JP3799000B2 - 折帳束の折畳装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折帳集積装置によって種々の部数に計数区分され、積み重ねられて搬送されてくる折帳束を、予め定められた選択条件に基づいて選択して二つに折り畳む折帳束の折畳装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から新聞社においては、輪転機によって印刷され折り畳まれ排出された折帳である新聞(以下、四つ折り新聞という)を販売店の要求する部数に応じて適宜な部数の折帳束(以下、四つ折り束という)とし、宛名紙を添付して梱包したものをその販売店に発送している。1つの販売店に送られる束の中には標準的な部数からなる標準束以外のいわゆる端数束があり、この中でも比較的少部数の端数束(以下、小束という)が存在する場合が多い。この小束の場合には、四つ折り新聞の形態のままでは、全体的にやわらかく結束バンドの力や小束自体の重さによって形が崩れやすく、梱包形態が維持されない。そこで、前記小束の場合には、梱包形態を維持させるために、更に二つに折られて(以下、八つ折りという)から梱包され、販売店に発送されている。このような四つ折り束を更に半分に折り畳んだ束にする、いわゆる八つ折り新聞の束(以下、八つ折り束という)にする従来の折帳束の折畳装置としては、実公平6−50446号公報、特公昭54−23610号公報に記載されたものがある。
【0003】
実公平6−50446号公報に記載された折帳束の折畳装置は、宛名紙が添付された小束をその長手方向と直角の向きに搬送する搬送ラインに設けられ、搬送ライン上の小束を停止させ、搬送方向に沿った折目となる両側端部の折畳装置を一対の新聞折目固定金具で押さえ、新聞折目固定金具で押さえられていない側を、下面から突き上げるようにして回る折畳み具によって小束の上の宛名紙を包む方向に折り曲げ、八つ折りする折畳み手段と、折り畳み前の小束の上から宛名紙を一旦吸盤で吸い上げ、宛名紙の位置を横に移動させ、折り畳み後の八つ折り束の上に再び添付し、その上からプレス板で押し付けるように、前記折畳み手段の上方位置に設けられたプレス手段と、を備えている。
【0004】
そして、この折帳束の折畳装置は、宛名紙が添付され搬送されてくる小束を一対の新聞折目固定金具で折畳み位置を設定し、吸盤を有するプレス板を上下動させて、小束の上に添付されている宛名紙をその吸盤によって吸い付けて一旦除去し、その後に折畳み手段の折畳み具を作動させて小束を八つ折り束にし、次いで、一旦除去した宛名紙を八つ折り束の上に添付するよう構成されている。
【0005】
特公昭54−23610号公報に記載された折帳束の折畳装置は、小束を搬送し又は搬送を停止し得る複数のコンベヤーからなる搬送機構と、搬送機構に設けられている小束を折畳み位置に設定する設定手段と、搬送機構の上方かつ折畳み位置より上流に位置してシリンダーの作動により昇降し、下降時に小束の上の部分を停止させ下の部分のみ搬送を許すストッパー機構と、搬送機構の側方に位置してシリンダーの作動により搬送機構側に突入し、折畳み位置に設定されて停止状態にある小束の一側を把持する把持機構と、搬送機構の側方に設けられて把持機構の把持部分に回転を与えて少部数束を折り畳む回転操作機構と、コンベヤーの折畳み位置の上方の固定部材に取り付けられたプレス用シリンダーのロッド先端にプレス板を設け、プレス板を下降させて折り畳まれた八つ折り束を上から押さえるプレス機構と、を備えている。
【0006】
そして、比較的束の高さが高い小束の場合には、当該小束はストッパー機構にて上の部分を塞き止められ、下の部分とずれ重なるように分割された状態で折畳み位置まで搬送され、停止する。そして、当該小束の両側方に対向して設けられている2対の把持機構がずれ重なった上の部分と下の部分とをそれぞれ把持し、次いで把持機構が回転操作機構によって順次互いに逆向きに回され、当該小束は、ずれ重なった上の部分と下の部分が互い違いに重なるように八つ折りされる。その後、八つ折り束はプレス機構によって更に押さえられ、押えが終了するとコンベヤーが動き出し、八つ折り束は下流へ搬送される。
【0007】
また、比較的束の低さが低い小束の場合には、当該小束はストッパー機構による作用を受けずにその場を素通りし、折畳み位置で停止する。そして、回転操作機構によって回される1対の前記把持機構によって把持され、次いで把持機構が回転操作機構によって回され、八つ折りされる。その後、八つ折り束はプレス機構によって更に押さえられ、押えが終了するとコンベヤーが動き出し、八つ折り束は下流に搬送される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実公平6−50446号公報に記載されている折帳束の折畳装置では、小束を折畳み具によって八つ折りしたとき、小束の反発をなくすために時間を掛けて押さえておかなければならない。その後、折畳み具が復帰し、宛名紙を吸い付け保持していた前記プレス板を下降させ、八つ折り束の上に再度宛名紙を添付し、かつ折り曲げが元に戻らないように押し付けてからプレス板を上昇させなければならない。この工程が終了するまで当該八つ折り束は、搬送ライン上を移動できないので、1つの八つ折り束を作るのに、多くの処理時間を要し、発送作業の効率が極めて悪いという課題がある。
また、小束の搬送経路の上方にはプレス手段が設けられて作業空間が開放的ではなく、取扱いやメンテナンスなどの管理を行いにくいという課題がある。
【0009】
更にまた、小束の上から宛名紙を一旦除去し、再度八つ折り束の中央に添付させるために宛名紙の位置を修正して八つ折り束の上から押し付け、宛名紙を添付させる動作をプレス手段が行っており、複雑な工程を経るので、宛名紙の添付ミスを生じる恐れが多い。そして、当該小束の上から宛名紙が落下するおそれが多大であり、その結果、宛名紙の無い宛先不明となった八つ折り束の処理に人手が掛かるおそれがあり、新聞発送作業を混乱させるという課題がある。
【0010】
特公昭54−23610号公報に記載されている折帳束の折畳装置では、小束を八つ折りする折畳み位置での一連の動作中には、コンベヤーは停止しており、当該小束は搬送されないので、1つの八つ折り束を作るのに、折畳み動作が1回でも多くの処理時間を要し、折畳み動作が2回となるときは、更に多くの処理時間を要し、発送作業の効率が極めて悪いという課題がある。
【0011】
また、小束に宛名紙を添付した後に八つ折りしたのでは、八つ折りしたときに宛名紙が内側に折り込まれてしまうので、八つ折り後に、宛名紙を別途添付しなければならず、発送作業が極めて煩雑になり非効率的であるという課題がある。
【0012】
そこで、本発明は、上記従来の技術が抱えている課題を一挙に解決しようとするもので、四つ折り状態で積み重ねられて搬送されてくる八つ折りを要する折帳束すなわち小束を、宛名紙が添付されているか否かを問わず、八つ折りのために搬送を停止することなく折り畳み、搬出可能にするとともに、処理時間を短縮させ、発送作業の効率向上を図ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するため、本発明は、積み重ねられた折帳束を搬入する搬入搬送経路と、搬入された折帳束を搬出する搬出搬送経路と、搬入された折帳束を折り畳まずに前記搬出搬送経路に搬送する素通り搬送経路と、下流ほど間隔が狭まるホッパー状に形成された一対の搬送手段の下方搬送面上流端が搬入搬送経路の搬送面下流側から離隔して配された折畳搬送経路とを有し、前記素通り搬送経路と前記折畳搬送経路を選択的に切り替え、いずれか一方の経路によって前記搬入搬送経路と前記搬出搬送経路とを連係可能な切替経路機構と、前記搬入搬送経路で搬送される折帳束を選択的に搬入搬送経路上に押さえる押え手段と、搬入搬送経路の下方からホッパー状の折畳搬送経路内に突出可能に設けられた差込み手段と、を備え、予め定めた条件に基づいて折帳束を搬入搬送経路上に押えるとともに前記搬入搬送経路と前記搬出搬送経路とを折畳搬送経路で連係した状態とし、前記搬入搬送経路を通過しつつある折帳束の先行側を前記差込み手段の下方に垂れ下がらせるとともに、この折帳束の垂れ下がり部の中間部を差込み手段を突き出して前記一対の搬送手段の下流方向に突き出し、前記中間部を折目として折帳束を折畳み可能に設けたことを特徴とする折帳束の折畳装置である。
