JP3788427B2 - ジョークラッシャー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はジョークラッシャーに関し、特に鉱山或いは骨材生産業界にて一次破砕機として使用される装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のジョークラッシャーは3種類に分けられて、いわゆるシングルトグルジョークラッシャー、ダブルトグルジョークラッシャーとドッヂジョークラッシャーである。ドッヂ型ジョークラッシャーは用途が極めて乏しく、シングルトグルジョークラッシャーは構造簡単で軽量であるから移動式破砕施設で好まれる。ダブルトグルジョークラッシャーは頑丈であるが重いために、普通は大形の定置式破砕施設で使われる。
【0003】
たとえシングルトグルジョークラッシャーが簡単な構造で軽量であるとしても、偏った軸と軸承がクラッシャーの上部に配置されて直接に大きい力を加えるように使用され、重骨材を破砕する。特に硬い物を破砕するため軸承の摩耗は必然であり軸承寿命が短く可動顎の軌跡は真っ直ぐではない、つまり可動顎上部の軌跡は円を描き 可動顎下部は楕円或いは上方に傾斜した線を描いていて、顎の被覆の摩耗度が高いことはダブルトグルジョークラッシャーと比べると特別である。ある種のシングルトグルジョークラッシャーを従来技術として図29に示す。
【0004】
ダブルトグルジョークラッシャーは可動顎を持ち大型ブッシングとピンで保持されて組み立てられる可動顎を前後に動かすダブルトグルがある。ダブルトグルに連結されるピットマンの駆動は偏心軸で行う。ダブルトグルジョークラッシャーでは、大きい石などを破砕するために要する力は先ずブッシング・ピン組立て体が支援する。ダブルトグルは増力機構として作用するので偏心軸軸承が支援する力はシングルトグルジョークラッシャーに比して小さく、一般に1/5~1/6である。したがって、軸承の寿命はダブルトグルジョークラッシャーではシングルトグルジョークラッシャーに比して長い。更に、ダブルトグルジョークラッシャーの顎被覆の寿命も可動顎の直線運動のために長い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、長いダブルトグルと、破砕室から出る砕石のサイズを調整するサイズ調整機構の向きとによって、ダブルトグルジョークラッシャーがシングルトグルジョークラッシャーよりも大きくなっている。このことは一層大きく重いダブルトグルジョークラッシャーの構築を要求し、それは同じ容量のシングルトグルジョークラッシャーよりも高価なものである。従って、シングルトグルジョークラッシャーと同様なサイズ、重さ、及びシンプル性を有し、ダブルトグルジョークラッシャーと同様な耐久性を有するジョークラッシャーが、現在求められてきている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
硬い物を破砕するジョークラッシャーに含まれるものにはフレームと固定顎・可動顎があり両顎は間隔を置いて対向関係に配置され破砕すべき硬いものを両顎の間に受け入れる。レバーは軸により前記フレームに連結されて軸の周りを動き第1と第2の延長部を含む。第1延長部は可動顎と連絡する部品及び前記軸と連絡する部品を含み第2延長部は往復運動駆動部と連絡する部品及び前記回転軸と連絡する部品を含む。第2延長部の部品間距離は第1延長部の部品間距離よりも大きく梃子により増幅され可動顎に加えられるべき力を第2延長部に往復運動駆動部から力が加えられた時に発生する。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1乃至図15を参照しながら説明する。
【0008】
ジョークラッシャー10は岩石12あるいは他の塊状物質を破砕し大きさを小さくして次の工程に渡したり多様な用途に使用するために1次破砕機として用いられる。ジョークラッシャー10は破砕施設14の一構成要素になり、これは該当分野の者に周知のものである。岩石12はクラッシャー10の上部開口16に運搬されて破砕室19で破砕される。
【0009】
図1、図5、図6、図7でクラッシャー10は固定顎組立体20を有しており、該固定顎組立体20に固定顎被覆板22が堅固に結合されている。固定顎組立体20はジョークラッシャー10の両側の側板50に結合されている。可動顎組立体24は上部フレーム26に形成された軸承30(図3)に可動顎軸28が収納された形態で上部フレーム26に回転可能に結合されている。可動顎組立体24は固定顎組立体20と対向している。軸承側板57(図5)は軸承30の外側端面に位置していて軸承30を保護する。岩石12は可動顎組立体24と固定顎組立体20との間に受入れられ、可動顎組立体24が第一回転軸を形成する可動顎軸28を中心に回転運動する時に破砕される。
【0010】
2枚の側板50はクラッシャー10の両側面で互いに平行に配置されている。側板ら50と固定顎組立体20は側板の一端で堅固に結合されており、側板の他端には側板連結パイプ51と補強板53が結合されてクラッシャー10のフレームを形成している。図1と図6に示したように、側板連結パイプ51は2枚の側板50を互いに連結する。
【0011】
可動顎被覆板32は可動顎組立体24の内側面34の下部に形成された傾斜板36とウエッジ38、そしてウエッジボルト40とウエッジナット42によって可動顎組立体24の内側面に付着される。可動顎被覆板32が摩耗すれば、ウエッジボルト40とナット42を解放してウエッジ38を除去し可動顎被覆板32を交換することができる。
【0012】
一対の平行して対向するチークプレート44(図6)は破砕室18の両側面で被覆板22及び32に垂直に配置されている。チークプレート44は固定顎被覆板22及び32に垂直に配置されている。チークプレート44は固定顎被覆板22に形成された溝と側板50に付着されたガイド溝(図示せず)との間に嵌合されている。チークプレート44と被覆板22及び32が破砕室18を形成する。破砕室18の下部には固定顎被覆板22と可動顎被覆板32との間の間隔によって決定される破砕岩石出口46がある。
【0013】
レバー48は、図1に示されているように、側板50に回転可能に結合されている。一対の同心軸52(図12)がレバー48に結合されており、これら軸52は軸承55の内に収納されている。軸52は軸承55(図2)の内で回転可能に支持されていてレバー48は第2回転軸である軸線54(図14)を中心に回転可能である。レバー48はハウジング56を有し、このハウジング56は同心軸52の下に位置しており(図1の場合)、可動顎24から離れていく方向に伸びている。ハウジング56には開口部58が設けられており、この開口部を通じて分離可能な調整ブロック60が挿入される。図11に示されているようにトグル板62が調整ブロック60の内側板に連結され、この内側板は可動顎組立体24に近い側である。トグル板62の他端は可動顎組立体24の下部後側に付着されたトグル座64に連結される。図10に示されたように調整鉄板66が調整ブロック60の外側端に近い開口部58に投入されて位置し、この開口部58は可動顎組立体24から遠い側に位置している。調整鉄板66の数字を調節することによってレバー48に対するトグル板62の位置を変化させ、これにより可動顎被覆32と固定顎被覆22との間を変化させて破砕室出口46の間隔を変化させることができる。調整鉄板66と調整ブロック60、そしてトグル板62は全て開口部58の防ぎ板68によって支持される。
【0014】
防ぎ板68の後方には油圧ジャック室70が形成されており、防ぎ板68には孔72が形成されていて油圧ジャックのピストンロッドが開孔72を通じて挿入されて調整鉄板66に形成されている隙間74を過ぎて調整ブロック60を押し出すことができるようになっている。調整ブロック60が油圧ジャックによって押されるようになれば調整鉄板66が自由になり調整鉄板66を追加したり除去することによって破砕室出口46の間隔を調整することができる。ハウジング56と調整ブロック60は回転軸54から延長された第1延長部を構成し、第1延長部は可動顎組立体24と接触して作用することにより、レバー48の運動によって可動顎組立体24を駆動する役割を果たす。
