JP3800667B2 - 風呂装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽に適温の湯を落とし込むことができる風呂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の技術としては、風呂の注湯の際に簡単に温度を調節するものとしては、注湯する配管路上に温度センサを設け、その検出温度をフィードバックして注湯温度を制御するものが知られている。
【0003】
また、浴槽への注湯の際に注湯を速くするために両搬送方式のものが知られている。両搬送方式のものとは、その一例として掲げると浴槽の循環回路にフロバイパス路を設け、そのバイパス路と循環回路との接続部に三方弁を配置し、浴槽への注湯時には三方弁をバイパス側に利用して、循環回路の往路及び戻路の両方の配管を利用して、多量の湯を浴槽に注湯し得るようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来このようなものが存在するものの、従来のものでは単に注湯を行う配管に温度センサを設けてフィードバック制御をするようにしたものでは、温度センサが異常となったり、また経年変化によりずれた値を検出するようになった場合には、実際とは異なった値に基づいてフィードバック制御してしまい適切な制御ができず問題となる場合が考えられる。このような場合に対応するものとして入水温度、湯の温度、加熱量等種々の情報に基づいて予測制御を併せて行う方法も考えられるが、そのようなものでは多数のセンサ、複雑な演算予測制御の追加が必要となり、更に簡便なものが望まれていた。
【0005】
また、従来の両搬送により浴槽に注湯を行うようにしたものでは、三方弁が異常にロックしてしまったようなときには、適切な注湯、浴槽の湯の循環に不都合をきたす場合があり問題となっていた。
【0006】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、簡便な手段により温度センサの異常、三方弁の異常等の注湯についての異常を確実に判別し得るようにした風呂装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、浴槽の湯を取り出して給湯器の追焚加熱手段に送るためのフロ往路と前記追焚加熱手段により加熱された湯を浴槽に戻すためのフロ戻路とからなるフロ循環回路及び前記フロ往路とフロ戻路との間に連結されたフロバイパス路とからなる風呂側回路と、前記フロ往路または前記フロ戻路と前記フロバイパス路との接続部に設けられた三方弁と、前記フロ往路と前記フロバイパス路との連結部よりも前記浴槽側であって前記フロ往路上に設けられた第1の温度センサと、前記フロ戻路と前記フロバイパス路との連結部よりも前記浴槽側であって前記フロ戻路上に設けられた第2の温度センサと、前記給湯器からフロ落とし込み路を介して前記フロバイパス路に湯が供給されるようにして、または前記給湯器からフロ落とし込み路を介して前記フロ往路もしくはフロ戻路のうちの前記フロバイパス路よりも前記追焚加熱手段側に湯が供給されるようにして、前記風呂側回路に供給されてきた湯を前記フロ往路及び前記フロ戻路の双方を通して前記浴槽に注湯させる動作を制御する注湯制御手段と、前記浴槽への注湯時において前記第1の温度センサと第2の温度センサとのそれぞれによって検出される湯温を比較し、それらの温度差が予め定められた許容範囲を超えているときには、前記注湯が異常であると判別する異常判別手段と、を具備していることを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、両搬送により浴槽に注湯を行うものにおいて、フロ往路とフロ戻路の各々に温度センサを設け、フロ注湯制御手段による注湯制御の際に各々のセンサによって検出される湯温を比較することにより、注湯の異常が検出される。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記異常判別手段は、前記浴槽への注湯を一時中断したとき、または注湯を終了した後において、前記浴槽の湯が前記フロ往路、前記フロ戻路、および前記フロバイパス路を利用して循環される際にも、前記第1の温度センサと第2の温度センサとのそれぞれによって検出される湯温の差が予め定められた許容範囲内であるか否かを判断し、前記湯温の差が許容範囲内であるときには前記第1の温度センサおよび第2の温度センサは正常であると判別する一方、許容範囲外であるときには前記第1の温度センサおよび第2の温度センサは異常であると判別するように構成されている。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、フロ往路、フロ戻路を利用して浴槽の湯を循環させるときに、各々の温度センサによって検出された温度のチェックを行い、このときに温度センサの異常チェックが行なわれる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1が本発明の風呂装置が適用された給湯器の構成を示したものである。これは浴槽に湯を提供したり、また浴槽の湯を追焚加熱したりするものである。その概略を説明すると、図1に示すように、まず給湯器1は貯湯型のものであり、給湯器1は、貯湯缶体10と、その下方に配設される燃焼室20と、その上方に配設される排気機構30と、前記燃焼室20に臨むバーナ21等からなる。