【0014】
本発明に係る折帳束の折畳装置において、前記押え手段によって押さえられ搬送する折帳束を少なくとも先端から搬送方向の中間位置まで前記搬入搬送経路と前記折畳搬送経路の間に案内し垂れ下がらせる案内手段を備えていることが好ましい。また、本発明に係る折帳束の折畳装置において、前記搬入搬送経路が、搬入搬送経路と搬出搬送経路とを折畳搬送経路で連係した状態において、下流側が低くなるように傾斜可能に設けられていることが好ましく、前記押え手段が、前記搬入搬送経路上の折帳束に接触してこの折帳束を搬入搬送経路上に押さえる押えローラーを備え、該押えローラーが折帳束を搬入搬送経路上に押さえる作用位置と搬入搬送経路上の折帳束から離隔した待機位置との間で移動可能に設けられていることが好ましい。
【0015】
さらに、本発明に係る折帳束の折畳装置において、前記切替経路機構が、搬入される折帳束が所定の厚さ以上の厚さを有するとき、前記素通り搬送経路を前記搬入搬送経路と前記搬出搬送経路に連係され、搬入される折帳束が所定の厚さ未満の厚さを有するとき、前記折畳搬送経路を前記搬入搬送経路と前記搬出搬送経路に連係されることが好ましく、前記折畳搬送経路が、通過する折帳束の厚さに応じて前記一対の搬送手段の下流端における上方搬送面と下方搬送面の間隔を可変に設けられ、前記上方搬送面の下流端を前記下方搬送面の下流端に向けて力を付与可能に設けられていることが好ましい。この場合、前記折畳搬送経路における下流端の上方搬出面が、前記下流端の下方搬送面に対して遠近可能に設けられていることが好ましい。
【0016】
またさらに、本発明に係る折帳束の折畳装置において、前記折畳搬送経路の下方搬送面の上流端が、その下流端の近傍を支点として角変位可能に設けられていることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る折帳束の折畳み装置の実施の形態を新聞を対象として処理する場合について図面を参照して説明する。図示しない新聞輪転機で印刷され四つ折りに畳まれて排出される新聞(以下、四つ折り新聞という)は、図示しない宛名紙印刷装置からの部数データを基に、図示しない折帳集積装置によって計数区分され、適宜な部数の折帳束(以下、四つ折り束という)に積み重ねられ搬出される。搬送途中において予め定められた標準的な部数からなる標準束以外のいわゆる端数束には、束上面における搬送方向の後半分に宛名紙が添付され、この中でも比較的少部数の端数束である小束は、この発明に係る折帳束の折畳装置(以下、折畳装置という)Aの組み込まれた図示しない端数束処理ラインに送られる。
【0018】
図1A及び図13A乃至図16に示すように、前記小束のうち、束の高さが予め定められた高さより低い(厚さが薄い)小束1は、折畳装置Aの後述する第3コンベヤー330及び第4コンベヤー340で形成される折畳搬送経路302を経て(図15C参照)二つに折られ(以下、八つ折りという)、八つ折りに折り畳まれた束(以下、八つ折り束という)1bとなって下流に搬送される(図17C参照)。また、図1B及び図11A乃至図12Bに示すように、束の高さが前記予め定められた高さより高い(厚さが厚い)小束2は、前記折畳み装置Aの後述する第2コンベヤー320で形成される素通り搬送経路301を経てそのまま搬送されるように構成されている(図12B参照)。
【0019】
本実施の形態に係る折畳装置Aは、図1A及びB、図2並びに図3に示すように、折畳装置Aの最上流に位置して搬入搬送経路を形成し、小束を下流に搬送する第1コンベヤー100と、折畳装置Aの最下流に位置して搬出搬送経路を形成し、後に説明するように素通りする四つ折のままの小束2又は八つ折りされた小束1bを折畳装置Aから下流へ搬出する第5コンベヤー500と、素通り搬送経路301と折畳搬送経路302を選択的に切り替えて、この2つの搬送経路のいずれか一方を第1コンベヤー100によって形成される搬入搬送経路と第5コンベヤー500によって形成される搬出搬送経路に連係する切替経路機構300と、第1コンベヤー100で搬送される厚さが薄い小束1を選択的に第1コンベヤー100の上に押さえる押えローラー210を備えた押え手段200と、第1コンベヤー100の下方に設けられ、第1コンベヤー100と第5コンベヤー500とが第3コンベヤー330及び第4コンベヤー340によって形成された折畳搬送経路302に連係されたときに、第1コンベヤー100の下方から第3コンベヤー330と第4コンベヤー340との間に突出可能に設けられた差込み部材410を備えた差込み手段400と、を備えており、それぞれ、各部の動作を検出する検出装置が備えられている。以下、各部の構成を図面を参照して説明する。
【0020】
第1コンベヤー100は、図2及び3に示すように、装置フレーム5、5の上流側に回転可能に支持され、一側に歯付きプーリー112を有する回転軸(以下、第1軸という)111と、第1軸111上の軸方向に3つに分割されて設けられた上流端ローラー(以下、第1ローラーという)110、110、110と、第1軸111にこの第1軸111の回転を妨げないように取り付けられるとともに、下流側に伸び、第1軸111を支点として角変位可能に設けられた1対のコンベヤーアーム113、113と、コンベヤーアーム113、113の他端側に設けられた軸(以下、第2軸という)121と、第2軸121の軸方向に3つに分割され、それに対して回転可能にかつ第1ローラー110、110、110に対向するように設けられた下流端ローラー(以下、第2ローラーという)120、120、120と、装置フレーム5、5の両側間に亘って取り付けられたステー5aに設けられ、コンベヤーアーム113、113の位置を角変位させることが可能な流体圧シリンダー130と、第1軸111に設けられた第1ローラー110、110、110と第2軸121に設けられた第2ローラー120、120、120にそれぞれ掛け渡された無端の搬送ベルト114と、それら搬送ベルト114の搬送側の下面に近接し搬送物の重量を担うように板状に形成された天板115と、を備えている。したがって、第1コンベヤー100において、歯付きプーリ−112に回転動力が伝えられると、第1軸111とそれに設けられた第1ローラー110が回転することによって、搬送ベルト114が回転移動し、それに伴い第2ローラー120が第2軸121に対して回転する(図9参照)。
【0021】
流体圧シリンダー130は、図2に示すように、コンベヤーアーム113、113の下方側縁を受けとめる2つの受部を備えた受け部材131と、受け部材131が先端に接続されたシリンダーロッド132と、を有し、シリンダーロッド132の伸縮によってコンベヤーアーム113、113の位置を第1軸111を支点として角変位させるよう構成されている。また、図7に示すように、受け部材131には、1対のガイドバー133、133の一端側が固定されて取り付けられている。これら一対のガイドバー133、133は、ステー5aの流体圧シリンダー130を中心に対称となる位置に設けられたガイドブロック134、134に挿入されており、前記流体圧シリンダー130のシリンダーロッド132の伸縮作動による受け部材131の移動を案内するように構成されている。
【0022】
