JP3783064B2 - 有機elディスプレイ及びアクティブマトリクス基板 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスプレイ及びアレイ基板に係り、特には、アクティブマトリクス型有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ及びそれに使用するアクティブマトリクス基板に関する。
液晶ディスプレイに代表されるフラットパネルディスプレイは、陰極線管ディスプレイに比べて薄型、軽量、低消費電力であるなどの有利な特徴により、その需要を急速に伸ばしている。なかでも、各画素にメモリ性を付与して映像信号を保持可能としたアクティブマトリクス型ディスプレイは、良好な表示品位が得られることから、携帯情報機器を始めとする種々のディスプレイで利用されている。
近年、フラットパネルディスプレイのなかでも、液晶ディスプレイに比べて高速応答及び広視野角化が可能な自己発光型のディスプレイである有機ELディスプレイの開発が盛んに行われている。
図8は、従来の有機ELディスプレイの画素回路の一例を示す図である。この画素回路は、特許文献1で開示されており、以下に説明するように動作する。
まず、スイッチSw2を開いた状態で、スイッチSw1及びSw3を閉じ、トランジスタDrに所望の映像信号電流Iinを供給する。このとき、トランジスタDrはスイッチSw1によってダイオード接続されているため、トランジスタDrのゲート−ソース間電圧はそのソース−ドレイン間に流れる電流の大きさが電流Iinと等しくなるように設定される。その後、スイッチSw1及びスイッチSw3を開く。電流Iinに対応して設定されたトランジスタDrのゲート−ソース間電圧は、キャパシタC1によって保持される。以上のようにして、書き込み期間を完了する。
次いで、スイッチSw2を閉じて有機EL素子OLEDをトランジスタDrのドレインと接続する。トランジスタDrのゲート−ソース間電圧は上記のように設定されているので、有機EL素子OLEDには電流Iinとほぼ等しい大きさの電流が流れる。これにより、発光期間が開始される。なお、発光期間は、次の書き込み期間が開始されるまで続く。
上記の表示方法では、発光期間において、ゲート−ソース間電圧は一定に維持されることが理想である。しかしながら、スイッチSw1の非導通状態が不完全であると、トランジスタDrのゲート−ドレイン間で電荷が移動し得るため、ゲート−ソース間電圧が変動する。その結果、書き込んだ映像信号に応じた画像表示が困難となることがある。例えば、暗表示画素の輝度が上昇し、極端な場合には輝点欠点として視認される可能性がある。
なお、このような問題は、画素に図8の回路を使用した有機ELディスプレイでのみ生じる訳ではない。すなわち、上記の問題は、映像信号の書き込みを電流信号により行う回路の代わりに、映像信号の書き込みを電圧信号により行う回路を画素に使用した有機ELディスプレイでも生じ得る。
米国特許第6,373,454B1号明細書
本発明の目的は、アクティブマトリクス型有機ELディスプレイの表示品位を向上させることにある。
本発明の第1側面によると、マトリクス状に配列した複数の画素を備え、前記複数の画素の各々は、第1電源端子に接続された第1端子と制御端子とそれらの間の電圧に対応した大きさで駆動電流を出力する第2端子とを備えた駆動制御素子と、一方の電極が前記制御端子に接続され、前記第1端子と前記制御端子との間の電圧を一定に維持可能なキャパシタと、前記第2端子と第2電源端子との間に接続された有機EL素子と、前記第2端子と前記制御端子との間で直列に接続された複数の第1スイッチとを具備し、前記複数の第1スイッチは導電型が同一な電界効果トランジスタであり、前記複数の第1スイッチのゲートは同一の走査信号入力端子に接続され、直列に接続された前記複数の第1スイッチのうち、前記制御端子側の第1スイッチは、これを介して前記制御端子に接続された他の第1スイッチに比べて、チャネル長がより長く且つ前記制御端子側の第1スイッチは前記他の第1スイッチに比べて導通状態から非導通状態への切り替わりがより早く生じることを特徴とするアクティブマトリクス型有機ELディスプレイが提供される。
本発明の第2側面によると、マトリクス状に配列した複数の画素を備え、前記複数の画素の各々は、第1電源端子に接続された第1端子と制御端子とそれらの間の電圧に対応した大きさで駆動電流を出力する第2端子とを備えた駆動制御素子と、一方の電極が前記制御端子に接続され、前記第1端子と前記制御端子との間の電圧を一定に維持可能なキャパシタと、前記第2端子と第2電源端子との間に接続された有機EL素子と、前記第2端子と前記制御端子との間で直列に接続された複数の第1スイッチとを具備し、前記複数の第1スイッチは導電型が同一な電界効果トランジスタであり、前記複数の第1スイッチのゲートは同一の走査信号入力端子に接続され、直列に接続された前記複数の第1スイッチのうち、前記制御端子側の第1スイッチと、これを介して前記制御端子に接続された他の第1スイッチとは、チャネル中の不純物濃度が異なっており、これにより、前記制御端子に直接に接続された前記第1スイッチは前記他の第1スイッチに比べて導通状態から非導通状態への切り替わりがより早く生じることを特徴とするアクティブマトリクス型有機ELディスプレイが提供される。
