JP3789904B2 - 電池パック - Google Patents

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐落下強度を向上できる電池パックに関する。
【0002】
【従来の技術】
電池パックは、耐落下強度を向上することが大切である。それは、落下して損傷した電池パックは、たとえ内蔵している電池が使用できる状態にあっても、電池パックとして使用できなくなるからである。耐衝撃強度を向上するための電池パックの構造が開発されている。(参考文献1及び2参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2000−316041号公報
【特許文献2】
特開2000−260401号公報
【0004】
特許文献1の公報には、両端に緩衝材を設けて、緩衝材で落下の衝撃を吸収する電池パックや電気機器が記載される。また、特許文献2の公報には、ケーシングの内部と電池との間にシリコンゴムを充填する電池パックが記載される。この電池パックは、落下の衝撃をシリコンゴムに吸収させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
端部に緩衝材を設け、あるいはケースの内部にシリコンゴムを充填する構造は、比較的に小さい衝撃を有効に吸収できる。ただ、緩衝材やシリコンゴムは、大きな衝撃を受けると完全に押しつぶされて、強い衝撃を有効に吸収するのが難しい弊害がある。このため、大容量の大きな電池を内蔵する重い電池パックが落下して強い衝撃を受けると、この衝撃を有効に吸収することが難しく、強い衝撃で使用できなくなる弊害を確実に有効に阻止できない。
【0006】
本発明は、従来の電池パックが有するこのような欠点を解決することを目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、強い衝撃を有効に吸収して耐落下強度を著しく向上できる電池パックを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の電池パックは、プラスチックで成形してなる第1ケース1Aと第2ケース1Bと中空カバー2とを備える。第1ケース1Aは、電池3を収納する電池収納部4を有する。電池収納部4は、ここに電池3を入れる開口部を開口している。さらに、第1ケース1Aは、電池収納部4に収納される電池3の端面と対向する位置に、電池カバー壁5を設けている。第2ケース1Bは、第1ケース1Aよりも全長が長く、第1ケース1Aの電池カバー壁5から外側に突出する突出部7を有する。さらに、第2ケース1Bは、突出部7の先端面に突出端面壁8を設けている。中空カバー2は、第2ケース1Bの突出端面壁8と第1ケース1Aの電池カバー壁5との間に固定している。中空カバー2は、突出端面壁8と電池カバー壁5との間にできる空隙の開口部を閉塞する中空形状に成形している。
【0008】
本発明の請求項2の電池パックは、中空カバー2が、第2ケース1Bに設けている突出端面壁8と連結リブ10の間に挿入される側壁21を有する。側壁21は、第2ケース1Bに連結される連結爪22を有する。第2ケース1Bは、中空カバー2の連結爪22を連結する連結リブ10を内面に突出するように一体的に成形して設けている。連結リブ10と突出端面壁8は、連結爪22のある側壁21を挿入できるが抜けない隙間としている。この電池パックは、中空カバー2の側壁21を連結リブ10と突出端面壁8との間に挿入して、側壁21の連結爪22を連結リブ10に連結している。
【0009】
さらに、本発明の請求項3の電池パックは、中空カバー2が、電池カバー壁5と連結リブ10の間に挿入される側壁21を有する。側壁21は、第2ケース1Bに連結される連結爪22を有する。第2ケース1Bは、中空カバー2の連結爪22を連結する連結リブ10を内面に突出するように一体的に成形して設けている。連結リブ10と電池カバー壁5は、連結爪22のある側壁21を挿入できるが抜けない隙間としている。この電池パックは、中空カバー2の側壁21を連結リブ10と電池カバー壁5との間に挿入して、側壁21の連結爪22を連結リブ10に連結している。
