JP3789162B2 - フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影に際し、先羽根群と後羽根群とを同一方向へ順次走行させ、それらによって形成されるスリットによってフィルムを露光するようにしたカメラ用のフォーカルプレンシャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のフォーカルプレンシャッタは、先羽根群と後羽根群が、各々の駆動部材によって作動されるが、それらの駆動部材の作動開始時機は、夫々に用意された電磁石を介して制御されるようになっている。そして、駆動部材に対する電磁石の用い方には、大きく分けて二つのタイプがあり、その一方は実開昭61−11139号公報等で知られているものであって、一般には係止タイプと言われているものであり、他方は実開昭62−22636号公報等で知られており、一般にはダイレクトタイプと言われているものである。
【0003】
このうち、係止タイプは、古くから実施されているものであり、セット位置においては、駆動部材を係止レバーで係止しておくようにしたものである。そのため、駆動部材をセット位置にセットした後、セット部材を直ちに初期位置に復帰させても、駆動部材を露光作動時まで確実にセット位置に保持しておけるので、撮影に際し、セット部材を初期位置に復帰させるための時間を見込まずに済み、シャッターチャンスを逸する虞を少なくできるという利点がある。また、撮影に際して電磁石に通電したとき、強力な駆動ばねの力に抗して駆動部材を磁気的に保持する必要がなく、係止レバーによる駆動部材の係止を解除するために設けられた所謂鉄片レバーを吸着するだけでよいため、電磁石による保持力を大きくしなくて済むという利点もある。
【0004】
しかしながら、その反面、上記した係止レバーや鉄片レバーのほかに、セット部材のセット操作に連動して鉄片レバーを電磁石による吸着可能位置に移動させ、露光作動に先立って鉄片レバーが電磁石に吸着された後、該鉄片レバーの作動域から退くようにした所謂ホールドレバー等が必要となり、しかも、これらの各レバーには夫々ばねが掛けられていることもあって、部品点数が多く、構造が複雑になってしまうほか、製作時において各部品間の作動調整等が面倒になり、シャッタのコンパクト化,低コスト化にとって大変不利な点を有している。
【0005】
これに対して、ダイレクトタイプは、駆動部材に取り付けられた鉄片部材を電磁石によって吸着するようにしたものである。そのため、セット部材は、駆動部材をセット位置にセットした後、直ぐには初期位置に復帰させることができず、露光作動に先立って駆動部材が電磁石によって磁気的に保持された後、羽根群の露光走行に先立って初期位置に復帰させることになる。しかしながら、このようにしてレリーズ後に復帰作動のための時間が必要になるとはいえ、このような時間は、ミラーアップに要する時間や自動焦点調節等に要する時間に並行させることができるので、最近では殆ど問題視されなくなっている。このようなことから、ダイレクトタイプのシャッタは、係止タイプのように上記した各種のレバー等が不要となり、スペース的且つコスト的に極めて有利であるため、最近では、このタイプのシャッタが増えている。本発明は、このようなダイレクトタイプタイプのフォーカルプレンシャッタに関するものである。
【0006】
ところで、このようなダイレクトタイプタイプのシャッタは、駆動ばねの強い力に抗して、電磁石によって駆動部材を磁気的に吸着・保持させるものであるため、露光作動に先立って電磁石に通電されるときには、駆動部材に取り付けられた鉄片部材の被吸着面が、電磁石の吸着面に対し適正な接触状態(密接状態)にあることが要求される。そのため、実際に実施する場合には、部品加工上の誤差や組立加工上の誤差が多少あったとしても、駆動部材がセット部材によってセットされたとき、そのような誤差に影響されることなく、上記した適正な接触状態が得られるように工夫されている。
【0007】