【0012】
貯湯缶体10は内部が貯湯されるようになっており、また外部からの熱交換コイル11が内部に通されて、いわゆるセミ貯湯缶体となっている。この熱交換コイル11は風呂追い焚き回路等の一部とされている。また、貯湯缶体10には入水路31と出湯路32が接続され、入水と出湯が行えるようになされている。
【0013】
また貯湯缶体10には内部の貯湯の温度を検出する貯湯温度センサ12が設けられている。また貯湯缶体10自体の温度を検出して、貯湯缶体10が例えば空焚きにより過熱状態になった場合には、運転を停止させるための缶体温度センサ13が設けられている。
【0014】
前記バーナ21は、石油等の噴霧ノズル22、点火器23、送風器24からなる。これらは、例えばリモコン60からの指令に基づき、給湯器の前記貯湯温度センサ12等の各センサ類からの情報を受けて、所定の制御ソフトウェアにより、所定の制御動作をバーナ21やその他の装置各部に対して指令する。
【0015】
また、給湯器1では、市水等が入水され貯湯缶体10に供給するための入水路31が貯湯缶体10に接続され、貯湯缶体10内の湯が使用され減ったときに入水路31により供給される。そして、貯湯缶体10から湯を水栓33に供給したり風呂側に供給したりするための出湯路32が接続されている。入水路31と出湯路32との間には給湯バイパス路34が接続され、この給湯バイパス路34には比例弁35が設けられており、比例弁35により入水路31及び給湯バイパス路34を通して供給される水と出湯路32を通して供給される湯との混合比を調節して適切な温度で風呂側に湯を供給している。風呂側に湯を供給するのが落とし込み路37であり、落とし込み路37は給湯バイパス路34との接続点よりも下流側で出湯路32と接続され、落とし込み電磁弁38が配置されており、その開・閉により落とし込みの実行・停止を切り換えている。
【0016】
風呂側では、浴槽40から貯湯缶体10と熱交換を行う熱交換コイル11への往路41と、熱交換コイル11から浴槽40への戻路42が設けられ、往路41及び戻路42とで追い焚きを行う循環回路43が構成されている。また、往路41と戻路42との間にはフロバイパス路44が配置され、このフロバイパス路44に落とし込み路37が接続されている。フロバイパス路44と往路41との接続部には三方弁45が配置されており、この三方弁45を切り換えることにより、フロ落とし込み時にはフロバイパス路44、三方弁45、往路41を通して、またフロバイパス路44、戻路42を通して浴槽に湯を供給し、追い焚き時にはフロバイパス路44と往路41とを遮断し、熱交換コイル11側と連通して循環回路43により追い焚きを可能としている。
【0017】
また、フロ循環回路43を構成する往路41上には、浴槽40の水位を検出するための例えば圧力センサでなる水位センサ46、循環回路43に浴槽の湯を循環させるための循環ポンプ47、循環回路43における循環の流れを検出する水流スイッチ48、浴槽の湯の温度を検出するためのフロ温度センサ49を備えている。戻路42上には、戻路に流れる水あるいは湯の温度を検出するための注湯温度センサ50を備えている。
【0018】
次に、給湯器1を操作指示するためのリモートコントローラについて説明する。図2は、その外観を示している。このリモートコントローラ60は、例えば浴室に設けられ浴室から操作指示するものである。
【0019】
図2に示すように、リモートコントローラ60には、表示部61、操作部62が設けられ、表示部61には浴槽の湯の温度情報、水位情報等が表示されており、操作部62には運転スイッチ63、自動スイッチ64、あったかスイッチ65等の操作スイッチが設けられている。あったかスイッチ65が追い焚き加熱を行い浴槽の温度を上昇させるスイッチである。
【0020】
次に、この給湯器1を制御しているコントローラ70について説明する。コントローラ70は、例えばリモートコントローラ60の操作に基づいて給湯器1を制御したり、給湯器の動作を制御するものである。コントローラ70の構成を示したのが図3である。図3に示すように、コントローラ70は制御部71と記憶部80とで構成され、コントローラ70にはリモートコントローラ60が接続されていると共に、フロ温度センサ49、注湯温度センサ50等の各種センサ、循環ポンプ47等の各種駆動部が接続されている。