【0010】
さらに、本発明の請求項4の電池パックは、中空カバー2が、側壁21の表面から第1ケース1Aの電池カバー壁5に向かって突出する突出部24を有する。この電池パックは、第2ケース1Bに固定される第1ケース1Aの電池カバー壁5で突出部24を押圧して、中空カバー2を抜けないように第2ケース1Bに連結している。
【0011】
さらに、本発明の請求項5の電池パックは、第2ケース1Bが、第1ケース1Aの電池カバー壁5に連結される連結壁9を一体的に成形して設けている。底面の外側表面には連結壁9に沿ってデザイン溝12を設けている。
【0012】
さらにまた、本発明の請求項6の電池パックは、中空カバー2を、電池パックを装着する電気機器40の表面に沿う形状に成形している。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電池パックを例示するものであって、本発明は電池パックを以下のものに特定しない。
【0014】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0015】
図1ないし図5に示す電池パックは、互いに連結されて電池3を収納している第1ケース1A及び第2ケース1Bからなるケース1と、第2ケース1Bの端部であって第1ケース1Aから突出する端部に固定している中空カバー2とを備える。図の電池パックは、ケース1に4本の円筒型電池3を収納している。4本の円筒型電池3は、2本を直線状に連結し、さらに直線状に連結している2本の電池3を平行に連結している。ただし、本発明の電池パックは、角型電池や薄型電池をケースに収納することもできる。また、5本以上、あるいは3本以下の電池をケースに収納することもできる。電池3は、リチウムイオン電池であるが、ニッケル−水素電池やニッケル−カドミウム電池などの充電できる全ての電池も使用できる。
【0016】
第1ケース1Aは、全体をポリカーボネート等の硬質プラスチックで一体的に成形している。第1ケース1Aは、電池3を収納する電池収納部4を有する形状であって、電池収納部4に収納する電池3の端面と対向する位置に電池カバー壁5を設けている。第1ケース1Aの電池収納部4は、図6の断面図に示すように2列の円筒型電池3を収納できる形状に成形している。図2と図6の第1ケース1Aは、これらの図において電池3の上面をカバーする電池収納部4の上面プレート6を、2列の円筒型電池3の表面に沿う形状に成形している。上面プレート6の両端部には、電池カバー壁5を一体的に成形して設けている。第1ケース1Aは、上面プレート6と電池カバー壁5とで電池収納部4を設けている。電池収納部4は、図2と図6において下方を開口して、ここから電池3を入れる開口部としている。
【0017】
第2ケース1Bも全体をポリカーボネイト等の硬質のプラスチックで一体的に成形している。第2ケース1Bは、第1ケース1Aの下に連結されて、第1ケース1Aの電池収納部4の開口部を閉塞する。第2ケース1Bは、超音波溶着して第1ケース1Aに連結される。ただ、第2ケースは、接着し、あるいは外れない嵌合構造で第1ケースに連結することもできる。第2ケース1Bは、第1ケース1Aよりも全長が長く、第1ケース1Aの電池カバー壁5から外側に突出する突出部7を設けている。図の第2ケース1Bは、両端に突出部7を設けている。第2ケースは、一方の端部に突出部を設けることもできる。第2ケース1Bの突出部7は、その先端面に突出端面壁8を設けている。突出部7の突出長さは、約1〜3cmである。突出長さは1cm以下であると充分な耐落下強度にできず、3cmよりも長いと全長が大きくなってしまう。電池カバー壁5は、第2ケース1Bの底面に対して垂直な姿勢となるように設けられる。
【0018】
