JP3790612B2

JP3790612B2 - Side clutch left / right switching mechanism for self-propelled working machines

Info

Publication number: JP3790612B2
Application number: JP22240397A
Authority: JP
Inventors: 俊明岡西; 和彦大槻
Original assignee: Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1997-08-19
Filing date: 1997-08-19
Publication date: 2006-06-28
Anticipated expiration: 2017-08-19
Also published as: JPH1159475A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、管理機等の自走式作業機の操縦ハンドルを前または後に振り替えたときに、左右のサイドクラッチを、操縦ハンドルに設けた左右のサイドクラッチレバーに対し自動的に左右逆に切換える技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、自走式作業機の後部には、作業形態に合う各種アタッチメントを取り付けられるように牽引ヒッチを備えている。この牽引ヒッチに取り付けるインプルメントが例えば耕耘装置や畝立て装置などの場合では操縦ハンドルを後向きとし、フレールモアなどの場合には操縦ハンドルを前方向きに振り替えられるように構成されている。操縦ハンドルには、作業機の進行方向を変えるために備えられた左右のサイドクラッチを入り切り操作する左右のサイドクラッチレバーが装備されているので、操縦ハンドルを後側に向けたときで例えば右側のサイドクラッチレバーを握り込んだときには右側のサイドクラッチが切り操作されて機体は右側に旋回するが、前側に振り替えたときでは、左側のサイドクラッチが切り操作されてしまい機体は左側に旋回してしまう。
そこで、ハンドルを前後振り替えた場合に、自動的に左右のサイドクラッチレバーによる左右サイドクラッチの作動方向を切り換えるようにした技術が公知となっている。例えば、特開昭６１−１５７４７５号公報の技術である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の技術では、ミッションケースの外部でカム式リンク機構に構成されたサイドクラッチの左右切換装置が機体上部に配置されているために、埃や泥水等の異物が浸入し易く、カムの接当部分や摺動部分に異物が挟まったりして、摺動抵抗が大きくなって、作動不良が起こり易くなり、また、部品の寿命も短くなっていた。また、サイドクラッチの左右切換装置は部品点数が多くなり、組立工数が増加してコストアップとなっていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような手段を用いる、即ち、ミッションケースの上方に設置した操縦ハンドルを上下軸心回りで回動させて機体に対する前後向きを振り替え自在に構成した自走式作業機において、操縦ハンドルの左右に配したサイドクラッチレバーと連動連係する第一、第二クラッチ操作軸をミッションケースに突き合わせ状に枢支し、これらクラッチ操作軸のケース内端側に、左右各々のサイドクラッチと連動連係する第一、第二クラッチ切換メンバを相対回転自在に設置すると共にクラッチ切換メンバのいずれかと背反的に係合可能な第一、第二係合メンバを相対回転不能に設置し、これら係合メンバを前記操縦ハンドルに対し、操縦ハンドルの前後回動に連動して、第一係合メンバが第一クラッチ操作軸に第一クラッチ切換メンバを係合させ第二係合メンバが第二クラッチ操作軸に第二クラッチ切換メンバを係合させる状態と、第一係合メンバが第一クラッチ操作軸に第二クラッチ切換メンバを係合させ第二係合メンバが第二クラッチ操作軸に第一クラッチ切換メンバを係合させる状態と、が現出されるように連動連係したものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明の解決すべき課題及び手段は以上の如くであり、次に添付の図面に示した本発明の一実施例を説明する。図１は本発明を採用した管理機の左側面図、図２はミッションケース上部の平面断面図と下部後面断面図、図３は操縦ハンドルを前方に振り替えたときのサイドクラッチ左右切換機構の動作説明図、図４はサイドクラッチ左右切換機構要部の斜視図である。
【０００６】
