JP3797259B2 - マイナスイオン発生装置 - Google Patents
マイナスイオン発生装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3797259B2 JP3797259B2 JP2002094566A JP2002094566A JP3797259B2 JP 3797259 B2 JP3797259 B2 JP 3797259B2 JP 2002094566 A JP2002094566 A JP 2002094566A JP 2002094566 A JP2002094566 A JP 2002094566A JP 3797259 B2 JP3797259 B2 JP 3797259B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- flow path
- air flow
- high voltage
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Air Humidification (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
この発明は空気清浄機などに組込まれて、大量のマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気中に存在するマイナスイオンには人の健康な状態を維持して気分を爽快にするという働きがあることについて注目されており、最近では空気調和機などから吹出す風と一緒にマイナスイオンが室内に放出できるように、空気調和機の枠体内にマイナスイオン発生装置を組込んだものが好まれている。
【0003】
即ち、空気調和した空気が流れる枠体内に空気流路を配置し、該空気流路の中に空気流を作り出す空気吹出ファンと、空気流路の端に設けた空気吹出口とを形成し、空気吹出口付近の空気流路内に針状の電極を取付け、該電極から約10mm前後距離をおいた空気流路内に一定の長さを持った板状電極を取付けする構造を設けている。そして、高圧トランスの昇圧側コイルの両端には整流回路を設けて直流高電圧を得ており、高圧トランスのマイナス高電圧端子を針状の電極に接続し、プラス高電圧端子を板状電極に接続している。
【0004】
このように空気流路中に取付けた電極と板状電極は直流の高電圧がかけられた状態で対峙しているので、空気流路を通過する空気がイオン化してマイナスイオンを発生させることができる。
【0005】
マイナスイオンの発生量を増やすには電極と板状電極の間にかける直流の電圧を高くする必要があるが、マイナスイオンの増加と共に高圧回路に流れる電流が多くなって電極の劣化が早くなって耐久性がなくなる問題点があり、また、このように両電極間にかける電圧が高くなるとコロナ放電が起きやすく、人体に悪影響を及ぼす可能性が高いオゾンの発生量が多くなるという問題点がある。
【0006】
この為、出願人は板状電極に換えて接触する部材と絶縁状態にある導電性部材を枠体内に設け、空気流路中の電極と絶縁体で遮断された枠体内の導電性部材との間で直流の高電圧をかけるようにした提案をしており、絶縁体自身がプラスに帯電しながら電極と対峙することで、電極から飛び出した電子は枠体に向かうものとなり、直接放電の形で電流が流れないから効率よく空気のマイナスイオン化ができ、大量のマイナスイオンを発生させることができたものである。また、電極と対峙する板状電極が全く無い状態であるから、オゾンが発生するようなコロナ放電や、電極から空気中を直接板状電極に向かう放電現象が起こることがないものである。(特開2001−338744号参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、マイナスイオンの発生量は室内湿度が大きく影響するものであり、一般的に室内湿度が40〜60%位の環境が最もマイナスイオンの発生量が多いとされている。また、発生したマイナスイオンの一部は枠体に吸着するが、室内湿度があるときにはマイナスの電荷は空気中の水分子の働きによって空気中に放出されるから、枠体の帯電は起こらないものである。
【0008】
しかし、室内湿度が低く空気中の水分子が減少したときには、枠体から電荷が放出されにくい状態となるから、マイナスイオンの吸着や摩擦などで枠体の帯電が起こりやすく、枠体がマイナスに帯電してしまうと放電が弱くなってマイナスイオン発生量が激減または出なくなってしまうものであった。
【0009】
