JP3782681B2 - 加湿混練装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば焼却灰等の粉体を加湿混練する加湿混練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば焼却炉から排出される焼却灰は、加湿混練装置で加湿されて混練され、例えばトラック等の搬送車による輸送の容易化及び輸送時の飛散防止が図られている。
【0003】
この加湿混練装置は、図3(a)に示すように、紙面垂直方向に延在する筒状を成す本体50内に、当該方向に延在して回転駆動される回転軸51及びこの回転軸51に周設される螺旋状羽根52を備えると共に、これらの上方を横切る位置にヘッダ管53及びこのヘッダ管53の下部に垂設される複数の噴霧ノズル54(図3(a)、(b)参照)を備え、ヘッダ管53の噴霧ノズル54より上流側に設けられているバルブ55を開にすることで、ヘッダ管53を介して噴霧ノズル54に水を供給して当該噴霧ノズル54から下方に水を噴霧して焼却灰を加湿し、この加湿灰Xを、螺旋状羽根52の回転により混練しながら搬送して排出するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、噴霧ノズル54からの噴霧水の供給を止めるべくバルブ55を閉にしても、ヘッダ管53のバルブ55より下流側の部分には水が残留するため、この残留水が無くなる迄噴霧ノズル54からは当該残留水が流下する。
【0005】
このように残留水が流下し多湿状態で螺旋状羽根52の回転が停止すると、次の搬送車が到来する運転時迄に長時間(例えば1回/数日)を要するため、残留する灰が固化して次の運転時に螺旋状羽根52が回転しない虞がある。また、残留水を含む灰を搬送車に排出すると、多量の水(残留水)を排出することになって実質的な灰の量が少なくなるため、灰の輸送関連費用が高くなると共に、多くの灰を輸送しようとして過積載となる虞もある。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、焼却灰を始めとした粉体の固化を防止し装置の正常な運転を確保し得ると共に、粉体の輸送関連費用を低減し且つ輸送時の過積載を防止し得る加湿混練装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による加湿混練装置は、粉体の搬送路の上方に配設される噴霧ノズル及びこれを接続するヘッダ管を備え、このヘッダ管を通して供給される水を噴霧ノズルから噴霧することで粉体を加湿し、この加湿粉体を混練しながら搬送路を搬送して排出する加湿混練装置において、噴霧ノズルを、ヘッダ管の上部に接続したことを特徴としている。
【0008】
このような加湿混練装置によれば、噴霧ノズルがヘッダ管の上部に接続されているため、ヘッダ管で水の供給を停止すると、噴霧ノズルからの水噴霧が直ちに停止され、水の過剰供給が無くされる。
【0009】
ここで、噴霧ノズルは、搬送される粉体を追従する向きに水噴霧する構成であると、噴霧水が、粉体の搬送方向に対して逆流することは無く搬送方向上流側に溜まる虞が無くされる。
【0010】
また、搬送路は、搬送方向上流側から下流側に向かって下方に所定に傾斜していると、粉体の十分な加湿及び混練が成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る加湿混練装置の好適な実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明による加湿混練装置を示す概略構成図、図2は、図1のA−A矢視図である。この加湿混練装置は、例えば焼却炉からの焼却灰を加湿・混練して排出し、待機している例えばトラック等の搬送車に積載するものである。
【0012】
図1に示すように、加湿混練装置1は概略、略円筒形状を成し横置される本体11を備えると共に、この本体11内に、回転する回転軸12及びこの回転軸12に周設される螺旋状羽根(スクリュー羽根)13を備えている。
【0013】
本体11は、一方側(図示右側)の上部に、焼却灰を内部に導入する灰入口15を備えると共に、他方側(図示左側)の下部に、内部で加湿・混練された加湿灰を排出する灰出口16を備えている。
【0014】
本体11内に配設される回転軸12は、本体11と同軸に設置されて当該本体11に回転自在に支持されている。この回転軸12は、本体11外に設置されている電動機14に連結され、この電動機14の駆動により回転される。
【0015】
回転軸12に周設される螺旋状羽根13は、回転軸12と共に回転し、本体11内の灰を混練しながら灰入口15側から灰出口16側に向かって搬送する。従って、本体11内の灰入口15から灰出口16迄の部分が灰搬送路Rとされる。
【0016】
そして、この灰搬送路Rを含む本体11は、灰搬送方向上流側から下流側に向かって下方に角度θ傾斜するように設置されている。
【0017】
また、本体11は、図1及び図2に示すように、灰入口15寄りの上部が上方に突状に形成され、この突部23内に、灰搬送路Rの上方を横切るようにしてヘッダ管20が設置されている。このヘッダ管20は、図2に示すように、突部23外の位置にバルブ22を備えている。このバルブ22は、開/閉により、ヘッダ管20の当該バルブ22より下流側に対して水を供給/停止する。そして、ヘッダ管20は、突部23内の位置に、ヘッダ管20に供給される水を噴霧する噴霧ノズル21を複数個、当該ヘッダ管20の軸線に沿って所定間隔離間して備えている。
【0018】
この噴霧ノズル21は、本実施形態の特徴を成すもので、図1に示すように、略への字状を成し、一方側の端部がヘッダ管20の上部に接続され、途中が湾曲して、他方側の端部である先端のノズル部が下方を向くように構成されている。噴霧ノズル21は、特に本実施形態においては、その先端のノズル部が、斜め左下方を向き、図1の右側から左側に向かって搬送される灰を追従する向きに水噴霧することが可能とされている。