【0021】
制御部71は、注湯制御手段72、追焚制御手段73、異常判別手段74、異常処理手段75、及びその他の制御手段76とからなっている。注湯制御手段72は、浴槽40に湯の落とし込み等を制御するものであり、温度センサ49、50の検出情報に基づいて比例弁35の開度を制御することにより入水路31の水と出湯路32の湯とを混合して所定の温度で落とし込み動作を行うものである。追焚制御手段73は、浴槽40の湯を循環回路43及び熱交換コイル11により加熱して温度上昇をさせる動作を制御するものである。
【0022】
異常判別手段74は、注湯制御手段72、追焚制御手段73等による動作が正常に動作しており異常がないか否か、あるいは各種センサ、駆動部等に異常がないかを判別する手段である。異常処理手段75は、異常判別手段74により異常が検出されたときには安全動作を行ったり、動作を停止させ、異常内容を報知したりする手段である。その他の制御手段76は、上述以外の制御を行う手段であり各種センサを監視したり、データの伝送制御をしたりする手段である。
【0023】
記憶部80は、各制御手段の動作を行うプログラムを記憶したり、各種センサの検出値を一時記憶したり、あるいはリモートコントローラ60による設定温度等の指示内容を記憶したり、種々の情報を記憶している。
【0024】
次に、本発明の動作について図4のフローチャートを参照して説明する。リモートコントローラ60の自動スイッチ64が操作されたとき、あるいはリモートコントローラ60により設定された予約運転による動作時間になれば、浴槽へ落とし込み動作を行うために、注湯制御手段72が注湯動作を開始する。注湯制御手段72が浴槽に注湯を行う際には、落とし込み電磁弁38を開とし、注湯温度センサ50の温度を監視しつつフィードバック制御により比例弁35の開度を調節して、入水路31の水と出湯路32の湯との混合比率を調節して浴槽に注湯する注湯温度を調節するようになっている。
【0025】
そして、この注湯の際にはまず、三方弁45を両搬送の位置にセットする(ステップS1)。すなわち、三方弁45をフロバイパス路44と往路41の浴槽40の側とのみが連通状態となるように切り換える。これにより落とし込み路37、フロバイパス路44を通して落とし込まれて来た湯が戻路42及び往路41の双方を通じて浴槽40に注湯される。そして、注湯制御手段72が浴槽40に設定水位、設定温度となるように注湯動作を行う。
【0026】
この注湯動作と同時に、異常判別手段74が注湯動作において異常がないかどうかを判別チェックしている。浴槽40に注湯を開始してから20リットル注湯した後から異常判別の動作を開始する(ステップS2)。
【0027】
20リットル注湯が終了すれば、まず注湯温度センサ50が検出した温度である注湯サーモ温とリモートコントローラ60により設定された設定温度との関係とチェックする(ステップS3)。注湯温度センサ50の検出温度が、設定温度+その許容範囲B℃(例えば1℃)よりも高ければ、その状態が10L継続しているか否かを判別し(ステップS8)、10L継続すればステップS3に戻り、10L継続していなければ注湯制御手段72により適切な注湯ができず、高温注湯状態として安全動作に移行し、注湯動作を停止してその旨のエラー表示を行う(ステップS9)。
【0028】
ここで、ステップS8において10L継続を条件とするのは、入水路31に供給される市水の温度の変動により一時的には注湯温度が変動する場合もありうるからである。
【0029】
ステップS3において、注湯温度センサ50の検出温度が、設定温度+B℃以下であれば、次にフロ温度センサ49についても同様のチェックを行う。すなわち、フロ温度センサ49が検出した温度であるフロサーモ温とリモートコントローラ60により設定された設定温度との関係をチェックする(ステップS4)。フロ温度センサ49の検出温度が、設定温度+その許容範囲B℃(例えば1℃)よりも高ければ、その状態が10L継続しているか否かを判断し(ステップS8)、10L継続していなければステップS3に戻り、10L継続していれば注湯制御手段72により適切な注湯ができず、高温注湯状態として安全動作に移行し、注湯動作を停止してその旨エラー表示を行う(ステップS9)。
【0030】
このように、注湯温度センサ50及びフロ温度センサ49の双方のセンサにより、異常高温注湯しないように監視しているのできわめて安全、確実な注湯制御が行い得る。
【0031】
ステップS3、S4において、設定温度の許容範囲内であれば、次に注湯温度センサ50とフロ温度センサ49の検出温度差が、所定温度(例えば1℃)以内か否かを判別する(ステップS5)。