また、空気中に含まれる埃はプラスやマイナスに帯電し、空気吹出口から放出されたマイナスイオンが空気中の埃に吸着すると消滅してしまうものであり、空気吹出口付近の埃が多くなると空気吹出口から放出された直後に消滅するマイナスイオンの数も多くなり、室内に放出されるマイナスイオンが減少してしまうものであった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の課題を解決するもので、枠体1内に空気流路2を形成し、かつ、空気流路2の端には空気吸込口3と空気吹出口4とを設け、該空気吸込口3から空気吹出口4に至る空気流路2には、空気流を作り出す空気吹出ファン5を設けると共に、枠体1には昇圧コイルで構成する高圧トランス6を内装し、該高圧トランス6の出力側には整流回路6aを介在して直流の高電圧端子6b・6cを設け、空気吹出口4付近の空気流路2の中に電極7を配置し、該電極とは空気流路2を構成する部材を介して絶縁状態にある導電性部材8を空気流路2の外側の枠体1内に配置し、電極7に高圧トランス6のマイナス高電圧端子6bを接続し、枠体1内の導電性部材8に高圧トランス6のプラス高電圧端子6cを接続し、電極7と導電性部材8との間に直流の高電圧をかけて、空気流路2内の空気をマイナスイオン化するマイナスイオン発生装置であって、前記空気流路2壁の外側に隣接して配置され該空気流路2とは独立した枠体1外への開口9aを備えた加湿室9と、該加湿室9の下部に位置して加湿用の水を貯える加湿水槽10と、該加湿水槽10の水を気化する加湿手段11とを設け、加湿手段11によって発生した水蒸気を加湿室9内に充満させ、空気流路2壁の電荷を加湿室9の加湿空気中に放出することによって、空気流路2壁の帯電を防止するものである。
【0011】
また、前記加湿手段11は気化フィルタ11aで構成したものであり、気化フィルタ11aは室内湿度によって水蒸気の発生量が変化するから、簡単な構造で効率の良い加湿ができるものである。
【0012】
また、前記空気流路2が貫通する加湿室9の上面には開口9aを設け、加湿室9の加湿空気を開口9aから空気吹出口4の周囲に送ることで、室内湿度の低いときでも空気吹出口4付近の埃が少なくなり、消滅するマイナスイオンが少なくなるから、室内に放出されるマイナスイオンを多くできるものである。
【0013】
【作用】
空気吹出ファン5による空気流のある空気吹出口4付近の空気流路2内に電極7を設け、また、接触する部材と絶縁状態にある導電性部材8を枠体1内に設け、空気流路中の電極7と枠体1内の導電性部材8との間にマイナス高電圧端子6bが電極7側にかかるように直流の高電圧をかけると、絶縁体自身がプラスに帯電しながら電極7と対峙しており、電極7から飛び出した電子は枠体1に向かい、その途中で中性の空気の分子をマイナスイオン化するものである。この為、直接放電の形で電流が流れないから効率よく空気のマイナスイオン化ができ、大量のマイナスイオンが発生するものである。
【0014】
そして、空気流路2の周囲には空気流路2の外壁を囲むように加湿室9を設けてあり、加湿室9の下部に位置する加湿水槽10に貯えられた水を加湿手段11によって気化させ、発生した水蒸気が加湿室9に充満するものであり、空気流路2壁に吸着した電荷は加湿室9の加湿空気中に放出されるから、空気流路2の帯電が起こらないものとなった。
【0015】
また、加湿手段11を気化フィルタ11aで構成することによって、室内湿度が高く帯電が起こりにくいときは気化量が減少し、湿度が低く帯電が起こりやすいときは気化量が増加するものとなった。
【0016】
更に、空気流路2が貫通する加湿室9の上面には開口9aが設けてあり、加湿室9の加湿空気が開口9aから空気吹出口4の周囲に送られ、枠体1の周囲から空気吹出口4に向かう空気中に含まれた埃が加湿空気中の水分を吸収して空気吹出口4まで届かなくなるから、室内に放出されるマイナスイオンを多くすることができた。
【0017】
【実施例】
図に示す実施例によってこの発明を説明すると、1は空気清浄機で構成する空気調和機の枠体、2は枠体1内に形成した空気流路、12は空気流路2を上部室Aと下部室Bとに分割する仕切板、12aは仕切板12を挟んだ上部室Aと下部室Bとを連通する仕切板12の中央に設けた開口、3は仕切板12より下方の枠体1の側壁に設けたスリット状の開口で構成される空気吸込口、4は空気流路2の上部室Aの端で枠体1の上部に設けた空気吹出口である。
【0018】
