか1項に記載の範囲の指定方法。
  14. 前記第2ステップは、前記第2表示領域における前記頂点の内の何れか1つの第1頂点の移動に応じて、前記頂点の内、前記第1頂点に隣接する頂点を連動させて前記2つの頂点の周辺を表示する請求項9乃至13の何れか1項に記載の範囲の指定方法。
  15. 前記第2ステップは、前記第2表示領域における前記頂点の選択に応じて、その選択された前記頂点の周辺を前記第1表示領域内に表示する請求項9乃至14の何れか1項に記載の範囲の指定方法。
  16. 前記第2ステップは、前記選択された前記頂点の周辺を前記頂点の周辺を前記第1表示領域内に拡大して表示する請求項15に記載の範囲の指定方法。
  17. 所与のデータを画面上に表示する表示手段を備え、前記画面上に表示された前記データ内で所望の範囲を指定する範囲の指定装置で用いられる記録媒体において、
    コンピュータを、
    前記データを表示する前記画面上の第1表示領域の中に四角形をなす2つの頂点を設定することにより前記範囲を指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された前記所望の範囲を示す前記四角形の4つの頂点の周辺を前記画面上の第1表示領域とは異なる第2表示領域に表示する頂点表示手段と、
    して機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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