さらに、図2の第2ケース1Bは、第1ケース1Aの電池カバー壁5を連結する連結壁9と、中空カバー2を連結する連結リブ10と、電池カバー壁5の内側に配置される内側壁21とを一体的に成形して設けている。連結壁9は、第1ケース1Aの電池カバー壁5に超音波溶着して固定される。図2おいて、連結壁9の上端面は、電池カバー壁5の下端面に超音波して連結される。互いに超音波溶着して連結される連結壁9と電池カバー壁5は、一方に凸条を、他方にこの凸条を案内する凹部を設けて超音波溶着してしっかりと連結できる。また、この構造の連結壁9と電池カバー壁5は、接着してしっかりと連結することもできる。連結壁9は、第2ケース1Bの底面から内面に突出して設けられる。連結壁9を一体的に成形して設けている第2ケース1Bは、図4の正面図と、図5の底面図に示すように、底面の外側表面に連結壁9に沿ってデザイン溝12を設けている。この構造の第2ケース1Bは、厚い連結壁9を一体的に成形して設けて、外側表面を美しい形状にできる。それは、内面に突出する連結壁9を設けることで表面にできる凹部を、デザイン溝12で隠すことができるからである。
【0019】
連結リブ10は、第2ケース1Bの端部に設けている突出部7の両端部分に設けられる。中空カバー2の両側の側壁21に設けている連結爪22を連結するためである。一方の連結リブ10は、突出端面壁8に接近して設けられ、他方の連結リブ10は、第2ケース1Bに連結される第1ケース1Aの電池カバー壁5に接近して設けられる。連結爪22を設けている中空カバー2の側壁21を、抜けないように連結リブ10に連結するためである。連結部分の断面形状を、図7と図8の拡大断面図に示している。なお、図7は、図3のB−B線断面図である。中空カバー2の一方の側壁21は、突出端面壁8と連結リブ10の間の隙間に挿入され、他方の側壁21は、連結リブ10と電池カバー壁5との間の隙間に挿入される。突出端面壁8と連結リブ10の間の隙間と、連結リブ10と電池カバー壁5の間の隙間は、中空カバー2の側壁21を入れることはできるが抜けない隙間としている。この構造は、中空カバー2を第2ケース1Bに圧入して、接着することなく、
また超音波溶着等の方法で連結することなく、中空カバー2を抜けないように第2ケース1Bに連結できる。
【0020】
連結リブ10は、中空カバー2の側壁21に設けている連結爪22を引っかけることができる係止凹部13を設けている。図の連結リブ10は、これに貫通孔を設けてこれを係止凹部13としている。
【0021】
内側壁11は、連結壁9のさらに内側にあって、第1ケース1Aの電池カバー壁5の内面に配設される。内側壁11と連結リブ10は、連結壁9よりも薄く成形される。この第2ケース1Bは、第2ケース1Bの外側表面であって、連結壁9の外側に設けているデザイン溝12を、内側壁11と連結リブ10の外側に設けることなく、内側壁11と連結リブ10の外側表面にひけによる凹部ができないようにできる。図2に示すように、一対の内側壁11を設けている第2ケース1Bは、第1ケース1Aを簡単に定位置に連結できる。それは、一対の内側壁11を第1ケース1Aの電池カバー壁5の内側に入れて、第1ケース1Aを第2ケース1Bの定位置に連結できるからである。
【0022】
さらに、図2の第2ケース1Bは、電池3を保持する複数の電池支持リブ14を一体的に成形して設けている。図の第2ケース1Bは、複数列の電池支持リブ14を平行に並べて、所定の間隔で設けている。電池支持リブ14は、上面を電池3の表面に沿う形状としている。電池3は、電池支持リブ14と第1ケース1Aの内面との間に配設される。
【0023】
さらにまた、図2の第2ケース1Bは、電池3に連結している回路基板30を配設する基板収納部15と、端子ホルダー31を配設するホルダー収納部16とを、図において上部に設けている。基板収納部15には、回路基板30の基板支持リブ17を一体的に成形して設けている。図の第2ケース1Bは、スリット17aのある第1の基板支持リブ17Aと、スリットのない第2の基板支持リブ17Bを設けている。第1の基板支持リブ17Aのスリット17aに回路基板30を入れ、第2の基板支持リブ17Bは回路基板30の表面に当接して、回路基板30を定位置に支持する。