13は空気吸込口3の内側の空気流路2の下部室Bに設けたフィルタ機構、13aはフィルタ機構13を構成して内部に濾過体を収納したフィルタ枠体、14は下部室Bに設けたフィルタ枠体13aを保持するガイドであり、フィルタ機構13のフィルタ枠体13aはガイド14に沿って着脱可能に収納している。
【0019】
5は空気流路2の上部室Aに設けた空気吹出ファンであり、該空気吹出ファン5を運転すると、空気吸込口3から下部室Bに吸込まれた室内空気が開口12aに向かい、フィルタ機構13によって清浄な空気となって上部室Aに吸込まれ、枠体1の上部に開口する空気吹出口4から吹出している。
【0020】
15は空気調和機の運転スイッチ、16は空気調和機の各種スイッチ群を装置した操作パネル、17は空気調和機を制御するマイコン基板、18は高電圧発生回路を通電制御するリレー装置、19は前記マイコン基板17を内装して空気吹出ファン5や高圧電圧発生回路のリレー装置18を制御する制御装置であり、取扱者が操作パネル16によって各運転モードを指示すると、指定した運転が実行できるようになっている。
【0021】
6は空気流路2から離れた枠体1内の適所に配置した昇圧コイルで構成する高圧トランス、6aは高圧トランス6の出力側の端子に接続した整流回路、6bは整流回路6aのマイナス高電圧端子、6cは整流回路6aのプラス高電圧端子であり、両高電圧端子6b・6c間には約6KVの高電圧が出力されるようになっている。
【0022】
7は空気吹出口4付近の空気流路2の壁面から空気流路2内に突出させた針状の電極であり、該電極7は前記高圧トランス6の出力であるマイナス高電圧端子6bに接続される。8は枠体1内の適当な位置に配置した導電性部材であり、該導電性部材8はプラス高電圧端子6cに接続される。
【0023】
導電性部材8と接触する部材は合成樹脂などの絶縁物質で構成し、導電性部材8は電気的に独立して一定の容積や面積を持つ金属によって構成されるものであり、実施例ではプラス高電圧端子6cの先端に取付けた板状の配線取付板8aを合成樹脂の枠体1にねじ止めすることで導電性部材8として構成している。
【0024】
20は制御装置19の電源回路を構成する電源トランスであり、この電源トランス20は空気流路2から完全に隔離された枠体1内に装置されて絶縁状態にあるから導電性部材8となり得るものであり、電源トランス20が空気流路2の近くに設置されたときは電源トランス20の外郭に高圧トランス6のプラス高電圧端子6cを接続してもよい。
【0025】
操作パネル16によってマイナスイオン発生モードを選択すると、空気流路2内の電極7と導電性部材8の間に直流の高電圧がかけられ、導電性部材8とは絶縁されてプラスに帯電した空気流路2壁が電極7と対峙する関係となり、電極7から飛び出した電子が枠体1に向かい、その途中で中性の空気の分子に当たると、この空気の分子をマイナスにイオン化するものである。
【0026】
このとき、微弱な電流が両高電圧電極6b・6cに流れるが、導電性部材8は接触する部材とは絶縁状態にあり、枠体1の空気流路2内のマイナス高電圧端子6bが接続される電極7から隔離されているから、両高電圧端子6b・6c間には放電現象は発生せず、流れる微弱電流は放電によるロスがなくマイナスイオンの発生に使われるものとなる。従って、このような構造において両高圧電極6b・6c間に流れる電流を増加させればマイナスイオンの発生量が増加するから、空気流路2内の板状電極にプラス高電圧端子6cを接続する時よりも多量のマイナスイオンが発生するようになった。
【0027】
ところで、マイナスイオンは空気中の水滴に付着して存在すると考えられ、マイナスイオン発生量は室内湿度が関係してくる。上記の構造でも、室内湿度が一定の範囲を外れるとマイナスイオン発生量が減少してしまうものである。
【0028】
特に、室内湿度が低いときにはマイナスイオン発生量が減少するだけでなく、空気中の水分子の減少によって枠体1の電荷が空気中に放出されにくくなって枠体1が帯電しやすい状態となるから、発生したマイナスイオンの吸着や摩擦で枠体1がマイナスに帯電し、電極7と空気流路2が同電位に近くなって放電そのものが弱まってしまうことがあり、マイナスイオンの発生量が激減または出なくなってしまうことが分かった。
【0029】
この発明は室内湿度が低いときでも枠体1の帯電を防止してマイナスイオン発生量を保持する為のもので、9は枠体1内で空気流路2の外方に隣接して設けた加湿室、10は該加湿室9の下部に設けた加湿水槽、11は加湿水槽10に貯えられた水を気化する為の加湿手段であり、加湿室9は空気流路2壁の全周を囲むように形成され、高圧トランス6や制御装置19を配置した電気部品の収納部とは隔壁1aによって区画されている。
