JP3796160B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置の光源である半導体レーザが、記録媒体からの反射光があった場合に発生するノイズを低減するための高周波電流重畳法を用いた情報記録再生装置に係り、特に、印加した高周波電流のピーク値により、記録媒体に与える影響を低減するために高周波電流を重畳する期間を制御する情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報記録媒体(以下、光ディスクと称する)の記録膜にレーザ光を照射し、穴あけピット、相変化ピット、色素ピットあるいは磁化ドメイン等の記録マークを記録膜に形成して情報を記録し、光ディスクからの反射光を用いて情報を再生する光学的な情報記録再生装置は、複数の光ディスクを入れ替えて使用でき(可換媒体)、かつ、情報を大量に記録再生することができる特徴を持ち、パーソナルコンピュータ用あるいは大型コンピュータ用の大容量外部記憶装置として使用されている。
【0003】
また、これらの情報記録再生装置の光源には小型かつ高出力の半導体レーザが使われているが、発光時の縦モードがシングルモードで可干渉性が強いため、即ち干渉されやすいため、光ディスクからの反射光があった場合にはレーザノイズが発生するという問題がある。このレーザノイズの低減方法としては、レーザ駆動電流に高周波電流を加算する高周波電流重畳方法がよく知られている。この場合、レーザを高周波電流によりパルス発振させ、レーザから出たパルス光と光ディスクから反射して戻って来たパルス光が干渉しないような発振周波数に設定している。さらに半導体レーザの性能や光ヘッドの構成によりノイズ低減条件(主に、レーザのパワーと発振周波数)が異なるので、各光ヘッド毎に最適な重畳電流値や発振周波数を設定している。
【0004】
例えば、特開2000−149302号公報には、記録再生の動作モードに応じて重畳周波数と振幅を可変とすることで各動作モードにおけるレーザパワー出力の最適化を行う光ディスク装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この高周波電流重畳法においては、パルス発光の平均パワーが再生パワーとなるため、パルスの波高値は平均パワーの3倍から10倍程度(変調度によって異なる。変調度とは、高周波電流重畳ON時の平均パワーと重畳OFF時のDCパワーの比である。)になる場合がある。
このため、レーザ光の熱を利用して結晶質状態あるいはアモルファス状態の相変化による記録マーク形成を行うDVD−RAM等の光ディスクにおいては、再生パルスの波高値が記録マークに熱的な影響を与え、光ディスクの繰り返し再生によってS/N劣化を生じるという問題が生じた。
【0006】
即ち、従来の半導体レーザの高周波電流重畳法では、再生時の光ディスクからの反射光によるレーザノイズ低減についてのみ考慮されていたが、高密度記録が進むにつれて、DVD−RAM等の記録可能な光ディスクに対して、記録された膜に対するパルス波高値の影響を配慮する必要がでてきた。
【0007】
本発明の目的は上記問題を解決し、高密度記録および高速転送記録が可能な情報記録再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を実現するために、本発明の情報記録再生装置では、再生時に、高周波電流の振幅、発振周波数等の重畳条件を制御する高周波電流重畳制御回路としてのレーザドライバと、重畳制御信号を発生するタイミング発生回路を用いており、DVD−RAMディスクの予め凹凸ピットで形成されたアドレス情報を読み取る時と上位からのリードコマンドによって記録済データを読み取る時にのみ、前記タイミング発生回路からタイミング信号を生成し、レーザ駆動電流に高周波電流を重畳することを特徴とする。
【0009】
上記以外の読み取り時、例えば、シーク時のレーザ駆動電流は、予め格納しておいた前記高周波電流を重畳した時の平均レーザ出力に相当する直流駆動電流とすることを特徴とする。
【0010】
また、環境温度の変化に伴うレーザのスロープ効率の変化によって生じる光出力変動の補正手段として、光出力を検出するフロントモニタのフォトダイオードと、試し書き時の光出力を基準として前記光出力を判別する手段と、前記判別手段に基づいて直流駆動電流を変更する基準電流変更手段とともに、前記光出力に対して連続的に補正を行う直流制御電流手段を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例を用い、図を参照して説明する。
図1は本発明による情報記録再生装置の一実施例を示すブロック図である。光ディスク装置は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等のホストコンピュータ4(以下ホストと略す)等と、例えば、SCSI(Small Computer System Interface)やATAPI(AT Attached Packet Interface)の規格に則ったインターフェースケーブルで接続されており、ホスト4からの命令や情報データを含むコマンドを光ディスク装置内のインターフェース制御回路5で解読し、マイコン等から構成される演算・制御回路6を通して情報の記録、再生およびシーク動作を実行する。
【0012】
RAMディスク1はスピンドルモータ2に保持されて回転されており、RAMディスク1表面には相変化形記録膜(GeSbTe)が形成されている。光ヘッド3内の半導体レーザ9を用いて、この記録膜に1ミクロン程度の光スポットを照射することによって情報の記録及び再生を行うとともに、光ヘッド3内の光検出器(フォトダイオード)にて、光ディスク1の再生信号の他、自動焦点、トラック追跡などの光スポットを得る。この位置制御信号を用いて光ヘッド3をリニアモータ(図示せず)にて光ディスク半径方向に高速に駆動して位置決めを行う。
【0013】
次に、光ディスク装置における記録、再生動作について説明する。
記録動作は、ホスト4からRAMディスク1上の論理アドレス情報を付加した記録コマンドが発行されることにより行なわれる。アドレス情報は演算・制御回路6内のバッファメモリ(図示せず)に蓄積された後、演算・制御回路6で再生信号から読み出されたアドレス情報と比較され、記録コマンドのアドレス情報と一致するようにRAMディスク1上の指定されたトラックに光ヘッド3を位置決めする。一方、記録動作信号は時系列的に変調回路7に送られ、ランレングスリミティッド(RLL)コード、例えば(1、7)RLLコード、(2、7)RLLコード、DVD(Digital Versatile Disk)に使われている(2、10)RLLコード、あるいはCDフォーマットに対応したEFM(eight−fourteen modulation)コードに対応する符号列に変換され、さらに、RAMディスク1の相変化形記録膜上での記録マーク形状に対応したパルス列に変換される。これらのパルス列(総称してNRZ信号と呼ぶ。)は光ヘッド3上のレーザドライバ8に導かれて、光ヘッド3内の半導体レーザ9をON,OFFして高出力パルスを発光させ、光ヘッド3内のフォーカスレンズ(図示せず)を用いてRAMディスク1上の記録膜に微小スポットを収束させて記録マークを形成する。
【0014】
再生動作は、ホスト4からRAMディスク1上のアドレス情報を付加された再生コマンド発行により行なわる。アドレス情報は演算・制御回路6内のバッファメモリ(図示せず)内に蓄積された後、演算・制御回路6で、再生信号から読み出したアドレス情報と比較し、再生コマンドのアドレス情報と一致するようにRAMディスク1上の指定されたトラックに光ヘッド3を位置決めする。一方、再生動作信号は変調回路7を経由してNRZ信号に変換され、光ヘッド3上のレーザドライバ8にて再生駆動直流電流に高周波電流を重畳させてレーザ9をパルス発光させる。RAMディスク1からのレーザ反射光は、光ヘッド3内の光検出器で検出されて光電変換され、電気信号として再生回路10に入力され、再生信号が得られる。
【0015】
通常、再生回路10は信号振幅を一定に保持するための自動利得制御回路(AGC)、光学的な空間周波数劣化を補正する波形等化回路(EQ)、低域制限フィルタ(LPF)、二値化回路、PLL(Phase Locked Loop)回路、弁別回路から構成されており、再生信号を二値化した後、弁別されたデータに変換する。弁別された二値化データは復調回路11に入力され、(1、7)RLLコード、(2、7)RLLコードあるいは(2,10)RLLコードの復調を行って元のデータを復調する。復調されたデータは演算・制御回路6に導かれてホスト4からの再生コマンドに対応してインターフェース制御回路5からホスト4に転送される。
【0016】
光ヘッド3内の光検出器は、RAMディスク情報の再生信号ばかりでなく、光ディスク1上に光スポットの焦点制御を行う自動焦点信号と、任意のトラックに追跡制御を行うトラック追跡信号を検出することができ、光点制御を行う自動焦点信号、トラック追跡信号はサーボ制御回路12に導かれる。サーボ制御回路12は誤差信号生成回路、位相補償回路、および駆動回路から構成されており、光ヘッド3を任意のトラックに精度良く位置付けることができる。
【0017】
次に、図2を用いて、光ヘッド3上に搭載しているレーザドライバ8について説明する。
図2は本発明による情報記録再生装置で使用されるレーザドライバの一実施例を示すブロック図である。レーザドライバ8の記録電流生成部24は、記録パワーPaを記憶するPaレジスタ25、記録パワーPbを記憶するPbレジスタ26、記録パワーPcを記憶するPcレジスタ27、記録パワーPdを記憶するPdレジスタ28、レジスタ25〜28の出力のいずれかを選択するセレクタ29、及び、選択されたレジスタの記録パワー値に対応して記録駆動電流Iwriteを出力するディジタル・アナログ変換回路で構成されるWrite Power DAC30から構成される。
レーザドライバ8は更に、Pmaxレジスタ31に記憶したPmax値(レーザパルスの最大値)に対応した電流をWrite Power DAC30の基準電流Irefとして出力するディジタル・アナログ変換回路で構成されるFull−Scale DAC32と、変調回路7より供給されるNRZ信号、クロック信号CLKおよび記録再生状態を設定する制御信号WRGをもとに記録パワー波形のタイミング(Pa〜Pdレジスタ25〜28を選択する制御信号Px−select)を生成するWrite Strategy制御部33と、再生電流生成部とで構成される。再生電流生成部については後述する。
【0018】
Write Strategy制御部33は、入力されるNRZ信号を記録パルスに変換して、そのパルスの時間的位置やパルス幅のアダプティブ制御を実現する遅延回路(図示せず)と、外部からのクロック信号に同期して安定な記録周波数を供給するPLL回路(図示せず)を有する。その為、主基板上に配置された演算・制御回路6や変調回路7のクロック周波数を下げてレーザドライバ8に信号を伝送し、Write Strategy制御部33のPLL回路で、正規の記録周波数に同期させて発振することが可能となり、演算・制御回路6や変調回路7からレーザドライバ8に信号を伝送する場合に生じる隣接する信号線への影響や高周波信号発生時の不要輻射などの問題を解決することができる。
【0019】
一方、再生電流生成手段は、演算・制御部6よりシリアル転送されて供給される各種レジスタの設定値を取込み、パラレルに変換して対応するレジスタに設定値を書き込むSerial Inteface制御部20、再生パワーレベルPreadを記憶するPread 1レジスタ21およびPread 2レジスタ37、Preadの値に対応して駆動電流Ireadを出力するディジタル・アナログ変換回路で構成されるRead−DAC22、再生時にレーザ9に高周波電流Ihfを重畳するHFM(High Frequency Module)回路23で構成される。
【0020】
また、自動パワー制御(APC)回路36は、再生パワー制御を行うために半導体レーザ9から出た光の一部を光検出器34に入力し、I−V変換器35で電圧に変換後、アナログ電流としての制御電流Iapcをレーザドライバに供給することにより、再生パワーを一定に保つことができる。なお、別の方法として、自動パワー制御回路36内部にアナログ−ディジタル変換回路を設け、逐次取り込んだパワーレベルを試し書き時に設定した基準値と比較しながら、デジタル情報としてのパワーレベルを演算・制御回路6、Serial Interface回路20を経由して、再生パワーレベルを記憶するPread 1レジスタ21に格納することにより、アナログ電流をレーザドライバ8にフィードバックする方法とともに、再生パワーを一定に保つことが出来る。
【0021】
次に、図3を用いて、記録時の各信号動作について説明する。
図3は本発明による情報記録再生装置における記録時の動作を説明するための波形図である。