本発明の第3側面によると、マトリクス状に配列した複数の画素回路を備え、前記複数の画素回路の各々は、電源端子に接続された第1端子と制御端子とそれらの間の電圧に対応した大きさで駆動電流を出力する第2端子とを備えた駆動制御素子と、一方の電極が前記制御端子に接続され、前記第1端子と前記制御端子との間の電圧を一定に維持可能なキャパシタと、画素電極と、前記第2端子と前記制御端子との間で直列に接続された複数の第1スイッチとを具備し、前記複数の第1スイッチは導電型が同一な電界効果トランジスタであり、前記複数の第1スイッチのゲートは同一の走査信号入力端子に接続され、直列に接続された前記複数の第1スイッチのうち、前記制御端子側の第1スイッチは、これを介して前記制御端子に接続された他の第1スイッチに比べてチャネル長がより長く且つ前記制御端子側の第1スイッチは前記他の第1スイッチに比べて導通状態から非導通状態への切り替わりがより早く生じることを特徴とするアクティブマトリクス型基板が提供される。
本発明の第4側面によると、マトリクス状に配列した複数の画素回路とを備え、前記複数の画素回路の各々は、電源端子に接続された第1端子と制御端子とそれらの間の電圧に対応した大きさで駆動電流を出力する第2端子とを備え駆動制御素子と、一方の電極が前記制御端子に接続され、前記第1端子と前記制御端子との間の電圧を一定に維持可能なキャパシタと、画素電極と、前記第2端子と前記制御端子との間で直列に接続された複数の第1スイッチとを具備し、前記複数の第1スイッチは導電型が同一な電界効果トランジスタであり、前記複数の第1スイッチのゲートは同一の走査信号入力端子に接続され、直列に接続された前記複数の第1スイッチのうち、前記制御端子側の第1スイッチと、これを介して前記制御端子に接続された他の第1スイッチとは、チャネル中の不純物濃度が異なっており、これにより、前記制御端子に直接に接続された前記第1スイッチは前記他の第1スイッチに比べて導通状態から非導通状態への切り替わりがより早く生じることを特徴とするアクティブマトリクス型基板が提供される。
本発明によると、アクティブマトリクス型有機ELディスプレイの表示品位を向上させることが可能となる。
以下、本発明の幾つかの態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同様または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の第1態様に係るアクティブマトリクス型有機ELディスプレイを概略的に示す平面図である。
図1に示すアクティブマトリクス型有機ELディスプレイ1は、有機ELパネルDPと、コントローラCNTとを含んでいる。
有機ELパネルDPは、ガラス基板などの絶縁基板2を含んでおり、基板2の一主面上では画素PXがマトリクス状に配列している。これら画素PXは、基板2の上記主面に表示領域を規定している。この表示領域の外側の領域,すなわち周辺領域,には、駆動回路として、走査信号線ドライバYDRと映像信号線ドライバXDRとが配置されている。
それぞれの画素PXは、有機EL素子OLED、駆動制御素子Dr、キャパシタC1、複数のスイッチを直列に接続してなるスイッチ群SwG、スイッチSw2、及びスイッチSw3を備えている。なお、ここでは、一例として、スイッチ群SwGを3つのスイッチSw1a乃至Sw1cで構成している。また、ここでは、一例として、駆動制御素子Dr、スイッチSw1a乃至Sw1c(スイッチ群SwG)、スイッチSw2、及びスイッチSw3に、電界効果トランジスタの1つであるpチャネルTFT(薄膜トランジスタ)を使用している。
駆動制御素子Dr、スイッチSw2、及び有機EL素子OLEDは、有機EL素子OLEDが発光するのに必要な電力を画素PXに対して供給する電源端子としての役割を果たす電源線Vddと電源線Vssとの間でこの順に直列に接続されている。電源線Vdd及び電源線Vssの電位は、例えば、+10V及び0Vにそれぞれ設定する。
キャパシタC1は、その少なくとも一方の端子が駆動制御素子Drの制御端子(ゲート)に接続されており、入力信号に対応した、駆動制御素子Drのゲートと駆動制御素子Drの電源線Vddと接続された端子(ソース)との電位差を保つ。キャパシタC1は、ここでは、電源線Vddと駆動制御素子Drの制御端子であるゲートとの間に接続されている。
スイッチSw1a乃至Sw1cは、駆動制御素子Drの制御端子と駆動制御素子DrのスイッチSw2に接続された端子(ドレイン)との間で直列に接続されている。スイッチSw1a乃至Sw1cの各制御端子(ゲート)は、画素行毎に同一の制御線を介して走査信号線ドライバYDRに接続されている。なお、ここでは、スイッチSw1a乃至Sw1cの各制御端子を、スイッチSw3の制御端子が接続された走査信号線Scan1に接続しているが、スイッチSw1a乃至Sw1cの各制御端子に走査信号を供給する走査信号線は走査信号線Scan1とは別に設けてもよい。