【0032】
フロ注湯の際には、注湯温度センサ50とフロ温度センサ49とが検出する温度は、共に落とし込み路37から注湯される湯を検出するためほぼ同じ温度になるはずである。これらのセンサ50、49の検出温度差が所定範囲内であれば正常注湯中と判断し(ステップS6)、注湯が終了していなければステップS3に戻り、設定水位になれば注湯を終了する(ステップS7)。ステップS5、S8において、注湯温度センサ50とフロ温度センサ49の検出温度差が所定温度範囲異常の状態が所定流量(例えば10L)継続すれば異常判別手段74が注湯異常と判断し、安全動作を行って終了する(ステップS9)。
【0033】
ここで、ステップS5、S8において、注湯異常と判断される場合としては、三方弁45が固着してしまってフロバイパス路44と往路41とが連通状態になく、フロバイパス路44と往路41とが遮断されている場合等、主として三方弁45の異常による場合である。その他、温度センサ49、50の異常の場合もある。しかし、次に説明するチェック動作にて温度センサ49、50の正常状態がチェックされている場合には三方弁45の異常と特定することができる。
【0034】
次に、異常判別手段74が行うもう1つの異常判別動作を図5のフローチャートを参照して説明する。注湯途中に浴槽の水位を検出するため等の理由により、一旦注湯を中断し循環ポンプをオンし循環判定し、水位検出センサ46により水位を検出し、及び、フロ温度センサ49により浴槽の温度を判定して注湯状態を確認し、再度注湯を継続する動作が行われている。この際にフロ温度センサ49と注湯温度センサ50とで相互にチェックをし、双方のセンサ49、50が正常か否かを判断している。また、浴槽への注湯終了後であっても定期的に循環ポンプ47をオンして循環判定を行い、浴槽40内の温度、水位等を判別しており、この際にも双方のセンサ49、50の相互のチェックを行っている。
【0035】
具体的には図5に示すように、まず循環回路においての循環時か否かを判断し(ステップS11)、循環時であれば循環ポンプ47を駆動する(ステップS12)、このとき、注湯判定時であれば、落とし込み電磁弁38が閉となり、三方弁45はフロバイパス路44と往路41とが連通状態であるので往路41、フロバイパス路44及び戻路42にて循環される。
【0036】
そして、循環ポンプ47を駆動してから25秒経過するのを待って(ステップS13)、フロ温度センサ49及び注湯温度センサ50による温度検出を行う(ステップS14)。このときフロ温度センサ49による検出温度をT1、注湯温度センサ50による検出温度をT2とする。次に、フロ温度センサ49と注湯温度センサ50との温度差|T1−T2|が所定値以内か判断する(ステップS15)。所定値以内であれば両方のセンサ49、50は正常と判断し、次に循環判定が終了したか否かを判断し、終了でなければステップS14に戻る。例えば、循環判定に必要な所定時間経過したこと等により循環判定は終了し循環ポンプ47をオフして終了する(ステップS16)。
【0037】
ステップS15において、フロ温度センサ49と注湯温度センサ50との温度差|T1−T2|が所定値を越えるときには、その状態が所定時間(あるいは所定流量)継続したかを判断し(ステップS17)、継続しなければステップS15に戻り、継続すればフロ温度センサ49あるいは注湯温度センサ50のいずれかが異常状態であると判断し、エラー報知等の安全動作を行って終了する(ステップS18)。
【0038】
このように注湯制御手段72による注湯動作の際に三方弁45による異常、フロ温度センサ49、注湯温度センサ50の異常等、各種異常を異常判別手段74が判別することができ、動作中に同時に正常動作か、異常動作かを確実に判別することができる。
【0039】
なお、上記実施形態では貯湯型のタイプのものについて説明したが、オイル、ガス等により加熱燃焼して浴槽に給湯落とし込みするものに適用するものであってもよく、その方式は種々のものに適用できることはもちろんのことである。
【0040】
また、上記実施形態の風呂側回路では、フロバイパス路44とフロ往路41との接続部に三方弁45を配置する具体例で説明したが、三方弁45をフロバイパス路44とフロ戻路42との接続部に配置するようにしてもよい。その場合にはフロバイパス路44とフロ往路41との連通状態が、フロバイパス路44とフロ戻路42との連通状態に対応する。
【0041】
また、上記実施形態においては、フロ落とし込み路37をフロバイパス路44に接続したものの具体例について説明したが、フロ落とし込み路37をフロ往路41(あるいはフロ戻路42)上であって、フロバイパス路44よりも熱交換コイル11側に接続するようにしたものであてもよい。但し、その場合には両搬送時に三方弁45の浴槽40側、フロバイパス路44側、及びフロ落とし込み路37との接続部側を連通状態とする必要がある。
