JP3793375B2 - パワーウインドウスイッチ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パワーウインドウスイッチ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両のサイドドア等のウインドウガラスを自動的に開閉させるためにパワーウインドウ装置が用いられている。そして、搭乗者が前記パワーウインドウ装置に設けられた、マニュアルのアップスイッチ(上昇スイッチ)又はダウンスイッチ(下降スイッチ)をオン操作することにより、ウインドウガラスがアップ側又はダウン側に駆動されるようにされている。
【0003】
図2は、従来のパワーウインドウ装置におけるパワーウインドウスイッチ回路10の電気回路図である。パワーウインドウスイッチ回路10の駆動回路20は、制御回路12、下降スイッチ28、上昇スイッチ29、オートスイッチ30及び駆動モータMに対して設けられている。下降スイッチ28、上昇スイッチ29は、例えば2段クリック式のスイッチであってタンブラ型とされており、一側側(以下、ダウン側という)を一段押圧すると下降スイッチ28として機能し、即ち、下降スイッチ28の可動接点31が固定接点DNに接続される。又、他側側(以下、アップ側という)を一段押圧すると上昇スイッチ29として機能し、即ち、上昇スイッチ29の可動接点32が固定接点UPに接続される。
【0004】
又、ダウン側を2段押圧すると、下降スイッチ28及びオートスイッチ30がともにオン作動する。又、アップ側を2段押圧すると、上昇スイッチ29及びオートスイッチ30がともにオン作動する。尚、オートで操作する場合は、2段押圧した後、下降スイッチ28、上昇スイッチ29の押圧を解除する。従って、下降スイッチ28、上昇スイッチ29は図2に示すように、可動接点がともにオフ位置となる。尚、下降スイッチ28、上昇スイッチ29はオン操作されていない非操作時には、図示しないバネにより付勢されて、オフ状態とされている。駆動モータMは、図示しない車両のウインドウガラスを上昇又は下降駆動する直流モータからなる。
【0005】
次に駆動回路20について説明する。
前記オートスイッチ30が下降スイッチ28の操作にともなってダウン側にオン作動されると、制御回路12は、そのオン操作に基づいて、下降スイッチ28の押圧操作を解除しても、ウインドウガラスが全開位置に達するまで、トランジスタTR3のベースにハイ(H)レベルのリレー駆動信号を出力するとともに、トランジスタTR1のベースにオン信号(制御信号)を出力する。トランジスタTR3は、前記リレー駆動信号に基づいて、オン作動し、又、トランジスタTR1がオン作動されることにより、第1リレー22のリレーコイル21に励磁電流を流すようにされている。
【0006】
この結果、リレーコイル21の励磁によって、第1リレー22のリレー接点25の可動接点25cが接地側固定接点25aから電源側固定接点25bに切換接続されるため、駆動モータMに駆動電流が供給され、同駆動モータMが正転される。この正転により、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスが下降する。そして、ウインドウガラスが全開位置に位置すると、全開位置リミットスイッチ(図示しない)が検出作動し、その検出に基づいて、制御回路12は、リレー駆動信号の印加を停止して駆動モータMの駆動を停止させ、ウインドウガラスを全開位置に保持するようにされている。
【0007】
又、制御回路12は、オートスイッチ30が上昇スイッチ29の操作にともなってアップ側にオン作動されると、そのオン操作に基づいて、上昇スイッチ29の押圧操作を解除しても、ウインドウガラスが全閉位置に達するまで、トランジスタTR2のベースにハイ(H)レベルのリレー駆動信号を出力するとともに、トランジスタTR1のベースにオン信号(制御信号)を出力する。トランジスタTR2は、前記リレー駆動信号に基づいて、オン作動し、又、トランジスタTR1がオン作動されることにより、第2リレー24のリレーコイル23に励磁電流を流すようにされている。
【0008】
この結果、リレーコイル23の励磁によって、第2リレー24のリレー接点26の可動接点26cが接地側固定接点26aから電源側固定接点26bに切換接続されるため、駆動モータMに駆動電流が供給され、同駆動モータMが逆転される。この逆転により、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)が前記駆動モータMにより駆動されてウインドウガラスが上昇する。そして、ウインドウガラスが全閉位置に位置すると、全閉位置リミットスイッチ(図示しない)が検出作動し、その検出に基づいて、制御回路12は、リレー駆動信号の印加を停止して駆動モータMの駆動を停止させ、ウインドウガラスを全閉位置に保持するようにされている。
【0009】
又、手動操作により、ウインドウガラスを下降させたい場合、下降スイッチ28を1段ダウン側にオン操作する。この操作に基づいて、制御回路12は、トランジスタTR3のベースにハイ(H)レベルのリレー駆動信号を出力するとともに、トランジスタTR1のベースにオン信号(制御信号)を出力する。トランジスタTR3は、前記リレー駆動信号に基づいて、オン作動し、又、トランジスタTR1がオン作動されることにより、下降スイッチ28がオン操作されている間、リレーコイル21に励磁電流を流すようにされている。このため、下降スイッチ28がオン操作されている間、駆動モータMが正転され、ウインドウガラスが下降する。
【0010】
又、手動操作により、ウインドウガラスを上昇させたい場合、上昇スイッチ29を1段アップ側にオン操作する。この操作に基づいて、制御回路12は、トランジスタTR2のベースにハイ(H)レベルのリレー駆動信号を出力するとともに、トランジスタTR1のベースにオン信号(制御信号)を出力する。トランジスタTR2は、前記リレー駆動信号に基づいて、オン作動し、又、トランジスタTR1がオン作動されることにより、上昇スイッチ29がオン操作されている間、リレーコイル23に励磁電流を流すようにされている。このため、上昇スイッチ29がオン操作されている間、駆動モータMが逆転され、ウインドウガラスが上昇する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなパワーウインドウスイッチ回路10においては、第1及び第2リレー22、24、制御回路12等が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、図2に点線で示すように、リーク抵抗R11〜R15が発生する虞がある。
【0012】
例えば、下降スイッチ28がオフ状態であって、制御回路12からトランジスタTR3にHレベルのリレー駆動信号が出力されず、且つ、制御回路12からトランジスタTR1にオン信号が出力されない場合でも、リーク抵抗R11、R13が発生すると、トランジスタTR1、TR3がオン作動する。すると、リレーコイル21が励磁されて、可動接点25cが電源側固定接点25bに接続されるため、駆動モータMが正転され、不用意にウインドウガラスが下降してしまう問題がある。
【0013】
又、上昇スイッチ29がオフ状態であって、制御回路12からトランジスタTR2にHレベルのリレー駆動信号が出力されず、且つ、制御回路12からトランジスタTR1にオン信号が出力されない場合でも、リーク抵抗R11、R12が発生すると、トランジスタTR1、TR2がオン作動する。すると、リレーコイル23が励磁されて、可動接点26cが電源側固定接点26bに接続されるため、駆動モータMが逆転され、不用意にウインドウガラスが上昇してしまう問題がある。
【0014】
さらに、トランジスタTR3がオフ状態であっても、リーク抵抗R11、R15が発生すると、リレーコイル21が励磁されて、可動接点25cが電源側固定接点25bに接続されるため、駆動モータMが正転され、不用意にウインドウガラスが下降してしまう問題がある。さらに又、トランジスタTR2がオフ状態であっても、リーク抵抗R11、R14が発生すると、リレーコイル23が励磁されて、可動接点26cが電源側固定接点26bに接続されるため、駆動モータMが逆転され、不用意にウインドウガラスが上昇してしまう問題がある。
【0015】
又、リーク抵抗R11〜R13が発生すると、トランジスタTR1〜TR3がそれぞれオン作動する。すると、リレーコイル21、23のいずれもが励磁して、リレー接点25、26が同時にオン(可動接点25c、26cが電源側固定接点25b、26bに接続)するため、駆動モータMの両端子は同じ電位(共にHI電位)となり、駆動モータMは駆動しない。このため、この状態のときに、下降スイッチ28をオン操作しても、駆動モータMの両端子は同じ電位のまま変化しないため、駆動モータMは駆動されず、ウインドウガラスが下降しない問題がある。一方、駆動モータMの両端子が同じ電位となった状態のときに、上昇スイッチ29をオン操作しても、同様に、ウインドウガラスが上昇しない問題がある。
【0016】
上記のような不用意にウインドウガラスが上昇又は下降してしまう問題や、ウインドウガラスが上昇又は下降しない問題は、リーク抵抗が発生する箇所によって異なる。即ち、(a)リレーコイル23(アップ側)のみ励磁する、(b)リレーコイル21(ダウン側)のみ励磁する、(c)両リレーコイル21、23が励磁する、(d)両リレーコイル21、23は励磁されない、のいずれの状態になるのかが不確定である。従って、ウインドウガラスが上昇するか、或は下降するかは不確定である。その結果、搭乗者による下降スイッチ28、上昇スイッチ29の操作に基づいて、パワーウインドウスイッチ回路10の確実な制御が行えなくなる問題がある。
【0017】
本発明の第1の目的は、パワーウインドウスイッチ回路が浸水したとき、下降スイッチ回路又は上昇スイッチ回路のオン作動に基づいて、確実にウインドウガラスを下降又は上昇させることができるパワーウインドウスイッチ回路を提供することにある。又、第2の目的は、パワーウインドウスイッチ回路が浸水したとき、不用意にウインドウガラスが下降又は上昇することを回避することができるパワーウインドウスイッチ回路を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、下降スイッチ回路と、上昇スイッチ回路と、前記各スイッチ回路のオン作動に基づいて、ウインドウガラス下降用の第1リレーコイル及びウインドウガラス上昇用の第2リレーコイルを各々励消磁制御する制御回路とを備え、前記各リレーコイルの一方の端子にHI電位を供給するように構成されたパワーウインドウスイッチ回路において、前記下降スイッチ回路は、電源側端子に接続される第1接点と、前記第2リレーコイルの他方の端子に接続される第2接点と、前記第1接点に対して常開接点であって、オン作動時に制御回路に第1リレーコイル励磁用入力信号を入力する第1可動接点と、前記第1可動接点と連動するとともに、第2接点に対して常閉接点である第2可動接点とを含み、前記上昇スイッチ回路は、電源側端子に接続される第1接点と、前記第1リレーコイルの他方の端子に接続される第2接点と、前記第1接点に対して常開接点であって、オン作動時に制御回路に第2リレーコイル励磁用入力信号を入力する第1可動接点と、前記第1可動接点と連動するとともに、第2接点に対して常閉接点である第2可動接点とを含み、前記下降スイッチ回路の第1可動接点と第2リレーコイルの他方の端子間には第1スイッチング手段を接続し、前記上昇スイッチ回路の第1可動接点と第1リレーコイルの他方の端子間には第2スイッチング手段を接続し、オン作動時に、前記下降スイッチ回路及び前記上昇スイッチ回路の各第2可動接点を接地し、前記第1スイッチング手段又は第2スイッチング手段をオン作動する第3スイッチング手段を設け、浸水を検出した際に前記第3スイッチング手段をオン作動する浸水検出手段を設けたことを要旨としている。
【0019】
従って、請求項1の発明では、パワーウインドウスイッチ回路が浸水し、且つ、下降スイッチ回路及び上昇スイッチ回路のオフ作動時には、浸水が浸水検出手段によって検出され、その検出に基づいて第3スイッチング手段がオン作動する。すると、各スイッチ回路の第2可動接点及び第2接点を介して各リレーコイルの他方の端子が接地されるとともに、各リレーコイルの一方の端子にHI電位が供給される。このため、両リレーコイルがいずれも励磁して、ウインドウガラスは下降も上昇もしない。
【0020】
上記のように、パワーウインドウスイッチ回路が浸水した際に下降スイッチ回路がオン作動されると、下降スイッチ回路の第1可動接点が第1接点に接続されて、電源側端子を介して第1スイッチング手段がオン作動し、第2リレーコイルの他方の端子にHI電位が供給される。このため、第2リレーコイルは消磁され、第1リレーコイルのみの励磁によって、ウインドウガラスは下降する。
【0021】
又、パワーウインドウスイッチ回路が浸水した状態で上昇スイッチ回路がオン作動されると、上昇スイッチ回路の第1可動接点が第1接点に接続されて、電源側端子を介して第2スイッチング手段がオン作動し、第1リレーコイルの他方の端子にHI電位が供給される。このため、第1リレーコイルは消磁され、第2リレーコイルのみの励磁によって、ウインドウガラスは上昇する。
【0022】
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第3スイッチング手段は、オン作動時に、前記制御回路に電力を供給する回路を接地することを要旨としている。
【0023】
従って、請求項2の発明では、前記請求項1の発明の作用に加えて、パワーウインドウスイッチ回路が浸水して、浸水検出手段のオン作動に基づいて、第3スイッチング手段がオン作動すると、制御回路に電力を供給する回路が接地される。従って、浸水時に何らかの理由により制御回路から出力される可能性のある、各リレーコイルを励消磁制御し得る信号による回路の誤動作(各リレーコイルの励消磁制御)が回避される。
【0024】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記制御回路は、入力した第1リレーコイル励磁用入力信号又は第2リレーコイル励磁用入力信号に基づいて、制御信号を出力するものであり、前記制御信号及び第3スイッチング手段のオン作動に基づいて、前記各リレーコイルの一方の端子にHI電位を供給するための第4スイッチング手段を設けたことを要旨としている。
【0025】
従って、請求項3の発明では、前記請求項1又は請求項2の発明の作用に加えて、第1又は第2リレーコイル励磁用入力信号の入力に基づいて制御回路から出力される制御信号と、第3スイッチング手段のオン作動とに基づいて、第4スイッチング手段は、各リレーコイルの一方の端子にHI電位を供給する。すると、各リレーコイルは、他方の端子がLO電位であればそのリレーコイルは励磁され、又、他方の端子がHI電位であればそのリレーコイルは消磁される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。図1は自動車のパワーウインドウ装置におけるパワーウインドウスイッチ回路10の電気回路図である。尚、図2に示す前記従来例と同一構成又は相当する構成については、同一符号が付してある。本実施形態のパワーウインドウ装置は、自動車の運転席側のサイドドアに設けられている。パワーウインドウスイッチ回路10の駆動回路20は、制御回路12、下降スイッチ128、上昇スイッチ129、オートスイッチ30及び駆動モータMに対して設けられている。この駆動回路20について説明する。
【0027】
バッテリ電源(以下、電源という)の+端子(図1では符号IGで図示)と−端子(図1ではグラウンドの図記号で図示)との間には、トランジスタTR1のエミッタ・コレクタ、ダイオードD1、第1のリレー22のリレーコイル21(ウインドウガラス下降用)、トランジスタTR3のコレクタ・エミッタが直列に接続されている。又、前記ダイオードD1のカソード端子と接地線間には、第2のリレー24のリレーコイル23(ウインドウガラス上昇用)、トランジスタTR2のコレクタ・エミッタが直列に接続されている。電源の+端子とトランジスタTR1のベース間には抵抗R6が接続され、トランジスタTR1のベースは抵抗R7を介して制御回路12の出力端子に接続されている。トランジスタTR2、TR3のコレクタはそれぞれ制御回路12の出力端子に接続されている。
【0028】
下降スイッチ回路としての下降スイッチ128は双極単投スイッチであって、第1固定接点DN1が電源の+端子に接続されている。下降スイッチ128は非操作時には、第2可動接点133が第2固定接点DN2に接続されているとともに、第1可動接点131は第1固定接点DN1には接続されていない。即ち、第1可動接点131は第1固定接点DN1に対して常開接点として構成され、第2可動接点133は第2固定接点DN2に対して常閉接点として構成されている。第1可動接点131は抵抗R10を介して制御回路12の入力端子に接続され、第2可動接点133はダイオードD5のアノード端子に接続され、第2固定接点DN2はリレーコイル23の−端子(他方の端子を構成する)に接続されている。
【0029】
上昇スイッチ回路としての上昇スイッチ129は双極単投スイッチであって、第1固定接点UP1が電源の+端子に接続されている。上昇スイッチ129は非操作時には、第2可動接点134が第2固定接点UP2に接続されているとともに、第1可動接点132は第1固定接点UP1には接続されていない。即ち、第1可動接点132は第1固定接点UP1に対して常開接点として構成され、第2可動接点134は第2固定接点UP2に対して常閉接点として構成されている。第1可動接点132は抵抗R9を介して制御回路12の入力端子に接続され、第2可動接点134はダイオードD5のアノード端子に接続され、第2固定接点UP2はリレーコイル21の−端子(他方の端子を構成する)に接続されている。
【0030】
オートスイッチ30の固定接点は電源の+端子に接続され、可動接点は抵抗R8を介して制御回路12の入力端子に接続されている。
又、電源の+端子と、駆動モータMの一方の端子間には、第1のリレー22のリレー接点25が設けられている。リレー接点25の可動接点25cは、駆動モータMの一方の端子に接続され、電源側固定接点25bは電源の+端子に接続され、接地側固定接点25aは接地されている。リレー接点25は、リレーコイル21が消磁時には、可動接点25cが接地側固定接点25aに接続されている。又、可動接点25cは、リレーコイル21が励磁されると、電源側固定接点25bに接続される。
【0031】
一方、電源の+端子と、駆動モータMの他方の端子間には、第2のリレー24のリレー接点26が設けられている。リレー接点26の可動接点26cは、駆動モータMの他方の端子に接続され、電源側固定接点26bは電源の+端子に接続され、接地側固定接点26aは接地されている。リレー接点26は、リレーコイル23が消磁時には、可動接点26cが接地側固定接点26aに接続されている。又、可動接点26cは、リレーコイル23が励磁されると、電源側固定接点26bに接続される。
【0032】
又、パワーウインドウスイッチ回路10は、リーク検出回路15、トランジスタTR4〜TR6、ダイオードD2〜D8、抵抗R1〜R5、R16を備えている。前記ダイオードD1を含むダイオードD1〜D8は、それぞれ回り込み防止用のダイオードである。
【0033】
浸水検出回路としてのリーク検出回路15は、電源の+端子に接続された電極16と、ベース抵抗R5を介してトランジスタTR6のベースに接続された電極17とからなり、両電極16、17は、互いに若干離間して配置されている。リーク検出回路15の電極16、17間がリークしたとき、電極16、17間にはリーク抵抗が発生してリーク検出回路15はオン作動し、電極16、17間がリークしていないときにはリーク検出回路15はオフ作動する。このリーク検出回路15は、制御回路12等が設けられた場所と同じところ又は近接した位置に設けるのが好ましい。
【0034】
前記トランジスタTR6のベースと接地線間には抵抗R4が接続され、トランジスタTR6のエミッタは接地され、トランジスタTR6のコレクタにはダイオードD4〜D8の各カソード端子が接続されている。ダイオードD4のアノード端子は制御回路12の電源ラインに接続され、電源の+端子と前記電源ラインとの間には抵抗R16が接続されている。ダイオードD6のアノード端子は抵抗R1を介してトランジスタTR1のベースに接続され、ダイオードD7のアノード端子は抵抗R2を介してトランジスタTR4のベースに接続され、ダイオードD8のアノード端子は抵抗R3を介してトランジスタTR5のベースに接続されている。
【0035】
前記トランジスタTR4のエミッタは前記下降スイッチ128の第1可動接点131に接続され、トランジスタTR4のコレクタはダイオードD2を介してリレーコイル23の−端子に接続されている。前記トランジスタTR5のエミッタは前記上昇スイッチ129の第1可動接点132に接続され、トランジスタTR5のコレクタはダイオードD3を介してリレーコイル21の−端子に接続されている。
【0036】
本実施形態では、リレーコイル21は第1リレーコイルを構成し、リレーコイル23は第2リレーコイルを構成している。トランジスタTR4は第1スイッチング手段を構成し、トランジスタTR5は第2スイッチング手段を構成し、トランジスタTR6は第3スイッチング手段を構成し、トランジスタTR1は第4スイッチング手段を構成している。第1固定接点DN1、UP1はそれぞれ第1接点を構成し、第2固定接点DN2、UP2はそれぞれ第2接点を構成している。電源の+端子(図1において符号IGで図示)は電源側端子を構成している。リレーコイル21、23の各+端子はそれぞれ一方の端子を構成している。
【0037】
次に、上記のように構成したパワーウインドウスイッチ回路10の作用について説明する。
さて、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れておらず、且つ、下降スイッチ128及び上昇スイッチ129が共にオフ状態(オフ作動時)であるときの作用を説明する。前記オフ作動時には、下降スイッチ128及び上昇スイッチ129の第2可動接点133、134が第2固定接点DN2、UP2に接続されるとともに、第1可動接点131、132は第1固定接点DN1、UP1には接続されない。従って、リレーコイル21、23の各−端子には電源の+端子からHI電位は供給されず、又、各+端子にもHI電位は供給されないため、リレーコイル21、23はいずれも励磁しない。従って、駆動モータMは駆動されず、ウインドウガラスは下降も上昇もしない。
【0038】
次に、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れていない状態で下降スイッチ128がオン操作(オン作動)されると、第2可動接点133が第2固定接点DN2から離れた(オフ作動)後、若干遅れて第1可動接点131が第1固定接点DN1に切換接続(オン作動)される。すると、前記下降スイッチ128のオン作動(第1可動接点131は制御回路12に第1リレーコイル励磁用入力信号を入力する)に基づいて、前記従来例と同様に、トランジスタTR1、TR3のオン作動によってリレーコイル21が励磁される(リレーコイル21の+端子にはトランジスタTR1のオン作動に基づいて、HI電位が供給される)。その結果、駆動モータMが正転され、ウインドウガラスが下降する。
【0039】
次に、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れていない状態で上昇スイッチ129がオン操作(オン作動)されると、第2可動接点134が第2固定接点UP2から離れた(オフ作動)後、若干遅れて第1可動接点132が第1固定接点UP1に切換接続(オン作動)される。すると、前記上昇スイッチ129のオン作動(第1可動接点132は制御回路12に第2リレーコイル励磁用入力信号を入力する)に基づいて、前記従来例と同様に、トランジスタTR1、TR2のオン作動によってリレーコイル23が励磁される(リレーコイル23の+端子にはトランジスタTR1のオン作動に基づいて、HI電位が供給される)。その結果、駆動モータMが逆転され、ウインドウガラスが上昇する。
【0040】
次に、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れ、且つ、下降スイッチ128及び上昇スイッチ129が共にオフ状態(オフ作動時)であるときの作用を説明する。本実施形態では、リーク検出回路15を設けたため、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、即ち、浸水した場合、リーク検出回路15の電極16、17間がリークし、リーク検出回路15がオン作動する。
【0041】
すると、トランジスタTR6がオン作動し、トランジスタTR6のオン作動に基づいて、トランジスタTR1がオン作動するとともに、トランジスタTR4、TR5がオン可能状態となる。そして、トランジスタTR1のオン作動に基づいて、リレーコイル21の+端子の電位及びリレーコイル23の+端子の電位がそれぞれダイオードD1を介してHI電位となる。又、トランジスタTR6のオン作動に基づいて、リレーコイル21の−端子の電位及びリレーコイル23の−端子の電位がそれぞれダイオードD5を介してLO電位(接地に相当)となる。すると、リレーコイル21、23のいずれもが励磁(励磁電流が供給される)して、リレー接点25、26が同時にオン(可動接点25c、26cが電源側固定接点25b、26bに接続)するため、駆動モータMの両端子は同じ電位(共にHI電位)となり、駆動モータMは駆動しない。
【0042】
尚、トランジスタTR6のオン作動に基づいて、トランジスタTR4、TR5はそれぞれオン可能状態となるが、各スイッチ128、129はオフ作動されているため、それぞれのエミッタにはHI電位は供給されず、その結果、それぞれのエミッタ、コレクタ間には電流は流れない。
【0043】
ここで、パワーウインドウスイッチ回路10内にリーク抵抗が発生したとしても、リレーコイル21、23の各+端子の電位は、トランジスタTR1のオン作動によってそれぞれHI電位とされ、又、各−端子の電位は、トランジスタTR6のオン作動によってそれぞれLO電位とされている。従って、両リレーコイル21、23が共に励磁されているため、駆動モータMは駆動されず、不用意にウインドウガラスが下降又は上昇することはない。
【0044】
又、制御回路12の電源ライン(制御回路12に電力を供給する回路)は、ダイオードD4を介して、トランジスタTR6のコレクタに接続されているため、同電源ラインは、トランジスタTR6のオン作動に基づいて、LO電位(接地に相当)となる。そのため、パワーウインドウスイッチ回路10の水没時には、制御回路12には回路作動に必要な所定の電源電圧が供給されなくなり、制御回路12からの出力信号による駆動回路20の誤作動(何らかの理由によるトランジスタTR1〜TR3のオン作動によるリレーコイル21、23の励磁等)が防止される。
【0045】
次に、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れた状態で、下降スイッチ128がオン作動されると、第2可動接点133が第2固定接点DN2から離れた(オフ作動)後、若干遅れて第2可動接点133と連動された第1可動接点131が第1固定接点DN1に切換接続(オン作動)される。すると、第1可動接点131とリレーコイル23の−端子間にはトランジスタTR4が接続されているため、電源の+端子から固定接点DN1を介して、トランジスタTR4のエミッタにHI電位が供給される。
【0046】
すると、トランジスタTR4のエミッタ、コレクタ間に電流が流れ、リレーコイル23の−端子の電位がダイオードD2を介してLO電位からHI電位に変化する。すると、リレーコイル23の両端子は同じ電位(共にHI電位)となり、リレーコイル23は消磁する。この結果、リレーコイル21のみが励磁された状態となるため、即ち、リレー接点26の可動接点26cが電源側固定接点26bから接地側固定接点26aに切換接続されるため、駆動モータMに駆動電流が供給されて、同駆動モータMが正転され、ウインドウガラスが下降作動する。
【0047】
次に、パワーウインドウスイッチ回路10が雨水等の電解質の液にて濡れた状態で、上昇スイッチ129がオン作動されると、第2可動接点134が第2固定接点UP2から離れた(オフ作動)後、若干遅れて第2可動接点134と連動された第1可動接点132が第1固定接点UP1に切換接続(オン作動)される。すると、第1可動接点132とリレーコイル21の−端子間にはトランジスタTR5が接続されているため、電源の+端子から固定接点UP1を介して、トランジスタTR5のエミッタにHI電位が供給される。
【0048】
すると、トランジスタTR5のエミッタ、コレクタ間に電流が流れ、リレーコイル21の−端子の電位がダイオードD3を介してLO電位からHI電位に変化する。すると、リレーコイル21の両端子は同じ電位(共にHI電位)となり、リレーコイル21は消磁する。この結果、リレーコイル23のみが励磁された状態となるため、即ち、リレー接点25の可動接点25cが電源側固定接点25bから接地側固定接点25aに切換接続されるため、駆動モータMに駆動電流が供給されて、同駆動モータMが逆転され、ウインドウガラスが上昇作動する。
【0049】
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、パワーウインドウスイッチ回路10が浸水したとき、下降スイッチ128又は上昇スイッチ129のオン作動に基づいて、確実にウインドウガラスを下降又は上昇させることができる。
【0050】