スイッチSw2の制御端子であるゲートは走査信号線Scan2に接続されている。
スイッチSw3は、映像信号線ドライバXDRに接続された映像信号線Dataと駆動制御素子DrのスイッチSw2に接続された端子との間に接続されている。また、スイッチSw3の制御端子であるゲートは、走査信号線Scan1を介して走査信号線ドライバYDRに接続されている。
コントローラCNTは、有機ELパネルDPの外部に配置されるプリント配線基板(printed circuit board)上に形成され、走査信号線ドライバYDR及び映像信号線ドライバXDRの動作を制御する。コントローラCNTは、外部から供給されるデジタル映像信号及び同期信号を受け取り、垂直走査タイミングを制御する垂直走査制御信号及び水平走査タイミングを制御する水平走査制御信号を同期信号に基づいて発生させる。コントローラCNTは、これら垂直走査制御信号及び水平走査制御信号をそれぞれ走査信号線ドライバYDR及び映像信号線駆ドライバXDRに供給するとともに、水平及び垂直走査タイミングに同期してデジタル映像信号を映像信号線ドライバXDRに供給する。
映像信号線ドライバXDRは、各水平走査期間において、水平走査制御信号の制御のもと、デジタル映像信号をアナログ形式に変換し、これら変換した映像信号を複数の映像信号線Dataに対して並列的に供給する。この例では、映像信号線ドライバXDRは、映像信号を電流信号として映像信号線Dataに供給する。
走査信号線ドライバYDRは、垂直走査制御信号の制御のもと、複数本の走査信号線Scan1に対し、スイッチSw1a乃至Sw1c及びSw3のスイッチングを制御する走査信号を順次供給する。また、走査信号線ドライバYDRは、垂直走査制御信号の制御のもと、複数本の走査信号線Scan2に対し、スイッチSw2のスイッチングを制御する走査信号を順次供給する。
なお、このディスプレイ1では、基板2と、走査信号線Scan1と、映像信号線Dataと、スイッチSw1a乃至Sw1c,Sw2及びSw3と、駆動制御素子Drと、キャパシタC1とがアクティブマトリクス基板を構成している。図1に示すように、このアクティブマトリクス基板は、走査信号線ドライバYDRや映像信号線ドライバXDRをさらに含むことができる。また、このアクティブマトリクス基板は、有機EL素子OLEDの一方の電極などをさらに含むことができる。
次に、この有機ELディスプレイ1の駆動方法について説明する。
書き込み期間においては、まず、走査信号線ドライバYDRから、選択すべき画素PXに接続された走査信号線Scan2に対してスイッチSw2を非選択状態とする走査信号(ここではHighレベルの走査信号)を供給するとともに、その画素PXに接続された走査信号線Scan1に対してスイッチSw1a乃至Sw1c及びSw3を選択状態とする走査信号(ここではLowレベルの走査信号)を供給する。これにより、スイッチSw2を非導通状態とするとともに、スイッチSw1a乃至Sw1c及びSw3を導通状態とする。
次に、この状態で、映像信号線ドライバXDRにより、電源線Vddから、駆動制御素子Dr、スイッチSw3、及び映像信号線Dataを経由して映像信号線ドライバXDRへと至る導電パスに、映像信号電流Iinに等しい大きさの定電流を流す。このとき、スイッチSw1a乃至Sw1cは導通状態にあるため、駆動制御素子Drの制御端子と電源線Vddとの電位差(ゲート−ソース間電圧)は電流Iinに対応した値に設定される。その後、走査信号線Scan1にスイッチSw1a乃至Sw1c及びSw3を非選択状態とする走査信号(ここではHighレベルの走査信号)を供給して、スイッチSw1a乃至Sw1c及びSw3を非導通状態とする。電流Iinに対応して設定された駆動制御素子Drのゲート−ソース間電圧は、キャパシタC1によって保持される。以上のようにして、書き込み期間を完了する。
次いで、走査信号線Scan2にスイッチSw2を選択状態とする走査信号(ここではLowレベルの走査信号)を供給して、スイッチSw2を導通状態とする。駆動制御素子Drのゲート−ソース間電圧は上記のように設定されているので、有機EL素子OLEDには電流Iinとほぼ等しい大きさの電流が流れる。これにより、発光期間が開始される。なお、発光期間は、次の書き込み期間が開始されるまで続く。
本態様では、駆動制御素子DrのスイッチSw2に接続された端子及び制御端子,すなわちドレイン及びゲート,を直列に接続された複数のスイッチSw1a乃至Sw1cを介して接続している。そのため、発光期間において、駆動制御素子Drのドレインとゲートとの間に加わる電圧を、スイッチSw1a乃至Sw1cのそれぞれに分配することができる。その結果、発光期間において、駆動制御素子Drのドレインとゲートとの間での電荷の移動が生じ難くなり、ゲート−ソース間電圧の変動が抑制される。
また、スイッチSw1a乃至Sw1cの何れか1つがソース−ドレイン間でショートを起こした場合でも、残りのTFTが正常であれば、スイッチSw1全体としての非導通状態は確保できる。そのため、画素欠点発生に対する冗長性を付与させることができる。したがって、良好な表示動作を行うことが可能となり、特に暗表示画素の輝度上昇及び画素欠点の発生を抑制可能となる。
