JP3797137B2 - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタ等に搭載されるインクジェット記録ヘッドに関するものであり、詳細にはヘッド部分を保護するノズルガイドを有するインクジェット記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙等の記録媒体に対して画像記録を行う記録装置としては、例えばインクジェットプリンタが知られているが、このインクジェットプリンタは、インクジェット記録ヘッドを備えた記録ヘッドユニットをキャリッジに搭載し、記録媒体を給紙するプラテンと平行にキャリッジを往復移動させて、画像データに基づいてインクを噴射することにより、記録媒体上に画像記録を行うように構成されていた。
【0003】
また、この種のインクジェットプリンタに搭載可能なインクジェット記録ヘッドとしては、インクの噴射方式によって従来から数タイプのものが存在しているが、そのひとつにはピエゾ方式と呼ばれる、圧電素子で形成されたインク室内にインクを溜めて、圧電素子に電圧をかけてインク室を変形させることにより、その容積を縮めてインクを外部に噴射するものがあった。この圧電素子に用いられる材料としては、鉛を含有したチタン酸ジルコン酸鉛、いわゆるPZTが用いられていた。
【0004】
そして、このピエゾ方式のインクジェット記録ヘッドは、複数のノズル孔からのインクの噴射をそれぞれ制御するアクチュエータと、前記アクチュエータに接続され、該アクチュエータに対して駆動信号を伝達する配線基板とを備えていた。
【0005】
また、上記インクジェット記録ヘッドは、各構成要素の接続部分の接続状態が弱く、更には噴射の際に霧化したしたインクがアクチュエータ、或いは各構成要素の接続部分にかかると、電気的特性が劣化したり、短絡等の不具合が起こることから、それらを防ぐためにアクチュエータの外周面にはカバー部材としてノズルガイドが組み付けられていた。そして、ノズルガイドが組み付けられたインクジェット記録ヘッドは、キャリッジ上に基準部材であるベースプレートを介して取り付けられるとともに、ノズルガイドとベースプレートとの間の隙間部分にはシリコン系の接着剤であるシールが塗布されており、隙間部分からインクが浸入してアクチュエータ等につくことがないようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来のインクジェット記録ヘッドでは、キャリッジ上に固定し、ノズルガイドとベースプレートとの隙間部分にシール剤を塗布するまでは、ノズルガイドとアクチュエータとの間に隙間が存在するためにインクが浸入する場合があるため、それ以前にインクをマニホールドからアクチュエータに供給したり、供給されたインクの噴射試験等を行うことができないという問題点があった。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、キャリッジに搭載する前からアクチュエータに対してインクを供給しても、アクチュエータ、及びそれとの接続部分に対してインクが付着することを完全に防止することが可能な手段を備えたインクジェット記録ヘッドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のインクジェット記録ヘッドは、複数のノズル孔からのインクの噴射をそれぞれ制御するアクチュエータと、前記アクチュエータ一端面に接続され、前記複数のノズル孔が形成されたノズルプレートと、前記アクチュエータの前記一端面と反対側の面に接続され、前記アクチュエータに対してインクを供給するマニホールドと、前記アクチュエータの外周面に接続され、前記アクチュエータに対して駆動信号を伝達する配線基板と、該配線基板と前記アクチュエータとの接続部分をカバーするノズルガイドとを備えるインクジェット記録ヘッドにおいて、前記配線基板は、前記アクチュエータの一対の対向する外周面に各々接続され、前記ノズルガイドと前記マニホールドとの間から前記配線基板を導き出し、前記アクチュエータの外周面の全周に亘るように、前記ノズルガイドと前記アクチュエータとの間、前記ノズルガイドと前記配線基板との間、前記配線基板と前記アクチュエータとの間、及び前記アクチュエータと前記マニホールドとの間にシール剤を塗布することで、前記マニホールド、前記ノズルガイド、及び前記シール剤により前記アクチュエータが前記ノズルプレート部分を除いて覆われていることを特徴とする
【0009】
