JP3779942B2 - メータ装置 - Google Patents

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  • Instrument Panels (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等に搭載されるメータ装置に関し、特に、赤色系で光輝する指針を有するメータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両等に搭載されるこの種のメータ装置は、文字、数字、目盛り等の表示意匠が形成された文字板、この文字板上を回動する所定色のホットスタンプ層が形成された指針、及びこれら文字板及び指針に光を供給する専用光源を有している。特に、視認性や意匠的な観点等により、白色光源及び赤色系のホットスタンプ層が用いられることが多い。ところが、このようなメータ装置においては、指針が不鮮明な赤色で光輝しているように視認されがちになるという問題があった。この問題を以下に図面を用いて説明する。
【0003】
図5はこの種のメータ装置の一例を示す要部断面図であり、図6はこの種のメータ装置に多用される白色光源の分光強度特性を示すグラフである。なお、図5に示すメータ装置は、車載されたコンビネーションメータ中のタコメータ部に用いられているものとする。
【0004】
図5の要部断面図に示すように、所定の表示意匠が形成された文字板1の前面側には回動する指針2が取り付けられ、文字板1の背面側にはメータケース4に支持された導光板3が取り付けられている。導光板3の下方には、回路基板5に搭載されて、複数の光源6が配設されている。また、指針2の指針軸孔12には、回路基板5に固定されたムーブメント7の回転軸71が挿通されている。
【0005】
文字板1上のエンジン回転数を示す所定の表示意匠は、指針2の先端部により指示される。この指針軸27の外径よりも、やや大きな円形状の指針軸孔12が、文字板1の略中央部に形成されている。指針2は、導光性を有する細長い透過性の樹脂で形成されている。指針2は、その基端部近傍に接着された指針軸27を中心にして、文字板1の前面を回動するように配置されている。この指針2の下面には、赤色系のホットスタンプ層23が形成されている。また、この下面の基端部は、光源6からの光を受ける平面状の受光部21が形成されている。
【0006】
一方、指針2の上面24の基端部は、下方から進行してくる光を、指針2の先端部方向に反射させるための反射面22が形成されている。また、指針軸27の基端部の上面側には黒色の指針キャップ26が被せられている。更に、指針2と指針キャップ26との間にはバランサ25が挟持されている。導光板3は、文字板1を背面側から照明するために光源6からの光を導光する。また、この導光板3には、光源6からの光を指針2の受光部21に供給するための出光部31も形成されている。
【0007】
メータケース4は、本メータ装置の外形を構成すると共に、文字板1、導光板3、回路基板5等をメータ内の所定位置に固定、収容する。また、回路基板5は、光源6やムーブメント7等の電子部品を搭載する。光源6は、文字板1の背面側において回路基板5上に複数個、配設されている。この光源6としては、LED(Light Emitting Diode)が利用される。このLEDは、青色の発光をベースとして、その一部を蛍光材にて黄色に変換して、青色と黄色の合成にて白色発光させるものであり、その分光強度特性は図6に示す通りである。ムーブメント7は回路基板5に固定されて指針2を回動させ、その回転軸71は指針軸27に挿着されている。なお、ここでは図示しないが、このメータ装置の前方(図中、上方)を覆うように、暗色系半透過性の表ガラスが取り付けられている。また、ここでは本発明の要旨を理解するのに必要でない他の回路類、及びリング部材や見返し板等の構造は省略している。
【0008】
