JP3781311B2 - 飛翔体の翼装置 - Google Patents

飛翔体の翼装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3781311B2
JP3781311B2 JP33567995A JP33567995A JP3781311B2 JP 3781311 B2 JP3781311 B2 JP 3781311B2 JP 33567995 A JP33567995 A JP 33567995A JP 33567995 A JP33567995 A JP 33567995A JP 3781311 B2 JP3781311 B2 JP 3781311B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wing
flying object
piston
hole
restraining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP33567995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09159398A (ja
Inventor
高志 名和
繁 大杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP33567995A priority Critical patent/JP3781311B2/ja
Publication of JPH09159398A publication Critical patent/JPH09159398A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3781311B2 publication Critical patent/JP3781311B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B10/00Means for influencing, e.g. improving, the aerodynamic properties of projectiles or missiles; Arrangements on projectiles or missiles for stabilising, steering, range-reducing, range-increasing or fall-retarding
    • F42B10/02Stabilising arrangements
    • F42B10/14Stabilising arrangements using fins spread or deployed after launch, e.g. after leaving the barrel
    • F42B10/16Wrap-around fins

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は飛翔体、特には砲弾に装着された翼システムの展開機構と、翼展開後の翼固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に飛翔体には、その飛翔姿勢を安定させるための翼や、飛翔方向を制御するための翼、飛翔体の縦方向の中心線回りの回転速度を制御するための翼等の各種の翼がその目的に応じて装着される。これらの翼の取り付け方法は、最初から飛翔体に放射状に突出して固定する方式と、飛翔体内部や外周部に収納して必要時に展開する方式の2つの方式に大別される。
【0003】
前者の最初から固定する方式は、その構造が比較的簡素で飛翔体内部のスペースを犠牲にしないという利点があるが、飛翔体の外形寸法が大きくなり、飛翔体自身の収納スペースが増大したり、飛翔体の空気抵抗を増大させて射程を減少させるといった欠点がある。
また、砲弾のように火砲から発射される飛翔体は減口径弾とするか、弾体外径以内に翼を装着しなければならないという制約を受けることになる。
後者の必要時に翼を展開する方法は、逆に飛翔体内部のスペースをある程度犠牲にするが、射程に対する悪影響は比較的少なく、砲弾の場合でもその外径に対してかなり大きな翼も装着可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
翼の展開方法については、特開平4−324099や特開平6−74696のようにばねの復元力を用いるもの、米国特許の5,108,051のようにモータの回転力を用いるもの、米国特許の5,211,358のようにエアバッグを膨らませるもの等があるが、これらは構造が複雑になり構成部品点数も増えて翼システムのコストや信頼性に問題を生ずる場合がある。
また、展開後の翼の固定方法については、米国特許の5,211,358のように所定の位置まで展開した直後に固定する方式が多く、砲弾のような縦方向の中心線回りに高速で回転する飛翔体の場合には、固定時にその衝撃で関係部品を損傷させる恐れがある。
【0005】
本発明は上記の問題点に着目してなされたもので、簡単な構造で格納した翼を展開して固定し、信頼性が高く、翼固定時の衝撃により各部を損傷させる恐れのない飛翔体の翼装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る飛翔体の翼装置の第1発明においては、飛翔体に格納され、飛翔体の縦方向の中心軸周りの回転時の遠心力によって展開自在に設けられた翼と、該翼の一端を前記飛翔体に回動自在に支持する、前記飛翔体の中心軸に略平行な軸を有する支持手段と、該翼の他端を前記飛翔体に固着して該翼の展開及び回動を拘束する拘束手段と、前記翼の拘束を解放する解放手段とを備えた飛翔体の翼装置において、
前記支持手段は、前記飛翔体の中心軸に略平行に設けられ、飛翔体に固着された飛翔体側ボスと、前記翼の一端に設けられた翼側ボスと、前記飛翔体側ボス及び前記翼側ボスを貫通して前記翼を展開、回転自在に支持する翼支持シャフトとを備え、
前記飛翔体側ボスには、飛翔体の外周方向に開口し、かつ前記翼側ボスが挿入される溝を設けると共に、該溝の底部に固定穴を設け、
前記翼支持シャフトには穴を設けて、該穴内にばねを挿入し、
前記翼側ボスには前記翼支持シャフトの穴と位置及び穴径を整合させて穴を設け、該穴内に前記ばねに付勢される固定ピンを滑動自在に挿入してなり、
飛翔体の回転数が所定値以下になって、飛翔体の回転による遠心力よりも前記ばねの付勢力と前記翼の回動による遠心力との合力が大きくなったときには、前記固定ピンを前記飛翔体側ボスの固定穴に嵌入させるようにした構成としている。
【0007】
第2発明は、第1発明の飛翔体の翼装置において、
前記拘束手段は、先端にねじ部を有し、かつ該ねじ部の基端部にノッチ溝を設けた拘束ボルトで、前記翼の他端を飛翔体に拘束し、
前記解放手段は、飛翔体に前記拘束ボルトの軸線に略直交する方向に設けられ、かつ後部にめねじを有する段付き穴と、該段付き穴に先端方向に向けて移動可能なスペースを有して挿入され、先端部に前記拘束ボルトに螺合するめねじを有するピストンと、該ピストンの後部に当接させて前記段付き穴に挿入されたスペーサと、該スペーサの後部に当接させて前記段付き穴のめねじに螺合され、火薬を内設した着火装置とを備えてなり、
前記翼の拘束を解放するときには、前記着火装置の火薬を爆発させて前記ピストンを先端方向に移動させることにより前記拘束ボルトのねじ部のノッチ溝部を切断するようにした構成としている。
【0008】
第3発明は、第1発明の飛翔体の翼装置において、
前記拘束手段は、環状溝を有する拘束ピンで、前記翼の他端を飛翔体に拘束し、
前記解放手段は、飛翔体に前記拘束ピンの軸線に略直交する方向に設けられた段付き穴と、該段付き穴に挿入され、先端に前記拘束ピンの環状溝に係合する二股溝を有するピストンと、該ピストンの後端と所定の間隔を隔てて前記段付き穴に挿入され、外部からの指令信号により作動するソレノイドと、前記ピストンと前記ソレノイドとの間に介装され、ピストンを付勢するばねとを備えてなり、
前記翼の拘束を解放するときには、前記ソレノイドを作動させて前記ピストンを移動させることによりピストンの二股溝と拘束ピンの環状溝との係合を解放するようにした構成としている。
【0009】
第4発明は、第1発明の飛翔体の翼装置において、
前記拘束手段は、環状溝を有する拘束ピンで、前記翼の他端を飛翔体に拘束し、
前記解放手段は、飛翔体に前記拘束ピンの軸線に略直交する方向に設けられた穴と、該穴に挿入され、先端に前記拘束ピンの環状溝に係合する穴、及び該穴に隣接して形成され、かつ拘束ピンの外径よりも大きな径を有する穴を備えたプレートが固着されたピストンロッドを有するピストンを内設したシリンダと、前記ピストンと前記シリンダとの間に介装され、ピストンを付勢するばねと、前記シリンダの後方に設けられ、外部からの指令信号により作動するソレノイドバルブを介してシリンダに接続され、高圧流体を蓄積したアキュムレータとを備えてなり、
前記翼の拘束を解放するときには、前記ソレノイドバルブを作動させてアキュムレータから高圧流体をシリンダに流入させ、前記ピストンを移動させることによりピストンの先端の穴と拘束ピンの環状溝との係合を解放するようにした構成としている。
【0012】
【作用】
上記のような構成としたため、砲弾等の飛翔体に格納された翼を、解放手段で翼の拘束手段を解放して飛翔体の回転時の遠心力により回動、展開させることができる。また、飛翔体の回転数が所定の回転数以下になると、翼側ボスの穴内に挿入された固定ピンに作用している飛翔体の回転による遠心力よりもばねの付勢力と翼の回動による遠心力との合力の方が大きくなり、固定ピンが飛翔体側ボスの固定穴に嵌入し、展開している翼は固定ピンにより固定されるため、翼固定時の衝撃を少なくすることができる。