押え手段200は、図2乃至図4に示すように、後に説明する切替経路機構300のフレーム303、303に回転可能に支持され、歯付きプーリー222、223を有する回転軸(以下、第11軸という)221と、この第11軸221にこの第11軸221の回転を妨げないように取り付けられ、かつ第11軸221を支点として角変位可能に設けられた一対のアーム220、220と、一対のアーム220、220の他端側に回転可能に設けられ、第11軸221の歯付きプーリ−223側に歯付きプーリー212を有する軸(以下、第12軸という)211と、歯付きプーリ−212と223に掛け渡された無端の歯付きベルト213(図10参照)と、小束1の、前記第1コンベヤー100による搬送方向に直角な幅に対して、内側の適宜な位置になるように前記第12軸211に固定された2つの押えローラー210、210と、前記第11軸211を支点としてアーム220、220を角変位させる流体圧シリンダー230、230と、を備えている。したがって、押え手段200において、歯付きプーリ−222に回転動力が伝えられると、第11軸221とそれに設けられた歯付きプーリ223が回転し、次いで歯付きベルト213を介して歯付きプーリ212が回転することによって、第12軸211とそれに設けられた押えローラー210、210が回転する(図10参照)。
【0023】
流体圧シリンダー230、230は、図2及び図4に示すように、前記アーム220、220の途中に設けられた突起アーム224、224に亘って設けられた軸235に接続されたロッド先端金具231、231と、このロッド先端金具231、231を先端に有するシリンダーロッド232、232と、を有し、後述する切替経路機構300の下部フレーム304に固定されたブラケット234、234にピン233、233及び233、233を介して支持されている。この流体圧シリンダー230、230は、シリンダーロッド232、232の縮退によって第1コンベヤー100によって搬送される小束1(図17A参照)の上面に押えローラー210、210を押さえ付けさせ、一方、シリンダーロッド232、232の伸長によって、押えローラー210、210を後述する切替経路機構300の第2コンベヤー320の上流端側に近接させて待機させるよう構成されている。
【0024】
切替経路機構300は、図1A及びB、図2並びに図4に示すように、上段に設けられた素通り搬送経路301を形成する第2コンベヤー320と、中段及び下段に配設された折畳搬送経路302を形成する第3コンベヤー330及び第4コンベヤー340と、対向して設けられ、第2コンベヤー320、第3コンベヤー330及び第4コンベア−340を支持するフレーム303、303と、このフレーム303、303の底面に設けられ、フレーム303、303と一体となって切替経路機構330の枠組みを形成する下部フレーム304と、この下部フレーム304にシリンダーロッド311の先端部が接続され、その下方に設けられた流体圧シリンダー310と、を備えている。流体圧シリンダー310は、装置フレーム5、5に取付けられたステー5bに一体に設けられており、シリンダーロッド311の伸縮によって、前記枠組みされた下部フレーム304とフレーム303、303とを一体として昇降するよう構成されている。フレーム303、303と装置フレーム5、5の間には、2対のガイド軸312、312及び312、312がフレーム303、303の昇降方向に向けて設けられており、このガイド軸312、312及び312、312によってフレーム303、303の昇降が案内されるよう構成されている。各ガイド軸312は、その両端部に設けられた支持ブロック313、313によって装置フレーム5に固定されるよう構成されている。一対のフレーム303の側面には、各ガイド軸312を挿入させ、そのガイド軸312に沿って昇降方向に移動可能なガイドブロック314が固定されている。下部フレーム304には、前述した押え手段200の流体圧シリンダー230、230を支えるブラケット234,234が設けられる。また、両側のフレーム303,303には、押えローラー210、210の角変位の中心となる第11軸221が回転可能に貫通して設けられ、フレーム303、303の外側へ突出した第11軸221の両端部には、それぞれ歯付きプーリー222、223が設けられる(図10参照)。切替経路機構300のフレーム303、303の最上部には、素通り搬送経路301を形成する第2コンベヤー320が設けられ、その上流側には、第2コンベヤー320に近接して待機する押えローラー210、210の上方を覆い、かつ第1コンベヤー100と第2コンベヤー320との間をつなぐガイド板327が設けられる(図2乃至図4参照)。
【0025】
素通り搬送経路301を形成する第2コンベヤー320は、図2及び図3に示すように、待機する押えローラー210、210に近接する側の上流端ローラー(以下、第3ローラーという)321、321と、第3ローラー321、321に対して適宜な間隔をもって設けられた下流端ローラー(以下、第4ローラーという)322、322と、これら第3ローラー321、321及び第4ローラー322、322の間にそれぞれ掛け渡された無端の丸ベルト325と、を有している。第3ローラー321、321の軸(以下、第3軸という)323は、一対のフレーム303、303に回転可能に支持され、一方のフレーム303を貫通した第3軸323の軸端には、歯付きプーリー326が取り付けられている。第3ローラー321、321は、中央において適宜な間隔をもって軸方向に2つに分割されており、第3軸323と一体となって回転するよう設けられている。また、第4ローラー322、322の軸(以下、第4軸という)324は、一対のフレーム303、303の内側に納まるようにフレーム303、303に固定されている。第4ローラー322、322は、中央において適宜な間隔をもって軸方向に2つに分割されており、第4軸324に対して回転可能に設けられる。したがって、素通り搬送経路301において、歯付きプーリー326に回転駆動が伝えられると、第3軸323とそれに設けられた第3ローラー321、321が回転することによって、丸ベルト325が回転移動し、それに伴い第4ローラー322、320が第4軸324に対して回転する(図10参照)。
【0026】
第2コンベヤー320の下方には、図1及び図2に示すように、折畳搬送経路302を形成する一対の第3コンベヤー330と第4コンベヤー340が設けられ、双方のコンベヤー330、340の間に形成される折畳搬送経路302に八つ折りを要する小束1を折り曲げて通過させることによって、図17Cに示す八つ折り束1bが得られるよう構成されている。
【0027】
折畳搬送経路302は、図1A及び図2に示すように第3コンベヤー330と第4コンベヤー340によって下流端ほど間隔が狭まるホッパー状に形成された一対の搬送手段をなす。第3コンベヤー330は、図2、図4及び図8に示すように、折畳搬送経路302を通過する八つ折り束1b(図17C参照)の上面側に位置するように設けられ、その上流端ローラー(以下、第5ローラーという)331と、第5ローラー331に対して適宜な間隔をおいて設けられた下流端ローラー(以下、第6ローラー)332と、それぞれの第5ローラー331及び第6ローラー322を接続する例えば6本の無端の丸ベルト339と、を有している。第5ローラー331は、伝動軸(以下、第5軸という)333に対し回転可能に設けられており、第5軸333は、フレーム303、303に回転可能に支持され、その一端側が一方のフレーム303を貫通して設けられる。一方のフレーム303を貫通した第5軸333の一端部には、歯付きプーリー335が設けられ、第5軸333の他方側のフレーム303の内側の部位には、歯付きプーリー336が設けられている。第6ローラー332は、軸(以下、第6軸という)334と一体となって回転するよう取り付けられている。この第6軸334は、コンベヤーアーム337、337の下流側に支持されており、第5軸333は、そのコンベヤーアーム337、337の上流端側に支持されている。コンベヤーアーム337、337は、その上流端側及び下流端側に第5軸333及び第6軸334をその回転を妨げないように支持しており、第5軸333を支点として角変位可能に構成されている。また、第6軸334の一端側には、図8に示すように歯付きプーリー338が、前記第5軸333の他方のフレーム303の内側の位置に設けられた歯付きプーリー336に対向するように設けらており、これら歯付きプーリ−336と338には、無端の歯付きベルト385が掛け渡されている。したがって、第3コンベヤー330において、歯付きプーリ−335に回転動力が伝えられると、第5軸333とそれに設けられた歯付きプーリ−336が回転し、次いで歯付きベルト385を介して歯付きプーリ−338が回転し、次いで第6軸334とそれに設けられた第6ローラー332が回転することによって、丸ベルト339が回転移動し、それに伴い第5ローラー331が第5軸333に対して回転する(図10参照)。