【0030】
21は枠体1の上部から着脱できる水タンク、22は水タンク21の着脱自在の給水蓋であり、給水蓋22には開閉弁22aが取付けてある。23は開閉弁22aを押し開く突起23aを有する受け皿であり、該受け皿23は加湿水槽10と連続して形成され、給水蓋22を下向きにして水タンク21を受け皿23に装着すると、突起23aによって開閉弁22aが押し開かれ、水タンク21の水が受け皿23を流れて加湿水槽10に送られる。加湿水槽10で気化して消費された水は常に水タンク21から補給され、一定の水面を保持できるようになっている。
【0031】
加湿手段11によって発生した水蒸気は加湿室9内に充満して空気流路2の外壁に水滴となって付着しており、空気流路2壁に吸着した電荷は水分子の働きによって加湿室9の加湿空気中に放出されるから、室内湿度が低くても帯電が起こることはなく、湿度の低下によってマイナスイオンの発生量がわずかに減少することはあっても、マイナスイオン発生量が激減したり出なくなってしまうようなことはなくなり、マイナスイオン発生器として十分機能するものとなった。またこのとき、加湿室9の加湿空気は空気流路2内へ向かうことはないから、加湿室9の水分が空気流路2のマイナスイオンと結合することはない。
【0032】
具体的な実施例として、11aは加湿手段11を構成する気化フィルタであり、気化フィルタ11aは加湿水槽10に貯えられた水を吸上げて気化するものであり、加湿空気はマイナスイオンの発生に使われるものではなく、加湿室9の水蒸気は空気流路2壁が帯電しない程度に発生させればよいので、気化フィルタ11aによる加湿方法でも十分な効果を得ることができる。
【0033】
また、加湿が必要となるのは湿度が低く枠体1の帯電が起こりやすいときであるが、気化フィルタ11aは湿度が高いときには気化量が少なく、湿度が低いときには気化量が多くなるので、簡単な構造で効率良く加湿ができるものであり、電気回路を追加することなく省エネルギー性能に優れた構造で実現できた。
【0034】
また、空気中に含まれる埃はプラスやマイナスに帯電したものがあり、空気吹出口4から放出されたマイナスイオンが空気中の埃に吸着して消滅することがあり、室内湿度が低く空気が乾燥した状態であると空気吹出口4付近の埃が多くなるから、空気吹出口4から吹出した直後に消滅するマイナスイオンの数が増えてしまい、室内に放出されるマイナスイオンが減少してしまうものであった。
【0035】
9aは空気流路2が貫通する加湿室9の上面に設けた開口であり、該開口9aは空気吹出口4を囲むように配置している。加湿室9内の加湿空気は開口9aから空気吹出口4の周囲に送られるものとなり、空気吹出口4に向かおうとする埃は空気吹出口4の周囲の加湿空気中の水分を吸収して落下するから、空気吹出口4付近の埃が少なくなり、埃によって消滅するマイナスイオンが少なくなって室内に放出されるマイナスイオンを多くすることができた。
【0036】
また、マイナスイオンは空気に含まれる水分が多くなったときにも減少するものであるが、この発明の構造では、開口9aから送られる加湿空気は少量であるから、開口9aを空気吹出口4から少し離れた位置に設けておけば、空気吹出口4から吹出すマイナスイオンと開口9aから送られる加湿空気とが混合することはないものである。
【0037】
尚、この発明ではマイナスイオン発生装置を空気清浄機に取付けているが、空気清浄機の場合、フィルタ機構13によって空気中に含まれたゴミや埃が濾過されてきれいになってから空気吹出口4に向かうから、直流の高電圧をかけた時にも埃が帯電して電極7や空気流路2の壁に付着する恐れはなくなり、常にきれいな状態を維持できるから埃による漏電は起こらなくなり、マイナスイオンの発生量の減少を抑えることができ、空気清浄機とマイナスイオン発生装置との組合わせは好ましい実施例といえる。
【0038】
【発明の効果】
人がいる室内のマイナスイオンが多い時には、このマイナスイオンが体内の活性酸素を中和する働きがあるといわれており、この作用によって人は健康な状態を維持して気分を爽快にするという働きが生まれるといわれている。この為、空気調和された室内のマイナスイオンを増加する機能を、この空気調和機に組込んだ製品が販売されており、高圧トランス6のマイナス高電圧端子6bを空気流路2に配置した電極7に接続し、プラス高電圧端子6cを枠体1内に配置する導電性部材8に接続することで、多量のマイナスイオンを発生する構造を実現している。
【0039】