その一例が、特開平3−231723号公報に記載されている。この例によれば、駆動部材(駆動レバー)と鉄片部材(アーマチャ)の間に、ばね(吸収バネ)を介在させている。このばねは、セット部材(チャージレバー)が駆動部材をセット位置に作動させたとき、鉄片部材の被吸着面が電磁石(ヨーク)の吸着面に適正に接触した後、圧縮されるようになっており、その圧縮量によって、個々のシャッタごとの違いや、先羽根側と後羽根側との違いを吸収し、セット作動が支障なく行えるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、ダイレクトタイプのシャッタは、係止タイプのシャッタに比較して、スペース的且つコスト的には極めて有利であるが、駆動ばねの強い力に抗して駆動部材を磁気的に保持する必要があるため、消費電力の点では問題が残っている。そのため、駆動部材の吸着保持を確実に行えるものであって、しかも、出来るだけ少ない消費電力で済むようにした改善策の出現が望まれている。しかしながら、その改善策を考える場合には、電磁石による吸着力を、駆動ばねの付勢力に勝る最小限の値となるように設定すれば、それで問題がないというわけにはいかない。
【0009】
即ち、上記した特開平3−231723号公報に記載されたもにおいては、露光作動に先立ってセット部材を初期位置に復帰させると、その復帰過程においてセット部材が駆動部材の押圧を解除したときに、駆動部材は、鉄片部材と駆動部材との間に介在したばねと、駆動ばねとの合成力によって、僅かに回転され、鉄片部材に当接して該鉄片部材に対して電磁石から離反するような衝撃を与えることになる。従って、鉄片部材に対する電磁石の吸着力は、上記の当接によって生じる衝撃力に対して充分耐え得る力を有していなければならなくなる。
【0010】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ダイレクトタイプのフォーカルプレンシャッタにおいて、露光走行に先立ってセット部材が初期位置へ復帰するに際し、該セット部材による押圧が解けることによって駆動部材が露光作動開始位置に僅かに作動したとき、その作動によって鉄片部材に当接する力が鉄片部材を電磁石から離反させないようにしたカメラ用のフォーカルプレンシャッタを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明におけるカメラ用のフォーカルプレンシャッタは、被押動部を有していて駆動ばねに付勢されて羽根群に露光走行を行わせる駆動部材と、電磁石の吸着面に吸着され得る被吸着面を有していてセット状態になるときには相対位置関係を変え得るようにして前記駆動部材に取り付けられた鉄片部材と、前記被押動部に係接し得る押動部を有しておりセット時に該押動部が前記被押動部を押して前記駆動ばねに抗して前記駆動部材を作動させレリーズ後における前記電磁石への通電後には羽根群の露光走行に先立って初期位置へ復帰するようにしたセット部材と、セット時に前記セット部材に押動されセット状態においては前記被吸着面が前記吸着面に接するように前記鉄片部材を押圧しており前記セット部材の初期位置への復帰に際し前記押動部が前記被押動部から離れた後に前記鉄片部材への押圧を解き前記鉄片部材の作動軌跡外へ退避するようにした押圧部材とを備えているようにする。
また、本発明におけるカメラ用のフォーカルプレンシャッタにおいては、好ましくは、前記駆動部材と前記鉄片部材との間に、セット状態において前記被吸着面が前記吸着面に押しつけられることによって緊張される押さえばねを介在させるようにする。
また、本発明におけるカメラ用のフォーカルプレンシャッタにおいては、好ましくは、前記被押動部が、前記駆動部材に取り付けられた遥動部材に設けられ、前記駆動ばねが該遥動部材を介して前記駆動部材を付勢するようにする。
【0012】
また、本発明におけるカメラ用のフォーカルプレンシャッタにおいては、好ましくは、前記押圧部材が弾性部を有していて、その弾性が前記鉄片部材の押圧に作用するようにする。
また、本発明におけるカメラ用のフォーカルプレンシャッタにおいては、好ましくは、前記押圧部材が前記鉄片部材を押圧する面の形状が、前記鉄片部材に対して凸状の球面又は円弧面となるようにする。
更に、本発明におけるカメラ用のフォーカルプレンシャッタにおいは、好ましくは、前記鉄片部材が前記押圧部材によって押される面の形状が、前記押圧部材に対して凸状の球面又は円弧面となるようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1乃至図10に示した実施例で説明する。図1は本実施例の平面図であって、先羽根群と後羽根群による露光走行の完了状態を示している。図2は本実施例における各羽根群の支持構成を説明するための平面図である。図3乃至図10は夫々本実施例の平面図であって、図1の状態からの作動状態を説明するためのものである。尚、図11(a),(b)は本実施例中に示した鉄片部材の変形例を説明するための図面であり、また、図12(a),(b)は本発明を適用することのできる公知のシャッタ構成の一部を示した説明図である。