【0015】
また、レバー48はハウジング56から上方に延長された上部延長部76を有しており、この上部延長部76は可動顎組立体24から離れる方向の後方に傾けている。上部延長部76は回転軸54から延長された第2延長部を構成し、この第2延長部はその長さが第1延長部より長いため第2延長部に加えられた力は挺子作用によって増幅した力になりハウジング56と調整ブロック60に伝達される。
【0016】
偏心軸78は側板50に回転可能に連結されていて軸78の長軸の周囲に回転する。図8と図9に2種類の偏心軸が示されている。図8は一体式偏心軸80を示しており、図9は組立式偏心軸82を示す。
【0017】
図8に示されているように、偏心軸78、図8の場合には一体式偏心軸80が一対の側板50によって支持されている。一体式偏心軸80は主軸承ハウジング110の内に収納されている主軸承108によって側板50に回転可能に結合された延長部106を有している。
主軸承108は延長部106を取り巻いており延長部106と軸80は軸中心112を中心に回転する。
【0018】
ピットマン軸承114は軸78の偏心部104の両端に位置している。偏心部104はピットマン軸承114と接触し、ピットマン軸承114は軸78の回転運動をローラー21の往復運動に転換する役割を果たしている。また、ローラー21は、レバー40の上部延長部76と接触して、上部延長部76に往復運動を与える。軸延長部106にはプーリーが結合されていて電動機によって駆動できる。プーリーを軸の一端にのみ設置する場合には軸の他端はホコリの侵入を防止するためにエンドカバー116を用いて密封することができる。本発明ではトグル板62を駆動するためにレバーを使用するため、従来のジョークラッシャーの偏心を、偏心量が数倍に達する偏心軸を使用する必要がある。例えば、レバー48がローラー21によって与えられる力を3倍にすれば、軸78の偏心量も可動顎組立体24の下端部の動きより3倍大きい。
【0019】
偏心軸78の偏心部分104が大きければ軸加工が難しく値段が高くなる。このような難点を解消するために図8の一体式偏心軸に替わるものとして本発明者は図9に示したような組立式偏心軸を開発した。2個の偏心環形態のピットマン軸承座118はキー122によって軸120に取り付けられている。
【0020】
図示された主軸承108及びピットマン軸承114は揺動軸承である。しかし、ピットマン軸承の2つはジャーナル軸承を用いることができ、この場合にはジャーナル軸承に潤滑油を用いて潤滑をしなければならない。
【0021】
レバー48はスプリング偏倚装置(スプリングにより引っ張り力を加える装置)84を有している。スプリング偏倚装置84は内部引張り棒(引っ張り力を伝える棒)86を有しており、この引張り棒86はレバー48の上部延長部76に形成された孔88を通っている。引張り棒86の内側端部90は鉤形態(以後フックと記す)に形成されていて可動顎組立体に付着されたフック92に連結されている。引張り棒86の外側端部94にはネジが設置されていてナット96が結合される。スプリング98はレバー48の後面に形成されたスプリング支持端100とナット96との間に挿入されている。スプリング支持板100にも引張り棒86の通過のために孔が形成されている。ナット96を可動顎組立体24側に向かって引き締めればナット96はスプリング98を圧縮し、スプリング98はスプリング支持板100とナット96を同時に押すようになる。スプリング支持板100に加えられた力はローラー21にレバー端部102が当接することによって相殺され、ナット96に加えられた力はフック92を通じて可動顎組立体24をレバー48側に引く。したがって、可動顎組立体24は固定顎組立体20から離れる方向に力を受けるようになる。このような状態では可動顎24はローラー21の位置によってのみその位置が決められる。スプリング98による偏倚力は可動顎組立体24を後方に引っ張り、トグル座64とトグル板62、そして調整ブロック60、調整鉄板66を通じて防ぎ板68に伝達される。このように伝えられた力は再びレバー48の上端部102がローラー21に圧力を加えるように作用される。偏倚装置84は必要な力を得るために多数を設置することもできる。レバーに設置された偏倚装置の他に本発明では従来に用いられてきた可動顎偏倚装置も併用し、図2に示されている。
【0022】
レバー48が倍力装置というのは挺子原理によって容易に理解できる。レバー48の上端部102に加わった力は増幅されてトグル板62に伝えられて可動顎組立体24を駆動する。
【0023】
図3と図4を参照しながら本発明で可動顎組立体24とレバー48を支持するために使用する軸承システムについて説明しようとする。可動顎支持軸承とレバー軸支持軸承はその構造と作用が同一であるので先ず可動顎支持軸承について説明する。軸承30は3個の面、即ち、左側面124、右側面127、そして下部面125からなって軸承空間126を形成しており、この軸承空間126内に軸28が収納されている。軸承空間126の上側は開放されており、この開放端部128は軸承30の余裕空間になる。軸承の3面124、125、127は熱処理された硬質物質で構成されており、軸28の表面も熱処理された硬質被覆130で覆われていてホコリによる摩耗から軸を保護している。軸承の左側面124と右側面127との間の距離は軸直径より僅か大きく(例えば、1ミリメートル)、可動顎軸は偏倚装置の偏倚力と岩石の破砕力によって常に右側面127と接触して運動し、左側面124とは正常な状態では接触することがない。軸承30は全体的に垂直線から後側に傾いており、これは岩石破砕力を右側面127に垂直に受けるためのことである。岩石破砕力を右側面127に垂直に受けることは可動顎軸が岩石破砕力を受ける時に右側面127の壁面に沿って滑ることを防止する。理想的な傾き角度は可動顎被覆板32の傾いた角度と同一であるが、この角度から約15度程度の偏差は必要な場合には許容できる。
【0024】
図3には可動顎組立体24が固定顎組立体20から最も遠く離れている時の軸の位置が示されている。図4には可動顎組立体24が固定顎組立体20に最も近接した状態である時の可動顎軸28の位置が示されている。破砕室内の岩石12は可動顎組立体24が図3の最も遠い位置から図4の最も近い位置に移動する過程で破砕される。この過程では可動顎軸28は非常に大きな力を受けるようになり、可動顎28は右側面127を強く押さえるようになる。このような状態で可動顎軸28が時計回り方向に回転すれば可動顎軸は右側面127の表面から上方向に転がり上がるようになる。この運動中に軸28が右側面127上で滑らなく、従って摩耗や動力損失も起こらない。摩擦による摩耗は接触面に作用する力と滑りが起こる距離との掛け算に比例するが、ここでは滑りが起こらないため摩耗が起こらない。実質的に可動顎軸28と右側面127は一種の巨大な揺動軸承を形成するようになる。
【0025】
可動顎軸28は破砕された岩石が放出される周期には右側面127に沿って下方に転がり下りるようになる。放出周期の間には可動顎組立体24が図4の近接位置から図3の最も離れた位置に移動し、破砕室18内に存在していた岩石は下方に流れて下りる。また、そのうち、一部分は放出区46(図2)を通じて排出される。
【0026】
可動顎軸28が軸承30内で動く距離は大型ジョークラッシャーでも2〜3ミリメートルに過ぎず、回転角度は1度を越えない。このような条件下で従来のピンとブッシング結合体を使用する時、ピンとブッシングとの間の潤滑膜を適切に維持することは非常に困る。ピンがブッシング内で動く速度が遅い場合には潤滑膜が破壊されないようにするためには比較的に軽い負荷しか掛けることができない。強い負荷下では潤滑膜がすぐ途絶えピンとブッシングの摩耗が発生する。遅い運動速度下では潤滑剤の供給も循環ポンプのような供給手段がない場合には確実な供給を保障できない。循環ポンプは設置費が追加される点の他にも持続的な整備問題も招く。ピンとブッシングの代りに通常の揺動軸承を使用すると、先ずその大きさが非常に大きく値段も非常に高い。図30に示された従来のシングルトグル型ジョークラッシャーにおいて揺動軸承は最も高価の部品である。
