JP3798354B2 - 扁平型ステッピングモータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステッピングモータの構造、特に回転軸方向に薄型化した扁平型ステッピングモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタ、ファクシミリ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブなどの各種機器は、機器の高性能化に伴い、高トルクなどの高性能と、低コギングで低振動などの高品質のステッピングモータが求められている。PM(永久磁石)型ステッピングモータはこれらの要望を満たすものとして広く用いられている。
【0003】
図3は、従来のPM型ステッピングモータの一部を切り欠いた斜視図である。
【0004】
図3に示すように、1はステンレス鋼を打ち抜いて製作されたフランジ、2は含油合金から成る上側軸受、3a、3bは軟磁性材の鋼板を打ち抜き内周に極歯10を折り曲げて形成したステータヨーク、4はポリウレタン被覆銅線をボビン5に巻回して成るコイル、6A、6Bはステータヨーク3a、3bの内部にコイル4を納めたステータユニットで、これら2個のステータユニット6A、6Bは背中合わせに配置されている。8はステッピングモータの回転中心となる回転軸、9はステータヨーク3a、3bの極歯10と対向して外周に複数の磁極を有する界磁用の円筒状のマグネット、12は円筒状のマグネット9と回転軸8を締結するスリーブであり、回転軸8と、円筒状のマグネット9とスリーブ12でロータ13を構成している。ロータ13は、回転中心となる回転軸8をスリーブ12に圧入固定し、スリーブ12の外周に接着剤を塗布して界磁用の円筒状のマグネット9を同軸となるように挿入して接着固定したものである。
【0005】
このように構成されたロータ13は、円筒状のマグネット9の外周に所定の多極着磁が施され着磁面の磁極を極歯10と微小間隙を介して対向するように、回転軸8により上側軸受2と下側軸受(図示せず)に回転自在に取り付けられている。
【0006】
図4は、従来のPM型ステッピングモータに於けるステータユニットの断面図である。図4では、ステータユニット6Aを示し、ステータユニット6Aと背中合わせに配置される図3に示すステータユニット6Bは同一構成のため図示せず。
【0007】
ステータユニット6Aでは、ステータヨーク3aの極歯10とステータヨーク3bの極歯10どうしが電気角で180°(半ピッチ)の間隔で等間隔に噛み合うように配置されている。ステータユニット6Bでも、同様に極歯10どうしが電気角で180°の間隔で等間隔に噛み合うように配置されている。2つのステータユニット6A、6Bは、高分子材料を用いたモールド成形、あるいはプラズマ溶接などの手法により一体化され、ステータユニット6Aとステータユニット6Bの極歯10どうしが互いに電気角で90°のずれとなるように背中合わせに重ねて配置されている。そのため、2つのステータユニット6A、6Bにより、始動時に常に同一方向にロータ13(図3参照)を回転駆動することができる。
【0008】
図5は、従来のPM型ステッピングモータに於けるステータヨークの展開図である。
【0009】
この例では、極歯10は空間角360°に10個あり、図示していないが円筒状のマグネット9の磁極幅と同じである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年機器は小型化や薄型化の傾向にあり、それに伴い電子機器に組み込まれるPM型ステッピングモータは、一層の薄型化が要求されている。
【0011】
しかしながら、従来のPM型ステッピングモータは、上記したごとく2つのステータユニット6A、6Bを背中合わせに重ねた構造のため、薄型化には限界があった。
【0012】
さらに、従来のPM型ステッピングモータは、4個のステータヨークを用いるため部品点数が多いばかりでなくステータヨークどうしの位置合わせが煩雑となっていた。