図１より、本発明の操縦ハンドルの前後振替に連動して左右サイドクラッチが切り換えられる機構を装備した自走式作業機の一例として、ロータリ式耕耘装置Ｔを装着する管理機Ｋの全体構成から説明する。エンジンフレーム１の前方側にエンジンＥが搭載され、該エンジンＥの上部に燃料タンク２が載置されている。該エンジンＥの側部に配した伝動ケース１１内のプーリーやベルトを介してエンジンＥからの動力をミッションケース５内に伝えるようにしている。
【０００７】
前記ミッションケース５の両側壁の下方に左右の走行輪６を装着するための車軸２３Ｌ・２３Ｒが横架され、該ミッションケース５の後壁側の上下中央部には牽引ヒッチ１８を設けてロータリ耕耘装置Ｔ等の各種インプルメントを固定するようにしている。ミッションケース５の一側壁からＰＴＯ軸が突出され、一方、ロータリ耕耘装置Ｔの左右中央の前部にチェーンケース２５が配置され、該チェーンケース２５の上部に入力軸が前記ＰＴＯ軸と平行で同方向に突出され、該ＰＴＯ軸と入力軸に対して伝動ケース２７内のベルト（またはチェーン）伝動機構を介してチェーンケース２５内に動力を伝えるようにしている。該チェーンケース２５下部には耕耘軸２５ａが横架され、該耕耘軸２５ａ上に耕耘爪１９・１９・・・が放射状に植設され、この耕耘爪１９・１９・・・の回転軌跡上方及び上側方を耕耘カバー２０によって覆っている。
【０００８】
前記ミッションケース５上部より上斜め後方に向かって、操縦ハンドル１４が上下軸心Ｐ−Ｐまわりで前後回動可能に突出配置され、該操縦ハンドル１４の握り部近傍には主クラッチレバー１５、アクセルレバー１７や左右のサイドクラッチレバー８Ｒ・８Ｌが配置されている。前記ミッションケース５上には、変速レバー１３が配設され、該変速レバー１３及び前記操縦ハンドル１４は前後回動して振り替え可能に構成している。そして、本発明のサイドクラッチ左右切換機構によって、操縦ハンドル１４を前方へ回動した場合にも、オペレータがサイドクラッチレバー８Ｒ・８Ｌのいずれかを握った場合に、その側が旋回内側となるようにサイドクラッチが作動する。
【０００９】
次に本発明のサイドクラッチ左右切換機構を収容したミッションケースにおいてサイドクラッチの構成を説明する。図２に示すように、図外の変速装置から前記ミッションケース５下部に横架した車軸２３Ｌ・２３Ｒへ動力を伝達する伝動手段として本実施例ではチェーンが利用され、ミッションケース５上部に配置した歯車式や油圧式等の変速装置によって変速された動力が、チェーン３２を介して車軸２３Ｌ・２３Ｒ中央側の突き合わせ部上に相対回転自在に支持されたスプロケット３１に動力が伝達されるようにしている。
【００１０】
該スプロケット３１の左右両側にはボス部を設けて、該ボス部に、径方向に複数の孔を貫通開口して、この孔にクラッチボール３３・３３・・・を収納している。一方、前記車軸２３Ｌ・２３Ｒの内側端の外周面上に凹部３４・３４を開口し、クラッチスライダー３５Ｌ・３５Ｒを車軸２３Ｌ・２３Ｒ上に摺動自在に外嵌する。該クラッチスライダー３５Ｌ・３５Ｒの内部の車軸２３Ｌ・２３Ｒ上にバネ３６・３６が配置されて、クラッチスライダー３５Ｌ・３５Ｒを外方向に付勢している。図２の右側のクラッチスライダー３５Ｒはクラッチボール３３・３３・・・の上半分を前記スプロケット３１に、またその下半分を凹部３４の孔に嵌入させて動力を伝達するクラッチ入りの状態である。
【００１１】
また、前記クラッチスライダー３５Ｌ・３５Ｒはミッションケース５に支持された枢軸３７・３７にクラッチアーム３９Ｌ・３９Ｒを枢支し、このクラッチアーム３９Ｌ・３９Ｒの一端に前記クラッチスライダー３５Ｌ・３５Ｒを係合している。該クラッチアーム３９Ｌ・３９Ｒの他端は連結ロッド４０Ｌ・４０Ｒの一端に枢支され、該連結ロッド４０Ｌ・４０Ｒの他側はミッションケース５内を上方に延設されて、その端部に本発明のサイドクラッチ左右切換機構に連結される。該サイドクラッチ左右切換機構はワイヤー等を介して前記操縦ハンドル１４の左右握り部近傍に設けたサイドクラッチレバー８Ｌ・８Ｒと連結される。
【００１２】
このようにしてサイドクラッチが構成され、例えば直進中にサイドクラッチレバー８Ｌを握ると、図２の右側に示すように、クラッチスライダー３５Ｒはバネ３６の付勢力によって外側へ摺動されて、クラッチスライダー３５Ｒの端部内面によってクラッチボール３３・３３・・・を凹部３４に押し込んでクラッチ入りとなり、チェーン３２に伝えられた動力がスプロケット３１から車軸２３Ｒに伝連されて走行輪６を駆動する。
【００１３】