【0027】
本発明の特殊揺動軸承は整備に関する問題と経費を大幅減少させる。ホコリが激しい環境での潤滑に関する問題を大幅減少させるのに効果がある。この特殊揺動軸承は製作コストも節減させる。しかし、本発明のジョークラッシャーにおいてこの特殊揺動軸承を用いるのが推薦されるが、軽負荷クラッシャーのような場合に従来のピンとブッシング軸承を使用して本発明のクラッシャーを構成するのも本発明のジョークラッシャーで排除しないという点は留意しなければならない。
【0028】
レバー軸52がレバー軸承55(図2)内で運動する形態も以上説明したような原理が適用される。レバー軸承55も可動顎軸軸承30の場合のように右側壁(可動顎軸軸承の127に該当するもの)が岩石破砕力を垂直に受けることができるように傾いている。レバー軸52は軸承内部で上下運動を可動顎軸28の場合と同一にし、可動顎軸28が上昇する時に(岩石破砕ストロークで)レバー軸52も上昇し、可動顎軸28が下降する時にレバー軸52も下降する。しかし、レバー軸52の上下運動軸は可動顎軸28の運動範囲より数倍大きく、これはレバー軸52の回転角度が可動顎軸28の回転角度よりはるかに大きいためである。
【0029】
図15を参照しながら本発明のジョークラッシャーの第2実施例について説明する。図15には移動式ジョークラッシャー施設が示されている。これはジョークラッシャー10とフィーダー140、ホッパー142、コンベヤーベルト144、シャーシー146、そして車輪148とブレーキ(図示せず)などで構成されている。
【0030】
移動式ジョークラッシャー施設149は道路を走行するように設計されており、その高さは法によって規制されている。通常、ジョークラッシャー施設149において最も高い部分はホッパー142である。道路通行法の規定に合うようにホッパー142の高さを低くするためにはホッパーの底を形成するフィーダー140の高さを低くしなければならない。フィーダー140は固定顎組立体20の上方に位置するのでジョークラッシャー施設全体の高さを低くするためには固定顎組立体20を傾くように配置して高さを低くしなければならない。
【0031】
この実施例ではレバー組立体の構造が図1とは異なる。以下、このような形態のレバーをB形レバーという。2種類類型のレバー、即ち、A形レバーとB形レバーの両方において第1延長部は第2回転中心(レバー回転中心)からトグル板中心または動力伝達ローラー(後に説明する)中心までに定義される。そして、レバーの第2延長部は第2回転中心からレバー上端部の偏心ローラー接触部または他の往復運動駆動部(例えば、油圧シリンダー)接触部までの距離と定義される。この定義によればB形レバーでは第2延長部が第1延長部を含む。レバー150を支持するレバー軸200は調整室160の下方に位置していて図1の実施例のように調整室の上方にレバー軸が位置した例と異なる。レバー軸200はレバー150でなく側板250に固定され、そしてレバー軸軸承240は側板250でなくレバー150に付着されていて、調整室160の下方でレバー150を支持している調整室160の機能は図1に示した調整室の機能と同一である。
【0032】
レバー150の上端部252は偏心ローラー210と接触して往復運動し、これは図1の第1実施例の場合と同一である。レバー軸200とレバー軸軸承240の表面が熱処理された硬質物質で被覆されていることも同一である。軸承240には開口部246が設けられ岩石を破砕する周期で軸承240とレバー150が僅か上昇する時に軸200に干渉されないようになっている。
【0033】
図15に示すレバー150の上端252の移動方向は可動顎組立体24の場合と同様である。引張り棒218は可動顎組立体24の後側のフック222に連結されて、レバー150の開口部(レバー48の開口部88と同様)を抜けて伸びている。レバー150と可動顎組立体24に張力を与えるために、また各種接触部材の間に空間を生じないように、引張り棒218の一端がスプリング230とナット220によってブラケット237に連結され、ブラケットは側板250に固定されている。
B形レバーでは上端部の運動方向がA形レバーとは異なって可動顎組立体の運動方向と一致している。そして、全ての連結部位の間隙を無くすための引張り棒218と緊張スプリング230を支持するために緊張装置232に付いているブラケットは側板250に付着されている。
【0034】
引張り棒218の他端が可動顎組立体24に結合されていることは図1のとおりであって、緊張スプリング230をレバー150の方に引き戻している。フック222が可動顎組立体24の下部に位置しているため、可動顎軸28にかかる張力が不十分で可動顎軸28を軸承壁(図示せず)に接触させておくことができない。
【0035】
それで、この実施例では、可動顎軸付近に緊張装置232を追加的に設置する。緊張装置232は引張り棒234と可動顎組立体24の背面に付着されたフック236、スプリング239、ナット238、そして側板に付着されたブラケット等で構成されたのは他の緊張装置と同一である。
【0036】
開口部160の上部244にはナット孔とボルトの組立体242が設けられ、調整ブロック170とトグル板172を組立てる時に、調整ブロック170の移動を防止する。
【0037】
図15の第2実施例ではジョークラッシャー10が高さを低くするために傾いた形態で使用されるものが示されたが、図1の場合のように傾かない形態で製作することも必要によってもちろん可能である。
【0038】
図16は本発明の第3実施例を示したものである。この実施例ではレバー48から可動顎組立体24への動力伝達をすることにおいて、図1のトグル板62または図15のトグル板172と他の動力伝達手段を使用する。そして、可動顎とレバーを支持する他の方法と機構が提供される。
【0039】
ローラー座171は調整ブロック60の端部に付着されており、他のローラー座129は可動顎動力伝達板131の頭部132に付着されている。可動顎動力伝達板131の足部133は可動顎組立体24の背面に付着されている。動力伝達ローラー141はフランジ134によって支持されローラー座171と129との間に挟まれている。レバー48が可動顎組立体24を固定顎組立体20側に押す時に動力伝達ローラー141はローラー座129面に沿って僅か転がり上がりローラー座171面に沿っては僅か転がり下りる。このような揺れ運動は可動顎組立体24が固定顎組立体20から離れる時には反対となる。動力伝達ローラーのこのような回転運動は動力伝達時に動力損失と摩耗を顕著に削減する。
【0040】
次に図16、17、18を参照しながら可動顎とレバーを支持する他の方法について説明しようとする。
【0041】
レバーと可動顎を支持する機構と原理は全く同じである。したがって、図17を参照しながらレバーを支持する方法についてのみ説明する。
【0042】
レバー支持板180は頭部181と本体182を有している。本体182は岩石破砕力を受けるために側板50に堅固に結合されている。
【0043】
頭部181は本体182より幅が狭いためレバー48の両側板の間に挟まれて位置する。頭部181は両側面にカバー板183を有していて頭部181に埋込ボルト184で固着されている。
【0044】
頭部181は熱処理された硬質ローラー座185を有していて頭部181の垂直な内面を保護する。頭部181の底板186はローラー座185に対して直角に配置されていてレバー48が作動しない時にその重量の一部を支えるようになっている。
頭部は円筒状レバーローラー187を空間に受け入れる。この空間は底板186と2枚の側面カバー板183とローラー座185により形成されていて、レバーローラー187を確実に支持する。
レバーローラー187はレバーアングル188と接触し、アングル188はレバー48の背板47の内面に固定されている。レバーアングル188の内面はレバーローラー187の表面によく馴染み、レバーローラー187を掴んでいる。それで、レバーアングル188とレバーローラー187の間には滑りが無く、レバー48が動作する時には一体となって動く。
【0045】