図3(a)は記録時の再生回路における再生信号を示し、PID(Physical Identification Data)301はセクタ単位に凹凸の位相ピットで予めディスク上に記録された番地を、第1のDATA302は記録済みデータを、第2のDATA303は記録時の反射光による信号を示す。
図3(b)は変調回路7より供給されたNRZ信号304を示し、このNRZ信号304は、データ領域のみに供給される。
図3(c)は記録可能状態を設定する制御信号WRG305を示し、WRG305は、“L”時が記録状態、“H”時は再生状態を示す。この信号は記録駆動電流Iwriteを出力するディジタル・アナログ変換回路で構成されるWrite Power DAC30を制御し、記録時以外はWrite Power
DAC30をOFFとする。
【0022】
図3(d)は変調回路7から供給されるCLK(クロック)信号306を示し、このCLK信号306は、PID301読み取り時は、再生時の隣接信号線への影響を低減するためにCLK供給を中止する。この時、レーザドライバ8内部のPLL回路は記録周波数を保持したまま、発振し続ける。
図3(e)はPID301を読む時と記録済データを読むときに高周波(HF)電流をONするHFゲート信号(HFG)307を示す。このHFゲート信号は、“L”の時にはHF電流をONとし、“H”時にはHF電流をOFFとする。
図3(f)はレーザ出力を示し、PID301を読む時にはHF電流によるパルス状のパワー308が出力されており、データ記録中はNRZ信号304に対応したマルチパルス状の記録パワー309で発光している。
【0023】
次に、図4を用いて、再生時の各信号動作について説明する。
図4は本発明による情報記録再生装置における再生時の動作を説明するための波形図である。
図4(a)は再生時の再生回路における再生信号を示し、402は記録済みデータであるがRD(リード)コマンド発行されていない第1のDATA(データ)を示し、403は即ち記録済データであり、RDコマンドが発行されている第2のDATAを示す。
図4(b)は変調回路7より供給されNRZ信号を示しており、再生中は“L”のままである。
図4(c)は記録可能状態を設定する制御信号WRGを示しており、再生中は“H”となっており、Write Power DAC30をOFFとする。
図4(d)は変調回路7から供給されるクロック信号CLKを示しており、再生中のため同様に“L”となってCLK供給を中止している。この時、レーザドライバ8内部のPLL回路は停止している。
図4(e)はHFゲート信号404を示しており、PID信号301を読む時とRDコマンドにより記録済データである第2のDATA403を読むときに高周波(HF)電流をONする。HFゲート信号404は、“L”の時にはHF電流をONとし、“H”時にはHF電流をOFFとしている。
図4(f)はレーザ出力を示し、PIDとRDコマンドが発行された記録済である第2のDATA403を読む時にのみHF電流ONによる高周波重畳によってパルス状のパワー405が出力される。
【0024】
一方、RD(リード)コマンドが発行されない場合、ただ単にHF電流をOFFとするだけでは、レーザ出力がしきい値以下となってレーザが全く発光しなくなり、光ディスクの焦点あるいはトラック制御が不可能となってシーク等が不可能となる不具合が発生する。その為、HF電流OFFとなるHFゲート信号が”H”の時には、シーク等を可能とする直流パワーを確保する直流駆動電流を加算する手段が必要となる。
【0025】
以下、その直流駆動電流の加算手段について、再び、図2を用いて説明する。HFゲート信号404が“L”の場合の再生駆動電流は、Serial Interface20経由で格納したPread 1レジスタ21に対応した、Read DAC22の直流駆動電流Iread(1)に、I−V変換器(フロントモニタ35からのAPC直流制御電流Iapcを加えた(Iapc+Iread(1))であり、再生パワーを一定値に保つようにフィードバックが掛けられている。即ち、フロントモニタ用フォトダイオード34でIhfの高周波成分は平滑化(フロントモニタ用フォトダイオード34は高周波重畳の周波数には応答しないので)され、この平滑化されたパワーはI−V変換35で電圧に変換され、自動パワー制御回路36でAPCサーボループを形成するために、自動パワー制御回路36からIapcが再度レーザドライバにフィードバックされる。この再生駆動電流(Iapc+Iread(1))にHFM(High Frequency Modulator)23の高周波出力電流Ihfを重畳してレーザ発光を行う。再生パワーを一定値に保つフィードバック制御はHFゲート信号404が“L”の場合であり、自動パワー制御回路36ではサンプリング状態で逐次制御されることになる。