また、解放手段として、火薬を爆発させることにより拘束ボルトのねじ部を破断する、又はソレノイドを作動させてピストンを移動させることにより拘束ピンとピストンとの係合を解放する、又はアキュムレータから高圧流体をシリンダに流入させてピストンを移動させることにより拘束ピンとピストンとの係合を解放するように構成したので、構造が簡単で信頼性を高くできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る飛翔体の翼装置の実施例について、図面を参照して詳述する。
【0014】
図1は飛翔体である砲弾1の外観斜視図であり、後部には翼10が弾体の外径に沿って格納されている。砲弾1は発射されると弾軸を中心として高速回転をしながら飛翔する。
図2は砲弾1の翼10が展開した場合の外観斜視図である。後部に収納された4枚の翼10が開き、砲弾の回転数を低下させるとともに、園回転数が低下した時の飛翔安定性を補償する。
【0015】
図3は砲弾1の後部の側面図であり、翼10の一端に設けられたボス11は、本体2の中心軸にほぼ平行に設けられた一対のボス3に、翼支持シャフト12により回動自在に装着されており、砲弾が高速回転したときの遠心力を利用して翼10を回動、展開させる展開手段を構成している。
翼10の他端はシャーピンタイプの拘束ボルト20により本体2に締着、拘束されている。
【0016】
図4は図3のA−A断面図であり、図5は図3のB−B断面図である。
前述のように本体2のボス3には、翼支持シャフト12により翼10の基端に固着されたボス11が回動自在に装着されている。翼10は本体2の外周に沿った円弧状をしており、翼10の先端は拘束ボルト20により本体2に締着、拘束されている。
なお、本図は翼が2枚の場合を示しているが特に2枚に限定するものでない。
【0017】
図6は図4のP部の詳細図であり、本体2のボス3には本体2の外周方向に開口した溝4が設けられ、翼10のボス11が挿入されて翼支持シャフト12により本体2に翼10を軸着している。翼支持シャフト12には穴13が設けられ、ばね14が内設されている。翼10のボス11には穴15が設けられて翼支持シャフト12の穴13と整合させ、固定ピン16が滑動自在に挿入されている。これにより翼10と翼支持シャフト12とは一体となっている。
本体2の溝4の底部には固定穴5が設けられており、翼10が回動して展開した状態で固定ピン16は固定穴5に嵌入して翼10を本体2に固定する固定手段を構成している。
翼10を本体2に装着する場合には、本体2のボス3に翼10のボス11を組み付け、翼支持シャフト12をボス3およびボス11に貫通して挿入したのち、穴13と穴15とを整合し、ボス3に設けたねじ穴6からばね14および固定ピン16を穴13および穴15に挿入し、ねじ穴6にプラグ7を締着する。
【0018】
図7は図4のC−C断面図であり、翼10の端部を本体2に締着した部分、すなわち翼10の展開拘束手段と、展開拘束手段を解放する解放手段の第1実施例の詳細断面図を示している。
本体2にはめねじ25を有する段付き穴26が設けられており、段付き穴26には先端にめねじ31を有するピストン30が挿入されている。ピストン30にはOリング32が装着されている。
ピストン30の後には火薬33を内設した着火装置34がスペーサ35を介して段付き穴26のめねじ25に締着されている。着火装置34には信号を受信するコード36が設けられていて解放手段を構成している。
拘束ボルト20は図8に示すように先端にねじ部21を有し、ねじ部21の基端部にはノッチ溝22を設けてある。拘束ボルト20は翼10の端部をピストン30のめねじ31に締着することにより翼10の展開拘束手段を構成している。
この状態においてピストン30は図の右方向に移動する余地を持っている。
【0019】
つぎに解放手段の作動について説明する。
発火指令信号を着火装置34に送信して火薬33に着火すると爆発させ、その爆発力によりピストン30を図7の右方向に推進する。ピストン30は拘束ボルト20のねじ部21を右方向に移動させる力を加えるため、拘束ボルト20のノッチ溝22の部分は切断されて拘束ボルト20は本体2の外方に抜け出し、翼10の拘束は解放される。
【0020】
以下に本発明の翼装置の作動について説明する。
(1)砲弾1は発射直後においては図1に示すように翼10を格納した状態で軸方向の中心軸回りに高速回転(回転速度Ω)しながら飛翔する。
(2)翼10を展開する場合には発火指令信号を発信して着火装置34により火薬33に着火する。前述のように拘束手段である拘束ボルト20は抜けて翼10は拘束状態から解放される。
(3)翼10は図9に示すように遠心力によって展開し、遠心力と空気力とにより▲1▼の状態から▲2▼、▲3▼、▲4▼、▲5▼、▲6▼と翼支持シャフト12を中心として回転振動する。