一方、サイドクラッチレバー８Ｌの握り込みによって、図２の左側に示すように、連結ロッド４０Ｌが引き上げられてクラッチアーム３９Ｌが回動され、該クラッチアーム３９Ｌに係合されたクラッチスライダー３５Ｌが内側へ摺動されて、クラッチボール３３・３３・・・の上半分はクラッチスライダー３５Ｌ内の凹部内に入り、凹部３４から抜けて、スプロケット３１から車軸２３Ｌへ動力が伝達されなくなり、クラッチが「断」となり、右側の走行輪６のみの駆動によって機体は左旋回する。
【００１４】
次に、本発明のサイドクラッチ左右切換機構を説明する。図２、図４に示すように、前記操縦ハンドル１４の基部下面には回転支持軸４１が下方に突出されてミッションケース５の上で回転自在に支持され（但し、図示しないロック機構によって前後位置で固定できるようにしている）、該回転支持軸４１の下部はミッションケース５内に挿入されて、回転支持軸４１の下端に歯車４２が固設されている。該歯車４２に歯車４３が噛合され（但し、歯車４３の歯数は歯車４２の歯数より多くしている）、該歯車４３は支軸４４に固設され、該支軸４４はミッションケース５の左右側壁に突き合わせ状に枢支されたクラッチ操作軸４７Ｌ・４７Ｒの略中央で、且つ、これらの軸線とは直交する向きに配設され、ミッションケース５に回転自在に支持される。ミッションケース５に回転自在に支持され、該支軸４４の下部には門型をした連動アーム４５の中央部分が固定されている。連動アーム４５の左右両端の折曲部分４５ａが、前述のように操縦ハンドル１４を上下軸線Ｐ−Ｐ回りで１８０度前後回動するときに連動して支軸４５を中心として、本実施例では約４５度の円弧運動を行うように、前記回転支持軸４１から支軸４４までの回転伝達比を設定している。なお、歯車４２・４３に代えてリンク機構やカム機構を用いて回転支持軸４１から支軸４４へ操縦ハンドルの回転を伝達するようにしても良い。
【００１５】
前記クラッチ操作軸４７Ｌ・４７Ｒのケース外端側にはクラッチアーム４７ａＬ・４７ａＲが固着されて前述のサイドクラッチレバー８Ｌ・８Ｒに連係されている。そして、クラッチ操作軸４７Ｌのケース内端側にはクラッチ切換メンバ４９Ｌを相対回転自在に設置すると共に、軸端に係合メンバ４６Ｌを相対回転不能に設置する。また同様に、クラッチ操作軸４７Ｒのケース内端側にはクラッチ切換メンバ４９Ｒを相対回転自在に設置すると共に、軸端に係合メンバ４６Ｒを相対回転不能に設置する。
【００１６】
前記クラッチ切換メンバ４９Ｌ・４９Ｒは円盤状に形成され、その外周縁から、前述した連結ロッド４０Ｌ・４０Ｒの他端に接続するためアーム５０Ｌ・５０Ｒを延出させている。
また、前記係合メンバ４６Ｌ・４６Ｒを向く側の面には径方向に沿う凹部４９ａを設けている。一方、前記係合メンバ４６Ｌ・４６Ｒは、前記クラッチ操作軸４７Ｌ・４７Ｒの軸端にピン４８を介して連結するための二股状の支点脚部４６ｂと、該第一脚部４６ｂからクラッチ操作軸４７Ｌの軸長方向に沿って相反する方向に延出する二つの係合脚部４６ｃ・４６ｄとを有する形状とされ、該係合脚部４６ｃ・４６ｄの幅を前記クラッチ切換メンバ４９Ｌ・４９Ｒの凹部４９ａの幅に一致、もしくは、若干小さなるように設定する。
【００１７】
そして、前記係合メンバ４６Ｌ・４６Ｒ各々における係合脚部４６ｄの側面には孔４６が開口されて前記連動アーム４５の折曲部分４５ａを挿入する。この孔４６ａは前記折曲部分４５ａの直径よりも若干大きく設定される。よって、前述したように連動アーム４５の折曲部分４５ａが円弧運動したときには、係合メンバ４６Ｌ・４６Ｒが前記ピン４８を中心としてクラッチ操作軸４７Ｌ・４７Ｒの軸長方向に沿って揺動変位することとなる。
【００１８】
これにより、図２に示すように、係合メンバ４６Ｌの係合脚部４６ｃがクラッチ切換メンバ４９Ｌの凹部４９ａに嵌合してクラッチ操作軸４７Ｌにクラッチ切換メンバ４９Ｌを係合させると同時に係合メンバ４６Ｒの係合脚部４６ｃがクラッチ切換メンバ４９Ｒの凹部４９ａに嵌合してクラッチ操作軸４７Ｒにクラッチ切換メンバ４９Ｒを係合させる第一状態と、図３に示すように、係合メンバ４６Ｌの係合脚部４６ｄがクラッチ切換メンバ４９Ｒの凹部４９ａに嵌合してクラッチ操作軸４７Ｌにクラッチ切換メンバ４９Ｒを係合させると同時に係合メンバ４６Ｒの係合脚部４６ｄがクラッチ切換メンバ４９Ｌの凹部４９ａに嵌合してクラッチ操作軸４７Ｒにクラッチ切換メンバ４９Ｌを係合させる第二状態と、が現出される。
【００１９】
このような構成において、操縦ハンドル１４を後方へ向けたときでは、図２に示す第一状態となり、サイドクラッチレバー８Ｌがクラッチ操作軸４７Ｌ、係合メンバ４６Ｌを介してクラッチ切換メンバ４９Ｌと連係する一方、サイドクラッチレバー８Ｒがクラッチ操作軸４７Ｒ、係合メンバ４６Ｒを介してクラッチ切換メンバ４９Ｒと連係する。
【００２０】