【0028】
更に、図2及び図8に示すようにコンベヤーアーム337、337には、流体圧シリンダー350、350の各ロッド先端金具351がピン352によって接続され、流体圧シリンダー350、350の各端部は、それぞれフレーム303、303に設けられたブラケット353、353にピン354、354によって接続されている。そして、流体圧シリンダー350、350は、第3コンベヤー330と後述する第4コンベヤー340との間を通過する八つ折り束1bに対し、圧力流体の作用によって第6ローラー332、332を適宜な力で押し付け得るよう構成されている。
【0029】
更にまた、図2及び図8に示すように第5ローラー331の両側には、第1コンベヤー100から送られてくる小束1の前半分を第2ローラー120、120、120の下流側の下方空間306に垂れ下がるよう(図14B参照)案内する案内部材360、360が、第5軸333を中心として角変位可能に、それぞれ第5軸333にその回転を妨げないように設けられている。案内部材360、360のそれぞれの基端部に設けられたアーム361、361の各基端部には、それぞれ流体圧シリンダー362、362の各ロッド先端金具363がピン364によって接続されている。また、流体圧シリンダー362、362の基端側は、それぞれ最寄りのコンベヤーアーム337、337に設けられたブラケット367、367にピン365、365によって接続され、案内部材360、360は、流体圧シリンダー362、362のシリンダーロッド366、366の伸縮によって、それぞれ第5軸333を中心にして角変位するように設けられている。
【0030】
第4コンベヤー340は、図2、図4及び図10に示すように、ホッパー状に形成された一対の搬送手段である折畳搬送経路302の下部を形成し、折畳搬送経路302を通過する八つ折り束1bの下面側に位置するように設けられている。第4コンベヤー340は、その上流端ローラー(以下、第7ローラーという)341と、第7ローラー341に対して適宜な間隔をおいて設けられた下流端ローラー(以下、第8ローラー)342と、それぞれの第7ローラー341及び第8ローラー342を接続する例えば6本の無端の丸ベルト347と、を有している。第7ローラー341、341は、軸(以下、第7軸という)343に対して回転可能に、かつ中央部に適宜な間隔をもって軸方向に2つに分割されて設けられており、この第7軸343は、一対のコンベヤーアーム346、346の上流端側に支持されている。第8ローラー342、342は、伝動軸(以下、第8軸という)344に対し一体に、かつ中央部に適宜な間隔をもって軸方向に2つに分割されて設けられる。第8軸344は、前記第5軸333と同様に、フレーム303、303に回転可能に支持され、かつ一端が一方のフレーム303に貫通して設けられる。一方のフレーム303を貫通して一端が突出した第8軸344の端部には、歯付きプーリー345が設けられる(図4参照)。したがって、第4コンベヤー340において、歯付きプーリー345に回転駆動が伝えられると、第8軸344とそれに設けられた第8ローラ342、342が回転することによって、丸ベルト347が回転移動し、それに伴い第7ローラー341、341が第7軸343に対して回転する(図10参照)。
【0031】
第8軸344は、第7ローラー341、341を支持しているコンベヤーアーム346、346の下流端側によって支持されている。コンベヤーアーム346、346は、その前記下流端に第8軸344をその回転を妨げないように支持しており、第8軸344を支点として角変位可能に構成されている。第8軸344を支点としてコンベヤーアーム346、346を角変位させるために、第7軸343の軸方向中央部には、流体圧シリンダー370のロッド先端金具371が接続され、流体圧シリンダー370の基端部は、フレーム303、303間にステーを介して設けられたブラケット372にピン373によって設けられている。そして、コンベヤーアーム346、346は、シリンダーロッド374の伸縮によって、第8軸344を中心にして角変位するように構成されている。
【0032】
第4コンベヤー340の第8ローラー342、342は、第3コンベヤー330の第6ローラー332の下方に位置するよう設けられ、第8ローラー342、342の周面と第6ローラー332の間には、適宜な最小隙間が形成されている。そして、八つ折り束1bがこれらのローラー間を通過するときには、流体圧シリンダー350、350へ供給される圧力流体の圧力を調整することによって、適宜な押付け力が八つ折り束1bに与えられ、かつ第6ローラー332が、八つ折り束1bの搬送に伴いその厚みに応じて動き得るように構成されている。
【0033】
差込み手段400は、図2並びに図4乃至図6に示すように、第1コンベヤー100の下部に設けられた差込み部材410と、流体圧シリンダー420と、を備えている。差込み部材410の両側縁部413、413は、図2、図5及び図6に示すように、第2ローラー120、120、120の下方に位置するとともにコンベヤーアーム113、113の内側に設けられたガイド411、411のそれぞれの溝412、412に挿入された状態で移動可能に支持されている。差込み部材410の先端縁414側は、中央部が切り欠かれ、差込み部材410の後端縁415には、ステー422に設けられたガイドブロック424、424に嵌入され移動可能なガイドバー423、423が、設けられている。また、差込み部材410の後端縁415側には、コンベヤーアーム113、113に一体となった前記ステー422の中央部に設けられた流体圧シリンダー420のシリンダーロッド421の先端部が接続されている。そして、差込み部材410は、流体圧シリンダー420が作動し、シリンダーロッド421が伸長することによって、第3コンベヤー330の第6ローラー332と第4コンベヤー340の第8ローラー342、342とが対向する折畳搬送経路302の下流端に向けて移動可能に設けられている。
【0034】
第5コンベヤー500は、図2乃至図4並びに図9に示すように、一端側に歯付きプーリー522を有し、装置フレーム5、5に回転可能に支持された回転軸(以下、第10軸という)521と、これと対向して適宜な間隔を有し、かつ切替経路機構300に近接するように装置フレーム5、5に設けられた軸(以下、第9軸という)511と、第10軸521に軸方向に分割され固定された下流端ローラー(以下、第10ローラーという)520、520と、第9軸511に対して軸方向に分割され回転可能に設けられ、かつ切替経路機構300に近接するように設けられた上流端ローラー(以下、第9ローラーという)510、510と、第9ローラー510、510及び第10ローラー520、520に掛け渡された無端の搬送ベルト512、512と、搬送ベルト512、512の搬送側下面に近接し搬送物の重量を担うように設けられた板状の天板513と、を備えている。したがって、第5コンベヤー500において、歯付きプーリー522に回転駆動が伝えられると、第10軸521及びそれに設けられた第10ローラー520、520が回転することによって、搬送ベルト512、512が回転移動し、それに伴い第9ローラー510、510が第9軸511に対して回転する(図9参照)。