このような構成のメータ装置において、所定の点灯信号によって複数の光源6が点灯すると、各光源6からの光は、導光板3に入光した後、導光板3内を図中、左右方向に進行して文字板1を背面側から照明する。これと共に導光板3に入った光は、出光部31から出て指針2の受光部21にて受光されて指針2内に導かれる。そして、図中、L3で示すように、赤色系のホットスタンプ層23で反射されつつ指針2内を進行する。この結果、指針2は赤色に光輝しているように視認されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、各光源6からの光は、図6で示すように、赤色系の波長より黄色系の波長の割合が多いことが知られている。赤色系のホットスタンプ層23は、少なからず、黄色の波長域も反射するので、指針2は目的とするホットスタンプ層23の赤色より、やや黄色がかってぼやけた感じの赤色で光輝しているように視認される。また、指針2の上面24は、指針2をより均一に光輝させるために、絞り加工等によりややその表面を荒らすように加工されている場合がある。この場合には、光源6からの白色光が、赤色系のホットスタンプ層23に到達する前に上面24で拡散してしまい、指針2が白っぽく光輝しているように視認されることになる。すなわち、従来のメータ装置では、指針2が目的とするホットスタンプ層23の赤色系とは異なった不鮮明な赤色で光輝しているように視認されることになり、視認性や質感等において好ましくなかった。
【0010】
よって本発明は、上述した現状に鑑み、大幅な変更を加えることなく、確実に視認性を向上させると共に高級感が増長されたメータ装置を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載のメータ装置は、所定の表示意匠が形成された文字板1と、導光性を有し指針軸部27を中心にして前記文字板1の前面側を回動する、赤色系の帯状のホットスタンプ層23が形成された指針2と、少なくとも前記指針2にて受光される、青色及び黄色の合成による白色光を発する光源6と、を有するメータ装置において、前記文字板1には、前記光源6と前記指針2の受光部21との間に位置し、前記光源6からの光を透過させて前記受光部21に供給する、赤色系の透過層13が形成されている、ことを特徴とする。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、光源6からの白色光は、文字板1に形成された赤色系の透過層13を透過して指針2内に導かれる。この透過層13を透過する際、赤色系以外の光はより吸収されて指針2内に導かれる。すなわち、指針2内に導かれる光は、赤色系の波長の割合が相対的に多くなっている。このような光が、赤色系のホットスタンプ層23で反射されつつ指針2内を進行する。したがって、指針2は、鮮やかな赤色で光輝しているように視認されることになる。
【0013】
また、上記課題を解決するためになされた請求項1記載のメータ装置は、前記透過層13はピンク色であり、前記ホットスタンプ層23は蛍光色である、ことを特徴とする。
【0014】
請求項1記載の発明によれば、透過層13はピンク色であるので、指針2内には、赤色系に加えて青色系の光も多く導かれるようになる。図3(B)に示すように、青色系の光は蛍光色により励起されて赤色系に変化する性質があるので、指針2内に導かれた青色系の光は蛍光色のホットスタンプ層23にて、赤色系に変化して元来の赤色系に付加される。したがって、赤色系の発光強度がより増長されて、指針2は、より鮮やかな赤色で光輝しているように視認されることになる。
【0015】
上記課題を解決するためになされた請求項2記載のメータ装置は、請求項1記載のメータ装置において、前記指針2の上面24は絞り加工されており、前記ホットスタンプ層23はこの指針2の下面に形成されている、ことを特徴とする。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、指針2の上面24は絞り加工されているので、指針2がより均一に光輝しているように視認される。一方、上記赤色系の透過層13により、絞り加工された上面24で反射される光も赤色系になるため、従来のように、絞り加工面での白色光の拡散が防止される。したがって、指針2は、鮮やかな赤色で均一に光輝しているように視認されることになる。
【0017】
上記課題を解決するためになされた請求項3記載のメータ装置は、請求項1記載のメータ装置において、前記透過層13は蛍光色である、ことを特徴とする。
【0018】
請求項3記載の発明によれば、透過層13は赤色系の蛍光色であるので、光源6からの白色光は、ここを透過する際、黄色系の光が吸収される一方で、青色系の光は励起されて赤色系に変化して指針2内に導かれる。すなわち、元来の赤色系に、青色系から変化した赤色系が付加された上に、黄色系が吸収された光が、指針2内に導かれることになる。この結果、より強い赤色系の光が、赤色系のホットスタンプ層23で反射されつつ指針2内を進行する。したがって、指針2は、より鮮やかな赤色で光輝しているように視認されることになる。
