JP3793533B2 - 着雪防止型スノーポール - Google Patents

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Description

本発明は、豪雪地帯の道路の路肩や中央分離帯等に設置される着雪防止型スノーポールに関する。
スノーポールは、豪雪地帯の道路の路肩や中央分離帯等や、そこに設置されたガードレール等に等間隔で配置され、自らが発光することで道路のカーブ状態や、路肩の存在等をドライバーに昼夜の別なく視認させるものである。
一般的な発光式のスノーポールは、内部に光源が内蔵されたポール状の本体部と、前記光源からの光を外部に導くために前記本体部に設けられた開口部と、この開口部を閉塞する透光性を有する透光板とを有している。この透光板に雪が付着すると、ドライバーが光源からの光を視認することができないので、本願出願人は、雪の付着を防止したスノーポールとして、特願2001−398773号を出願している。
特願2001−398773号
上述した特願2001−398773号に記載された着雪防止型スノーポールには、透光板の前面に略楔状の風切りフードを固定的に設けたものがある。また、別の形態として前記風切りフードが可動式になったものもある。かかる着雪防止型スノーポールでも、雪の付着は防止できるが、その構造が若干複雑である。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたもので、構造が簡単で、かつ雪が透光体に付着せず、射出される光を阻害しない着雪防止型スノーポールを提供することを目的としている。
本発明に係る着雪防止型スノーポールは、本体部に取り付けられる透光体と、この透光体を介して外部に光を照射する光源とを備えており、前記透光体は外側面が下方にいくに従って厚さが漸減するテーパ面となっており、前記透光体の上端には、前記テーパ面の傾斜角θ1より大きな傾斜角θ2を有する上側フードが取り付けられており、前記傾斜角θ1は、前記テーパ面の垂直面に対する傾斜角度であり、前記傾斜角θ2は、前記上側フードのテーパ面に対する傾斜角度である。
本発明に係る着雪防止型スノーポールは、本体部に取り付けられる透光体と、この透光体を介して外部に光を照射する光源とを備えており、前記透光体は外側面が下方にいくに従って厚さが漸減するテーパ面となっており、前記透光体の上端には、前記テーパ面の傾斜角θ1より大きな傾斜角θ2を有する上側フードが取り付けられており、前記傾斜角θ1は、前記テーパ面の垂直面に対する傾斜角度であり、前記傾斜角θ2は、前記上側フードのテーパ面に対する傾斜角度である
このように構成することによって、テーパ面がない場合や、上側フードがない場合に比べて、雪の付着が開始される点である淀み点(風の速度が0になる点)をテーパ面のより上方に移動させることができる。従って、雪が付着しにくく、光源からの光を遮ることなく、雪が吹きつけるような降雪時でもドライバーからの視認を確保することができる安全な着雪防止型スノーポールとすることができる。しかも、その構造は簡単である。
前記テーパ面の垂直面に対する傾斜角度θ1は、10°以上であると、淀み点が上方に移動し、雪が吹きつけるような降雪時でもドライバーからの視認を確保することができることが実験で確認されている。また、前記テーパ面の垂直面に対する傾斜角度θ1(θ1≠45°)と、前記上側フードのテーパ面に対する傾斜角度θ2(θ2≠0°)との和は45°以上であれば、より確実に雪が付着しにくく、雪が吹きつけるような降雪時でもドライバーからの視認を確保することができる安全な着雪防止型スノーポールとすることができることが実験で確認されている。
また、前記透光体のテーパ面の両側面には、テーパ面を基準として後退した方向に延びる横側フードが設けると、横側から吹きつける雪が透光体に付着しないようになる。
前記テーパ面の上側が、光源に正対していないと、上側に移動した淀み点が、前記光源に正対していない部分に位置するので、雪が付着したとしても、光を遮ることがない。
前記光源に正対していない部分は、透光体のテーパ面の長さの20〜50%を占めていると、淀み点を確実に光源に正対していない部分に位置させることができることが実験で確認されており、その部分に雪が付着したとしても、光を遮ることがない。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールの概略的一部破断側面図、図2は本発明の第1の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールに用いられる透光体の概略的斜視図、図3は本発明の第2の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールの概略的平面図、図4は本発明の第3の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールの概略的一部破断側面図、図5は本発明の第3の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールに用いられる透光体の概略的斜視図、図6は本発明の第4の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールの概略的平面図、図7は本発明の第5の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールの概略的一部破断側面図、図8は本発明の第5の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールに用いられる透光体と一体型フードとを示す概略的斜視図、図9は本発明の第5の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールに用いられる透光体と一体型フードとを示す概略的平面図である。
本発明の第1の実施に係る着雪防止型スノーポールAは、図1に示すように、ポール状の本体部100Aに取り付けられる透光体200Aと、この透光体200Aを介して外部に光を照射する光源300Aとを備えており、前記透光体200Aは外側面が下方にいくに従って厚さが漸減するテーパ面210Aとなっており、前記透光体200Aの上端には、前記テーパ面210Aの傾斜角θ1より大きな傾斜角θ2を有する上側フード400Aが取り付けられており、前記傾斜角θ1は、前記テーパ面210Aの垂直面に対する傾斜角度であり、前記傾斜角θ2は、前記上側フード400Aのテーパ面210Aに対する傾斜角度である
前記本体部100Aは、円柱形状、すなわちポール状のものであって、周面の上端部に開口110Aが開設されている。この開口110Aは、後述する光源300Aからの光を透光体200Aに導くためのものである。また、この本体部100Aの下部には、着雪防止型スノーポールAを地面に固定するための取付板120Aが設けられている。図面中130Aは、取付板120Aと本体部100Aとの連結を補強するためのリブである。
なお、前記本体部100Aは、光源300Aと図外の電源とを接続する接続ケーブル(図示省略)が通過するため、内部は中空になっている。
前記光源300Aは、本体部100Aの上端の内部に開口110Aと正対するように内蔵されている。かかる光源300Aとしては、複数の発光ダイオード素子を1枚の基板に実装したものが使用される。
前記透光体200Aは、透光性を有する合成樹脂から構成されている。かかる透光体200Aは、図1及び図2に示すように、外側面がテーパ面210Aとなった側面視略台形状のものである。前記テーパ面210Aは、垂直面L(一点鎖線で示す)に対する傾斜角度θ1は、10°に設定されている。
また、この透光体200Aのテーパ面210Aに対向する面は、図2に示すように、ポール状の本体部100Aに取り付けるために、本体部100Aの周面に沿うように円弧状の凹面220Aとなっている。さらに、この透光体200Aのテーパ面210Aは、上側の20%は、前記開口110Aには正対しない、すなわち光源300Aからの光の透光に無関係になっている。従って、光源300Aからの光は、光の透光には無関係の上側20%を除いた残りの80%の面から外部に照射されることになる。なお、この実施の形態では、テーパ面210Aの上側の20%の部分が光源300Aからの光の透過に無関係になっているとしたが、この光源300Aからの光の透過に無関係な部分は、テーパ面210Aの上側から20〜50%の範囲であればよい。これは、後述する第2〜5の実施の形態でも同様である。
さらに、この透光体200Aの幅寸法W(図2参照)は、本体部100Aの直径とほぼ等しく設定されている。従って、本体100Aと透光体200Aとの間には、雪が付着する原因の1つとなる段差が形成されない。
なお、この透光体200Aは、図示しないパッキン等を介して本体部100Aに取り付けられているので、本体部100Aの内部は水密、気密状態になっている。
前記上側フード400Aは、透光体200Aの上端に取り付けられている。この上側フード400Aは、前記テーパ面210Aに対して傾斜角度θ2となるように、透光体200Aに取り付けられている。なお、前記傾斜角度θ2は、前記テーパ面210Aの傾斜角度θ1より大きく、この場合には35°に設定されている。
また、かかる上側フード400Aは、透光体200Aのテーパ面210Aの長さの30%以上の長さに設定されている。上側フード400Aの長さを、透光体200Aのテーパ面210Aの長さの30%以上とすることにより、雪のテーパ面210Aへの付着が効果的に防止されることが実験により確認されている。
また、この透光体200Aの表面には、例えば酸化チタン等の親水性又は撥水性を有するとともに透光性を有する塗料が塗布されていると、万が一、雪が透光体200Aにより付着しにくくなるので、効果的に雪が付着することを防止することができる。
次に、このように構成された本発明の第1の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールAの機能について説明する。
雪が透光体200Aに正面から吹きつけると、透光体200Aのテーパ面210Aに衝突した雪は、図1に示すように、テーパ面210Aに導かれて、矢印aに示すように、上側と下側に分かれて流れる。しかも、上側に流れた風は、透光体200Aの上端には上側フード400Aが設けられているので、さらに上側フード400Aに導かれて流れる。
ここで、透光体200Aのテーパ面210Aの上側の20%の部分及び上側フード400Aは、いわゆる淀み点を透光体200Aの上側にずらす機能を有している。ここで、淀み点とは、吹きつけられた風の速度が0となる点をいう。淀み点では、風の速度が0となるので、吹きつけられた雪は淀み点から付着しはじめる。
しかし、テーパ面210Aの上側の20%の部分と上側フード400Aとによって、淀み点は、テーパ面210Aの下側の残り80%の部分ではなく、少なくとも光の透過に無関係のテーパ面210Aの上側の20%を含む部分に移動させられているので、光が透過するテーパ面210Aの下側の残り80%の部分にはない。このため、光の透過に関係する部分には雪が付着することはない。
すなわち、このように構成することによって、着雪防止型スノーポールAに吹きつけられた風の淀み点が上方へと移動し、テーパ面210Aのうち光の透過に関係する部分に雪が付着するのを防止するのである。
上述した第1の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールAでは、透光体200Aのテーパ面210Aに対して正面から雪が吹きつけた場合の雪の付着防止に大きな効果があったが、横方向から吹きつけた雪に対しても効果のある第2の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールBについて、図3を参照しつつ説明する。
この本発明の第2の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールBは、第1の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールAの透光体200Aに2つの横側フード500Bを取り付けたものである。
この本発明の第2の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールBにおける透光体200Bの両側面には、テーパ面210Bを基準として後退した方向に延びる横側フード500Bが設けられている。
この横側フード500Bは、透光体200Bの側面230Bに対する傾斜角度θ3をもって透光体200Bに取り付けられている。前記傾斜角度θ3は、具体的には、45°前後が望ましい。
第2の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールBは、横側フード500Bが取り付けられている以外の点は、上述した第1の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールAと同様の構成であるので、その詳細な説明を省略する。
かかる第2の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールBは、横側あるいは斜め方向から雪が吹きつけたとしても、横側フード500Bによってその流れがテーパ面210Bより後方に導かれるので、透光体200Bには雪が付着しない。すなわち、光の透過に関係するテーパ面210Bには雪が付着しないのである。
上述した第1及び第2の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールA、Bは、透光体200A、200Bが本体部100A、100Bに設けられた開口110A(第2の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールBでは、開口は図示されていない)を覆うように取り付けられ、本体部100A、100Bに光源300A、300Bが内蔵されるものであった。次に、説明する本発明の第3の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールCは、透光体200Cの内部に光源300Cが内蔵され、透光体200Cが本体部100Cの上端に取り付けられるタイプである。
この第3の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールCは、図4及び図5に示すように、透光体200Cが第1及び第2の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールA、Bとは違って、ポール状の取付部250Cと、この取付部250Cと一体形成された透光体260Cとから構成される。
前記取付部250Cは、透光体200Cを本体部100Cの上端に取り付けるための部分であって、ポール状の本体部100Cとほぼ同径のポール状に形成されている。かかる取付部250Cは、上端が閉塞された円筒形状に形成されており、内部に光源300Cが内蔵されるようになっている。
また、前記透光体260Cは、上述した第1及び第2の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールA、Bにおける透光体200A、200Bと同形状であって、外側面が下方にいくに従って厚さが漸減するテーパ面210Cとなっている。
前記テーパ面210Cの垂直面Lに対する傾斜角度θ1は、10°に設定されている。また、テーパ面210Cの上側の20%の部分は、前記光源300Cには正対しない、すなわち光源300Cからの光の透光に無関係になっている。従って、光源300Cからの光は、光の透光には無関係の上側20%を除いた残りの80%の面から外部に照射されることになる。
なお、かかる透光体200Cは、図示しないパッキン等を介して本体部100Cに取り付けられているので、本体部100Cの内部は水密、気密状態になっている。
前記上側フード400Cは、透光体200Cの透光体260Cの上端に取り付けられている。この上側フード400Cは、前記テーパ面210Cに対して傾斜角度θ2となるように、透光体200Cに取り付けられている。なお、前記傾斜角度θ2は、前記テーパ面210Cの傾斜角度θ1より大きく、この場合には35°に設定されている。