【0014】
先ず、主に図1及び図2を用いて本実施例の構成を説明する。尚、図1は、他の図4乃至図10と同様にして一部の構成を断面で示しており、また図2は、図1においてシャッタ地板1の表面側(カメラのレンズ側)に取り付けられている各部品を取り外した状態を示している。シャッタ地板1は露光用の開口部1aのほかに、二つの円弧状の孔1b,1cと孔1dを有している。そして、円弧状の孔1b,1cの下方端には、ブチルゴム等の弾性材料からなる周知の緩衝部材2,3が嵌め込まれている。
【0015】
また、シャッタ地板1の表面側には、軸1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k,1m,1n,1pが立設されており、軸1e,1fには夫々合成樹脂製の先羽根駆動部材4と後羽根駆動部材5が回転可能に取り付けられている。そして、各駆動部材4,5には、軸1e,1fに回転可能に嵌合する円筒部4a,5a、駆動ピン4b,5b、取付部4c,5c、被押動部4d,5dが一体成形にて設けられている。このうち、駆動ピン4b,5bは、孔1b,1cを貫通し、周知のようにシャッタ地板1の背面側で先羽根群と後羽根群の主アーム6,7に形成された孔6a,7aに嵌合している。
【0016】
また、取付部4c,5cには、鉄片部材8,9が取り付けられている。この鉄片部材8,9は、後で説明する電磁石に吸着される鉄片8a,9aと、鉄片軸8b,9bとで構成され、鉄片軸8b,9bは取付部4c,5cに形成された孔に緩く嵌合している。そして、鉄片8a,9aは図面の垂直方向に長い形状をしていて、その略中間位置で鉄片軸8b,9bの一方の端部と一体化されている。鉄片軸8b,9bの他方の端部8b1 ,9b1 は、鍔状になっていて、鉄片部材8,9が取付部4c,5cから抜け落ちないようになっている。そして、この鉄片部材8,9は、取付部4c,5cに内蔵された押さえばね10,11によって図1において上方へ付勢されている。更に、被押動部4d,5dの端縁はカム形状に形成されている。
【0017】
各駆動部材4,5の円筒部4a,5aには、周知のように駆動ばね12,13が緩く巻装されており、夫々一端を軸1k,1mに、また他端を取付部4c,5cに掛け、各駆動部材4,5を時計方向に回転させるように付勢している。また、軸1gには合成樹脂製のセット部材14が回転可能に取り付けられている。そして、このセット部材14には、軸1gに回転可能に嵌合する円筒部14a、二つの押動部14b,14c、表面側の突起部14d、背面側の突起部14e及びピン14fが、一体成形にて設けられている。
【0018】
このうち、押動部14bは先羽根駆動部材4の被押動部4dに、また押動部14cは後羽根駆動部材5の被押動部5dに、夫々接触し得るようになっており、夫々の端縁はカム形状に形成されている。また、突起部14dは、カメラ本体側の部材によって操作されるためのものである。更に、突起部14eは、シャッタ地板1の孔1dに嵌入し、セット部材14の回転が、図面上、孔1dの上下端で規制されるようになっている。そして、このセット部材14は、軸1jと突起部14dに掛けたばね15によって、反時計方向へ付勢されているが、図1においてはその反時計方向への回転を孔1dの下端で規制されている。
【0019】
周知であるため図示を省略しているが、シャッタ地板1には、該地板と略平行になるようにして取付板(上板とも称されることがある)が固定されている。この取付板には、一点鎖線で示すように、二つの電磁石16,17が周知の適宜な方法で取り付けられている。そして、これらの電磁石16,17は、略U字形をしていて二つの磁極部(図1においてはシャッタ地板1に対して二つの磁極部が垂直方向に配列されるようにして取り付けられている)を有する鉄芯部材16a,17aと、一つの磁極部に嵌装されたコイルボビン16b,17bとで構成されており、夫々の磁極部の先端面(図において右下方の端面)が夫々の鉄片部材8,9を吸着するための吸着面となっている。