室内湿度が低くなって空気中の水分が少なくなったときは、発生したマイナスイオンの吸着や摩擦によって空気流路2がマイナスに帯電しやすくなるが、この発明では空気流路2に隣接して設けた加湿室9に水蒸気を充満させており、空気流路2の電荷を加湿室9の加湿空気中に放出することができるから、空気流路2が帯電することはなく、湿度の低下によってマイナスイオンの発生量が少し減少することはあっても、激減したり無くなるようなことはない。
【0040】
また、加湿室9に水蒸気を発生させる加湿手段11を気化フィルタ11aで構成すれば、電気回路を追加することなく簡単な構造で効率の良い加湿が行えるものとなり、マイナスイオンを安定して発生できる構造を安価に実現できたものである。
【0041】
更に、空気吹出口4から吹出したマイナスイオンは空気中に含まれる埃に付着して消滅するから、空気吹出口4付近の埃が多くなると室内に放出されるマイナスイオンは減少してしまう。この発明では、空気流路2が貫通する加湿室9の上面に開口9aを設け、空気吹出口4の周囲に加湿空気を送るようにしたから、枠体1の周囲から空気吹出口4に向かう埃が加湿空気の水分に吸着され、空気吹出口4付近の埃が少なくなるので、室内に放出されるマイナスイオンが増加することができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す空気清浄機の断面図である。
【図2】この発明の実施例を示す空気清浄機の制御装置の要部の電気回路図である。
【符号の説明】
1 枠体
2 空気流路
3 空気吸込口
4 空気吹出口
5 空気供給ファン
6 高圧トランス
6a 整流回路
6b マイナス高電圧端子
6c プラス高電圧端子
7 電極
8 導電性部材
9 加湿室
9a 開口
10 加湿水槽
11 加湿手段
11a 気化フィルタ
Claims (3)
- 枠体1内に空気流路2を形成し、かつ、空気流路2の端には空気吸込口3と空気吹出口4とを設け、
該空気吸込口3から空気吹出口4に至る空気流路2には、空気流を作り出す空気吹出ファン5を設けると共に、
枠体1には昇圧コイルで構成する高圧トランス6を内装し、該高圧トランス6の出力側には整流回路6aを介在して直流の高電圧端子6b・6cを設け、
空気吹出口4付近の空気流路2の中に電極7を配置し、該電極とは空気流路2を構成する部材を介して絶縁状態にある導電性部材8を空気流路2の外側の枠体1内に配置し、
電極7に高圧トランス6のマイナス高電圧端子6bを接続し、枠体1内の導電性部材8に高圧トランス6のプラス高電圧端子6cを接続し、電極7と導電性部材8との間に直流の高電圧をかけて、空気流路2内の空気をマイナスイオン化するマイナスイオン発生装置であって、
前記空気流路2壁の外側に隣接して配置され該空気流路2とは独立した枠体1外への開口9aを備えた加湿室9と、該加湿室9の下部に位置して加湿用の水を貯える加湿水槽10と、該加湿水槽10の水を気化する加湿手段11とを設け、
加湿手段11によって発生した水蒸気を加湿室9内に充満させ、空気流路2壁の電荷を加湿室9の加湿空気中に放出することを特徴とするマイナスイオン発生装置。 - 前記加湿手段11は気化フィルタ11aで構成したことを特徴とする請求項1記載のマイナスイオン発生装置。
- 前記空気流路2が貫通する加湿室9の上面には開口9aを設け、加湿室9の加湿空気を開口9aから空気吹出口4の周囲に送ることを特徴とする請求項1記載のマイナスイオン発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002094566A JP3797259B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | マイナスイオン発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002094566A JP3797259B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | マイナスイオン発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003294276A JP2003294276A (ja) | 2003-10-15 |
JP3797259B2 true JP3797259B2 (ja) | 2006-07-12 |
Family