ところで、上記のディスプレイ1では、例えば、スイッチ群SwGを構成している複数のスイッチSw1a乃至Sw1cの導通状態から非導通状態への切り替わりが同時に進行した場合に、明表示画素の輝度が不十分となる等の表示上の不具合を生じることがある。この問題は、スイッチ群SwGを構成している複数のスイッチSw1a乃至Sw1cのうち、駆動制御素子Drの制御端子側の末端に位置したスイッチSw1aを他のスイッチSw1b及びSw1cよりも、走査信号の大きさの変化に対する導通状態から非導通状態への切り替わりをより早く生じさせる(完了させる)ことにより回避可能である。これについて、スイッチSw1a乃至Sw1cのスイッチングのタイミング制御にそれらの閾値を利用する場合を例に説明する。
図2は、図1の有機ELディスプレイ1で画素PXに採用可能な実態配置を概略的に示す平面図である。図3は、図2に示す構造の一変形例を概略的に示す平面図である。図4は、一参考例に係る有機ELディスプレイの画素の実態配置を概略的に示す平面図である。
図2に示す構造では、スイッチSw1a乃至Sw1cとして用いるトランジスタのチャネル長La乃至Lcが不等式:La>Lb,La>Lcに示す関係を満足している(例えば、La=4.5μm、Lb=Lc=3μm)。また、図3に示す構造はチャネル長La乃至Lcが互いに等しいこと以外は図2に示す構造と同様であり(例えば、La=Lb=Lc=3μm)、図4に示す構造は3つのスイッチSw1a乃至Sw1cの代わりに1つのスイッチSw1のみを設けたこと以外は図2に示す構造と同様である(例えば、チャネル長L=3μm)。
図4に示す構造では、駆動制御素子Drのドレイン及びゲートは1つのスイッチSw1のみを介して接続されている。そのため、発光期間において、駆動制御素子Drのドレイン−ゲート間電圧の全てがスイッチSw1のソース−ドレイン間に加わることとなる。したがって、図4に示す構造を採用すると、発光期間において、駆動制御素子Drのドレインとゲートとの間での電荷の移動が生じ易く、例えば暗表示画素の輝度が上昇するという問題を生じる。また、スイッチSw1でソース−ドレイン間のショートが発生した場合には、画素欠点となるという問題を生じる。
他方、図3に示す構造では、駆動制御素子Drのドレイン及びゲートは、直列に接続された3つのスイッチSw1a乃至Sw1cを介して接続されている。そのため、発光期間において、駆動制御素子Drのドレイン−ゲート間電圧は3つのスイッチSw1a乃至Sw1cに分配される。したがって、図3に示す構造を採用すると、発光期間において、駆動制御素子Drのドレインとゲートとの間での電荷の移動が生じ難く、暗表示画素の輝度が上昇するのを抑制することができる。以上は、先に説明した通りである。
ところで、図3及び図4に示す構造では、書き込み期間を終了すべく走査信号の大きさをLowレベルからHighレベルへと変化させるのに伴い、以下の現象を生ずる。
図4に示す構造では、スイッチSw1は、あたかも、走査信号線Scan1と駆動制御素子Drのゲートとの間に接続されたキャパシタの如く振舞う。走査信号の大きさをLowレベルからHighレベルへと変化させる過程では、駆動制御素子Drのドレインとゲートとの間での電荷の移動は生じ難くなるので、走査信号の大きさがLowレベルからHighレベルへと変化するのに伴い、駆動制御素子Drのゲート電位が上昇する。但し、図4に示す構造では、このキャパシタの静電容量はキャパシタC1の静電容量に比べれば遥かに小さいため、ゲート電位のシフト量は僅かである。したがって、ゲート電位がシフトすることに伴う画像不良への影響は小さい。
他方、図3に示す構造では、スイッチSw1a乃至Sw1cは閾値が互いに等しく、導通状態から非導通状態への切り替わりが同時に進行する。そのため、それらスイッチSw1a乃至Sw1cが完全に非導通状態となるまでの間、スイッチSw1a乃至Sw1cは、あたかも、走査信号線Scan1と駆動制御素子Drの制御端子との間に並列に接続された3つのキャパシタの如く振舞う。そのため、図3に示す構造では、図4に示す構造に比べ、ゲート電位のシフト量が約3倍になる。したがって、図3に示す構造によると、ゲート電位がシフトすることに伴って表示上の不具合を生じる可能性がある。
これに対し、本態様では、スイッチ群SwGを構成している複数のスイッチSw1a乃至Sw1cのうち、駆動制御素子Drの制御端子側の末端に位置したスイッチSw1aを他のスイッチSw1b及びSw1cよりも、走査信号の大きさの変化に対する導通状態から非導通状態への切り替わりをより早く生じさせる(完了させる)。なお、このタイミングの制御は、例えば、スイッチSw1aの閾値がスイッチSw1b及びSw1cの閾値よりも深くなるようにスイッチSw1a乃至Sw1cを構成することにより行う。また、そのような閾値の制御は、例えば、図2に示すようにスイッチSw1a乃至Sw1cとして用いるトランジスタのチャネル長La乃至Lcをそれらが不等式:La>Lb,La>Lcに示す関係を満足するように設定することにより行う。