【0020】
シャッタ地板1の軸1h,1iには、夫々押圧部材18,19が回転可能に取り付けられており、それらの押圧部材18,19と軸1n,1pとに掛けられた夫々のばね20,21によって反時計方向へ付勢され、その回転を軸1n,1pによって規制されるようになっている。各押圧部材18,19には、弾性(ばね性)を有する折曲部18a,19aが形成され、各先端に押圧部18b,19bを設けてある。そして、押圧部材18には、セット部材14のピン14fと摺接する二つの端面18c,18dが形成され、押圧部材19には長孔19cが形成されている。また、シャッタ地板1の軸1jには、伝達部材22が回転可能に取り付けられており、一方の腕部には、長孔19cに嵌合するピン22aが立設され、他方の腕部には、セット部材14のピン14fと摺接する二つの端面22b,22cが形成されている。
【0021】
次に、本実施例の作動を説明する。図1及び図2は、先羽根群と後羽根群による露光走行の完了状態を示している。従って、この状態においては、先羽根群を構成する4枚の羽根は重畳されて開口部1aの下方位置に格納され、後羽根群を構成する4枚の羽根は展開されて開口部1aを覆っている。撮影が行われ、このような露光走行の完了状態になると、フィルムの巻き上げに連動してシャッタのセット作動が行われる。そして、そのセット作動は、カメラ本体側の部材が突起部14dを押し、ばね15の力に抗してセット部材14を時計方向へ回転することによって行われる。
【0022】
セット部材14は、その時計方向への回転によって、先ず、押動部14bが被押動部4dを押して、先羽根駆動部材4を反時計方向へ回転させる。そして、先羽根群のスリット形成羽根が後羽根群のスリット形成羽根と所定量だけ重合した後、押動部14cが被押動部5dを押して後羽根駆動部材5を反時計方向へ回転させ、以後、両駆動部材4,5を同時に回転させて、先羽根群を展開させ、後羽根群を重畳させていく。その後、セット部材14のピン14fが押圧部材18の端面18cに接触することになる。端面18cの形状は、この接触時におけるピン14fの移動方向に対して斜めになるように形成されているため、この接触後においては、ピン14fが端面18cを摺動し、押圧部材18をばね20に抗して時計方向へ回転させることになる。その開始位置が図3に示されている。尚、この図3は、鉄片部材8,9の取付け構成部を断面せずに示している。
【0023】
その後、更にセット部材14が回転すると、ピン14fは、伝達部材22の凸面22bとも接するようになる。その時の状態が図4に示されている。この図4からも分かるように、先羽根駆動部材4に被押動部4dが形成されている付近の形状は、その一部が厚さ方向に2段になっており、該被押動部4dはシャッタ地板1側の段に形成されている。このような状態からセット部材14が更に回転すると、伝達部材22は、端面22bをピン14fに押されて反時計方向へ回転され、ピン22aと長孔19cとの連結関係によって、押圧部材19をばね21に抗して時計方向へ回転させる。従って、それ以後は、二つの押圧部材18,19が同時に時計方向へ回転することになる。
【0024】
更にセット部材14が回転し、先羽根駆動部材4に取り付けられた鉄片部材8の被吸着面が、電磁石16の吸着面に接触し、未だ、後羽根駆動部材5に取り付けられた鉄片部材9の被吸着面が、電磁石17の吸着面に接触していない状態が図5に示されている。そして、この状態においては、既に押圧部材18の押圧部18bは鉄片軸8bの端部8b1 を押しており、他方、ピン14fは端面18cとの摺接を終わり、端面18dとの摺接関係に入ろうとしている。もしも、このような両者のタイミングが合わないと、押圧部18bが鉄片軸8bに接触できない事態が生じるか、セット部材14の回転に支障を及ぼすことになる。そこで、実施例においては、折曲部18aが弾性を有しており、タイミングのずれを吸収できるようになっている。そのため、図5の状態においては、折曲部18aが極めて僅かながら撓んでいることになる。しかし、タイミングのずれに心配がなければ、このように弾性を付与する必要がないし、また弾性を付与する場合でも、ピン14fとの摺接側に付与することも考えられる。また、実施例においては、図5の状態において、押圧部材18の押圧方向が、電磁石16の吸着面に対して略直交する方向となるように設定されている。
【0025】
