JP3802211B2 - 半導体装置の電極構造、および半導体装置における電極構造の製造方法 - Google Patents

半導体装置の電極構造、および半導体装置における電極構造の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ICやLSIといった半導体チップのバンプ電極に関連する半導体装置の電極構造、および半導体装置における電極構造の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえばTCP(Tape Carrier Package)型の半導体装置においては、半導体チップとフィルム基板とがILB(Inner Lead Bonding)という工程技術によって接合されている。このILBによって接合を図るために、半導体チップの表面には、凸状のバンプ電極が多数形成され、他方、フィルム基板上には、インナーリードという導体パターンが形成されている。このようなバンプ電極とインナーリードとを互いに接合することにより、半導体チップとフィルム基板とが導通接続を保ちながら接合されている。
【0003】
この種の従来における半導体装置の電極構造は、図10に示すように、マッシュルームタイプのバンプ電極25を備えており、この電極構造においては、半導体チップC表面の電極パッド21上に、パシベーション膜22、金属保護膜24、およびバンプ電極25が形成されている。パシベーション膜22は、電極パッド21のパッド面21a外縁部にわずかなオーバラップ領域22aをもって被膜形成され、そのパッド面21aの中央部分は、大きく開けた状態とされている。さらに、パッド面21a中央部分からパシベーション膜22のオーバラップ領域22aにかけては、バリヤメタルと呼ばれる金属保護膜24が被膜形成されており、この金属保護膜24を介してバンプ電極25と電極パッド21との密着性や導電性が良好とされている。バンプ電極25は、プロセス工程において上記パッド面21a外縁部より外側に積層されたレジスト層26を介して上記金属保護膜24上にメッキ処理により生成される。このバンプ電極25は、メッキ処理後レジスト層26を除去することでその除去部分が底面くびれ部25aとなることからマッシュルーム形状を呈している。このマッシュルーム形状のバンプ電極25は、メッキ処理の際、上記パッド面21a外縁部に位置するレジスト層26からはみ出しつつ、盛り上がるような状態で被着生成される。これにより、バンプ電極25の上面外縁部25bは、パッド面21a外縁部において被膜されたパシベーション膜22のオーバラップ領域22aや金属保護膜24、さらにはレジスト層26の盛り上がり形状に相応して膨らんだ形状となっている。このようなバンプ電極25の上面25cとインナーリードとが接合されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のバンプ電極25を有する半導体装置の電極構造では、インナーリードとの接合面となるバンプ電極25の上面25cは、その外縁部25bが膨らんだ形状となっているので、インナーリードとの接合に実質的に寄与する面積が上面全域の面積より小さくなって不十分となることから、インナーリードとバンプ電極25との接合性および導電性が不安定になるという不具合もあった。
【0005】
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、バンプ電極を機械的ストレスに対して堅固な構造としつつ、しかも、インナーリードなどとの接合性および導電性についても良好とすることができる半導体装置の電極構造、および半導体装置における電極構造の製造方法を提供することをその課題とする。
【0006】
【発明の開示】
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0007】
すなわち、本願発明の第1の側面により提供される半導体装置の電極構造は、半導体チップの表面に電極パッドを有し、そのパッド面上に凸状のバンプ電極を備えた半導体装置の電極構造であって、上記電極パッドのパッド面上に、その外縁部にそって環状に延びる溝状の開口部を残存させつつ、そのパッド面の内外域にわたって被膜形成されたパシベーション膜と、上記パシベーション膜の上から上記開口部の内面に被着しつつ、上記電極パッドのパッド面に相対して被膜形成された金属保護膜とを備え、上記バンプ電極は、その底面全域を上記金属保護膜に被着した状態で、その底面全域から直上に伸長されているとともに、当該バンプ電極の上面は、上記開口部に相対する部分に狭小な凹部を有するものの、この凹部以外の部分が平坦化されていることを特徴としている。
【0008】