【0026】
これに対し、HFゲート信号404が“H”の時には、自動パワー制御回路36はホールド状態となり、Serial Interface経由でPread2レジスタ37に切り換えられ、Pread 2レジスタ37のデータに基づいてRead DAC22の直流駆動電流Iread(2)を発生させるとともに、フロントモニタ35からのAPC直流制御電流Iapcを加えた再生駆動電流(Iapc+Iread(2))によってレーザ発光を行い、シーク等を可能とする。ここで、Pread 2レジスタ37に設定するデータは、高周波出力電流Ihfを重畳した時の平均レーザ出力に相当する直流駆動電流Iread(2)を与えるものであり、ドライブ出荷時に基板内に設置してあるEEPROM38に予め格納しておき、ローディング時にEEPROM38から演算・制御回路6、Serial Interface20を経由してPread 2レジスタ37に取り込む。
【0027】
また、温度変動時のレーザ特性変動に対する補正は、再生駆動電流Ireadを供給するRead DAC22に対して、Full−Scale DAC32出力の基準電流Irefを制御することで行う。
半導体レーザは、駆動電流と出力パワ−に関して閾値電流を越えると出力パワーは駆動電流に対して直線的に増加するが、レーザのスロープ効率(カーブの傾き)は温度特性を持っており、温度が上がるとスロープ効率が低下して傾きが緩やかになり、温度が下がると逆にスロープ効率が増加して傾きが急になる。このレーザのスロープ効率の温度依存性をフロントモニタで検出し、光出力を一定に保つよう、自動パワー制御回路からレーザドライバに供給する直流制御電流Iapcを連続的に加減する。
【0028】
更に、Pread 1レジスタ21あるいはPread 2レジスタ37に格納されたデータに基づく直流駆動電流Ireadに対する温度特性補正は、フロントモニタ35で検出された出力を自動パワー制御回路36内に設置したアナログ−ディジタル変換器(図示せず)に取り込み、試し書き時の光出力と比較して、演算・制御回路6、Serial Interface回路20、FS−DAC32用のPmaxレジスタ31を通じて、Write Power DAC30の基準電流Irefをデジタル的に変更することで対応している。直流制御電流Iapcによる連続的な補正と基準電流Irefによるデジタル的な補正の組合せにより、シークから記録あるいは再生、記録あるいは再生からシークといった様々な切り替えに対してスムーズに対応することを可能としている。
【0029】
本発明は、DVD−RAMの相変化型記録膜ばかりでなく、DVD−Rに用いている有機色素膜、あるいは、MO等の光磁気形記録膜(TbFeCo)に対しても有効である。
【0030】
以上述べたように、本発明によれば、DVD−RAM等の記録可能な光ディスク再生時における高周波電流重畳に関して、再生時の高周波電流重畳を上位からRDコマンド発行が行なわれたセクタとアドレス情報PIDを読む時のみに限定して行っているために、パルス発光ピーク値の繰り返し再生によって生じる再生S/N劣化を防止することができる。また、高周波電流を重畳する期間が限定されることにより、高周波電流重畳回路が発生する発熱についても低減でき、発熱による半導体レーザの特性劣化を低減できる効果もある。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、パルス発光ピーク値の繰り返し再生によって生じる再生S/N劣化を防止することができる。
また、高周波電流を重畳する期間が限定されるので、高周波電流重畳回路が発生する発熱についても低減でき、発熱による半導体レーザの特性劣化を低減できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報記録再生装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明による情報記録再生装置で使用されるレーザドライバの一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明による情報記録再生装置における記録時の動作を説明するための波形図である。