図5の状態から、セット部材14を僅かに時計方向へ回転させた状態が図6に示されている。この状態においては、鉄片部材9の被吸着面も電磁石17の吸着面に接している。そして、押圧部材19の押圧部19bは鉄片軸9bの端部9b1 を押しており、他方、ピン14fは端面22bとの摺接を終わり、端面22cとの摺接関係に入ろうとしている。このときの両者のタイミングのずれを吸収するために、折曲部19aが弾性を有しており、この状態で極めて僅かながら撓むようにされていることは、上記の場合と同じであり、それに関連する上記の記載は、この場合にも当てはまる。また、この状態において、押圧部材19の押圧方向が、電磁石17の吸着面に対して略直交する方向となるように設定されていることも同じである。そして、この図6の状態においては、既に、先羽根群が展開状態となって開口部1aを覆っており、後羽根群は重畳されて開口部1aの上方位置に格納されている。
【0026】
ところで、セット部材14の押動部14b,14cと各駆動部材4,5の被押動部4d,5dとの関係は、図5の状態から以後図6の状態まで、先羽根駆動部材4を回転させないようにし、且つ図6に示されたように、鉄片部材9の被吸着面が電磁石17の吸着面に正しく接触した瞬間に、後羽根駆動部材5を停止させることが理想である。しかし、そのようなことは製作上、不可能と言っても過言ではない。そのため、図6の状態から、セット部材14を図7の位置まで更に回転させて各駆動部材を僅かに反時計方向へ回転させるようにし、各電磁石への接触が確実に行われるようにする。そして、その間、ピン14fは、押圧部材18の端面18dと、伝達部材22の端面22cとに対して摺動し、原則として押圧部材18,19を動かさないようにしている。従って、図7の状態においては、押さえばね10,11が圧縮緊張され、各鉄片軸8b,9bの端部8b1 ,9b1 は、各取付部4c,5cから離れている。このようにして、シャッタのセット作動は完了し、セット部材14は、カメラ側の部材によって押されたまま、図7の位置に留まっている。
【0027】
このような図7の状態において、カメラのシャッタボタンが押されると、先ず、電磁石16,17に通電され、鉄片部材8,9が鉄芯部材16a,17aに磁気的に吸着保持される。その後、カメラ本体側の部材による突起部14dへの押圧が解かれると、セット部材14はばね15の力によって直ちに追従し、反時計方向へ回転する。このとき、セット部材14の押動部14b,14cが、被押動部4d,5dから離れるが、先ず最初に、押動部14cが被押動部5dから離れる。その離れようとする瞬間の状態が図8に示されている。また、図9には押動部14cが被押動部5dから離れた瞬間であって、押動部14bが被押動部4dから離れようとする瞬間が示されている。この図9に示す瞬間は、強力な駆動ばね13と押さえばね11との力により、駆動部材5が僅かに時計方向へ回転され、その取付部5cが鉄片軸9bの端部9b1 に当接した瞬間でもある。
【0028】
従って、この瞬間に、上記した当接の衝撃によって、鉄片部材9に対して電磁石から離反させる力が大きく働くが、たとえタイミングがずれて押動部14cが被押動部5dから離れていても、押圧部材19の押圧部19bが鉄片軸9bを押しているので、離反させられるようなことがない。このことから分かるように、電磁石17の吸着力は、上記のような衝撃力に対して確実に耐え得る程には必要なく、衝撃力が加わることなしに駆動ばね13によって作用される離反力にのみ耐え得る範囲で良いことになる。従って、消費電力を節約することができ、且つ駆動部材5を所定の作動開始時機まで確実に保持しておくことが可能となる。その後、セット部材14が、図9の状態より更に反時計方向へ回転すると、次の瞬間には、押動部14bが被押動部4dから離れ、先羽根駆動部材4は、強力な駆動ばね12と押さえばね10との力により、僅かに時計方向へ回転される。このときの作動と、それによる効果については、上記した後羽根駆動部材5についての説明と重複するので、その説明を省略する。
【0029】
