JP3800115B2 - 過電流検出機能付き負荷駆動回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、負荷電流の過電流検出機能を備えた負荷駆動回路に関し、特に通電開始時に突入電流を生ずる負荷の過電流検出に好適な回路技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
パワーMOSFET、パワートランジスタ、IGBT等を負荷電流開閉用スイッチング素子として用いた負荷駆動回路には、負荷短絡等による過大電流からスイッチング素子を保護するための過電流検出回路が設けられることが多い。この過電流検出は通常、負荷電流をセンス抵抗を用いて電圧に変換し、検出された電圧を過電流判定のしきい値電圧と比較する方法で行われる。ところが、負荷が白熱ランプやソレノイド等の場合には、通電開始時に大きな突入電流が流れる。このような場合に、しきい値電圧を定常時の負荷電流を基準に設定しておいたのでは、通電開始の突入電流が過電流と判定されてしまい都合が悪い。
【0003】
この不都合を回避する一つの方法は、通電開始直後の突入電流の流れる期間中は過電流検出を行わないことである。しかし、この方法では通電開始前から負荷が短絡していたような場合に、スイッチング素子が破壊されてしまう。これを改善した方法として、図9に示すように通電開始直後は過電流検出レベルを高く設定し、突入電流が減少する時間に合わせて過電流検出レベルを低い値に切り換える方法がある。
【0004】
図10は、このような方法を実現するために構成された負荷駆動回路の一例である。図10においては、並列接続されたNMOSスイッチング素子Q100、Q101が、共通接続されたゲート端子100に加えられる通電指令信号によって負荷101に流れる電流を開閉する。この場合、スイッチング素子Q100の素子面積をQ101より大きく形成しておく。すると大部分の負荷電流はスイッチング素子Q100を流れ、Q101の方には負荷電流の一部のみが分流する。その分流比は概ね素子の面積に比例した一定値となるので、スイッチング素子Q101に流れる電流を、そのドレイン側に接続したセンス抵抗R100により電圧に変換すると、負荷電流に比例した電圧Vlが得られる。
【0005】
一方、過電流検出レベルを決めるしきい値電圧Vrは、電圧Vddを抵抗R102と、接地側に接続された抵抗R103、R104a等からなる抵抗群の作る抵抗値とで分圧して生成される。そしてしきい値電圧Vrを変化させるため、スイッチング素子Q102a等でもって通電開始からの経過時間に応じて抵抗104a等を切り換え、図9中に示すような階段状の過電流検出レベル(しきい値電圧Vr)を作りだしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこの回路方式では、過電流検出レベルを階段状に切り換えることはできても、突入電流波形に合わせて連続的に変化させることはできない。連続的なカーブにするには、分圧比の切り換えを細かくする必要があり、そのためには分圧用抵抗とスイッチング素子の数Nを増さねばならない。そうすると部品点数が増加し、切り換えのためのタイミング信号発生回路が複雑化する。また集積化のため同一半導体基板上にこれらの回路を形成する場合、基板面積が増大するという問題も生ずる。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決することを課題とするものであって、より特定すれば、本来の過電流検出機能を損なうことなく、過電流検出レベルの設定、変更が容易である過電流検出機能を備えた負荷駆動回路、並びに通電開始時の突入電流を過電流として検出することのない過電流検出機能を備えた負荷駆動回路を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1記載の負荷駆動回路は、第1の電流源と、第1、第2のカレントミラー回路と、第1、第2のNMOSトランジスタと、第1、第2の抵抗と、コンパレータと、タイミング信号発生回路と、を具備する負荷駆動回路であって、前記タイミング信号発生回路は外部から入力される負荷駆動信号を受けて前記第1の電流源に対して一定時間だけ高電流を出力する電流値指令信号を送出し、該電流値指令信号の立ち上がりから一定時間だけ遅れて前記第1、第2のNMOSトランジスタに対して通電指令信号を送出するように構成されており、前記第1の電流源は前記高電流を出力する電流値指令信号を受けていない間は予め定めた一定電流を出力し、電流値指令信号を受けている間は予め定めた高電流を出力するように構成されており、前記第1のカレントミラー回路は前記第1の電流源の出力電流を一定倍率した電流を出力するように構成されており、前記第2のカレントミラー回路は前記第1のカレントミラー回路の出力電流を一定倍率した電流を出力するように構成されており、前記第1、第2のNMOSトランジスタはゲート共通、ソース共通に接続され、前記タイミング信号発生回路の出力する通電指令信号により前記共通ソースに接続された負荷の電流を開閉するものであって該電流を一定比率で分担するように構成されており、前記第1の抵抗は前記第2のカレントミラー回路の出力に接続されて両端間に該第2のカレントミラー回路の出力電流に比例する電圧を生成するように構成されており、前記第2の抵抗は前記第2のNMOSトランジスタのドレインに接続されて両端間に該第2のNMOSトランジスタに流れる電流に比例する電圧を生成するように構成されており、前記コンパレータは前記第2の抵抗の両端の電圧が前記第1の抵抗の両端の電圧よりも大である場合に過電流信号を出力するように構成されていることを特徴とする負荷駆動回路である。
【0009】
このような負荷駆動回路は、負荷に正常な突入電流が流れる期間中は過電流検出のしきい値を高くするので、正常な突入電流を過電流と誤って検出することがない。また、過電流検出のしきい値を高める指令信号を送出した後、一定時間遅れて負荷を駆動する通電指令信号を送出するように構成しているので、突入電流が流れ始めるタイミングでは既にしきい値が高い値となっている。通電指令信号としきい値を高める指令信号を同時に出力した場合には、回路の遅延時間のバラツキから突入電流の開始部分で誤って過電流が検出される場合が起こり得るが、本構成ではしきい値を高める指令信号を先行させているのでそのような誤検出を防止できる。更に、負荷を駆動していない期間における過電流検出のしきい値を例えば、定常時の負荷電流以上に維持する。従って、負荷電流が流れていない期間に、ノイズ等によって過電流検出信号が出力されることを防止できる効果も奏する。
【0010】
請求項2記載の負荷駆動回路は、請求項1記載の構成における第2のカレントミラー回路を省略し、第1のカレントミラー回路の出力電流を直ちに第1の抵抗に流すようにしたものである。負荷駆動開始のタイミング、負荷を駆動していない時の過電流検出しきい値は請求項1の構成と同じである。従って、請求項1に記載の負荷駆動回路と同様の効果を奏する。
【0011】
また、請求項3記載の負荷駆動回路は、請求項1または2に記載の負荷駆動回路であって、前記第1の電流源は前記高電流を出力する電流値指令信号を受けていない間は予め定めた一定電流を出力し、電流値指令信号を受けた場合にはその信号の立ち上がり時より、一次遅れ回路のインパルス応答波形に類似した波形を持つ電流パルスを前記一定電流に重畳して出力するように構成されていることを特徴とする負荷駆動回路である。
【0012】
本構成の負荷駆動回路は、過電流検出のしきい値が負荷への正常突入電流にほぼ一定の値を加えた値となるようにするため、請求項1、2の構成における第1の電流源が高い電流を出力する際の電流波形を一次遅れ回路のインパルス応答波形類似としたものである。負荷駆動開始のタイミング、負荷を駆動していない時の過電流検出しきい値は請求項1、2の構成と同じである。このような構成により過電流検出しきい値と正常突入電流との差が一定値に近い値となり、過電流検出精度が向上する効果を奏する。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の負荷駆動回路の構成を表すブロック図である。