▲1▼、▲2▼、▲3▼と状態が進むにつれて展開後の翼10に作用する空気力により回転速度Ωの減速が促進される。この間で固定ピン16には図10に示すように、回転速度Ωによる遠心力Fと、ばね14の作用力と翼10の回転振動ωによる遠心力の合力Rが作用する。
回転速度Ωが大きい間はF>Rとなり固定ピン16は本体2の固定穴5には入らず、翼10は図9に示すように翼支持シャフト12の回りに回転振動を続ける。
(4)回転速度Ωの減速が更に促進され、所定の値以下になるとF<Rとなり、図11に示すように固定ピン16は移動して本体2の固定穴5に嵌入し、本体2に翼10のボス11は固定され、したがって翼10は図9に示す▲7▼の位置に固定される。これにより砲弾1の回転速度Ωはますます減速され、したがってF<Rの関係は保たれて固定ピン16が穴5から抜けることはない。
【0021】
図12は解放手段の第2実施例を示す側面断面図であり、図13は図12のD−D断面図である。翼10を本体2に拘束する拘束ピン40には環状溝41が設けられている。本体2には段付き穴42が設けられ、先端に拘束ピン40の環状溝41に係合する二股溝43を備えたピストン44が前記段付き穴42に挿入されている。ピストン44の後端と所定の間隔Sを隔てて指令信号により作動するソレノイド45が前記段付き穴42に嵌入されている。ピストン44とソレノイド45との間にはばね46が介装され、ばね46はピストン44を図の方向に付勢しており、通常状態においてはピストン44は段付き穴42の段部47に当接した状態で拘束ピン40の環状溝41とピストン44の二股溝43とを係合させて翼10を本体2に拘束している。
【0022】
指令信号を発信してソレノイド45を作動させるとピストン44は左側にSだけ移動し、環状溝41と二股溝43との係合は解放され、拘束ピン40は本体2の外方に抜け出して翼10の拘束は解放される。
【0023】
図14は解放手段の第3実施例を示す側面断面図であり、図15は図14のE−E断面図である。
翼10を本体2に拘束する拘束ピン40には環状溝41が設けられている。
本体2には穴50が設けられ、ピストン51を内設したシリンダ52が嵌入されている。ピストンロッド53の先端には図15に示すように拘束ピン40の環状溝41に係合する穴54と、それに隣接して設けられた拘束ピン40の外径dより大きな穴55とを備えたプレート56が固着されている。
ピストン51とシリンダ52との間にはばね57が介装され、ピストン51を図の左方向に付勢しており、ピストン51は図の右方向にQだけストロークが可能な状態にある。この状態においては、拘束ピン40の環状溝41とプレート56の穴54とは係合しており、翼10を本体2に拘束している。
シリンダ52の後方には高圧流体を蓄積したアキュムレータ59が設けられ、指令信号により作動して回路を開くソレノイドバルブ58を介してシリンダ52と接続している。
【0024】
指令信号を発信してソレノイドバルブ58を作動させると回路は開いてアキュムレータ59から高圧流体がシリンダ52に流入し、ピストン51を図の右方向にQだけ移動させる。ピストン51の先端のプレート56も左方向に移動し、拘束ピン40の環状溝41とプレート56の穴54との係合は外れ、拘束ピン40と穴55とは整合して拘束ピン40は本体2の外方に抜け出して翼10の拘束は解放される。
【0025】
【発明の効果】
本発明に係る飛翔体の翼装置は、以上詳述したような構成としたため、構造簡単で信頼性が高い。また、飛翔体の回転速度が所定の回転数に減速したときに展開後の翼を固定するようにしたため、固定時に各部に加わる衝撃力を小さくすることができ、強度設計上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の翼装置を備えた飛翔体の翼格納時の外観斜視図である。
【図2】同、飛翔体の翼展開時の外観斜視図である。
【図3】同、飛翔体の翼装着部の側面図である。
【図4】同、飛翔体の翼装着部の正面断面図である。
【図5】同、飛翔体の翼支持シャフト部の断面図である。
【図6】同、翼固定手段の構成を示す詳細断面図である。
【図7】同、翼拘束解放手段の第1実施例の側面断面図である。
【図8】同、翼拘束手段の拘束ボルトの外観図である。
【図9】同、飛翔体の翼展開状況を示す正面断面図である。
【図10】同、飛翔体の高回転時における翼固定用の固定ピンの作動説明図である。
【図11】同、飛翔体の低回転時における翼固定用の固定ピンの作動説明図である。
【図12】同、翼拘束解放手段の第2実施例の側面断面図である。
【図13】同上の平面断面図である。
【図14】同、翼拘束解放手段の第3実施例の側面断面図である。
【図15】同上の平面断面図である。
【符号の説明】
1…砲弾、2…本体、3、11…ボス、5…固定穴、10…翼、12…翼支持シャフト、14…ばね、16…固定ピン、20…拘束ボルト、30、44、51…ピストン、33…火薬、34…着火装置、40…拘束ピン、41…環状溝、45…ソレノイド、52…シリンダ、58…ソレノイドバルブ、59…アキュムレータ。