【0013】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、回転軸方向の大幅な薄型化を実現する簡潔構造の画期的な扁平型ステッピングモータを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の扁平型ステッピングモータは、半円状の周縁に沿って複数の極歯が形成された第1の上部ステータヨークと、前記極歯と電気角で180°ずれるように上下に互いに組み合わされる極歯が形成された第1の下部ステータヨークと、前記第1の上部ステータヨークと前記第1の下部ステータヨークとの励磁用のコイル部とを有する第1のステータユニットと、前記第1の上部ステータヨークと対向し一体で形成され、半円状の周縁に沿って複数の極歯が形成された第2の上部ステータヨークと、前記第1の下部ステータヨークと対向し一体で形成され、前記第2の上部ステータヨークの極歯と電気角で180°ずれるように上下に互いに組み合わされる極歯が形成された第2の下部ステータヨークと、前記第2の上部ステータヨークと前記第2の下部ステータヨークとの励磁用のコイル部とを有し、前記第1のステータユニットの前記極歯と隣接する極歯同士の間隔を電気角で90°または270°ずれるようにした第2のステータユニットと、前記第1および第2のステータユニットの前記極歯の内側に回転自在に配置される円筒状のマグネットを有するロータと、前記ロータを回転自在に軸支する軸受をそれぞれ装着したフロントプレートとエンドプレートと、を備え、前記第1のステータユニットと第2のステータユニットのそれぞれの極歯の間には樹脂が充填されると共に前記エンドプレートが樹脂成形にて前記下部ステータヨークの円状の開口内に前記下部ステータヨークの厚さと略同じ厚さで一体に形成してなる構成とした。
【0015】
また、前記第1および第2の上部ステータヨークと下部ステータヨークどうしは、予め定めた位置に設けた取付穴に予め定めたスペーサが取り付けられ固定されることとした。
【0016】
また、前記励磁用のコイル部は、前記スペーサにコイルが形成されることとした。
【0017】
また、前記第1の上部ステータヨークと前記第2の上部ステータヨークとの中間部および、前記第1の下部ステータヨークと前記第2の下部ステータヨークとの中間部には、切り込み部を有することとした。
【0018】
前記切り込み部は、切り込みを行う前記中間部の幅に対し2/3以上の切り込みとすることとした。
【0019】
さらに、前記極歯の形状が先端を切り欠いた台形状であることとした。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の扁平型ステッピングモータにつき図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態の扁平型ステッピングモータの分解斜視図である。
【0022】
図1に示すように、本発明の扁平型ステッピングモータは、第1のステータユニット30Aと第2のステータユニット30Bとが平面的に一体に設けられたステータユニット30と、ステータユニット30に回転自在に取り付けられるロータ50とで構成されている。
【0023】
第1のステータユニット30Aは、上下に組合わされて配置された第1の上部ステータヨーク31aおよび第1の下部ステータヨーク34aと、ボビン41aにコイル42aが形成された励磁用の第1のコイル部40Aとで構成されている。43aは第1のコイル部40Aの電気接続端子である。
【0024】
第1の上部ステータヨーク31aは、半円状の周縁に沿って抜き起こしにより複数の極歯32a1〜32anが軟磁性材よりプレス加工され、第1のコイル部40Aの上側円筒突起44a1が下側から取付けられる取付穴33aが明けられている。第1の下部ステータヨーク34aは、半円状の周縁に沿って抜き起こしにより複数の極歯35a1〜35anが軟磁性材よりプレス加工され、第1のコイル部40Aの下側円筒突起44a2(図示せず)が上側から取付けられる取付穴36aが明けられている。
【0025】
同様に、第2のステータユニット30Bは、第1の上部ステータヨーク31aとプレス加工により一体に形成された第2の上部ステータヨーク31bと、第1の下部ステータヨーク34aとプレス加工により一体に形成された第2の下部ステータヨーク34bと、ボビン41bにコイル42bが形成された励磁用の第2のコイル部40Bとで構成されている。43bは第2のコイル部40Bの電気接続端子である。
【0026】
第2の上部ステータヨーク31bは、半円状の周縁に沿って抜き起こしにより複数の極歯32b1〜32bnが軟磁性材よりプレス加工され、第2のコイル部40Bの上側円筒突起44b1が下側から取付けられる取付穴33bが明けられている。第2の下部ステータヨーク34bは、半円状の周縁に沿って抜き起こしにより複数の極歯35b〜35bnが軟磁性材よりプレス加工され、第2のコイル部40Bの下側円筒突起44b2(図示せず)が上側から取付けられる取付穴36bが明けられている。