【0019】
上記課題を解決するためになされた請求項4記載のメータ装置は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のメータ装置において、前記透過層13は前記文字板1に形成された指針軸孔12に沿って形成されている、ことを特徴とする。
【0020】
請求項4記載の発明によれば、透過層13は文字板1に形成された指針軸孔12に沿って形成されているので、指針軸孔12からの白色系の漏光を減少させることができる。
【0021】
上記課題を解決するためになされた請求項5記載のメータ装置は、請求項4記載のメータ装置において、前記透過層13と略同等の平面形状の出光部31が形成され、前記光源6からの光を導光して前記出光部31から出光させる、前記文字板1の背面に取付られた導光板3、を更に有することを特徴とする。
【0022】
請求項5記載の発明によれば、文字板1の背面には、透過層13と略同等の平面形状の出光部31を有する導光板3が取付られているので、より効率的に光源6からの光が指針2に導かれる。この導光板3により、光源6からの光は文字板1にも導かれるので、メータ装置内の光源数を削減しつつも、指針2を鮮やかな赤色で光輝させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明のメータ装置の一実施形態を示す要部断面図であり、図2は図1の文字板の正面図である。なお、本実施形態では、車載されたコンビネーションメータ中のタコメータ部を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。コンビネーションメータは、燃料計部、タコメータ部、ウォーニング表示部、方向指示部、スピードメータ部、オドメータ部、及び水温計部等が一体化されて構成される。
【0024】
図1の要部断面図に示すように、所定の表示意匠が形成された文字板1の前面側には指針2が取り付けられ、文字板1の背面側には樹脂製のメータケース4に支持された導光板3が取り付けられている。導光板3の下方には、回路基板5に搭載されて、複数の光源6が配設されている。また、指針2の指針軸孔12には、回路基板5に固定されたムーブメント7の回転軸71が挿通されている。
【0025】
上記文字板1は、例えば、ポリカーボネイトシートからなる透明生地の薄いシート板であり、図2の正面図に示すように、エンジン回転数等を示す数字「0」、「1」、「2」、…、目盛り、キャラクタ「×1000rpm」等の表示意匠11、14、15が形成されている。これら表示意匠11、14、15は、上記数字やキャラクタ等を中抜きにして、文字板1に、例えば、黒系統色のインクを塗布することによって形成される。上記目盛りや、エンジン回転数を示す数字「0」、「1」、「2」、…、は、この文字板1上を指針軸27を中心として回動する指針2の先端部により指示される。この指針軸27の外径よりも、やや大きな円形状の指針軸孔12が、文字板1の略中央部に形成されている。
【0026】
また、図1及び図2に示すように、指針軸孔12に沿って、所定幅のリング状の透過層13が形成されている。この透過層13は、例えば、透過性のある赤色系に印刷が施されて形成されている。この透過層13は、指針2の受光部21と光源6との間に位置するように形成され、光源6からの光を透過させて指針2の受光部21に供給する。この透過層13は文字板1に形成された指針軸孔12に沿って形成されているので、指針軸孔12からの白色系の漏光を減少させる効果もある。この透過層13の色調のバリエーションについては、後で再度説明する。なお、図2においては、透過層13はリング状に形成しているが、これは必ずしも、リング状である必要はなく、少なくとも、受光部21の回動範囲に対応する形状であればよい。但し、リング状に形成すると印刷等が容易になる。
【0027】