上記技術的手段が講じられた第1の側面により提供される半導体装置の電極構造によれば、バンプ電極は、その底面全域を金属保護膜に被着した状態で、その底面全域から直上に伸長されており、金属保護膜は、溝状の開口部以外のパシベーション膜と一体となって電極パッドのパッド面上において平坦化されている。つまり、開口部の内面には、金属保護膜が被膜形成されていることから、この開口部を介して金属保護膜により電極パッドとバンプ電極とが導通接続された状態とされている。また、金属保護膜は、上記パッド面上において溝状の開口部以外のパシベーション膜に被膜されて平坦化されていることから、この金属保護膜に被着したバンプ電極の底面も平坦化された状態といえる。したがって、バンプ電極の形状は、その底面全域を平坦とした側面直立状のストレートウォール形状であり、その底面全域が金属保護膜に被着しているので、金属保護膜との接合に寄与するバンプ電極の底面がバンプ電極の断面全体と同じ程度となり、ILBにおける接合時などの機械的ストレスに対してバンプ電極を堅固な構造とすることができる。また、インナーリードなどとの接合面となるバンプ電極の上面は、平坦とされた底面の形状に相応してほぼ平坦となっているので、インナーリードなどの接合対象との接合の際、バンプ電極の上面全域が接合対象の表面に接触することとなり、接合対象とバンプ電極との接合性および導電性について良好とすることができる。また、開口部は、電極パッドのパッド面外縁部にそって環状に延びる溝状に設けられているので、その溝状の開口部に相対してバンプ電極の上面中央部にわずかな溝部を生ずるが、この溝部は、バンプ電極の上面全域に対して小面積であり、しかも上面の他の部分よりもくぼんだ状態であることから、実質的な接合に寄与する面積を減少させることなく、良好な接合状態を保つことができる。
【0009】
金属保護膜としては、TiやCrあるいはPtやNiなどといった多層金属からなる、いわゆるバリヤメタルが適用可能である。
【0014】
また、本願発明の第2の側面により提供される半導体装置における電極構造の製造方法は、半導体チップの表面に電極パッドを有し、そのパッド面上に凸状のバンプ電極を備えた半導体装置における電極構造の製造方法であって、上記電極パッドのパッド面上に、その外縁部にそって環状に延びる溝状の開口部を残存させつつ、そのパッド面の内外域にわたってパシベーション膜を被膜形成するパシベーション膜形成工程と、上記パシベーション膜の上から上記開口部の内面に被着しつつ、上記電極パッドのパッド面に相対して金属保護膜を被膜形成する金属保護膜形成工程と、上記金属保護膜の上に直立状の空間部を残存させつつ、その金属保護膜上に上記バンプ電極の高さにつりあう膜厚のレジスト層を形成するレジスト層形成工程と、上記レジスト層の空間部に金属を被着生成させることにより、上記バンプ電極を形成するバンプ電極形成工程と、上記金属保護膜上に形成されたレジスト層を除去するレジスト層除去工程と、上記バンプ電極以外に被膜形成された金属保護膜を除去する工程とを備えたことを特徴としている。
【0015】
上記技術的手段が講じられた第2の側面により提供される半導体装置における電極構造の製造方法によれば、上記第1の側面により提供される半導体装置の電極構造を実現することができる。
【0016】
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0018】
図1は、本願発明にかかる半導体装置の電極構造の基本的形態についてその断面を示した断面図、図2は、図1に示す電極構造をX方向から示した平面図であって、これらの図に示すように、半導体装置における電極構造は、半導体チップAの表面に形成された電極パッド1、電極パッド1のパッド面1a内外域にわたって被膜形成されたパシベーション膜2、パシベーション膜2に開口形成された開口部3、パシベーション膜2の上から被膜形成された金属保護膜4、および金属保護膜4に被着されたバンプ電極5を具備して構成されている。このバンプ電極5は、ILBによってたとえばインナーリードに接合されるものである。
【0019】
電極パッド1は、ウェハプロセスによって半導体チップAの表面にたとえばAlなどで薄膜形成されたものである。電極パッド1は、そのパッド面1aを略矩形状とする一方、その厚みを略1μm程度として半導体チップAの表面端縁寄りに多数形成されている。このような電極パッド1は、半導体チップAの内部回路と外部のリード端子などとの導通接続を図るためのものである。
【0020】
パシベーション膜2は、上記電極パッド1のパッド面1a上において開口部3を残存させつつ、そのパッド面1a全域から半導体チップAの表面にわったて被膜形成されたものである。パシベーション膜2は、その膜厚を略1μm程度とされ、電極パッド1のパッド面1a上において略1μm程度盛り上がった状態とされている。一方、開口部3は、電極パッド1のパッド面1a中央部に設けられており、その開口形状を一辺略5μm程度より大きい略矩形状に形成されている。つまり、パシベーション膜2は、電極パッド1のパッド面1a上において、わずかに開口部3の部分を残してそれ以外の大部分が平坦化された状態とされている。このようなパシベーション膜2とは、半導体チップAに加えられる熱的ストレスや機械的ストレス、および不純物による汚染から内部回路を保護するために表面形成されたものであり、代表的なものではCVD法(Chemical Vapor Deposition Method)などによって形成される。
【0021】