このようなタイミングの制御を行った場合、スイッチSw1aが駆動制御素子Drのゲートに接続されたキャパシタとして振舞うのは図3を参照して説明したのと同様である。しかしながら、スイッチSw1aが非導通状態となった時点で、スイッチSw1b及びSw1cは駆動制御素子Drのゲートから絶縁されるため、それ以降にスイッチSw1b及びSw1cが駆動制御素子Drのゲート電位をシフトさせることはない。したがって、理想的には、スイッチSw1a乃至Sw1cのうちゲート電位のシフトを生じさせるものをスイッチSw1aのみとすることができる。
なお、スイッチSw1aを走査信号線Scan1と駆動制御素子Drのゲートとの間に接続されたキャパシタとみなした場合、その静電容量はチャネル長Laに比例する。そのため、図2の構造(La=4.5μm)を採用した場合、スイッチSw1aがゲート電位のシフトに与える影響は、図3の構造(La=3μm)を採用した場合に比べ、約1.5倍になる。しかしながら、上記の通り、図3の構造を採用した場合には、スイッチSw1aだけでなくスイッチSw1b及びSw1cも駆動制御素子Drのゲート電位をシフトさせるので、図2の構造(La=4.5μm)を採用した場合のゲート電位シフト量は、図3の構造(La=Lb=Lc=3μm)を採用した場合のゲート電位シフト量の約半分になる。
このように、本態様によると、ゲート電位が大きくシフトするのを抑制することができ、ゲート電位がシフトすることに伴って表示上の不具合が発生するのを抑制することが可能となる。すなわち、本態様によると、駆動制御素子Drのゲート−ドレイン間に接続したスイッチがオフ状態にある期間にリーク電流によって駆動制御素子Drのゲート電位が変動するのを抑制可能となる。加えて、本態様によると、スイッチ群SwGの各スイッチのオフタイミングを制御することにより、これらスイッチをオフする際に電圧の突き抜けによって駆動制御素子Drのゲート電位が変動するのを抑制することが可能となる。したがって、極めて優れた表示品位を実現することができる。
本態様において、直列に接続された複数のスイッチSw1a乃至Sw1cのうち、駆動制御素子Drの制御端子側の末端に位置したスイッチSw1aの閾値と他のスイッチSw1b及びSw1cの閾値との差は0.1V乃至0.8V程度であることが望ましい。また、チャネル長で閾値を制御する場合、スイッチSw1aのチャネル長は他のスイッチSw1b及びSw1cのチャネル長の1.3倍乃至3.0倍程度であることが望ましい。閾値やチャネル長を上記の範囲内とした場合、スイッチSw1aの導通状態におけるソース−ドレイン間の抵抗値を十分に低く維持しつつ、導通状態から非導通状態へと切り替わるタイミングをスイッチSw1aとスイッチSw1b及びSw1cとの間で十分に異ならしめることができる。
第1態様では、チャネル長を利用してスイッチSw1aとスイッチSw1b及びSw1cとで閾値を異ならしめたが、それらの閾値は他の方法で異ならしめることもできる。本発明の第2態様では、スイッチSw1aとスイッチSw1b及びSw1cとで不純物のドーズ量を異ならしめ、これにより、スイッチSw1aとスイッチSw1b及びSw1cとで閾値を異ならしめる。例えば、スイッチSw1a乃至Sw1cとしてpチャネルTFTを使用した場合、スイッチSw1b及びSw1cのチャネルへのpタイプドーパントのドーズ量を、スイッチSw1aのチャネルへのpタイプドーパントのドーズ量よりも多くすることにより、スイッチSw1b及びスイッチSw1cの閾値をスイッチSw2の閾値よりも浅くすることができる。つまり、スイッチSw1aの閾値は、スイッチSw1b及びSw1cの閾値よりも深くなる。
不純物のドーズ量が異なるスイッチSw1a乃至Sw1cは、例えば、以下の方法で作製することができる。すなわち、TFTを形成する通常のプロセスにおいて、スイッチSw1b及びSw1cのチャネル領域に不純物をドープする回数を、スイッチSw1aのチャネル領域に不純物をドープする回数よりも多くする。例えば、まず、スイッチSw1a乃至Sw1cのチャネル領域に不純物をドープする。次いで、フォトレジストを用いて、スイッチSw1aのチャネル領域をマスクする。続いて、スイッチSw1b及びSw1cのチャネル領域に不純物をさらにドープする。こうすると、スイッチSw1b及びSw1cのチャネルへのドーパントのドーズ量は、スイッチSw1aのチャネルへのpタイプドーパントのドーズ量よりも多くなる。
不純物のドーズ量を利用してスイッチSw1aとスイッチSw1b及びSw1cとで閾値を異ならしめる場合、それらスイッチ間でドーズ量は1×1011cm-2乃至5×1011cm-2程度異なっていることが望ましい。この場合、より確実に、スイッチSw1b及びSw1cが非導通状態となるのに先立って、スイッチSw1aを非導通状態とすることができる。
スイッチSw1aの閾値とスイッチSw1b及びSw1cの閾値とは、さらに他の方法で異ならしめることができる。本発明の第3態様では、スイッチSw1aとスイッチSw1b及びSw1cとに異なる層構造を採用し、これにより、スイッチSw1aの閾値とスイッチSw1b及びSw1cの閾値とを異ならしめる。