上記指針2は、導光性を有する細長い先細り形状の透過性の樹脂で形成されている。図1に示すように、指針2は、その基端部近傍に接着された指針軸27を中心にして、文字板1の前面を回動するように配置されている。この指針2の下面には、例えば、赤色系のホットスタンプ層23が帯状に形成されている。このホットスタンプ層23の色調のバリエーションについては、上記透過層13と共に、後で再度説明する。また、この下面の基端部は、光源6からの光を受ける平面状の受光部21が形成されている。
【0028】
一方、指針2の上面24は、指針2をより均一に光輝させるため絞り加工等によりややその表面を荒らすように加工されている。また、この上面24の基端部は、下方から進行してくる光を、指針2の先端部方向に反射させるための反射面22が形成されている。また、指針軸27の基端部の上面側には黒色の指針キャップ26が被せられている。更に、指針2と指針キャップ26との間には指針2の回動を安定させるためのバランサ25が挟持されている。
【0029】
上記導光板3は導光性のある透明樹脂製であり、文字板1を背面側から照明すべく、光源6からの光を導光する。また、この導光板3には、図1に示すように、光源6からの光を指針2の受光部21に効率的に供給するため、上記透過層13と略同等の平面形状の出光部31が形成されている。
【0030】
上記メータケース4は、本メータ装置の外形を構成すると共に、文字板1、導光板3、回路基板5等をメータ内の所定位置に固定、収容する。また、回路基板5は、光源6やムーブメント7等の電子部品を搭載する。
【0031】
上記光源6は、文字板1の背面から所定距離だけ離間するように、回路基板5上に複数個、配設されている。特に、各光源6は導光板3の下向きにやや突出した入光部に対向するように配設されている。この光源6としては、青色の発光をベースとして、その一部を蛍光材にて黄色に変換して、青色と黄色の合成にて白色発光させるLEDが用いられる(その出力特性は図6参照)。各光源6からの光は上方に向かい、導光板3に入光した後導光板3内を進行して文字板1を背面側から照明すると共に、出光部31から出て透過層13を介して指針2の受光部21に供給される。この作用効果については後述する。
【0032】
上記ムーブメント7は、回路基板5に固定されて指針2を回動させる。このムーブメント7の回転軸71は、上記指針軸27に挿着されている。また、ムーブメント7は、ここでは図示しないエンジン回転数センサによって検出されたエンジン回転数に基づき指針2を所定角度だけ回動させて、文字板1に形成された上記表示意匠11、14、すなわち、エンジン回転数を示す数字や目盛りを指示させる。
【0033】
なお、ここでは図示しないが、このメータ装置の前方(図中、上方)を覆うように、暗色系半透過性の表ガラスが取り付けられている。この表ガラスは、光輝する文字板1上の表示意匠や光輝する指針2の視認性を向上させるのに役立つ。また、消灯時にはブラックフェイス化されて高品位感を与える。なお、ここでは本発明の要旨を理解するのに必要でない他の回路類、及びリング部材や見返し板等は省略している。
【0034】
このような構成のメータ装置の作用、効果を、図1〜図3及び図6を用いて説明する。図1、図2及び図6は上記の通りであり、図3(A)は図1の文字板の赤色透過層を透過後の分光強度特性を示すグラフであり、図3(B)は白色光中の青色成分が励起されて赤色成分の強度が増長される状態を示すグラフである。
【0035】
所定の点灯信号によって複数の光源6が点灯すると、図6で示すような分光強度特性を有する各光源6からの光は、導光板3に入光した後、導光板3内を図中、左右方向に進行して文字板1を背面側から照明する。これと共に導光板3に入った光は、出光部31から出て赤色系の透過層13を透過し、指針2の受光部21にて受光されて指針2内に導かれる。図6で示すような分光強度特性を有する各光源6からの光は、この赤色系の透過層13を透過する際、図3で示すように、赤色系以外の光はより吸収され、赤色成分Rのみが透過する。すなわち、指針2内に導かれる光は、赤色系の波長の割合が相対的に多くなっている。このような光が、図中、L1で示すように、赤色系のホットスタンプ層23で反射されつつ指針2内を進行する。この結果、指針2は、鮮やかな赤色で光輝しているように視認されることになる。なお、上記導光板3により、光源6からの光は文字板1にも導かれるので、メータ装置内の光源数を削減しつつも、指針2を鮮やかな赤色で光輝させることができる。
【0036】
