JP3792166B2 - インターネットファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インターネットに接続されて画像データを送受信するインターネット対応型のネットワークファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置は文字や図形などの画像データを手軽に送受信することができるため、身近なOA機器として広く普及している。近年、インターネットやLAN(local area network)の普及に伴いインターネット対応型のネットワークファクシミリ装置(インターネットファクシミリ装置という)が普及しており、スキャナで読み取った原稿の画像データを電子メール(eメールともいう)の仕組みを用いて送受信することができるインターネットファクシミリ装置も普及してきている。ところがこの種のインターネットファクシミリ装置にはファクシミリ装置相互間における通信能力の確認が即時的に行えずそれぞれの機能を生かした通信を行い難いという問題点があったため、インターネットを介し、パケット通信によりファクシミリ通信をリアルタイムに実現するネットワークファクシミリ装置(リアルタイム型インターネットワークファクシミリ装置、以下「RTIファクシミリ装置」という)が提案されていた。従来のRTIファクシミリ装置に関しては、例えば特開2001−197279号公報に、付加する冗長パケット数を設定可能にして信頼性の高い通信が行えるように構成したRTIファクシミリ装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のRTIファクシミリ装置には次のような問題があった。すなわち、インターネット等ネットワークにおいて、接続されている多数のコンピュータや端末装置等がデータ通信を行い、データのコリジョン(衝突)が多発する状態にある場合(ネットワークのこのような状態を「ネットワーク負荷が高い」という)には、ITU−T勧告T.38で規定されている種々のタイムアウト用のタイマがタイムアウトしてしまうという問題があった。この問題に対し、ネットワーク負荷状況(データのコリジョン発生状況)に応じてタイマのタイマ値を更新することが考えられる。タイマのタイマ値を更新すればタイムアウトがなくなり適切な通信を行えるようになるが、ネットワーク負荷が高いと回線断の回数が発呼回数を上回ってしまい、通信が正常に終了しなくなるおそれがあった。
この発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、インターネットファクシミリ装置において、ネットワーク負荷の状況に応じて発呼回数を適切に設定し得るようにして通信の品質を向上させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、ネットワークに接続する手段と、インターネットを介しパケット通信により画像データを送受信するリアルタイムファクシミリ通信手段とを有するインターネットファクシミリ装置において、上記リアルタイムファクシミリ通信手段により、リアルタイムファクシミリ通信を行ったときに発生する回線断回数を記憶する記憶手段と、その手段に上記回線断回数を記憶させる手段と、上記記憶手段に記憶されている上記回線断回数を用いて上記リアルタイムファクシミリ通信手段が再発呼動作を行うときの発呼回数を設定する手段とを設けたインターネットファクシミリ装置を特徴とする。
このインターネットファクシミリ装置は、pingコマンドを発行するpingコマンド発行手段と、その手段により発行された上記pingコマンドに応答して送信されるping応答時間と一定値が設定されたスレッシュ時間とを比較する比較手段と、その手段による比較結果に応じて上記発呼回数を調整する発呼回数調整手段とを設けるとよい。
【0005】
また、スレッシュ時間を設定する操作入力手段を設け、上記比較手段が上記ping応答時間と上記操作入力手段により修正された修正スレッシュ時間とを比較するように構成され、かつその比較手段の比較結果に応じて上記発呼回数調整手段が上記発呼回数を調整するように構成されているとよい。
さらに、パケット遅延時間と発呼回数とを対応付けたテーブル記憶手段と、サーチキーに設定されているパケット遅延時間に対応する上記テーブル記憶手段の対応発呼回数を用いて上記発呼回数を調整するように構成されているとよい。
そしてさらに、時間帯エリアとping応答時間エリアとを対応付けて記憶する時間帯別応答時間記憶手段と、上記pingコマンド発行手段が一定時間毎にpingコマンドを発行して得られるping応答時間を一定時間の間加算してping応答時間の平均値を求め、その求められた平均値を対応する時間帯の上記時間帯エリアに記憶させる手段とを設け、上記比較手段が、サーチキーに設定されている時間帯に対応するping応答時間の平均値と上記スレッシュ時間又は修正スレッシュ時間とを比較するように構成されていることが好ましい。
【0006】
また、この発明は、ネットワークに接続する手段と、インターネットを介しUDPパケット通信により画像データを送受信するリアルタイムファクシミリ通信手段とを有するインターネットファクシミリ装置において、pingコマンドを発行するpingコマンド発行手段と、その手段により発行された上記pingコマンドに応答して送信されるping応答時間と一定値が設定されたスレッシュ時間とを比較する比較手段と、その手段による比較結果に応じて上記UDPパケット通信により送信される冗長パケット数を調整する手段とを設けたインターネットファクシミリ装置をも提供する。
【0007】
このインターネットファクシミリ装置は、時間帯エリアとping応答時間エリアとを対応付けて記憶する時間帯別応答時間記憶手段と、上記pingコマンド発行手段が一定時間毎にpingコマンドを発行して得られるping応答時間を一定時間の間加算してping応答時間の平均値を求め、その求められた平均値を対応する時間帯の上記時間帯エリアに記憶させる手段とを設け、上記比較手段が、サーチキーに設定されている時間帯に対応するping応答時間の平均値と上記スレッシュ時間とを比較するように構成されているとよい。
また、時間帯別応答時間記憶手段に記憶されているping応答時間が最小の時間帯を選定する手段と、その手段により選定された時間帯になるまで上記リアルタイムファクシミリ通信手段を待機させる手段とを設けるとよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
図2及び図3は、この発明によるインターネットファクシミリ装置により構成されるリアルタイム型インターネットファクシミリシステム(以下「RTIファクシミリシステム」という)のシステム構成図である。RTIファクシミリシステムは、ITU−T勧告T.38に準拠したT.38通信手順を用いてファクシミリ画像データをパケット通信により送受信するように構成され、図2及び図3に示すシステム構成が考えられる。この発明は、図2及び図3に示すいずれのシステムについても適用し得るものである。
【0009】
図2に示すRTIファクシミリシステムはいわゆるゲートウェイ型と呼ばれ、アナログ公衆網(PSTN網)31,31と、インターネット50を経由してリアルタイム型インターネットファクシミリ機能(以下「RTIファクシミリ機能」という)を搭載したG3ファクシミリ装置30と、それを同じ機能を搭載したG3ファクシミリ装置40とが通信を行うように構成されている。このシステムは、G3ファクシミリ装置30と、G3ファクシミリ装置40とがアナログ公衆網(PSTN網)31,31を介してゲートウェイ装置32,42に接続され、かつそのゲートウェイ装置32,42がインターネット50に接続されて構成されている。そして、G3ファクシミリ装置30とゲートウェイ装置32との通信、G3ファクシミリ装置40とゲートウェイ装置42との通信にはITU−T勧告T.30に準拠したT.30通信手順が適用され、ゲートウェイ装置32とゲートウェイ装置42との通信にはITU−T勧告T.38に準拠したT.38通信手順が適用される。なおインターネット50には、ゲートキーパ装置51が接続されている。
【0010】
図3に示すRTIファクシミリシステムは、いわゆる非ゲートウェイ型と呼ばれ、T.38通信手順による通信機能を主体とするRTIファクシミリ装置100と、RTIファクシミリ装置200とがインターネット50のみを経由して直接(ダイレクトに)通信を行うように構成されている。RTIファクシミリ装置100と、RTIファクシミリ装置200との通信にはT.38通信手順が適用され、そのそれぞれとゲートキーパ装置51とはITU−T勧告H.323に準拠したH.323通信手順が適用され、アドレス変換やネットワーク制御及び呼制御等が行われている。
【0011】
図3に示す通信機能を実現するインターネットファクシミリ装置の内部構成としては、図4に示す構成が考えられる。図4は、RTIファクシミリ装置100の主要な内部構成を示すブロック図である。図に示すようにRTIファクシミリ装置100は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、画像蓄積メモリ104とを有し、LANコントローラ105及びトランス106と、モデム107及びNCU108とを有し、DCR109と、スキャナ110と、プロッタ111と、オペレーションパネル(操作パネルともいう)112とを有して構成され、トランス106、NCU108を除く各構成要素が互いにシステムバス113により接続されている。
【0012】
CPU101は、ROM102に記憶されているプログラムにしたがいRTIファクシミリ装置100全体の動作を統括して制御し、この発明の特徴となる各種の手段として作動するユニットである。ROM102はCPU101の実行する制御プログラム、通信制御手順や、ネットワーク制御手順、H.323通信手順による呼制御手順、T.38通信手順によるファクシミリデータの転送手順及び恒久的なデータ等を記憶しておく読出し専用の記憶手段である。RAM103はRTIファクシミリ装置100の制御に際して必要なデータを一時的に保管するとともに、ネットワーク制御の際のプロトコル処理を行うためのデータを記憶する記憶手段である。画像蓄積メモリ104は、電子メールやファクシミリデータを送受信する際にファイルを蓄積するために使用する記憶手段である。
【0013】
LANコントローラ105はネットワークから受信したデータのデコード又はネットワークへ送信するデータのエンコードを行ったり、送信フレームや受信フレームのバッファリングを行うLSI等からなるネットワーク制御手段である。トランス106は、ネットワークからのデータを送受信するためのトランスフォーマーである。モデム107は、2値符号化された画像データを公衆回線網(PSTN網)に伝送可能とするための変調と相手先ファクシミリ装置からの変調された画像データの符号を元の2値符号に戻すための復調を実行する。NCU108は、公衆回線網(PSTN網)より相手先ファクシミリ装置のDTMF(dual tone multiplexed frequency)信号を検出及び解析するための検出器である。
【0014】
DCR109は、スキャナ110で読み取った2値画像データを圧縮し符号化するため、また相手先ファクシミリ装置から送信されてきた圧縮符号をプロッタ111により印刷(プリント)することができるように2値画像に復号化するための符号化・復号化器である。スキャナ110は、ファクシミリの送信操作に必要となるデータ読取り、送信しようとする原稿の画像情報を読み取る画像情報読取手段である。プロッタ111は、受信或いは蓄積したファクシミリデータ等を用紙に印刷して出力する書き込み部である。操作パネル112は、ユーザがRTIファクシミリ装置100に送受信動作を行わせるための情報等を入力するのに必要な各種操作キーと、動作状態などを表示する液晶ディスプレイ等の表示装置とから構成され、ユーザが各種操作キーの操作により各データを入力する操作入力部である。なお、後述する発呼回数などの情報は、上述の記憶手段例えばRAM103に記憶されているものとする。
【0015】
続いて、この発明によるインターネットファクシミリ装置の動作内容について図1に示すようなシステム構成を想定して説明する。図1は、上述したRTIファクシミリ装置100と、これと同じ構成を有するRTIファクシミリ装置200とから構成される図3に示したRTIファクシミリシステムのシステム構成を図示したものである。なお、図1では、RTIファクシミリ装置100,200とインターネット50とを示し、その他の構成は図示を省略している。以下の説明では、RTIファクシミリ装置100が送信側、RTIファクシミリ装置200が受信側として作動する場合を想定している。
RTIファクシミリ装置100とRTIファクシミリ装置200とは、TCP(Transmission Control Protocol:伝送制御プロトコル)又はUDP(User Datagram Protocol)によるパケット通信により互いにファクシミリデータの送受信を行っている。
【0016】
TCPによる場合、通信をやりとりする2つの装置(端末Aと、端末B)は図5に示すようにしてパケット通信を行っている。図5は、TCPによるパケット通信の内容と、パケットフォーマットを示す説明図である。この図5では、端末Aからパケットa1,a2,a2が順次送信されていて、パケットa1が送信されるとそれを受信した端末Bが確認応答パケットb1を送信している。ただし、端末Aからパケットa2を送信したときは端末Bから確認応答パケットb1が送信されずにタイムアウトが発生したため、パケットa2が続けて送信されている。また、TCPによる場合、端末A側で確認応答パケットを待つ遅延が発生するが、パケットの順序及びその内容は保証されている。そして、この場合のパケットのフォーマットはT.30データ(DIS/DCS等のHDLC情報や画像データ)P1と、T.30識別子(T.30信号の識別子)P2とからなるデータ部の先頭にヘッダP3が付加された構成となっている。
【0017】
UDPによる場合、通信をやりとりする端末Aと、端末Bとは、図6に示すようにしてパケット通信を行っている。図6は、UDPによるパケット通信の内容と、パケットフォーマットを示す説明図である。UDPによる場合、コネクションレスのため信頼性が低い。そのため、UDPによるパケットフォーマットは、T.30データP1とT.30識別子P2とに、順序整列のためシーケンス番号P4を付加するとともに、以前に送信したパケット(冗長パケット)P5をパケット消失時のエラー回復のために付加してデータ部を形成し、そのデータ部の先頭にヘッダP3が付加された構成となっている。こうして、コネクションレスであるUDP通信の信頼性を向上させるようにしている。
【0018】
そして、図6では、端末Aから端末Bに対して、パケットa2にその前に送信したパケットa0,a1を付加したパケットa10と、パケットa3にその前に送信したパケットa1,a2を付加したパケットa11と、パケットa4にその前に送信したパケットa2,a3を付加したパケットa12と、パケットa5にその前に送信したパケットa3,a4を付加したパケットa13とを順次送信している。そのときに、パケットa12が消失したとして、パケットa13に付加されているエラー訂正用パケット(パケットa4)を使用してエラー回復を行うようにしている。
リアルタイムファクシミリ通信動作を行い、RTIファクシミリ装置100からRTIファクシミリ装置200に画像データを送信するとき、RTIファクシミリ装置100とRTIファクシミリ装置200とは、図7に示すようにして通信を実行する。図7は、RTIファクシミリ装置100とRTIファクシミリ装置200とのTCPパケットによる第1の通信の概略を示す説明図である。
【0019】
RTIファクシミリ装置100において、ユーザが操作パネル112を操作して原稿の読み取りを指示するとスキャナ110が原稿の画像を読み取り画像データを出力する。また、RTIファクシミリ装置100の送信宛先を特定する情報(宛先情報)、例えばIPアドレスが入力されると得られた画像データのRTIファクシミリ機能による送信が指示される。すると、LANコントローラ105、トランス106がリアルタイムファクシミリ通信手段として作動し、その画像データをパケット通信により送信する1回目のリアルタイムファクシミリ通信aを実行する。このRTIファクシミリ機能により送信を行ったときにインターネット50に接続されている図示しないコンピュータや端末装置等が多数のデータ通信を行いデータのコリジョンが多発して送信データが壊れてしまい、ネットワーク負荷が高くなっている場合がある。RTIファクシミリ装置100は、リアルタイムファクシミリ通信で何回かの回線断が発生してCPU101がその複数回数の回線断を捕らえると、CPU101がそのときの回線断回数をRAM103に記憶させる動作bを実行し、続いて2回目の通信準備cを実行する。なお1回目の通信時の発呼回数は予め決められたデフォルト値(デフォルト発呼回数)が設定されているものとする。
【0020】
ここで、RTI機能によるファクシミリ通信における発呼回数について説明する。RTIファクシミリ装置100ではネットワーク負荷が高い場合、パケットが消失するなどしてタイムアウトを発生し、回線断となって送信宛先に画像データが送信されずに不達となってしまうことがある。このリカバリー動作として再発呼動作を行うが、このときの再発呼回数を発呼回数としている。
そして、次にRTIファクシミリ装置100がリアルタイムファクシミリ通信動作を行い画像データを送信するときは、前回の通信履歴を用いて発呼回数を設定するため、CPU101がRAM103に記憶されている回線断回数を読み出して式1にしたがい発呼回数の設定dを実行する。
式1 発呼回数=回線断回数+n (nはデフォルト発呼回数)
【0021】
こうして求められた発呼回数に基づいて、RTIファクシミリ装置100はRTIファクシミリ装置200に対して2回目のリアルタイムファクシミリ通信動作eを実行する。そのとき、再びネットワーク負荷が高くて回線断が発生したときはCPU101がその際の回線断回数をRAM103に記憶させる動作fを実行し、続いて上記同様に発呼回数を設定し、その発呼回数に基づき3回目のリアルタイムファクシミリ通信動作を実行する。以下、同様にして前回の通信履歴から次回の発呼回数を設定し、その設定された発呼回数に基づいてリアルタイムファクシミリ通信動作を実行する。このように、RTIファクシミリ装置100では、ネットワーク負荷が高くて回線断が発生するときは、前回の通信履歴を参照し、前回の回線断回数を用いて設定した発呼回数によりリアルタイムファクシミリ通信動作を実行する。そのため、リアルタイムファクシミリ通信動作が直前のネットワーク負荷状況を反映したものとなり、その負荷状況に応じて発呼回数が設定されるため接続性等の通信品質を向上させることが可能となる。
【0022】
次に、RTIファクシミリ装置100とRTIファクシミリ装置200とのTCPパケットによる第2の通信について説明する。第2の通信では、上述のようにして、リアルタイムファクシミリ通信動作を実行するのに先立ち、通信する時のネットワーク負荷状況に応じてデフォルト発呼回数nを調整している。
図8に示すように、RTIファクシミリ装置100は、リアルタイムファクシミリ通信動作の準備gを実行した後で、送信宛先となるRTIファクシミリ装置200のIPアドレスまたはホスト名を使用してpingコマンドの発行hを実行し、ネットワークの負荷状況を調査する。すなわち、RTIファクシミリ装置100は、RTIファクシミリ装置200がpingコマンドに応答して送信するパケット遅延時間(以下「ping応答時間」という)の受信iを実行し、そのping応答時間からネットワーク負荷状況をCPU101により判断する。
【0023】
上述のとおりネットワーク負荷が高いとデータのコリジョンが多発するため、pingコマンドの送信が何度も繰返され、それに対する受け手からの応答が遅くなってパケット遅延時間が長くなり、ping応答時間が長くなる。逆にネットワーク負荷が低ければping応答時間は短くなる。このことから、ネットワーク負荷状況は簡易的ながらping応答時間から判断することができると考えられる。続いて、図12に示すフローチャートに従い発呼回数調整処理jを実行してデフォルト発呼回数nを調整する。なお、図12ではステップをSと略記している。
【0024】
発呼回数調整処理jがスタートすると、ステップ1に進み、CPU101はping応答時間が予め一定値が設定された時間(以下「スレッシュ時間」という)以下であるか否かを双方を比較して判断し、スレッシュ時間以下の場合はネットワーク負荷が低いとしてステップ2に進み、スレッシュ時間よりも大きい場合はネットワークの負荷が高いとしてステップ3に進む。CPU101は、ステップ2に進むと、デフォルト発呼回数nを一定回数だけ減らす処理を実行し、ステップ3に進むとデフォルト発呼回数nを一定回数だけ増やす処理を実行し、その後発呼回数調整処理jを終了する。この調整処理jが終了すると、調整処理jにより調整されたデフォルト発呼回数nを用いてリアルタイムファクシミリ通信a以降の処理が図7のようにして実行される。
【0025】
第1の通信のようにしてリアルタイムファクシミリ通信を実行する場合は、前回の通信履歴を参照して発呼回数を設定するので発呼回数が実際に通信を実行する時のネットワーク負荷状況に適合して設定されない可能性がある。しかし、上述の発呼回数調整処理jを実行すると、通信開始前にpingコマンドを発行して、ping応答時間とスレッシュ時間とを比較した上で発呼回数を調整するので、発呼回数が通信時のネットワーク負荷状況に適合して設定され、接続性等の通信品質の一層の向上が可能となる。
次に、RTIファクシミリ装置100とRTIファクシミリ装置200とのTCPパケットによる第3の通信について説明する。第3の通信では、上述のようにして、発呼回数調整処理を行う場合に使用するスレッシュ時間を変更可能としている。
【0026】
図9に示すように、RTIファクシミリ装置100はリアルタイムファクシミリ通信動作の準備g,pingコマンドの発行h,ping応答時間の受信iを実行し、続けて図13に示すフローチャートに従い発呼回数調整処理kを実行して発呼回数を調整する。なお、図13でもステップをSと略記している。発呼回数調整処理kがスタートするとステップ4に進み、CPU101はping応答時間が操作パネル112を操作して設定された時間(修正スレッシュ時間)以下であるか否かを双方を比較して判断し、修正スレッシュ時間以下ならステップ2に進み、修正スレッシュ時間よりも大きい場合はステップ3に進む。なお、ステップ2,3の処理は上記同様である。以下第2の通信と同様にしてリアルタイムファクシミリ通信を実行する。第2の通信では、スレッシュ時間が一定値であるため、必ずしもユーザのネットワーク環境に合った発呼回数が設定されないことがあり、そのことで回線断回数が発呼回数を上回り、通信が正常に終了しなくなるおそれがある。しかし、第3の通信のようにするとユーザがそのスレッシュ時間を設定することができるため、ユーザのネットワーク環境に適合させて発呼回数を設定することが可能となり、接続性等通信品質の更なる向上が可能となる。
【0027】
次に、RTIファクシミリ装置100とRTIファクシミリ装置200とのTCPパケットによる第4の通信について説明する。第4の通信では、図14に示すテーブルAを参照した発呼回数設定処理を行うようにしている。
テーブルAは、パケット遅延時間エリアA1と発呼回数エリアA2とを有し、パケット遅延時間と発呼回数とを対応付けて記憶しており、RAM103に設けられている。そして、図10に示すように、リアルタイムファクシミリ通信動作の準備g,pingコマンドの発行h,ping応答時間の受信iを順次実行する。続いてpingコマンドにより取得されるパケット遅延時間をサーチキーに設定してテーブルAをサーチし、そのサーチキーに対応する対応発呼回数を発呼回数エリアA2から取得して、発呼回数決定処理lを実行する。これ以降、決定された対応発呼回数をデフォルト発呼回数nに用いてリアルタイムファクシミリ通信a以降を第2の通信のようにして実行する。上述した第3の通信では、発呼回数をネットワーク環境に適合させるため、ユーザがスレッシュ時間をわざわざ設定しなければならないが、第4の通信ではpingコマンドにより取得したパケット遅延時間によって発呼回数を動的に設定するので、ユーザがわざわざスレッシュ時間を設定するまでもなくネットワーク環境に適合した発呼回数を設定することが可能となり、ユーザにとって便利になる。
【0028】
次に、RTIファクシミリ装置100とRTIファクシミリ装置200とのTCPパケットによる第5の通信について説明する。第5の通信では、図15に示すテーブルBを作成し、ping応答時間を一定時間毎に取得してネットワーク負荷状況を時間帯別に調査している。
テーブルBは、時間帯エリアB1とping応答時間エリアB2とを有し、午前0時から24時までを一定時間毎に区切り、各時間帯の応答時間を記憶できるようになっていて、RAM103に設けられている。また、第5の通信では、RTIファクシミリ装置100のRAM103に、その宛先となるRTIファクシミリ装置200が送信宛先としてワンタッチダイヤルまたは短縮ダイヤルなどにより登録(記憶)されている。
【0029】