ID=29238499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002094566A Expired - Fee Related JP3797259B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | マイナスイオン発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3797259B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007007151A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Hitachi Appliances Inc | 空気清浄機 |
JP5847043B2 (ja) * | 2012-04-20 | 2016-01-20 | アイリスオーヤマ株式会社 | 加湿機構 |
US10871296B2 (en) | 2013-09-18 | 2020-12-22 | Mitsubishi Electric Corporation | Humidifier and air-conditioning apparatus including humidifier |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002094566A patent/JP3797259B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003294276A (ja) | 2003-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2004102755A2 (ja) | イオン発生素子、イオン発生装置、電気機器 | |
CN112018599A (zh) | 纳米水离子发生装置和空调器 | |
JP2003007426A (ja) | イオン送り装置及び空間殺菌装置 | |
JP2013236871A (ja) | 髪ケア送風装置 | |
CN111318374B (zh) | 碳纤维起电装置及具有碳纤维起电装置的电器 | |
JP3997687B2 (ja) | マイナスイオン発生装置の電極構造 | |
JP3797259B2 (ja) | マイナスイオン発生装置 | |
JP2003056873A (ja) | 加湿機能付き電気暖房機器 | |
EP1897563B1 (en) | Shoe deodorizing apparatus | |
JP4151738B1 (ja) | 冷蔵庫 | |
CN201855453U (zh) | 一种雾化加湿静电杀菌除臭净化器 | |
JP2000356372A (ja) | 加湿器 | |
JP2003106578A (ja) | 加湿装置及びこれを備えた電気暖房機器 | |
US10189724B2 (en) | Water treatment device | |
JP2002098371A (ja) | マイナスイオン発生器付加湿器 | |
JP4319978B2 (ja) | イオン発生装置 | |
JP2017123990A (ja) | イオン風式液体気化装置および空気調和装置 | |
JP2003100419A (ja) | イオン発生装置及び空気調節装置 | |
CN202666040U (zh) | 离子化空气除臭清新装置和具有该除臭清新装置的空气净化器 | |
JP4721804B2 (ja) | イオン発生装置及びこれを備えた電気機器 | |
KR100570714B1 (ko) | 공기정화기의 순이온 발생장치 | |
US20220313863A1 (en) | Devices and systems for concentrated biogenic ionization | |
CN219107748U (zh) | 一种空气处理设备以及空气净化装置 | |
KR102216410B1 (ko) | 이온 발생 장치 | |
KR101606798B1 (ko) | 이온 발생장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050823 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051024 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060410 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |