JP3803493B2 - ハイブリッド車両 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の駆動力を遊星歯車機構を介して発電機および駆動輪に伝達するとともに、発電機で発電した電力を電動機に供給して駆動輪を駆動するハイブリッド車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかるハイブリッド車両は、例えば特開平9−175203号公報により既に知られている。上記ハイブリッド車両は動力伝達手段に遊星歯車機構を用いたもので、プラネタリキャリヤが内燃機関に接続され、サンギヤが発電機に接続され、リングギヤが駆動輪に接続されている。そして内燃機関の回転を駆動輪に伝達して走行するとともに、内燃機関の回転を発電機に伝達して発電を行い、その発電電力を電動機に供給して駆動輪を駆動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来のものは、遊星歯車機構に接続された発電機の負荷(つまり発電機の発電電力)を変化させることにより、内燃機関の駆動力が発電機および駆動輪に配分される配分比率を制御するとともに、内燃機関から駆動輪に伝達される駆動力の変速比を制御するようになっている。しかしながら、前記変速比の幅を充分に確保しようとすると、大負荷を吸収可能な大型の発電機が必要になってコストや重量が嵩むだけでなく、実用域での発電機の効率が低下する問題がある。
【0004】
これを回避すべく、内燃機関および発電機を小型化するとともに電動機を大型化し、前記電動機を主たる駆動源として駆動輪を駆動して見かけ上の変速比を大きく確保することが考えられるが、このように電動機を大型化するとキャパシタやバッテリの残容量によっては電動機が充分な出力を連続して発生できなくなる可能性がある。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、内燃機関の駆動力を遊星歯車機構を介して発電機および駆動輪に伝達するとともに、発電機で発電した電力を電動機に供給して駆動輪を駆動するハイブリッド車両において、発電機や電動機を大型化することなく、充分な幅の変速比を確保できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、内燃機関の出力を遊星歯車機構で2分割して、駆動輪に接続された出力軸と、発電機とを駆動するとともに、その発電機で発電した電力で、駆動輪に接続された電動機を駆動するハイブリッド車両において、前記発電機と発電機能を兼ね備える前記電動機とで各々発電した電力を蓄電可能な蓄電手段と、前記出力軸の回転を変速して駆動輪に伝達する変速機と、前記遊星歯車機構をロックして内燃機関を前記出力軸に直結するロックアップクラッチとを備え、前記電動機は、前記変速機を介さずに駆動輪を駆動し得るように駆動輪に接続され、車両の発進時には、前記変速機のシフトポジションをニュートラルにし且つ前記内燃機関を停止させた状態で前記電動機の駆動力により車両を発進させ、その発進が完了した後は、前記変速機のシフトポジションをニュートラルにしたまま前記ロックアップクラッチを締結して、蓄電手段の電力で発電機を始動用電動機として駆動することにより前記内燃機関を始動することを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、発電機の負荷を変化させて遊星歯車機構の差動量を調整する変速比の制御と、この遊星歯車機構と直列に接続された変速機による変速比の制御とを併用することにより、大負荷を吸収し得る大型の発電機を採用することなく、また主たる駆動源となり得るような大型の電動機を採用することなく、充分な幅の変速比を確保することができる。
【0008】
また前記遊星歯車機構をロックして内燃機関を前記出力軸に直結するロックアップクラッチを備えるので、このロックアップクラッチを締結して内燃機関を遊星歯車機構の出力軸に直結することにより、該遊星歯車機構を差動不能にロックして内燃機関の出力を変速機に直接伝達し、急発進性能や急加速性能を高めることができる。また、車両の発進時には、変速機のシフトポジションをニュートラルにし且つ内燃機関を停止させた状態で電動機の駆動力により車両を発進させることができ、その発進が完了した後は、変速機のシフトポジションをニュートラルにしたまま上記ロックアップクラッチを締結して、蓄電手段の電力で発電機を始動用電動機として駆動することにより内燃機関を始動することができる。
【0009】
本発明において、変速機のシフトポジションとは、変速機の実際の変速段をいう。尚、この実施例では前輪W FL ,W FR が駆動輪となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図3は本発明の実施例を示すもので、図1はハイブリッド車両の全体構成図、図2は図1の要部拡大図、図3は作用の説明図である。