図1中、電流源1は外部信号により出力電流が可変できるものであるが、過電流検出レベルが一定値でよい場合には固定出力の電流源であってもよい。第1の電流源1の出力電流Ioは、第2の電流源2に対して入力電流として与えられる。第2の電流源2は、その入力電流に一定比率aを掛けた電流 a・Io を出力するものである。この出力電流は、第1の電圧生成手段3に入力される。第1の電圧生成手段3は、入力電流に比例した電圧を生成するもので、結果としてその出力には第1の電流源1の出力電流に比例する電圧Vrが現れる。この電圧Vrが過電流レベルを判定するしきい値電圧Vrとして電圧比較手段9に入力される。
【0014】
一方、負荷4は、電源Vddより電流が供給され、その負荷電流は、入力端子7に印加される通電指令信号に従って動作する並列接続された第1、第2のスイッチング素子5、6により開閉される。即ち、スイッチング素子5、6が負荷駆動手段を構成している。スイッチング素子5、6としては、パワーMOSFET、パワートランジスタ、IGBT等を用いることができる。またスイッチング素子5、6は、負荷電流を流す際に、その負荷電流を一定比率で分担しあって流すように形成されたものである。このような電流の分担の仕方は、素子面積の異なるスイッチング素子を使用することによって実現できる。あるいは、スイッチング素子5、6を1個のスイッチング素子として同一半導体基板上に形成し、負荷電流の出力側接合を一定比率の面積を持つ2つの接合に分けて形成した、いわゆるセンス端子付きスイッチング素子によっても実現することができる。
【0015】
第2のスイッチング素子6の出力電流は、第2の電圧生成手段8によって電流値に比例した電圧Vlに変換される。この電圧Vlは、負荷4に流れる電流に比例するものである。この負荷電流に比例する電圧Vlと、前述のしきい値電圧Vrとが電圧比較手段9にて比較され、電圧Vlが電圧Vrより大と判定された場合に過電流出力信号が出力される。すなわち、図1のブロック図により構成される回路は、負荷を駆動すると同時に、負荷電流の過電流を検出する機能を備えていることになる。
【0016】
前述した従来例の図10の回路では、基準電圧Vddを抵抗で分圧することにより、過電流検出レベルを決めるしきい値電圧Vrを生成していた。この回路方式でしきい値電圧Vrを変化させるには、分圧抵抗の値を変化させる必要があるが、一般に抵抗値を連続的に変化させることは容易ではないため、図9の例のように階段状に変化させるしかない。
【0017】
これに対して本実施形態の場合には、第1の電流源1の出力電流に比例したしきい値電圧Vrが生成される方式を採っている。従って、第1の電流源1の出力電流を連続的に変化させることができれば、しきい値電圧Vrは連続的に変化する。ここで、電流源の回路方式は種々考案されており、その出力電流を外部からの信号により可変することは難しいことではない。
【0018】
例えば、図2はこのような出力電流可変の電流源の簡単な回路例で、この電流源はNPNトランジスタQ1と、そのエミッタに接続された抵抗R1の僅か2個の部品で構成されている。ベースに印加する電圧をVin、ベース−エミッタ間電圧をVbeとするとコレクタ電流Ioutは、次の(1)式で計算される一定値となる。
Iout =(Vin−Vbe)/R1 (1)
即ち、図2の回路は、外部からベースに印加される電圧Vinによって出力電流が決まる電流源であるので、電圧Vinを変化させることにより出力電流値の設定や変更を容易に行うことができる。また電圧Vinを連続的に変化させることで、出力電流Ioutも連続的に変化させ得る。
このように本実施形態の図1のブロック図による回路構成によれば、過電流検出レベルの設定、変更は容易であり、また設定値を連続的に変化させることも容易にできる。
【0019】