この構成のインクジェット記録ヘッドでは、キャリッジ上に搭載する前からアクチュエータにインクを供給しても、シール剤により配線基板とアクチュエータとの接続部分にインクが浸入することがない。さらに、ノズルガイドとマニホールドとシール剤とにより、アクチュエータ全体が包まれるため、アクチュエータに対してインクがつくことがない。また、一つの独立したヘッドユニットとして構成されているため、キャリッジに搭載する前からインクをアクチュエータに供給して噴射試験等を行うことが可能となる
【0010】
また、請求項2に係る発明のインクジェット記録ヘッドでは、請求項1に記載のインクジェット記録ヘッドの構成に加えて、前記ノズルプレートが前記ノズルガイドから露出す るように前記ノズルガイドと前記アクチュエータとの間にシール剤を塗布し、前記アクチュエータを密閉状態としたことを特徴とする
【0011】
この構成のインクジェット記録ヘッドでは、請求項1に記載のインクジェット記録ヘッドの作用に加えて、ノズルプレートのみがノズルガイドから露出する構成であるため、ノズル孔よりインクを噴射させても、インクがアクチュエータにかかることがない
【0012】
また、請求項3に係る発明のインクジェット記録ヘッドでは、請求項1又は2に記載のインクジェット記録ヘッドの構成に加えて、前記シール剤は、シリコン系の接着剤であることを特徴とする
【0013】
また、請求項4に係る発明のインクジェット記録ヘッドでは、請求項1乃至3の何れかに記載のインクジェット記録ヘッドの構成に加えて、前記ノズルガイドは、前記アクチュエータのノズル孔が露出する下面側から見た場合に、長方形の枠体であり、前記前記アクチュエータの外周面を全周に亘って覆っていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のインクジェット記録ヘッドの一実施の形態について、図面を参照しながら以下に説明する。まず始めに、本発明のインクジェット記録ヘッドが搭載される記録装置の一実施の形態であるインクジェットプリンタ1の内部構成について、図1に基づいて説明する。尚、図1は、インクジェットプリンタ1の内部構造を示す斜視図である。
【0015】
図1に示すように、インクジェットプリンタ1の筐体2の内部には、記録用紙Pを搬送するプラテンローラ3が設けられている。そして、そのプラテンローラ3は図示外のLFモータの駆動により回転し、その回転によって、記録用紙Pを図1に示す矢印A方向に搬送するように構成されている。
【0016】
また、プラテンローラ3と対向する位置には、プラテンローラ3と平行に設けられた丸棒形状のガイドロッド4及びガイド部材5によってプラテンローラ3と平行に往復移動可能に案内されるキャリッジ10が設けられている。そして、そのキャリッジ10は、筐体2内の図1に於ける左端部に設けられたキャリッジ駆動モータ6の軸部に固定されたプーリ7と、筐体2内の図1に於ける右端部に設けられたプーリ8との間に張架されたベルト9に固着されて、キャリッジ駆動モータ6の駆動によりプラテンローラ3と平行に往復移動されるように構成されている。
【0017】
そして、そのキャリッジ10の上面には、本発明のインクジェット記録ヘッド11が搭載されており、このインクジェット記録ヘッド11は、画像データに基づいて図示外の回路基板より発生される駆動信号を受け取って、その駆動信号に応じて記録用紙Pに対してインクを噴射することにより、紙面上に画像を形成し得るよう構成されている。
【0018】
次に、本発明のインクジェット記録ヘッドの構成について、図2乃至図6を参照しながら、以下に説明する。尚、図2乃至図6はインクジェット記録ヘッド11の4面図及び断面図であり、図2はインクジェット記録ヘッド11の正面図、図3は上面図、図4は下面図、図5は側面図、図6は図3のA−A線矢視方向断面図である。
【0019】
インクジェット記録ヘッド11は、センタープレート12と、一対のアクチュエータ基板13a,13bと、ノズルプレート15と、一対の配線基板17a,17bと、マニホールド18と、ノズルガイド20とにより構成されている。
【0020】
詳細には、センタープレート12は四角形の平板により形成されており、その両面には一対のアクチュエータ基板13a,13bの各々が接着剤により接合されている。したがってセンタープレート12はアクチュエータ基板13a,13bの間に挟持されるような構成となっている。また、これら一対のアクチュエータ基板13a,13bは、チタン酸ジルコン酸鉛、いわゆるPZTからなる圧電材料によりセンタープレート12の下方部分をほぼ覆う大きさの四角形に形成されたものであり、公知のものと同様に、噴射するためのインクを収容する複数のインク流路(図示外)を有し、後述する配線基板17a,17bから受け取った駆動信号に応じて、各インク流路に対応する部分の圧電材料を変形させることにより、そのインク流路内のインクに噴射圧力を付与するように構成されている。