他方、図9から分かるように、このとき、セット部材14のピン14fは、押圧部材18の端面18dと、伝達部材22の端面22cとの摺接関係が終わり、夫々端面18cと端面22bに対する摺接関係に移る瞬間であるから、上記のようにしてセット部材14の各押動部14c,14bが各駆動部材5,4の被押動部5d,4dから離れた後には、各ばね20,21の付勢力によって押圧部材18,19に反時計方向への回転を許すことになる。それによって、押圧部18b,19bによる各鉄片部材8,9の押圧は解かれ、該押圧部18b,19bを鉄片部材8,9の作動軌跡外へ移動させることになる。しかしながら、既に各駆動部材4,5の取付部4c,5cは、各鉄片部材8,9の端部8b1 ,9b1 に接触しているので、上記したような衝撃的力は生じず、各駆動部材4,5は確実に露光走行開始の初期位置に保持されている。このようにして、セット部材14が図1に示された初期位置に復帰した状態が図10に示されている。
【0030】
その後、制御回路からの信号によって先羽根用の電磁石16に対する通電が断たれると、先羽根駆動部材4は強力な駆動ばね12の駆動力によって急速に時計方向へ回転する。そのため、展開して開口部1aを覆っていた先羽根群は、駆動ピン4bによって作動され、羽根相互の重なりを深めつつ開口部1aを開放し、下方に走行していく。そして、最後に、駆動ピン4bが緩衝部材2に衝突することによって、先羽根群が開口部1a内へバウンドするのが防止され、停止する。このようにして先羽根駆動部材4が露光走行を開始してから所定時間経過すると、後羽根用の電磁石17に対する通電が断たれる。その結果、後羽根駆動部材5は駆動ばね13によって時計方向へ回転され、開口部1aの上方位置に格納されていた後羽根群が、駆動ピン5bによって作動され、展開して開口部1aを閉じていく。そして、最後に、駆動ピン5bが緩衝部材3に衝突することによって、後羽根群のバウンドが防止され、停止する。図1は、このときの状態を示している。
【0031】
尚、上記の実施例の構成においては、押圧部材19にばね21をかけているが、伝達部材22に掛けても差し支えない。また、配置次第によっては伝達部材22は必須ではなく、また押圧部材18側に伝達部材を設けてもよい。更に、各押圧部材18,19の折曲部18a,19aに弾性を付与しているが、各押圧部材18,19全体を弾性材料で製作しても構わない。その場合には、ばね20,21を省くことも可能となる。また、実施例においては、各押圧部18b,19bの形状が、鉄片部材8,9側に凸状をした円弧面として形成されているが、平面であっても構わない。但し、力の集中という点から、また露光作動に先立って退避をスムーズに行えるようにする点(押圧部はカメラの不使用中、長期間、鉄片部材と接触状態にあるため、環境条件によっては接着性を帯びることがある)から、円弧面か球面とすることが好ましい。その場合、円弧面や球面を押圧部材に直接形成する必要はなく、別部品として製作し押圧部材に一体化するようにしても差し支えない。
【0032】
図11は、上記した鉄片部材9の変形例を説明するためのものである。勿論、鉄片部材8についても同じことが言える。但し、両鉄片部材8,9を同じ形状にしなければならないということはない。また、この図11においては、特に混乱を生じる虞もないので各部品,部位には上記の実施例に用いたものをそのまま用いている。この図に示すように、鉄片部材9の鉄片9aと、電磁石17の鉄芯部材17aの形状は、上記の実施例と同じである。異なるのは、鉄片軸9bの端部9b1の形状にある。上記の実施例においては、押圧部材19の押圧部19bに押される面が平面であるが、図11の場合には、吸着部の中心線L上に中心点を有する球面となっている。この面は円弧面であってもそれなりの意味を持つ。このような面とすることによって、押圧部18b,19bの形状に関して上記した効果と同じ効果が得られるほか、鉄芯部材17a,鉄片部材9,押圧部材19の接触関係に多少のずれが生じてもスムーズに接触させることが可能となる。
【0033】
次に、本発明が、同じダイレクトタイプではあるが、駆動部材と鉄片部材との間に、押さえばね10,11を介在させていないシャッタにも適用できることを説明する。図12(a)は、特開平4−62529号公報に記載された第9図と実質的に同じである。この構成のシャッタについては上記の公報に詳しく記載されているが、ここで簡単に説明をしておく。但し、用語と符号の用い方については独自の使い方をする。
【0034】