【0035】
検出装置は、図2及び図3に示すように、第1コンベヤー100の天板115の第1ローラー110、110、110側に開けられた穴116から小束の搬入を確認するために設けられた検出器、例えば反射形光電スイッチからなる搬入検出器6aと、第1ローラー110、110、110側に位置する装置フレーム5、5の第1コンベヤー100より上方に設けられている小束の高さを検出する検出器、例えば一対の投受光器の透過形光電スイッチからなる高さ検出器6bと、第4コンベヤー340の下方に設けられ、第2ローラー120、120、120から下方空間306に垂れ下がる小束の先行端縁を検出する検出器、例えば一対の投受光器の透過形光電スイッチからなる束垂れ検出器6cと、切替経路機構300が折畳搬送経路302を形成する位置にあることを検出する検出器、例えば近接スイッチからなる上限検出器6dと、同様に、切替経路機構300が素通り搬送経路301を形成する位置にあることを検出する下限検出器6eと、差込み手段400の流体圧シリンダー420の作動によりシリンダーロッド421が縮退し、差込み部材410が待機状態にあることを検出する検出器、例えば近接スイッチからなる差込み部材検出器6fと、第5コンベヤー500の天板513の第9ローラー510、510側に設けられた穴514から小束の搬出を確認するために設けられた検出器、例えば反射形光電スイッチからなる搬出検出器6gと、を備えている。
【0036】
次に、第1コンベヤー100、第2コンベヤー320、第3コンベヤー330、第4コンベヤー340及び第5コンベヤー500の伝動経路を、図3、図4、図8乃至図10を参照し説明する。
【0037】
第1コンベヤー100の伝動経路は、図9に示すように第1軸111、その下方に設けられた中継軸141、さらにその下方に設けられたモーター140及びそれらに設けられた歯付きプーリー112、142、143に、歯付きベルト145、146が掛け渡されて構成されている。
【0038】
第5コンベヤー500の伝動経路は、図9に示すように、第10軸521、前記中継軸141及びそれらに設けられた歯付きプーリー522、382に、歯付きベルト383が掛け渡されて構成されている。第1コンベヤー100及び第5コンベヤー500を駆動するモーター140は、装置フレーム5、5に渡されたステー5cの上に設けられる。
【0039】
第2コンベヤー320、第3コンベヤー330及び第4コンベヤー340の伝動経路は、図10に示すように、第2コンベヤー320の第3軸323、第3コンベヤー330の第5軸333、第4コンベヤー340の第8軸344、押え手段200の支持軸である第11軸221、モーター380及びそれらに設けられた歯付きプーリー326、335、345、222、381や適宜に設けられた図示しないアイドラーに歯付きベルト384が掛け渡されて構成されている。第3コンベヤー330は、更に第5軸333を中継し、第6軸334を駆動するべく、第5軸333及び第6軸334に設けられた歯付きプーリー336、338に無端の歯付きベルト385が掛け渡されて構成されている。モーター380は、切替経路機構300の下部フレーム304の上に設けられる。
【0040】
押え手段200における押えローラー210、210の伝動経路は、図10に示すように第12軸211、前記第11軸221及びそれらに設けられた歯付きプーリー212,223に無端の歯付きベルト213が掛け渡されて構成されている。
【0041】
なお、この発明に係る折畳装置Aは、小束の搬送経路の上方は開放的に開かれ、操作や管理など扱いが容易な構成となっている。
【0042】
次に、本実施の形態に係る折畳装置Aの作用について図面を参照し説明する。本実施の形態に係る折畳装置Aは、図示しない制御装置が停止状態であるときでも、図示しない圧力流体源から供給される圧力流体によって、図2及び図4に示すように切替経路機構300が上昇した位置にあり、折畳搬送経路302を形成し、維持される。
【0043】
さて、前記制御装置が起動状態になると、図2に示す状態において折畳装置Aが起動状態となり、モーター140、380が起動され、第1コンベヤー100、各押えローラー210、第2コンベヤー320、第3コンベヤー330、第4コンベヤー340及び第5コンベヤー500が回転し、小束の受け入れ態勢が整う。すなわち、この態勢では、第1コンベヤー100に搬入される小束の底面を反射光で検出する搬入検出器6a及び束の高さを透過光の遮りによって検出する高さ検出器6bはそれぞれオフ状態であり、切替経路機構300の折畳搬送経路302の形成を確認する上限検出器6dはオン状態であり、素通り搬送経路301の形成を確認する下限検出器6eはオフ状態であり、各第2ローラー120から下部空間306への束の垂れ下がりを透過光の遮りによって検出する束垂れ検出器6cはオフ状態であり、差込み手段400の差込み部材410が待機しているのを検出する差込み待機検出器6fはオン状態であり、素通り搬送経路301又は折畳搬送経路302を経て、第5コンベヤー500に搬出されてくる小束を反射光で検出する搬出検出器6gはオフ状態である。そして、小束の搬入が可能となっている。
【0044】
ここで、各部作動の制御に関与する複数のタイマー(図示せず)について説明する。これらタイマーは、搬送経路を移動する小束の移動時間及び各部の作動時間に見合う時間にそれぞれ設定され、各検出器6a乃至6gと連係している。すなわち、これらタイマーは、各部の作動がそれぞれの時間内に終了したことを適宜検出確認可能であり、また、小束がそれぞれの時間内に搬送経路を移動したことを適宜検出確認可能である。したがって、これらタイマーは、検出確認される前に、これらの設定時間を超えてしまうと、異常が発生したと認識され、すべての作動部分が異常発生時点の状態で停止する。
【0045】
小束のうち厚さが厚い小束2を素通り搬送させる処理のときは、束垂れ検出器6c、上限検出器6dがオフ状態であり、下限検出器6e、差込み待機検出器6fがオン状態となって維持される。搬入検出器6aが小束2の搬入を検出すると、複数用意されているタイマーのうち、k1タイマーが計時を開始する。k1タイマーは、第5コンベヤー500を搬送する小束2の搬出完了を検出する搬出検出器6gと連係する。
【0046】
次に、小束のうち厚さが薄い小束1を八つ折り搬送させる処理のときは、下限検出器6eがオフ状態となって維持される。なお、切替経路機構300が下降しており素通り搬送経路を形成しているときは、搬入検出器6aが小束1の搬入を検出すると、切替経路機構300が上昇する。まず、搬入検出器6aが小束1の搬入を検出すると、複数のタイマーが一斉に計時を開始する。すなわち、図示しないこれらのタイマーは、第1コンベヤー100の第2ローラー120、120、120を傾斜作動させる信号を出力させるaタイマー、押え手段200の押えローラー210、210を小束1の上に作動させる信号を出力させるbタイマー、案内部材360、360を下方空間306に作動させる信号を出力させるcタイマー、束垂れ検出器6cの遮光時の信号と連係して第4コンベヤー340の入口を広げるように待機している第7ローラー341、341を作動させる信号を出力するdタイマー、傾斜している前記第1コンベヤー100の第2ローラー120、120、120を復帰作動させる信号を出力させるeタイマー、差込み手段400の差込み部材410を差し込むように作動させる信号を出力させるfタイマー、前記案内部材360を下方空間306から復帰作動させる信号を出力させるgタイマー、前記押え手段200の押えローラー210、210を復帰作動させる信号を出力させるhタイマー、前記差込み手段400の差込み部材410を復帰作動させる信号を出力させるiタイマー、束垂れ検出器6cの通光時の信号と連係して前記第7ローラー341、341を第4コンベヤー340の入口を広げるように復帰作動させる信号を出力するjタイマー、第5コンベヤー500を搬送する八つ折り束1bの搬出完了を検出する搬出検出器6gと連係するkタイマーである。