また、指針2の上面24は絞り加工されているので、この上面24に入射した光は、やや拡散されて反射される。この際、上記赤色系の透過層13により、絞り加工された上面24で反射される光も赤色系になるため、従来のように、絞り加工面での白色光の拡散が防止される。したがって、指針2が、鮮やかな赤色で均一に光輝しているように視認されることになる。
【0037】
なお、上記透過層13をピンク色にし、ホットスタンプ層23を赤色系の蛍光色にすることができる(請求項1に相当)。すなわち、透過層13をピンク色にすることにより、指針2内には、図3(B)に示すように、赤色成分Rに加えて青色成分Bの光も多く導かれるようになる。すなわち、青色系の光は蛍光色により励起されて赤色系に変化する性質があるので、指針2内に導かれた青色系の光は蛍光色のホットスタンプ層23にて、赤色系に変化して元来の赤色系に付加されて指針2内を進行する。この結果、図中、SRで示すように、赤色系の発光強度がより増長されて、指針2は、より鮮やかな赤色で光輝しているように視認されることになる。
【0038】
また、他の実施形態として、上記透過層13を赤色系の蛍光色にしてもよい(請求項3に相当)。すなわち、透過層13を赤色系の蛍光色にすることにより、光源6からの白色光は、ここを透過する際、黄色系の光が吸収される一方で、図3(B)に示すように、青色系の光が励起されて赤色系に変化して指針2内に導かれる。すなわち、元来の赤色系に、青色系から変化した赤色系が付加された上に、黄色系が吸収された光が、指針2内に導かれることになる。この結果、より強い赤色系の光が、赤色系のホットスタンプ層23で反射されつつ指針2内を進行する。この結果、指針2は、更に鮮やかな赤色で光輝しているように視認されることになる。
【0039】
なお、光源からの光は、上記実施形態のように、導光板を経由することなく、直接的に文字板の赤色系の透過層を介して指針内部に導くようにしてもよい。図4は、光源からの光を直接的に透過層を介して指針内部に導くようにしたメータ装置を示す要部断面図である。図中、文字板1は図2で示したものと同等のものが使用可能である。但し、ここでは、ケース4′内の回路基板5′上に配設された複数の光源6′(上記光源6と同等の強度特性を有する)からの光は、直接的に赤色系の透過層13に入射してこれを透過し、指針2の受光部21にて受光されて指針2内に導かれる。そして、図中、L2で示すように、赤色系のホットスタンプ層23で反射されつつ指針2内を進行する。この作用、効果は、図1の実施形態と同様である。なお、ここでも、透過層13及びホットスタンプ層23をそれぞれ、ピンク色及び赤色系の蛍光色にしてもよいし、透過層13を赤色系の蛍光色にしてもよい。これにより、上記実施形態と同等の効果が得られる。
【0040】
このように、本実施形態によれば、大幅な変更を加えることなく、確実に視認性を向上させると共に高級感が増長されたメータ装置を提供することができる。
【0041】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものでなく、構成の要旨に付随する各種の設計変更が可能である。例えば、本メータ装置はタコメータ部以外にも適用可能であることはいうまでもない。また、文字板や透過層の形状も実施形態に示した円形やリング形状以外に設計変更可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、光源6からの白色光は、文字板1に形成された赤色系の透過層13を透過して指針2内に導かれる。この透過層13を透過する際、赤色系以外の光はより吸収されて指針2内に導かれる。すなわち、指針2内に導かれる光は、赤色系の波長の割合が相対的に多くなっている。このような光が、赤色系のホットスタンプ層23で反射されつつ指針2内を進行する。したがって、指針2は、鮮やかな赤色で光輝しているように視認されることになる。この結果、視認性が向上すると共に高級感が増長される。
【0043】
また、請求項1記載の発明によれば、透過層13はピンク色であるので、指針2内には、赤色系に加えて青色系の光も多く導かれるようになる。図3(B)に示すように、青色系の光は蛍光色により励起されて赤色系に変化する性質があるので、指針2内に導かれた青色系の光は蛍光色のホットスタンプ層23にて、赤色系に変化して元来の赤色系に付加される。したがって、赤色系の発光強度がより増長されて、指針2は、より鮮やかな赤色で光輝しているように視認されることになる。この結果、より視認性が向上すると共に高級感が増長される。