図5は、スイッチ群SwGに含まれる複数のスイッチSw1a乃至Sw1cのうち、駆動制御素子Drの制御端子側の末端に位置したもの以外のスイッチSw1b及びSw1cに採用可能な構造の一例を概略的に示す断面図である。図6は、スイッチ群SwGに含まれる複数のスイッチSw1a乃至Sw1cのうち、駆動制御素子Drの制御端子側の末端に位置したスイッチSw1aに採用可能な構造の一例を概略的に示す断面図である。
図5に示すスイッチは、トップゲート型のpチャネルTFTである。このTFTは、所定量の不純物が注入されたソース50a及びドレイン50bと、それらの間に介在し、ソース50a及びドレイン50bに注入された不純物よりも低濃度の不純物が注入されるか或いは真性な状態であるチャネル50cとが形成された半導体層を含んでいる。チャネル50cの上方には、ゲート絶縁膜52を介してゲートGが配置されている。ゲートGは層間絶縁膜54で被覆されており、層間絶縁膜54上にはソース電極S及びドレイン電極Dが形成されている。これらソース電極S及びドレイン電極Dは、ゲート絶縁膜52及び層間絶縁膜54に形成されたスルーホールを介してソース50a及びドレイン50bにそれぞれ接続されている。
図6に示すスイッチは、チャネル50cの下方に絶縁膜59を介してバックゲートBGが配置されていること以外は、図5に示すスイッチと同様の構造を有している。このバックゲートBGには、スイッチSw1aの閾値を深くするバイアスを印加する。例えば、スイッチSw1aのバックゲートBGとソース50aとの間の電圧を、+0.2V乃至+1.0V程度に設定する。
スイッチSw1b及びSw1cに図5の構造を採用するとともに、スイッチSw1aに図6の構造をそれぞれ採用すると、スイッチSw1aの閾値はスイッチSw1b及びSw1cの閾値よりも深くなる。したがって、この場合も、スイッチSw1aをスイッチSw1b及びSw1cよりも先に非導通状態とすることができる。
なお、図5及び図6にはトップゲート型のTFTを例示したが、スイッチSw1a乃至Sw1cとしては、ボトムゲート型の薄膜トランジスタを用いてもよい。この場合も、スイッチSw1aにバックゲート構造を採用すれば、スイッチSw1aの閾値はスイッチSw1b及びSw1cの閾値よりも深くなる。なお、ここでいうバックゲートとは、制御端子に対してゲート絶縁膜及び半導体層を介して対向配置されるゲートである。
第1乃至第3態様では、スイッチ群SwGを3つのスイッチSw1a乃至Sw1cで構成したが、スイッチ群SwGを構成するスイッチの数は2以上であればよい。また、第1乃至第3態様では、画素PX内の全てのスイッチにpチャネルトランジスタを使用したが、nチャネルトランジスタを使用してもよく、pチャネルトランジスタとnチャネルトランジスタとを混在させてもよい。
以上説明したように、駆動制御素子Drのゲート及びドレイン間を、複数のスイッチSw1a乃至Sw1cを直列接続してなるスイッチ群SwGで接続することにより、発光期間中に生じる駆動制御素子Drのゲート電位変動を効果的に抑制することが可能となる。それゆえ、不所望な表示動作不良を抑制することができる。
さらに、スイッチ群SwGの制御端子を同一制御配線Scan1に接続し、同一の走査信号により制御する場合に、スイッチ群SwGのスイッチSw1a乃至Sw1cのうち、駆動制御素子Drのゲート側の末端に位置したスイッチSw1aの閾値を他のスイッチSw1b及びSw1cの閾値に比べ深くすることにより、駆動制御素子Drのゲート側に位置したスイッチSw1aの走査信号の大きさの変化に対する導通状態から非導通状態への切り替わりを他のスイッチSw1b及びSw1cよりも早く生じさせることが可能となる。これにより、書き込み期間終了時に生じる駆動制御素子Drの不所望なゲート電位変動を最小限に抑えることが可能となり、良好な表示動作を行うことができる。
図7は、第1乃至第3態様の有機ELパネルに採用可能な構造の一例を概略的に示す断面図である。図7には、有機ELパネルDPのスイッチSw1aと駆動制御素子Drと有機EL素子OLEDとを横切る断面を示している。
有機ELパネルDPは、ガラス基板などの光透過性絶縁基板2を備えている。有機EL素子OLEDが放出する光は、例えば、光透過性絶縁基板2を介して有機ELパネルDPの外部に取り出される。
絶縁基板2上には、パターニングされた半導体層が配置されている。これら半導体層は、例えば、ポリシリコン層である。
各半導体層中には、TFTのソース50a及びドレイン50bが互いから離間して形成されている。なお、半導体層中のソース50aとドレイン50bとの間の領域50cは、チャネルとして使用する。
半導体層上には、ゲート絶縁膜52、第1導体パターン及び絶縁膜54が順次形成されている。この第1導体パターンは、TFTのゲートG、キャパシタC1の第1電極、走査信号線Scan1及びScan2、これらを接続する配線などとして利用する。また、絶縁膜54は、層間絶縁膜及びキャパシタC1の誘電体層として利用する。
絶縁膜54上には、第2導体パターンが形成されている。第2導体パターンは、ソース電極S、ドレイン電極D、キャパシタC1の第2電極、映像信号線Data、これらを接続する配線などとして利用する。ソース電極S及びドレイン電極Dは、絶縁膜52及び54に設けられた貫通孔を介してTFTのソース50a及びドレイン50bにそれぞれ接続されている。