【0047】
次に、小束のうち厚さが厚い小束2の処理の場合についての作用を図11A乃至図12Bを参照し説明する。図示しない宛名紙印刷添付装置の部数データを基に部数制御される折帳集積装置(図示せず)によって、適宜な部数に積み重ねられ、厚さが厚い小束2が本実施の形態に係る折畳装置Aに搬出される。この小束2は、搬送途中において、前記宛名紙印刷添付装置によって小束2における搬送方向の後半分の位置に宛名紙3が添付され(図17A参照)、第1コンベヤー100に搬入される(図11A参照)。小束の搬入に先立って、前記宛名紙印刷添付装置から小束2に対応する束信号(図示せず)が予め出力されており、折畳装置Aの制御装置に入力されている。搬入検出器6aが小束2の搬入(図11B参照)を検出すると、各部を制御するために複数のタイマー(図示せず)のうち前記k1タイマーが作動し始める。前記小束2の最後尾が、第5コンベヤー500の搬出検出器6gをk1タイマーの設定時間満了前に搬出検出器6gを通過することによって、搬出検出器6gが小束2の搬出(図12A参照)を検出して搬出完了の信号(図示せず)を出力し、1工程が終了するように制御が進行する。すなわち、搬入検出器6a及び高さ検出器6bが略同時に厚さが厚い小束2の搬入を検出すると、それに連係して出力される信号(図示せず)によって切替経路機構300の流体圧シリンダー310が作動し、シリンダーロッド311が縮退して上限検出器6dがオフ状態となり、切替経路機構300が下降する(図11B参照)。そして、下限検出器6eが切替経路機構300の下降完了を検出すると、素通り搬送経路301が形成される。小束2は、第1コンベヤー100、第2コンベヤー320、第5コンベヤー500によって順次搬送される(図11C乃至図12B参照)。小束2が、k1タイマーが作動している予め定められた時間内に、第5コンベヤー500の搬出検出器6gを通過する(図12A参照)ことによって、搬出完了したことを検出する。宛名紙印刷添付装置から、続く小束2についても厚さが厚い小束2に対応する束信号が引き続き入力されているときは、切替経路機構300は下降位置を維持し、続く小束2の素通り搬送が行われる。
【0048】
次に、厚さが薄い小束1の処理の場合についての作用を図13A乃至図16を参照し説明する。前記宛名紙印刷添付装置の部数データを基に、部数制御される前記折帳集積装置によって適宜な部数の小束1が搬出される。この小束1は、搬送途中において、前記宛名紙印刷添付装置によって、当該小束1における搬送方向の後半分の位置に宛名紙3が添付され(図17A参照)、第1コンベヤー100に向け八つ折りに折り畳まれるべく搬送される(図13A参照)。宛名紙添付装置から当該小束1に対応する束信号(以下、八つ折り信号という。図示せず)が予め出力されており、折畳装置Aの制御装置に入力されている。第1コンベヤー100の搬入検出器6aが小束1の搬入を検出する(図13B参照)と、各部を制御するために図示しない複数のタイマー(aタイマー乃至kタイマー)が一斉に作動し始め、予め定めた各々の設定時間内に各々の検出器6a乃至6gから適宜に検出信号(図示せず)が出力されることによって、順次制御が進行する。
【0049】
搬入検出器6aが小束1の搬入を検出する(図13B参照)。小束1は、搬入検出器6aの下流側の直近に設けられている高さ検出器6bに検出されずに搬送される。そして、前記複数のタイマーのうちのaタイマーが設定時間を満了し、計時終了信号が出力されると、第1コンベヤー100の流体圧シリンダー130が作動して、シリンダーロッド132が縮退し、第1コンベヤー100が角変位して傾斜し、第2ローラー120、120、120が下降する(図13C参照)。更に、切替経路機構300が下降しており素通り搬送経路301を形成しているときは、切替経路機構300の流体圧シリンダー310が作動し、シリンダーロッド311が伸長して切替経路機構300が上昇する。上限検出器6dが切替経路機構300の上昇を検出することによって、第1コンベヤー100の下流に、第3コンベヤー330と第4コンベヤー340とによる折畳搬送経路302が形成される(図13C参照)。
【0050】
他方、前記複数のタイマーのうちのbタイマーが設定時間を満了し、計時終了信号が出力されると、押え手段200の押えローラー210、210が作動し、傾斜した第1コンベヤー100の搬送途中において、小束1の搬送方向の前半分の略定位置を上から押さえる(図14A参照)。押え手段200の作動は、流体圧シリンダー230、230が作動して、シリンダーロッド232、232が縮退し、第11軸221を支点としてアーム220、220が角変位し、押えローラー210、210が当該小束1の上面を適宜な力で押さえる。押えローラー210、210は、図9及び図10に示すように、第11軸221から歯付きベルト213によって、その周面速度が第1コンベヤー100の搬送速度と略等しい速度となるよう駆動され回転しているので、当該小束1は第1コンベヤー100と押えローラー210、210とに挟まれながら搬送され、小束1に添付されている宛名紙3も乱れることがない。
【0051】
前記複数のタイマーのうちのcタイマーが、第1コンベヤー100の速度に合わせて、小束1の先行端縁が第1コンベヤー100の下流端を通過する程度の時間に設定された設定時間を満了し、計時終了信号が出力されると、第2ローラー120の下流側の下方である下方空間306へ当該小束1の前半分を案内する案内部材360が、作動させられる(図14B参照)。案内部材360は、第3コンベヤー330のコンベヤーアーム337、337に設けられた流体圧シリンダー362、362の作動によって、第5軸333を中心に角変位する。すなわち、シリンダーロッド366、366が縮退することによって、第3コンベヤー330の搬送面の内側に待機していた案内部材360、360が、第2ローラー120、120、120に対向するように角変位し、小束1の先行端縁を下方空間306に案内する。
【0052】
搬送されている当該小束1の先行端縁が、束垂れ検出器6cによって検出されてから(図14B参照)、前記複数のタイマーのうちのdタイマーが設定時間を満了し、計時終了信号が出力されると、第4コンベヤー340の第7ローラー341が第8軸344を支点として角変位する(図14C参照)。すなわち、折畳搬送経路302の入口を広げるように待機していた第4コンベヤー340の第7ローラー341は、第7軸343に接続されている流体圧シリンダー370の作動によって第8軸344を支点に角変位し、シリンダーロッド374が伸長することによって、折畳搬送経路302を形成するように第7ローラー341を角変位させる。
【0053】
その後、前記複数のタイマーのうちのeタイマーが設定時間を満了し、計時終了信号が出力されると、第1コンベヤー100の流体圧シリンダー130が作動してシリンダーロッド132が伸長し、傾斜していた第1コンベヤー100が角変位して第2ローラー120が上昇復帰する(図15A参照)。
【0054】