【0019】
そして、このような構成を有する加湿混練装置1の灰入口15の上方には、例えばロータリバルブ等の切出装置3を介して、焼却灰Yを貯留する焼却灰貯槽2が接続されている。
【0020】
このように構成された加湿混練装置1によれば、切出装置3に従って焼却灰貯槽2の焼却灰Yが所定量切り出され灰入口15を介して本体11内に導入されると、この焼却灰Yは、螺旋状羽根13の回転に従って灰搬送路Rを灰出口16側に向かって搬送される。
【0021】
この焼却灰の搬送に伴ってバルブ22が開とされ、ヘッダ管20の末端迄水が供給されて、噴霧ノズル21からは、下方を搬送される焼却灰Yに向かって水が噴霧され、当該焼却灰Yが加湿される。
【0022】
この時、搬送される灰を追従する向きに水噴霧がされるため、噴霧水は、灰搬送路Rの底部で灰搬送方向に対して逆流することは無く、本体11内の搬送方向上流側に溜まる虞が無くされていて灰の固化の防止が図られている。
【0023】
この噴霧ノズル21による噴霧水により加湿された加湿灰Z(図2参照)は、螺旋状羽根13の回転に従って、混練されながらさらに搬送されて灰出口16から排出される。
【0024】
この時、灰搬送路Rが、灰搬送方向上流側から下流側に向かって下方に角度θ傾斜しているため、灰が十分に加湿されると共に混練される。ここで、この傾斜角度θは、約5〜10°が好ましい。これは、傾斜角度θが大き過ぎると、本体11内で噴霧水が灰を浮かす結果となり、噴霧水のみが灰出口16から排出されて灰の加湿及び混練が不十分となるからである。
【0025】
そして、焼却灰Yに対する水噴霧を止めるべく、ヘッダ管20のバルブ22が閉にされると、噴霧ノズル21がヘッダ管20の上部に接続されているため、噴霧ノズル21からの水噴霧が直ちに停止し、水の過剰供給が防止されている。
【0026】
従って、本体11内の多湿状態が無くされ灰の固化が防止されて装置1の正常な運転が確保されると共に、余剰水が無くされることで灰の輸送関連費用が低減され且つ輸送時の過積載を防止することが可能とされている。また、加湿灰は過不足無く適度に加湿されているため、搬送車による輸送時に飛散することは勿論無い。
【0027】
なお、加湿灰を輸送するトラック等の搬送車の到来を監視する例えばテレビカメラ等の監視手段と、この監視手段を監視し切出装置3、電動機14、ヘッダ管20のバルブ22を制御する制御手段(CPU)とを設け、切出装置3の停止直前に切り出された焼却灰Yが、螺旋状羽根13の回転により、噴霧水が供される位置に達する時間Tを求めておいて制御手段の情報として予め記憶しておき、搬送車の到来を認識すると、切出装置3を停止し、上記時間Tが経過したら、バルブ22を閉制御することで噴霧ノズル21からの水噴霧を直ちに止め、これにより焼却灰を過不足無く適度に加湿し、この加湿された灰を全て螺旋状羽根13の回転により混練しながら排出して搬送車に積載するようにしても良い。このように構成することで省人化を図りつつ上記効果を得ること、すなわち、装置1の正常な運転を確保すると共に、加湿灰の輸送関連費用を低減し且つ輸送時の過積載を防止することが可能となる。
【0028】
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、本体11内の灰入口15側に噴霧水が溜まるのを防止すべく、噴霧ノズル21を、搬送される焼却灰Yを追従する向きに水噴霧する構成としているが、略逆U字状を成して真下を向く構成でも良く、さらには、搬送される焼却灰Yに向かう向きに水噴霧する構成でも本発明を妨げるものではなく、要は、ヘッダ管20の上部に接続されていれば良い。
【0029】
また、上記実施形態においては、特に効果が顕著であるとして、対象を焼却灰としているが、焼却灰に限定されるものではなく、粉体であれば適用が可能である。
【0030】
【発明の効果】
本発明による加湿混練装置は、噴霧ノズルをヘッダ管の上部に接続することで、ヘッダ管で水の供給を停止すると、噴霧ノズルからの水噴霧が直ちに停止し、水の過剰供給を無くすことが可能である。このため、多湿状態が無くされ粉体の固化が防止されて装置の正常な運転を確保することが可能になると共に、余剰水が無くされることで粉体の輸送関連費用を低減し且つ輸送時の過積載を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による加湿混練装置を示す概略構成図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】従来技術に係る加湿混練装置の要部を示す図であり、(a)は横断面図、(b)は(a)のB−B矢視図である。
【符号の説明】
1…加湿混練装置、12…回転軸、13…螺旋状羽根、14…電動機、20…ヘッダ管、21…噴霧ノズル、22…バルブ、R…灰搬送路(粉体搬送路)、Y…焼却灰(粉体)、Z…加湿灰(加湿粉体)、θ…傾斜角度。

Claims (3)

  1. 粉体の搬送路の上方に配設される噴霧ノズル及びこれを接続するヘッダ管を備え、このヘッダ管を通して供給される水を前記噴霧ノズルから噴霧することで粉体を加湿し、この加湿粉体を混練しながら前記搬送路を搬送して排出する加湿混練装置において、
    前記噴霧ノズルを、前記ヘッダ管の上部に接続したことを特徴とする加湿混練装置。
  2. 前記噴霧ノズルは、搬送される粉体を追従する向きに水噴霧することを特徴とする請求項1記載の加湿混練装置。
  3. 前記搬送路は、搬送方向上流側から下流側に向かって下方に所定に傾斜していることを特徴とする請求項1又は2記載の加湿混練装置。
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