【0021】
接合されたセンタープレート12と両アクチュエータ基板13a,13bの図6における下端部には、図4に示すように複数のノズル孔14a,14bが、長手方向に2列に並んで形成された四角形のノズルプレート15が接着剤により接合されている。このノズルプレート15に形成された2列のノズル孔14a,14bのそれぞれは、各アクチュエータ基板13a,13bに形成された2列のインク流路の群の出口と隙間なく密着しており、それによりインク流路内のインクは、ノズル孔14a,14bを通って外部に噴射することができるように構成されている。そして、これらセンタープレート12と一対のアクチュエータ基板13a,13bとノズルプレート15の部材により、一つのアクチュエータ16が構成されている。
【0022】
また、各アクチュエータ基板13a,13bにおけるセンタープレート12との接合面とは反対側の各面の略中央には、ノズルプレート15と平行に配線基板17a,17bの各一端が半田付けにより接続されている。これらの配線基板17a,17bは、フレキシブルな樹脂、例えばポリイミドからなる長尺状の薄板に対してプリント配線が施されることにより構成されたものであり、アクチュエータ16に対して、それを駆動するための駆動信号を伝達するために、他端が駆動信号を発生する図示外の回路基板に接続されている。
【0023】
また、アクチュエータ基板13a,13bのノズルプレート15が接合されている面とは反対側の端面には、アクチュエータ16内に形成されたインク流路に対してインクを供給する一対のマニホールド18が接着剤により接合されている。このマニホールド18には2つのインク供給管18a,18bが設けられており、外部インク供給源からインク供給管18aを経て供給されるインクはアクチュエータ基板13aのインク流路群に入り込み、一方インク供給管18bから供給されるインクはアクチュエータ基板13bのインク流路群に入り込むように、各インク供給管18a,18bとインク流路群がつながった構造となっている。
【0024】
更には、アクチュエータ16には、ノズルプレート15及びマニホールド18が接合させている端面を除く外周面を覆うように、四角形の枠状をしたノズルガイド20がシリコン系の接着剤であるシール剤19aと光硬化性の接着剤19bにて接合されている。このノズルガイド20はノズル孔14a,14bから噴射した際に霧化したインクがアクチュエータ16にかかることを防ぐとともに、各アクチュエータ基板13a,13bと配線基板17a,17bとの接続部分が何らかの引っ張り力等により外れたりしないように保護するためのものである。ノズルガイド20の詳細な構成については後述する。
【0025】
そして、ノズルガイド20とノズルプレート15との隙間のアクチュエータ部分、ノズルガイド20とマニホールド18との隙間のアクチュエータ部分、アクチュエータ基板13a,13bと配線基板17a,17bとの接続部分、及びその近傍の配線基板17a,17bの両面部分には、絶縁性と防水性、更には接着性を有するシリコン系の接着剤であるシール剤19a、或いはノズルガイド20とアクチュエータ16との仮固定のための光硬化性の接着剤19bが塗布されている。これらシール剤19a、接着剤19bが塗布されていることにより、アクチュエータ16及び配線基板17a,17bには霧化したインクがかかることがない。したがって、インクが直接かかることによるアクチュエータ16及び配線基板17a,17bの電気的特性の劣化や、短絡等の不具合が発生することがない。但し、接着剤19b自体には防水性はないため、接着剤19b付近にはインクが浸透しないようにシール19aが塗布されている。
【0026】
ここで次に、図7乃至図12を用いてノズルガイド20の詳細な構成を説明する。図7乃至図12はノズルガイド20の構成を示す図であり、図7はノズルガイド20の正面図、図8は上面図、図9は下面図、図10は図8のC−C線矢視方向断面図、図11は側面図、図12は図7のB−B線矢視方向断面図である。
【0027】
ノズルガイド20は樹脂製の材料により形成された長方形の枠状の部材であり、アクチュエータ16に組み付けることにより、その外周面を覆うような形状となっている。詳細には、ノズルガイド20は、長方形状の枠状をした枠部22と、その枠部22の対向する2つの長辺部22a,22bに各々形成された壁部20a,20bと、2つの長辺部22a,22bの間に挟まれた対向する2つの短辺部22c,22dと、枠部22によって囲まれた内側部分である開口部26と、壁部20a,20b及び短辺部22c,22dの各中央上部に形成されるV字溝21a,21b,21c,21dと、枠部22の四隅に形成される凸部25a,25b,25c,25dと、壁部20a,20bと凸部25a,25b,25c,25dとの間に形成される切り欠き部24a,24b,24c,24dとにより構成されており、それらは樹脂材料により一体的に形成されている。
【0028】
更に詳細に説明すると、前記壁部20a,20bは、図9におけるノズルガイド20の枠部22の長辺部22a,22bから、それらと同等の厚みで、それぞれ上方に向かって垂設された薄い平板状に形成された部分であり、長辺部22a上には図7に示すように壁部20aが形成され、長辺部22b上には図10に示すように壁部20bが形成されている。したがって、壁部20a,20bの上端部は図10及び図12に示すように、前記枠部22の短辺部22c,22dの上端部よりも高さが高くなっている。
【0029】
また、アクチュエータ16に組み付けた際に近接する前記ノズル孔14a,14b側の前端部とは反対側の後端部、すなわち壁部20a,20bと、枠部22の短辺部22c,22dの各上端部の中央には、各々後述する4個の固定部材30,40,50,60のうちのひとつと係合して、ノズルガイド20を図示外の作業台上の所定の位置に位置決めする位置決め部材としてのV字溝21a,21b,21c,21dが形成されており、詳細には、壁部20aにはV字溝21aが、壁部20bにはV字溝21cが、短辺部22cにはV字溝21bが、短辺部22dにはV字溝21dが形成されている。また、これらのV字溝21a,21b,21c,21dは文字どおりV字形に形成された溝であるため、各々2つの傾斜部分とそれらに挟まれた最下部を有しており、前記傾斜部分は後述する固定部材30,40,50,60の係合部31,41,51,61の何れかひとつを最下部に導く案内部としての機能を有している。
【0030】
また、枠部22の四隅には凸部25a,25b,25c,25dが壁部20a,20bと同じ側に突設されている。詳細には、壁部20aと短辺部22dとの間には凸部25aが、壁部20aと短辺部22cとの間には凸部25bが、壁部20bと短辺部22cとの間には凸部25cが、壁部20bと短辺部22dとの間には凸部25dが突設されている。そして、これらの凸部25a,25b,25c,25dは、前記壁部20a,20bと同じ高さになるように形成されている。
【0031】
また、枠部22の長辺部22a,22bにおいて、各凸部25a,25b,25c,25dと壁部20a,20bとの間、すなわち壁部20a,20bの各長手方向両端部には、上部が開いたコの字型の隙間である切り欠き部24a,24b,24c,24dが形成されている。詳細には、壁部20aと凸部25aとの間には切り欠き部24aが、壁部20aと凸部25bとの間には切り欠き部24bが、壁部20bと凸部25cとの間には切り欠き部24cが、壁部20bと凸部25dとの間には切り欠き部24dが形成されている。そして、配線基板17a,17bの幅は、長辺方向に隣接する切り欠き24aと24b、24cと24dの内側端縁間の距離よりも大きく、外側端縁間の距離よりも小さい。つまり、これらの切り欠き部24a,24b,24c,24dは、ノズルガイド20をアクチュエータ16に組み付けた際に、アクチュエータ基板13a,13bと配線基板17a,17bとの接続部分の両端部と対向する位置となっている。さらに、壁部20a,20bは、その対向する内面を、上方へ広がるテーパ面とし、それに伴い切り欠き24a,24b,24c,24dの内面もテーパを持った形状となっている。それによりノズルガイド20の組み付け時において、両端部がノズルガイド20と接触しないため、剥離することがない。
【0032】
次に、上記構成を有するインクジェット記録ヘッド11におけるノズルガイド20の組み付け方法について、図13乃至図20を用いながら以下に説明する。図13乃至図17はノズルガイド20を作業台に位置決めする方法を示した図であり、図13はノズルガイド20の正面図、図14は上面図、図15は図14のE−E線矢視方向断面図、図16は側面図、図17は図13のD−D線矢視方向断面図である。また、図18は、ノズルガイド20に対してアクチュエータ16を組み付ける前後の状態を示した正面図であり、図19は側面図、図20は、図18のF−F線矢視方向断面図である。
【0033】
図13乃至図17に示すように、ノズルガイド20とアクチュエータ16を組み付ける際には、まず始めにノズルガイド20を所定の位置に位置決めする必要がある。このため、本願では、図示外の作業台に固定部材30,40,50,60を設け、これらによりノズルガイド20を固定することで、作業台上の所定の位置に位置決めするよう構成した。
【0034】
すなわち、図示外の作業台上の平面部には、4個の固定部材30,40,50,60が設けられており、これら4個の固定部材30,40,50,60は、位置決め固定されるノズルガイド20の枠部22の外周より少し外側に余裕を持たせて、各々がノズルガイド20の各辺の中心に位置する4個のV字溝21a,21b,21c,21dの外側に対向するように配設されている。そして、これら4個の固定部材30,40,50,60はそれぞれ金属製の丸棒からなる係合部31,41,51,61と、それらの係合部31,41,51,61の一端を支持し、係合部31,41,51,61を上下方向に回動させる回動軸32,42,52,62と図示外の軸受けとから構成されており、詳細には、固定部材30は係合部31と回動軸32とからなり、固定部材40は係合部41と回動軸42とからなり、固定部材50は係合部51と回動軸52とからなり、固定部材60は係合部61と回動軸62とからなっている。
【0035】
上記構成により、これら固定部材30,40,50,60の間にノズルガイド20を壁部20a,20bが上になる状態で配置し、係合部31,41,51,61を上方から下方、すなわちノズルガイド20のV字溝21a,21b,21c,21dに向かって回動させることにより、両者を係合させることができる。ここにおいて、係合部31,41,51,61は、それらの先端部分がV字溝21a,21b,21c,21dを越えて、開口部26にまで到達しない長さとなっている。そして、係合部31,41,51,61がV字溝21a,21b,21c,21dの傾斜部分と係合した後にも、更に下方に回動させることにより、V字溝21a,21b,21c,21dの最下部と係合部31,41,51,61が係合するようにノズルガイド20は移動、すなわち自らの位置を修正し、作業台の平面部に押しつけられるような状態で位置決めされて固定される。
【0036】
そして、そのようにノズルガイド20を作業台の平面部に押しつけて所定の位置に位置決め固定した状態で、図18乃至図20に示すように、アクチュエータ16を上側、すなわちノズルガイド20のV字溝21a,21b,21c,21dが形成されている側から開口部26に挿入することにより、両者が組み付けられる。ここにおいて、アクチュエータ16は、図示外の上下移動可能な部材に固定され、所定位置、すなわちノズルガイド20と係合する位置まで正確に導かれるようになっている。そして、この組み付けの際には、ノズルガイド20の凸部25a,25b,25c,25dとマニホールド18との間の隙間のアクチュエータ部分及びその近傍には、ノズルガイド20とアクチュエータ16とを仮固定するために接着剤19bが塗布されるとともに、アクチュエータ基板13a,13bと配線基板17a,17bとの間、及びその近傍の配線基板とノズルガイド20との間及びノズルガイドの短辺部分とアクチュエータ16との間にはシール剤が塗布される。
【0037】
更には、ノズルガイド20とアクチュエータ16とが組み付けられて、接着剤19bにより仮固定された状態において、係合部31,41,51,61をV字溝21a,21b,21c,21dから外す。そして、インクジェット記録ヘッド11を作業台から取り外して、図2及び図4乃至図6に示すように、ノズルガイド20とノズルプレート15との隙間、及びノズルガイド20の壁部20a,20bとマニホールド18との隙間のアクチュエータ部分に対して、シール剤19aを塗布する。それによりアクチュエータ16の上下部分を除く外周面はシール剤19aがぐるりとつながって塗布された状態となるため、インクがアクチュエータ16にかかることがない。そして、それにより、マニホールド18と、ノズルガイド20と、シール剤19aと接着剤19bとでアクチュエータ16を覆い、ひとつのヘッドユニットが形成される。
【0038】
そして、このようにして完成されたヘッドユニットは、従来のようにベースプレート等を介してキャリッジに固定する以前に、アクチュエータ16がノズルプレート部分を除いて完全に密閉状態となるため、キャリッジに固定する前にインクを入れて噴射させることにより、ノズルの詰まり等を検査することができる。また、ノズルガイド20が配線基板17a,17bとアクチュエータ16との接続部分のうちの両端部と対向する部分が、両端部に接触しない形状になっていることにより、アクチュエータ16に対してノズルガイド20を組み付ける際に、配線基板17a,17bの両側部がノズルガイド20に引っ掛かって剥離することがない。
【0039】
また、このインクジェット記録ヘッド11は、ノズルガイド20を枠状とし、ノズルガイド20の端部のうち、ノズル孔14a,14b側の前端部とは反対側の後端部に位置決め部を形成し、該位置決め部に固定部材を当接して、ノズルガイド20の前端部を作業台の平面部に押し付けて、さらに位置決め部と固定部材の一方に設けた傾斜部分によって、ノズルガイド20を所定位置に導き、ノズルガイド20にアクチュエータ16を挿入するようにして製造されるので、ノズルガイド20の正確な位置決めが可能であるとともに、そのノズルガイド20に対して容易にアクチュエータ16を組み付けることができる。
【0040】
尚、本発明は上述したような実施の形態に限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、本実施の形態では、アクチュエータ基板13a,13bと配線基板17a,17bとの接続部分の両端部がノズルガイド20と接触しないようにするために、その両端部と対向するノズルガイド20の部分に切り欠き部24a,24b,24c,24dを形成したが、接触しないような形状であれば、どんな形状でも構わない。例えば、両端部との間に隙間ができるような膨らみを持たせた形状であっても構わないし、孔があいているものであっても良い。このような構成にすれば、切り欠き部に比べて、ノズルガイド自体の剛性を保つことができる。
【0041】
また、ノズルガイド20は枠状をした単一部材ではなく、複数の部材で構成されるものであっても構わない。このように構成すれば組み付け自体は困難になるが、アクチュエータ16を挿入するような組み付け作業はなくなり、アクチュエータ16の各外周面上に装着する作業となることにより、ノズルガイド20の中を両端部が移動する工程がないため、よりノズルガイド20が損傷する可能性を低くすることができる。
【0042】
また、ノズルガイド20に設けた位置決め部はV字溝21a等でなくても良い。例えば、U字型やコの字型の溝であっても構わないし、係合部31等と係合できる形状であれば何でも良い。更にはノズルガイド20に凸設する部材であっても構わないし、それが取り外し可能な部材であっても差し支えない。また、位置決め部の位置もノズルガイド20の端部ではなく、外周面上のどの位置にあっても構わない。
【0043】
また、固定部材30等についても種々の構成が考えられる。たとえば、位置決め部を挟み込むような構成であっても良いし、ノズルガイド20の外周と同形の凹部であっても構わない。更には、係合部31等も丸棒以外の、例えば角状のものや、それ以外の構成であっても構わない。
【0044】
固定部材30等に対してノズルガイド20を所定位置に導く案内部についても、V字溝21a等の傾斜部分以外にも種々の構成が可能である。
【0045】
すなわち、位置決め部、係合部、及び案内部は、互いに係合し得る組み合わせであれば、どのような構成も可能であるし、その数もいくつであっても構わない。
【0046】
【発明の効果】
以上、詳述したことから明らかなように、請求項1に係る発明のインクジェット記録ヘッドでは、キャリッジ上に搭載する前からアクチュエータにインクを供給しても、シール剤により配線基板とアクチュエータとの接続部分にインクが浸入することがない。また、ノズルガイドとマニホールドとシール剤とにより、アクチュエータ全体が包まれるため、アクチュエータに対してインクが付着することがない。また、一つの独立したヘッドユニットとして構成されているため、キャリッジに搭載する前からインクをアクチュエータに供給して噴射試験等を行うことが可能となる
【0047】
また、請求項2に係る発明のインクジェット記録ヘッドでは、請求項1に記載のインクジェット記録ヘッドの効果に加えて、複数のノズル孔を有するノズルプレートを、アクチュエータに接合し、ノズルプレートがノズルガイドから露出するようにノズルガイドとアクチュエータとの間にシール剤が塗布され、前記アクチュエータを密閉状態としていることにより、ノズルプレートのみがノズルガイドから露出する構成であるため、インクがアクチュエータにかかることがない
【0048】
また、請求項3に係る発明のインクジェット記録ヘッドでは、請求項1又は2に記載のインクジェット記録ヘッドの効果に加えて、前記シール剤として、シリコン系の接着剤を用いているので、防水性がありインクが浸透せず、インクがアクチュエータにかかることを防止できる
【0049】
また、請求項4に係る発明のインクジェット記録ヘッドでは、請求項1乃至3の何れかに記載のインクジェット記録ヘッドの効果に加えて、前記ノズルガイドは、前記アクチュエータのノズル孔が露出する下面側から見た場合に、長方形の枠体であり、前記前記アクチュエータの外周面を全周に亘って覆うことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェット記録ヘッド11が搭載されるインクジェットプリンタ1の斜視図である。