操縦ハンドル１４を前方へ向けたときでは、その動作に連動する支軸４４により第二状態へ自動的に切換わり、サイドクラッチレバー８Ｌがクラッチ操作軸４７Ｌ、係合メンバ４６Ｌを介してクラッチ切換メンバ４９Ｒと連係する一方、サイドクラッチレバー８Ｒがクラッチ操作軸４７Ｒ、係合メンバ４６Ｒを介してクラッチ切換メンバ４９Ｌと連係する。このように操縦ハンドル１４の向きにかかわらず常に、オペレータが一方のサイドクラッチを握り込んだときには必ずその握り込んだ側の走行輪の駆動が絶たれて機体が旋回するのである。
【００２１】
【発明の効果】
本発明は、以上の如く構成したことにより、次のような効果が得られる。即ち操縦ハンドルを前後に振り替えると同時にサイドクラッチの作動方向が自動的に左右切り換えられて、切換操作をすることなく確実に切り換えられるようになり、誤動作することを防止できる。そして、構成が簡単となり、クラッチ操作軸上でコンパクトに構成できたのである。
また、ミッションケースに収納でき、土や埃や泥水等の異物がサイドクラッチ左右切換機構に浸入することを防ぐことができて、錆びつきや詰まり等がなくなり、確実に作動できるようになって信頼性が向上し、部品の寿命が伸び、メンテナンスも減少することができたのである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を採用した管理機の左側面図である。
【図２】ミッションケース上部の平面断面図と下部後面断面図である。
【図３】操縦ハンドルを前方に振り替えたときのサイドクラッチ左右切換機構の動作説明図である。
【図４】サイドクラッチ左右切換機構要部の斜視図である。
【符号の説明】
５ミッションケース
１４操縦ハンドル
４５連動アーム
４７Ｌ・４７Ｒクラッチ操作軸
４６Ｌ・４６Ｒ係合メンバ
４９Ｌ・４９Ｒクラッチ切換メンバ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention automatically switches the left and right side clutches to the left and right side clutch levers provided on the steering handle when the steering handle of a self-propelled working machine such as a management machine is switched forward or backward. Regarding technology.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the rear part of the self-propelled working machine has a traction hitch so that various attachments suitable for the work form can be attached. For example, when the implement attached to the tow hitch is a tilling device or a standing device, the steering handle is set to face backward, and in the case of flail mower or the like, the steering handle can be changed forward. The steering handle is equipped with left and right side clutch levers for turning on and off the left and right side clutches provided to change the traveling direction of the work implement. For example, when the steering handle is turned to the rear, When the side clutch lever is grasped, the right side clutch is disengaged and the aircraft turns to the right, but when switched to the front, the left side clutch is disengaged and the aircraft turns to the left .