また、この透光体200Cの表面には、例えば酸化チタン等の親水性又は撥水性を有するとともに透光性を有する塗料が塗布されていると、万が一、雪が透光体200Cにより付着しにくくなるので、効果的に雪が付着することを防止することができる。
本体部100Cが円柱形状、すなわちポール状のものである点、下部には、着雪防止型スノーポールCを地面に固定するための取付板120Cが設けられている点、内部が光源300Cと図外の電源とを接続する接続ケーブル(図示省略)の通過のため中空になっている点、取付板120Cと本体部100Cとの連結を補強するためのリブ130Cが設けられている点は、上述した第1及び第2の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールA、Bと同様である。
次に、このように構成された本発明の第3の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールCの機能について説明する。
雪が着雪防止型スノーポールCに正面から吹きつけると、透光体200Cのテーパ面210Cに衝突した雪は、図4に示すように、テーパ面210Cに導かれて、矢印cに示すように、上側と下側に分かれて流れる。しかも、上側に流れた風は、透光体200Cの上端には上側フード400Cが設けられているので、さらに上側フード400Cに導かれて流れる。
ここで、透光体200Cのテーパ面210Cの上側の20%の部分及び上側フード400Cは、いわゆる淀み点を上側にずらす機能を有している。ここで、淀み点とは、吹きつけられた風の速度が0となる点をいう。淀み点では、風の速度が0となるので、吹きつけられた雪は淀み点から付着しはじめる。
しかし、テーパ面210Cの上側の20%の部分と上側フード400Cとによって、淀み点は、テーパ面210Cの下側の残り80%の部分ではなく、少なくとも光の透過に無関係のテーパ面210Cの上側の20%を含む部分に移動させられているので、光が透過するテーパ面210Cの下側の残り80%の部分にはない。このため、光の透過に関係する部分には雪が付着することはない。
すなわち、このように構成することによって、着雪防止型スノーポールCに吹きつけられた風の淀み点が上方へと移動し、テーパ面210Cのうち光の透過に関係する部分に雪が付着するのを防止するのである。
かかる着雪防止型スノーポールCでは、透光体200Cと本体部100Cとの連結部分が、雪が吹きつける透光体200Cの正面側よりも下側に位置しているので、万が一雪が付着した場合でも、本体部100Cの内部に水が浸入しにくい構成となっている。
上述した第3の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールCでは、透光体200Cのテーパ面210Cに対して正面から雪が吹きつけた場合の雪の付着防止に大きな効果があったが、横方向から吹きつけた雪に対しても効果のある第4の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールDについて、図6を参照しつつ説明する。
この本発明の第4の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールDは、第3の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールCの透光体200Cに2つの横側フード500Dを取り付けたものと同等のものである。
この第4の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールDにおける透光体200Dの両側面には、テーパ面210Dを基準として後退した方向に延びる横側フード500Dが設けられている。
この横側フード500Dは、透光体200Dの側面230Dに対する傾斜角度θ3をもって透光体200Dに取り付けられている。前記傾斜角度θ3は、具体的には、45°前後が望ましい。
第4の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールDは、横側フード500Dが取り付けられている以外の点は、上述した第3の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールCと同様の構成であるので、その詳細な説明を省略する。
かかる第4の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールDは、横側あるいは斜め方向から雪が吹きつけたとしても、横側フード500Dによってその流れがテーパ面210Dより後方に導かれるので、透光体200Dには雪が付着しない。すなわち、光の透過に関係するテーパ面210Dには雪が付着しないのである。
次に、本発明の第5の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールEについて図7を参照しつつ説明する。
この第5の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールEは、図7〜図9に示すような一体型フード600Eを第1の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールAにおける透光体200Aに取り付けたものであり、その他の点の構成は同一である。