レバー48が可動顎組立体24を固定顎組立体20側に押す時、レバーローラー187はローラー座185面に沿って転がり上がるようになるが、これは図3と図4で可動顎軸が動くことと同一である。そして次の行程時はレバーローラー187はローラー座185に沿って転がり下りるようになる。
【0046】
この運動によって動力損失や摩耗は起こらない。
【0047】
前述のように可動顎支持システムもレバーの場合と同様な機構と原理が適用される。可動顎掛け23は垂直線から僅か傾いた内面25と天井フランジ29を有しており、摩耗されれば交替可能な可動顎アングル27が可動顎掛け23の内面を保護している。可動顎アングル27下方には可動顎ローラー19があり、可動顎ローラー19は可動顎支持板49のアングル形態の頭部59によって支持される。
【0048】
可動顎支持板55は岩石を破砕する力を支援するために上部フレーム26に堅固に付着されている。可動顎支持板49の頭部59はその内面が硬質の被覆591及び592で覆われて保護される。この可動顎単一ローラー軸承の作動機構は先に説明したレバー単一ローラー軸承の作動機構と完全に同一である。
【0049】
ひとつの留意点は可動顎が岩石を破砕しなかったり復帰する行程時にはローラー19と被覆591及び592との間に滑りが発生することがあるということである。この場合、可動顎単一ローラー軸承に付加される荷重は可動顎の重量程度であり、回転角度が非常に小さいため摩耗は無視できる程度である。
【0050】
しかし、レバーの場合は回転角度が可動顎の場合と比較すると非常に大きいため、滑りによって発生できる摩耗は無視するのが難しい。大型ジョークラッシャーではレバーの重量が約10トンに達する。
【0051】
そして、この重量を緊張スプリング981(図2)の緊張力のみで耐えるのは難しい。このような場合には滑りを防止するためにレバーの重量がレバーローラー187に作用することを防止する必要がある。
【0052】
図16にレバーローラー187に加えられるレバー48の重量を除去したり減らすことができる新たな緊張装置が示されている。この新たな緊張装置の作用でレバーローラー187は被覆185の表面をクラッシャーが無負荷である状態でも緊張スプリング981(図2)の圧縮力によって滑ることなく転がり上がったり下りたりする。
【0053】
図17にはレバーローラー187に加えられるレバー48の重量を除去するための他のレバー緊張装置の実施例が示されている。この実施例では緊張装置の長石板が調整室56の天井部に固着されており、スプリング座はレバー支持板182に傾いて付着されていて、レバー48は緊張スプリングの力によって上方と後方への力を受ける。上方に作用する力はレバーローラー187でレバー48の重量を除去するのに用いられ、後方に作用する力はレバーローラー187を被覆185に圧着させるのに用いられる。したがって、上方と後方への力の全てがクラッシャーが無負荷状態で運転される時にもレバーローラー187が被覆185表面で滑らないように有効に作用する。
【0054】
図19には動力伝達ローラーを使用するB形レバーが示されている。
【0055】
図16に示された動力伝達ローラー141と付属品はB形レバー150にも必ず共に用いることができる。しかし、この場合にはレバー150の運動方向が図16のA形レバー48のそれとは正反対であるため、動力伝達ローラー141の運動も反対となる。このような理由で動力伝達ローラー支え板253が図16とは異なって調整ブロック60に形成されている。
【0056】
図20と図21には本発明の第4実施例が示されている。この実施例ではレバー450は偏心軸の代りに油圧シリンダー401によって駆動される。
【0057】
図21には図20でクラッシャー10の一部分として示された油圧シリンダー401と周辺部品の拡大断面図が示されている。図20を見てみると、図1の側板連結パイプ51は図28に示されているように一側面に丸い孔が多数形成されている四角形断面のパイプに代替された。この丸い孔の周囲にはフランジ550が設置されている。図21を参照すれば、油圧シリンダー401はそのフランジ412がボルト403によって四角パイプ400のフランジ550に堅固に結合されている。
【0058】
油圧シリンダー401の内部には軸方向への運動のためにピストン404が挿入されている。ピストン404の外側表面399には半球形溝398があってピストンロッド406の第1端部410がその溝に結合されている。油圧シリンダー401と対向しているレバー450の上端部には油圧シリンダー401の個数に合せて孔が形成されており、この孔には油圧シリンダーと類似した直径の短い固定パイプ402が結合されている。
【0059】
短い固定パイプ402の後面は閉鎖されており、その部分に第2ピストンロッド座405がボルト393で結合されている。ピストンロッド座405には半球形溝があってピストンロッド406の第2端部411が結合されている。ピストンロッド406の第1球形端部410と第2球形端部411の内部にはネジ切りされた中心孔397があってピストンロッド406の端部に設置されたネジが結合される。
【0060】
ピストンロッド406の両側球形端部410及び411も球形に内部が形成されたワッシャー408及び409によって覆われてボルト396によって元の位置から外されて出ないようになっている。また、シリンダー401のエンドキャップ395にはネジ切りされた孔394があって、パイプ407がネジ止めされ、圧力油を受け入れる。
【0061】
油圧シリンダー401は円錘形態の伸縮性ゴム膜413によってホコリから保護される。
【0062】
ゴム膜413の一端は油圧シリンダーフランジ412にボルトによって付着されているゴム膜フランジ418に連結される。ゴム膜フランジには外部に結合溝が形成された短いパイプ419が形成されている。このパイプ上にゴム膜を覆い、ゴム膜413をリング420で引き締めることによりゴム膜は固着される。ゴム膜413の他端はピストンロッド406の第2端部411の付近にピストンロッドの本体に形成された溝392とリング421の間に挟み込まれる。ゴム膜はピストンから漏れる微量の油圧油を油圧油タンクに戻すためのドレーンパイプ414を有している。四角パイプ400の中央部位には図29に示されているようなゴムみたいな弾性体で作ったストッパ415が付着されている。この部品はレバー450が緊張スプリングによって可動顎側に接近してくる時に境界線を確定する役割を果たす。この境界線はレバーの運動出発点になる。
【0063】
油圧シリンダー401の内部は硬質の熱処理された被覆417で覆われている。ピストン404にはピストンリング4041が多数あって油圧油が被覆417の間に漏れないようにする。ピストン外側面の半球形溝は漏れる油圧油によって濡らされて潤滑され、ピストンロッド座405上の半球形溝はグリースニードル422に供給されるグリースで潤滑される。
【0064】
図22は油圧シリンダーを駆動するための油圧回路図である。
【0065】
油圧ポンプ460は一定量の高圧作動油を油圧シリンダー401に供給する。タイミングバルブ461は周期的に、例えば、一分当り100〜300回程度の速度で開閉を繰り返すことによって油圧シリンダー401に圧力が加えられたりなくなることを繰り返すようにする。
【0066】
リリーフバルブ462は非正常的な高圧が油圧システムに作用すれば開放されてシステムを保護する。このような場合は破砕室18内部に破砕が不可能な鉄類が投入された場合である。
【0067】
タイミングバルブが開放されていると油圧シリンダー401に圧力が作用しない。この状態では緊張スプリング416と他の緊張スプリング(図20と図2参照)の力でレバー450が油圧シリンダー401を押すことにより収縮され、レバー450はストッパ415と接するようになる。
【0068】
油圧ポンプ460は回路に油圧油を供給するが、タイミングバルブ461が開放されている時には、油圧油は油圧油タンク463に戻り、油圧シリンダー401の動きは起こらない。油圧ポンプ460は示されていない電気モータやエンジンによって駆動され、通常運転速度は1500rpm以上である。油圧ポンプの運転速度が高速であるので通常油圧ポンプ軸と原動機軸は別途の減速装置無しに直結して運転する場合が多い。
【0069】