金属保護膜4は、いわゆるバリヤメタルと呼ばれるものであり、たとえば三層構造により最下層を略2000Å程度のTi、中間層を略1000Å程度のPt、および最上層を略500Å程度のAuとしてスパッタリング法や真空蒸着法などによって形成されたものである。金属保護膜4は、上記パシベーション膜2の上から上記開口部3の内面に被着しつつ、上記電極パッド1のパッド面1aに相対して被膜形成される。つまり、金属保護膜4は、開口部3の内側面3aに位置したパシベーション膜2に被着する一方、開口部3の底面3bに位置した電極パッド1のパッド面1aに略5μm程度の領域をもって被着した状態とされる。したがって、金属保護膜4は、上記パシベーション膜2と同様に開口部3以外の大部分が平坦化された状態とされている。また、金属保護膜4における三層構造の最下層のTiによれば、上記電極パッド1のAlやパシベーション膜2との密着性を良好なものとし、中間層のPtによれば、電極パッド1のAlと後述するバンプ電極5のたとえばAuとの拡散を防止することができる。さらに、最上層のAuによれば、バンプ電極5のAuとの密着性を良好なものとすることができる。つまり、金属保護膜4は、上記電極パッド1と後述するバンプ電極5との密着性および導電性を良好とするために被膜形成されたものである。
【0022】
バンプ電極5は、半導体チップAの表面における電極パッド1のパッド面1aに相対する位置において凸状に形成されており、先に述べたように、バンプ電極5は、インナーリードなどと直接接合されるものである。バンプ電極5は、たとえばAuによりメッキ処理によって上記金属保護膜4に被着され、全体的な平面視形状を一辺40μm程度の略矩形状として、その厚みを略20μm程度に伸長生成される。つまり、バンプ電極5は、その底面5a全域から直上に伸長生成された形状のいわゆるストレートウォール形状を呈しており、上記開口部3に相対する部分以外の上面5b大部分が平坦化されている。また、バンプ電極5は、その上面5b中央部に全体に比べて狭小な凹部5cを有し、その凹部5c以外の平坦な上面5b大部分がインナーリードなどの表面に異方性導電接着剤などを介して接合されることとなる。
【0023】
次に、上記基本的構成を有する半導体装置における電極構造の製造方法について、図3ないし図7を参照して説明する。
【0024】
まず、図3は、半導体チップAの表面に電極パッド1が形成された状態にあって、さらにその表面上にCVD法などによってパシベーション膜2を被膜形成する。この際、電極パッド1のパッド面1a中央部に開口部3を残存させた状態でパシベーション膜2が被膜形成される。このような工程をパシベーション膜形成工程(1)と呼ぶ。
【0025】
上記パシベーション膜形成工程(1)の後、図4に示すように、パシベーション膜2の上からスパッタリングによって金属保護膜4を被膜形成することにより、電極パッド1のパッド面1aに相対して金属保護膜4を被膜させた状態とする。このような工程を金属保護膜形成工程(2)と呼ぶ。
【0026】
上記金属保護膜形成工程(2)の後、図5に示すように、フォトリソグラフィ法などによってレジスト層6を形成する。この際、電極パッド1のパッド面1aに相対する金属保護膜4の上には、直立状の空間部6aが残存された状態で、それ以外の金属保護膜4上にレジスト層6が形成される。また、上記空間部6aにおける内側面6bの高さhは、その空間部6aに上記バンプ電極5が形成されることから、バンプ電極5の厚みとほぼ同一となるように膜厚調整されている。このような工程をレジスト層形成工程(3)と呼ぶ。
【0027】
上記レジスト層形成工程(3)の後、図6に示すように、メッキ処理によってたとえばAuを上記空間部6aに被着生成させる。これにより、Auからなるバンプ電極5が形成されるが、このバンプ電極5の底面5aに相当する部分が平坦化された金属保護膜4の上に被着しつつ伸長生成されるため、バンプ電極5の上面5bも凹部5cを除いてほぼ平坦化されている。このようなメッキ処理による工程をバンプ電極形成工程(4)と呼ぶ。
【0028】
上記バンプ電極形成工程(4)の後、金属保護膜4上に形成された上記レジスト層6を除去することにより、ストレートウォール形状のバンプ電極5が現れることとなる。このような工程をレジスト層除去工程(5)と呼ぶ。
【0029】
上記レジスト層除去工程(5)の後、最終的にバンプ電極5との接合に関与しない金属保護膜4をエッチングによって除去し、熱処理工程などを経て図1に示すような最終形態の電極構造が形成されることとなる。
【0030】
次に、上記半導体装置Aの電極構造の作用について、特に図1を参照して説明する。
【0031】
図1に示すように、バンプ電極5は、電極パッド1のパッド面1aと相対する位置において、その底面5a全域を金属保護膜4に被着した状態とされている。また、バンプ電極5は、パシベーション膜2に開口形成された開口部3の金属保護膜4を介して電極パッド1と導通接続された状態とされている。これにより、半導体チップAの内部回路は、電極パッド1、開口部3における金属保護膜4、およびバンプ電極5を介して外部のインナーリードなどと接続された状態といえる。
【0032】