Therefore, a technique is known that automatically switches the operating direction of the left and right side clutches by the left and right side clutch levers when the handle is changed back and forth. For example, it is a technique of Unexamined-Japanese-Patent No. 61-157475.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the prior art, since the left and right switching device for the side clutch configured in the cam-type link mechanism outside the transmission case is arranged at the upper part of the fuselage, foreign matter such as dust and muddy water can easily enter, and the cam As a result, foreign matter may be caught between the contact part and the sliding part, and the sliding resistance is increased, so that malfunction is likely to occur, and the life of the parts is shortened. Further, the side clutch left / right switching device has a large number of parts, increases the number of assembly steps, and increases the cost.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention uses the following means, that is, the steering handle installed above the mission case is rotated around the vertical axis to change the front-rear direction with respect to the aircraft. In a freely configured self-propelled working machine, the first and second clutch operating shafts linked to the side clutch levers arranged on the left and right of the steering handle are pivotally supported in abutment with the transmission case. On the inner end side, first and second clutch switching members interlockingly linked with the left and right side clutches are installed so as to be relatively rotatable, and the first and second engagements can be engaged with either one of the clutch switching members. The members are installed so as not to rotate relative to each other, and the first engaging member is moved to the first clutch by interlocking with the steering handle with respect to the steering handle. A state in which the first clutch switching member is engaged with the working shaft and the second engagement member is engaged with the second clutch operation shaft and the second clutch operation member is engaged with the second clutch operation shaft; A state in which the clutch switching member is engaged and the second engagement member engages the first clutch switching member with the second clutch operating shaft appears in an interlocking manner.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The problems and means to be solved by the present invention are as described above. Next, an embodiment of the present invention shown in the accompanying drawings will be described. FIG. 1 is a left side view of a management machine adopting the present invention, FIG. 2 is a plan sectional view and a lower rear sectional view of an upper part of a mission case, and FIG. 3 is an operation of a side clutch left / right switching mechanism when a steering handle is shifted forward. FIG. 4 is an explanatory view, and FIG.
[0006]
From FIG. 1, as an example of a self-propelled working machine equipped with a mechanism in which the left and right side clutches are switched in conjunction with the forward / backward movement of the steering handle according to the present invention, from the overall configuration of the management machine K to which the rotary tiller T is mounted. explain. An engine E is mounted on the front side of the engine frame 1, and a fuel tank 2 is placed on the top of the engine E. The power from the engine E is transmitted to the transmission case 5 through pulleys and belts in the transmission case 11 disposed on the side of the engine E.
[0007]
The axles 23L and 23R for mounting the left and right traveling wheels 6 are horizontally mounted below the both side walls of the transmission case 5, and a traction hitch 18 is provided at the upper and lower central portion on the rear wall side of the transmission case 5 to provide a rotary. Various implements such as the tillage device T are fixed. The PTO shaft protrudes from one side wall of the transmission case 5, while the chain case 25 is disposed at the front left and right center of the rotary tiller T, and the input shaft is parallel to the PTO shaft and is located above the chain case 25. The power is transmitted to the chain case 25 via a belt (or chain) transmission mechanism in the transmission case 27 with respect to the PTO shaft and the input shaft. A tilling shaft 25a is horizontally mounted on the lower part of the chain case 25, and tilling claws 19, 19,... Are radially arranged on the tilling shaft 25a, and above the rotation trajectory of the tilling claws 19, 19,. The upper side is covered with the tilling cover 20.