ジョークラッシャー10の破砕作用は間歇的であるので、破砕が起こらない周期の間に原動機から供給される機械的エネルギーをフライホィールのような装置に保存する必要がある。本発明のこの実施例ではフライホィールを原動機軸に装着する。原動機軸の回転速度はジョークラッシャー10の作動速度より6〜9倍高速であるので、重量が少ないフライホィールも従来のジョークラッシャーに装着された大きなフライホィールと同一な量の機械的エネルギーを保存することができる。
【0070】
油圧ポンプ460が正常稼動速度に到達すると、タイミングバルブを駆動する別途の駆動モータを稼動させてタイミングバルブ461が開閉されるようにする。
【0071】
タイミングバルブ461が閉鎖されると、油圧油は油圧シリンダー401に供給され、油圧シリンダー401がレバー450を押して可動顎組立体24が岩石12を破砕する。
【0072】
タイミングバルブ461が開放されると、油圧ポンプ460から供給される油圧油と油圧シリンダー401から緊張スプリング416等の力によって排出される油圧油とが合わせられてタイミングバルブ461を通じて油圧油タンク463に戻る。これと同時にレバー450は油圧シリンダー401側に動いて四角パイプ400上のストッパ415に着くまで後退する。タイミングバルブが開放されて油圧油がタンク463に排出される周期の間にはアキュムレイター464が排出される油圧油中の一部を吸収した後、タイミングバルブ461が閉鎖されて油圧油の排出が中断された時に吸収した油圧油をタンク463で流せ続ける。アキュムレイター464のこのような作用によってタイミングバルブ461から油圧油タンク463に達する長い導管内で水撃作用と呼ばれる衝撃的な圧力変化が起こらない。
【0073】
タイミングバルブ461が再び閉鎖されると、クラッシャー10の破砕作用が繰返される。
【0074】
万一破砕できない異物、例えば掘削機の歯のようなものがクラッシャーに投入されると、リリーフバルブ462が開放されて回路内の過度な圧力上昇を防止し、クラッシャー10の破砕作用も中止される。
【0075】
図23にタイミングバルブ461とその駆動装置の一つの実施例が示されている。ここに示されたバルブ461は応答が速く漏れが少ないポペットタイプのバルブである。しかし、他の形態のバルブも用いることができることはもちろんである。
【0076】
バルブ本体はポペット接触面を中心に高圧部466と低圧部468に区分できる。低圧部には分離可能なエンドカバー445と短い管形態の案内部423がある。案内部423の内側端部にはフランジ447があってポペット438が後退できる限界を定める。案内部423の内部には案内ブッシング424が設けられており、案内部423の外側端部にはオイルシール425が装着されている。ポピット438の軸部分426は案内ブッシング424内に位置しフランジ447とポピット座440とで定義されている空間内で直線往復運動をする。ポピット軸426は階段部分470を有しておりこの階段部470にスプリングワッシャー427が接触している。スプリングワッシャー427は二つのスプリング、つまり開放スプリング428と閉鎖スプリング429を支持している。閉鎖スプリング429の外側端部はフォロワーハウジング430と接触している。フォロワーハウジング430は案内孔431を有しており、ポピット軸426の一端がこの案内孔431内に入っている。フォロワーハウジング430はポピット軸426上で非常に短い距離を自由に滑ることができる。ポピット軸の端部にはネジ部が設けられていて、ナット432によってフォロワーハウジング430がスプリング428と429の力を受けるように支持する。案内孔431の内部はグリースニップル422から供給されたグリースによって潤滑される。
【0077】
フォロワーハウジング430はフォロワー軸433とフォロワー434を有している。フォロワー434はフォロワー軸433に2つの揺動軸承435を介在して結合されている。フォロワー434は電動機や油圧モータのような原動機480の軸436に装着されたカム437によって駆動される。
【0078】
先に説明したように、バルブ本体はポピット座440を中心に高圧部466と低圧部468に区分でき、ポピット438がバルブ461を閉鎖している状態ではポピット438は高圧部と低圧部との間の圧力差に比例する非常に大きな力を受けている。この大きな力を相殺させて作動を円滑にするために均衡ピストン439がポピット軸に設置されている。この均衡ピストンの相殺作用でバルブの開閉はスプリング428及び429、そしてフォロワー434によってのみ統制される。
【0079】
閉鎖スプリング429は開放スプリング428より強いスプリングからなっている。したがって、フォロワーハウジング430がポピット438を押してバルブ461を閉鎖する時には開放スプリング428のみが圧縮され始める。しかし、ポピット438がポピット座440に接してバルブ461が完全に閉鎖されると、閉鎖スプリング429も圧縮され始め、フォロワーハウジング430はポピット軸426上を滑るようになる。しかし、この滑りが最少化されるようにカム437の形態が調整されている。
【0080】
カム437の形態は二つの互いに異なる直径を有する半円を組み合わせて形勢されていて、ポピット438が完全開放位置と完全閉鎖位置のうちの一つの位置にのみ留まるようになっている。
【0081】
バルブ常時開放カム441は原動機が停止した時に常にバルブ461が開放されている状態にあるようにするために原動機軸に装着されている。
【0082】
バルブ常時開放カム441は偏心延長部を有していて、板スプリング442とフォロワー444が共に作用して原動機軸がタイミングバルブ461を開放させた位置で停止するようにする作用をする。
【0083】
図25はタイミングバルブ461が閉鎖されている時のバルブ常時開放カムの位置を示している。この状態ではフォロワー444がバルブ常時開放カムによって下方に最大限押されて下りている。万一、この状態で原動機480が駆動を停止すると、板スプリング442の弾性力がフォロワー444を通じてバルブ常時開放カムを逆に駆動させて図26に示したような状態に180度回転させて停止させるようになる。この状態ではタイミングバルブ461が開放されている状態に調整されている。
【0084】
図25は原動機480が駆動を止めた時にバルブ常時開放カムが偶然に取れる最も確率の低い位置を示した図面である。図25に示したものと異なるいずれかの角度でも原動機480が駆動を止めると図26に示した状態に戻って原動機軸が止めるようになる。したがって、タイミングバルブ461は原動機480の駆動が止めた時は常に開放されてレバー450はストッパ415と接している状態で停止しているようになり、次回駆動に対して準備された態勢となる。
【0085】
図24は図23のタイミングバルブ461の代りに使用できる電子油圧バルブ530を示しており、図28はこの電子油圧バルブを駆動するための電気回路を示している。油圧回路は図22の油圧回路が同一に用いられる。図27には図28の電気回路図に示されているフィードバックセンサースイッチ510及び512、そしてこれらセンサースイッチ510及び512を作動させるためにレバー450に付着されレバーと共に動くレバーカム543が示されている。図24の数字番号は図23の部品と同一な部品に対しては同一な番号を使用した。
【0086】