Claims (4)

  1. 飛翔体に格納され、飛翔体の縦方向の中心軸周りの回転時の遠心力によって展開自在に設けられた翼(10)と、該翼(10)の一端を前記飛翔体に回動自在に支持する、前記飛翔体の中心軸に略平行な軸を有する支持手段と、該翼(10)の他端を前記飛翔体に固着して該翼(10)展開及び回動を拘束する拘束手段と、前記翼(10)の拘束を解放する解放手段とを備えた飛翔体の翼装置において、
    前記支持手段は、前記飛翔体の中心軸に略平行に設けられ、飛翔体に固着された飛翔体側ボス (3) と、前記翼 (10) の一端に設けられた翼側ボス (11) と、前記飛翔体側ボス (3) 及び前記翼側ボス (11) を貫通して前記翼 (10) を展開、回転自在に支持する翼支持シャフト (12) とを備え、
    前記飛翔体側ボス (3) には、飛翔体の外周方向に開口し、かつ前記翼側ボス (11) が挿入される溝 (4) を設けると共に、該溝 (4) の底部に固定穴 (5) を設け、
    前記翼支持シャフト (12) には穴 (13) を設けて、該穴 (13) 内にばね (14) を挿入し、
    前記翼側ボス (11) には前記翼支持シャフト (12) の穴 (13) と位置及び穴径を整合させて穴 (15) を設け、該穴 (15) 内に前記ばね (14) に付勢される固定ピン (16) を滑動自在に挿入してなり、
    飛翔体の回転数が所定値以下になって、飛翔体の回転による遠心力よりも前記ばね (14) の付勢力と前記翼 (10) の回動による遠心力との合力が大きくなったときには、前記固定ピン (16) を前記飛翔体側ボス (3) の固定穴 (5) に嵌入させるようにした
    ことを特徴とする飛翔体の翼装置。
  2. 請求項1記載の飛翔体の翼装置において、
    前記拘束手段は、先端にねじ部 (21) を有し、かつ該ねじ部 (21) の基端部にノッチ溝 (22) を設けた拘束ボルト (20) で、前記翼 (10) の他端を飛翔体に拘束し、
    前記解放手段は、飛翔体に前記拘束ボルト (20) の軸線に略直交する方向に設けられ、かつ後部にめねじ (25) を有する段付き穴 (26) と、該段付き穴 (26) に先端方向に向けて移動可能なスペースを有して挿入され、先端部に前記拘束ボルト (20) に螺合するめねじ (31) を有するピストン (30) と、該ピストン (30) の後部に当接させて前記段付き穴 (26) に挿入されたスペーサ (35) と、該スペーサ (35) の後部に当接させて前記段付き穴 (26) のめねじ (25) に螺合され、火薬 (33) を内設した着火装置 (34) とを備えてなり、
    前記翼 (10) の拘束を解放するときには、前記着火装置 (34) の火薬 (33) を爆発させて前記ピストン (30) を先端方向に移動させることにより前記拘束ボルト (20) のねじ部 (21) のノッチ溝 (22) 部を切断するようにした
    ことを特徴とする飛翔体の翼装置。
  3. 請求項1記載の飛翔体の翼装置において、
    前記拘束手段は、環状溝 (41) を有する拘束ピン (40) で、前記翼 (10) の他端を飛翔体に拘束し、
    前記解放手段は、飛翔体に前記拘束ピン (40) の軸線に略直交する方向に設けられた段付き穴 (42) と、該段付き穴 (42) に挿入され、先端に前記拘束ピン (40) の環状溝 (41) に係合する二股溝 (43) を有するピストン (44) と、該ピストン (44) の後端と所定の間隔を隔てて前記段付き穴 (42) に挿入され、外部からの指令信号により作動するソレノイド (45) と、前記ピストン (44) と前記ソレノイド (45) との間に介装され、ピストン (44) を付勢するばね (46) とを備えてなり、
    前記翼 (10) の拘束を解放するときには、前記ソレノイド (45) を作動させて前記ピストン (44) を移動させることによりピストン (44) の二股溝 (43) と拘束ピン (40) の環状溝 (41) との係合を解放するようにした
    ことを特徴とする飛翔体の翼装置。
  4. 請求項1記載の飛翔体の翼装置において、
    前記拘束手段は、環状溝 (41) を有する拘束ピン (40) で、前記翼 (10) の他端を飛翔体に拘束し、
    前記解放手段は、飛翔体に前記拘束ピン (40) の軸線に略直交する方向に設けられた穴 (50) と、該穴 (50) に挿入され、先端に前記拘束ピン (40) の環状溝 (41) に係合する穴 (54) 、及び該穴 (54) に隣接して形成され、かつ拘束ピン (40) の外径よりも大きな径を有する穴 (55) を備えたプレート (56) が固着されたピストンロッド (53) を有するピストン (51) を内設したシリンダ (52) と、前記ピストン (51) と前記シリンダ (52) との間に介装され、ピストン (51) を付勢するばね (57) と、前記シリンダ (52) の後方に設けられ、外部からの指令信号により作動するソレノイドバルブ (58) を介してシリンダ (52) に接続され、高圧流体を蓄積したアキュムレータ (59) とを備えてなり、
