JP3789368B2 - ガスバルブ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスコンロ等のガス器具に設けられるガスバーナーへの燃料ガスの供給を制御するガスバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ガスバーナーの加熱量を自動調節して自動調理を可能とするガス器具には、弁体をモータで駆動するガスバルブが使用される。該ガスバルブでは、バルブケーシングの内部通路に設けた弁座に対する弁体の開度を変化させて燃料ガスのガス流量を調節する。
【0003】
ところで、モータ駆動式のガスバルブでは、停電や器具の故障等の異常時に、燃料ガスが流れた状態に保持されるのを防止するため直ちに閉弁させる必要がある。この場合、うず巻ばねをモータの回転軸に付設し、該ばねの付勢力で強制的にガスバルブを閉弁することが提案される。
【0004】
このものでは、うず巻ばねの付勢力に打ち勝って弁体を移動させる必要があるため大きな定格のモータが必要になりコスト高を招く。また、作動時にばねの付勢力が全てモータの回転軸に加わるのでモータの耐久性が低下する。
【0005】
このような問題の解決策として、バルブケーシングの内部通路にモータで駆動される磁性体を設け、該磁性体に、該磁性体に付設した電磁コイルで該磁性体を励磁して弁本体を吸着し、磁性体を移動させて流量を調節することが提案されている。(例えば、特開平成2−245588号公報)。そして、停電時には、磁性体と弁本体との吸着を解除し、弁本体が弁座に着座することで内部通路を閉鎖する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このものでは、弁が一重構造であるため弁本体と弁座との間にごみ等が付着するとガス漏れが生じる。このため、安全性を考慮すると、別個の閉止手段を設ける必要があり、ガス器具のコスト高を招くという問題があった。また、閉弁位置でモータが動けなくなって停止するためモータに負荷が加わり、モータの耐久性が低下するという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記点に鑑み、モータの耐久性を高めることができ、その上、ガス器具の製造コストを低くできるガスバルブを提供することに課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、本発明のガスバルブは、内部通路を備え、該内部通路に連通するガス流入口とガス流出口とを開設したバルブケーシングを有し、該内部通路にガス流出口を囲繞する第1弁座を設け、該第1弁座と共に開閉弁を構成する第1弁体を備えた磁性プランジャを内部通路に挿設し、内部通路に沿って磁性プランジャを往復動させる駆動手段を設けたガスバルブであって、前記内部通路に前記第1弁座とガス流出口との間に位置しガス流出口を囲繞する第2弁座を設け、第2弁座と共にニードル弁を構成する第2弁体を備えた、ガス流出口へのガス量を調節する磁性体からなるニードル本体を、磁性プランジャの先端に第2弁座方向に進退自在に設け、磁性プランジャへのニードル本体の選択的な吸着を可能とする吸着手段を該磁性プランジャに付設すると共に、磁性プランジャにニードル本体が吸着されていないとき第2弁体が第2弁座に押接されニードル弁が閉弁するようにニードル本体を第2弁座方向に付勢する第1付勢手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、開閉弁及びニードル弁の閉弁位置ではニードル本体は磁性プランジャに最も接近している。この状態で吸着手段を作動させるとニードル本体は該磁性プランジャに吸着される。そして、駆動手段を駆動して、ニードル本体が吸着保持された磁性プランジャを内部通路に沿って一方に移動させると、開閉弁及びニードル弁がそれぞれ開弁する。この場合、ガス流入口を介して内部通路に燃料ガスが流入し、ガス流出口から流出する。そして、駆動手段を制御して磁性プランジャを往復動させて第2弁座に対してニードル本体を変位させ、ニードル本体に取り付けられている第2弁体と第2弁座との距離を変えることによりニードル弁の開度を変化させてガス量が調節できる。
【0010】
駆動手段を駆動して磁性プランジャを他方に移動させると、開閉弁及びニードル弁がそれぞれ閉弁する。この場合、ガスバルブは二重弁構造であるため、ガス器具に設ける際に別個の閉止手段は必要でない。
【0011】
また、停電や器具の故障等の異常時には、吸着手段によるニードル本体の該磁性プランジャへの吸着を解除することを選択する。この場合、ニードル本体は、第1付勢手段の付勢力により移動しニードル本体に取り付けられている第2弁体が第2弁座に着座しニードル弁が閉弁する。これにより、燃料ガスの供給が直ちに遮断される。
【0012】