また図1のブロック図では、第1の電流源1の後に第2の電流源2を設け、第1の電流源1の出力電流を一定倍率した上で、第1の電圧生成手段3に供給してしきい値電圧Vrを生成している。このため第1の電流源1の出力電流の最大値(最大の過電流検出レベルに対応する出力電流値)は、第1の電圧生成手段3で必要とされる電流値をあまり考慮することなく、かなり自由に選択することができる。このことは第1の電流源1の回路設計に際しての制約が緩いことを意味し、回路設計が容易になる効果がある。更に、本実施形態では、過電流検出レベルを決定する電気信号が、電流信号の形で第1の電流源1で生成され、電流信号のまま第1の電圧生成手段3まで伝達される。従って、信号の発生、伝達段階でノイズの影響を受けることが少なく、また電源電圧Vccの変動にもあまり影響されないという利点がある。
【0020】
図3は、図1のブロック図を具体化した回路構成の一例である。第1の電流源10は、図1の第1の電流源1に相当するもので、外部からの電流値指令信号により出力が可変される電源である。ただし、過電流検出レベルが一定値でよい場合には固定出力の電源でもよい。電流源10の出力端子12は、カレントミラー回路11の電流入力端子13に接続されていて、電流源10の出力電流Isaがカレントミラー回路11の入力電流として与えられている。
【0021】
カレントミラー回路11は、図1の第2の電流源2に相当するもので、PNPトランジスタQ2、Q3、Q4と抵抗R2、R3とで構成されている。カレントミラー回路とは一般的に、ベース端子が互いに共通に接続された2個のトランジスタのコレクタタ電流の大きさが、ミラーのように互いに同じになるという特性を利用した回路を言う。本カレントミラー回路11の場合は、トランジスタQ2、Q3のエミッタ側に抵抗R2、R3が接続された回路で、電流出力端子14からの出力電流Isbは、抵抗値の比をR2:R3=a:1とすると、次のようになる。
Isb=a・Isa (2)
即ち、入力電流Isaが一定倍率された出力電流Isbが得られる。なおトランジスタQ4は、ミラー比の精度を高めるためのもので、精度があまり要求されない場合にはQ4を取り除き、代わりにトランジスタQ2のベースとコレクタを短絡してもよい。
【0022】
カレントミラー回路11の出力電流Isbは、第1の抵抗R4を通って接地端子に流れ、抵抗R4の非接地側端子に電圧Vrを発生させる。即ち、抵抗R4は、図1の第1の電圧生成手段3に相当し、その出力電圧Vrは次のようになる。
Vr=a・Isa・R4 (3)
電圧VrはIsaに比例するので、この電圧Vrが、過電流レベルを判定するしきい値電圧となるようにIsaが設定される。
【0023】
他方、負荷15は第1、第2のNMOSトランジスタQ5、Q6により駆動される。Q5、Q6は、それぞれ図1の第1、第2のスイッチング素子5、6に相当する。トランジスタQ5、Q6はゲート共通、ドレイン共通に接続されている。センス抵抗R5の値は小さいので、トランジスタQ5、Q6は事実上、並列に接続されていることになる。トランジスタQ5、Q6は、共通接続されているゲート入力端子16に印加される通電指令信号に従って動作し、負荷15に流れる電流を開閉する。
【0024】
図1の説明の中で述べたと同様に、トランジスタQ5、Q6は、共に導通状態においては、負荷15に流れる電流を一定比率で分担するように形成されている。従って、トランジスタQ6に流れる電流を、ソース側に接続されたセンス用の第2の抵抗R5を通すことで、負荷電流に比例する電圧Vlが得られる。即ち、第2の抵抗R5が、図1の第2の電圧生成手段8に相当している。
【0025】
この負荷電流に比例する電圧Vlとしきい値電圧Vrとが、コンパレータCOMP1で比較され、過電流出力信号が生成される。即ち、コンパレータCOMP1が図1の電圧比較手段9に相当している。
この図3の回路は、図1のブロック図を具体化した一例であり、図1のブロック図の説明に述べたと同様の効果を有する。
【0026】