そして、RTIファクシミリ装置100は、図11に示すように、CPU101がRAM103にアクセスして、ワンタッチダイヤルまたは短縮ダイヤルなどにより登録されているRTIファクシミリ装置200の宛先に対して一定時間ごとにpingコマンドを発行するpingコマンドの発行mを実行し、ネットワークの負荷状況を一定時間毎に調査する。すなわち、RTIファクシミリ装置100は、RTIファクシミリ装置200から一定時間ごとに送信されるping応答時間の受信iを実行する。そして、受信iを実行して得られる応答時間を一定時間の間蓄積(加算)して、その蓄積した値からping応答時間の平均値を時間帯別に算出し、その求められた平均値を時間帯エリアB1の対応する時間帯に記憶させる時間帯別応答時間の算出処理oを実行する。
【0030】
その後、RTIファクシミリ装置100がRTIファクシミリ装置200に対してリアルタイムファクシミリ通信動作を実行する場合には、リアルタイムファクシミリ通信動作の準備gを実行後、pingコマンドを発行することなく表Bをサーチし、そのサーチキーに設定されている時間帯に対応するping応答時間の平均値を求め、その平均値とスレッシュ値又は修正スレッシュ値とを比較して発呼回数を設定し(p)、その後は第2〜第4の通信と同様の処理を実行する。第2〜第4の通信のように、通信開始前にpingコマンドを発行してそのping応答時間から発呼回数を決定すると、通信の前処理にオーバヘッドがかかってしまうが、第5の通信のようにしてpingコマンドを発行することなく応答時間を設定すれば、通信開始前にpingコマンドを発行するオーバヘッドがなくなり通信のパフォーマンスを向上させることが可能となる。
【0031】
次に、RTIファクシミリ装置100とRTIファクシミリ装置200とのUDPパケットによる第6の通信について説明する。第6の通信ではネットワーク負荷状況に応じ冗長パケット数を調整してUDPパケット通信を実行している
図16に示すように、RTIファクシミリ装置100は、RTIファクシミリ装置200のIPアドレスを使用してpingコマンドの発行hを実行し、RTIファクシミリ装置200から送信されるping応答時間の受信iを実行してping応答時間からネットワーク負荷状況をCPU101により判断する。続いて、図19に示すフローチャートに従い冗長パケット数調整処理qを行し、冗長パケット数を調整する。なお、図19でもステップをSと略記している。冗長パケット数調整処理qがスタートすると、CPU101はステップ1を実行し、ping応答時間が一定のスレッシュ時間以下であるか否かを双方を比較して判断し、スレッシュ時間以下ならステップ5に進んで図6に示す冗長パケット数を減らし、スレッシュ時間よりも大きければステップ6に進んで冗長パケット数を増やす。ステップ5又はステップ6を実行後処理を終了する。この調整処理qが終了すると、調整された数の冗長パケットを付加したパケット通信rが実行される。
【0032】
リアルタイムファクシミリ通信を実行する場合、UDPパケット通信を行う場合は、信頼性向上のために冗長パケット制御を行っていた。その際にネットワーク負荷が低いと冗長パケットが無駄に付加されて通信速度が低下し、ネットワーク負荷が高ければ冗長パケット数以上のパケット消失が発生してエラーになることがある。この発明によるRTIファクシミリ装置100によれば、付加される冗長パケット数をネットワーク負荷状況に応じて調整する制御を実行しているので無駄な冗長パケットが付加されることがなく、通信速度、接続性等の通信品質の向上が可能となる。
次に、RTIファクシミリ装置100とRTIファクシミリ装置200とのUDPパケットによる第7の通信について説明する。第7の通信では、図15に示すテーブルBを参照した冗長パケット数調整処理を行っている。なお、第7の通信ではRTIファクシミリ装置100のRAM103にRTIファクシミリ装置200が送信宛先としてワンタッチダイヤルまたは短縮ダイヤルなどにより登録(記憶)されている。
【0033】
そして、RTIファクシミリ装置100は、図17に示すように、CPU101がRAM103にアクセスして、一定時間毎にpingコマンドの発行mを実行し、その都度送信されるping応答時間の受信iを実行する。そして、受信iを実行して得られる応答時間を一定時間の間蓄積(加算)して、その蓄積した値からping応答時間の平均値を時間帯別に算出し、その求められた平均値を時間帯エリアB1の対応する時間帯に記憶させる時間帯別応答時間の算出処理oを実行する。その後送信動作sを開始してリアルタイムファクシミリ通信動作を実行する場合には、pingコマンドを発行することなく表Bをサーチし、そのサーチキーに設定されている時間帯に対応するping応答時間の平均値を求めて、続いて図20に示すフローチャートに従い冗長パケット数調整処理tを実行する。この冗長パケット数調整処理tは、上述の冗長パケット数調整処理qと比較して、ステップ7が異なる他は同じである。そのステップ7では、表Bから得たping応答時間の平均値とスレッシュ時間とを比較する点が異なる他はステップ1と同じ処理を実行している。その後、調整された数の冗長パケットを付加したパケット通信rを実行する。
【0034】