ところで、開閉弁およびニードル弁の閉弁位置まで磁性プランジャが移動したとき、その閉弁位置で磁性プランジャが移動できなくなって駆動手段の駆動を停止させたのでは駆動手段に負荷が加わり、耐久性が低下する。
【0013】
この場合、第1弁座方向に第1弁体を付勢する第2付勢手段を設けると共に、前記駆動手段に連結され、該駆動手段が駆動を開始する時点で磁性プランジャに係合している係合手段を設け、この係合手段を駆動手段によって移動させることにより開閉弁及びニードル弁の閉弁位置まで磁性プランジャを移動させ、第1及び第2の各弁座に第1及び第2の各弁体がそれぞれ着座すると、該係合手段の磁性プランジャとの係合を解除し、駆動手段による駆動力が磁性プランジャに作用しないようにすればよい。
【0014】
また、第2付勢手段を設けた場合、開閉弁の開弁時に第2付勢手段の付勢力に打ち勝って磁性プランジャを移動させるのでは大きな定格のモータが必要になり、コスト高を招く。また、作動時に第2付勢手段の付勢力が全てモータの回転軸に加わる。
【0015】
このため、前記吸着手段が中空の電磁コイルであり、その内部に磁性プランジャの後端が挿設され、開閉弁及びニードル弁の閉弁位置で、この後端が電磁コイルの中空部分に位置し、磁性プランジャの後端部分が磁性コイルの中空部分の内部で第1弁座方向に偏在するように設定し、電磁コイルを励磁すると磁性プランジャを電磁コイルの中空内へと吸引し、第2付勢手段の付勢力と逆方向に吸引力が働くようにすればよい。
【0016】
ここで、ニードル弁と開閉弁とを設けたガスバルブでは、ニードル弁より先に開閉弁が閉弁したのではガス量の調節ができない。この場合、ニードル本体に対して第2弁体をフローティングさせ、開閉弁とニードル弁とを閉弁する場合、第1弁体が第1弁座に着座する前に第2弁体が第2弁座に着座して、開閉弁が閉弁する前にニードル弁が閉弁するようにすればよい。
【0017】
尚、駆動手段は、例えばモータとするのがよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1及び図2を参照して、1は、本発明のガスバルブである。ガスバルブ1は、中空円筒形状のバルブケーシング11を有し、内部の長手方向の孔が内部通路12を構成する。該バルブケーシング11の側面にはガス流入口13が開設され、内部通路12を介してバルブケーシング11の底面のガス流出口14に連通する。
【0019】
ガス流出口14に対向したバルブケーシングの上面には蓋材15がシール材15aを介して嵌着され、該蓋材15の上面には、回転軸Rがシール材Sを介して内部通路12に突出するようにモータMが配置されている。
【0020】
内部通路12には、モータMで内部通路12に沿って往復動されるプランジャ2が挿設されている。該プランジャ2は、円筒形状の頭部21と、内部にモータMの回転軸Rが挿入されたスカート部22とから構成される。
【0021】
該頭部21には第1弁体31が取付けられ、第1弁体31は、モータMに対向してかつガス流入口13の下流側に位置して内部通路12に設けた第1弁座32と共に開閉弁3を形成する。
【0022】
本実施の形態では、該プランジャ2は鉄などの磁性材料で形成すると共に、プランジャ2のスカート部22の周囲を囲うように中空の電磁コイル4を配設し、プランジャ2を励磁可能とした。そして、第1弁座32の下流側に第2弁座51をモータMに対向して内部通路12に設けた。第2弁座51と共にニードル弁5を構成する第2弁体52aを備えたニードル本体52をプランジャ2の頭部21の下面に、該プランジャ2が励磁されている場合に選択的に吸着されるように配設した。
【0023】
プランジャ2の励磁時に、プランジャ2に対するニードル本体52の位置がずれないように、頭部21の下面に長手方向の長孔21aを形成すると共に、ニードル本体52に長手方向に延びる脚片52bを形成し、脚片52bを長孔21aに挿入するようにした。
【0024】
また、ニードル弁5の閉弁時に、ニードル本体52の第2弁体52aに安定した閉弁荷重が加わるように第1付勢手段であるばね53を、第2弁体52aと、頭部21の外周面に形成した突出部21bとの間に縮設した。
【0025】
これにより、本発明のガスバルブ1は二重弁構造となるため、このガスバルブ1をガス器具に使用する際に、安全性を考慮して閉止手段を別途設けなくてもよい。また、ガス器具使用時に停電や故障等の異常が発生した場合、電磁コイルに電流が流れないようにすれば、プランジャ2の励磁が解除され、ばね53の付勢力でニードル本体52が第2弁座51方向に移動されてニードル弁5が閉弁する。これにより、燃料ガスの供給が遮断できる(図2参照)。
【0026】
ところで、開閉弁3及びニードル弁5の閉弁位置までプランジャ2を移動させたとき、その閉弁位置でプランジャ2が移動できなくなってモータMの駆動を停止させたのではモータMに負荷が加わり、耐久性が低下する。
【0027】