【0012】
図1に示すように、前輪駆動のハイブリッド車両Vは駆動輪たる左右の前輪WFL,WFRと従動輪たる左右の後輪WRL,WRRとを備えており、内燃機関Eと左右の前輪WFL,WFRとの間に遊星歯車機構P、変速機Tおよび左右の電動機GML ,GMR が配置される。内燃機関Eの駆動力は遊星歯車機構Pにより2分割され、その一方で前輪WFL,WFRを駆動するとともに、その他方で発電機GMを駆動する。また左右の電動機GML ,GMR は、それぞれ左右の前輪WFL,WFRを個別に駆動する。発電機GMは発電電動機から構成されていて始動用電動機としての機能も兼ね備えており、また電動機GML ,GMR は発電電動機から構成されていて発電機としての機能も兼ね備えている。発電機GMおよび電動機GML ,GMR は、蓄電手段としてのキャパシタCにインバータよりなるパワードライブユニットUを介して接続される。パワードライブユニットUは、図示せぬ電子制御ユニットからの指令で発電機GMおよび電動機GML ,GMR の駆動および回生を制御する。
【0013】
図2を併せて参照すると明らかなように、遊星歯車機構Pはプラネタリキャリヤ1と、サンギヤ2と、リングギヤ3と、前記サンギヤ2およびリングギヤ3に噛合する複数のプラネタリギヤ4…とを備えており、プラネタリキャリヤ1は内燃機関Eのクランクシャフト5に接続され、サンギヤ2は発電機GMに接続され、リングギヤ3は遊星歯車機構Pの出力軸を構成する変速機Tのメインシャフト6に接続される。プラネタリキャリヤ1およびリングギヤ3はロックアップクラッチLにより結合可能であり、このロックアップクラッチLが締結した状態では遊星歯車機構Pがロック状態になって内燃機関Eのクランクシャフト5が変速機Tのメインシャフト6に直結される。
【0014】
変速機Tは一般のガソリン車用のものが流用されており、例えば前進4段および後進1段の変速段が確立可能である。そしてガソリン車用の変速機のトルクコンバータが装着されていた位置に、そのトルクコンバータに代えて前記遊星歯車機構Pおよび発電機GMが装着される。
【0015】
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用を、図3を参照しながら説明する。尚、図3においてトルクが伝達する方向が黒い矢印で示され、電流が流れる方向が白い矢印で示される。
【0016】
1) 発進時
ハイブリッド車両Vの発進時に内燃機関Eは停止しており、左右の電動機GML ,GMR をキャパシタCおよびパワードライブユニットUを介して駆動して発進が行われる。このとき変速機Tのシフトポジションをニュートラルにすることにより電動機GML ,GMR の駆動力が内燃機関Eに伝達されるのを防止し、内燃機関Eのポンピングロスによる電動機GML ,GMR の負荷増加を回避することができる。このように内燃機関Eに比べて低速トルクの大きい電動機GML ,GMR によってハイブリッド車両Vの発進を行うので、スムーズな発進が可能になる。尚、発進時にキャパシタCの残容量が充分でない場合には、左右の電動機GML ,GMR を駆動することなく内燃機関Eの駆動力で発進を行うことも可能である。
【0017】
2) 通常走行時
発進が完了すると発電機GMを始動用電動機として機能させて内燃機関Eを始動する。即ち、変速機Tのシフトポジションをニュートラルにしたまま、ロックアップクラッチLを締結してキャパシタCの電力で発電機GMを駆動すると、内燃機関Eがクランキングされて始動する。
【0018】
内燃機関Eが始動すると、その駆動力は遊星歯車機構Pにより2分割され、2分割された駆動力の一方がクランクシャフト5、プラネタリキャリヤ1、プラネタリギヤ4…、リングギヤ3およびメインシャフト6から変速機Tを経て左右の前輪WFL,WFRに伝達され、ハイブリッド車両Vは内燃機関Eの駆動力で走行する。また2分割された駆動力の他方はクランクシャフト5、プラネタリキャリヤ1、プラネタリギヤ4…およびサンギヤ2を介して発電機GMに伝達され、発電機GMが発電した電力でキャパシタCの充電が行われるとともに、左右の電動機GML ,GMR が駆動されて内燃機関Eの駆動力がアシストされる。
【0019】
このとき、発電機GMの負荷(つまり発電電力)を調整することにより、遊星歯車機構Pの差動量を変化させて内燃機関Eから前輪WFL,WFRに伝達される駆動力の大きさおよび変速比を制御することができる。尚、発電機GMの負荷の調整だけで前記変速比を制御しようとすると、極めて大容量の発電機GMが必要になってコストおよび重量の点で不利であるが、本実施例では発電機GMの負荷調整と変速機Tの変速とを併せて行うことにより、発電機GMの容量を必要以上に増加させることなく広範囲な変速比を確保することができる。
【0020】