【0042】
また、上記実施形態の図4のステップS3、S4では、各温度センサ49、50の高温側のチェックのみを行っているが、低温側のチェックを行うようにしてもよい。例えば、風呂設定温度−A℃<=注湯サーモ温(フロサーモ温)<=風呂設定温度+B℃、というようにしてもよい。
【0043】
また、上記実施形態の図4のステップS2、S8においては所定流量の経過(あるいは継続)を条件としているが、所定時間の経過(あるいは継続)を条件としてもよい。また、図5のステップS13、S17において所定時間の経過(あるいは継続)を条件としているが、所定流量の経過(あるいは継続)を条件とするようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、両搬送により浴槽に注湯を行うものにおいて、フロ往路とフロ戻路の各々に温度センサを設け、フロ注湯制御手段による注湯制御の際に各々のセンサによって検出される温度に基づき、注湯の異常を検出することができる効果がある。
【0045】
請求項2記載の発明によれば、両搬送により浴槽に注湯を行うものにおいて、フロ往路とフロ戻路の各々に温度センサを設け、フロ往路、フロ戻路により浴槽の湯を循環させるときに、各々の温度センサによって検出される温度に基づき、温度センサの異常チェックを行うことができる。そして、両搬送による注湯制御の際に各々のセンサを相互に監視することにより、注湯と循環路との切替えを行う三方弁の異常チェックを行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された一例の説明図である。
【図2】リモートコントローラの説明図である。
【図3】本発明の制御ブロックの説明図である。
【図4】注湯時の異常判別の動作を示すフローチャートである。
【図5】温度センサのチェック動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 給湯器
10 貯湯缶体
11 熱交換コイル(追焚加熱手段)
20 燃焼室
37 フロ落とし込み路
38 フロ落とし込み電磁弁
40 浴槽
41 フロ往路
42 フロ戻路
43 循環回路
44 フロバイパス路
45 三方弁
47 循環ポンプ
48 水流スイッチ
49 フロ温度センサ
50 注湯温度センサ
60 リモートコントローラ
70 コントローラ
71 制御部
72 注湯制御手段
73 追焚制御手段
74 異常判別手段
75 異常処理手段
80 記憶部

Claims (2)

  1. 浴槽の湯を取り出して給湯器の追焚加熱手段に送るためのフロ往路と前記追焚加熱手段により加熱された湯を浴槽に戻すためのフロ戻路とからなるフロ循環回路及び前記フロ往路とフロ戻路との間に連結されたフロバイパス路とからなる風呂側回路と、
    前記フロ往路または前記フロ戻路と前記フロバイパス路との接続部に設けられた三方弁と、
    前記フロ往路と前記フロバイパス路との連結部よりも前記浴槽側であって前記フロ往路上に設けられた第1の温度センサと、
    前記フロ戻路と前記フロバイパス路との連結部よりも前記浴槽側であって前記フロ戻路上に設けられた第2の温度センサと、
    前記給湯器からフロ落とし込み路を介して前記フロバイパス路に湯が供給されるようにして、または前記給湯器からフロ落とし込み路を介して前記フロ往路もしくはフロ戻路のうちの前記フロバイパス路よりも前記追焚加熱手段側に湯が供給されるようにして、前記風呂側回路に供給されてきた湯を前記フロ往路及び前記フロ戻路の双方を通して前記浴槽に注湯させる動作を制御する注湯制御手段と、
    前記浴槽への注湯時において前記第1の温度センサと第2の温度センサとのそれぞれによって検出される湯温を比較し、それらの温度差が予め定められた許容範囲を超えているときには、前記注湯が異常であると判別する異常判別手段と、
    を具備していることを特徴とする風呂装置。
  2. 前記異常判別手段は、前記浴槽への注湯を一時中断したとき、または注湯を終了した後において、前記浴槽の湯が前記フロ往路、前記フロ戻路、および前記フロバイパス路を利用して循環される際にも、前記第1の温度センサと第2の温度センサとのそれぞれによって検出される湯温の差が予め定められた許容範囲内であるか否かを判断し、前記湯温の差が許容範囲内であるときには前記第1の温度センサおよび第2の温度センサは正常であると判別する一方、許容範囲外であるときには前記第1の温度センサおよび第2の温度センサは異常であると判別するように構成されている、請求項1に記載の風呂装置。
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