【図4】本発明による情報記録再生装置における再生時の動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…スピンドルモータ、3…光ヘッド、4…ホストコンピュータ、5…インターフェース制御回路、6…演算・制御回路、7…変調回路、8…レーザドライバ、9…半導体レーザ、10…再生回路、11…復調回路、12…サーボ制御回路、20…シリアルインターフェース回路、21…Pread 1レジスタ、22…Read DAC、23…高周波電流重畳回路(HFM)、24…記録電流生成回路、25…Paレジスタ、26…Pbレジスタ、27…Pcレジスタ、28…Pdレジスタ、29…セレクタ、30…Write Power DAC、31…Pmaxレジスタ、32…フルスケールDAC、33…Write Strategy回路、34…フロントモニタ用フォトダイオード、35…I−V変換回路、36…パワー制御回路、37…Pread 2レジスタ、38…EEPROM。

Claims (3)

  1. 半導体レーザに駆動電流を供給してレーザビームを出射させるレーザドライバと、
    半導体レーザから出射されたレーザビームを情報記録媒体上に集光させ、該情報記録媒体から反射された光を受光する光ヘッドと、
    該レーザドライバの駆動電流に重畳する高周波電流を生成する高周波電流生成回路と、
    該レーザドライバへの該高周波電流の供給を制御するための重畳制御信号を生成する制御回路とを備え、
    記録媒体上に記録されているアドレス情報を読み取るときと上位装置からのリードコマンドによって記録済データを読み取るときにのみ、該重畳制御信号によって該高周波電流を該レーザ駆動電流に重畳し、
    予め記録媒体上に記録されているアドレス情報を読み取るときと上位からのリードコマンドによって記録済データを読み取り時以外の読み取り時のレーザ駆動電流を、予め格納された該高周波電流を重畳したときの平均レーザ出力に相当する直流駆動電流とすることを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 半導体レーザと、
    該半導体レーザをレーザ駆動電流で駆動して高出力発光させるレーザドライバと、
    該半導体レーザから出た光を光学的に情報を記録および再生するために情報記録媒体上に微小スポットとして絞り込む光学系と、
    該情報記録媒体から反射された光を受光する光検出器とを有する光ヘッドと、
    情報を予め定められた規則にしたがって変調する変調回路と、
    再生された信号を元の情報に戻す復調回路と、
    これらの回路を制御する演算・制御回路と、
    該半導体レーザのレーザドライバに再生時に印加する高周波電流の振幅、発振周波数等の重畳条件を制御する高周波電流重畳制御回路と、
    重畳制御信号を発生するタイミング発生回路とを備え、
    記録媒体上に記録されているアドレス情報を読み取るときと上位装置からのリードコマンドによって記録済データを読み取るときにのみ、該重畳制御信号によって該高周波電流を該レーザ駆動電流に重畳し、
    予め記録媒体上に記録されているアドレス情報を読み取るときと上位からのリードコマンドによって記録済データを読み取り時以外の読み取り時のレーザ駆動電流を、予め格納された該高周波電流を重畳したときの平均レーザ出力に相当する直流駆動電流とすることを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 請求項 1 または請求項2に記載の情報記録再生装置であって、
    光出力を検出するフォトダイオードと、試し書き時の光出力を基準として該光出力と比較判別する比較判別手段と、該比較判別手段の出力に基づいて該直流駆動電流に補正を加える補正電流を生成する補正電流生成手段とを設け、該光出力補正を行うことを特徴とする情報記録再生装置。
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