(2)本実施形態では、パワーウインドウスイッチ回路10が浸水したとき、下降スイッチ128又は上昇スイッチ129のオフ作動時に、不用意にウインドウガラスが下降又は上昇することを回避することができる。
【0051】
(3)本実施形態では、パワーウインドウスイッチ回路10が浸水して、リーク検出回路15のオン作動に基づいて、トランジスタTR6がオン作動すると、制御回路12の電源ラインが接地されるようにした。従って、浸水時に何らかの理由により制御回路12から出力される可能性のある、各リレーコイル21、23を励消磁制御し得る信号による駆動回路20の誤動作(各リレーコイル21、23の励消磁制御等)を回避することができる。
【0052】
(4)本実施形態では、パワーウインドウスイッチ回路10が浸水し、且つ、下降スイッチ128のオン作動時には、リーク検出回路15のオン作動に基づいて、トランジスタTR6がオン作動し、トランジスタTR4のエミッタ、コレクタ間に電流が流れる。すると、リレーコイル23には励磁電流が供給されなくなり、リレーコイル21のみが励磁して、ウインドウガラスは下降する。即ち、パワーウインドウスイッチ回路10が浸水したときでも、下降スイッチ128のオン作動に基づいて、確実にウインドウガラスを下降させることができる。
【0053】
(5)本実施形態では、パワーウインドウスイッチ回路10が浸水し、且つ、上昇スイッチ129のオン作動時には、リーク検出回路15のオン作動に基づいて、トランジスタTR6がオン作動し、トランジスタTR5のエミッタ、コレクタ間に電流が流れる。すると、リレーコイル21には励磁電流が供給されなくなり、リレーコイル23のみが励磁して、ウインドウガラスは上昇する。即ち、パワーウインドウスイッチ回路10が浸水したときでも、上昇スイッチ129のオン作動に基づいて、確実にウインドウガラスを上昇させることができる。
【0054】
(6)本実施形態では、下降スイッチ128又は上昇スイッチ129が操作されると、まず、その操作されたスイッチの第2可動接点(符号133や134)が第2固定接点(符号DN2やUP2)からオフ作動され、その後、第1可動接点(符号131や132)が第1固定接点(符号DN1やUP1)に対してオン作動されるようにした。このため、第2可動接点のオフ作動と第1可動接点のオン作動とが同時に行われた場合や、第2可動接点のオフ作動よりも第1可動接点のオン作動が先に行われた場合のデッドショート(本実施形態では、電源の+端子とダイオードD5のアノード端子との短絡)を回避することができる。
【0055】
なお、前記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、トランジスタTR1、TR4、TR5にそれぞれPNP型トランジスタを用いたが、NPN型トランジスタを用いてもよい。この場合、トランジスタTR1のコレクタを電源の+端子に接続するとともに、エミッタをダイオードD1のアノードに接続する。又、トランジスタTR4のコレクタを下降スイッチ128の第1可動接点131に接続するとともに、エミッタをダイオードD2のアノードに接続する。さらに、トランジスタTR5のコレクタを上昇スイッチ129の第1可動接点132に接続するとともに、エミッタをダイオードD3のアノードに接続する。
【0056】
・前記実施形態では、トランジスタTR2、TR3、TR6にそれぞれNPN型トランジスタを用いたが、PNP型トランジスタを用いてもよい。この場合、トランジスタTR2のエミッタをリレーコイル23の−端子に接続するとともに、コレクタを接地する。又、トランジスタTR3のエミッタをリレーコイル21の−端子に接続するとともに、コレクタを接地する。さらに、トランジスタTR6のエミッタをダイオードD4〜D8のカソードに接続するとともに、コレクタを接地する。
【0057】
・前記実施形態では、トランジスタTR2、TR3を用いたが、2つのトランジスタ素子を有するトランジスタアレーを用いてもよい。このようにした場合には、パワーウインドウ装置を小型化できる。
【0058】
・前記実施形態では、トランジスタTR4、TR5を用いたが、2つのトランジスタ素子を有するトランジスタアレーを用いてもよい。このようにした場合には、パワーウインドウ装置を小型化できる。
【0059】
・前記実施形態では、2つのリレー(第1及び第2リレー22、24)を用いたが、2つのリレーを同一パッケージしたものを用いてもよい。このようにした場合には、パワーウインドウ装置を小型化できる。
【0060】
次に、前記各実施形態から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
(イ)前記各スイッチ回路の第1可動接点は、第2可動接点が第2接点からオフ作動した後に、第1接点に対してオン作動するように構成したものである請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のパワーウインドウスイッチ回路。
【0061】