【0024】
ホルダー収納部16は、端子ホルダー31をケース1の外部に表出させる状態で収納する収納部であって、図2の分解斜視図と、図9の第1ケース1Aを外した平面図に示すように、背面にホルダー支持リブ18を設け、両端部分には、端子ホルダー31を抜けないように嵌合する一対の抜止壁19を設けている。ホルダー支持リブ18は、端子ホルダー31の背面にあって、端子ホルダー31が押されて後方に移動するのを阻止する。抜止壁19は、開口部を狭くして、ここに嵌合される端子ホルダー31を抜けないようにように保持する。図2の第2ケース1Bは、第2の基板支持リブ17Bを抜止壁19の一部に併用している。
【0025】
回路基板30と端子ホルダー31は、図9ないし図11に示すように電池3に連結される。この図において、回路基板30は、電池3から離れて電池3と平行の姿勢で、リード32を介して電池3に連結される。端子ホルダー31は、回路基板30の表面に半田付け等の方法で固定される。端子ホルダー31は出力端子33を固定しており、この出力端子33を回路基板30に実装する保護部品(図示せず)を介して電池3の電極に接続している。電池3は、第2ケース1Bと第1ケース1Aの電池収納部4に収納され、回路基板30は基板収納部15に配置され、端子ホルダー31はホルダー収納部16に配置される。なお、図1に示す第2ケース1Bは、上面開口部を第1ケース1Aで閉塞するが、基板収納部15とホルダー収納部16の上面開口部も、第1ケース1Aで閉塞されて回路基板30や端子ホルダー31をケース1内に配置する。
【0026】
さらに、図1に示す第2ケース1Bは、装着する電気機器にセットする状態で外れないように連結するための係合フック20を一体的に成形して設けている。係合フック20は、ホルダー収納部16に隣接し、第2ケース1Bから突出して設けている。
【0027】
中空カバー2も硬質のプラスチックで一体的に成形して製造される。中空カバー2は、第2ケース1Bの突出端面壁8と第1ケース1Aの電池カバー壁5との間に固定されて、突出端面壁8と電池カバー壁5との間にできる空隙の開口部を閉塞する中空形状に成形される。中空カバー2は、電池パックを装着する電気機器の表面に沿う形状に成形されて、突出端面壁8と電池カバー壁5の間の開口部を閉塞する閉塞面23と、この閉塞面23の両側に一体的に成形している側壁21とからなる。中空カバー2の閉塞面23を、装着する電気機器の表面に沿う形状に成形している電池パックは、図12に示すように、電気機器40のケース表面から突出する状態で電気機器40に装着されて、中空カバー2を電気機器40の表面に接近できる。この状態で電気機器40に装着される電池パックは、第2ケース1Bを長く、すなわち突出部7を長くして、電気機器40にしっかりと装着できる特長がある。この電気機器40は、突出端面壁8の縁部の形状も、閉塞面23に沿う形状に成形される。いいかえると、突出端面壁8が中空カバー2の閉塞面23から突出しないようにする。
【0028】
中空カバー2は、図8の断面図に示すように、第1の側壁21Aと第2の側壁21Bからなる一対の側壁21を閉塞面23の両側に設けている。図8は図3のB−B線断面に相当する図である。第1の側壁21Aは、第2ケース1Bに設けている突出端面壁8と連結リブ10との間に挿入される。第2の側壁21Bは、第2ケース1Bの連結リブ10と第1ケース1Aの電池カバー壁5との間に挿入される。各々の側壁21は、第2ケース1Bの連結リブ10に連結される連結爪22を一体的に成形して設けている。図の側壁21は、互いに内側に突出する凸部を設けて、連結リブ10の係止凹部13に引っかけられる連結爪22としている。
【0029】