さらに、バンプ電極5は、その上面5bにおける凹部5cを除いた大部分が平坦化されており、その上面5bのほぼ全域にわたってインナーリードなどが接合されることから、そのような接合に実質的に寄与する面積が十分に確保されているといえる。
【0033】
このようなバンプ電極5の全体形状は、その底面5a全域を平坦とした側面直立状のストレートウォール形状であり、その底面5a全域が金属保護膜4に被着している。そのため、ILBなどによる接合の際に圧着力が底面5a全域において受け止められることとなり、しかも、そのような底面5a全域において金属保護膜4との密着力が十分に発揮されることとなる。
【0034】
したがって、このような基本的構成を備えた半導体装置の電極構造によれば、バンプ電極5の形状がストレートウォール形状であり、その底面5a全域が金属保護膜4に被着しているので、ILBなどにおける接合時の機械的ストレスに対してバンプ電極5を堅固な構造とすることができる。
【0035】
また、インナーリードなどとの接合面となるバンプ電極5の上面5bは、狭小な凹部5cを除く大部分が底面5aの形状に相応して平坦とされているので、インナーリードなどの接合対象との接合の際、バンプ電極5の上面5b全域が接合対象の表面に接触することとなり、接合に際して実質的に寄与する面積が十分に確保されていることから、バンプ電極5と接合対象との接合性および導電性について良好とすることができる。
【0036】
上記説明した基本的形態に基づき、本願発明にかかる半導体装置の電極構造の好ましい実施形態としては、図8および図9に示すようなものとなる。このような電極構造においては、電極パッド11のパッド面11aの外縁部にそった位置のパシベーション膜12に、環状に延びる溝状の開口部13を設けたものである。この場合、バンプ電極15と電極パッド11とは、パシベーション膜12に溝状に開口形成された開口部13の金属保護膜14を介して導通接続された状態にあるので、溝状とされた開口部13によって導通接続に寄与する面積が大きく確保される結果、バンプ電極15と電極パッド11との密着性および導電性を著しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明にかかる半導体装置の電極構造の基本的形態について、その断面を示した断面図である。
【図2】 図1に示す電極構造をX方向から示した平面図である。
【図3】 図1に示す電極構造の製造方法について、パシベーション膜形成工程を示した説明図である。
【図4】 図1に示す電極構造の製造方法について、金属保護膜形成工程を示した説明図である。
【図5】 図1に示す電極構造の製造方法について、レジスト層形成工程を示した説明図である。
【図6】 図1に示す電極構造の製造方法について、バンプ電極形成工程を示した説明図である。
【図7】 図1に示す電極構造の製造方法について、レジスト層除去工程を示した説明図である。
【図8】 本願発明にかかる半導体装置の電極構造の好ましい実施形態について、その断面を示した断面図である。
【図9】 図8に示す電極構造をY方向から示した平面図である。
【図10】 従来の半導体装置の電極構造について、その断面を示した断面図である。

Claims (2)

  1. 半導体チップの表面に電極パッドを有し、そのパッド面上に凸状のバンプ電極を備えた半導体装置の電極構造であって、
    上記電極パッドのパッド面上に、その外縁部にそって環状に延びる溝状の開口部を残存させつつ、そのパッド面の内外域にわたって被膜形成されたパシベーション膜と、
    上記パシベーション膜の上から上記開口部の内面に被着しつつ、上記電極パッドのパッド面に相対して被膜形成された金属保護膜と、
    を備え、
    上記バンプ電極は、その底面全域を上記金属保護膜に被着した状態で、その底面全域から直上に伸長されているとともに、当該バンプ電極の上面は、上記開口部に相対する部分に狭小な凹部を有するものの、この凹部以外の部分が平坦化されていることを特徴とする、半導体装置の電極構造。
  2. 半導体チップの表面に電極パッドを有し、そのパッド面上に凸状のバンプ電極を備えた半導体装置における電極構造の製造方法であって、
    上記電極パッドのパッド面上に、その外縁部にそって環状に延びる溝状の開口部を残存させつつ、そのパッド面の内外域にわたってパシベーション膜を被膜形成するパシベーション膜形成工程と、
    上記パシベーション膜の上から上記開口部の内面に被着しつつ、上記電極パッドのパッド面に相対して金属保護膜を被膜形成する金属保護膜形成工程と、
    上記金属保護膜の上に直立状の空間部を残存させつつ、その金属保護膜上に上記バンプ電極の高さにつりあう膜厚のレジスト層を形成するレジスト層形成工程と、
    上記レジスト層の空間部に金属を被着生成させることにより、上記バンプ電極を形成するバンプ電極形成工程と、
    上記金属保護膜上に形成されたレジスト層を除去するレジスト層除去工程と、
    上記バンプ電極以外に被膜形成された金属保護膜を除去する工程と、
    を備えたことを特徴とする、半導体装置における電極構造の製造方法。
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