図4は、図1のブロック図を具体化した他の回路構成の例である。図4では、図3と同一あるいは相当部分に同一符号が付してある。図4の回路構成が図3の回路構成と大きく相違する点は、図3のカレントミラー回路11部分が、図4では第1のカレントミラー回路11と第2のカレントミラー回路17の縦続接続された2つのカレントミラー回路に置き換えられている点である。
【0027】
これに伴い第1のカレントミラー回路11の出力電流が、第2のカレントミラー回路17の入力電流となり、第2のカレントミラー回路17の出力電流が、第2の抵抗R4に流れるようになっている。その他、スイッチング素子としての第1、第2のNMOSトランジスタQ5、Q6はソース共通に接続され、負荷15は、共通接続されたソースと接地端子との間に接続されており、第2の抵抗R5は第2のトランジスタQ6のドレインと電源Vddとの間に接続されている点が異なる。コンパレータCOMP1は、図3と同様に第1の抵抗4の両端に現れるしきい値電圧Vrと第2の抵抗R2の両端に現れる負荷電流に比例する電圧Vlとを比較して過電流出力信号を出力する。抵抗R4、R5の一端が基準電位GNDではなく、電源Vddに接続されているため、コンパレータCOMP1の入力端子への接続が、図3とは逆になっている。
【0028】
この図4の回路も、図1のブロック図を具体化した一例であるので、図1のブロック図の説明に述べたと同様の効果を有する。また図4の場合、負荷15の一端が基準電位GNDに接続されているため、負荷15への配線に共通の基準電位配線を利用できる利点がある。
【0029】
(第2の実施形態)
本実施形態は、白熱ランプのような通電開始時に突入電流が流れる負荷に対応した実施形態であって、図5にその回路構成を示す。本回路は、前述した図4の回路構成に、タイミング信号発生回路18を追加した負荷駆動回路である。図6に示した各部波形のタイミングチャートを参照しながらタイミング信号発生回路18の動作、及び全体の過電流検出の動作を説明する。
【0030】
タイミング信号発生回路18は、外部からの負荷駆動信号を入力として受けて、負荷電流の開閉を行うトランジスタQ5、Q6に通電指令信号を送出する動作と、第1の電流源10に、過電流検出レベルを決める指令信号である電流値指令信号を送出する動作を行う。ただし、負荷電流が流れていない期間に、ノイズ等によって過電流検出信号が出力されることを防止するため、タイミング信号発生回路18は、負荷駆動信号信号を受けていない期間においても、電流源10に対して過電流検出レベルを定常時の負荷電流以上に維持するような電流値指令信号を出力するようになっている。
【0031】
そして、外部より負荷駆動信号を受けると同時に、図6(b)に示すように、過電流検出レベルが負荷の突入電流以上になるように高めた電流値指令信号を電流源10に送出する。次いで、その送出タイミングと同時、又は微小時間遅れて、トランジスタQ5、Q6を導通させるための通電指令信号を図6(c)に示すように送出する。これにより図6(e)に示したような突入電流を伴った負荷電流が流れるが、過電流検出レベルは同図(d)のように、先の電流値指令信号により突入電流以上に高められているので過電流とは判定されない。突入電流は時間とともに急激に減少して定常時の電流値まで低下するので、タイミング信号発生回路18は内蔵するタイマーを使用して、負荷駆動信号を受けてから一定時間後に、過電流検出レベルが定常時の負荷電流に対応した値に下がるように電流値指令信号のレベルを低下させる。
【0032】
このように、突入電流が流れる期間だけ、過電流検出レベルを高めているため、突入電流が誤って過電流と判定されることが防止される。そして、突入電流期間が経過した後の定常状態では、定常負荷電流に合わせた過電流検出レベルでもって過電流検出が行われる。本方式では、突入電流が流れている期間も過電流検出動作を停止している訳ではないので、この期間中に負荷短絡等により突入電流よりも大きな電流が流れた場合には、過電流と判定されて過電流検出信号が出力される。
【0033】