前記一体型フード600Eは、図7〜図9に示すように、上側フード610Eと、一対の前向き側面フード620Eとから構成されるものである。前記上側フード610Eは、透光体200Eに対して傾斜角度θ2で下向きになっている。かかる上側フード610Eは、透光体200Eの上端部に取り付けられている。この上側フード610Eの下端縁の長さ寸法は、透光体200Eの上端縁の長さと等しく設定されているが、上端縁の長さ寸法は、透光体200Eの上端縁より長く設定されている。
従って、前記一対の前向き側面フード620Eは、透光体200Eの側面230Eより外側に向かって拡がっていることになる。ここで、図9に示すように、前向き側面フード620Eの透光体200Eのテーパ面210Eに対する角度は135°程度で、透光体200Eの側面230Eを前方向に延長した仮想平面K(図9では破線で示している)に対する角度は45°程度にそれぞれ設定されている。
このような一体型フード600Eを透光体200Eのテーパ面210Eに取り付けると、上述した第1の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールAにおける透光体200A及び上側フード400Aと同様の効果を発揮することが実験で確認されている。
さらに、第3の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールCにおける透光体200Cに、この一体型フード600Eを取り付けることも可能である。
なお、上述した各実施の形態では、テーパ面210A〜210Dの垂直面Lに対する傾斜角度θ1を10°、上側フード400A〜400Dのテーパ面210A〜210Dに対する傾斜角度θ2を35°としたが、本発明はこれに限定されることはない。すなわち、テーパ面210A〜210Dの垂直面Lに対する傾斜角度θ1(θ1≠45°)と、前記上側フード400A〜400Dのテーパ面210A〜210Dに対する傾斜角度θ2(θ2≠0°)との和は45°以上であれば効果を発揮することが実験により確認されている。
本発明の第1の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールの概略的一部破断側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールに用いられる透光体の概略的斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールの概略的平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールの概略的一部破断側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールに用いられる透光体の概略的斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールの概略的平面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールの概略的一部破断側面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールに用いられる透光体と一体型フードとを示す概略的斜視図である。 本発明の第5の実施の形態に係る着雪防止型スノーポールに用いられる透光体と一体型フードとを示す概略的平面図である。
符号の説明
100A 本体部
200A 透光体
210A テーパ面
300A 光源
400A 上側フード

Claims (6)

  1. 本体部に取り付けられる透光体と、この透光体を介して外部に光を照射する光源とを具備しており、前記透光体は外側面が下方にいくに従って厚さが漸減するテーパ面となっており、前記透光体の上端には、前記テーパ面の傾斜角θ1より大きな傾斜角θ2を有する上側フードが取り付けられており、前記傾斜角θ1は、前記テーパ面の垂直面に対する傾斜角度であり、前記傾斜角θ2は、前記上側フードのテーパ面に対する傾斜角度であることを特徴とする着雪防止型スノーポール。
  2. 前記テーパ面の垂直面に対する傾斜角度θ1は、10°以上であることを特徴とする請求項1記載の着雪防止型スノーポール。
  3. 前記テーパ面の垂直面に対する傾斜角度θ1(θ1≠45°)と、前記上側フードのテーパ面に対する傾斜角度θ2(θ2≠0°)との和は45°以上であることを特徴とする請求項2記載の着雪防止型スノーポール。
  4. 前記透光体のテーパ面の両側面には、テーパ面を基準として後退した方向に延びる横側フードが設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の着雪防止型スノーポール。
  5. 前記テーパ面の上側は、前記光源に正対していないことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の着雪防止型スノーポール。
  6. 前記光源に正対していない部分は、透光体のテーパ面の長さの20〜50%を占めていることを特徴とする請求項5記載の着雪防止型スノーポール。
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