その直後に、前記複数のタイマーのうちのfタイマーとgタイマーが、前後してそれぞれの設定時間を満了し、計時終了信号が出力されると、略同じようなタイミングで差込み手段400及び案内部材360を作動させる各流体圧シリンダー420、362のシリンダーロッド421、366が伸長する。差込み部材410は、折畳搬送経路302の下流側に向けて小束の搬送速度と略同じ速度で移動する。このとき、差込み部材410は、第2ローラー120、120、120から下方空間306に垂れ下がるように送られていた小束1を、搬送方向の下面中央部を先頭位置にして折り曲げながら移動し、折り曲げた状態の小束1a(図17B参照)を、折畳搬送経路302を形成する第3コンベヤー330と第4コンベヤー340との間に差し込む(図15A参照)。一方、案内部材360、360は、移動を開始する前記差込み部材410の移動を妨げないように、流体圧シリンダー362、362が作動して、シリンダーロッド366、366が伸長し、第3コンベヤー330の搬送面の内側に格納されるように復帰する。
【0055】
差込み部材410によって折られながら、折畳搬送経路302へ受け渡されつつある小束1aは、宛名紙3が添付されている後半分が第1コンベヤー100と前記押えローラー210とで挟まれ、宛名紙3がずれることなく折畳搬送経路302側へ送り込まれる(図15B参照)。その後、前記複数のタイマーのうちのhタイマーが設定時間を満了し、計時終了信号が出力されると、押え手段200の流体圧シリンダー230、230が作動し、シリンダーロッド232、232が伸長して押えローラー210、210が復帰する。折畳搬送経路302へ受け渡された八つ折りされる小束1aは、第3コンベヤー330と第4コンベヤー340との共同作用によって第6ローラー332と第8ローラー342との間に進入させられ、第6ローラー332を介して、第3コンベヤー330のコンベヤーアーム337、337に連係されている流体圧シリンダー350、350のシリンダーロッド355、355が縮退する力によって、適宜な力で押し付けられ、確実に八つ折りされた八つ折り束1b(図17C参照)として、宛名紙3を載せたまま、第5コンベヤー500へ搬送される(図15C参照)。束垂れ検出器6cの投光を遮光していた小束1の先行端縁側は、折畳搬送経路302に引き込まれ、束垂れ検出器6cは通光状態となる。前記複数のタイマーのうちiタイマーが、差込み部材410によって折畳搬送経路302に差し込まれた小束1aが第6ローラー332と第8ローラー342との間に進入するに足る、設定時間を満了し、計時終了信号が出力されると、差込み手段400の流体圧シリンダー420が作動して、シリンダーロッド421が縮退し、差込み部材410が復帰するとともに、差込み待機検出器6fによって復帰したことが検出される(図15C参照)。
【0056】
以上記載の動作が完了した後、この完了に十分足る時間を設定された、前記複数のタイマーのうちjタイマーが設定時間を満了し、計時終了信号が出力されると、第4コンベヤー340の第7ローラー341、341が、第8軸344を支点として作動する。すなわち、流体圧シリンダー370の作動によってシリンダーロッド374が縮退し、第7ローラー341、341は、折畳搬送経路302の入口と下方空間306を広くするように第8軸344を支点にし、下方へ向け角変位する。そして、そこで待機する。前記八つ折り束1bの最後尾が、第5コンベヤー500の搬出検出器6gを前記複数のタイマーのうちのkタイマーの設定時間満了前に通過すると、搬出検出器6gが、八つ折り束1bの搬出完了を検出し(図16参照)、一連の工程が終了する。
【0057】
前記搬出検出器6gが八つ折り束1bの搬出完了を検出すると、次の小束1を第1コンベヤー100に受入れ可能となるとともに、宛名紙印刷添付装置から予め送られていた次の小束の束信号(図示せず)を基にして、切替経路機構300の素通り搬送経路301又は折畳搬送経路302のいずれか一方を選択可能となるとともに、小束が搬入され得る状態となる。
【0058】
次に、この発明に係る実施形態の折畳装置Aが正常に作動しなかったときの作用について説明する。宛名紙添付装置から折畳装置Aの制御装置に予め入力されている小束の束信号と、搬入された当該束の高さ検出器6bからの高さ検出信号との連係が条件を満たさない場合、例えば、厚さが薄い小束1の束信号のときに厚さの厚い小束2として高さ検出されたとき、又は厚さが厚い小束2の束信号のときに厚さの薄い小束1として高さ検出されたとき、折畳装置Aは停止する。また、前記複数のタイマーのうち束垂れ検出器6cと連係するdタイマー、jタイマー、及び搬出検出器6gと連係するkタイマーが、それぞれ束垂れ検出器6c、搬出検出器6gからの搬出完了の信号が出力される前に設定時間を満了したとき、折畳装置Aは停止する。更に、差込み待機検出器6fと搬出検出器6gとの連係により、搬出完了の信号が出力されたにも拘わらず差込み部材410が待機位置にないとき、折畳装置Aは停止する。これらが生じた場合には、その障害を排除し再起動によって正常に復帰させる。
【0059】
以上の実施の形態では、八つ折りを要さない厚さが厚い小束2の場合でも、また、八つ折りを要する厚さが薄い小束1の場合でも、更に、これらの小束1及び2が混在する場合でも、この発明の実施によってすべて連続的に処理可能である。また、第1コンベヤー100に搬入され、第5コンベヤー500から搬出されるまでの間、宛名紙の添付の有無に拘わらず、各小束1及び小束2は停止することなく搬送されるので、連続的に所定の工程を経て搬出可能となっている。
【0060】
【発明の効果】
以上記載のとおり、この発明によれば、宛名紙を小束の折帳束の上に載せたまま、更に2つに折り畳んで八つ折り束を作れるので、人手が掛からず発送作業の効率向上を図ることができる。
【0061】
また、上流のコンベヤーから搬送されてくる小束の折帳束は、更に2つに折り畳む八つ折りの必要の有無に拘わらず、当該搬送経路を停止することなく搬送処理可能であるので、処理能力を飛躍的に向上させることが可能となり、発送作業の効率向上を達成させることができる。
【0062】
更に、搬入搬送経路、切替経路機構の素通り搬送経路及び搬出搬送経路の各搬送面の上方には、構成部材が設けられていないので開放的であり、折帳束の取扱いや折畳装置の操作及び管理が極めて容易である。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは、本発明に係る折帳束の折畳装置の実施の形態における切替経路機構が折畳搬送経路を形成している部分側断面図であり、図1Bは、本実施の形態に係る折帳束の折畳装置における切替経路機構が素通り搬送経路を形成している部分側断面図である。
【図2】本実施の形態に係る折帳束の折畳装置の側断面図である。
【図3】図2におけるX矢視図である。
【図4】図2に示す本実施の形態に係る折帳束の折畳装置の斜視図である。
【図5】図2におけるX矢視方向から見た差込み手段の部分断面図である。
【図6】図5におけるY矢視方向による部分断面図である。
【図7】図2におけるZ矢視方向から見た搬入搬送経路の角変位させる流体圧シリンダーの取付けを示す部分断面図である。
【図8】第3コンベヤーの並列部分断面図である。
【図9】側断面を示す図2における各ローラーの伝動経路図である。
【図10】切替経路機構における素通り搬送経路及び折畳搬送経路の伝動経路を示す斜視図である。
【図11】図11A乃至図11Cは、本実施の形態に係る折帳束の折畳装置における厚さが厚い小束の搬送に係る作動過程説明図である。
【図12】図12A及び図12Bは、本実施の形態に係る折帳束の折畳装置における厚さが厚い小束の搬送に係る作動過程説明図であって、図11A乃至図11Cの続きである。
【図13】図13A乃至図13Cは、本実施の形態に係る折帳束の折畳装置における厚さが薄い小束の搬送に係る作動過程説明図である。
【図14】図14A乃至図14Cは、本実施の形態に係る折帳束の折畳装置における厚さが薄い小束の搬送に係る作動過程説明図であって、図13A乃至図13Cの続きである。