なお、突入電流のような大きな電流が流れる場合においては、トランジスタQ5、Q6の電流分担の比率が定常負荷電流時の分担率から外れ、少ない電流を負担しているトランジスタQ6に、定常時より高い分担率の電流が流れる傾向があるので、突入電流が流れる期間の過電流検出レベルは、この点も考慮して決めることが望ましい。
【0034】
(第3の実施形態)
本実施形態も、白熱ランプのような通電開始時に突入電流が流れる負荷に対応した実施形態であるが、過電流検出レベルが突入電流の波形に近似したカーブで連続的に変化する特徴を有する過電流検出機能を具備した負荷駆動回路に関するものである。図7に示した本実施形態の負荷駆動回路は、前述した図4の回路にタイミング信号発生回路18を追加したのに加え、第1の電流源10を図中の19に示すような電流源回路に置き換えたものである。
【0035】
タイミング信号発生回路18は、外部からの負荷駆動信号を受けて、負荷電流の開閉を行うトランジスタQ5、Q6に通電指令信号を送出する動作と、突入電流波形に近似した過電流検出レベルを発生させるためのトリガとなるパルス信号を電流源19に送出する動作を行うものである。
【0036】
電流源回路19の出力部は、トランジスタQ9と抵抗R8とで構成されており、これは前述した図2と同じ構成である。即ち、その出力電流Isaは、トランジスタQ9のベース電圧で決まる一定値となる。この回路はエミッタフォロワ回路で、入力インピーダンスが非常に高い。このためトランジスタQ10のエミッタ側抵抗R11を流れた電流は、殆どがトランジスタQ10を通って接地端子に流れる。
【0037】
電流源回路19に入力信号が印加されていない状態では、トランジスタQ10のベース−エミッタ接合は、電源電圧Vcc、抵抗R11、抵抗R10を通して順方向にバイアスされており、ベース電流が流れている。トランジスタQ9、Q10のベース−エミッタ間順方向電圧は等しく、電流増幅率は十分に高いとすると、トランジスタQ10のベース電位とトランジスタQ9のエミッタ電位とは同一電位となるので、電流源回路19の出力電流Isaは、トランジスタQ10のベース電位をVbとすると次のように表される。
Isa= Vb/R8 (4)式
即ち、電流源回路19の出力電流Isaは、トランジスQ10のベース電位Vb、換言すればトランジスタQ10のベースと接地端子間に接続されたコンデンサC1の充電電圧に比例する。
【0038】
本実施形態の場合も、負荷電流が流れていない期間に、ノイズ等によって過電流検出信号が出力されないように、過電流検出レベルをゼロ電流よりも高い値に維持する必要がある。本回路の場合、電流源回路19の入力信号がない場合にも、上記(4)式で計算される電流が出力されており、この電流値より決定される過電流検出レベルはゼロ電流より高いので、ノイズ等により誤動作が発生することはない。
【0039】
突入電流が消滅した後の定常負荷電流が流れる状態では、過電流検出レベルは定常負荷電流より一定割合だけ大きい電流レベルに設定される必要がある。過電流検出レベルをそのような値に保つために必要な電流源回路19の出力電流Isaの調整は、抵抗R8、R10、R11の調整によって行うこともできるが、別の方法として、タイミング信号発生回路18から一定の電流値設定信号を出力してトランジスタQ10のベース電位Vbを調節することによって行ってもよい。
【0040】
次に外部より、負荷駆動信号が入力された場合の過電流検出の動作を、図8に示した各部波形のタイミングチャートを参照しながら説明する。
負荷駆動信号がタイミング信号発生回路18に入力されると、直ちに電流源回路19に対して、電流値指令信号としてインパルス状の電圧が送出される。インパルスとは、波高値が非常に高く、継続時間は非常に短く、その波形面積が1に等しい波形として定義されるが、現実にそのような波形を電気回路で実現することは不可能である。従って、代わりに図8(b)に示したような波高値が一定で幅(継続時間)の短いパルス電圧がタイミング信号発生回路18で作り出され、電流源回路19の入力端子20に印加される。
【0041】