図27と図28に示されているように、2つのセンサースイッチ、つまり、前進スイッチ510と後退スイッチ512は電気的に直列連結されている。前進スイッチ510はレバーカム543と接しない状態では開放されており、後退スイッチ512はレバーカム543と接しないと常に閉鎖された状態にある(図28)。前進スイッチ510と後退スイッチ512が閉鎖される場合のみ油圧バルブがソレノイドコイル531によって閉鎖されるようになり、前述のようにレバー450が油圧シリンダー401によって動いて岩石を破砕する。クラッシャー10が稼動される前には緊張スプリングの力でレバー450がストッパ415と接するまで後退している状態におり、この状態では前進スイッチ510がレバーカム543に接している。したがって、前進スイッチ510は閉鎖状態にあるようになる。油圧ポンプ460が正常速度に稼動されると油圧ポンプから作動油が油圧回路に供給されるが、電子バルブ530のソレノイド531には電気が供給されず、バルブ530は開放された状態におり、作動油はタンク463に戻る。この状態で図28の電気回路に電力が供給されると、電気は自由閉鎖状態にある後退スイッチ512とレバーカム543に着いて閉鎖状態になった前進スイッチ510を通じて電磁接触機のソレノイドコイル514に流れる。電磁接触機ソレノイドコイル514は電磁接触機522を駆動させて閉鎖状態になるようにし、電気は油圧バルブ530のソレノイドコイル531にも流れるようになる。ソレノイドコイル531に電気が流れると油圧バルブ530が閉鎖され、前述のように油圧シリンダー401に油圧油が供給され、油圧シリンダー401の作動によってレバー450が動いてクラッシャー10の岩石破砕が始まる。レバー450が動き始めると、前進スイッチ510は開放状態となる。ところが、前進スイッチ510には並列に電磁接触機522の補助スイッチ端子520が連結されていて、一応電磁接触機が閉鎖されると補助スイッチ端子520も閉鎖されるため、レバー450の運動によって前進スイッチが開放されても電磁接触機522のソレノイドコイル514には補助スイッチ端子520を通じて続けて電流が供給され、したがって、油圧バルブ530の閉鎖状態も継続して維持される。
【0087】
レバー450が前進行程の終わりに達すると、レバーカム543が後退スイッチ512を接触し、後退スイッチ512が開放されると電磁接触機522のソレノイドコイルに流れる電流が遮断される。これによって電磁接触機522と油圧バルブ530が順次に開放され、レバー450は前進を止め緊張スプリングの力で後退し始める。ひとつの留意点は電磁接触機が開放されると補助スイッチ端子520も共に開放されてしまうというものである。レバー450が後退し始めると、後退スイッチと接触したレバーカム543が後退スイッチから離れ、後退スイッチは再び閉鎖状態に戻る。しかし、前進スイッチ510と補助スイッチ端子520の両方が全て開放されているので電磁接触機522のソレノイドコイル514には依然として電流が流れない。レバー450が後退行程の終わりに達すると、レバーカム543が前進スイッチ510と接触し、前進スイッチ510が閉鎖されると前述のようなレバー450の前進行程が繰返され、レバー450によって駆動される可動顎組立体24が岩石12を破砕する行程が繰返されクラッシャー10は継続して稼動される。今まで2種類形態の油圧シリンダー駆動回路、即ち、開放回路とフィードバック回路を説明した。しかし、本発明は実施例で示した範疇に限定されず、油圧回路などに幾多の変形がありえる。
【0088】
【発明の効果】
本発明の最も重要な点は油圧シリンダーの駆動力を簡単で耐久性の良いレバーによって数倍に増幅させて使用するという点である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるジョークラッシャーの一つの実施例の断面図であって、図7のA−A´線に沿って切開した。
【図2】図1と同一なジョークラッシャーの断面図であって、図7のB−B´線に沿って切開した。
【図3】図1に示すジョークラッシャーにおける可動顎軸とその軸承の拡大断面図であって、可動顎が固定顎から最も遠くなった状態を示した図面である。
【図4】図1に示すジョークラッシャーにおける可動顎軸とその軸承の拡大断面図であって、可動顎が固定顎に最も近い状態を示した図面である。
【図5】図1のジョークラッシャーの正面図である。
【図6】図1のジョークラッシャーの平面図である。
【図7】図1のジョークラッシャーの背面図である。
【図8】図1のジョークラッシャーの偏心軸組立体の拡大断面図である。
【図9】図1のジョークラッシャーの組立式偏心軸組立体の拡大断面図である。
【図10】図1のジョークラッシャーにおいてレバー組立体に用いられる調整鉄板の平面図である。
【図11】図1のジョークラッシャーにおいてレバーと可動顎とを連結するトグル板の平面図である。
【図12】図1のジョークラッシャーに用いられるレバー組立体の正面図である。
【図13】図1のジョークラッシャーに用いられるレバー組立体の側面図である。
【図14】図1のジョークラッシャーに用いられるレバー組立体の透視図である。
【図15】本発明のジョークラッシャーの第2実施例を含んでる移動式ジョークラッシャー施設の単純化された側面図である。
【図16】本発明のジョークラッシャーの第3実施例の断面図であって、レバー組立体から可動顎に力を伝達する他の機構と固定顎及びレバーを支持する他の機構を示した図面である。
【図17】 ジョークラッシャーに適用された他の緊張装置を示した断面図であって、レバーローラーに加えられるレバーの重量を減少させるための緊張装置を示した図面である。
【図18】図16のジョークラッシャーに提供されたレバー支持軸承の分解透視図である。
【図19】本発明の第4実施例の断面図であって、動力伝達ローラー組立体の他の実施例を示す。
【図20】本発明に係るジョークラッシャーの第5実施例の断面図であって、油圧レバー駆動機構を示す。
【図21】図20の実施例に用いる油圧シリンダー組立体の拡大断面図である。
【図22】図20の実施例に用いるレバー駆動用油圧回路を示した図面である。
【図23】図20の実施例に用いる油圧タイミングバルブとその駆動機構を示した断面図である。
【図24】図20の実施例に提供されたソレノイド油圧バルブの拡大断面図である。
【図25】図23のタイミングバルブと駆動機構において油圧バルブ開放カムとフォロワーの作用を示す単純化された部分拡大図である。
【図26】図23のタイミングバルブと駆動機構において油圧バルブ開放カムとフォロワーの作用を示す単純化された部分拡大図である。
【図27】図23の油圧バルブに用いられる電気センサースイッチとカムを示した模式図である。
【図28】図23の油圧バルブに用いられる制御用電気回路図である。
【図29】図20の四角パイプに対する透視図である。
【図30】従来のシングルトグルジョークラッシャーの断面図である。
【符号の説明】
10:ジョークラッシャー
12:岩石
14:破砕施設
16:上部開口
18:破砕室
19:可動顎ローラー
20:固定顎組立体
21:ローラー
22:固定顎被覆板
23:可動顎掛け
24:可動顎組立体
25:可動顎掛けの内面
26:上部フレーム
27:可動顎アングル
28:可動顎軸
29:天井フランジ
30:可動顎軸軸承
32:可動顎被覆板
34:可動顎組立体の内側面
36:傾斜板
38:ウエッジ
40:ウエッジボルト
42:ウエッジナット
44:チークプレート
46:破砕室出口
47:A型レバーの背板
48:A型レバー
49:可動顎支持板
50:側板
51:側板連結パイプ
52:レバーの同心軸
53:補強板
54:レバーの第2回転軸である軸線
55:レバー軸承
56:ハウジング
57:軸承側板
58:開口部
59:可動顎支持板の頭部
60:調整ブロック
62:トグル板
64:トグル座
66:調整鉄板
68:開口部の防ぎ板
70:油圧ジャック室
72:防ぎ板の開孔
74:調整鉄板の隙間
76:レバーの上部延長部
78:偏心軸
80:一体式偏心軸
82:組立式偏心軸
84:レバーのスプリング偏倚装置
86:レバーのスプリング引張り棒
88:レバーの上部延長部に形成された孔
90:可動顎側端部
92:可動顎組立体に付着されたフック
94:引張り棒の外側端部
96:引張り棒の外側端部のネジに嵌めるナット
98:スプリング
100:スプリング支持板
102:レバー端部
104:軸の偏心部
106:一体式偏心軸の延長部
108:主軸承
110:主軸承ハウジング
112:一体式偏心軸の軸中心
114:ピットマン軸承
116:エンドカバー
118:ピットマン軸承座
120:組立式偏心軸の主軸
122:ピットマン軸承座に嵌めるキー
124:可動顎支持軸承の左側面
125:可動顎支持軸承の下部面
126:可動顎支持軸承の軸承空間
127:可動顎支持軸承の右側面
128:軸承空間の開放端部
129:他のローラー座
130:硬質被覆
131:可動顎動力伝達板
132:可動顎動力伝達板の頭部