【図15】図15A乃至図15Cは、本実施の形態に係る折帳束の折畳装置における厚さが薄い小束の搬送に係る作動過程説明図であって、図14A乃至図14Cの続きである。
【図16】図16は、本実施の形態に係る折帳束の折畳装置における厚さが薄い小束の搬送に係る作動過程説明図であって、図15A乃至図15Cの続きである。
【図17】図17A乃至図17Cは、厚さが厚い小束、厚さが薄い小束の形態を示し、厚さが薄い小束が八つ折り束に至る形態を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
100・・第1コンベヤー(搬入搬送経路)
110・・第1ローラー(上流端ローラー)
111・・第1軸
112・・歯付きプーリー
113・・コンベヤーアーム
114・・搬送ベルト
115・・天板
120・・第2ローラー(下流端ローラー)
121・・第2軸(固定軸)
130・・流体圧シリンダー
131・・受け部材
132・・シリンダーロッド
133・・ガイドバー
134・・ガイドブロック
140・・モーター
141・・中継軸
142、143、144・・歯付きプーリー
145、146・・歯付きベルト
200・・押え手段
210・・押えローラー
211・・第12軸
212・・歯付きプーリー
213・・歯付きベルト
220・・アーム
221・・第11軸
222、223・・歯付きプーリー
224・・突起アーム
230・・流体圧シリンダー
231・・ロッド先端金具
232・・シリンダーロッド
233・・ピン
234・・ブラケット
235・・軸
300・・切替経路機構
301・・素通り搬送経路
302・・折畳搬送経路
303・・フレーム
304・・下部フレーム
306・・下方空間
310・・流体圧シリンダー
311・・シリンダーロッド
312・・ガイド軸
313・・支持ブロック
314・・ガイドブロック
320・・第2コンベヤー
321・・第3ローラー(上流端ローラー)
322・・第4ローラー(下流端ローラー)
323・・第3軸
324・・第4軸
325・・丸ベルト
326・・歯付きプーリー
327・・ガイド板
330・・第3コンベヤー
331・・第5ローラー
332・・第6ローラー
333・・第5軸
334・・第6軸
335、336・・歯付きプーリー
337・・コンベヤーアーム
338・・歯付きプーリー
339・・丸ベルト
340・・第4コンベヤー
341・・第7ローラー(上流端ローラー)
342・・第8ローラー(下流端ローラー)
343・・第7軸
344・・第8軸
345・・歯付きプーリー
346・・コンベヤーフレーム
347・・丸ベルト
350・・流体圧シリンダー
351・・ロッド先端金具
352・・ピン
353・・ブラケット
354・・ピン
355・・シリンダーロッド
360・・案内部材
361・・アーム
362・・流体圧シリンダー
363・・ロッド先端金具
364、365・・ピン
366・・シリンダーロッド
367・・ブラケット
370・・流体圧シリンダー
371・・ロッド先端金具
372・・ブラケット
373・・ピン
374・・シリンダーロッド
380・・モーター
381、382・・歯付きプーリー
383、384、385・・歯付きベルト
400・・差込み手段
410・・差込み部材
411・・ガイド
412・・溝
413・・側縁部
414・・先端部
415・・後端部
420・・流体圧シリンダー
421・・シリンダーロッド
422・・ステー
423・・ガイドバー
424・・ガイドブロック
500・・第5コンベヤー(搬出搬送経路)
510・・第9ローラー(上流端ローラー)
511・・第9軸
512・・搬送ベルト
513・・天板
514・・穴
520・・第10ローラー(下流端ローラー)
521・・第10軸
522・・歯付きプーリー
A・・折畳装置
1、1a・・厚さが薄い小束
1b・・八つ折り束(八つ折りされた小束)
2・・厚さが厚い小束
3・・宛名紙
5・・装置フレーム
5a、5b、5c・・ステー
6a・・搬入検出器
6b・・高さ検出器
6c・・束垂れ検出器
6d・・上限検出器
6e・・下限検出器
6f・・差込み待機検出器
6g・・搬出検出器

Claims (8)

  1. 積み重ねられた折帳束を搬入する搬入搬送経路と、
    搬入された折帳束を搬出する搬出搬送経路と、
    搬入された折帳束を折り畳まずに前記搬出搬送経路に搬送する素通り搬送経路と、下流ほど間隔が狭まるホッパー状に形成された一対の搬送手段の下方搬送面上流端が搬入搬送経路の搬送面下流側から離隔して配された折畳搬送経路とを有し、前記素通り搬送経路と前記折畳搬送経路を選択的に切り替え、いずれか一方の経路によって前記搬入搬送経路と前記搬出搬送経路とを連係可能な切替経路機構と、
    前記搬入搬送経路で搬送される折帳束を選択的に搬入搬送経路上に押さえる押え手段と、
    搬入搬送経路の下方からホッパー状の折畳搬送経路内に突出可能に設けられた差込み手段と、を備え、
    予め定めた条件に基づいて折帳束を搬入搬送経路上に押えるとともに前記搬入搬送経路と前記搬出搬送経路とを折畳搬送経路で連係した状態とし、前記搬入搬送経路を通過しつつある折帳束の先行側を前記差込み手段の下方に垂れ下がらせるとともに、この折帳束の垂れ下がり部の中間部を差込み手段を突き出して前記一対の搬送手段の下流方向に突き出し、前記中間部を折目として折帳束を折畳み可能に設けたことを特徴とする折帳束の折畳装置。
  2. 前記押え手段によって押さえられ搬送する折帳束を少なくとも先端から搬送方向の中間位置まで前記搬入搬送経路と前記折畳搬送経路の間に案内し垂れ下がらせる案内手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の折帳束の折畳装置。
  3. 前記搬入搬送経路が、搬入搬送経路と搬出搬送経路とを折畳搬送経路で連係した状態において、下流側が低くなるように傾斜可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の折帳束の折畳装置。
  4. 前記押え手段が、前記搬入搬送経路上の折帳束に接触してこの折帳束を搬入搬送経路上に押さえる押えローラーを備え、該押えローラーが折帳束を搬入搬送経路上に押さえる作用位置と搬入搬送経路上の折帳束から離隔した待機位置との間で移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の折帳束の折畳装置。
  5. 前記切替経路機構が、搬入される折帳束が所定の厚さ以上の厚さを有するとき、前記素通り搬送経路を前記搬入搬送経路と前記搬出搬送経路に連係され、搬入される折帳束が所定の厚さ未満の厚さを有するとき、前記折畳搬送経路を前記搬入搬送経路と前記搬出搬送経路に連係されることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の折帳束の折畳装置。
  6. 前記折畳搬送経路が、通過する折帳束の厚さに応じて前記一対の搬送手段の下流端における上方搬送面と下方搬送面の間隔を可変に設けられ、前記上方搬送面の下流端を前記下方搬送面の下流端に向け力を付与可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の折帳束の折畳装置。
  7. 前記折畳搬送経路における下流端の上方搬出面が、前記下流端の下方搬送面に対して遠近可能に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の折帳束の折畳装置。
  8. 前記折畳搬送経路の下方搬送面の上流端が、その下流端の近傍を支点として角変位可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の折帳束の折畳装置。
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