    前記翼 (10) の拘束を解放するときには、前記ソレノイドバルブ (58) を作動させてアキュムレータ (59) から高圧流体をシリンダ (52) に流入させ、前記ピストン (51) を移動させることによりピストン (51) の先端の穴 (54) と拘束ピン (40) の環状溝 (41) との係合を解放するようにした
    ことを特徴とする飛翔体の翼装置。
JP33567995A 1995-12-01 1995-12-01 飛翔体の翼装置 Expired - Lifetime JP3781311B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33567995A JP3781311B2 (ja) 1995-12-01 1995-12-01 飛翔体の翼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33567995A JP3781311B2 (ja) 1995-12-01 1995-12-01 飛翔体の翼装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09159398A JPH09159398A (ja) 1997-06-20
JP3781311B2 true JP3781311B2 (ja) 2006-05-31

Family

ID=18291298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33567995A Expired - Lifetime JP3781311B2 (ja) 1995-12-01 1995-12-01 飛翔体の翼装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3781311B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006022248B3 (de) * 2006-05-12 2007-11-08 Lfk-Lenkflugkörpersysteme Gmbh Vorrichtung an Wickelflügeln eines Flugkörpers
US7700902B2 (en) * 2007-10-18 2010-04-20 Hr Textron, Inc. Locking assembly for rotary shafts
US7829830B1 (en) * 2007-10-19 2010-11-09 Woodward Hrt, Inc. Techniques for controlling access through a slot on a projectile
US20220018377A1 (en) * 2020-07-15 2022-01-20 Raytheon Company Frangible Detent Pin
DE102021005973A1 (de) 2021-12-03 2023-06-07 Diehl Defence Gmbh & Co. Kg Geschoss mit federlos ausschwenkbaren Finnen
CN115009508B (zh) * 2022-08-08 2022-12-13 成都飞机工业(集团)有限责任公司 一种零长发射无人机可抛式垂尾结构

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3125956A (en) * 1964-03-24 Fold able fin
GB759679A (en) * 1949-04-29 1956-10-24 Vickers Armstrongs Aircraft Improvements in guided missiles
NL250199A (ja) * 1959-04-13
US3103886A (en) * 1960-10-13 1963-09-17 Charles H Popenoe Coiling fin for tube launched missiles
FR2356118A1 (fr) * 1976-06-25 1978-01-20 Europ Propulsion Empennage pour projectile