133:可動顎動力伝達板の足部
134:フランジ
140:フィーダー
141:動力伝達ローラー
142:ホッパー
144:コンベヤーベルト
146:シャーシー
148:車輪
149:移動式ジョークラッシャー施設
150:B型レバー
160:開口部
170:調整ブロック
171:ローラー座
172:Bレバーのトグル板
180:レバー支持板
181:レバー支持板の頭部
182:レバー支持板の本体
183:レバー支持板頭部カバー板
184:埋込ボルト
185:硬質ローラー座
186:底板
187:レバーローラー
188:レバーアングル
200:レバー軸
218:引張り棒
220:ナット
222:可動顎組立体の背面にあるフック
230:緊張スプリング
232:緊張装置
236:フック
237:ブラケット
238:ナット
239:スプリング
240:レバー軸軸承
242:ボルト組立体
244:開口部の上部
246:軸承には開口部
250:側板
252:レバーの上端部
253:動力伝達ローラー支え板
392:ピストンロッドの溝
394:エンドキャップのネジ孔
395:油圧シリンダーのエンドキャップ
396:ボルト
397:第2球形端部の中心ネジ孔
398:ピストンの半球形溝
399:ピストンの外側表面
400:四角パイプ
401:油圧シリンダー
402:短い固定パイプ
403:ボルト
404:ピストン
4041:ピストンリング
405:ピストンロッド座
406:ピストンロッド
407:油圧管
408:ワッシャー
409:ワッシャー
410:ピストンロッドの第1球形端部
411:ピストンロッドの第2球形端部
412:油圧シリンダーフランジ
413:ゴム膜
414:油圧用ドレーンパイプ
415:ストッパ
416:緊張スプリング
418:ゴム膜フランジ
419:短いパイプ
420:リング
421:リング
422:リング
423:管状案内部
424:案内ブッシング
425:オイルシール
426:ポピット軸
427:スプリングワッシャー
428:開放スプリング
429:閉鎖スプリング
430:フォロワーハウジング
431:フォロワーハウジングの案内孔
432:ナット
433:フォロワー軸
434:フォロワー
435:揺動軸承
436:原動機の軸
437:カム
438:ポピット
439:均衡ピストン
440:ポピット座
441:バルブ常時開放カム
442:板スプリング
444:フォロワー
445:エンドカバー
447:フランジ
450:レバー
460:油圧ポンプ
461:タイミングバルブ
462:リリーフバルブ
463:作動油タンク
464:アキュムレイター
466:高圧部
468:低圧部
470:階段部
480:原動機
510:センサー型前進スイッチ
512:センサー型後退スイッチ
514:電磁接触機ソレノイドコイル
520:補助スイッチ端子
522:電磁接触機
530:レノイド油圧バルブ
531:油圧バルブソレノイドコイル
543:バーカム
550:フランジ
591:可動顎支持板頭部の被覆
592:可動顎支持板頭部の被覆 可動顎支持板頭部の被覆
Claims (24)
- (a)フレームと、
(b)フレームに結合された固定顎と、
(c)フレームに可動顎軸を中心に揺れ可能に結合され固定顎と対向していて、固定顎に対して運動することにより固定顎との間に硬質物質を受け入れて破砕する可動顎と、
(d)レバー軸から延長されて可動顎の背面下部と連結され可動顎を駆動する伝動装置に接触している第1延長部と、レバー側から延長されてレバーを往復運動させる駆動機構に接触している第2延長部とで構成されており、レバー軸を中心にフレームに揺れ可能に結合されているレバーと、
(e)レバーをレバー軸を中心に揺れ運動させるためにレバーの第2延長部の端部と接触している往復駆動機構と、
(f)レバーの第1延長部の運動を可動顎に伝達する伝動装置と、
(g)クラッシャーの破砕運動中に動く部品の間の間隙を除去するための偏倚装置とから構成されたジョークラッシャーにおいて、
前記レバー軸が伝動装置より上側又は下側に位置し、
前記レバー往復駆動機構が
(a)二つの互いに離れて位置し同心である外側ベアリング座と、2つの外側ベアリング座の間に位置し互いに同心であり外側ベアリング座に対しては偏心している二つの内側ベアリング座とを有している、外部動力で駆動される偏心軸と、
(b)前記偏心軸を回転可能に支持するために偏心軸外側ベアリング座に結合された2つのベアリングと該二つのベアリングを囲んでおりフレームに結合された二つのベアリングハウジングと、
(c)前記偏心軸の内側ベアリング座に結合された2つのベアリングと該二つのベアリングを囲んでおり自由に回転可能なチューブ形ベアリングハウジングと、
(d)前記外側ベアリングと内側ベアリングの内部にホコリが浸透することを防止するホコリ防止膜とで構成されることを特徴とするジョークラッシャー。 - 偏心軸が一体型軸であることを特徴とする、請求項1に記載のジョークラッシャー。
- 二つの内側ベアリング座が主軸とは別途に形成され主軸に結合されて組立式偏心軸をなしたことを特徴とする、請求項1に記載のジョークラッシャー。
- レバー往復駆動機構が
(a)フレームに連結され複数の油圧シリンダー収納孔とフランジを有し、一つ以上の弾性体ストッパーを付着したパイプと、
(b)前記パイプの油圧シリンダー収納孔に装着された収納孔数と同一な数の油圧シリンダーと、
(c)前記油圧シリンダーが往復運動するように駆動させる油圧回路とから構成されたことを特徴とする、請求項1に記載のジョークラッシャー。 - 油圧シリンダー組立体が
(a)一端にフランジと、他端にオイルパイプ付エンドキャップとを有するチューブー形本体と、
(b)シリンダーの内面を保護する硬質被覆と、
(c)外側面には半球形溝が設けられ円周辺には複数のピストン環を有するピストンと、
(d)二つの組立式球形端部を有するピストンロッドと、
(e)レバーの上端部に形成された孔に結合され、端部がワッシャー状のフランジで封じ込められた短いパイプと、
(f)前記短いパイプ中に収納されボルトによってワッシャー状のフランジに結合されたピストンロッド座と、
(g)油圧シリンダーの端部に結合されたゴム膜フランジとピストンロッド座側のピストンロッドの端部付近に結合され油圧シリンダー内部をホコリ侵入から保護する円錘形ゴム膜とで構成されたことを特徴とする、請求項4に記載のジョークラッシャー。 - 油圧回路が
(a)油圧油タンクと、
(b)油圧シリンダーに高圧作動油を供給するための油圧ポンプと、
(c)油圧シリンダーから油圧油タンクへの作動油帰還を調節するタイミングバルブと、
(d)油圧回路内の異常高圧を防止するリリーフバルブとで構成されたことを特徴とする、請求項4又は請求項5に記載のジョークラッシャー。 - タイミングバルブの調節が開放回路式であることを特徴とする、請求項6に記載のジョークラッシャー。
- タイミングバルブの調節がフィードバック回路式であることを特徴とする、請求項6に記載のジョークラッシャー。
- レバーから可動顎への動力伝達装置が一つのトグル板と可動顎の背面下部に付着されたトグル座と調整ブロックの可動顎側に向かった面に付着されたトグル座から構成されたことを特徴とする、請求項1又は請求項4に記載のジョークラッシャー。
- レバーから可動顎への動力伝達装置が
(a)一側端部は可動顎の背面下部に堅固に付着され、他側端部は熱処理された硬質ローラ座に被覆された頭部を有する可動顎伝動板と、
(b)ローラと、
(c)調整ブロックの可動顎側に向かった面に位置した調整ブロックローラ座と、
(d)可動顎伝動板頭部下側または調整ブロックローラ座下部の調整ブロック本体のうちの一ケ所に形成されたローラ支持板とで構成されたことを特徴とする、請求項1又は請求項4に記載のジョークラッシャー。 - 可動顎軸が可動顎の上端部またはフレームのうちの一ケ所に付着され、可動顎軸ベアリングは可動顎またはフレームの中で可動顎軸が付着されない所に付着され、可動顎軸と可動顎軸ベアリングは互いに揺れ運動可能に結合されたことを特徴とする、請求項1、請求項4、請求項9、又は請求項10に記載のジョークラッシャー。