また車両Vの主たる駆動源を内燃機関Eではなく電動機GML ,GMR で賄って見かけ上の変速比を拡大することも考えられるが、このようにすると大型の電動機GML ,GMR が必要になるだけでなく、キャパシタCの残容量によっては電動機GML ,GMR が充分な出力を連続して発生できなくなる可能性がある。それに対して、本実施例では電動機GML ,GMR を必要以上に大型化する必要がないので上記問題が発生することがない。 また左右の電動機GML ,GMR の駆動力に差を持たせることにより、車両Vのヨーモーメントを制御して旋回性能や直進安定性能を高めることができる。この場合、左右の電動機GML ,GMR の一方を駆動して他方を回生することも可能である。
【0021】
3) クルーズ時
車両Vのクルーズ時には、左右の電動機GML ,GMR によるアシストを中止して内燃機関Eの駆動力のみで走行する。このときロックアップクラッチLを締結して内燃機関Eおよび変速機Tを直結状態にし、発電機GMは空転状態にして発電を中止するか、発電機GMに若干の発電を行わせて補機駆動用の12ボルトバッテリを充電する。またロックアップクラッチLを締結した状態では内燃機関Eが変速機Tに直結されるため、内燃機関Eの駆動力で急発進や急加速を行うことができ、このとき左右の電動機GML ,GMR を駆動して内燃機関Eをアシストすれば、更なる急発進や急加速が可能となる。
【0022】
4) 変速制御時
変速機Tの変速時にはロックアップクラッチLの締結を解除し、発電機GMを回生制動するか、あるいは発電機GMを電動機として駆動することにより、変速機Tのメインシャフト6の回転数を制御して変速時のショックを軽減する。
【0023】
5) 減速時
減速時には前輪WFL,WFRから逆伝達される駆動力で左右の電動機GML ,GMR の駆動して発電機として機能させ、その回生起電力でキャパシタCを充電する。このとき、ロックアップクラッチLを締結して発電機GMを回生制動し、その回生起電力でキャパシタCを充電することも可能である。
【0024】
6) 後進時
内燃機関Eの運転中であれば、変速機Tを後進変速段にシフトチェンジして内燃機関Eの駆動力で後進走行を行うことができる。また内燃機関Eの停止中であれば、左右の電動機GML ,GMR をキャパシタCの電力で逆転駆動して後進走行を行うことができる。
【0025】
次に、図4および図5に基づいて参考例を説明する。
【0026】
前記実施例のハイブリッド車両Vは、左右の電動機GML ,GMR がそれぞれ左右の前輪WFL,WFRを駆動しているのに対し、参考例のハイブリッド車両Vは、左右の電動機GML ,GMR がそれぞれ左右の後輪WRL,WRRを駆動しており、従って前輪WFL,WFRおよび後輪WRL,WRRは何れも駆動輪となって四輪駆動が可能になる。左右の電動機GML ,GMR と左右の後輪WRL,WRRとの間には、それぞれ遊星歯車機構を用いた減速機11L ,11R が配置される。
【0027】
参考例の変速機Tはハイブリッド車両V用として専用に開発されたもので、前進2段の変速が可能であって後進変速段は備えていない。即ち、変速機Tのメインシャフト6には1速ドライブギヤ12が固定されるとともに、2速ドライブギヤ13が変速クラッチ14を介して支持される。変速機Tのカウンタシャフト15には前記1速ドライブギヤ12に噛合する1速ドリブンギヤ16が一方向クラッチ17を介して支持されるとともに、前記2速ドライブギヤ13に噛合する2速ドリブンギヤ18が固定される。変速機Tのカウンタシャフト15に固定したファイナルドライブギヤ19がディファレンシャル20に設けたファイナルドリブンギヤ21に噛合する。更に、内燃機関Eのクランクシャフト5に二方向クラッチ22が設けられる。二方向クラッチ22は、内燃機関Eの駆動力を遊星歯車機構P側に伝達することが可能であり、かつ遊星歯車機構Pのプラネタリキャリヤ1の正転および逆転が何れも内燃機関E側に逆伝達されないようにするものである。
【0028】
遊星歯車機構Pおよび発電機GMの構造は既に説明した前記実施例と同一である。
【0029】
而して、変速機Tの変速クラッチ14を締結解除した状態では、変速機Tのメインシャフト6の回転は1速ドライブギヤ12、一方向クラッチ17および1速ドリブンギヤ16を介してカウンタシャフト15に伝達されるようになり、1速変速段が確立される。また変速機Tの変速クラッチ14を締結した状態では、メインシャフト6の回転は変速クラッチ14、2速ドライブギヤ13および2速ドリブンギヤ18を介してカウンタシャフト15に伝達されるようになり、2速変速段が確立される。このとき、前記一方向クラッチ17は空転して2速変速段の確立を妨げることはない。
【0030】