【0027】
第1の上部ステータヨーク31aの複数の極歯32a1〜32anと、第2の上部ステータヨーク31bの複数の極歯32b1〜32bnとは同時にプレス加工され、また、第1の下部ステータヨーク34aの複数の極歯35a1〜35anと、第2の下部ステータヨーク34bの複数の極歯35b〜35bnとも同時にプレス加工される。
【0028】
いずれのステータヨークにおいても、極歯はステッピングモータに要求される1回転のステップ数に対応した数の極歯が等間隔に配列されており、第1の上部ステータヨーク31aの極歯32a1〜32anと、第1の下部ステータヨーク34aの極歯35a1〜35anとの上下に対向する極歯どうしは互いに電気角で180°ずれて配列され、また、第2の上部ステータヨーク31bの極歯32b1〜32bnと、第2の下部ステータヨーク34bの極歯35b1〜35bnとの上下に対向する極歯どうしは互いに電気角で180°ずれて配列されている。
【0029】
こうして製作された第1のステータユニット30Aと第2のステータユニット30Bは、第1の上部ステータヨーク31aと第2の上部ステータヨーク31bとの間および、第1の下部ステータヨーク34aと第2の下部ステータヨーク34bとの間に切り込み部37、38を挟んで互いに隣接する極歯どうしの極歯間隔が電気角で90°または270°ずれるような位置関係で配置されている。すなわち、第1の上部ステータヨーク31aと第2の上部ステータヨーク31bとの中間部で、極歯32a1と極歯32b1および極歯32anと極歯32bnの極歯間隔と、第1の下部ステータヨーク34aと第2の下部ステータヨーク34bとの中間部で、極歯35a1と極歯35b1および極歯35anと極歯35bnの極歯間隔とは、電気角で90°または270°ずれるような位置関係で配置されている。
【0030】
第1の上部ステータヨーク31aと第2の上部ステータヨーク31bおよび、第1の下部ステータヨーク34aと第2の下部ステータヨーク34bとはプレス加工により一体化して製作しており、互いに磁気的流れ込みを極少に押さえるべく、第1の上部ステータヨーク31aと第2の上部ステータヨーク31bとの中間部および、第1の下部ステータヨーク34aと第2の下部ステータヨーク34bと中間部に切り込み部37、38を形成し、磁気的影響を互いに及ぼさないような構造となっている。切り込み部37、38の切り込みは深いほうが好ましいがある程度の強度を保つ必要があり、中間部の幅に対して2/3以上の切り込みであればスムーズな回転を得ることができる。
【0031】
ロータ50は、第1のステータユニット30Aと第2のステータユニット30Bの極歯と微小空隙を介し回転軸55により回転自在に配置され、外周の円筒形状の界磁用の円筒状のマグネット51は等間隔で着磁されている。
【0032】
図2は、本発明の実施の形態の扁平型ステッピングモータが組み立てられたときの断面図である。
【0033】
第1のコイル部40Aは、上側円筒突起44a1と下側円筒突起44a2とが設けられた金属製の円筒形状のスペーサ45aを有し、スペーサ45aの外側にはコイル42aが形成されたボビン41aが設けられており、同じく第2のコイル部40Bも、上側円筒突起44b1と下側円筒突起44b2とが設けられた金属製のスペーサ45bを有し、外側にはコイル42bが形成されたボビン41bが設けられている。
【0034】
第1のコイル部40Aと第2のコイル部40Bは、取付穴33a、33b、36a、36b(図1参照)に対応して上側円筒突起44a1、44b1、下側円筒突起44a2、44b2が嵌合され、位置合わせが行われて取り付けられる。併せて接着剤などで取付穴33a、33b、36a、36bと、上側円筒突起44a1、44b1、下側円筒突起44a2、44b2との接合を補強してもよい。スペーサ45aは、コイル42a、第1の上部ステータヨーク31a、第1の下部ステータヨーク34aと共に閉磁路の一部を形成し、同じくスペーサ45bも、コイル42b、第2の上部ステータヨーク31b、第2の下部ステータヨーク34bと共に閉磁路の一部を形成している。スペーサ45a、45bにより、第1のコイル部40Aと第2のコイル部40Bとの取付が容易に行われ、さらに、第1と第2の上部ステータヨーク31a、31bと、第1と第2の下部ステータヨーク34a、34bとの位置合わせが容易かつ確実に行われる。
【0035】