印加されたパルス電圧は、ダイオードD1と抵抗R9の直列回路を通り、抵抗R10に並列接続されたコンデンサC1を充電する。ここで、抵抗R9の抵抗値は非常に低くしてあるので、コンデンサC1にはインパルス波形に近い電流が流れ込み、コンデンサC1は瞬時に入力パルス電圧の波高値まで充電される。
【0042】
印加パルスが終了すると、コンデンサC1に充電された電荷は、抵抗R10を通って放電を開始し、その充電電圧は指数関数カーブを描きつつパルス印加前の充電電圧まで時定数R10・C1で減衰する。このような波形は、一次遅れ回路のインパルス応答波形と呼ばれるものである。このインパルス応答状の電圧波形がトランジスタQ10のベース電圧Vbとして印加されるため、過電流検出レベルは図8(d)に示したように、定常時の過電流検出レベルに一次遅れ回路のインパルス応答波形を重畳したカーブを描いて連続的に変化する。
【0043】
他方、トランジスタQ5、Q6に対しては、タイミング信号発生回路18は通電指令信号を送出する。この指令信号は、前記電流指令信号パルスの終了と同時、又は終了直前から開始するタイミングで送出される。この通電指令信号によりトランジスタQ5、Q6が導通して、図8(e)に示すような突入電流を伴った負荷電流が流れる。この突入電流波形も、白熱ランプやソレノイドの場合には前記インパルス応答波形に類似したような波形を呈する。
【0044】
以上述べたような回路の動作によって、過電流検出レベルと負荷電流は、図8(d)、(e)に示すような波形を描いて変化する。即ち、過電流検出レベルは、突入電流の大きさに合わせるが如く、突入電流より幾分高い電流レベルを保ちつつ、連続的なカーブを描いて変化する。従って、突入電流が誤って過電流と判定されることが防止される。そして、突入電流期間が経過した後の定常状態では、定常負荷電流に合わせた過電流検出レベルで過電流検出が行われる。また、この突入電流が流れている間も過電流検出は行われているので、この間に負荷短絡等により異常な大電流が流れた場合には、過電流検出信号が出力される。
【0045】
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を図面に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、トランジスタQ5、Q6には、IGBTやパワートランジスタ、ドレインを共通接続したPMOSトランジスタを用いることができる。また、電流源回路中のトランジスタとしては、パイポーラトランジスタに代えてMOSFETを使用することもできる。
【0046】
本発明の一利用形態として、過電流検出信号が出力された場合に、その信号をラッチ回路でラッチし、ラッチした信号で負荷駆動用スイッチング素子をOFFさせることは簡単であり、そのように回路を構成することにより、負荷駆動用スイッチング素子を保護する機能を備えた負荷駆動回路を容易に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である過電流検出機能付き負荷駆動回路の機能ブロック図
【図2】電流源回路の一例を示す電気回路図
【図3】図1の機能ブロック図を実現する電気回路図
【図4】図1の機能ブロック図を実現する他の電気回路図
【図5】本発明の第2の実施形態を示す図3相当図
【図6】図5に示す回路のタイミングチャート
【図7】本発明の第3の実施形態を示す図3相当図
【図8】図7に示す回路のタイミングチャート
【図9】従来技術を示す負荷駆動回路のタイミングチャート
【図10】負荷駆動回路の電気回路図
【符号の説明】
図面中、1は第1の電流源、2は第2の電流源、3は第1の電圧生成手段、4は負荷、5は第1のスイッチング素子、6は第2のスイッチング素子、8は第2の電圧生成手段、9は電圧比較手段、10は第1の電流源、11は第1のカレントミラー回路、15は負荷、17は第2のカレントミラー回路、18はタイミング信号発生回路、Q5は第1のNMOSトランジスタ、Q6は第2のNMOSトランジスタ、R4は第1の抵抗、R5は第2の抵抗、COMP1はコンパレータを示す。
Claims (3)