- レバー軸がレバーまたはフレームのうちの一ケ所に付着され、レバー軸ベアリングはレバーまたはフレームの中でレバー軸が付着されない所に付着され、レバー軸とレバー軸ベアリングは互いに揺れ運動可能に結合されたことを特徴とする、請求項1、請求項4、請求項9又は請求項10に記載のジョークラッシャー。
- 前記可動軸ベアリング及びレバー軸ベアリングはフレームに装着され、各ベアリングは
(a)相互間には平行し、クラッシャー側板には垂直に装着され、可動顎内面の傾斜角に沿って傾斜する2枚の壁板と、前記2枚の壁板と垂直関係にあり、軸を受け入れるコ字形空間を構成する底部板と、
(b)前記ベアリングの三内面を被覆する熱処理済の交換可能なベアリング被覆と、
(c)軸が軸線に沿って移動することを防止する側面カバーとから構成されたことを特徴とする、請求項11又は請求項12に記載のジョークラッシャー。 - 前記可動軸ベアリング及びレバー軸ベアリングは可動顎とレバーに装着されており、各ベアリングは
(a)可動顎内面の傾斜と同一な角度に傾いた二つの平行な壁面と、前記二つの平行壁面と直角を形成する頂部板とを有し、軸を収容する反転状のチャネル形空間を形成させ、
(b)前記ベアリングの三内面を被覆する熱処理済の交換可能なベアリング被覆とを有することを特徴とする、請求項11又は請求項12に記載のジョークラッシャー。 - 前記可動軸ベアリング及びレバー軸ベアリングは可動顎とレバーに装着されており、ジャーナルベアリングであることを特徴とする、請求項11又は請求項12に記載のジョークラッシャー。
- 可動顎は
(a)互いに直角である傾いた垂直壁と頂部板とで構成されており、可動顎の上端部に付着されたアングル形態の可動顎掛けと、
(b)互いに直角であるベースプレートと傾いた垂直板とからなるアングル形態の頭部を固定顎側に向かった端部に有しておりフレームの上部に固定されている可動顎支持板と、
(c)前記可動顎掛けと可動顎支持板の頭部内面を被覆する交替可能な被覆と、
(d)可動顎支持板の頭部被覆と交替可能な可動顎掛け被覆との間に位置する長い円筒形ローラーから構成された単一ローラーベアリングとによってフレームに揺れ可能に結合されたことを特徴とする、請求項1、請求項4、請求項9又は請求項10に記載のジョークラッシャー。 - レバーは
(a)互いに直角であり垂直であるか垂直から多少傾いた垂直壁と、該垂直壁からクラッシャー後方側に延び出した頂部板とで構成され、レバーに固着された交換可能なレバーアングル部材と、
(b)互いに直角であるベースプレートと傾いた垂直板とからなるアングル形態の頭部を可動顎側に向かった端部に有しており、フレーム後方下部に固着されたレバー支持板と、
(c)レバーアングル部材とレバー支持板の頭部内面を被覆する交替可能な被覆と、
(d)レバーアングル部材とレバー支持板頭部被覆との間に位置する長い円筒形ローラーから構成された単一ローラーベアリングによってフレームに揺れ可能に結合されたことを特徴とする、請求項1、請求項4、請求項9又は請求項10に記載のジョークラッシャー - 偏倚装置は一つまたはそれ以上の可動顎偏倚装置を有しており、各可動顎偏倚装置は
(a)可動顎背面下端部に付着された孔空いたヒンジプレートと、
(b)一端に孔空いたヒンジプレートが付着され、他端にはネジが形成された引張り棒と、
(c)可動顎に付着されたヒンジプレートと引張り棒に付着されたヒンジプレートとを連結するヒンジピンと、
(d)スプリング座が形成され、引張り棒の通過のための孔があり、フレーム後方下部に固着されたブラケットと、
(e)偏倚スプリングと、
(f)前記偏倚スプリングを圧縮するために引張り棒のネジ部に結合されるワッシャースプリング座とナットとから構成されたことを特徴とする、請求項1、請求項4、請求項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求項16又は請求項17に記載のジョークラッシャー。 - 可動顎偏倚装置の他にも一つまたはそれ以上のレバー偏倚装置をさらに有しており、各レバー偏倚装置は
(a)可動顎背面中央部に付着された環と、
(b)一端に鉤、他端にはネジ部が形成された引張り棒と、
(c)引張り棒通過のためのレバー上部の孔と、該孔の後に付着された孔空いたスプリング座と、
(d)偏倚スプリングと、
(e)偏倚スプリングの圧縮のために引張り棒のネジ部に結合されるワッシャースプリング座とナットとから構成されたことを特徴とする、請求項18に記載のジョークラッシャー。 - 長い可動顎下端部付近に付着された可動顎偏倚装置の他にも一つまたはそれ以上の可動顎上部偏倚装置を有しており、各可動顎上部偏倚装置は
(a)可動顎上端部に付着された孔空いたヒンジプレートと、
(b)一端には孔空いたヒンジプレーとが付着され、他端にはネジ部が形成された引張り棒と、
(c)可動顎に付着されたヒンジプレートと引張り棒に付着されたヒンジプレートとを連結するヒンジピンと、
(d)可動顎ヒンジプレートと対向しており引張り棒通過のための孔とスプリング座が備えられるブラケットと、
(e)偏倚スプリングと、
(f)偏倚スプリング圧縮のために引張り棒のネジ部に結合されたワッシャースプリング座とナットとから構成されていることを特徴とする、請求項18に記載のジョークラッシャー。 - ジョークラッシャーは可動顎偏倚装置の他にも一つまたはそれ以上のレバー重量相殺偏倚装置をさらに有しており、各レバー重量相殺偏倚装置は
(a)レバー背板に付着された孔空いたヒンジプレートと、
(b)一端に一つまたは二つの孔空いたヒンジプレートを付着し、他端にはネジ部が形成された引張り棒と、
(c)レバーに付着されたヒンジプレートと引張り棒に付着されたヒンジプレートとを連結するヒンジピンと、
(d)レバーに付着されたヒンジプレートと対向し、上部フレーム後部上端部に付着されており引張り棒通過のための孔とスプリング座が備えられるブラケットと、
(e)偏倚スプリングと、
(f)偏倚スプリング圧縮のために引張り棒のネジ部に結合されたワッシャースプリング座とナットとで構成されていることを特徴とする、請求項18に記載のジョークラッシャー。 - ジョークラッシャーは可動顎偏倚装置の他にも一つまたはそれ以上のレバー重量相手偏倚装置をさらに有しており、各レバー重量状態偏倚装置は
(a)調整室上板の後部分に付着された孔空いたヒンジプレートと、
(b)一端に一個または二つの孔空いたヒンジプレートを付着し、他端にはネジ部が形成された引張り棒と、
(c)レバーに付着されたヒンジプレートと引張り棒に付着されたヒンジプレートとを連結するヒンジピンと、
(d)引張り棒通過のための孔とスプリング座を有しており、レバーに付着されたヒンジプレートと対向し、クラッシャー側板に直接付着されたりクラッシャー側板に付着された部品に付着され、偏倚スプリングと引張り棒によってレバーに付着されたヒンジプレートを上方と後方に引くことができるように配列されたブラケットと、
(e)偏倚スプリングと、
(f)偏倚スプリングの圧縮のために引張り棒のネジ部と結合されたワッシャースプリング座とナットとから構成されたことを特徴とする、請求項18に記載のジョークラッシャー。 - レバーの第1延長部が破砕岩石大きさ調節装置を有していることを特徴とする、請求項1、請求項4、請求項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求項16、請求項17又は請求項18に記載のジョークラッシャー。
- 破砕岩石大きさ調節装置は
(a)二つの四角形形態の出入口を有する四角パイプ形態のハウジングであって、第1出入口は可動顎の端に設けられており、第2出入口は調整鉄板の投入と除去のためにハウジング天井部の後端部に設けられており、油圧ジャック通過孔を有する防ぎ板で第2出入口付近の第1出入口と対向している壁面が設けられているハウジングと、
(b)前記ハウジングの第1出入口を通じてハウジング内部に挿入され可動顎側に向かった面にトグル座またはローラー座が形成された調整ブロックと、
(c)調整鉄板と、
(d)前記油圧ジャック通過孔を有する防ぎ板の後側に付着された油圧ジャック室とから構成されたことを特徴とする、請求項23に記載のクラッシャー。
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