図2の32aは、図1に示した極歯32a1〜32anを示し、35bは、図1に示した極歯35b1〜35bnを示す。組み上がった状態の各極歯間には、強度を上げるために樹脂が充填され充填樹脂部63が形成され、耐振動性に対しても好ましいものとすることができる。
【0036】
軸受53がカシメなどにより取り付けられた非磁性の鋼板よりプレス加工で製造したフロントプレート61には第1の上部ステータヨーク31aと第2の上部ステータヨーク31bが溶接、接着、カシメなどにより固定されている。回転軸55が軸受53に取り付けられロータ50が第1のステータユニット30Aと第2のステータユニット30Bとの間に挿入された状態で、モールド用金型によりエンドプレート62が成形される。樹脂成形されたエンドプレート62には軸受54が取り付けられ、ロータ50は、軸受53、54により回転自在に取付けられている。
【0037】
ロータ50は、非磁性のステンレスからなる回転軸55の周りにアルミ製のスリーブ52を介して円筒状のマグネット51が接着されて構成さている。円筒状のマグネット51の材料はフェライトマグネット、希土類マグネットなどが用いられる。
【0038】
以上説明したごとく、本発明の実施の形態の扁平型ステッピングモータは、ステータユニット30の第1のステータユニット30Aと第2のステータユニット30Bとが平面的に一体に設けられ、第1のステータユニット30Aと第2のステータユニット30Bとに設けられる極歯間に上記した所定の電気角を与えるようにしたため、性能は変わることなく従来のステッピングモータに比べ2段重ねのステータを一段にすることができ、回転軸方向の厚さが従来の約半分で大幅な薄型化を実現している。
【0039】
また、従来のPM型ステッピングモータは、4枚のステータヨークを用いるため部品点数が多いばかりでなくステータヨークどうしの位置合わせが煩雑となっておりコスト高となっていたが、ステータヨークをプレス加工により打ち抜き上部ステータヨークと下部ステータヨークの2枚にしており、部品点数が少なくなるとともに、ステータヨークどうしの位置合わせも格段と容易にでき、コスト低減を図ることができる。
【0040】
なお、エンドプレート62は樹脂成形により形成したが、フロントプレート61と同様に非磁性の鋼板よりプレス加工で製造し、第1の下部ステータヨーク34aと第2の下部ステータヨーク34bとに固定することもできる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の扁平型ステッピングモータは、半円状の周縁に沿って複数の極歯が形成された第1の上部ステータヨークと、前記極歯と電気角で180°ずれるように上下に互いに組み合わされる極歯が形成された第1の下部ステータヨークと、前記第1の上部ステータヨークと前記第1の下部ステータヨークとの励磁用のコイル部とを有する第1のステータユニットと、前記第1の上部ステータヨークと対向し一体で形成され、半円状の周縁に沿って複数の極歯が形成された第2の上部ステータヨークと、前記第1の下部ステータヨークと対向し一体で形成され、前記第2の上部ステータヨークの極歯と電気角で180°ずれるように上下に互いに組み合わされる極歯が形成された第2の下部ステータヨークと、前記第2の上部ステータヨークと前記第2の下部ステータヨークとの励磁用のコイル部とを有し、前記第1のステータユニットの前記極歯と隣接する極歯どうしの間隔を電気角で90°または270°ずれるようにした第2のステータユニットと、前記第1および第2のステータユニットの前記極歯の内側に回転自在に配置される円筒状のマグネットを有するロータとを備えた構成とした。
【0042】
この構成により、性能は変わることなく回転軸方向の厚さが従来の約半分で大幅な薄型化を実現でき、また、部品点数を減少しておりコスト低減を図ることができる。
【0043】
また、前記第1および第2の上部ステータヨークと下部ステータヨークどうしは、予め定めた位置に設けた取付穴に予め定めたスペーサが取り付けられ固定されることとしたため、ステータヨークどうしの位置合わせを容易かつ確実にでき、コスト低減を図ることができる。
【0044】
また、前記励磁用のコイル部は、前記スペーサにコイルが形成されることとしたため、励磁用のコイル部の取付を容易にでき、コスト低減を図ることができる。
【0045】