- 第1の電流源と、第1、第2のカレントミラー回路と、第1、第2のNMOSトランジスタと、第1、第2の抵抗と、コンパレータと、タイミング信号発生回路と、を具備する負荷駆動回路であって、
前記タイミング信号発生回路は、外部から入力される負荷駆動信号を受けて前記第1の電流源に対して一定時間だけ高電流を出力する電流値指令信号を送出し、該電流値指令信号の立ち上がりから一定時間だけ遅れて前記第1、第2のNMOSトランジスタに対して通電指令信号を送出するように構成されており、
前記第1の電流源は、前記高電流を出力する電流値指令信号を受けていない間は予め定めた一定電流を出力し、電流値指令信号を受けている間は予め定めた高電流を出力するように構成されており、
前記第1のカレントミラー回路は、前記第1の電流源の出力電流を一定倍率した電流を出力するように構成されており、
前記第2のカレントミラー回路は、前記第1のカレントミラー回路の出力電流を一定倍率した電流を出力するように構成されており、
前記第1、第2のNMOSトランジスタは、ゲート共通、ソース共通に接続され、前記タイミング信号発生回路の出力する通電指令信号により前記共通ソースに接続された負荷の電流を開閉するものであって該電流を一定比率で分担するように構成されており、
前記第1の抵抗は、前記第2のカレントミラー回路の出力に接続されて両端間に該第2のカレントミラー回路の出力電流に比例する電圧を生成するように構成されており、
前記第2の抵抗は、前記第2のNMOSトランジスタのドレインに接続されて両端間に該第2のNMOSトランジスタに流れる電流に比例する電圧を生成するように構成されており、
前記コンパレータは、前記第2の抵抗の両端の電圧が前記第1の抵抗の両端の電圧よりも大である場合に過電流信号を出力するように構成されていることを特徴とする負荷駆動回路。 - 第1の電流源と、第1のカレントミラー回路と、第1、第2のNMOSトランジスタと、第1、第2の抵抗と、コンパレータと、タイミング信号発生回路と、を具備する負荷駆動回路であって、
前記タイミング信号発生回路は、外部から入力される負荷駆動信号を受けて前記第1の電流源に対して一定時間だけ高電流を出力する電流値指令信号を送出し、該電流値指令信号の立ち上がりから一定時間だけ遅れて前記第1、第2のNMOSトランジスタに対して通電指令信号を送出するように構成されており、
前記第1の電流源は、前記高電流を出力する電流値指令信号を受けていない間は予め定めた一定電流を出力し、電流値指令信号を受けている間は予め定めた高電流を出力するように構成されており、
前記第1のカレントミラー回路は、前記第1の電流源の出力電流を一定倍率した電流を出力するように構成されており、
前記第1、第2のNMOSトランジスタは、ゲート共通、ドレイン共通に接続され、前記タイミング信号発生回路の出力する通電指令信号により前記共通ドレイン接続された負荷の電流を開閉するものであって該電流を一定比率で分担するように構成されており、
前記第1の抵抗は、前記第1のカレントミラー回路の出力に接続されて両端間に該第1のカレントミラー回路の出力電流に比例する電圧を生成するように構成されており、
前記第2の抵抗は、前記第2のNMOSトランジスタのソースに接続されて両端間に該第2のNMOSトランジスタに流れる電流に比例する電圧を生成するように構成されており、
前記コンパレータは、前記第2の抵抗の両端の電圧が前記第1の抵抗の両端の電圧よりも大である場合に過電流信号を出力するように構成されていることを特徴とする負荷駆動回路。 - 請求項1または2に記載の負荷駆動回路であって、前記第1の電流源は、前記高電流を出力する電流値指令信号を受けていない間は予め定めた一定電流を出力し、電流値指令信号を受けた場合にはその信号の立ち上がり時より、一次遅れ回路のインパルス応答波形に類似した波形を持つ電流パルスを前記一定電流に重畳して出力するように構成されていることを特徴とする負荷駆動回路。
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