第6の通信のように、通信開始前にpingコマンドを発行してその応答時間から発呼回数を設定すると、通信の前処理にオーバヘッドがかかってしまうが、第7の通信のようにして、pingコマンドを発行することなく発呼回数を設定すれば、通信開始前にpingコマンドを発行するオーバヘッドがなくなり通信のパフォーマンスを向上させることが可能となる。
次に、RTIファクシミリ装置100とRTIファクシミリ装置200とのUDPパケットによる第8の通信について説明する。第8の通信では、ネットワーク負荷の少ない時間帯を選んでリアルタイムファクシミリ通信動作を実行するようにしている。
【0035】
第7の通信のようにして、一定時間毎にpingコマンド発行mを実行し,ping応答時間の受信i,時間帯別応答時間の算出処理oを実行してメモリ送信によるリアルタイムファクシミリ通信動作uを実行する。続いて、CPU101により表Bを参照してネットワーク負荷の最も小さい時間帯(ping応答時間が最小の時間帯)を選定する時間帯選定vを実行する。そして、RTIファクシミリ装置100は、時間帯選定vで選定された時間帯になるまでリアルタイムファクシミリ通信動作を待機させ、その時間帯になったら調整された数の冗長パケットを付加してパケット通信rを実行する。第7の通信では、通信を実行する時刻のパケット遅延時間に対応する適切な数の冗長パケットを付加してメモリ送信を行っているが、そうするとその時刻のネットワーク負荷が高いと、通信速度、接続性等の通信品質が低下してしまう。これに対し、ワンタッチダイヤル、短縮ダイヤル等に登録された宛先に第8の通信のようにしてメモリ送信を行えば最もパケット遅延の少ない時間帯にパケット通信を行えるため、通信速度、接続性等の通信品質を一層向上させることが可能となる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明してきたようにこの発明によるインターネットファクシミリ装置によれば、ネットワーク負荷状況に応じて発呼回数が設定されるため、接続性等の通信品質を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による2つのRTIファクシミリ装置から構成されるRTIファクシミリシステムのシステム構成図である。
【図2】この発明によるインターネットファクシミリ装置により構成されるリアルタイム型インターネットファクシミリシステムのシステム構成図である。
【図3】図2とは別のリアルタイム型インターネットファクシミリシステムのシステム構成図である。
【図4】この発明によるRTIファクシミリ装置の主要な内部構成を示すブロック図である。
【図5】TCPによるパケット通信の内容と、パケットフォーマットを示す説明図である。
【図6】UDPによるパケット通信の内容と、パケットフォーマットを示す説明図である。
【図7】この発明による2つのRTIファクシミリ装置のTCPパケットによる第1の通信の概略を示す説明図である。
【図8】この発明による2つのRTIファクシミリ装置のTCPパケットによる第2の通信の概略を示す説明図である。
【図9】この発明による2つのRTIファクシミリ装置のTCPパケットによる第3の通信の概略を示す説明図である。
【図10】この発明による2つのRTIファクシミリ装置のTCPパケットによる第4の通信の概略を示す説明図である。
【図11】この発明による2つのRTIファクシミリ装置のTCPパケットによる第5の通信の概略を示す説明図である。
【図12】TCPパケットによる第2の通信の発呼回数調整処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】TCPパケットによる第3の通信の発呼回数調整処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】TCPパケットによる第4の通信で用いるパケット遅延時間と発呼回数とを対応付けて記憶するテーブルの内容を図示した図である。
【図15】TCPパケットによる第5の通信で用いる時間帯エリアとping応答時間エリアとを対応付けて記憶するテーブルの内容を図示した図である。
【図16】この発明による2つのRTIファクシミリ装置のUDPパケットによる第6の通信の概略を示す説明図である。
【図17】この発明による2つのRTIファクシミリ装置のUDPパケットによる第7の通信の概略を示す説明図である。
【図18】この発明による2つのRTIファクシミリ装置のUDPパケットによる第8の通信の概略を示す説明図である。
【図19】UDPパケットによる第6の通信の冗長パケット数調整処理の手順を示すフローチャートである。
【図20】UDPパケットによる第7の通信の冗長パケット数調整処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
30,40:G3ファクシミリ装置
31:アナログ公衆網(PSTN網)
32,42:ゲートウェイ装置
50:インターネット 51:ゲートキーパ装置
100,200:RTIファクシミリ装置
101:CPU 102:ROM
103:RAM 104:画像蓄積メモリ
105:LANコントローラ 106:トランス
107:モデム 108:NCU
109:DCR 110:スキャナ
111:プロッタ 113:システムバス