中空カバー2は、連結爪22のある側壁21を圧入して抜けない構造としている。このことを実現するために、第1の側壁21Aを挿入する隙間、すなわち突出端面壁8と連結リブ10との隙間は、ここに連結爪22のある側壁21を挿入できるが、入れた後は抜けない隙間としている。また、第2の側壁21Bを挿入する隙間、すなわち、連結リブ10と電池カバー壁5との隙間は、ここに連結爪22のある側壁21を挿入できるが、入れた後は抜けない隙間としている。硬質プラスチックで成形している第2ケース1Bと第1ケース1Aと中空カバー2は、側壁21を隙間に強く押して圧入するときに弾性変形して、側壁21を突出端面壁8と連結リブ10との間、連結リブ10と電池カバー壁5との間に挿入する。挿入された状態では、図8の断面図に示すように、第1の側壁21Aは、突出端面壁8と連結リブ10に挟着され、第2の側壁21Bは連結リブ10と電池カバー壁5に挟着されるので、抜けない状態で連結される。
【0030】
さらに、図2の中空カバー2は、側壁21の表面から第1ケース1Aの電池カバー壁5に向かって突出する突出部24を一体的に成形して設けている。突出部24を第2ケース1Bと第1ケース1Aに連結する部分の断面を図13と図14に示す。図13は、図3のC−C線断面図であり、図14は、図13の要部拡大断面図である。これ等の図に示す中空カバー2は、第1ケース1Aの電池カバー壁5が突出部24を第2ケース1Bに押圧して、中空カバー2を抜けないように第2ケース1Bに連結する。このため、第1ケース1Aを第2ケース1Bに連結することにより、中空カバー2を抜け難い状態で第2ケース1Bに連結できる。第2ケース1Bは、図2と図9と図14に示すように、突出部24を入れる切欠部25を連結壁9に設けている。この切欠部25に案内される突出部24が、第1ケース1Aの電池カバー壁5に押圧されて、中空カバー2が第2ケース1Bに固定される。
【0031】
【発明の効果】
本発明の電池パックは、強い衝撃を有効に吸収して耐落下強度を著しく向上できる特長がある。それは、本発明の電池パックが、電池を収納する電池収納部を有する第1ケースと、電池収納部の開口部を閉塞すると共に、第1ケースよりも全長が長い第2ケースとを備えており、第1ケースから外側に突出する第2ケースの突出部の先端面に設けた突出端面壁と第1ケースの両端の電池カバー壁との間に、これらの間にできる空隙の開口部を閉塞する中空形状に成形してなる中空カバーを固定しているからである。この電池パックは、電池収納部から外側に突出する突出部に中空カバーを固定して、突出部と中空カバーとで中空部分を設けており、この中空部分で衝撃を吸収する構造としている。この構造は、緩衝材やシリコンゴムとは異なり、大きな衝撃を受けても衝撃を吸収する部分が押しつぶされることがないので、落下等による強い衝撃を有効に吸収でき、耐落下強度を著しく向上できる。さらに、この電池パックは、電池収納部の外側に設けた中空部分で衝撃を吸収するので、仮に強い衝撃によって第2ケースの突出部や中空カバーが損傷されることがあっても、内側の電池収納部に損傷を与えることなく電池等を有効に保護できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる電池パックの斜視図
【図2】図1に示す電池パックを背面から見た分解斜視図
【図3】図1に示す電池パックの平面図
【図4】図1に示す電池パックの正面図
【図5】図1に示す電池パックの底面図
【図6】図3に示す電池パックのA−A線断面図
【図7】図3に示す電池パックのB−B線断面図
【図8】図7に示す電池パックの中空カバーの連結構造を示す拡大断面図
【図9】図3に示す電池パックの第1ケースを外した状態を示す平面図
【図10】図9における電池と回路基板と端子ホルダーの連結構造を示す底面図
【図11】電池と回路基板と端子ホルダーの連結構造を示す側面図
【図12】図1に示す電池パックを電気機器に装着する状態を示す側面図
【図13】図3に示す電池パックのC−C線断面図
【図14】図13に示す電池パックの中空カバーの連結構造を示す要部拡大断面図
【符号の説明】