[0008]
A steering handle 14 is disposed so as to be able to pivot back and forth around the vertical axis P-P from the upper part of the transmission case 5 upward and obliquely rearward. A main clutch lever 15 and an accelerator are disposed in the vicinity of the grip portion of the steering handle 14. A lever 17 and left and right side clutch levers 8R and 8L are arranged. A transmission lever 13 is disposed on the transmission case 5, and the transmission lever 13 and the steering handle 14 are configured to be able to be switched by rotating back and forth. And even when the steering handle 14 is rotated forward by the side clutch left / right switching mechanism of the present invention, when the operator grasps one of the side clutch levers 8R and 8L, that side is turned inside. The side clutch operates.
[0009]
Next, the structure of the side clutch in the transmission case accommodating the side clutch left / right switching mechanism of the present invention will be described. As shown in FIG. 2, a chain is used in this embodiment as a transmission means for transmitting power from a transmission not shown to the axles 23L and 23R horizontally mounted on the lower part of the mission case 5, and is arranged on the upper part of the mission case 5. The power shifted by a geared or hydraulic transmission is transmitted to the sprocket 31 supported on the abutting portion on the center side of the axles 23L and 23R via the chain 32 so as to be relatively rotatable. Yes.
[0010]
A boss portion is provided on each of the left and right sides of the sprocket 31, and a plurality of holes are formed through the boss portion in a radial direction so that clutch balls 33, 33,. On the other hand, recesses 34 and 34 are opened on the outer peripheral surfaces of the inner ends of the axles 23L and 23R, and the clutch sliders 35L and 35R are slidably fitted onto the axles 23L and 23R. Springs 36 and 36 are disposed on the axles 23L and 23R inside the clutch sliders 35L and 35R to urge the clutch sliders 35L and 35R outwardly. The clutch slider 35R on the right side of FIG. 2 is in a clutch-engaged state in which the upper half of the clutch balls 33, 33... Is fitted into the sprocket 31 and the lower half is fitted into the hole of the recess 34 to transmit power.
[0011]
The clutch sliders 35L and 35R pivotally support clutch arms 39L and 39R on pivot shafts 37 and 37 supported by the transmission case 5, and engage the clutch sliders 35L and 35R with one ends of the clutch arms 39L and 39R. ing. The other ends of the clutch arms 39L and 39R are pivotally supported by one ends of the connecting rods 40L and 40R, and the other side of the connecting rods 40L and 40R extends upward in the transmission case 5, and the present invention is provided at the end thereof. The side clutch left / right switching mechanism is connected. The side clutch left / right switching mechanism is connected to side clutch levers 8L and 8R provided in the vicinity of the left and right grips of the steering handle 14 via a wire or the like.
[0012]
In this way, the side clutch is configured. For example, when the side clutch lever 8L is gripped while traveling straight, the clutch slider 35R is slid outward by the biasing force of the spring 36 as shown on the right side of FIG. The clutch balls 33, 33... Are pushed into the recess 34 by the inner surface of the end portion of 35R, and the clutch is engaged. The power transmitted to the chain 32 is transmitted from the sprocket 31 to the axle 23R to drive the traveling wheels 6.
[0013]
On the other hand, as shown on the left side of FIG. 2, when the side clutch lever 8L is gripped, the connecting rod 40L is pulled up to rotate the clutch arm 39L, and the clutch slider 35L engaged with the clutch arm 39L is moved inward. The upper half of the clutch balls 33, 33,... Slides into the recess in the clutch slider 35L, comes out of the recess 34, and no power is transmitted from the sprocket 31 to the axle 23L, and the clutch is “disconnected”. Thus, the aircraft turns left by driving only the right traveling wheel 6.