本実施の形態では、モータMに螺合され、モータMが駆動を開始するとプランジャ2に係合する係合手段であるジョイント部材6をスカート部22に内設した。この場合、ジョイント部材6は中空円筒形状に形成され、その上部の内周面に設けたねじ部で回転軸Rに螺合されている。また、下面の先端部62は外側に向かって屈曲されている。
【0028】
一方、スカート部22の内壁面には、先端部62と係合する環状のストッパ22aが設けられている。そして、開閉弁3及びニードル弁5の閉弁位置からモータMを駆動して回転軸Rを一方に回転させると、回転軸Rに螺合したジョイント部材6が上方に移動し、ジョイント部材6の先端部62がストッパ22aに係合するとモータMの駆動力がプランジャ2に伝達され、プランジャ2が内部通路12に沿って上方に移動する。
【0029】
また、開閉弁3の及びニードル弁5の閉弁時には、モータMを駆動して回転軸Rを他方に回転させると、ジョイント部材6に伴ってプランジャ2が下方に移動し、開閉弁3の第1弁体31が弁座32に着座すると、先端部62とストッパ22aとの係合が解除され、ジョイント部材6は所定距離Dだけ移動自在である。これにより、該モータMに過剰な負荷が加わることが防止される。
【0030】
尚、開閉弁3の閉弁時に安定した閉弁荷重を第1弁体31に加えるため電磁コイル4と第1弁体31との間に、第1弁体31を第1弁座方向に付勢する第2付勢手段であるばね33を縮設している。ここで、ばね33で第1弁体31を付勢した場合、開閉弁3及びニードル弁5の開弁時に、ばね33の付勢力に打勝ってプランジャ2を移動させるのでは大きな定格のモータを使用しなければならない。
【0031】
本実施の形態では、開閉弁3及びニードル弁5の閉弁位置で中空の電磁コイル4内に位置するスカート部22の位置をガス流出口14側に偏在させ、電磁コイル4によってプランジャ2を吸着すると、ばね33の付勢力と逆方向に吸引力が働くようにしている。
【0032】
ところで、本実施の形態のようにガスバルブ1を形成した場合、ガス流出口14へのガス流量を微細な流量まで制御するには、ニードル弁5を閉弁した後で開閉弁3を閉弁する必要がある。
【0033】
本実施の形態では、ニードル本体52と第2弁体52aとを相互に移動自在となるように、ニードル本体52の外周面に設けた環状の溝部Gに第2弁体52aを上下方向に摺動自在に装着した。ニードル弁5の閉弁状態では、ニードル本体52が第2弁座51の弁孔に挿入されるようになる。
【0034】
次に、本発明のガスバルブ1の作動を説明する。図3(a)は、開閉弁3及びニードル弁5はそれぞれ閉弁位置にある。この状態ではガス流出口14に燃料ガスは流れない。この状態から開閉弁3及びニードル弁5を開弁するため、電磁コイル4によりプランジャ2を励磁してプランジャ2にニードル本体52を吸着させる。
【0035】
次いで、モータMを駆動して回転軸Rを一方に回転すると、回転軸Rに螺合したジョイント部材6が上方に移動する。そして、ジョイント部材6の先端部62がストッパ22aに係合するとモータMの駆動力がプランジャ2に伝達され、プランジャ2が内部通路12に沿って上方に移動する。この場合、開閉弁3が先ず開弁すると共に、弁孔に挿入されたニードル本体52が上方に移動する。
【0036】
プランジャ2の移動に伴ってニードル本体52が移動して、ニードル弁5の溝部Gの下方向の端部に第2弁体52aが当接すると、プランジャ2の移動に伴って第2弁体52aが第2弁座51から離れ、ニードル弁5が開弁される。
【0037】
モータMを駆動して回転軸Rをさらに一方に回転させると第2弁座51とニードル本体52との間の開度が最大となる位置まで到達する(図3(b)参照)。この場合、ガス流出口14への燃料ガスのガス流量は最大となる。
【0038】
次いで、モータMによりプランジャ2を内部通路に沿って往復動させ、第2弁座51とニードル本体52との間の開度を変化させて燃料ガスのガス流量が制御される。尚、図3(c)はガス流量の最小絞り位置を示す。
【0039】
次いで、開閉弁3及びニードル弁5を閉弁する場合、モータMを駆動して回転軸Rを他方に回転させると、ジョイント部材6に伴ってプランジャ2が下方に移動する。そして、第2弁体52aが第2弁座51に着座してニードル弁5が先ず閉弁される(図3(d)参照)。この場合、ガス流出口14への燃料ガスの供給は遮断される。
【0040】
回転軸Rをさらに他方に回転させると、第1弁体31が第1弁座32に着座して開閉弁3が閉弁される。その際、先端部62とストッパ22aとの係合が解除され、下方へのプランジャ2の移動が停止されるが、ジョイント部材6は所定の距離Dだけ移動する(図3(e)及び図3(a)参照)。尚、プランジャ2の移動が停止するまでの間、ニードル本体52は弁孔内に挿入されつつ、溝部Gに第2弁体52aを装着した後の間隙G1分だけ下方に移動する。
【0041】
そして、開閉弁3及びニードル弁5がそれぞれ閉弁するとモータMの駆動が停止される。