従って、この(イ)に記載の発明によれば、下降スイッチ回路又は上昇スイッチ回路がオン作動されると、まず、そのオン作動されたスイッチ回路の第2可動接点が第2接点からオフ作動され、その後、第1可動接点が第1接点に対してオン作動される。このため、第2可動接点のオフ作動と第1可動接点のオン作動とが同時に行われた場合や、第2可動接点のオフ作動よりも第1可動接点のオン作動が先に行われた場合のデッドショートを回避することができる。
【0062】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、パワーウインドウスイッチ回路が浸水したとき、下降スイッチ回路又は上昇スイッチ回路のオン作動に基づいて、確実にウインドウガラスを下降又は上昇させることができる。
【0063】
請求項2に記載の発明によれば、前記請求項1に記載の発明の効果に加えて、パワーウインドウスイッチ回路が浸水したとき、不用意にウインドウガラスが下降又は上昇することを回避することができる。
【0064】
請求項3に記載の発明によれば、前記請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、制御回路から出力される制御信号と、第3スイッチング手段のオン作動とに基づく第4スイッチング手段の作用(各リレーコイルの一方の端子へのHI電位の供給)に基づいて、各リレーコイルの励消磁を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のパワーウインドウスイッチ回路の電気回路図。
【図2】 従来のパワーウインドウスイッチ回路の電気回路図。
【符号の説明】
10…パワーウインドウスイッチ回路、12…制御回路、
15…浸水検出手段としてのリーク検出回路、
21…第1リレーコイルとしてのリレーコイル、
23…第2リレーコイルとしてのリレーコイル、
128…下降スイッチ回路としての下降スイッチ、
129…上昇スイッチ回路としての上昇スイッチ、
131…第1可動接点、132…第1可動接点、
133…第2可動接点、134…第2可動接点、
TR1…第4スイッチング手段としてのトランジスタ、
TR4…第1スイッチング手段としてのトランジスタ、
TR5…第2スイッチング手段としてのトランジスタ、
TR6…第3スイッチング手段としてのトランジスタ、
DN1…第1接点としての第1固定接点、
DN2…第2接点としての第2固定接点、
UP1…第1接点としての第1固定接点、
UP2…第2接点としての第2固定接点。

Claims (3)

  1. 下降スイッチ回路と、上昇スイッチ回路と、前記各スイッチ回路のオン作動に基づいて、ウインドウガラス下降用の第1リレーコイル及びウインドウガラス上昇用の第2リレーコイルを各々励消磁制御する制御回路とを備え、前記各リレーコイルの一方の端子にHI電位を供給するように構成されたパワーウインドウスイッチ回路において、
    前記下降スイッチ回路は、電源側端子に接続される第1接点と、前記第2リレーコイルの他方の端子に接続される第2接点と、前記第1接点に対して常開接点であって、オン作動時に制御回路に第1リレーコイル励磁用入力信号を入力する第1可動接点と、前記第1可動接点と連動するとともに、第2接点に対して常閉接点である第2可動接点とを含み、
    前記上昇スイッチ回路は、電源側端子に接続される第1接点と、前記第1リレーコイルの他方の端子に接続される第2接点と、前記第1接点に対して常開接点であって、オン作動時に制御回路に第2リレーコイル励磁用入力信号を入力する第1可動接点と、前記第1可動接点と連動するとともに、第2接点に対して常閉接点である第2可動接点とを含み、
    前記下降スイッチ回路の第1可動接点と第2リレーコイルの他方の端子間には第1スイッチング手段を接続し、
    前記上昇スイッチ回路の第1可動接点と第1リレーコイルの他方の端子間には第2スイッチング手段を接続し、
    オン作動時に、前記下降スイッチ回路及び前記上昇スイッチ回路の各第2可動接点を接地し、前記第1スイッチング手段又は第2スイッチング手段をオン作動する第3スイッチング手段を設け、
    浸水を検出した際に前記第3スイッチング手段をオン作動する浸水検出手段を設けたことを特徴とするパワーウインドウスイッチ回路。
  2. 前記第3スイッチング手段は、オン作動時に、前記制御回路に電力を供給する回路を接地することを特徴とする請求項1に記載のパワーウインドウスイッチ回路。
  3. 前記制御回路は、入力した第1リレーコイル励磁用入力信号又は第2リレーコイル励磁用入力信号に基づいて、制御信号を出力するものであり、
    前記制御信号及び第3スイッチング手段のオン作動に基づいて、前記各リレーコイルの一方の端子にHI電位を供給するための第4スイッチング手段を設けた請求項1又は請求項2に記載のパワーウインドウスイッチ回路。
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