シャッタ地板に立設された軸Aには、後羽根駆動部材Bが回転可能に取り付けられている。駆動部材Bには孔B1 と折曲部B2 が形成され、またシャッタ地板の背部に配置された後羽根群を作動させるための曲げ部(駆動ピン)B3 が形成されている。この駆動部材Bの背面に立設された軸B4 には揺動部材Cが回転可能に取り付けられている。揺動部材Cには背面側にローラーC1 が取り付けられ、また折曲部C2 は孔B1 から駆動部材Bの表面側に突き出ている。そして、ローラーC1 はシャッタ地板に形成された長孔Dに挿入されている。駆動ばねEはシャッタ地板に立設された軸Fと折曲部C2 に掛けられ、直接的には揺動部材Cに付勢力を与えている。また、上記の折曲部B2 には軸Gが固定され、そこに鉄片部材Hが取り付けられている。この鉄片部材Hの被吸着面は左上方の端面である。
【0035】
この図12(a)は、シャッタのセット状態を示している。従って、この状態においては、鉄片部材Hの被吸着面が図示していない電磁石の吸着面に接していることになる。また、駆動部材Bは、図示していないセット部材がローラーC1 を押すことにより、揺動部材Cを介して反時計方向へ回転され、鉄片部材Hの被吸着面が図示していない電磁石の吸着面に接した状態で、その回転を停止された状態にある。セット部材は駆動部材Bが停止した後も僅かに回転し、駆動部材Bと揺動部材Cとの相対位置を変えて図の状態になっている。このことから分かるように、このシャッタの構成は、上記の実施例における押さえばね11の機能を、揺動部材Cを備えることによって駆動ばねEが果たしているといえる。そして、このシャッタは、ダイレクトタイプであるから、シャッタがレリーズされるまで、セット部材によってこの状態が保たれることになる。
【0036】
ところで、このようなシャッタは、出願人によって実施され、既に公知である。その実施に当たって、上記の公報に記載の発明とは関係がないため該公報には詳細な記載がないものの、以下のような構成が採用されている。その点を図12(b)によって説明する。用いられている符号は図12(a)と共通である。即ち、図12(a)に示された鉄片部材Hは、図12(b)に示されたような形状をして、軸Gに回転可能に取り付けられている。従って、折曲部B2 から更に折り曲げられた二つの折曲部B5 ,B6 が鉄片部材Hの回転止めの役目をしている。
【0037】
このように、鉄片部材Hを軸Gに固定せず、回転可能にしている理由は、鉄片部材Hが回転できると、組立上に誤差があっても、被吸着面を電磁石の吸着面に対して適正に接触させることができるからである。しかし、単に、回転可能にしただけの場合には回転方向への位置調整は可能であってもその他の方向、例えば回転方向と直交する方向への調整は不可能である。そのため、実際の実施品では、鉄片部材Hが軸Gに対し、どちらの方向へも変位可能にするために、鉄片部材Hの孔の径と軸Gの径との間に0.1mm程度の間隙Sを与えている。
【0038】
このように、間隙Sが大きいと、電磁石による保持力が小さい場合には、既に説明したと同じように問題が発生する。即ち、シャッタレリーズによって電磁石に通電し、ローラーC1 からセット部材が退避したとき、駆動ばねEによって揺動部材Cが反時計方向へ回転し、折曲部C2 が孔B1 の縁に当たってからは駆動部材Bが時計方向へ僅かに回転し、軸Gが鉄片部材Hの孔の内壁(それまで電磁石の方へ押していた壁とは反対側の壁)に当接し、鉄片部材Hに衝撃力を与えることになる。このような衝撃力による影響は、セット部材が退避する後まで、鉄片部材Hを電磁石方向へ押圧しているようにした押圧部材を設けることによって防ぐことができる。従って、本発明は、このようなシャッタにも適用することが可能である。尚、この説明からも分かるように、本発明においては、必要に応じて、各押動部や各被押動部としてローラーを用いるようにしても構わない。
【0039】
【発明の効果】
上記のように、本発明によれば、ダイレクトタイプのフォーカルプレンシャッタにおいて、露光走行に先立ってセット部材が初期位置へ復帰するに際し、該セット部材による押圧が解けることによって駆動部材が露光作動開始位置に僅かに作動したとき、その作動によって鉄片部材に当接する力が鉄片部材を電磁石から離反させることのないようにしたものであるから、駆動部材の走行のタイミングを適正に維持でき、且つそれによって消費電力を節約することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の平面図であって、各羽根群の露光走行完了状態を示している。
【図2】本実施例における各羽根群の支持構成を説明するための平面図である。