【0042】
尚、図4に示すように、プランジャ2の位置を検出するため、ジョイント部材6の一端を、蓋材15の上方まで延ばすと共に、それに対応して位置検出手段Dを設けてもよい。この場合、設定した流量に対応したジョイント部材6の位置を記憶し、火力調節信号に応じてジョイント部材がその位置に調節されるようにモータMを制御すれば、ガス流量調節が容易になる。
【0043】
その際、モータMとしてステッピングモータを使用れば、木目細かな流量調節が可能になる。
【0044】
また、図5に示すように、ガス流出口14の近傍の圧力を測定する圧力センサーPGを設けてもよい。この場合、設定した流量に対応した圧力値を記憶し、火力調節信号に応じて圧力センサーPGの検出値と設定圧力値からモータMを制御してガス流量を調節するようにしてもよい。
【0045】
さらに、上述の発明の実施の形態では、プランジャ2のスカート部22の周囲を囲うように電磁コイル4を設けたが、図6に示すように、該電磁コイル40をニードル弁5のニードル本体52の周囲に設けることもできる。
【0046】
この場合、停電時に、ニードル本体52がガス流出口14方向に付勢されるように、長孔21aにばねSPを縮設してもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明のガスバルブでは、モータに負荷が加わり難くその耐久性を高めることができ、その上、ガス器具の製造コストを低くできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスバルブの断面図
【図2】本発明の停電時の状態を説明する断面図
【図3】(a)乃至(e)は、本発明のガスバルブの作用を説明する図。
【図4】本発明のガスバルブの第1変形例を説明する断面図
【図5】本発明のガスバルブの第2変形例を説明する断面図
【図6】本発明のガスバルブの第3変形例を説明する断面図
【符号の説明】
1 ガスバルブ
11 バルブケーシング
12 内部通路
2プランジャ
3 開閉弁
31 第1弁体
32 第1弁座
33 ばね
4 コイル
5 ニードル弁
51 第2弁座
52 ニードル本体
52a 第2弁体
Claims (5)
- 内部通路を備え、該内部通路に連通するガス流入口とガス流出口とを開設したバルブケーシングを有し、該内部通路にガス流出口を囲繞する第1弁座を設け、該第1弁座と共に開閉弁を構成する第1弁体を備えた磁性プランジャを内部通路に挿設し、内部通路に沿って磁性プランジャを往復動させる駆動手段を設けたガスバルブであって、
前記内部通路に前記第1弁座とガス流出口との間に位置しガス流出口を囲繞する第2弁座を設け、第2弁座と共にニードル弁を構成する第2弁体を備えた、ガス流出口へのガス量を調節する磁性体からなるニードル本体を、磁性プランジャの先端に第2弁座方向に進退自在に設け、磁性プランジャへのニードル本体の選択的な吸着を可能とする吸着手段を該磁性プランジャに付設すると共に、磁性プランジャにニードル本体が吸着されていないとき第2弁体が第2弁座に押接されニードル弁が閉弁するようにニードル本体を第2弁座方向に付勢する第1付勢手段を設けたことを特徴とするガスバルブ。 - 第1弁座方向に第1弁体を付勢する第2付勢手段を設けると共に、前記駆動手段に連結され、該駆動手段が駆動を開始する時点で磁性プランジャに係合している係合手段を設け、この係合手段を駆動手段によって移動させることにより開閉弁及びニードル弁の閉弁位置まで磁性プランジャを移動させ、第1及び第2の各弁座に第1及び第2の各弁体がそれぞれ着座すると、該係合手段の磁性プランジャとの係合を解除し、駆動手段による駆動力が磁性プランジャに作用しないようにしたことを特徴とする請求項1記載のガスバルブ。
- 前記吸着手段が中空の電磁コイルであり、その内部に磁性プランジャの後端が挿設され、開閉弁及びニードル弁の閉弁位置で、この後端が電磁コイルの中空部分に位置し、磁性プランジャの後端部分が磁性コイルの中空部分の内部で第1弁座方向に偏在するように設定し、電磁コイルを励磁すると磁性プランジャを電磁コイルの中空内へと吸引し、第2付勢手段の付勢力と逆方向に吸引力が働くようにしたことを特徴とする請求項2記載のガスバルブ。
- ニードル本体に対して第2弁体をフローティングさせ、開閉弁とニードル弁とを閉弁する場合、第1弁体が第1弁座に着座する前に第2弁体が第2弁座に着座して、開閉弁が閉弁する前にニードル弁が閉弁するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のガスバルブ。
- 前記駆動手段はモータであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のガスバルブ。
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