[0014]
Next, the side clutch left / right switching mechanism of the present invention will be described. As shown in FIGS. 2 and 4, a rotation support shaft 41 protrudes downward on the lower surface of the base portion of the steering handle 14 and is rotatably supported on the transmission case 5 (however, the front and rear positions are not shown by a lock mechanism (not shown)). The lower portion of the rotation support shaft 41 is inserted into the mission case 5, and a gear 42 is fixed to the lower end of the rotation support shaft 41. A gear 43 is engaged with the gear 42 (however, the number of teeth of the gear 43 is larger than the number of teeth of the gear 42), the gear 43 is fixed to the support shaft 44, and the support shaft 44 is connected to the transmission case 5. The clutch operation shafts 47L and 47R pivotally supported on the left and right side walls of the clutch operation shafts 47L and 47R are arranged in a direction orthogonal to these axes, and are rotatably supported by the transmission case 5. A central portion of a gate-shaped interlocking arm 45 is fixed to the lower portion of the support shaft 44 while being rotatably supported by the mission case 5. In this embodiment, the bent portions 45a at the left and right ends of the interlocking arm 45 are interlocked when the steering handle 14 is rotated back and forth about 180 degrees around the vertical axis PP as described above. The rotation transmission ratio from the rotation support shaft 41 to the support shaft 44 is set so as to perform an arc motion of about 45 degrees. The rotation of the steering handle may be transmitted from the rotation support shaft 41 to the support shaft 44 by using a link mechanism or a cam mechanism instead of the gears 42 and 43.
[0015]
Clutch arms 47aL and 47aR are fixed to the outer ends of the cases of the clutch operating shafts 47L and 47R and linked to the side clutch levers 8L and 8R. A clutch switching member 49L is installed on the inner end side of the case of the clutch operating shaft 47L so as to be relatively rotatable, and an engaging member 46L is installed at the shaft end so as not to be relatively rotatable. Similarly, a clutch switching member 49R is installed on the inner end side of the case of the clutch operating shaft 47R so as to be relatively rotatable, and an engagement member 46R is installed at the shaft end so as not to be relatively rotatable.
[0016]
The clutch switching members 49L and 49R are formed in a disk shape, and arms 50L and 50R are extended from the outer peripheral edge of the clutch switching members 49L and 49R to connect to the other ends of the connecting rods 40L and 40R.
Further, a concave portion 49a is provided along the radial direction on the surface facing the engaging members 46L and 46R. On the other hand, the engaging members 46L and 46R include a bifurcated fulcrum leg portion 46b for connecting to the shaft ends of the clutch operating shafts 47L and 47R via a pin 48, and a clutch operating shaft from the first leg portion 46b. The engaging leg portions 46c and 46d extend in opposite directions along the axial length direction of the 47L, and the width of the engaging leg portions 46c and 46d is set to the concave portion 49a of the clutch switching member 49L and 49R. Set to match or slightly smaller than the width of.
[0017]
A hole 46 is opened in the side surface of the engaging leg 46d in each of the engaging members 46L and 46R, and the bent portion 45a of the interlocking arm 45 is inserted. The hole 46a is set slightly larger than the diameter of the bent portion 45a. Accordingly, as described above, when the bent portion 45a of the interlocking arm 45 performs an arc motion, the engaging members 46L and 46R are oscillated and displaced along the axial length direction of the clutch operating shafts 47L and 47R with the pin 48 as the center. It will be.
[0018]
As a result, as shown in FIG. 2, the engaging leg 46c of the engaging member 46L is fitted into the recess 49a of the clutch switching member 49L, and the clutch switching member 49L is engaged with the clutch operating shaft 47L. A first state in which the engaging leg portion 46c of 46R is fitted in the recess 49a of the clutch switching member 49R and the clutch switching member 49R is engaged with the clutch operating shaft 47R, and the engagement of the engaging member 46L as shown in FIG. The engaging leg portion 46d is engaged with the recess 49a of the clutch switching member 49R to engage the clutch switching member 49R with the clutch operating shaft 47L, and at the same time, the engaging leg portion 46d of the engaging member 46R is engaged with the recess 49a of the clutch switching member 49L. As a result, the second state in which the clutch switching member 49L is engaged with the clutch operating shaft 47R appears.