SE432670B (sv) * 1979-09-27 1984-04-09 Kurt Andersson Sett att stabilisera en artilleriprojektil och i slutfasen korrigera dess bana och artilleriprojektil for genomforande av settet
JPS63111400U (ja) * 1987-01-14 1988-07-18
JPS6467600A (en) * 1987-09-09 1989-03-14 Mitsubishi Electric Corp Guided missile
JP2524831Y2 (ja) * 1991-01-09 1997-02-05 三菱重工業株式会社 翼ロック・展開装置
JPH04324099A (ja) * 1991-04-25 1992-11-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 飛昇体翼の拘束装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09159398A (ja) 1997-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6672220B2 (en) Apparatus and method for dispersing munitions from a projectile
US6446906B1 (en) Fin and cover release system
US4175720A (en) Retainer/release mechanism for use on fin stabilized gun fired projectiles
WO2003033988A1 (en) Precision guided extended range artillery projectile tactical base
US8387507B2 (en) Weapon interceptor projectile with deployable frame and net
EP2427721B1 (en) Low cost deployment system and method for airborne object
PT87131B (pt) Espoleta para sub-municao carregada numa ogiva de combate
US7559505B2 (en) Apparatus and method for restraining and deploying an airfoil
JPH10122800A (ja) 目標に衝突させる侵徹発射体
WO2009051866A1 (en) Techniques for controlling access through a slot on a projectile
JP3781311B2 (ja) 飛翔体の翼装置
GB2337804A (en) Artillery projectiles
US20030024427A1 (en) Safety system for a projectile fuse
US20040159227A1 (en) Apparatus and method for restraining and releasing a control surface
US5253587A (en) Separation and aerodynamic braking device for the propulsion stage of a missile
US4632010A (en) AIRBOC chaff deployment system
US5046424A (en) Fuze for a bomblet projectile
US6481355B2 (en) Bomblet fuze with self-destruct mechanism
US3877379A (en) Multipurpose percussion fuse
US4393780A (en) Omni directional fuze
CA2326432C (en) Safety system for a projectile fuse
EP0363079B1 (en) Projectile for smooth bore weapon
US10422612B2 (en) Projectile, and warhead assembly and deployment system therfor
JPH0711356Y2 (ja) 訓練弾
GB2365952A (en) Drag brake for a munition

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140317

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term