1…ケース 1A…第1ケース 1B…第2ケース
2…中空カバー
3…電池
4…電池収納部
5…電池カバー壁
6…上面プレート
7…突出部
8…突出端面壁
9…連結壁
10…連結リブ
11…内側壁
12…デザイン溝
13…係止凹部
14…電池支持リブ
15…基板収納部
16…ホルダー収納部
17…基板支持リブ 17A…第1の基板支持リブ
17B…第2の基板支持リブ
17a…スリット
18…ホルダー支持リブ
19…抜止壁
20…係合フック
21…側壁 21A…第1の側壁
21B…第2の側壁
22…連結爪
23…閉塞面
24…突出部
25…切欠部
30…回路基板
31…端子ホルダー
32…リード
33…出力端子
40…電気機器

Claims (6)

  1. 電池(3)を収納する電池収納部(4)を有すると共に、この電池収納部(4)に収納される電池(3)の端面と対向する位置には電池カバー壁(5)を設けており、電池収納部(4)はここに電池(3)を入れる開口部を開口しており、全体をプラスチックで成形してなる第1ケース(1A)と、
    この第1ケース(1A)に連結されて電池収納部(4)の開口部を閉塞すると共に、第1ケース(1A)よりも全長が長くて、第1ケース(1A)の電池カバー壁(5)から外側に突出する突出部(7)を有し、突出部(7)の先端面には突出端面壁(8)を設けてなる形状にプラスチックを成形してなる第2ケース(1B)と、
    この第2ケース(1B)の突出端面壁(8)と第1ケース(1A)の電池カバー壁(5)との間に固定されて、突出端面壁(8)と電池カバー壁(5)との間にできる空隙の開口部を閉塞する中空形状に成形してなるプラスチック製の中空カバー(2)とを備える電池パック。
  2. 中空カバー(2)が、第2ケース(1B)に設けている突出端面壁(8)と連結リブ(10)の間に挿入される側壁(21)を有し、側壁(21)は第2ケース(1B)に連結される連結爪(22)を有し、第2ケース(1B)は中空カバー(2)の連結爪(22)を連結する連結リブ(10)を内面に突出するように一体的に成形して設けており、連結リブ(10)と突出端面壁(8)は、連結爪(22)のある側壁(21)を挿入できるが抜けない隙間としており、中空カバー(2)の側壁(21)を連結リブ(10)と突出端面壁(8)との間に挿入して、側壁(21)の連結爪(22)を連結リブ(10)に連結している請求項1に記載される電池パック。
  3. 中空カバー(2)が、電池カバー壁(5)と連結リブ(10)の間に挿入される側壁(21)を有し、側壁(21)は第2ケース(1B)に連結される連結爪(22)を有し、第2ケース(1B)は中空カバー(2)の連結爪(22)を連結する連結リブ(10)を内面に突出するように一体的に成形して設けており、連結リブ(10)と電池カバー壁(5)は、連結爪(22)のある側壁(21)を挿入できるが抜けない隙間としており、中空カバー(2)の側壁(21)を連結リブ(10)と電池カバー壁(5)との間に挿入して、側壁(21)の連結爪(22)を連結リブ(10)に連結している請求項1に記載される電池パック。
  4. 中空カバー(2)が、側壁(21)の表面から第1ケース(1A)の電池カバー壁(5)に向かって突出する突出部(24)を有し、第2ケース(1B)に固定される第1ケース(1A)の電池カバー壁(5)が突出部(24)を押圧して、中空カバー(2)を抜けないように第2ケース(1B)に連結している請求項1に記載される電池パック。
  5. 第2ケース(1B)が、第1ケース(1A)の電池カバー壁(5)に連結される連結壁(9)を一体的に成形して設けており、底面の外側表面には連結壁(9)に沿ってデザイン溝(12)を設けている請求項1に記載される電池パック。
  6. 中空カバー(2)を、電池パックを装着する電気機器(40)の表面に沿う形状に成形している請求項1に記載される電池パック。
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