第2導体パターン及び絶縁膜54上には、パッシベーション膜56及び有機EL素子OLEDの陽極62が順次形成されている。陽極62は、パッシベーション膜56に設けられた貫通孔を介してスイッチSw2のドレインDに接続されている。この例では、陽極62の材料としては、ITO(Indium Tin Oxide)などの光透過性導電体を使用する。
パッシベーション膜56上には、絶縁層58が形成されている。絶縁層58には、陽極62の中央部に対応した位置に貫通孔が設けられている。絶縁層58は、例えば、親液性の無機絶縁層である。
絶縁層58上には、絶縁層60が形成されている。絶縁層60には、陽極62の中央部に対応した位置に、絶縁層58の貫通孔よりも大径の貫通孔が設けられている。絶縁層60は、例えば、撥液性の有機絶縁層である。なお、絶縁層58と絶縁層60との積層体は、陽極62に対応した位置に貫通孔を有する隔壁絶縁層を構成している。
隔壁絶縁層の貫通孔内で露出した陽極62上には、バッファ層63及び発光層64が順次形成されている。バッファ層63は、陽極62から発光層64への正孔の注入を媒介する役割を果たす。また、発光層64は、例えば、発光色が赤色、緑色、または青色のルミネセンス性有機化合物を含んだ薄膜である。
隔壁絶縁層及び発光層64上には陰極66が全画素共通の電極として設けられている。陰極66は、パッシベーション膜56及び隔壁絶縁層に設けられたコンタクトホール(図示せず)を介して電源線Vssに接続されている。陰極66としては、例えば、バリウムなどを含有した主導体層とアルミニウムなどを含有した保護導体層との積層体を使用する。それぞれの有機EL素子OLEDは、これら陽極62、バッファ層63、発光層64、及び陰極66で構成されている。
なお、発光層64が放出する光は、陰極66側から有機ELパネルDPの外部へと取り出してもよい。この場合、陰極66に光透過性を持たせればよい。
さらなる利益及び変形は、当業者には容易である。それゆえ、本発明は、そのより広い側面において、ここに記載された特定の記載や代表的な態様に限定されるべきではない。したがって、添付の請求の範囲及びその等価物によって規定される本発明の包括的概念の真意または範囲から逸脱しない範囲内で、様々な変形が可能である。
本発明の第1態様に係るアクティブマトリクス型有機ELディスプレイを概略的に示す平面図。 図1の有機ELディスプレイで画素に採用可能な実態配置を概略的に示す平面図。 図2に示す構造の一変形例を概略的に示す平面図。 一参考例に係る有機ELディスプレイの画素の実態配置を概略的に示す平面図。 スイッチ群に含まれる複数のスイッチのうち、駆動制御素子の制御端子側の末端に位置したもの以外のスイッチに採用可能な構造の一例を概略的に示す断面図。 スイッチ群に含まれる複数のスイッチのうち、駆動制御素子の制御端子側の末端に位置したスイッチに採用可能な構造の一例を概略的に示す断面図。 第1乃至第5態様の有機ELパネルに採用可能な構造の一例を概略的に示す断面図。 従来の有機ELディスプレイの画素回路の一例を示す図。
符号の説明
1…有機ELディスプレイ、2…絶縁基板、50a…ソース、50b…ドレイン、50c…チャネル、52…ゲート絶縁膜、54…層間絶縁膜、56…パッシベーション膜、58…絶縁層、59…絶縁膜、60…絶縁層、62…陽極、63…バッファ層、64…発光層、66…陰極、DP…有機ELパネル、CNT…コントローラ、XDR…映像信号線ドライバ、YDR…走査信号線ドライバ、Vdd…電源線、Vss…電源線、Data…映像信号線、Scan1…走査信号線、Scan2…走査信号線、PX…画素、OLED…有機EL素子、Dr…駆動制御素子、C1…キャパシタ、SwG…スイッチ群、Sw1a…スイッチ、Sw1b…スイッチ、Sw1c…スイッチ、Sw2…スイッチ、Sw3…スイッチ、S…ソース電極、D…ドレイン電極、G…ゲート、BG…バックゲート。

Claims (8)

  1. マトリクス状に配列した複数の画素を備え、前記複数の画素の各々は、
    第1電源端子に接続された第1端子と制御端子とそれらの間の電圧に対応した大きさで駆動電流を出力する第2端子とを備えた駆動制御素子と、
    一方の電極が前記制御端子に接続され、前記第1端子と前記制御端子との間の電圧を一定に維持可能なキャパシタと、
    前記第2端子と第2電源端子との間に接続された有機EL素子と、
    前記第2端子と前記制御端子との間で直列に接続された複数の第1スイッチとを具備し
    前記複数の第1スイッチは導電型が同一な電界効果トランジスタであり、
    前記複数の第1スイッチのゲートは同一の走査信号入力端子に接続され、
    直列に接続された前記複数の第1スイッチのうち、前記制御端子側の第1スイッチは、これを介して前記制御端子に接続された他の第1スイッチに比べて、チャネル長がより長く且つ導通状態から非導通状態への切り替わりがより早く生じることを特徴とするアクティブマトリクス型有機ELディスプレイ。