また、この変速機Tは後進変速段を備えていないため、後進走行は内燃機関Eを用いることなく、左右の電動機GML ,GMR で左右の後輪WRL,WRRを逆転駆動することにより行われる。このとき、逆転する前輪WFL,WFRの駆動力がディファレンシャル20、ファイナルドリブンギヤ21、ファイナルドライブギヤ19、カウンタシャフト15、一方向クラッチ17、1速ドリブンギヤ16、1速ドライブギヤ12、メインシャフト6、リングギヤ3、プラネタリギヤ4…およびプラネタリキャリヤ1を介してクランクシャフト5に逆伝達され、該クランクシャフト5を逆回転させようするが、二方向クラッチ22がスリップして内燃機関Eが逆回転するのを防止することができる。
【0031】
而して、この参考例によっても、発電機GMの負荷を調整して遊星歯車機構Pの差動量を変化させ、内燃機関Eから前輪WFL,WFRに伝達される駆動力の大きさおよび変速比を制御することに加えて、変速機Tの変速を併せて行うことにより、発電機GMの容量を必要以上に増加させることなく広範囲な変速比を確保することができる。しかも、内燃機関Eで左右の前輪WFL,WFRを駆動し、左右の電動機GML ,GMR で左右の後輪WRL,WRRを駆動するので、四輪駆動を可能にして不整地等における走破性を高めることができる。
【0032】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0033】
例えば、遊星歯車機構Pのプラネタリキャリヤ1、サンギヤ2およびリングギヤ3の3つの要素は、内燃機関E、発電機GMおよびメインシャフト6の3つの要素に任意の組み合わせで接続することができる。またキャパシタCに代えてバッテリを採用することができる。また電動機GML ,GMR は必ずしも発電電動機である必要はなく単なる電動機であっても良い。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、発電機の負荷を変化させて遊星歯車機構の差動量を調整する変速比の制御と、この遊星歯車機構と直列に接続された変速機による変速比の制御とを併用することにより、大負荷を吸収し得る大型の発電機を採用することなく、また主たる駆動源となり得るような大型の電動機を採用することなく、充分な幅の変速比を確保することができる。
【0035】
またロックアップクラッチを締結して内燃機関を遊星歯車機構の出力軸に直結することにより、該遊星歯車機構を差動不能にロックして内燃機関の出力を変速機に直接伝達し、急発進性能や急加速性能を高めることができる。また、車両の発進時には、変速機のシフトポジションをニュートラルにし且つ内燃機関を停止させた状態で電動機の駆動力により車両を発進させることができ、その発進が完了した後は、変速機のシフトポジションをニュートラルにしたまま上記ロックアップクラッチを締結して、蓄電手段の電力で発電機を始動用電動機として駆動することにより内燃機関を始動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るハイブリッド車両の全体構成図
【図2】 図1の要部拡大図
【図3】 作用の説明図
【図4】 参考例に係るハイブリッド車両の全体構成図
【図5】 図4の要部拡大図
【符号の説明】
C キャパシタ(蓄電手段)
E 内燃機関
GM 発電機
GML 電動機
GMR 電動機
L ロックアップクラッチ
P 遊星歯車機構
T 変速機
WFL 前輪(駆動輪)
WFR 前輪(駆動輪)
6 メインシャフト(出力軸)
Claims (1)
- 内燃機関(E)の出力を遊星歯車機構(P)で2分割して、駆動輪(WFL,WFR)に接続された出力軸(6)と、発電機(GM)とを駆動するとともに、その発電機(GM)で発電した電力で、駆動輪(WFL,WFR)に接続された電動機(GML ,GMR )を駆動するハイブリッド車両において、
前記発電機(GM)と発電機能を兼ね備える前記電動機(GM L ,GM R )とで各々発電した電力を蓄電可能な蓄電手段(C)と、前記出力軸(6)の回転を変速して駆動輪(WFL,WFR)に伝達する変速機(T)と、前記遊星歯車機構(P)をロックして内燃機関(E)を前記出力軸(6)に直結するロックアップクラッチ(L)とを備え、
前記電動機(GM L ,GM R )は、前記変速機(T)を介さずに駆動輪(W FL ,W FR )を駆動し得るように駆動輪(W FL ,W FR )に接続され、
車両の発進時には、前記変速機(T)のシフトポジションをニュートラルにし且つ前記内燃機関(E)を停止させた状態で前記電動機(GML ,GMR )の駆動力により車両を発進させ、
その発進が完了した後は、前記変速機(T)のシフトポジションをニュートラルにしたまま前記ロックアップクラッチ(L)を締結して、蓄電手段(C)の電力で発電機(GM)を始動用電動機として駆動することにより前記内燃機関(E)を始動することを特徴とする、ハイブリッド車両。
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