また、前記第1の上部ステータヨークと前記第2の上部ステータヨークとの中間部および、前記第1の下部ステータヨークと前記第2の下部ステータヨークとの中間部には、切り込み部を有することとしたため、ステータヨークどうしで磁気的影響を互いに及ぼさないようにすることができ、スムーズな回転を得ることができる。
【0046】
前記切り込み部は、切り込みを行う前記中間部の幅に対し2/3以上の切り込みとすることとしたため、ステータヨークの強度を確保しスムーズな回転を得ることができる。
【0047】
さらに、前記極歯の形状が先端を切り欠いた台形状であることとしたため、上下の互いの組合せを的確にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の扁平型ステッピングモータの分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の扁平型ステッピングモータが組み立てられたときの断面図である。
【図3】従来のPM型ステッピングモータの一部を切り欠いた斜視図である。
【図4】従来のPM型ステッピングモータに於けるステータユニットの断面図である。
【図5】従来のPM型ステッピングモータに於けるステータヨークの展開図である。
【符号の説明】
30 ステータユニット
30A 第1のステータユニット
30B 第2のステータユニット
31a 第1の上部ステータヨーク
31b 第2の上部ステータヨーク
32a1〜32an、32b1〜32bn、35a1〜35an、35b1〜35bn 極歯
33a、33b、36a、36b 取付穴
34a 第1の下部ステータヨーク
34b 第2の下部ステータヨーク
37、38 切り込み部
40A 第1のコイル部
40B 第2のコイル部
41a、41b ボビン
42a、42b コイル
44a1、44b1 上側円筒突起
44a2、44b2 下側円筒突起
45a、45b スペーサ
50 ロータ
51 円筒状のマグネット
55 回転軸
61 フロントプレート
62 エンドプレート
63 充填樹脂部
Claims (6)
- 半円状の周縁に沿って複数の極歯が形成された第1の上部ステータヨークと、前記極歯と電気角で180°ずれるように上下に互いに組み合わされる極歯が形成された第1の下部ステータヨークと、前記第1の上部ステータヨークと前記第1の下部ステータヨークとの励磁用のコイル部とを有する第1のステータユニットと、
前記第1の上部ステータヨークと対向し一体で形成され、半円状の周縁に沿って複数の極歯が形成された第2の上部ステータヨークと、前記第1の下部ステータヨークと対向し一体で形成され、前記第2の上部ステータヨークの極歯と電気角で180°ずれるように上下に互いに組み合わされる極歯が形成された第2の下部ステータヨークと、前記第2の上部ステータヨークと前記第2の下部ステータヨークとの励磁用のコイル部とを有し、前記第1のステータユニットの前記極歯と隣接する極歯同士の間隔を電気角で90°または270°ずれるようにした第2のステータユニットと、
前記第1および第2のステータユニットの前記極歯の内側に回転自在に配置される円筒状のマグネットを有するロータと、
前記ロータを回転自在に軸支する軸受をそれぞれ装着したフロントプレートとエンドプレートと、を備え、
前記第1のステータユニットと第2のステータユニットのそれぞれの極歯の間には樹脂が充填されると共に前記エンドプレートが樹脂成形にて前記下部ステータヨークの円状の開口内に前記下部ステータヨークの厚さと略同じ厚さで一体に形成したことを特徴とする扁平型ステッピングモータ。 - 前記第1および第2の上部ステータヨークと下部ステータヨークどうしは、予め定めた位置に設けた取付穴に予め定めたスペーサが取り付けられ固定されることを特徴とする請求項1に記載の扁平型ステッピングモータ。
- 前記励磁用のコイル部は、前記スペーサにコイルが形成されることを特徴とする請求項2に記載の扁平型ステッピングモータ。
- 前記第1の上部ステータヨークと前記第2の上部ステータヨークとの中間部および、前記第1の下部ステータヨークと前記第2の下部ステータヨークとの中間部には、切り込み部を有することを特徴とする請求項1に記載の扁平型ステッピングモータ。
- 前記切り込み部は、切り込みを行う前記中間部の幅に対し2/3以上の切り込みとすることを特徴とする請求項4に記載の扁平型ステッピングモータ。
- 前記極歯の形状が先端を切り欠いた台形状であることを特徴とする請求項1に記載の扁平型ステッピングモータ。
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