【0044】
請求項2記載の発明によれば、指針2の上面24は絞り加工されているので、指針2がより均一に光輝しているように視認される。一方、上記赤色系の透過層13により、絞り加工された上面24で反射される光も赤色系になるため、従来のように、絞り加工面での白色光の拡散が防止される。したがって、指針2は、鮮やかな赤色で均一に光輝しているように視認されることになる。この結果、より視認性が向上すると共に高級感が増長される。
【0045】
請求項3記載の発明によれば、透過層13は赤色系の蛍光色であるので、光源6からの白色光は、ここを透過する際、黄色系の光が吸収される一方で、青色系の光は励起されて赤色系に変化して指針2内に導かれる。すなわち、元来の赤色系に、青色系から変化した赤色系が付加された上に、黄色系が吸収された光が、指針2内に導かれることになる。この結果、より強い赤色系の光が、赤色系のホットスタンプ層23で反射されつつ指針2内を進行する。したがって、指針2は、より鮮やかな赤色で光輝しているように視認されることになる。この結果、より視認性が向上すると共に高級感が増長される。
【0046】
請求項4記載の発明によれば、透過層13は文字板1に形成された指針軸孔12に沿って形成されているので、指針軸孔12からの白色系の漏光を減少させることができる。この結果、更に視認性が向上すると共に高級感が増長される。
【0047】
請求項5記載の発明によれば、文字板1の背面には、透過層13と略同等の平面形状の出光部31を有する導光板3が取付られているので、より効率的に光源6からの光が指針2に導かれる。この導光板3により、光源6からの光は文字板1にも導かれるので、メータ装置内の光源数を削減しつつも、指針2を鮮やかな赤色で光輝させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメータ装置の一実施形態を示す要部断面図である。
【図2】図1の文字板の正面図である。
【図3】図3(A)は図1の文字板の赤色透過層を透過後の分光強度特性を示すグラフであり、図3(B)は白色光中の青色成分が励起されて赤色成分の強度が増長される状態を示すグラフである。
【図4】光源からの光を直接的に透過層を介して指針内部に導くようにしたメータ装置を示す要部断面図である。
【図5】この種のメータ装置の一例を示す要部断面図である。
【図6】この種のメータ装置に多用される白色光源の分光強度特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 文字板
2 指針
3 導光板
6 光源
7 ムーブメント
13 透過層
21 受光部
23 ホットスタンプ層
31 出光部

Claims (5)

  1. 所定の表示意匠が形成された文字板と、
    導光性を有し指針軸部を中心にして前記文字板の前面側を回動する、赤色系の帯状のホットスタンプ層が形成された指針と、
    少なくとも前記指針にて受光される、青色及び黄色の合成による白色光を発する光源と、を有するメータ装置において、
    前記文字板には、前記光源と前記指針の受光部との間に位置し、前記光源からの光を透過させて前記受光部に供給する、赤色系の透過層が形成されており、
    前記透過層はピンク色であり、
    前記ホットスタンプ層は蛍光色である、
    ことを特徴とするメータ装置。
  2. 請求項1記載のメータ装置において、
    前記指針の上面は絞り加工されており、前記ホットスタンプ層はこの指針の下面に形成されている、
    ことを特徴とするメータ装置。
  3. 請求項1記載のメータ装置において、
    前記透過層は蛍光色である、
    ことを特徴とするメータ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のメータ装置において、
    前記透過層は前記文字板に形成された指針軸孔に沿って形成されている、
    ことを特徴とするメータ装置。
  5. 請求項4記載のメータ装置において、
    前記透過層と略同等の平面形状の出光部が形成され、前記光源からの光を導光して前記出光部から出光させる、前記文字板の背面に取付られた導光板を更に有する、
    ことを特徴とするメータ装置。
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