  2. 前記制御端子側の第1スイッチのチャネル長は、前記他の第1スイッチのチャネル長の1.3倍乃至3.0倍の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ。
  3. 前記制御端子側の第1スイッチと前記他の第1スイッチとの閾値の差は0.1V乃至0.8Vの範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ。
  4. マトリクス状に配列した複数の画素を備え、前記複数の画素の各々は、
    第1電源端子に接続された第1端子と制御端子とそれらの間の電圧に対応した大きさで駆動電流を出力する第2端子とを備えた駆動制御素子と、
    一方の電極が前記制御端子に接続され、前記第1端子と前記制御端子との間の電圧を一定に維持可能なキャパシタと、
    前記第2端子と第2電源端子との間に接続された有機EL素子と、
    前記第2端子と前記制御端子との間で直列に接続された複数の第1スイッチとを具備し、
    前記複数の第1スイッチは導電型が同一な電界効果トランジスタであり、
    前記複数の第1スイッチのゲートは同一の走査信号入力端子に接続され、
    直列に接続された前記複数の第1スイッチのうち、前記制御端子側の第1スイッチと、これを介して前記制御端子に接続された他の第1スイッチとは、チャネル中の不純物濃度が異なっており、これにより、前記制御端子に直接に接続された前記第1スイッチは前記他の第1スイッチに比べて導通状態から非導通状態への切り替わりがより早く生じることを特徴とするアクティブマトリクス型有機ELディスプレイ。
  5. 前記複数の画素が形成する複数の行に対応して配列した複数の走査信号線と、前記複数の画素が形成する複数の列に対応して配列した複数の映像信号線とをさらに備え、前記複数の画素の各々は第2及び第3スイッチをさらに具備し、前記第2スイッチと前記有機EL素子とは前記第2端子と前記第2電源端子との間でこの順に直列に接続され、前記第3スイッチは前記映像信号線と前記第2端子との間に接続され、前記複数の第1スイッチのゲートは前記走査信号線に接続されたことを特徴とする請求項1または4に記載のディスプレイ。
  6. マトリクス状に配列した複数の画素回路を備え、前記複数の画素回路の各々は、
    電源端子に接続された第1端子と制御端子とそれらの間の電圧に対応した大きさで駆動電流を出力する第2端子とを備えた駆動制御素子と、
    一方の電極が前記制御端子に接続され、前記第1端子と前記制御端子との間の電圧を一定に維持可能なキャパシタと、
    前記第2端子に接続された画素電極と、
    前記第2端子と前記制御端子との間で直列に接続された複数の第1スイッチとを具備し、
    前記複数の第1スイッチは導電型が同一な電界効果トランジスタであり、
    前記複数の第1スイッチのゲートは同一の走査信号入力端子に接続され、
    直列に接続された前記複数の第1スイッチのうち、前記制御端子側の第1スイッチは、これを介して前記制御端子に接続された他の第1スイッチに比べて、チャネル長がより長く且つ前記制御端子側の第1スイッチは前記他の第1スイッチに比べて導通状態から非導通状態への切り替わりがより早く生じることを特徴とするアクティブマトリクス型基板。
  7. マトリクス状に配列した複数の画素回路を備え、前記複数の画素回路の各々は、
    電源端子に接続された第1端子と制御端子とそれらの間の電圧に対応した大きさで駆動電流を出力する第2端子とを備えた駆動制御素子と、
    一方の電極が前記制御端子に接続され、前記第1端子と前記制御端子との間の電圧を一定に維持可能なキャパシタと、
    前記第2端子に接続された画素電極と、
    前記第2端子と前記制御端子との間で直列に接続された複数の第1スイッチとを具備し、
    前記複数の第1スイッチは導電型が同一な電界効果トランジスタであり、
    前記複数の第1スイッチのゲートは同一の走査信号入力端子に接続され、
    直列に接続された前記複数の第1スイッチのうち、前記制御端子側の第1スイッチと、これを介して前記制御端子に接続された他の第1スイッチとは、チャネル中の不純物濃度が異なっており、これにより、前記制御端子に直接に接続された前記第1スイッチは前記他の第1スイッチに比べて導通状態から非導通状態への切り替わりがより早く生じることを特徴とするアクティブマトリクス型基板。
  8. 前記複数の画素回路が形成する複数の行に対応して配列した複数の走査信号線と、前記複数の画素回路が形成する複数の列に対応して配列した複数の映像信号線とをさらに備え、前記複数の画素回路の各々は第2及び第3スイッチをさらに具備し、前記第2スイッチは前記第2端子と前記画素電極との間に接続され、前記第3スイッチは前記映像信号線と前記第2端子との間に接続され、前記複数の第1スイッチのゲートは前記走査信号線に接続されたことを特徴とする請求項6または7に記載のアクティブマトリクス基板。
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