112:オペレーションパネル

Claims (8)

  1. ネットワークに接続する手段と、インターネットを介しパケット通信により画像データを送受信するリアルタイムファクシミリ通信手段とを有するインターネットファクシミリ装置において、
    前記リアルタイムファクシミリ通信手段により、リアルタイムファクシミリ通信を行ったときに発生する回線断回数を記憶する記憶手段と、
    該手段に前記回線断回数を記憶させる手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記回線断回数を用いて、前記リアルタイムファクシミリ通信手段が再発呼動作を行うときの発呼回数を設定する手段とを設けたことを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  2. 請求項1記載のインターネットファクシミリ装置において、
    pingコマンドを発行するpingコマンド発行手段と、
    該手段により発行された前記pingコマンドに応答して送信されるping応答時間と一定値が設定されたスレッシュ時間とを比較する比較手段と、
    該手段による比較結果に応じて前記発呼回数を調整する発呼回数調整手段とを設けたことを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  3. 請求項2記載のインターネットファクシミリ装置において、
    前記スレッシュ時間を設定する操作入力手段を設け、
    前記比較手段が前記ping応答時間と前記操作入力手段により修正された修正スレッシュ時間とを比較するように構成され、かつその比較手段の比較結果に応じて前記発呼回数調整手段が前記発呼回数を調整するように構成されていることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  4. 請求項2又は3のいずれか一項記載のインターネットファクシミリ装置において、
    パケット遅延時間と発呼回数とを対応付けたテーブル記憶手段と、
    サーチキーに設定されているパケット遅延時間に対応する前記テーブル記憶手段の対応発呼回数を用いて前記発呼回数を調整するように構成されていることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項記載のインターネットファクシミリ装置において、
    時間帯エリアとping応答時間エリアとを対応付けて記憶する時間帯別応答時間記憶手段と、
    前記pingコマンド発行手段が一定時間毎にpingコマンドを発行して得られるping応答時間を一定時間の間加算してping応答時間の平均値を求め、その求められた平均値を対応する時間帯の前記時間帯エリアに記憶させる手段とを設け、
    前記比較手段が、サーチキーに設定されている時間帯に対応するping応答時間の平均値と前記スレッシュ時間又は修正スレッシュ時間とを比較するように構成されていることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  6. ネットワークに接続する手段と、インターネットを介しUDPパケット通信により画像データを送受信するリアルタイムファクシミリ通信手段とを有するインターネットファクシミリ装置において、
    pingコマンドを発行するpingコマンド発行手段と、
    該手段により発行された前記pingコマンドに応答して送信されるping応答時間と一定値が設定されたスレッシュ時間とを比較する比較手段と、
    該手段による比較結果に応じて前記UDPパケット通信により送信される冗長パケット数を調整する手段とを設けたことを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  7. 請求項6記載のインターネットファクシミリ装置において、
    時間帯エリアとping応答時間エリアとを対応付けて記憶する時間帯別応答時間記憶手段と、
    前記pingコマンド発行手段が一定時間毎にpingコマンドを発行して得られるping応答時間を一定時間の間加算してping応答時間の平均値を求め、その求められた平均値を対応する時間帯の前記時間帯エリアに記憶させる手段とを設け、
    前記比較手段が、サーチキーに設定されている時間帯に対応するping応答時間の平均値と前記スレッシュ時間とを比較するように構成されていることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  8. 請求項7記載のインターネットファクシミリ装置において、
    前記時間帯別応答時間記憶手段に記憶されているping応答時間が最小の時間帯を選定する手段と、
    該手段により選定された時間帯になるまで前記リアルタイムファクシミリ通信手段を待機させる手段とを設けたことを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
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