[0019]
In such a configuration, when the steering handle 14 is directed rearward, the first state shown in FIG. 2 is obtained, and the side clutch lever 8L is linked to the clutch switching member 49L via the clutch operating shaft 47L and the engaging member 46L. On the other hand, the side clutch lever 8R is linked to the clutch switching member 49R via the clutch operating shaft 47R and the engaging member 46R.
[0020]
When the steering handle 14 is directed forward, it is automatically switched to the second state by the support shaft 44 that is linked to the operation, and the side clutch lever 8L is moved to the clutch switching member via the clutch operating shaft 47L and the engaging member 46L. On the other hand, the side clutch lever 8R is linked to the clutch switching member 49L via the clutch operating shaft 47R and the engaging member 46R. As described above, regardless of the direction of the steering handle 14, the operator always grasps one side clutch, and the driving wheel on the grasping side is always cut off and the airframe turns.
[0021]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained. That is, the operating direction of the side clutch is automatically switched to the left and right at the same time as the steering handle is changed back and forth, so that it can be switched reliably without switching operation, and malfunction can be prevented. And the structure became simple and it was able to be comprised compactly on the clutch operating shaft.
In addition, it can be stored in the mission case and can prevent foreign matter such as dirt, dust, and muddy water from entering the side clutch left / right switching mechanism, eliminating rust and clogging, and ensuring reliable operation. This improves the performance, extends the service life of the parts, and reduces maintenance.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left side view of a management machine adopting the present invention.
FIG. 2 is a plan sectional view and a lower rear sectional view of the upper part of the mission case.
FIG. 3 is an operation explanatory diagram of a side clutch left / right switching mechanism when a steering handle is changed forward.
FIG. 4 is a perspective view of a main part of a side clutch left / right switching mechanism.
[Explanation of symbols]
5 Mission case 14 Steering handle 45 Interlocking arm 47L / 47R Clutch operating shaft 46L / 46R Engaging member 49L / 49R Clutch switching member

Claims

ミッションケースの上方に設置した操縦ハンドルを上下軸心回りで回動させて機体に対する前後向きを振り替え自在に構成した自走式作業機において、操縦ハンドルの左右に配したサイドクラッチレバーと連動連係する第一、第二クラッチ操作軸をミッションケースに突き合わせ状に枢支し、これらクラッチ操作軸のケース内端側に、左右各々のサイドクラッチと連動連係する第一、第二クラッチ切換メンバを相対回転自在に設置すると共にクラッチ切換メンバのいずれかと背反的に係合可能な第一、第二係合メンバを相対回転不能に設置し、これら係合メンバを前記操縦ハンドルに対し、操縦ハンドルの前後回動に連動して、第一係合メンバが第一クラッチ操作軸に第一クラッチ切換メンバを係合させ第二係合メンバが第二クラッチ操作軸に第二クラッチ切換メンバを係合させる状態と、第一係合メンバが第一クラッチ操作軸に第二クラッチ切換メンバを係合させ第二係合メンバが第二クラッチ操作軸に第一クラッチ切換メンバを係合させる状態と、が現出されるように連動連係したことを特徴とする自走式作業機のサイドクラッチ左右切換機構。In a self-propelled working machine configured to rotate the steering handle installed above the mission case about the vertical axis so that the front and rear direction of the aircraft can be changed freely, it is linked to the side clutch levers arranged on the left and right of the steering handle. The first and second clutch operating shafts are pivotally supported against the transmission case, and the first and second clutch switching members linked to the left and right side clutches are rotated relative to the inner end of the clutch operating shaft. The first and second engaging members that can be freely installed and reversibly engage with any one of the clutch switching members are installed so as not to rotate relative to each other, and these engaging members are rotated with respect to the steering handle. In conjunction with the movement, the first engagement member engages the first clutch switching shaft with the first clutch operation shaft, and the second engagement member operates with the second clutch operation shaft. A state in which the second clutch switching member is engaged; a first engagement member that engages the second clutch switching member with the first clutch operating shaft; and a second engaging member that engages the second clutch operating shaft with the first clutch switching member. A side clutch left / right switching mechanism of a self-propelled working machine, wherein the interlocking linkage is made so that