【図2】 本発明のインクジェット記録ヘッド11の正面図である。
【図3】 図2に示すインクジェット記録ヘッド11の上面図である。
【図4】 図2に示すインクジェット記録ヘッド11の下面図である。
【図5】 図2に示すインクジェット記録ヘッド11の側面図である。
【図6】 図3に示すインクジェット記録ヘッド11のA−A線矢視方向断面図である。
【図7】 本発明のインクジェット記録ヘッド11に用いられるノズルガイド20の正面図である。
【図8】 図7に示すノズルガイド20の上面図である。
【図9】 図7に示すノズルガイド20の下面図である。
【図10】 図8に示すノズルガイド20のC−C線矢視方向断面図である。
【図11】 図7に示すノズルガイド20の側面図である。。
【図12】 図7に示すノズルガイド20のB−B線矢視方向断面図である。
【図13】 ノズルガイド20の位置決めの状態を表した正面図である。
【図14】 ノズルガイド20の位置決めの状態を表した図13の上面図である。
【図15】 ノズルガイド20の位置決めの状態を表した図14のE−E線矢視方向断面図である。
【図16】 ノズルガイド20の位置決めの状態を表した図13の側面図である。
【図17】 ノズルガイド20の位置決めの状態を表した図13のD−D線矢視方向断面図である。
【図18】 ノズルガイド20にアクチュエータ16を組み付ける前後の状態を説明する正面図である。
【図19】 ノズルガイド20にアクチュエータ16を組み付ける前後の状態を説明する図18の側面図である。
【図20】 ノズルガイド20にアクチュエータ16を組み付ける前後の状態を説明する図18のF−F線矢視方向断面図である。
【符号の説明】
11 インクジェット記録ヘッド
13a アクチュエータ基板
13b アクチュエータ基板
14a ノズル孔
14b ノズル孔
16 アクチュエータ
17a 配線基板
17b 配線基板
18 マニホールド
20 ノズルガイド
21a V字溝
21b V字溝
21c V字溝
21d V字溝
22 枠部
24a 切り欠き部
24b 切り欠き部
24c 切り欠き部
24d 切り欠き部
30 固定部
40 固定部
50 固定部
60 固定部
31 係合部
41 係合部
51 係合部
61 係合部
32 回動軸
42 回動軸
52 回動軸
62 回動軸

Claims (4)

  1. 複数のノズル孔からのインクの噴射をそれぞれ制御するアクチュエータと、
    前記アクチュエータ一端面に接続され、前記複数のノズル孔が形成されたノズルプレートと、前記アクチュエータの前記一端面と反対側の面に接続され、前記アクチュエータに対してインクを供給するマニホールドと、前記アクチュエータの外周面に接続され、前記アクチュエータに対して駆動信号を伝達する配線基板と、
    該配線基板と前記アクチュエータとの接続部分をカバーするノズルガイドとを備えるインクジェット記録ヘッドにおいて、
    前記配線基板は、前記アクチュエータの一対の対向する外周面に各々接続され、
    前記ノズルガイドと前記マニホールドとの間から前記配線基板を導き出し、前記アクチュエータの外周面の全周に亘るように前記ノズルガイドと前記アクチュエータとの間、前記ノズルガイドと前記配線基板との間、前記配線基板と前記アクチュエータとの間、及び前記アクチュエータと前記マニホールドとの間にシール剤を塗布することで、前記マニホールド、前記ノズルガイド、及び前記シール剤により前記アクチュエータが前記ノズルプレート部分を除いて覆われていることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 記ノズルプレートが前記ノズルガイドから露出するように前記ノズルガイドと前記アクチュエータとの間にシール剤を塗布し、前記アクチュエータを密閉状態としたことを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記シール剤は、シリコン系の接着剤であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 前記ノズルガイドは、前記アクチュエータのノズル孔が露出する下面側から見た場合に、長方形の枠体であり、前記前記アクチュエータの外周面を全周に亘って覆っていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のインクジェット記録ヘッド。
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