【図3】実施例の平面図であって、先側押圧部材の移動開始状態を示している。
【図4】実施例の平面図であって、後側押圧部材の移動開始状態を示している。
【図5】実施例の平面図であって、先羽根駆動部材のセット完了状態を示している。
【図6】実施例の平面図であって、後羽根駆動部材のセット完了状態を示している。
【図7】実施例の平面図であって、セット作動の完了状態を示している。
【図8】実施例の平面図であって、セット部材の復帰作動において後羽根駆動部材からセット部材が離れようとしている瞬間を示している。
【図9】実施例の平面図であって、セット部材の復帰作動において先羽根駆動部材からセット部材が離れようとしている瞬間を示している。
【図10】実施例の平面図であって、セット部材が初期位置への復帰を完了した状態を示している。
【図11】本実施例中に示した鉄片部材の変形例を説明するための図面であって、図11(a)は平面図、図11(b)は図11(a)の底面図である。
【図12】本発明を適用することができる公知のシャッタ構成を説明するための図面であって、図12(a)は平面図、図12(b)は図12(a)の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 シャッタ地板
4 先羽根駆動部材
4b,5b 駆動ピン
4c,5c 取付部
4d,5d 被押動部
5 後羽根駆動部材
8,9 鉄片部材
8a,9a 鉄片
8b,9b 鉄片軸
8b1 ,9b1 端部
10,11 押さえばね
12,13 駆動ばね
14 セット部材
14b,14c 押動部
14d 突起部
14f,22a ピン
16,17 電磁石
16a,17a 鉄芯部材
18,19 押圧部材
18a,19a 折曲部
18b,19b 押圧部
18c,18d,22b,22c 端面
19c 長孔
22 伝達部材

Claims (6)

  1. 被押動部を有していて駆動ばねに付勢されて羽根群に露光走行を行わせる駆動部材と、電磁石の吸着面に吸着され得る被吸着面を有していてセット状態になるときには相対位置関係を変え得るようにして前記駆動部材に取り付けられた鉄片部材と、前記被押動部に係接し得る押動部を有しておりセット時に該押動部が前記被押動部を押して前記駆動ばねに抗して前記駆動部材を作動させレリーズ後における前記電磁石への通電後には羽根群の露光走行に先立って初期位置へ復帰するようにしたセット部材と、セット時に前記セット部材に押動されセット状態においては前記被吸着面が前記吸着面に接するように前記鉄片部材を押圧しており前記セット部材の初期位置への復帰に際し前記押動部が前記被押動部から離れた後に前記鉄片部材への押圧を解き前記鉄片部材の作動軌跡外へ退避するようにした押圧部材とを備えていることを特徴とするフォーカルプレンシャッタ。
  2. 前記駆動部材と前記鉄片部材との間に、セット状態において前記被吸着面が前記吸着面に押しつけられることによって緊張される押さえばねを介在させたことを特徴とする請求項1に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  3. 前記被押動部が、前記駆動部材に取り付けられた遥動部材に設けられ、前記駆動ばねが該遥動部材を介して前記駆動部材を付勢していることを特徴とする請求項1に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  4. 前記押圧部材が弾性部を有していて、その弾性が前記鉄片部材の押圧に作用するようにしていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のフォーカルプレンシャッタ。
  5. 前記押圧部材が前記鉄片部材を押圧する面の形状が、前記鉄片部材に対して凸状の球面又は円弧面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のフォーカルプレンシャッタ。
  6. 前記鉄片部材が前記押圧部材によって押される面の形状が、前記押圧部材に対して凸状の球面又は円弧面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のフォーカルプレンシャッタ。
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